JPH06151376A - エッチバック法 - Google Patents

エッチバック法

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JPH06151376A
JPH06151376A JP5872591A JP5872591A JPH06151376A JP H06151376 A JPH06151376 A JP H06151376A JP 5872591 A JP5872591 A JP 5872591A JP 5872591 A JP5872591 A JP 5872591A JP H06151376 A JPH06151376 A JP H06151376A
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JP
Japan
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tungsten
etching
etch
tungsten film
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP5872591A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Akimoto
健司 秋元
Hidenobu Miyamoto
秀信 宮本
Tsunehiro Taguchi
恒弘 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Priority to JP5872591A priority Critical patent/JPH06151376A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体装置の製造工程に於て、コンタクトホー
ル,又はビアホール内にCVD法により成膜されたブラ
ンケットタングステン膜をエッチバックする方法に関
し、コンタクトホール内、ビアホール内に“す”を発生
させず、表面を平滑にするエッチバックを行う。 【構成】図1(a)にシリコン基板101上に形成され
たコンタクトホール内にCVD法でブランケットタング
ステン膜103が形成されている。本発明のエッチバッ
ク法は、このタングステン膜103を塩素ガスを用いて
エッチバックする方法である。エッチバック後の断面形
状を図1(c)に示す。 【効果】塩素ガスを用いてエッチバックすることにより
コンタクトホール内に“す”を発生させず、表面の平滑
なタングステンのエッチバックが実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエッチバック法に関し、
特に化学気相法により成膜されたタングステンのエッチ
バック方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電極を形成する材料は、化学気相法(C
VD法)及びスパッタ法により半導体表面に成膜され
る。CVD法はスパッタ法に比べステップカバレージが
優れ、ビアホールの埋め込みに有効である。
【0003】半導体回路の製造工程に於て、半導体基板
上にビアホールを形成後、CVD法により成膜されたタ
ングステン膜によりこのビアホールを埋め込む。タング
ステン膜は、基板上全面に成膜されるために、層間での
配線接続を行うには、ビアホールに埋め込まれている以
外のタングステンを除去するエッチバックが必要であ
る。この除去工程には、反応ガスにフッ素を含んだ反応
性イオンエッチング(RIE)が用いられている。
【0004】タングステンのエッチングについて、So
lid State Technology日本版19
88年6月号の27ページから36ページに報告が行わ
れている。これによると、タングステンのフッ化物及び
塩化物の蒸気圧についてデータが記載されており、この
データから、フッ化物は塩化物に比較し、蒸気圧が高
く、タングステンのエッチングにはフッ素ガスが有利で
あると言われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、CV
D法により成膜したタングステン膜は、ステップカバレ
ージに優れ、ビアホールの埋め込みに適しているが、ビ
アホール内部では、タングステンの膜が側壁より成長す
るために、ビアホール中心部で対角線上の側壁より成長
してきた膜同志がぶつかることとなり、結晶的に不整合
な亀裂を生じる。
【0006】この様な膜のエッチバックを、反応ガスに
フッ素を含んだ反応性イオンエッチングにより行うと、
図3に示したようにエッチングの進行と共にビアホール
内部の亀裂が露出してしまい、大きな穴を形成すること
となる。この穴はオーバーエッチング中に拡大し図3
(c)、最悪の場合には下地拡散層まで到達し、電気的
な劣化を招く。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、反応ガスに
塩素を用いることを特徴とし、タングステンのフッ化物
と塩化物に於ける蒸気圧の差を利用し上記問題点を解決
した。
【0008】タングステンの塩化物は、そのフッ化物の
蒸気圧に対し、二桁程度低い値を示す。これに対し、固
体表面のガス蒸気圧は、表面曲率により変化し次式で現
される。
【0009】
【0010】この様に、蒸気圧は凹面に於いて減少する
傾向があり、また、凸面で増大する。元来、蒸気圧の低
い塩化物の場合は、この効果により大きな影響を受け、
平面に比較し、凹面ではエッチングが進行しないように
なり、反対に、凸面ではエッチレートが増大するものと
考えられる。
【0011】これにより、塩素を反応ガスに用いた場合
には、ビアホール内に生じている亀裂においてエッチン
グが進行しない。
【0012】
【実施例】次に本発明を用いた実施例について図面を参
照し工程順に説明する。
【0013】図1は本発明実施例の概要を工程順に説明
するための断面図である。この実施例では、CVDタン
グステン膜により埋め込まれたコンタクトの埋め込みエ
ッチバックの実施例である。
【0014】シリコン基板101上に、酸化膜102を
CVD法により、厚さ8000オングストローム程度成
膜し、コンタクトホールをリソグラフィー工程とそれに
続く反応性イオンエッチングにより形成した後、CVD
タングステンの成膜を行う。
【0015】原料として六フッ化タングステン(W
6 )を用いた熱CVD法によりタングステン103を
厚さ8000オングストローム程度成長する。こ時の成
長条件は、基板温度を400℃、WF6 の流量を50c
c/min、また、還元剤として水素(H2 )を1l/
min添加した。図1(a)に示したように、CVD法
により成膜したタングステンの表面は、高さ2000オ
ングストローム程度の凹凸を有しており、また、コンタ
クトホールの内部では亀裂を生じている。
【0016】CVD法によるタングステンの成膜後、埋
め込みエッチバックを行う。ここでは、表面に露出した
タングステン膜を高速でエッチング除去するエッチング
と亀裂をエッチングしないエッチングの2ステップエッ
チングにより行われる。
【0017】タングステン膜の高速エッチングには、反
応ガスとして六フッ化硫黄(SF6)を用いた。タング
ステン膜のエッチングは、平行平板電極を有したRIE
装置に於て行った。SF6 を25cc/minの速度で
エッチング装置に導入し、ガス圧力を15Paに調整す
る。電極には13.56MHzの高周波電力を300W
程度導入し、上記ガスを励起しプラズマを発生させ、タ
ングステンのエッチングが行われた。この時得られるタ
ングステンのエッチング速度は、2000オングストロ
ーム/minである。このエッチングによりタングステ
ン膜を、亀裂部が露出しない深さ6000〜8000オ
ングストローム程度除去する。これにより、図1(b)
が得られる。
【0018】この後、反応ガスを塩素に切り替え、亀裂
部をエッチングしない二番目のエッチングを行う。ここ
では、反応ガスとして塩素(Cl2 )を用い、これを2
0cc/minの速度でエッチング装置に導入し、ガス
圧力を15Paに調整する。電極には13.56MHz
の高周波電力を300W程度導入し、上記ガスを励起し
プラズマを発生させ、タングステンのエッチングを行っ
た。この時得られるタングステンのエッチング速度は、
500オングストローム/minであり、このエッチン
グにより、図1(c)が得られる。
【0019】次に、他の実施例について説明する。
【0020】この実施例では、CVD法により成膜した
タングステンの表面をエッチング処理により平坦化する
方法について説明を行う。図2は本発明実施例の概要を
工程順に説明するための断面図である。
【0021】シリコン基板203上に、層間絶縁膜20
2を厚さ1μm程度成膜し、リソグラフィ及びエッチン
グ工程によりビアホールの開口を行い、このビアホール
を埋め込むために、原料として六フッ化タングステン
(WF6 )を用いた熱CVD法によりタングステン20
1を厚さ8000オングストローム程度成長する。この
時の成長条件は、基板温度を400℃、WF6 の流量を
50cc/min、また、還元剤として水素(H2 )を
1l/min添加した。図2(a)に示したように、C
VD法により成膜したタングステンの表面は、高さ20
00オングストローム程度の凹凸を有しており、その後
に行われるリソグラフィ工程を難しくする。
【0022】CVD法によるタングステンの成膜後、こ
の凹凸を除去するために塩素を用いたRIEによりタン
グステンの表面をエッチングする。Cl2 を25cc/
minの速度でエッチング装置に導入し、ガス圧力を1
0Paに調整する。電極には13.56MHzの高周波
電力を400W程度導入し、上記ガスを励起しプラズマ
を発生させ、タングステンのエッチングが行われた。こ
の時得られるタングステンのエッチング速度は、500
オングストローム/minである。このエッチングによ
りタングステン膜を、深さ2000オングストローム程
度除去することにより、平滑な表面を有したタングステ
ン膜が図2(b)のように得られる。
【0023】この様にして平坦化されたタングステン膜
上に、レジストを塗布し、露光現像のリソグラフィ工程
を行い図2(c)を得る。このレジストマスクをマスク
として反応性イオンエッチング(RIE)によりタング
ステンのエッチングを行う。ここでは、反応ガスとして
六フッ化硫黄(SF6 )とフロンー23(CHF3)を
用いた。タングステンのエッチングは、平行平板電極を
有したRIE装置に於て行った。SF6 とCHF3を各
々20及び25cc/minの速度でエッチング装置に
導入し、ガス圧力を15Paに調整する。電極には1
3.56MHzの高周波電力を300W程度導入し、上
記ガスを励起しプラズマを発生させ、タングステンのエ
ッチングが行われた。この時得られるタングステンのエ
ッチング速度は、2000オングストローム/minで
あり、このエッチングにより、図2(d)が得られる。
エッチング後にマスクであったレジストを剥離し、タン
グステン配線が形成され、図2(e)を得る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ビアホー
ル内部に亀裂を生じたタングステンCVD膜の埋め込み
エッチバックに於いて、塩素ガスを用いることによりこ
の亀裂を拡大しないエッチバックが実現される。
【0025】更に、表面の凹凸を有したCVDタングス
テン膜を、塩素ガスを用いエッチング処理することによ
り、表面の平坦化が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をCVDタングステン膜をビアホールに
埋め込んだ場合のエッチバック工程順説明縦断面図であ
る。
【図2】本発明を、タングステンCVDを用いビアホー
ル埋め込み、本発明を応用し、タングステン表面を平坦
化する工程順説明断面図である。
【図3】CVDタングステン膜をビアホールに埋め込ん
だ従来の実施例についての工程順説明縦断面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学気相法により成膜されるタングステ
    ンの乾式食刻法を用いたエッチバックに於て、反応ガス
    として塩素を用いることを特徴とするエッチバック法。
  2. 【請求項2】 上記反応ガスとして塩素に酸素、窒素も
    しくは不活性ガスの内一種類もしくは多種類を混合する
    ことを特徴とする請求項1記載のエッチバック法。
JP5872591A 1991-03-22 1991-03-22 エッチバック法 Pending JPH06151376A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100358640B1 (ko) * 1999-09-02 2002-10-30 삼성전자 주식회사 반도체장치 제조를 위한 텅스텐 플러그 형성방법
KR100473161B1 (ko) * 1997-12-31 2005-06-22 주식회사 하이닉스반도체 반도체소자의금속배선형성방법

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JPH04171922A (ja) * 1990-11-06 1992-06-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンタクトホールの埋め込み方法

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980324