JPH06152871A - 画像読取装置の読取領域接続装置 - Google Patents

画像読取装置の読取領域接続装置

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JPH06152871A
JPH06152871A JP4299761A JP29976192A JPH06152871A JP H06152871 A JPH06152871 A JP H06152871A JP 4299761 A JP4299761 A JP 4299761A JP 29976192 A JP29976192 A JP 29976192A JP H06152871 A JPH06152871 A JP H06152871A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で安価に主・副走査方向の継ぎ目
ずれを生じにくくする。 【構成】 読取領域接続装置は、各走査線ごとの画像情
報の読取領域を主走査方向で複数分割し、両読取領域の
隣接する端部に第1及び第2読取重複領域を設け、原稿
の画像情報を読み取るスキャナに用いられる。ここで
は、DSP30が、第1読取重複領域内の所定画素を中
心として主走査方向複数画素及び副走査方向複数画素か
らなるウィンドウに関する画像情報に対する第2読取重
複領域の各画素のウィンドウに関する画像情報の相関を
演算して、接続対象の最適接続画素を求める。また、出
力アドレス制御部32が、所定画素と最適接続画素とで
両読取領域を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、読取領域接続装置、特
に、複数の固体撮像素子を用いて、各走査線ごとの画像
情報の読取領域を主走査方向で複数に分割して原稿の画
像情報を読み取る画像読取装置の読取領域接続装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えばスキャナ等の画像読取装置では、
画素で構成される画像情報を主走査方向で複数の読取領
域に分割し、かつ各読取領域の隣接する端部に読取りの
重複領域を設けて、原稿の画像を読み取るものが知られ
ている。この画像読取装置は、主走査方向に配列されか
つ画像に相当する多数の固体撮像素子からなる複数のC
CDラインセンサと、複数の領域に対応して主走査方向
に配列されかつ固体撮像素子に原稿からの光を結像する
複数または単一のレンズとを備えている。
【0003】この種の画像読取装置として、原稿台に設
けられた基準パターンと、この基準パターンを読み取る
ことにより得られた隣合うCCDラインセンサ同士の読
取境界位置情報に応じて読取境界位置を補正する補正手
段とを備えたものが特開平3−1752号公報に開示さ
れている。この画像読取装置では、目盛りや記号等から
なる基準パターンの読取位置情報により、隣合うCCD
ラインセンサの主・副走査方向の位置ずれを検出し、こ
の位置ずれに応じて出力レベルが最高値となる画素で主
走査方向の読取境界位置を電気的に補正し、CCDライ
ンセンサを副走査方向に移動させることにより副走査方
向の読取境界位置を機械的に補正する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
原稿台に設けられた基準パターンを読取り、ラインセン
サの両読取領域を接続しているので、原稿が厚み方向
(光軸方向)に変位した場合に、読取重複領域におい
て、画像情報の欠落又は重複等のいわゆる継ぎ目ずれが
生じる。また、主走査方向と副走査方向とを別々に補正
しているので、補正のための装置構成が複雑になりコス
トが高くなる。
【0005】本発明の目的は、簡単かつ安価に主・副走
査方向の継ぎ目ずれを生じにくくすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る読取領域接
続装置は、複数の固体撮像素子を用いて、各走査線毎の
画像情報の読取領域を主走査方向に分割し、前記読取領
域の隣接する端部に第1及び第2読取重複領域を設け、
前記画像情報を読み取る画素を読取装置に用いられる装
置である。この装置は、演算手段と接続手段とを備えて
いる。
【0007】演算手段は、第1読取重複領域内の所定画
素を中心として主走査方向複数画素及び副走査方向複数
画素からなる近傍領域に関する画像情報と、第2読取重
複領域内の各画素を中心として主走査方向複数画素及び
副走査方向複数画素からなる近傍領域に関する画像情報
との相関を演算して接続画素を求めるものである。領域
接続手段は、所定画素と接続画素とで両読取領域を接続
するものである。
【0008】
【作用】本発明に係る読取領域接続装置では、演算手段
により、第1読取領域内の所定画素を中心として主走査
方向複数画素及び副走査方向複数画素からなる近傍領域
に関する画像情報と第2読取領域内の各画素の近傍領域
に関する画像情報の相関が演算され、接続対象の接続画
素が求められる。そして領域接続手段により、所定画素
と接続画素とで両読取領域が接続される。
【0009】ここでは、主走査方向複数画素及び副走査
方向複数画素からなる近傍領域に関する画像情報の相関
を演算し、それに基づいて読取領域を接続するので、主
走査方向及び副走査方向に関して同時に補正することが
できる。したがって、簡単かつ安価に主走査方向及び副
走査方向の継ぎ目ずれを生じにくくできる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を採用した画像読
取装置(以下、スキャナという)1を示している。この
スキャナ1は、下フレーム2と下フレーム2上に配置さ
れた上フレーム3とを有している。下フレーム2の上面
には、原稿載置装置4が配置されている。
【0011】図2に示すように、原稿載置装置4の下方
には、透過原稿をスリット露光するための透過用光源7
が配置されている。原稿載置装置4は、図2に矢印で示
す副走査方向に移動可能な原稿台と、原稿台5を駆動す
る駆動機構13とを有している。原稿台5は19×2
5.4インチサイズまでの原稿6を載置可能であり、上
下1対のガラス板で原稿を挟持する構成となっている。
【0012】上フレーム3には、反射原稿をスリット露
光するための反射用光源8と、主走査方向(図2の奥行
き方向)に並設された4個のCCDラインセンサ10a
〜10dとが配置されている。CCDラインセンサ10
a〜10dの各々は、例えば7500画素のCCD素子
を主走査方向に直列配置して構成されている。また、隣
り合うCCDラインセンサ10a〜10dの端部には、
図9に示すように、例えば100画素の読取重複領域D
Rが設けられている。したがって、主走査方向に19イ
ンチサイズの原稿6を30000画素で読取り可能とな
っている。
【0013】光学系9は、原稿6からの光を水平方向に
90°に曲げる反射ミラー11と、原稿6からの光をC
CDラインセンサ10a〜10d上に結像するためのレ
ンズ12とを備えている。レンズ12は、CCDライン
センサ10a〜10dに対応して4個が並列配置されて
いる。このスキャナ1は、図3に示すようなCPU20
を備えている。CPU20は、アドレスデータバス21
を介してラインセンサ起動部22、前処理部23、繋ぎ
合わせ処理部24及び後処理部25に接続されている。
ラインセンサ起動部22は、CCDラインセンサ10a
〜10dを駆動する。前処理部23は、CCDラインセ
ンサ10a〜10dから得られた画像に対し、シェーデ
ィング補正やグラデュエーション変換等の処理を行う。
繋ぎ合わせ処理部24は、後述する読取領域の接続を行
う。後処理部25はアンシャープマスキング、データ圧
縮、データ出力等の処理を行う。
【0014】繋ぎ合わせ処理部24は、図4に示すよう
に、デジタル・シグナル・プロセッサ(以下、DSPと
いう)30を備えている。DSP30は、図9に示す1
00画素の読取重複領域DRの画像データ、読取重複領
域DRにおける接続画素位置や接続ライン位置等のデー
タを格納するための内部メモリ39を有している。DS
P30には、前処理部23からの画像データとクロック
発生部(図示せず)からの主走査クロックMSCLとが
与えられる。DSP30は、主走査クロックMSCLの
計数値を基準にして、1ラインにつき3か所の読取重複
領域DRの画像データを7ライン分内部メモリ39に取
り込み、内部メモリ39に格納された7ライン分の画像
データの一部を用いて所定の相関演算処理を施し、隣り
合うCCDラインセンサ10a〜10dにおける接続画
素位置を示す接続アドレス及び接続ライン位置を示す接
続ラインを算出する。算出された接続アドレスは出力ア
ドレス制御部32に与えられ、また算出された接続ライ
ンは出力ライン制御部40に与えられる。また、相関演
算処理により、ラインごとに接続アドレスの変化量から
1ラインの画素数に合うように補正量を計算し、この補
正量が画素数補正データとして変倍部11に与えられ
る。
【0015】また、前処理部23から与えられた画像デ
ータは、切り換えスイッチ36を介して8個のラインメ
モリ33a〜33hのいずれか1つに選択的に書き込ま
れる。各ラインメモリ33a〜33hは、4個のCCD
ラインセンサ10a〜10dの1主走査ライン分の画素
(この例では30000画素)の画像データを記憶する
容量を有している。ラインメモリ33の入力アドレス
は、入力アドレスカウンタ31により制御される。入力
アドレスカウンタ31には主走査クロックMSCLが与
えられており、入力アドレスカウンタ31は、その計数
結果に応じて、ラインメモリ33a〜33hに対して切
り換えスイッチ37を介し選択的に入力アドレスを出力
する。
【0016】切り換えスイッチ36,37はそれぞれ切
換部35により制御される。切換部35には主走査クロ
ックMSCLに同期して出力される副走査クロックSS
CLが与えられており、副走査クロックSSCLが与え
られるごとに各切り換えスイッチ36,37を選択的に
切り換える。出力アドレス制御部32は、DSP30か
ら与えられた接続アドレスに基づき、切り換えスイッチ
34を介していずれかのラインメモリ33a〜33hに
出力アドレスを出力する。出力ライン制御部40は、D
SP30から与えられた接続ラインと出力アドレス制御
部32から与えられた接続アドレスとに基づいて、切り
換え信号を切り換えスイッチ34,38に出力する。
【0017】次に、スキャナ1の概略動作について説明
する。原稿6を原稿台5に装着し、オペレータが走査開
始を指示すると、透過用光源7又は反射用光源8が点灯
し、原稿台5が図2の左右方向(副走査方向)に移動
し、走査が開始される。走査が開始されると、原稿6に
対して透過又は反射した光は、反射ミラー11で水平方
向に反射してレンズ12に入射する。レンズ12に入射
した光はCCDラインセンサ10a〜10d上に結像
し、画像に応じた電気信号に変換される。
【0018】変換された電気信号は前処理部23でまず
前処理される。そして繋ぎ合わせ処理部24において、
CCDラインセンサ10a〜10dの読取重複領域DR
内の接続画素を示す接続アドレス及び接続ラインがDS
P30で算出され、出力アドレス制御部32及び出力ラ
イン制御部40にそれぞれ与えられる。ここでは、図9
に示す読取重複領域DRにおける画素データ群a,bで
の注目ラインをp,q、注目画素をm,nとすると、注
目画素mを中心として主走査方向に21画素、副走査方
向に3画素のウィンドウW1 を設定し、また注目画素n
を中心とする同画素数のウィンドウW2 を設定する。そ
して、ウィンドウW1 に対してウィンドウW2 を副走査
方向及び主走査方向に1画素ずつ移動させながら、両ウ
ィンドウW1 ,W2 間の相関の強いところを見出す。そ
れに基づいて、データ群bにおける注目画素nとデータ
群aの注目画素mとを接続するための接続アドレスと接
続ラインと画素数補正データとを出力アドレス制御部3
2及び出力ライン制御部40及び変倍部41に出力す
る。なお、ここでいう相関とは、ラスタースキャンにお
けるCCDラインセンサ10a〜10dで読み取った画
素ごとの12bitデータの一致度合いをいう。
【0019】接続アドレス及び接続ラインの情報を受け
た出力アドレス制御部32が画素データ群aの注目画素
mと画素データ群bの決定した注目画素(接続画素)n
とで読取重複領域DRを接続する。そして、出力アドレ
ス制御部32及び出力ライン制御部40により、切り換
えスイッチ34及び切り換えスイッチ38が切り換えら
れ、最適の接続位置で画像データが接続された状態で画
像データがラインメモリから変倍部41に出力される。
【0020】変倍部41では、DSP30から与えられ
た画素数補正データに基づき、部分的な変倍率を求め、
それに応じて画像データを部分的に変倍処理し、後処理
部25に出力する。なお、ここでの変倍処理は主走査方
向のみ行われ副走査方向には行われない。画像データを
受けた後処理部25は、アンシャープマスキング、デー
タ圧縮、データ出力等の処理を行った後、後処理済の画
像データを外部に出力する。
【0021】次に、DSP30の制御動作を図5〜図8
に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、これ
らの制御動作はリアルタイムで行われる。まず図5のス
テップS1で初期設定を行う。ここでは、後述するシフ
ト範囲や接続画素位置mi,ni及び接続ライン位置P
i,Qiを初期値に定め内部メモリ39に格納する。ス
テップS2では、内部メモリ39に7行分の重複読取領
域DRのデータを格納するための変数iと行変数Lを共
に1にセットする。ステップS3では、主走査クロック
MSCLに基づき、読取重複領域DRにおける画像デー
タの入力を待つ。読取重複領域DRの画像データが到達
するとステップS4に移行する。
【0022】ステップS4では、CCDラインセンサ1
0a〜10dから前処理部23を介して与えられた画像
データを内部メモリ39に格納する。ステップS5で
は、変数iが3を超えたか否かを判断する。つまり、1
ライン分の読取重複領域DRのデータを内部メモリ39
に格納したか否かを判断する。1ライン分の画像データ
を内部メモリ39に格納するまではステップS6に移行
する。ステップS6では変数iをインクリメントしてス
テップS3に戻る。
【0023】ステップS5で1ライン分の画像データを
内部メモリ39に格納したと判断するとステップS7に
移行する。ステップS7では、変数Lが7を超えたか否
かを判断する。つまり、7ライン分の画像データを内部
メモリ39に格納したか否かを判断する。7ライン分の
画像データを格納するまで、ステップS8に移行して再
度変数iを1にセットし、変数Lをインクリメントし
て、ステップS3に戻る。
【0024】ステップS7で7ライン分の画像データを
内部メモリ39に格納したと判断するとステップS9に
移行する。ステップS9では再度変数iを1にセットす
る。ステップS10では、内部メモリ39に格納された
7ライン分のデータを読み出す。ステップS11では後
述する相関演算処理を行う。ステップS12では、変数
iをインクリメントする。
【0025】ステップS13では、変数iが「3」を超
えたか否かを判断する。つまり、CCDラインセンサ1
0a〜10d間の接続個数分の接続画素位置及び接続ラ
イン位置を相関演算処理により算出したか否かを判断す
る。この接続個数は、CCDラインセンサ10の数より
1少ない数、したがって、本実施例ではCCDラインセ
ンサが4個なので3となる。ステップS13で変数iが
「3」を超えていないと判断するとステップS14に移
行する。
【0026】ステップS14では、次の重複読取領域D
Rのデータが入力されるのを待つ。ステップS14で次
の主走査ラインの重複読取領域のデータが入力されると
ステップS15に移行する。ステップS15では、得ら
れた重複読取領域DRの画像データを1番古い画像デー
タが格納されている内部メモリ39の領域に上書きす
る。ステップS15での処理が終了するとステップS1
0に戻る。
【0027】ステップS13で変数iが「3」を超えた
と判断するとステップS16に移行する。ステップS1
6では、一連のスキャンが終了したか否か判断する。一
連のスキャンが終了していない場合にはステップS9に
戻り、次のラインの処理を行う。一連のスキャンが終了
したと判断するとプログラムを終了する。ステップS1
1の相関処理では、図6に示すように、まずステップS
21で、1ライン前のデータ群a及びデータ群bにおけ
る接続ライン位置Pi,Qiをインクリメントする。ス
テップS22では、インクリメントされた接続ライン位
置Pi,Qiをそれぞれ注目ラインを示す変数p,変数
qに代入する。ステップS23では1ライン前の接続画
素位置mi,niをそれぞれ注目画素を示す変数m,n
にそれぞれ代入する。ステップS24では後述するライ
ンフラグLFをリセットする。このラインフラグLF
は、1ライン前に選んだラインより古いラインを選択し
ないように制御するためである。
【0028】ステップS25では、相関値SEを計算す
る。ここでは、例えば注目ラインp,qの注目画素m,
nを含むその前後10画素及び上下3画素の合計63画
素の画像データap-1,m-10〜ap+1,m+10、bq-1,n-10
q+1,n+10を用いて次の相関演算を行う。
【0029】
【数1】
【0030】続いて、データ群bにおける注目ラインq
及び注目画素nに隣接する前後上下の画素の画像データ
q,n-1 ,bq,n+1 ,bq-1,n ,bq+1,n に注目して、
前相関値SEFと後相関値SEBと上相関値SEUと下
相関値SEDとを求める演算を、ステップS26〜ステ
ップS29で行う。但し、前相関値SEFは、データ群
aにおける注目ラインp及び注目画素mとデータ群bに
おける注目ラインq及び注目画素n−1との相関演算結
果である。また、後相関値SEPは、データ群aにおけ
る注目ラインp及び注目画素mと、データ群bにおける
注目ラインq及び注目画素n+1との相関演算結果であ
る。また、上相関値SEUは、データ群aにおける注目
ラインp及び注目画素mと、データ群bにおける注目ラ
インq−1と注目画素mとの相関演算結果である。ま
た、下相関値SEDは、データ群aにおける注目ライン
p及び注目画素mと、データ群bにおける注目ラインq
+1及び注目画素nとの相関演算結果である。
【0031】
【数2】
【0032】
【数3】
【0033】
【数4】
【0034】
【数5】
【0035】ステップS30では、図7に示す分岐判別
処理を行う。分岐判別処理では、5つの相関値SE,S
EF,SEB,SED,SEUを比較し、いずれが最小
であるかを判断することによって最も強い相関関係のあ
る画素を見つける。ここでは、まずステップS31で相
関値SEが最小であるか否かを判断する。相関値SEが
最小ではないと判断するとステップS32に移行する。
ステップS32では前相関値SEFが最小であるか否か
を判断する。前相関値SEFが最小ではないと判断する
とステップS33に移行する。ステップS33では後相
関値SEBが最小であるか否かを判断する。後相関値S
EBが最小ではないと判断するとステップS34に移行
する。ステップS34では下相関値SEDが最小である
か否かを判断する。ステップS34での判断がNOの場
合には上相関値SEUが最小値であることになる。
【0036】ステップS31で相関値SEが最小である
と判断すると、図8のステップS51に移行する。ステ
ップS51では、変数iが2を超えたか否か、つまり1
主走査ライン上での最後の繋ぎ合わせ位置であるか否か
を判断する。最後の繋ぎ合わせ位置ではない場合(ステ
ップS51がNOの場合)にはステップS52に移行す
る。ステップS52では、相関演算により求められたデ
ータ群bの注目ラインqから1を引き、それを次の繋ぎ
合わせ位置における接続ライン位置Pi+1 に代入する。
また最後の繋ぎ合わせ位置であると判断すると、ステッ
プS52は実行せず、処理を飛ばしステップS53に移
行する。
【0037】ステップS53では、注目ラインp,qを
それぞれ接続ライン位置Pi,Qiに代入する。また、
得られた注目画素mを接続画素位置miに代入し、得ら
れた注目画素nを接続画素位置niに代入する。ステッ
プS54では、得られた接続画素位置及び接続ライン位
置より接続アドレス、接続ライン及び画素数補正データ
を計算する。そして、ステップS55では、出力アドレ
ス制御部32、出力ライン制御部40及び変倍部41に
それぞれの情報を出力し、メインルーチンに戻る。
【0038】図7のステップS32で前相関値SEFが
最小であると判断するとステップS36に移行する。ス
テップS36ではデータ群bの注目画素nをデクリメン
トする。ステップS37では現在の前相関値SEFを相
関値SEに代入する。これによりデータ群b側の注目画
素nが図9の左側に移動する。ステップS33で後相関
値SEBが最小であると判断するとステップS38に移
行する。ステップS38ではデータ群bの注目画素nを
インクリメントする。ステップS39では後相関値SE
Bを相関値SEに代入する。これによりデータ群b側の
注目画素nが図9の右側に移動する。
【0039】ステップS34で下相関値SEDが最小で
あると判断するとステップS40に移行する。ステップ
S40ではデータ群bの接続ライン位置qをインクリメ
ントする。ステップS41では下相関値SEDを相関値
SEに代入する。これにより、データ群b側の注目画素
nが図9の下側に移動する。ステップS34で下相関値
SEDが最小ではないと判断された場合には、上相関値
SEUが最小であることになる。ここではステップS4
2に移行し、ラインフラグLFがセットされているか否
かを判断する。ラインフラグLFが既にセットされてい
る場合には注目画素nが過去に一度上に移動したことに
なるのでステップS31に戻り、残りの3つの相関値S
E、SEF、SEBのうちいずれが最小であるかを判断
する。そして前述した処理を繰り返す。
【0040】また、ステップS42でラインフラグLF
がセットしていないと判断するとステップS43に移行
する。ステップS43ではラインフラグLFをセット
し、1ライン前に接続したラインよりも古いラインを選
択しないようにする。ステップS44ではデータ群bの
接続ライン位置qをデクリメントする。ステップS45
では上相関値SEUを相関値SEに代入する。これによ
りデータ群bの注目画素nが図9の上側に移動する。
【0041】ステップS37、ステップS39、ステッ
プS41又はステップS45の処理が終了すると、図8
のステップS49に移行する。ステップS49では、シ
フト範囲外にウィンドウW2 が移動したか否かを判断す
る。ここでは、例えばウィンドウW2 の端部が読取重複
領域DRを超えたり、また7ライン目を超えたりすると
範囲外であると判断する。範囲外であると判断するとス
テップS50に移行する。ステップS50では、相関演
算を行う前の最初の接続画素位置及び接続ライン位置に
再設定する(すなわち、ステップS22,S23と同じ
処理を行う)。そしてステップS51以下の保存処理に
移行する。また範囲外ではないと判断すると図6のステ
ップS26に移行し、移動後の4つの相関値SEF,S
EB,SED,SEUを再計算する。
【0042】ここでは、データ群b側のウィンドウW2
を前後上下に1画素ずつシフトして相関演算を行うこと
により、原稿の光軸方向のずれやCCDラインセンサの
副走査方向のずれを補正するので、簡単かつ安価に継ぎ
目ずれを生じにくくすることができる。 〔他の実施例〕 (a) 前記実施例では注目ラインとその上下1ライン
及び前後10画素とを用いて相関演算を行っているが、
相関演算の際に用いられる上下のライン数及び前後の画
素数はそれに限定されない。 (b) 前記実施例では、CCDラインセンサ10とレ
ンズ12との個数は同一であるが、1個のレンズで複数
のCCDラインセンサカバーしている場合にも本発明を
適用できる。
【0043】
【発明の効果】本発明に係る読取領域接続装置では、第
1読取重複領域内の所定画素を中心として主走査方向複
数画素及び副走査方向複数画素からなる近傍領域に関す
る画像情報と、第2読取重複領域の各画素の近傍領域に
関する画像情報の相関を演算して接続画素を求め、所定
画素と接続画素とで両読取領域を接続しているので、簡
単かつ安価に主走査方向及び副走査方向における適切な
接続ができ、継ぎ目ずれが生じにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を採用したスキャナの斜視概
略図。
【図2】その断面概略図。
【図3】制御系のブロック図。
【図4】繋ぎ合わせ処理部のブロック図。
【図5】DSPの制御フローチャート。
【図6】DSPの制御フローチャート。
【図7】DSPの制御フローチャート。
【図8】DSPの制御フローチャート。
【図9】繋ぎ合わせ処理を示す概念図。
【符号の説明】
1 スキャナ 6 原稿 10a〜10d CCDラインセンサ 24 繋ぎ合わせ処理部 30 DSP 32 出力アドレス制御部 33a〜33h ラインメモリ 40 出力ライン制御部 DR 読取重複領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の固体撮像素子を用いて、各走査線ご
    との画像情報の読取領域を主走査方向で複数に分割し、
    前記読取領域の隣接する端部に第1及び第2読取重複領
    域を設け、前記画像情報を読み取る画像読取装置の読取
    領域接続装置であって、 前記第1読取重複領域内の所定画素を中心として主走査
    方向複数画素及び副走査方向複数画素からなる近傍領域
    に関する画像情報と、前記第2読取重複領域内の各画素
    を中心として主走査方向複数画素及び副走査方向複数画
    素からなる近傍領域に関する画像情報との相関を演算し
    て接続画素を求める演算手段と、 前記所定画素と前記接続画素とで前記両読取領域を接続
    する領域接続手段と、を備えた画像読取装置の読取領域
    接続装置。
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