JPH06153523A - Pwm信号生成方法 - Google Patents

Pwm信号生成方法

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JPH06153523A
JPH06153523A JP4315915A JP31591592A JPH06153523A JP H06153523 A JPH06153523 A JP H06153523A JP 4315915 A JP4315915 A JP 4315915A JP 31591592 A JP31591592 A JP 31591592A JP H06153523 A JPH06153523 A JP H06153523A
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JP
Japan
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phase
switching
carrier
pwm
pwm signal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4315915A
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English (en)
Inventor
Nobuo Itoigawa
信夫 糸魚川
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インバータのスイッチング損失や出力電流波
形の歪を低減する。 【構成】 2種類の零電圧ベクトルを含む瞬時空間電圧
ベクトルを用いて電圧形PWMインバータにより任意の
出力電圧を得るためのPWM信号生成方法に関する。1
キャリア周期内に1種類の零電圧ベクトルのみを選択し
てそのキャリア周期内では特定の1相(例えばu相)の
みスイッチングを行わないようなPWM信号を複数キャ
リア周期分、連続させて特定相非スイッチング期間Aを
構成する。その後、別の1相(例えばw相)のみスイッ
チングを行わないようなPWM信号を複数キャリア周期
分、連続させて別の特定相非スイッチング期間Bを構成
する。これらの特定相非スイッチング期間を交互に繰り
返してPWM信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧形PWM(パルス
幅変調)インバータのスイッチング素子を駆動するため
のPWM信号生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3はこの種のインバータの主回路構成
図であり、図においてEは直流電源、INVはインバー
タ、Tr1〜Tr6はスイッチング素子としてのトランジ
スタ、D1〜D6は還流ダイオード、IMは三相誘導電動
機等の負荷である。このインバータINVにより、例え
ば周知のV/f(電圧/周波数)一定制御を行う場合、
出力電圧の周波数設定値に基づいてインバータINVの
出力電圧指令値が生成され、この指令値にかかる信号波
形とキャリア波形との比較によりPWM信号が生成され
る。このPWM信号に従ってトランジスタTr1〜Tr6
を駆動することにより、インバータINVの出力電圧が
出力電圧指令値に一致するような制御が行われる。
【0003】ここで、PWMインバータの出力電圧の制
御方式として、瞬時空間電圧ベクトルを用いたものが知
られている。すなわち、インバータINVが出力し得る
電圧は、各相上下アームのトランジスタTr1〜Tr6
スイッチングパターンが8通り(23)あることから、
これを電圧ベクトルによって表すと図4の様にπ/3
〔rad〕ずつ異なる電圧ベクトルV1〜V6及び零電圧
ベクトルV0,V7となる。なお、各電圧ベクトルに付さ
れた(100),(110),……等は、u,v,w各
相のトランジスタTr1〜Tr6のスイッチングパターン
(Su Sv Sw)であり、各々“1”は上アームのト
ランジスタがオン、“0”は下アームのトランジスタが
オンであることを示す。
【0004】従って、任意の電圧ベクトルEを出力する
場合には、前記8種類の電圧ベクトルのうち隣合うベク
トル(例えば電圧ベクトルEが図4の位置にあるとする
と、これに隣合う電圧ベクトルV3,V4)と零電圧ベク
トルV0,V7とを一定期間内で時分割して選択すること
により、所望の大きさ及び位相を有する等価的な電圧ベ
クトルEを得ている。そして、これらの電圧ベクトルV
3,V4,V0,V7に応じたスイッチングパターンに従っ
てPWM信号を生成し、インバータINVを制御してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のP
WMインバータでは、低騒音化するためにPWM制御の
スイッチング周波数を高くする(すなわちキャリア周波
数を高くする)ことが従来から行われている。図5、図
6はこのスイッチング周波数の高周波数化を説明するた
めのもので、図5は低周波数時、図6は高周波数時を示
している。なお、これらの図においては信号(正弦
波)波形、はキャリア(三角波)波形である。
【0006】しかるに、上記方法によると、スイッチン
グ周波数が大きくなることにより、スイッチング損失が
増大するという問題がある。また、騒音対策としてはイ
ンバータの出力側に交流リアクトルを接続することも考
えられるが、装置全体の大形化、コスト増を招く。
【0007】一方、キャリア周波数の増加に伴うスイッ
チング損失を少なくするために、電気角で60°または
120°の区間、上アームのトランジスタをオン、下ア
ームのトランジスタをオフ状態(つまり、スイッチング
パターンを“1”)で固定し、または、上アームのトラ
ンジスタをオフ、下アームのトランジスタをオン状態
(同じく“0”)で固定する方法(いわゆる2アーム変
調)も知られている。図7、図8は、この2アーム変調
によるインバータの出力電圧波形を示すもので、図7は
60°の区間にわたりスイッチングパターンを“1”ま
たは“0”で固定した場合のu相出力電圧波形、図8は
120°の区間にわたりスイッチングパターンを“1”
または“0”で固定した場合のu相出力電圧波形であ
る。
【0008】この方法によると、スイッチング回数が減
る分スイッチング損失は少なくなるが、デッドタイムの
影響を受ける相と受けない相とが長期間にわたって固定
的に発生するため、図7、図8から明らかなごとく電圧
波形が非正弦波となって電流波形が大きく歪んでしまう
という問題がある。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、スイッチング損
失の減少を図り、しかも電流波形の歪を少なくすること
ができるPWM信号生成方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、2種類の零電圧ベクトルを含む瞬時空間
電圧ベクトルを用いて電圧形PWMインバータにより任
意の出力電圧を得るためのPWM信号生成方法におい
て、1キャリア周期内に1種類の零電圧ベクトルのみを
選択してそのキャリア周期内では特定の1相のみスイッ
チングを行わないようなPWM信号を複数キャリア周期
分、連続させて特定相非スイッチング期間を構成し、そ
の後、前記特定の1相とは別の1相のみスイッチングを
行わないようなPWM信号を複数キャリア周期分、連続
させて別の特定相非スイッチング期間を構成し、これら
の特定相非スイッチング期間を交互に繰り返してPWM
信号を生成するものである。
【0011】
【作用】本発明では、特定相がスイッチングされない複
数キャリア周期からなる特定相非スイッチング期間が交
互に繰り返されるため、キャリア周波数が高い場合にも
スイッチング回数が従来よりも少ない。また、従来の2
アーム変調とは異なり、特定相非スイッチング期間ごと
にスイッチングされない相が異なるため、デッドタイム
の影響を受ける相と受けない相とが長期にわたり固定さ
れることがない。
【0012】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明による各相上アームのスイッチング
素子に対するPWM信号を従来技術と比較して示した図
であり、(a),(b)は本発明の実施例によるもの、
(c)は従来技術によるものである。すなわち本実施例
では、特定の1相について、1キャリア周期にわたって
スイッチングを行わないように電圧ベクトルを選択す
る。そのためには、特定相の上アームのスイッチング素
子を1キャリア周期にわたってオフまたはオン(下アー
ムのスイッチング素子についてはオンまたはオフ)状態
に維持すればよい。
【0013】ここで、図1(a)はu相上アームについ
て1キャリア周期にわたりオフとし、図1(b)はw相
上アームについて1キャリア周期にわたりオンとした場
合であり、特定の1相(u相またはw相)について見れ
ば何れも1キャリア周期にわたってスイッチングを行っ
ていない。なお、図1(a),(b),(c)におけるt
0は零電圧ベクトルV0またはV7の期間を示す。
【0014】つまり、図1(c)に示す従来技術では、
1キャリア周期の間に2種類の零電圧ベクトルV0,V7
が選択されるので、u,v,w相のうちスイッチングさ
れない相は存在しない。しかるに、本発明では図1
(a),(b)のようなPWM信号とするので、1キャ
リア周期について見れば、各々1種類の零電圧ベクトル
しか選択しないことになる。
【0015】更に、本発明においては、仮りに図1
(a)のような1キャリア周期分のPWM信号とした場
合には、これを予め設定した複数周期分(例えば4周期
分)連続して繰返す。そして、その後、先にスイッチン
グを行わなかった相(u相)とは別の1相が1キャリア
周期にわたってスイッチングを行わないようなパターン
(例えば図1(b))のPWM信号を同様に複数周期
分、連続して繰り返す。図2はこのようにして生成され
たPWM信号を従来技術との比較において示しており、
本実施例では図1(a)のPWM信号を4キャリア周期
分連続させて図2の特定相非スイッチング期間Aを構成
し、その後、図1(b)のPWM信号を同じく4キャリ
ア周期分連続させて別の特定相非スイッチング期間Bを
構成する。そして、以後はこれらの特定相非スイッチン
グ期間を繰り返すことにより一連のPWM信号が生成さ
れる。
【0016】なお、キャリア周波数fcを15〔kH
z〕とすると、図2の実施例における各相等価スイッチ
ング周波数fc′は、 fc′=15×(240°/360°)+15×(12
0°/360°)×(1/4) =11.25〔kHz〕 となる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、特定相が
スイッチングされない複数キャリア周期からなる特定相
非スイッチング期間が交互に繰り返されるため、キャリ
ア周波数が高い場合にもスイッチング回数が従来よりも
少なくなり、スイッチング損失を低減することができ
る。また、従来の2アーム変調とは異なり、特定相非ス
イッチング期間ごとにスイッチングされない相が異なる
ため、デッドタイムの影響を受ける相と受けない相とが
長期にわたって固定されるような不都合がなく、これに
起因する電流波形の歪を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による1キャリア周期分のP
WM信号を従来技術と比較して示した図である。
【図2】本発明の一実施例によるPWM信号を従来技術
と比較して示した図である。
【図3】電圧形PWMインバータの主回路構成図であ
る。
【図4】瞬時空間電圧ベクトルの説明図である。
【図5】スイッチング周波数の高周波数化を説明するた
めの波形図である。
【図6】スイッチング周波数の高周波数化を説明するた
めの波形図である。
【図7】2アーム変調によるインバータのu相出力電圧
波形図である。
【図8】2アーム変調によるインバータのu相出力電圧
波形図である。
【符号の説明】
A,B 特定相非スイッチング期間 E 直流電源 INV インバータ Tr1〜Tr6 トランジスタ D1〜D6 還流ダイオード IM 負荷

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2種類の零電圧ベクトルを含む瞬時空間
    電圧ベクトルを用いて電圧形PWMインバータにより任
    意の出力電圧を得るためのPWM信号生成方法におい
    て、 1キャリア周期内に1種類の零電圧ベクトルのみを選択
    してそのキャリア周期内では特定の1相のみスイッチン
    グを行わないようなPWM信号を複数キャリア周期分、
    連続させて特定相非スイッチング期間を構成し、その
    後、前記特定の1相とは別の1相のみスイッチングを行
    わないようなPWM信号を複数キャリア周期分、連続さ
    せて別の特定相非スイッチング期間を構成し、これらの
    特定相非スイッチング期間を交互に繰り返してPWM信
    号を生成することを特徴とするPWM信号生成方法。
JP4315915A 1992-10-30 1992-10-30 Pwm信号生成方法 Withdrawn JPH06153523A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0898546A (ja) * 1994-09-27 1996-04-12 Toshiba Corp インバータ装置
EP0959553A2 (en) * 1998-05-19 1999-11-24 Texas Instruments Incorporated Symmetric 4-space vector pulse width modulated waveform generation

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0898546A (ja) * 1994-09-27 1996-04-12 Toshiba Corp インバータ装置
EP0959553A2 (en) * 1998-05-19 1999-11-24 Texas Instruments Incorporated Symmetric 4-space vector pulse width modulated waveform generation
EP0959553A3 (en) * 1998-05-19 2003-07-09 Texas Instruments Incorporated Symmetric 4-space vector pulse width modulated waveform generation

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