JPH06152078A - セラミック回路基板 - Google Patents

セラミック回路基板

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Publication number
JPH06152078A
JPH06152078A JP31775092A JP31775092A JPH06152078A JP H06152078 A JPH06152078 A JP H06152078A JP 31775092 A JP31775092 A JP 31775092A JP 31775092 A JP31775092 A JP 31775092A JP H06152078 A JPH06152078 A JP H06152078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper plate
circuit
ceramic
circuit board
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31775092A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Teramura
一彦 寺村
Hiroshi Miyama
弘 深山
Hiroshi Takamichi
博 高道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel and Sumikin Electronics Devices Inc
Original Assignee
Sumitomo Metal Ceramics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Ceramics Inc filed Critical Sumitomo Metal Ceramics Inc
Priority to JP31775092A priority Critical patent/JPH06152078A/ja
Publication of JPH06152078A publication Critical patent/JPH06152078A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0201Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0306Inorganic insulating substrates, e.g. ceramic, glass

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路パターンの形状差に係わらず、クラック
の発生を最少限とすることができるセラミック回路基板
を提供する。 【構成】 セラミック基板の表裏面に銅板を接合し、表
銅板が回路銅板で、裏銅板がベタ銅板であるセラミック
回路基板において、該セラミック基板の厚みを、0.4
mm以下とし、該回路銅板における隣接する回路間距離
を、0.5mm〜0.8mmとした構成よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック回路基板に
係り、より詳細には、半導体素子を搭載するパワーモジ
ュール基板であって、例えば、半導体素子を搭載する工
程において、加熱・冷却を行うことにより発生するセラ
ミック基板のクラックを防止できるようにしたセラミッ
ク回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーモジュール基板に用いられるセラ
ミック回路基板は、セラミック基板の表裏面に銅板を接
合し、表銅板がパターニングされた回路銅板で構成さ
れ、裏銅板がベタ銅板として構成されている。また銅板
の表層にはNi−Pメッキが施されている。そして、該
セラミック回路基板は、それぞれの熱特性が異なり、か
つ高熱伝導性が要求される半導体素子搭載用基板として
用いられるため、加熱・冷却を連続して加える信頼性評
価において、クラックの発生することが知られている。
【0003】そこで、本発明者は、このようなクラック
の発生と、その原因とを究明するために種々の試験・研
究を行った結果、次のようなことを究明した。すなわ
ち、 銅板のコーナー部へのクラックの発生について 図3に示すプロファイルで加熱・冷却評価を行なうと、
2サイクル目で銅板の外周コーナー部にクラックが発生
し、4サイクル目以降で内部パターンコーナー部にクラ
ックの発生が認められる。これは、微小な熱応力がコー
ナー部に集中し、繰り返し加わる応力にクラックが発生
するものと考えられる。そして、そのクラックは、基板
厚の50%程度にまで達する。 メッキ変質によるクラックの発生について Ni−Pメッキは、加熱により、そのメッキ被膜が結晶
化、硬化し、冷却・収縮時にセラミック基板の収縮に遅
れ、該基板との境界に応力が集中して、クラックが発生
するものと考えられる。 基板の強度によるクラックの発生について セラミック基板を薄くすると、その強度が低下すること
による。等の結果を究明した。
【0004】そして、本発明者は、以上のような結果に
基づき、このクラックの発生については、次のような手
法をとることで、その防止を図った。すなわち、 銅板のコーナー部へのクラックの発生は、該銅板の
コーナー部にアールを設ける(図4参照)ことで、その
応力の集中を緩和させ、またセラミック基板の表裏面の
銅板の起点位置(外周間隔)を一致させる(図5参照)
ことで、表銅板と裏銅板とのバランスをとって、その応
力を調整する。 メッキ変質によるクラックの発生は、メッキ被膜中
のリン濃度を低くすることで防止する。すなわち、メッ
キターン数が増大すると、メッキ中のリン濃度が増加す
るために、その処理数を少なくして、リン濃度を低くす
る。 基板の強度によるクラックの発生は、アルミナ粒径
を小さくしてセラミックス内のポアーを小さくすること
で、その強度を向上させ、あるいは基板の厚みを厚くす
ることで、抗折荷重を向上させ、その応力集中に対して
耐久力を増大させる。更に、基板の厚みを薄い状態とす
る場合は、回路銅板の外周に溝を設ける(図6参照)こ
とで、クラックの発生を防止する。 等の手法をとるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な手法をとった場合であっても、パターンニングされた
銅板における回路パターンの形状が異なるため、応力の
集中し易い回路パターンにあっては、加熱−冷却評価に
おいて、3サイクル程度しか耐久性がないのが現状であ
る。また、熱伝導性という観点より、基板の厚みを薄く
する必要があり、基板の強度を向上させるために、該基
板厚を厚くすることができないという課題もある。
【0006】そこで、本発明者は、このような点に鑑
み、種々、研究をした処、セラミック回路基板の銅板に
おける回路パターンにおける回路間に加わる応力値が、
回路間距離と相関のあることを究明した。そして、この
場合には、基板の厚みを薄くすることが可能となる。
【0007】本発明は、上述したような課題に対処して
創作したものであって、その目的とする処は、回路パタ
ーンの形状差に係わらず、クラックの発生を最少限とす
ることができるセラミック回路基板を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、上記課題を解決
するための手段としての本発明のセラミック回路基板
は、セラミック基板の表裏面に銅板を接合し、表銅板が
回路銅板で、裏銅板がベタ銅板であるセラミック回路基
板において、該セラミック基板の厚みを、0.4mm以
下とし、該回路銅板における隣接する回路間距離を、
0.5mm〜0.8mmとした構成よりなる。
【0009】
【作用】本発明のセラミック回路基板は、熱伝導性の観
点からセラミック基板厚みを0.4mm以下としたセラ
ミック回路基板において、回路銅板における隣接する回
路間距離を、0.5mm〜0.8mmと、狭間隔にして
いるので、裏面側のベタ銅板の変形による応力の影響を
受け難くなり、その応力値を低減できるように作用す
る。ここで、該回路間距離を0.5mm〜0.8mmと
したのは、実験の結果得た数値であって、0.8mmを
越える広間隔となると、クラックが発生し、また0.5
mm未満の間隔の場合は、隣接する回路の間で電気的問
題が発生するということを考慮したことによる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら、図1〜図2は、
本発明の一実施例を示し、図1は断面図、図2は回路パ
ターン間隔とクラック発生率との関係を説明するための
説明図、図3は信頼性評価における加熱・冷却プロファ
イルの説明図である。
【0011】本実施例のセラミック回路基板は、概略す
ると、セラミック基板1の表面側に回路銅板2、裏面側
にベタ銅板3をボンドした構成で、半導体素子を搭載す
るためのパワーモジュール基板に使用するセラミック回
路基板の構成よりなる。
【0012】セラミック基板1は、96% Al2O3 基板
であって、その表裏面に回路銅板2とベタ銅板3とが接
合されている。回路銅板2は、エッチングその他の手段
でパターンニングされて回路パターンが形成されてお
り、ベタ銅板3は、一般的な銅板で形成されている。ま
た、回路銅板2の表面には、必要に応じて、Ni−Pメ
ッキが施されている。
【0013】そして、回路銅板2とベタ銅板3には、必
要に応じて、そのコーナー部4a、4bに、1.0Rの
コーナーアールが設けられ、またセラミック基板1の基
板端1aから銅板端2aの距離Aと、基板端1aから銅
板端3aの距離Bとを同じ間隔の同一寸法に形成してい
る。また、必要に応じて、回路銅板2の外周部には溝5
が形成されている。該溝4は、回路銅板2の銅板端2a
より板厚の80%の位置より始まり、溝幅は板厚Tと略
同寸法としている。また溝5の底部5aには、フラット
部を有し、回路銅板2の表面から底部5aまでの距離が
板厚の50〜80%としている。
【0014】ここで、本実施例においては、セラミック
基板1の厚みを、0.4mm以下の厚みとし、回路銅板
2の厚みを0.25mmとし、またベタ銅板3の厚みを
0.20mmとしている。
【0015】次に、本実施例で得たセラミック回路基板
について、加熱・冷却を連続して加える信頼性評価を行
った結果に基づき、その作用を説明する。ここで、該信
頼性評価における加熱・冷却プロファイルは、図3に示
すものを用い、加熱・冷却を10サイクル行った(雰囲
気:O2 )。
【0016】そして、この信頼性評価において、評価サ
ンプル数量を、13pcとし、それぞれを10サイクル
加熱・冷却後、回路銅板2の回路コーナー部および回路
パターン間にクラックが発生しないことが確認できた。
また、同一回路パターンにおいて、回路パターン間の間
隔を0.8mmを越える間隔としたものにあっては、ク
ラックの発生が認められた。
【0017】また、セラミック基板1の厚みとの関係を
明確にするために、その厚みの異なる基板について、同
一厚の回路銅板、ベタ銅板を接合し、かつ該回路銅板に
おける同一回路パターンとしたセラミック回路基板にお
ける種々の回路間距離についてのクラック発生率を調べ
た。その結果、回路間距離が、0.8mm以下の場合
は、セラミック基板1の厚みが、0.32mm、0.4
mm、0.5mmいずれであってもクラック発生率に差
が全く認められないことが確認できた(図2参照)。
【0018】以上のことより、熱伝導性を良好にするた
めにもセラミック基板の厚みを薄くすることが好ましい
という観点より、セラミック基板1の厚みを、0.4m
m以下とすると共に、回路銅板2の回路間距離を、0.
5〜0.8mmの範囲とすることが最も好ましいことが
判明した。また、セラミック基板1の裏面側に設けられ
ている銅板がベタ銅板であることより、前記回路間距離
を狭くすることで、該ベタ銅板からの影響を受けにくく
なっていることも判明した。
【0019】従って、本実施例のセラミック回路基板の
場合、従来のセラミック回路基板の場合、加熱・冷却を
連続して加える信頼性評価において、3サイクルを越え
るとクラックが発生するのに対して、10サイクル以上
の耐久性が得られる。
【0020】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で変
形実施できる構成を含む。因に、前述した実施例におい
ては、セラミック基板として、Al2O3 基板を用いたが、
他のセラミック基板を用いた構成としてもよい。また回
路銅板、ベタ銅板の厚みは任意に設定できることは当然
である。
【0021】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のセラミック回路基板によれば、セラミック基板の厚み
を、0.4mm以下とし、かつ回路銅板における隣接す
る回路間距離を、0.5mm〜0.8mmと、狭間隔に
しているので、裏面側のベタ銅板の変形による応力の影
響を受け難くなり、その応力値を低減できるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】 回路パターン間隔とクラック発生率との関係
を説明するための説明図である。
【図3】 信頼性評価における加熱・冷却プロファイル
の説明図である。
【図4】 銅板のコーナー部にアールを設けた構成の説
明図である。
【図5】 セラミック基板の表裏面の銅板の起点位置
(外周間隔)を一致させた状態の説明図である。
【図6】 回路銅板の外周に溝を設けた状態の説明図で
ある。
【符号の説明】
1・・・セラミック基板、1a・・・セラミック基板の
基板端、2・・・回路銅板、2a・・・銅板端、3・・
・ベタ銅板、3a・・・銅板端、4a・・・銅板の外周
コーナー部、4b・・・内部パターンコーナー部、5・
・・溝、5a・・・溝の底部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック基板の表裏面に銅板を接合
    し、表銅板が回路銅板で、裏銅板がベタ銅板であるセラ
    ミック回路基板において、該セラミック基板の厚みを、
    0.4mm以下とし、該回路銅板における隣接する回路
    間距離を、0.5mm〜0.8mmとしたことを特徴と
    するセラミック回路基板。
JP31775092A 1992-11-02 1992-11-02 セラミック回路基板 Pending JPH06152078A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31775092A JPH06152078A (ja) 1992-11-02 1992-11-02 セラミック回路基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31775092A JPH06152078A (ja) 1992-11-02 1992-11-02 セラミック回路基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06152078A true JPH06152078A (ja) 1994-05-31

Family

ID=18091624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31775092A Pending JPH06152078A (ja) 1992-11-02 1992-11-02 セラミック回路基板

Country Status (1)

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JP (1) JPH06152078A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008205711A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Mitsubishi Electric Corp Rfidタグ
JP2015056616A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 三菱マテリアル株式会社 ヒートシンク付パワーモジュール用基板及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008205711A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Mitsubishi Electric Corp Rfidタグ
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