JPH06151458A - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法

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JPH06151458A
JPH06151458A JP31799892A JP31799892A JPH06151458A JP H06151458 A JPH06151458 A JP H06151458A JP 31799892 A JP31799892 A JP 31799892A JP 31799892 A JP31799892 A JP 31799892A JP H06151458 A JPH06151458 A JP H06151458A
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JP
Japan
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thin film
gate electrode
electrode
areas
semiconductor thin
Prior art date
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Pending
Application number
JP31799892A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Miyagawa
達也 宮川
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LDD構造において、低濃度不純物領域の長
さを常に所期の長さとする。 【構成】 ゲート絶縁膜14上にゲート電極15を形成
すると同時にその両側に所定の間隔をおいてダミー電極
16を形成し、これらの電極15、16をマスクとして
p型不純物をある低濃度で注入する。次に、ダミー電極
16を除去した後、ゲート電極15をマスクとしてn型
不純物をある高濃度で注入する。すると、符号13bで
示す領域は、n型不純物の濃度とp型不純物の濃度との
差のn型低濃度不純物領域となる。符号13cで示す領
域はn型高濃度不純物領域となる。そして、ゲート電極
15とダミー電極16との間の間隔が低濃度不純物領域
13bの長さとなる。この場合、ゲート電極15とダミ
ー電極16を同時に形成しているので、仮にこれらが所
期の位置からずれても、全体的にずれるだけであるの
で、低濃度不純物領域13bの長さを常に所期の長さと
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は薄膜トランジスタの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタには、通常のMOS構
造の素子と比較して耐圧の向上等を図って高信頼性化し
た素子としてLDD(Lightly Doped Drain)構造と呼
ばれるものがある。従来のこのような薄膜トランジスタ
を製造する場合には、図5に示すように、まず、絶縁基
板1の上面に下地絶縁膜2を形成し、下地絶縁膜2の上
面のデバイス領域にポリシリコン等からなる半導体薄膜
3をパターン形成し、半導体薄膜3を含む下地絶縁膜2
の上面全体にゲート絶縁膜4を形成する。次に、半導体
薄膜3のチャネル領域3aに対応する部分のゲート絶縁
膜4の上面にゲート電極5をパターン形成し、このゲー
ト電極5をマスクとして不純物を低濃度で注入すること
により、ゲート電極5の両側における半導体薄膜3の符
号3bおよび3cで示す領域を低濃度不純物領域とす
る。次に、半導体薄膜3の符号3bで示す領域に対応す
る部分のゲート絶縁膜5の周囲にフォトリソグラフィ法
によりフォトレジストパターン6を形成し、このフォト
レジストパターン6をマスクとして不純物を高濃度で注
入することにより、フォトレジストパターン6の両側に
おける半導体薄膜3の符号3cで示す領域を高濃度不純
物領域とする。この結果、半導体薄膜3のチャネル領域
3aの両側に低濃度不純物領域3bが形成され、その両
側に高濃度不純物領域3cが形成される。このうち低濃
度不純物領域3bは高電界を緩和するための領域であ
り、これにより通常のMOS構造の素子と比較して耐圧
の向上等を図って高信頼性化した素子が得られることに
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような薄膜トランジスタの製造方法では、フォトリ
ソグラフィ法によりフォトレジストパターン6を形成す
る際、フォトリソグラフィ法の解像度の関係から、例え
ば図6に示すように、フォトレジストパターン6が所期
の位置からずれることがあり、この結果フォトレジスト
パターン6をマスクとして形成される高濃度不純物領域
3cの位置がずれ、高濃度不純物領域3cとチャネル領
域3aとの間に形成される低濃度不純物領域3bの長さ
が所期の長さと異なってしまい、ひいては所期のトラン
ジスタ特性を得ることができなくなってしまうという問
題点があった。この発明の目的は、低濃度不純物領域の
長さを常に所期の長さとすることのできる薄膜トランジ
スタの製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、絶縁基板上
に半導体薄膜を形成し、該半導体薄膜上にゲート絶縁膜
を形成し、該ゲート絶縁膜上の前記半導体薄膜のチャネ
ル領域に対応する部分にゲート電極を形成すると同時に
その両側に所定の間隔をおいてダミー電極を形成し、該
ゲート電極およびダミー電極をマスクとして一導電型不
純物を低濃度で注入し、次いで前記ダミー電極を除去し
た後、前記ゲート電極をマスクとして他導電型不純物を
高濃度で注入し、前記半導体薄膜のチャネル領域の両側
に他導電型低濃度不純物領域を形成するとともにその両
側に他導電型高濃度不純物領域を形成するようにしたも
のである。
【0005】
【作用】この発明によれば、ゲート電極とその両側に所
定の間隔をおいて形成されたダミー電極との間の間隔が
他導電型低濃度不純物領域の長さとなる。この場合、ゲ
ート電極とその両側に所定の間隔をおいて形成されるダ
ミー電極とをゲート絶縁膜上に同時に形成しているの
で、仮にゲート電極およびダミー電極が所期の位置から
ずれても、全体的にずれるだけで、ゲート電極およびダ
ミー電極相互間の位置を所期の通りとすることができ、
したがって低濃度不純物領域の長さを常に所期の長さと
することができる。
【0006】
【実施例】図1〜図4はこの発明の一実施例における薄
膜トランジスタの各製造工程を示したものである。そこ
で、これらの図を順に参照しながら、この実施例の薄膜
トランジスタの製造方法について説明する。まず、図1
に示すように、セラミックやガラス等からなる絶縁基板
11の上面に下地絶縁膜12を形成し、下地絶縁膜12
の上面のデバイス領域にポリシリコン等からなる半導体
薄膜13をパターン形成し、半導体薄膜13を含む下地
絶縁膜12の上面全体にゲート絶縁膜14を形成する。
次に、ゲート絶縁膜14の上面の半導体薄膜13のチャ
ネル領域13aに対応する部分にゲート電極15を形成
すると同時にその両側に所定の間隔をおいてダミー電極
16を形成する。次に、ゲート電極15およびダミー電
極16をマスクとしてp(またはn)型不純物をある低
濃度で注入することにより、ゲート電極15とダミー電
極16との間における半導体薄膜13の符号13bで示
す領域をp(またはn)型低濃度不純物領域とする。
【0007】次に、図2に示すように、ゲート電極15
の周囲にフォトリソグラフィ法によりフォトレジストパ
ターン17を形成する。次に、フォトレジストパターン
17をマスクとしてエッチングを行ない、ダミー電極1
6を除去する。この場合、フォトレジストパターン17
の長さLをゲート電極15の長さL1にゲート電極15
とダミー電極16との間の間隔L2を加えた値(L1+L
2)に設定すると、フォトレジストパターン17を形成
する際に、仮にゲート電極15とダミー電極16との間
の間隔L2の半分未満のずれが生じたとしても、フォト
レジストパターン17でゲート電極15を確実に覆うこ
とができる。したがって、フォトレジストパターン17
を形成する際のずれの許容値を、ゲート電極15とダミ
ー電極16との間の間隔L2の半分未満とすることがで
きる。
【0008】次に、フォトレジストパターン17を除去
すると、図3に示すようになる。次に、ゲート電極15
をマスクとしてn(またはp)型不純物をある高濃度で
注入する。すると、半導体薄膜13のチャネル領域13
aの両側における符号13bで示す領域は、図1に示す
工程においてp(またはn)型不純物をある低濃度で注
入されているので、今回のn(またはp)型不純物の濃
度と前回のp(またはn)型不純物の濃度との差のn
(またはp)型低濃度不純物領域となる。一方、半導体
薄膜13の符号13bで示す領域の両側における符号1
3cで示す領域は、図1に示す工程においてp(または
n)型不純物を注入されていないので、今回の不純物注
入によりn(またはp)型高濃度不純物領域となる。し
たがって、この状態では、半導体薄膜13のチャネル領
域13aの両側にn(またはp)型低濃度不純物領域1
3bが形成されるとともにその両側にn(またはp)高
濃度不純物領域13bが形成されることになる。この
後、n(またはp)低濃度不純物領域13bおよびn
(またはp)高濃度不純物領域13cの活性化処理を行
う。
【0009】次に、図4に示すように、ゲート電極15
を含むゲート絶縁膜14の上面全体に層間絶縁層18を
形成し、この層間絶縁層18とゲート絶縁膜14に高濃
度不純物領域13cに到達するようにコンタクトホール
19を開け、このコンタクトホール19を通して高濃度
不純物領域(ソース・ドレイン領域)13cに接続され
るソース・ドレイン電極20を形成する。かくして、L
DD構造の薄膜トランジスタが完成する。
【0010】このように、この薄膜トランジスタでは、
ゲート電極15とその両側に所定の間隔をおいて形成さ
れたダミー電極16との間における半導体薄膜13を低
濃度不純物領域13bとしているので、ゲート電極15
とダミー電極16との間の間隔が濃度不純物領域13b
の長さとなる。しかるに、ゲート電極15とその両側に
所定の間隔をおいて形成されるダミー電極16とをゲー
ト絶縁膜14上に同時に形成しているので、仮にゲート
電極15およびダミー電極16が所期の位置からずれて
も、全体的にずれるだけで、ゲート電極15およびダミ
ー電極16相互間の位置を所期の通りとすることがで
き、したがって低濃度不純物領域13bの長さを常に所
期の長さとすることができ、ひいては常に所期のトラン
ジスタ特性を得ることができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ゲート電極と該ゲート電極と同時に形成されるダミ
ー電極との間の間隔が低濃度不純物領域の長さとなるよ
うにしているので、ゲート電極およびダミー電極相互間
の位置を所期の通りとすることができることにより、低
濃度不純物領域の長さを常に所期の長さとすることがで
き、ひいては常に所期のトランジスタ特性を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における薄膜トランジスタ
の製造に際し、ゲート電極およびダミー電極をマスクと
してp(またはn)型不純物をある低濃度で注入した状
態の断面図。
【図2】同薄膜トランジスタの製造に際し、ダミー電極
を除去する直前の状態の断面図。
【図3】同薄膜トランジスタの製造に際し、ゲート電極
をマスクとしてn(またはp)型不純物をある高濃度で
注入した状態の断面図。
【図4】同薄膜トランジスタの製造に際し、完成した状
態の断面図。
【図5】従来の薄膜トランジスタの製造方法を説明する
ために示す断面図。
【図6】この従来の製造方法の問題点を説明するために
示す断面図。
【符号の説明】
11 絶縁基板 13 半導体薄膜 13a チャネル領域 13b 低濃度不純物領域 13c 高濃度不純物領域 14 ゲート絶縁膜 15 ゲート電極 16 ダミー電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に半導体薄膜を形成し、該半
    導体薄膜上にゲート絶縁膜を形成し、該ゲート絶縁膜上
    の前記半導体薄膜のチャネル領域に対応する部分にゲー
    ト電極を形成すると同時にその両側に所定の間隔をおい
    てダミー電極を形成し、該ゲート電極およびダミー電極
    をマスクとして一導電型不純物を低濃度で注入し、次い
    で前記ダミー電極を除去した後、前記ゲート電極をマス
    クとして他導電型不純物を高濃度で注入し、前記半導体
    薄膜のチャネル領域の両側に他導電型低濃度不純物領域
    を形成するとともにその両側に他導電型高濃度不純物領
    域を形成することを特徴とする薄膜トランジスタの製造
    方法。
JP31799892A 1992-11-04 1992-11-04 薄膜トランジスタの製造方法 Pending JPH06151458A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8040298B2 (en) 2006-01-10 2011-10-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Organic light emitting diode display and manufacturing method thereof

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