JPH07120587B2 - 磁気漏れ変圧器形安定器 - Google Patents

磁気漏れ変圧器形安定器

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JPH07120587B2
JPH07120587B2 JP62013492A JP1349287A JPH07120587B2 JP H07120587 B2 JPH07120587 B2 JP H07120587B2 JP 62013492 A JP62013492 A JP 62013492A JP 1349287 A JP1349287 A JP 1349287A JP H07120587 B2 JPH07120587 B2 JP H07120587B2
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JP
Japan
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iron core
gap
core
secondary winding
magnetic
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JP62013492A
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茂久 吉田
佳之 酒井
孝 小立
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、放電灯安定器として使用され、一次巻線と二
次巻線との間の結合を疎にして漏れ磁束を発生させる磁
気漏れ変圧器形安定器に関するものである。
[背景技術] 従来よりこの種の磁気漏れ変圧器形安定器として、第4
図に示すように、外鉄芯3の内側に両端が外鉄芯3に磁
気結合された内鉄芯2を設けて略日字状に形成された鉄
芯1の内鉄芯2に一次巻線5および二次巻線6を巻装
し、一次巻線5と二次巻線6との中間の部位において、
内鉄芯2と外鉄芯3との間に分極鉄芯7を配設した構成
のものが提供されている。分極鉄芯7は外鉄芯3もしく
は内鉄芯2に対して直接に磁気結合されずに、非磁性体
よりなるギャップ材8を介して配設される。ギャップ材
8は紙類、布類、合成樹脂、あるいは紙類や布類にワニ
スや接着剤を含浸させた部材により形成され、また、第
8図に示すように、従来のギャップ材8の厚みdは、内
鉄芯2と外鉄芯3との間の距離W1と分極鉄芯7の長さW2
との差よりも薄く形成されている(d<W1−W2)。すな
わち、この構成では、ギャップ材8が上記間隙の幅より
も小さいことから、外鉄芯3が分極鉄芯7に対応する部
位で固定されず外鉄芯3が振動しやすいという問題があ
る。
これに対して、上記間隙の幅(W1−W2)よりも若干厚み
dの大きいギャップ材を用いることにより、一次巻線5
と二次巻線6との間の部位で外鉄芯3と内鉄芯2との間
に分極鉄芯7をギャップ材8とともに圧入し、外鉄芯3
と内鉄芯2とが振動できないようにして、振動を減少さ
せる構成が考えられる。ところが、この構成において
も,第9図に示すように、二次巻線6を巻装している内
鉄芯2の部位にブリッジギャップ12等を形成して磁路を
狭くしているような場合には、ランプ点灯時に磁路が狭
くなっている部分での磁気漏れにより、外鉄芯3に高レ
ベルの振動が生じるという問題がある。この振動は、鉄
芯1の全体長が比較的長い場合に生じやすい。
[発明の目的] 本発明は上述の点に鑑みて為されたものであって、その
目的とするところは、騒音の原因となる振動を低減させ
た磁気漏れ変圧器形安定器を提供することにある。
[発明の開示] 本発明に係る磁気漏れ変圧器形安定器は、外鉄芯の内側
に両端が外鉄芯に磁気結合された内鉄芯を設けて略日字
状に形成された鉄芯と、内鉄芯に軸方向に離間して巻装
された一次巻線および二次巻線と、一次巻線と二次巻線
との間の部位で外鉄芯と内鉄芯との間に形成された間隙
に非磁性体よりなるギャップ材とともに圧入される分極
鉄芯とを備え、二次巻線に対応する部位の内鉄芯に磁路
を狭めるブリッジギャップが形成された磁気漏れ変圧器
形安定器において、上記鉄芯は鉄芯素板を積層して形成
され、二次巻線の軸方向の中間に対応する外鉄芯の部位
の一所において外鉄芯を形成する各鉄芯素板を互いに固
着して成るものであり、外鉄芯の適所に鉄芯を形成する
鉄芯素板を互いに固着することにより、外鉄芯の振動を
減少させたものである。
(実施例) 第4図に示すように、鉄芯1は略T形に形成された内鉄
芯2と、略L形に形成された一対の外鉄芯素体3a,3bと
を組み合わせて形成される。すなわち、内鉄芯2の積片
の両端面にそれぞれ各外鉄芯素体3a,3bの縦片の先端部
側面が当接するとともに、内鉄芯2の縦片の先端部側面
に外鉄芯素体3a,3bの横片の先端面が当接することによ
り、環状の外鉄芯3の内側に内鉄芯2が磁気結合された
略日字状の鉄芯1が形成される。また、内鉄芯2と外鉄
芯3とはそれぞれ薄い磁性体板よりなる鉄芯素板4を積
層して形成されている。内鉄芯2の縦片には一次巻線5
と二次巻線6とが長手方向に離間して巻装されており、
一次巻線5と二次巻線6との中間の部位では内鉄芯2と
外鉄芯3との間に分極鉄芯7が配設される。分極鉄芯7
と内鉄芯2との間にはギャップ材8が介装される。ギャ
ップ材8の形成材料としては非磁性体であって硬くかつ
寸法精度の出しやすい材料が選択される。したがって、
通常は合成樹脂が用いられる。また、動作時における発
熱等を考慮し、熱変形や熱による軟化の生じにくい材料
が選択される。ギャップ材8は、第5図に示すように、
一次巻線5および二次巻線6が巻装されるコイルボビン
9と一体に形成したり、第6図に示すように、一対のギ
ャップ材8を合体させるとともに内鉄芯2が挿通される
挿通孔10を有する形状の保持部材11として形成したり、
あるいは第7図に示すように、分極鉄芯7を保持するの
みの略コ形に形成すればよい。ギャップ材8の厚みは分
極鉄芯7の一端を外鉄芯3に当接させた状態で分極鉄芯
7と内鉄芯2との間に形成されるギャップの幅よりも若
干大きく設定されており、第2図に示すように、圧縮さ
れた状態で装着されるようになっている。したがって、
外鉄芯3に分極鉄芯7が圧接して外鉄芯3が振動できな
いようになっている。内鉄芯2において二次巻線6が巻
装された部位には、第1図(b)に示すように、磁路を
狭めるブリッジギャップ12が形成されており、ランプが
点灯したときには磁気的飽和によりこの部分で磁気漏れ
が生じるようになっている。また、二次巻線6の軸方向
の略中央部に対応する外鉄芯3の部位において、第1図
に示すように、外鉄芯3の外側面で各鉄芯素板4同士が
溶接された溶接箇所13が形成されており、鉄芯素板4が
一体化され機械的強度が向上している。このように、鉄
芯素板4同士を溶接して固着したことにより、第3図に
実線で示すように、振動レベルが低減されるのである。
第3図には比較例として、背景技術の項で説明した通常
の安定器の振動特性を破線で示し、また溶接箇所13を設
けずに分極鉄芯7とギャップ材8とを内鉄芯2と外鉄芯
3との間に圧入した場合の安定器の振動特性を一点鎖線
で示す。第3図から明らかなように、本構成により全体
に振動レベルが低減され、騒音の発生が減少するのであ
る。ここに、鉄芯素板4間が溶接箇所13で短絡されるこ
とになるが、短絡は局所的であり、しかも磁束が集中す
るような場所ではないから、鉄損の増加がほとんどない
ものである。また、溶接に代えて局部的に接着剤を塗布
したり、合成樹脂等により各鉄芯素板4を間を一体化し
固定するようにしても略同等の振動低減効果を得ること
ができるものである。
[発明の効果] 本発明は上述のように、環状に形成された外鉄芯の内側
に両端が外鉄芯に磁気結合された内鉄芯を設けて略日字
状に形成された鉄芯と、内鉄芯に軸方向に離間して巻装
された一次巻線および二次巻線と、一次巻線と二次巻線
との間の部位で外鉄芯と内鉄芯との間に形成された間隙
に非磁性体よりなるギャップ材とともに圧入される分極
鉄芯とを備え、二次巻線に対応する部位の内鉄芯に磁路
を狭めるブリッジギャップが形成された磁気漏れ変圧器
形安定器において、上記鉄芯は鉄芯素板を積層して形成
され、二次巻線の軸方向の中間に対応する外鉄芯の部位
の一所において外鉄芯を形成する各鉄芯素板を互いに固
着して成るものであり、振動レベルが比較的大きい二次
巻線の軸方向の中間部に対応する外鉄芯の部位の一所で
外鉄芯を形成する鉄芯素板間を互いに固着しているか
ら、その部位における外鉄芯の機械的強度が向上し、そ
の結果、振動レベルが大幅に低減され、騒音の発生が減
少するという効果を有するのである。また、振動低減の
構成が鉄芯素板同士の固着という比較的簡単な構成であ
るから、容易に実現することができるという利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)はそれぞれ本発明の一実施例を示す
側面図と平面図、第2図は同上の要部断面図、第3図は
同上の動作説明図、第4図は本発明に係る磁気漏れ変圧
器形安定器の基本構成を示す分解斜視図、第5図ないし
第7図はそれぞれ同上に用いるギャップ材の構成例を示
す斜視図、第8図は同上の要部断面図、第9図は従来例
の問題点を示す動作説明図である。 2は内鉄芯、3は外鉄芯、4は鉄芯素板、5は一次巻
線、6は二次巻線、7は分極鉄芯、8はギャップ材、13
は溶接箇所である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小立 孝 兵庫県姫路市西延末404−1 池田電機株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−142658(JP,A) 実開 昭47−29240(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外鉄芯の内側に両端が外鉄芯に磁気結合さ
    れた内鉄芯を設けて略日字状に形成された鉄芯と、内鉄
    芯に軸方向に離間して巻装された一次巻線および二次巻
    線と、一次巻線と二次巻線との間の部位で外鉄芯と内鉄
    芯との間に形成された間隙に非磁性体よりなるギャップ
    材とともに圧入される分極鉄芯とを備え、二次巻線に対
    応する部位の内鉄芯に磁路を狭めるブリッジギャップが
    形成された磁気漏れ変圧器形安定器において、上記鉄芯
    は鉄芯素板を積層して形成され、二次巻線の軸方向の中
    間に対応する外鉄芯の部位の一所において外鉄芯を形成
    する各鉄芯素板を互いに固着して成ることを特徴とする
    磁気漏れ変圧器形安定器。
JP62013492A 1987-01-23 1987-01-23 磁気漏れ変圧器形安定器 Expired - Lifetime JPH07120587B2 (ja)

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JPS63181404A JPS63181404A (ja) 1988-07-26
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