JP2645176B2 - Pwm電力変換装置 - Google Patents
Pwm電力変換装置Info
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- JP2645176B2 JP2645176B2 JP2275984A JP27598490A JP2645176B2 JP 2645176 B2 JP2645176 B2 JP 2645176B2 JP 2275984 A JP2275984 A JP 2275984A JP 27598490 A JP27598490 A JP 27598490A JP 2645176 B2 JP2645176 B2 JP 2645176B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、PWM電力変換装置に関するもので、特に
電圧歪みの発生防止技術に関するものである。
電圧歪みの発生防止技術に関するものである。
第5図は例えば特開平1−274669号公報に示された従
来のPWM電力変換装置を示す図である。また、同図に示
す変調回路(5)の詳細を第6図に、第6図における各
部の信号波形図を第7図に示す。図において、(1)は
直流電源、(2a)〜(2f)は直流電源(1)に接続され
3相の各アームを構成するスイッチング素子、(3a)〜
(3f)は各スイッチング素子に逆並列接続されたダイオ
ード、(4)は誘導電導機などの負荷、(5)は変調回
路、(6)は搬送波(三角波)発生器、(7)は変調制
御信号発生器、(7a)〜(7f)はそれぞれ位相が互いに
120゜ずれた正弦波変調制御信号(交流電圧指令信
号)、(8)は比較器である。
来のPWM電力変換装置を示す図である。また、同図に示
す変調回路(5)の詳細を第6図に、第6図における各
部の信号波形図を第7図に示す。図において、(1)は
直流電源、(2a)〜(2f)は直流電源(1)に接続され
3相の各アームを構成するスイッチング素子、(3a)〜
(3f)は各スイッチング素子に逆並列接続されたダイオ
ード、(4)は誘導電導機などの負荷、(5)は変調回
路、(6)は搬送波(三角波)発生器、(7)は変調制
御信号発生器、(7a)〜(7f)はそれぞれ位相が互いに
120゜ずれた正弦波変調制御信号(交流電圧指令信
号)、(8)は比較器である。
上記構成においては、変調回路(5)で作成された変
調信号(5a)〜(5c)とそれらの各反転信号(5b)〜
(5f)とにより、各アームを構成するスイッチング素子
(3a)〜(3f)をオン、オフ制御して負荷(4)に供給
される負荷電圧(インバータ出力電圧)を制御する。
調信号(5a)〜(5c)とそれらの各反転信号(5b)〜
(5f)とにより、各アームを構成するスイッチング素子
(3a)〜(3f)をオン、オフ制御して負荷(4)に供給
される負荷電圧(インバータ出力電圧)を制御する。
また、搬送波(三角波)(6a)と各正弦波変調制御信
号(7a)〜(7c)と比較器(8)の出力(8a)〜(8c)
の波形は第7図に示す通りであり、ここで、正弦波変調
制御信号(7a)〜(7c)はサンプリングディジタル制御
演算を行うため、第8図に示された演算周期の階段波形
となる。
号(7a)〜(7c)と比較器(8)の出力(8a)〜(8c)
の波形は第7図に示す通りであり、ここで、正弦波変調
制御信号(7a)〜(7c)はサンプリングディジタル制御
演算を行うため、第8図に示された演算周期の階段波形
となる。
従来のPWM電力変換装置は以上のように構成されてお
り、誘導電導機などの負荷(4)の無騒音化を図るため
には、IGBTなどの高速スイッチング素子を用い、また、
スイッチング周波数を15〜20kHzに高周波化するのに当
然搬送波(三角波)(6a)の周波数を15〜20kHzに高周
波化し、さらに、サンプリングディジタル制御演算の演
算周期を同様に搬送波(6a)と周期まで高速化する必要
があった。ただ、これまではディジタル制御演算を行う
マイクロプロセッサの能力にも制限され、搬送波(三角
波)(6a)の周波数より低い周波数でしかディジタル制
御演算を行うことができないため、正弦波変調制御信号
(7a)〜(7c)は搬送波(三角波)(6a)の周期より低
い階段波形となり、PWM変換後、変調信号は低周波の電
圧歪みを含み完全無騒音化を図れないという問題点があ
った。
り、誘導電導機などの負荷(4)の無騒音化を図るため
には、IGBTなどの高速スイッチング素子を用い、また、
スイッチング周波数を15〜20kHzに高周波化するのに当
然搬送波(三角波)(6a)の周波数を15〜20kHzに高周
波化し、さらに、サンプリングディジタル制御演算の演
算周期を同様に搬送波(6a)と周期まで高速化する必要
があった。ただ、これまではディジタル制御演算を行う
マイクロプロセッサの能力にも制限され、搬送波(三角
波)(6a)の周波数より低い周波数でしかディジタル制
御演算を行うことができないため、正弦波変調制御信号
(7a)〜(7c)は搬送波(三角波)(6a)の周期より低
い階段波形となり、PWM変換後、変調信号は低周波の電
圧歪みを含み完全無騒音化を図れないという問題点があ
った。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、低周波の電圧歪みを低減する高周波PWM電
力変換装置を得ることを目的とする。
れたもので、低周波の電圧歪みを低減する高周波PWM電
力変換装置を得ることを目的とする。
この発明に係るPWM電力変換装置は、サンプリング制
御演算で出力される交流電圧指令の変調波信号と上記サ
ンプリング制御演算のサンプリング周波数より高い周波
数の搬送波信号とを比較して得られるパルス幅変調信号
により制御されるPWM電力変換装置において、上記交流
電圧指令信号の前回演算値と今回演算値の線形補間を行
いその値を変調波信号として補正する線形補間手段を備
えたものである。
御演算で出力される交流電圧指令の変調波信号と上記サ
ンプリング制御演算のサンプリング周波数より高い周波
数の搬送波信号とを比較して得られるパルス幅変調信号
により制御されるPWM電力変換装置において、上記交流
電圧指令信号の前回演算値と今回演算値の線形補間を行
いその値を変調波信号として補正する線形補間手段を備
えたものである。
この発明における線形補間手段は、サンプリング制御
演算の演算周期の階段波形を線形補間することにより、
サンプリング制御演算のサンプリング周波数に起因する
搬送波(三角波)の周波数より低い周波数の電圧歪みを
低減する。
演算の演算周期の階段波形を線形補間することにより、
サンプリング制御演算のサンプリング周波数に起因する
搬送波(三角波)の周波数より低い周波数の電圧歪みを
低減する。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
5図及び第6図と同一部分は同一番号を付して示す第1
図及び第2図において、新たな構成としての(10)はサ
ンプリング制御演算で出力される交流電圧指令信号の前
回演算値と今回演算値の線形補間を行う線形補間回路
で、サンプリング制御演算の演算周期の階段波形を線形
補間することにより、サンプリング制御演算のサンプリ
ング周波数に起因する搬送波(三角波)の周波数より低
い周波数の電圧歪みを低減するようになされている。
5図及び第6図と同一部分は同一番号を付して示す第1
図及び第2図において、新たな構成としての(10)はサ
ンプリング制御演算で出力される交流電圧指令信号の前
回演算値と今回演算値の線形補間を行う線形補間回路
で、サンプリング制御演算の演算周期の階段波形を線形
補間することにより、サンプリング制御演算のサンプリ
ング周波数に起因する搬送波(三角波)の周波数より低
い周波数の電圧歪みを低減するようになされている。
次に動作について上記線形補間回路(10)の動作フロ
ーチャートを示す第3図に従い説明する。まず、今回演
算の正弦波変調制御信号と前回演算の正弦波変調制御信
号の差分を算出する(S1)。次のステップS2で差分に対
し、搬送波(三角波)周波数とディジタル制御演算のサ
ンプリング周波数の比で除算する。次のステップS3では
今回演算の正弦波変調制御信号と前回演算の正弦波変調
制御信号の平均値から差分の1/2を減算し初期値を算出
する。以上より搬送波(三角波)周波数毎にその値を初
期値に加算し変調回路(5)の比較器(8)に出力する
(S4〜S6)。これにより正弦波変調制御信号(7a)と線
形補間回路の出力(10a)と搬送波(三角波)(6a)の
波形は例えば第4図に示すものとなる。
ーチャートを示す第3図に従い説明する。まず、今回演
算の正弦波変調制御信号と前回演算の正弦波変調制御信
号の差分を算出する(S1)。次のステップS2で差分に対
し、搬送波(三角波)周波数とディジタル制御演算のサ
ンプリング周波数の比で除算する。次のステップS3では
今回演算の正弦波変調制御信号と前回演算の正弦波変調
制御信号の平均値から差分の1/2を減算し初期値を算出
する。以上より搬送波(三角波)周波数毎にその値を初
期値に加算し変調回路(5)の比較器(8)に出力する
(S4〜S6)。これにより正弦波変調制御信号(7a)と線
形補間回路の出力(10a)と搬送波(三角波)(6a)の
波形は例えば第4図に示すものとなる。
なお、正弦波変調制御信号(7b),(7b)についても
同様であり、その後は従来例と同様な動作が実行され
る。
同様であり、その後は従来例と同様な動作が実行され
る。
従って、上記実施例によれば、サンプリング制御演算
の演算周期の階段波形を線形補間することにより、サン
プリング制御演算のサンプリング周波数に起因する搬送
波(三角波)の周波数より低い周波数の電圧歪みを低減
することができる。
の演算周期の階段波形を線形補間することにより、サン
プリング制御演算のサンプリング周波数に起因する搬送
波(三角波)の周波数より低い周波数の電圧歪みを低減
することができる。
以上のように、この発明によれば、線形補間手段は、
サンプリング制御演算で出力される交流電圧指令信号の
前回演算と今回演算値の線形補間を行い、その値を変調
波信号として別途入力されるサンプリング制御演算のサ
ンプリング周波数より高い周波数の搬送波信号とを比較
し、これにより得られるパルス幅変調信号を用いてPWM
制御するようにしたため、サンプリング制御演算のサン
プリング周波数に起因する搬送波(三角波)の周波数よ
り低い周波数の電圧歪みは低減され、誘導電導機などの
負荷が無騒音化され、騒音フィルタ等が不要になるとい
う効果がある。
サンプリング制御演算で出力される交流電圧指令信号の
前回演算と今回演算値の線形補間を行い、その値を変調
波信号として別途入力されるサンプリング制御演算のサ
ンプリング周波数より高い周波数の搬送波信号とを比較
し、これにより得られるパルス幅変調信号を用いてPWM
制御するようにしたため、サンプリング制御演算のサン
プリング周波数に起因する搬送波(三角波)の周波数よ
り低い周波数の電圧歪みは低減され、誘導電導機などの
負荷が無騒音化され、騒音フィルタ等が不要になるとい
う効果がある。
第1図と第2図はこの発明の一実施例を示すPWM電力変
換装置のブロック図、第3図はこの発明の一実施例の動
作を示すフローチャート、第4図は第2図における各部
の信号波形図、第5図と第6図は従来のPWM電力変換装
置と第5図における変調回路の詳細を示すブロック図、
第7図は第6図における各部の信号波形図、第8図は第
7図の信号波形の拡大図である。 (5):変調回路 (6):搬送波(三角波)発生器 (7):変調制御信号発生器 (8):比較器 (10):線形補間回路 尚、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
換装置のブロック図、第3図はこの発明の一実施例の動
作を示すフローチャート、第4図は第2図における各部
の信号波形図、第5図と第6図は従来のPWM電力変換装
置と第5図における変調回路の詳細を示すブロック図、
第7図は第6図における各部の信号波形図、第8図は第
7図の信号波形の拡大図である。 (5):変調回路 (6):搬送波(三角波)発生器 (7):変調制御信号発生器 (8):比較器 (10):線形補間回路 尚、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】サンプリング制御演算で出力される交流電
圧指令の変調波信号と上記サンプリング制御演算のサン
プリング周波数より高い周波数の搬送波信号とを比較し
て得られるパルス幅変調信号により制御されるPWM電力
変換装置において、上記交流電圧指令信号の前回演算値
と今回演算値の線形補間を行いその値を変調波信号とし
て補正する線形補間手段を備えたことを特徴とするPWM
電力変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2275984A JP2645176B2 (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | Pwm電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2275984A JP2645176B2 (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | Pwm電力変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04172972A JPH04172972A (ja) | 1992-06-19 |
JP2645176B2 true JP2645176B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=17563158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2275984A Expired - Fee Related JP2645176B2 (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | Pwm電力変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2645176B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005034327A1 (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-14 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | インバータ装置 |
JP4753070B2 (ja) * | 2005-10-31 | 2011-08-17 | 株式会社安川電機 | 電動機制御装置とその制御方法 |
JP5853360B2 (ja) * | 2010-11-16 | 2016-02-09 | ダイキン工業株式会社 | 電力変換装置の制御方法及び電力変換装置 |
CN112072943B (zh) * | 2019-11-27 | 2022-04-12 | 中国船舶重工集团公司第七一九研究所 | 一种消除奇数次开关谐波的h桥型逆变电源pwm调制方法 |
-
1990
- 1990-10-15 JP JP2275984A patent/JP2645176B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04172972A (ja) | 1992-06-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |