JPH061507Y2 - 4輪操舵車 - Google Patents

4輪操舵車

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JPH061507Y2
JPH061507Y2 JP1987130032U JP13003287U JPH061507Y2 JP H061507 Y2 JPH061507 Y2 JP H061507Y2 JP 1987130032 U JP1987130032 U JP 1987130032U JP 13003287 U JP13003287 U JP 13003287U JP H061507 Y2 JPH061507 Y2 JP H061507Y2
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JP
Japan
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gear
arm
actuator
wheel steering
clutch
Prior art date
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JP1987130032U
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JPS6435181U (ja
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英雄 加藤
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UD Trucks Corp
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、4輪操舵車の改良に関する。
[従来技術] 4輪操舵車は種々知られている(例えば特開昭59−8
1257号公報、特開昭59−81262号公報、特開
昭59−77970号公報、特開昭59−77968号
公報等)。
しかし、それらの前輪と後輪の操舵制御は、電子制御式
または全油圧制御式であって、前輪と後輪とがメカニカ
ルに連結されていないため、制御の信頼性が低い。
[考案の目的] 従って本考案の目的は、前後輪の操舵制御の信頼性を向
上した4輪操舵車を提供するにある。
[考案の構成] 本考案によれば、前輪用ピットマンアーム(3)をリン
ク(8)を介してモード切換ギヤボックス(30)の入
力側に連結し、該ギヤボックス(30)の出力側をリン
ク(14、19)とアクチュエータ(15)とを介して
後輪用ステアリングアーム(20)に連結した4輪操舵
車において、前記ギヤボックス(30)に入力側の小径
のベベルギヤ(33)と出力側の大径のベベルギヤ(3
9)とを同軸線上に設け、これら両ベベルギヤ(33、
39)に噛み合う遊星ギヤ(34)をギヤアーム(3
6)を介して入力側のベベルギヤ(33)のシャフト部
(33a)に回転自在に支持し、両ベベルギヤ(33、
39)のシャフト部(33a、39a)を接断するクラ
ッチ(40)および該クラッチ(40)を作動するアク
チュエータ(44)を設け、前記ギヤアーム(36)の
回転を係止するアクチュエータ(49)を設けている。
[考案の作用効果] 従って、前輪と後輪とが遊星ギヤ装置とクラッチ等を備
えたモード切換ギヤボックスを介してメカニカルに連結
されているので、制御に狂いが生じなく、信頼性が向上
される。また、同相モードの時は入力側のベベルギヤの
回転をクラッチを介し、出力側のベベルギヤの軸に直結
させ、逆相モードの時はクラッチを切り、遊星ギヤのギ
ヤアームを係止すると遊星ギヤは自転を行い、入力側ベ
ベルギヤと出力側ベベルギヤは回転方向が逆となる。こ
の時、入出力側のベベルギヤの径を変えてあるので逆相
モードの時は出力側の回転角は入力側のそれと異なる。
従って、逆相モード時に複雑な制御を要しないでリンク
ジオメトリーの異なる前後軸を有する車両の機動性をフ
ルに発揮することができる。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。第1図
および第2図において、ステアリングホイール1に連結
されたフレームに固設されたギヤボックス2のフロント
ピットマンアーム3の一方の端部は、フロントドラグリ
ング4を介してフロントステアリングアーム5に連結さ
れ、そのフロントステアリングアーム5に一体に形成さ
れたフロントタイロッドアーム6はフロントタイロッド
7を介して他方の側のフロントタイロッドアーム6に連
結されている。
前記フロントピットマンアーム3の他方の端部は、第1
アイドラリンク8、第1アイドラレバー9を介してフレ
ームFに固設されたアイドラレバーブラケット10に回
転自在に支持されたトルクチューブ11の一端に連結さ
れている。そのトルクチューブ11の他端はフレームに
固設されたモード切換ギヤボックス30の入力側に連結
され、モード切換ギヤボックス30の出力側のリヤピッ
トマンアーム13は、リヤピットマンリンク14を介し
て一端がフレームに固設されたアクチュエータブラケッ
ト16に枢着されたリヤステアリングアクチュエータ1
5に連結されている。そのリヤステアリングアクチュエ
ータ15の他端はフレームに固設された第2アイドラレ
バーブラケット17に枢着された第2アイドラレバー1
8の中程に連結され、この第2アイドラレバー18の端
部はリヤドラグリング19を介してリヤステアリングア
ーム20に連結されている。そのリアステアリングアー
ム20に一体に形成されたリヤタイロッドアーム21
は、リヤタイロッド22を介して他方の側のリヤタイロ
ッドアーム21に連結されている。
そして、フロントオイルポンプ23はフロントインレッ
トチューブ24aを介してオイルタンク25のオイルを
ギヤボックス2に供給し、フロントリターンチューブ2
4bによりフィルタ26を介してタンク25に戻すよう
になつており、また、リヤオイルポンプ27はリヤイン
レットチューブ28aを介してオイルタンク25のオイ
ルをリヤステアリングアクチュエータ15に供給し、リ
ヤリターンチューブ28bによりフィルタ29を介して
オイルタンク25に戻すようになっている。
第4図において、リヤステアリングアアクチュエータ1
5は公知技術によるもので、シリンダ15aの一端にバ
ルブハウジング15bを備え、ピストンロッド15cの
端部のボールスタッド15dを介してアクチュエータブ
ラケット16に枢着され、バルブハウジング15b側の
ボールスタッド15eを介してリヤピットマンリンク1
4に連結されている。そして、第5図に示すような延び
側I、縮み側IIの入力(Fi)に出力(Fo)特性を備
えている。
第6図ないし第9図において、モード切換ギヤボックス
30のギヤケース31とギヤケースカバー32の内部に
は、入力側の第1ギヤ33と出力側の第3ギヤ39のシ
ャフト部33a、39aがそれぞれベアリング41、4
1を介して同一軸線上に回転自在に支持され、両ギヤ3
3、39の対向する部分は印籠係合されている。その第
1ギヤ33はもどり止めナット42によりギヤケースカ
バー32に位置決めされ、端部はトルクチューブ11に
螺着されている。第3ギヤ39にはリヤピットマンアー
ム13がもどり止めナット43により固着されている。
これら両ギヤ33、39のギヤ部33b、39bはギヤ
部39bの方が大径の部分円(扇形)のベベルギヤに形
成され、それらベベルギヤには遊星ギヤの第2ギヤ34
が噛み合されている。その第2ギヤ34は第1ギヤ33
にベアリング41、41を介して回転自在に支持された
第2のギヤアーム36に第2ギヤシャフト35、もどり
止めナット37およびスラストベアリング38、38を
介して回転自在に支持されている。
第1ギヤ33、第3ギヤ39のシャフト部33a、39
aには、それぞれセレーション33c、39cが形成さ
れ、セレーション33cにセレーション40aで摺接す
るクラッチ40が設けられ、そのクラッチ40のメスセ
レーション40bはセレーション39cに係合するよう
になっている。他方、ギヤケースカバー32には、シリ
ンダ45、ピストン46、リターンスプリング47を備
えたクラッチ作動用アクチュエータ44が設けられ、そ
のピストン46のロッド部に固着されたヨーク48はク
ラッチ40の溝部に係合し、第8図に鎖線で示すように
クラッチ40を第3ギヤ39側に移動して第1ギヤ33
と第3ギヤ39とを連結するようになっている。
また、第2ギヤアーム36には側方にアーム部36aが
突設されている。他方、ギヤケースカバー32には、シ
リンダ50、ピストン51、リターンスプリング52を
備えたギヤアーム固定用アクチュエータ49が設けら
れ、そのピストン51のロッド部は第9図に鎖線で示す
ようにアーム部36aの透孔36bに嵌入して第2のギ
ヤアーム36を固定し回転を係止するようになってい
る。
次に作用について説明する。
同相モード時は、クラッチ作動用アクチュエータ44を
伸作動しクラッチ40を第3ギヤ39側に移動して第1
ギヤ33と第3ギヤ39とを連結する。従ってトルクチ
ューブ11の回転は直接リヤピットマンアーム13から
後転に伝達され、第10図に示す前輪舵角θfと後輪舵
角θrとが等しい同相モード舵角特性Aが得れる。
逆相モード時は、クラッチを切りギヤアーム固定用アク
チュエータ49を伸作動して第2ギヤアーム36を固定
して回転を係止する。従ってトルクチューブ11の回転
は、第1ギヤ33から第2ギヤ34を介し第1ギヤ33
より大径の第3ギヤ39に逆転、かつ減速して伝達さ
れ、第10図に示す後輪舵角θrが前輪舵角θfより小
さい逆相モード特性Bが得られる。
2WSモードはクラッチ作動用アクチュエータ44及び
ギヤアーム固定用アクチュエータ49の双方をOFF、
即ちピストンが右方へ戻された状態にし、何等かの方
法、例えばリヤステアリング中立ロック装置(図示せ
ず)等によりリヤステアリング系のいずれかを固定すれ
ば第3ギヤ39は回転しないため、前輪を操舵舵すれば
(第1ギヤ33を回転させれば)第2ギヤ34は自転し
つつ第1、第3ギヤのシャフト33a、39aの中心の
回りに公転をする。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、前輪と後輪とをメ
カニカルなモード切換ギヤボックスを介してメカニカル
に連結し、制御に狂いを生じさせないようにして制御の
信頼性を向上することができる。また、モード切換ギヤ
ボックスにより例えば前輪の最大実舵角αfが後輪の最
大実舵角αrと異なり、しかもαf>αrの関係にある
場合は、出力側のベベルギヤの半径Rfを入力側のベベ
ルギヤの半径Rrより大きく、且つRr/Rrになるよ
うにしたので、同相モードと逆相モードで異なる前後実
舵角比が得られ、特に逆相モードでは、前後実舵角が共
に最大値をとれるので機動性(小回り性)は一層向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示す同相モー
ド時および逆相モード時の全体構成図、第3図は第2図
のX−X線矢視断面図、第4図はリアステアリングアク
チュエータを示す側断面図、第5図はリアステアリング
アクチュエータの入出力特性図、第6図はモード切換ギ
ヤボックスの側断面図、第7図は第6図のY矢視図、第
8図は第7図のA−A線矢視断面図、第9図は第7図の
B−B線矢視断面図、第10図は効果を説明する舵角特
性図である。 3・・・フロントピットマンアーム 8・・・第1ア
イドラリンク 13・・・リヤピットマンアーム
20・・・リヤステアリングアーム 30・・・モー
ド切換ギヤボックス 33・・・第1ギヤ 34・
・・第2ギヤ 36・・・第2ギヤアーム 39・
・・第3ギヤ 40・・・クラッチ 44・・・ク
ラッチ作動用アクチュエータ 49・・・ギヤアーム
固定用アクチュエータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前輪用ピットマンアーム(3)をリンク
    (8)を介してモード切換ギヤボックス(30)の入力
    側に連結し、該ギヤボックス(30)の出力側をリンク
    (14、19)とアクチュエータ(15)とを介して後
    輪用ステアリングアーム(20)に連結した4輪操舵車
    において、前記ギヤボックス(30)に入力側の小径の
    ベベルギヤ(33)と出力側の大径のベベルギヤ(3
    9)とを同軸線上に設け、これら両ベベルギヤ(33、
    39)に噛み合う遊星ギヤ(34)をギアアーム(3
    6)を介して入力側のベベルギヤ(33)のシャフト部
    (33a)に回転自在に支持し、両ベベルギヤ(33、
    39)のシャフト部(33a、39a)を接断するクラ
    ッチ(40)および該クラッチ(40)を作動するアク
    チュエータ(44)を設け、前記ギヤアーム(36)の
    回転を係止するアクチュエータ(49)を設けたことを
    特徴とする4輪操舵車。
JP1987130032U 1987-08-28 1987-08-28 4輪操舵車 Expired - Lifetime JPH061507Y2 (ja)

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JP1987130032U JPH061507Y2 (ja) 1987-08-28 1987-08-28 4輪操舵車

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JP1987130032U JPH061507Y2 (ja) 1987-08-28 1987-08-28 4輪操舵車

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JPS6435181U JPS6435181U (ja) 1989-03-03
JPH061507Y2 true JPH061507Y2 (ja) 1994-01-12

Family

ID=31384833

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JP1987130032U Expired - Lifetime JPH061507Y2 (ja) 1987-08-28 1987-08-28 4輪操舵車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0527341Y2 (ja) * 1986-10-08 1993-07-12

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