JPH06151155A - 半田付け部を備えた電気部品 - Google Patents

半田付け部を備えた電気部品

Info

Publication number
JPH06151155A
JPH06151155A JP4319477A JP31947792A JPH06151155A JP H06151155 A JPH06151155 A JP H06151155A JP 4319477 A JP4319477 A JP 4319477A JP 31947792 A JP31947792 A JP 31947792A JP H06151155 A JPH06151155 A JP H06151155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding member
soldering
terminal
synthetic resin
electric wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4319477A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Toyoda
秀樹 豊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP4319477A priority Critical patent/JPH06151155A/ja
Publication of JPH06151155A publication Critical patent/JPH06151155A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂製の保持部材の近傍にて電線の端末
とターミナルとを半田付けする際、半田付け温度による
高熱によって保持部材の表面が劣化しない半田付け部を
備えた電気部品を提供することを目的とする。 【構成】 コイル14a,14bが巻かれた合成樹脂製
のコイルボビン12と、ターミナル16a,16b,1
6cの一端を保持するボビンエッジ部12aとが一体的
に成形されており、該ボビンエッジ部12aの表面には
ケイ酸アルミニウムが主成分として混合された塗料が塗
布され層13となって設けられてる。そして、前記コイ
ル14a,14bの端末が、ターミナル16a,16
b,16cのそれぞれの半田付け部15a,15b,1
5cにて半田付けされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばモータ、リレ
ー、警音器等のコイル装置に係わり、詳しくは、合成樹
脂製の保持部材にターミナルが保持され、該ターミナル
と電線とを前記保持部材の近傍にて半田付けして成る電
気部品の耐熱性強化構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半田付け部を備えた電気部品
として、例えば、実開昭62─60019号公報に示す
ようなものが知られている。この電気部品は、合成樹脂
製の保持部材なるボビンに複数回巻かれた電線の端末と
前記保持部材の端面に嵌合させた端子とを該端子の根本
部、即ち、保持部材の表面の近傍にて半田付けして成る
ものである。
【0003】しかし、上記構造の電気部品では、電線の
端末とターミナルとを半田付けする際、前記保持部材の
表面が半田付け温度(400℃)付近まで上昇してしま
う。そして、前記保持部材は耐熱性の低い合成樹脂等で
形成されているために、前記保持部材の表面が上記半田
付け温度による高熱によって軟化してしまうという問題
がある。その結果、軟化した前記保持部材の表面に電線
の一部が接触した場合、電線が前記保持部材の表面にく
い込んでしまう。さらに、前記保持部材の表面温度が常
温に近づくに従って、前記保持部材の表面にくい込んだ
状態で固着してしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は上記事
実を考慮し、合成樹脂製の保持部材の近傍で電線の端末
と前記ターミナルとを半田付けする際、半田付け温度に
よる高熱によって保持部材の表面が劣化しない半田付け
を備えた電気部品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題解決するため
に、本発明は、電線と、該電線の端末が接続されるター
ミナルと、該ターミナルの一端部を保持する合成樹脂か
ら成る保持部材とを備え、前記ターミナルと前記電線と
が前記保持部材の近傍にて半田付け部を形成する電気部
品において、前記保持部材の前記半田付け部に隣接する
表面に前記合成樹脂樹よりも耐熱性に優れ、且つ、絶縁
性を有する材料を塗布し、乾燥して硬化させた断熱層を
設けたことを特徴としている。
【0006】請求項2記載の本発明に係わる半田付け部
を備えた電気部品は、請求項1記載の本発明において、
前記材料はセラミック類似物から成ることを特徴として
いる。
【0007】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、半田付け部に
隣接する合成樹脂から成る保持部材の表面に前記合成樹
脂よりも耐熱性に優れ、且つ、絶縁性を有する材料を塗
布し、乾燥して硬化させた層を設けたことによって、電
線の端末とターミナルとを前記保持部材の近傍にて半田
付けする際、半田ごてから発生する高熱が直接前記保持
部材の表面へ伝わるのを抑え、前記保持部材の表面の劣
化、例えば軟化や絶縁性の悪化や変形等を防止する。
【0008】また、請求項2記載の本発明によれば、請
求項1記載の本発明において、前記保持部材の前記半田
付け部に隣接する表面にセラミック物質が主成分として
混合させてできたセラミック類似物から成る材料を塗布
し、乾燥して硬化させた層を設けたことによって、前記
電線の端末と前記ターミナルとを前記保持部材の近傍に
て半田付けする際、半田ごてから発生する高熱が直接前
記保持部材の表面へ伝わるのを抑え、前記保持部材の表
面の劣化を防止する。また、セラミック類似物とするこ
とによって、半田付けの熱で更にセラミック化が進み、
耐熱性の良い電気部品を提供することができる。
【0009】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の半田付け部
を備えた電気部品は、電線の端末とターミナルとを合成
樹脂から成る保持部材の近傍にて半田付けする際に、高
熱による保持部材の表面の劣化を防ぐことができる。そ
のため、半田付けが容易に行えるようになり、電気部品
の製造における作業性が向上する。
【0010】
【実施例】次に、本発明の半田付け部を備えた電気部品
に係わる一実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】図1は、OA機器、車両用の電装品等に用
いられるステッピングモータに組み込まれるコイル装置
である。
【0012】本発明の電気部品を成すコイル装置10
は、図1、図2〔図1のA─A断面図〕および図3〔図
1の一部拡大斜視図〕に示すように、合成樹脂製のコイ
ルボビン12、コイルボビン12に複数回巻かれた導電
性を有する2つのコイル部分14a,14b、およびコ
イル部分14a,14bから引き出された電線の端末1
4at,14btに接続され一端が外部配線に接続され
るターミナル16a,16b,16cから構成されてい
る。また、コイルボビン12の外周の一部には前記ター
ミナル16a,16b,16cのそれぞれの他端を保持
する保持部材を成すボビンエッジ部12aがコイルボビ
ン12と同質部材で且つ一体的に形成されている。さら
に、ボビンエッジ部12aの表面(図2、図3の斜線
部)には、セラミック物質をバインダーとなる例えばシ
ロキサンやシリコン樹脂等に混合してできたセラミック
類似物から成る塗料、例えば、ケイ酸アルミニウムを主
成分としてシロキサンに混合してできた塗料が予め塗布
され、乾燥して硬化させた断熱層13が設けられてい
る。そして、この断熱層13は前記合成樹脂よりも耐熱
性に優れ、且つ、絶縁性を有する。
【0013】ここで、前記コイル部分14aから引き出
された電線の端末14atの一端はターミナル16a
に、他端はターミナル16bに、また、前記コイル部分
14bから引き出された電線の端末14btの一端はタ
ーミナル16bに、他端はターミナル16cに半田付け
部15a,15b,15c、即ち、ケイ酸アルミニウム
が塗布された前記ボビンエッジ部12aの近傍にてそれ
ぞれ巻付けられ、且つ、半田付けされている。そして、
ターミナル16bはコイル部分14a,14bの中間タ
ップとなっている。
【0014】本実施例のコイル装置10の半田付け工程
において、ターミナル16a,16b,16c上の半田
付け部15a,15b,15cは、半田付け温度(約4
00℃)の状態にある半田が入れられた半田槽に浸漬さ
れ半田揚げされる。そのとき、ボビンエッジ部12aの
表面には、耐熱性に優れ、且つ、絶縁性を有するケイ酸
アルミニウムを主成分として混合してできた塗料が予め
塗布され、乾燥して硬化させた断熱層13となって設け
られているため、半田槽内の半田の高熱を直接ボビンエ
ッジ部12aの表面に伝わるのを抑えることができる。
したがって、高熱によるボビンエッジ部12aの表面の
軟化や絶縁性の劣化等を防止することができる。
【0015】なお、上記一実施例において、ボビンエッ
ジ部12aの表面にケイ酸アルミニウムを主成分として
混合してできた塗料を塗布し、乾燥して硬化させた断熱
層として設けたが、これに限らず、特公昭37─164
42号公報に開示されているような、例えば、ケイ酸マ
グネシウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、チタン酸カ
リウム等のセラミック物質とシロキサンとを混合させて
できたセラミック類似物を塗布し、乾燥して硬化させた
断熱層とすることによって同様の効果を得ることができ
る。
【0016】また、上記一実施例の半田付け工程におい
て、半田付け部を半田槽に浸漬し、半田揚げしたが、こ
れに限らず、ターミナルと電線の端末とを半田ごてによ
って半田付けしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気部品の一実施例となるステッピン
グモータにおけるコイル部分の全体斜視図である。
【図2】上記一実施例のA─A断面図である。
【図3】上記一実施例のターミナル部分の一部拡大斜視
図である。
【符号の説明】
10 半田付け部を備えた電気部品 12 保持部材 13 断熱層 14at,14bt 電線 15a,15b,15c 半田付け部 16a,16b,16c ターミナル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線と、該電線の端末が接続されるター
    ミナルと、該ターミナルの一端部を保持する合成樹脂か
    ら成る保持部材とを備え、前記ターミナルと前記電線と
    が前記保持部材の近傍にて半田付け部を形成する電気部
    品において、 前記保持部材の前記半田付け部に隣接する表面に前記合
    成樹脂よりも耐熱性に優れ、且つ、絶縁性を有する材料
    を塗布し、乾燥して硬化させた断熱層を設けたことを特
    徴とする半田付け部を備えた電気部品。
  2. 【請求項2】 前記材料はセラミック類似物から成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の半田付け部を備えた電気
    部品。
JP4319477A 1992-11-04 1992-11-04 半田付け部を備えた電気部品 Pending JPH06151155A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4319477A JPH06151155A (ja) 1992-11-04 1992-11-04 半田付け部を備えた電気部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4319477A JPH06151155A (ja) 1992-11-04 1992-11-04 半田付け部を備えた電気部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06151155A true JPH06151155A (ja) 1994-05-31

Family

ID=18110641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4319477A Pending JPH06151155A (ja) 1992-11-04 1992-11-04 半田付け部を備えた電気部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06151155A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019067925A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 Tdk株式会社 コイル装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019067925A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 Tdk株式会社 コイル装置
CN113363064A (zh) * 2017-09-29 2021-09-07 Tdk株式会社 线圈装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5105531A (en) Method of manufacturing a coil of insulated wire
CA1299632C (en) Insulated coil assembly
JPH06151155A (ja) 半田付け部を備えた電気部品
US1394055A (en) Resistance-unit terminal
US2469099A (en) Electric windings and leads therefor
JP2005005644A (ja) 巻線型電子部品及び樹脂組成物
JP3156370B2 (ja) 回転電機の界磁巻線の絶縁処理方法
JP2817270B2 (ja) 電気機器用の耐熱巻線の製作方法
JPS5854846A (ja) 回転子巻線
JPH0234733Y2 (ja)
JPH0115126Y2 (ja)
JPH08264275A (ja) 誘導加熱用コイル
JPS5836483B2 (ja) 円筒状電磁巻線
JP2616103B2 (ja) 耐熱性コイルの製造方法
JP2001155935A (ja) トランス及びその製造方法
JPH0963863A (ja) コンバータトランス
JP3887875B2 (ja) 電線の接続構造
JPH0514493Y2 (ja)
KR20230078086A (ko) 리츠 와이어의 절연막의 처리 방법 및 장치
JP2702710B2 (ja) フライバックトランス用高圧ケーブル
JPS5834743Y2 (ja) コガタトランス
JPS6320091Y2 (ja)
JPH03141601A (ja) 電力形被覆巻線抵抗器
JPS6032731Y2 (ja) 核融合装置用コイル
JPS5929307A (ja) 多導体線の製造法