JPH06151218A - 巻鉄心の製造方法 - Google Patents
巻鉄心の製造方法Info
- Publication number
- JPH06151218A JPH06151218A JP31443092A JP31443092A JPH06151218A JP H06151218 A JPH06151218 A JP H06151218A JP 31443092 A JP31443092 A JP 31443092A JP 31443092 A JP31443092 A JP 31443092A JP H06151218 A JPH06151218 A JP H06151218A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laminated body
- core
- magnetic alloy
- wound
- amorphous magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 17
- 229910001004 magnetic alloy Inorganic materials 0.000 claims abstract description 16
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 11
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 11
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 8
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims abstract 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 3
- 238000005304 joining Methods 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 abstract description 2
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 非晶質磁性合金薄帯が本来有する磁気特性を
損なうことのない巻鉄心を製造する。 【構成】 円筒形状でその外周の一部に凹部7aを有す
る芯金6aに、非晶質磁性合金薄帯1の積層体5を巻き
付け、積層体5を芯金6aの凹部7aの内側へ弛ませ、
接合部8となる切断部端面3eと3e’,3dと3
d’,3cと3c’,3bと3b’,3aと3a’を順
次接合して巻鉄心2を形成する。
損なうことのない巻鉄心を製造する。 【構成】 円筒形状でその外周の一部に凹部7aを有す
る芯金6aに、非晶質磁性合金薄帯1の積層体5を巻き
付け、積層体5を芯金6aの凹部7aの内側へ弛ませ、
接合部8となる切断部端面3eと3e’,3dと3
d’,3cと3c’,3bと3b’,3aと3a’を順
次接合して巻鉄心2を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非晶質磁性合金薄帯を
鉄心材料として使用した巻鉄心の製造方法に関する。
鉄心材料として使用した巻鉄心の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の巻鉄心の製造方法を図3に示す。
図3(a)に示すように、それぞれ指定の長さに切断し
た非晶質磁性合金薄帯1を例えば1枚毎に長手方向に順
次ずらして複数枚積層した、それぞれ傾斜した端面を有
する積層ブロック4a,4b,4c,4d,4eを、下
から積層ブロック4a,4b,4c,4d,4eの順に
積層して積層体5を形成し、図3(b)に示すように、
その積層体5を円筒形状の芯金6cに巻き付け、接合部
8となる切断部端面3eと3e’,3dと3d’,3c
と3c’,3bと3b’,3aと3a’を順次接合して
巻鉄心2を形成する。
図3(a)に示すように、それぞれ指定の長さに切断し
た非晶質磁性合金薄帯1を例えば1枚毎に長手方向に順
次ずらして複数枚積層した、それぞれ傾斜した端面を有
する積層ブロック4a,4b,4c,4d,4eを、下
から積層ブロック4a,4b,4c,4d,4eの順に
積層して積層体5を形成し、図3(b)に示すように、
その積層体5を円筒形状の芯金6cに巻き付け、接合部
8となる切断部端面3eと3e’,3dと3d’,3c
と3c’,3bと3b’,3aと3a’を順次接合して
巻鉄心2を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】非晶質磁性合金薄帯の
積層体を芯金に巻き付け、内側の積層ブロックから順に
切断部端面を接合していく場合、不均一な接合部ギャッ
プが生じないように接合する必要がある。しかしながら
従来の方法では、内側の積層ブロックから順に切断部端
面を接合していくにつれて、非晶質磁性合金薄帯の積層
間に空隙ができ、巻鉄心がふくらむため、不均一な接合
部ギャップが生じてしまい、切断部端面相互の実効接触
面積が減少してしまう。その結果、切断部端面の接合部
での局部的損失を招き、巻鉄心の磁気特性が低下してし
まい、品質を低下させるという問題があった。そこで本
発明では、非晶質磁性合金薄帯が本来有する磁気特性を
損なうことのない巻鉄心を製造する方法を提供しようと
するものである。
積層体を芯金に巻き付け、内側の積層ブロックから順に
切断部端面を接合していく場合、不均一な接合部ギャッ
プが生じないように接合する必要がある。しかしながら
従来の方法では、内側の積層ブロックから順に切断部端
面を接合していくにつれて、非晶質磁性合金薄帯の積層
間に空隙ができ、巻鉄心がふくらむため、不均一な接合
部ギャップが生じてしまい、切断部端面相互の実効接触
面積が減少してしまう。その結果、切断部端面の接合部
での局部的損失を招き、巻鉄心の磁気特性が低下してし
まい、品質を低下させるという問題があった。そこで本
発明では、非晶質磁性合金薄帯が本来有する磁気特性を
損なうことのない巻鉄心を製造する方法を提供しようと
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、円筒形状でその外周の一部に凹部を有する芯金に、
非晶質磁性合金薄帯の積層体を巻き付け、前記積層体を
前記芯金の凹部の内側へ弛ませておきながら前記積層体
の切断部端面を接合する。請求項2の発明においては、
楕円筒形状でその外周の一部に凹部を有する芯金に、非
晶質磁性合金薄帯の積層体を巻き付け、前記積層体を前
記芯金の凹部の内側へ弛ませておきながら前記積層体の
切断部端面を接合する。
は、円筒形状でその外周の一部に凹部を有する芯金に、
非晶質磁性合金薄帯の積層体を巻き付け、前記積層体を
前記芯金の凹部の内側へ弛ませておきながら前記積層体
の切断部端面を接合する。請求項2の発明においては、
楕円筒形状でその外周の一部に凹部を有する芯金に、非
晶質磁性合金薄帯の積層体を巻き付け、前記積層体を前
記芯金の凹部の内側へ弛ませておきながら前記積層体の
切断部端面を接合する。
【0005】
【作用】本発明によると、非晶質磁性合金薄帯の積層体
を、芯金の内側へ弛ませておきながら切断部端面を接合
するため、切断部端面を接合させたときに不均一な接合
部ギャップが生じなくなり、非晶質磁性合金薄帯が本来
有する磁気特性を損なうことのない巻鉄心を製造するこ
とができる。
を、芯金の内側へ弛ませておきながら切断部端面を接合
するため、切断部端面を接合させたときに不均一な接合
部ギャップが生じなくなり、非晶質磁性合金薄帯が本来
有する磁気特性を損なうことのない巻鉄心を製造するこ
とができる。
【0006】
【実施例】本発明の製造方法の第1の実施例を図1に示
す。図1(a)に示すように、それぞれ指定の長さに切
断した非晶質磁性合金薄帯1を例えば1枚毎に長手方向
に順次ずらして複数枚積層した、それぞれ傾斜した端面
を有する積層ブロック4a,4b,4c,4d,4e
を、下から積層ブロック4a,4b,4c,4d,4e
の順に積層して積層体5を形成し、図1(b)に示すよ
うに、その積層体5を円筒形状でその外周の一部に凹部
7aを有する芯金6aに巻き付け、積層体5を芯金6a
の凹部7aの内側へ弛ませ、接合部8となる切断部端面
3eと3e’,3dと3d’,3cと3c’,3bと3
b’,3aと3a’を順次接合して巻鉄心2を形成す
る。
す。図1(a)に示すように、それぞれ指定の長さに切
断した非晶質磁性合金薄帯1を例えば1枚毎に長手方向
に順次ずらして複数枚積層した、それぞれ傾斜した端面
を有する積層ブロック4a,4b,4c,4d,4e
を、下から積層ブロック4a,4b,4c,4d,4e
の順に積層して積層体5を形成し、図1(b)に示すよ
うに、その積層体5を円筒形状でその外周の一部に凹部
7aを有する芯金6aに巻き付け、積層体5を芯金6a
の凹部7aの内側へ弛ませ、接合部8となる切断部端面
3eと3e’,3dと3d’,3cと3c’,3bと3
b’,3aと3a’を順次接合して巻鉄心2を形成す
る。
【0007】本発明の製造方法における第2の実施例を
図2に示す。図2(a)に示すように、それぞれ指定の
長さに切断した非晶質磁性合金薄帯1を例えば1枚毎に
長手方向に順次ずらして複数枚積層した、それぞれ傾斜
した端面を有する積層ブロック4a,4b,4c,4
d,4eを、下から積層ブロック4a,4b,4c,4
d,4eの順に積層して積層体5を形成し、図2(b)
に示すように、その積層体5を楕円筒形状で、その外周
の一部に凹部7bを有する芯金6bに巻き付け、積層体
5を芯金6bの凹部7bの内側へ弛ませ、接合部8とな
る切断部端面3eと3e’,3dと3d’,3cと3
c’,3bと3b’,3aと3a’を順次接合して巻鉄
心2を形成する。
図2に示す。図2(a)に示すように、それぞれ指定の
長さに切断した非晶質磁性合金薄帯1を例えば1枚毎に
長手方向に順次ずらして複数枚積層した、それぞれ傾斜
した端面を有する積層ブロック4a,4b,4c,4
d,4eを、下から積層ブロック4a,4b,4c,4
d,4eの順に積層して積層体5を形成し、図2(b)
に示すように、その積層体5を楕円筒形状で、その外周
の一部に凹部7bを有する芯金6bに巻き付け、積層体
5を芯金6bの凹部7bの内側へ弛ませ、接合部8とな
る切断部端面3eと3e’,3dと3d’,3cと3
c’,3bと3b’,3aと3a’を順次接合して巻鉄
心2を形成する。
【0008】
【発明の効果】製造工程における特性悪化要因が最小限
におさえられることから、製品完成状態での特性の向上
が図れるため、全体的な省エネルギー対策となる。
におさえられることから、製品完成状態での特性の向上
が図れるため、全体的な省エネルギー対策となる。
【図1】本発明の製造方法の第1の実施例を示す製造工
程図である。
程図である。
【図2】本発明の製造方法の第2の実施例を示す製造工
程図である。
程図である。
【図3】従来の製造方法の一例を示す製造工程図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 非晶質磁性合金薄帯 2 巻鉄心 3a,3b,3c,3d,3e 切断部端面 3a’,3b’,3c’,3d’,3e’ 切断部端
面 4a,4b,4c,4d,4e 積層ブロック 5 積層体 6a,6b,6c 芯金 7a,7b 凹部 8 接合部
面 4a,4b,4c,4d,4e 積層ブロック 5 積層体 6a,6b,6c 芯金 7a,7b 凹部 8 接合部
Claims (2)
- 【請求項1】 非晶質磁性合金薄帯を所定長さ寸法に切
断しものを、複数枚積み重ねて積層体とし、円筒形状で
その外周の一部に凹部を有する芯金に、前記積層体を巻
き付け、前記積層体を前記芯金の凹部の内側へ弛ませて
おきながら前記積層体の切断部端面を接合する巻鉄心の
製造方法。 - 【請求項2】 非晶質磁性合金薄帯を所定長さ寸法に切
断しものを、複数枚積み重ねて積層体とし、楕円筒形状
でその外周の一部に凹部を有する芯金に、前記積層体を
巻き付け、前記積層体を前記芯金の凹部の内側へ弛ませ
ておきながら前記積層体の切断部端面を接合する巻鉄心
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31443092A JPH06151218A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 巻鉄心の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31443092A JPH06151218A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 巻鉄心の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06151218A true JPH06151218A (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=18053264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31443092A Pending JPH06151218A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 巻鉄心の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06151218A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022260448A1 (ko) * | 2021-06-09 | 2022-12-15 | 주식회사 포스코 | 변압기 철심 및 그 제조방법 |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP31443092A patent/JPH06151218A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022260448A1 (ko) * | 2021-06-09 | 2022-12-15 | 주식회사 포스코 | 변압기 철심 및 그 제조방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11299136A (ja) | 固定子鉄芯およびその製造方法 | |
JPH06151218A (ja) | 巻鉄心の製造方法 | |
JPH025632Y2 (ja) | ||
JPH09308144A (ja) | 電動機の固定子 | |
JPS6318848B2 (ja) | ||
WO2017090507A1 (ja) | アモルファス変圧器及びアモルファス鉄心 | |
JPH0670513A (ja) | 固定子鉄心の製造方法 | |
JPH01317602A (ja) | 無端状金属ベルトの製造方法 | |
JP2000166189A (ja) | リニアモータ用ヨーク部材の製造方法 | |
US2964836A (en) | Method of making three-phase cores for transformers | |
US2995720A (en) | Magnetic cores | |
JP2004175520A (ja) | 紙管の接合方法 | |
JPH07249537A (ja) | アモルファス巻鉄心およびその製造方法 | |
JPH0421421B2 (ja) | ||
JP2003513598A (ja) | テープ製造方法 | |
JPH0645165A (ja) | 巻鉄心の製造方法 | |
JPS6231009A (ja) | 磁気ヘツドの製造方法 | |
JPS5988813A (ja) | トランス用鉄芯の組立て方法 | |
JPH11176654A (ja) | アモルファス鉄心およびその製造方法 | |
JPS61132059A (ja) | 回転電機の製造方法 | |
JPH07120587B2 (ja) | 磁気漏れ変圧器形安定器 | |
JPS62265711A (ja) | 変圧器の製造方法 | |
JPS63132408A (ja) | 巻鉄心 | |
JPS6327018U (ja) | ||
JP3198426B2 (ja) | 静止誘導機器用鉄心及びその製造方法 |