JPH06150499A - カセツトオートチエンジヤ - Google Patents

カセツトオートチエンジヤ

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JPH06150499A
JPH06150499A JP4324894A JP32489492A JPH06150499A JP H06150499 A JPH06150499 A JP H06150499A JP 4324894 A JP4324894 A JP 4324894A JP 32489492 A JP32489492 A JP 32489492A JP H06150499 A JPH06150499 A JP H06150499A
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JP
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cassette
cassettes
light receiving
recording
light
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Application number
JP4324894A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Tsurumaki
伸寛 鶴巻
Toru Yumine
亨 湯峯
Hiroshi Kondo
博史 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH06150499A publication Critical patent/JPH06150499A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】所定のカセツト収納棚に収納された複数のカセ
ツトのなかから所定のカセツトを選択的に取り出し、記
録及び又は再生装置に搬送し装填するカセツトオートチ
エンジヤにおいて、カセツトの種類及び又は大きさを正
確に判別する。 【構成】搬送手段によつて搬送するカセツトの大きさを
発光手段及び受光手段間で検出するようにしたことによ
り、一段と容易かつ確実にカセツトの大きさを検出し得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図2) 作用(図2) 実施例(図1〜図9) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はカセツトオートチエンジ
ヤに関し、例えば種々のサイズでなるカセツトが混載さ
れたカセツトオートチエンジヤに適用して好適なもので
ある。
【0003】
【従来の技術】従来、この種のカセツトオートチエンジ
ヤにおいては、記録媒体としての磁気テープを内蔵した
複数のカセツトを収納する棚(以下これをビンと呼ぶ)
が設けられ、当該ビンに収納されたカセツトを必要に応
じて選択的に取り出し、搬送装置によつて所定のビデオ
テープレコーダ(VTR)に搬送及び装填することによ
り、当該カセツトの磁気テープに対して所定の情報(映
像信号等)を記録又は再生するようになされたものが考
えられている(特願平3-315196号) 。この種のカセツト
オートチエンジヤにおいては、記録フオーマツトが異な
る複数種類のカセツト及び大きさの異なるカセツトを混
載し得るようになされている。
【0004】また当該カセツトオートチエンジヤにおい
ては複数の入力ライン及び出力ラインの接続を切り換え
るスイツチヤが設けられており、当該スイツチヤの接続
状態に応じて複数のVTRの出力信号をそれぞれ対応す
る出力チヤンネルから外部に出力すると共に、外部の映
像ソースから得られた映像信号をそれぞれ割り当てられ
た入力チヤンネルを介して対応するVTRに入力するよ
うになされている。
【0005】このような構成のカセツトオートチエンジ
ヤにおいては、所定のカセツト搬送制御装置からカセツ
トの搬送指令を入力することにより、ビン及びVTR間
で選択されたカセツトの送受を行うようになされてい
る。またこれとは別に設けられたVTR制御部に所定の
コマンドをユーザが指定することにより、当該VTRを
録画、再生等の状態に制御するようになされている。さ
らにスイツチヤを制御する際にはスイツチヤ制御装置に
よつてスイツチヤの入力及び出力チヤンネルの接続を切
り換えるようになされている。
【0006】ここでこの種のカセツトオートチエンジヤ
においては、複数のビンでなるユニツトごとに同一の記
録フオーマツトでなるカセツトを収納するようになされ
ている。従つて各ユニツトごとに記録フオーマツトが異
なるカセツトを収納するようになされている。
【0007】また各記録フオーマツトでなるカセツトに
おいては、それぞれ大きさの異なるカセツトがあり、各
ユニツトには同一フオーマツトでなり種々の大きさでな
るカセツトが収納される。
【0008】ここで第1の記録フオーマツトでなるカセ
ツトにおいては、長手方向の寸法及び幅方向の寸法が異
なる3種類のカセツト(最も大きなカセツトをLカセツ
ト、中間の大きさでなるカセツトをMカセツト、最も小
さなカセツトをSカセツトと呼ぶ)があり、それぞれの
カセツトの厚みは同一(3/4 インチ)となつている。
【0009】また第2の記録フオーマツトでなるカセツ
トにおいては、長手方向の寸法及び幅方向の寸法が異な
る2種類のカセツト(大きなカセツトをLカセツト、小
さなカセツトをSカセツトと呼ぶ)があり、それぞれの
カセツトの厚みは同一(1/2インチ)となつている。
【0010】また第3の記録フオーマツトでなるカセツ
トは、大きさは1種類(これをSカセツトと呼ぶ)であ
り、当該カセツトの厚みは1/2 インチとなつている。ま
た第1〜第3の記録フオーマツトでなるカセツトにおい
ては、それぞれ同じLカセツトであつても大きさが異な
る形状に形成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種のカセ
ツトオートチエンジヤにおいては、各ビンに検出器を設
けてそれぞれのビンに収納されているカセツトの大きさ
を検出するようになされている。またカセツトオートチ
エンジヤのVTRにカセツトが装填されている場合、当
該カセツトの情報(ステイタス)を確認することによ
り、ビン及びVTRに収納されているカセツトの大きさ
を検出するようになされている。
【0012】ここで例えば第2の記録フオーマツトでな
るカセツト及び第3の記録フオーマツトでなるカセツト
は厚みが同じ寸法でなることにより、第2の記録フオー
マツトでなるカセツトを収納するためのビンに誤つて第
3の記録フオーマツトでなるカセツトを収納することが
ある。
【0013】このような場合においては、カセツトオー
トチエンジヤは第2の記録フオーマツトでなるカセツト
を収納するビンに設けられた検出器によつて、誤つて収
納された第3の記録フオーマツトでなるカセツト(Sカ
セツト)を第2の記録フオーマツトでなるカセツト(S
カセツト)と誤認することになる。またVTRの装填位
置から挿入口までカセツトが排出された状態において
は、当該VTRにおいてカセツトの種類を判別すること
が困難であつた。
【0014】さらにこの種のカセツトオートチエンジヤ
においては、ビンから取り出したカセツトをVTRに装
填した場合、当該カセツトの移動元を記憶しており、V
TRから当該カセツトを取り出した後、予め記憶したビ
ンに再び返送するようになされている。ところが停電等
によつて移動元のデータが消滅した場合、又はユーザが
VTRにカセツトを直接装填した場合等においては、自
動的にカセツトをビンに返送することができず、ユーザ
は当該カセツトの記録フオーマツト及び大きさを確認し
て、所定のビンに返送するといつた煩雑な操作を行う必
要があつた。
【0015】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、カセツトの種類及び又は大きさを正確に判別し、所
定の位置にカセツトを搬送し得るカセツトオートチエン
ジヤを提案しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、記録媒体が収納された大きさの異
なる複数のカセツト23L、23M、23Sと、複数の
カセツトが収納された複数のビンを有する収納棚13
と、複数のカセツトを選択的に記録及び又は再生する記
録再生装置16A〜16Dと、複数のビン及び記録再生
装置間で複数のカセツトを選択的に搬送する搬送手段1
4とを有するカセツトオートチエンジヤ10において、
カセツトオートチエンジヤ10の上下に取り付けられた
複数対の発光手段30A〜30H及び受光手段31A〜
31Hと、発光手段を順次発光させると共に、発光した
発光手段に対応する受光手段を受光状態に制御する制御
手段54と、受光手段の受光状態に応じて複数のカセツ
トの大きさを検出する検出手段54とを備えるようにす
る。
【0017】また本発明においては、検出手段54は、
複数のカセツトの長手方向を検出することによつて、複
数のカセツトの大きさを検出するようにする。
【0018】また本発明においては、受光手段30A〜
30Hの受光状態を記憶する記憶手段52と、記憶手段
52に記憶されている記憶情報を読み出す読出し手段5
3とを備え、検出手段54は読出し手段53の出力に基
づいて複数のカセツトの大きさを検出するようにする。
【0019】また本発明においては、記録媒体が収納さ
れた大きさの異なる複数のカセツト23L、23M、2
3Sと、複数のカセツトが収納された複数のビンを有す
る収納棚13と、複数のカセツトを選択的に記録及び又
は再生する記録再生装置16A〜16Dと、複数のビン
及び記録再生装置間で複数のカセツトを選択的に搬送す
る搬送手段14とを有するカセツトオートチエンジヤに
おいて、ビン及び記録再生装置に対するカセツトの出し
入れ方向に移動すると共にカセツトを握持する握持部4
2A、43を有する搬送手段14と、カセツトオートチ
エンジヤ10の上下に取り付けられた少なくとも一対の
発光手段30A〜30H及び受光手段31A〜31H
と、発光手段及び受光手段を制御する制御手段54と、
握持部42A、43のカセツト出し入れ方向への移動に
よる受光手段の受光状態に応じて複数のカセツトの大き
さを検出する検出手段54とを備えるようにする。
【0020】また本発明においては、検出手段54は、
複数のカセツトの幅方向を検出することによつて、複数
のカセツト23L、23M、23Sの大きさを検出する
ようにする。
【0021】
【作用】搬送されるカセツトを発光手段30A〜30H
及び受光手段31A〜31H間に介挿することにより、
発光手段30A〜30Hから発光された光のいくつかは
介挿されたカセツトに遮蔽され、受光手段に到達しない
状態となる。従つてこのときの受光手段31A〜31H
の受光状態を検出することにより、カセツトの大きさを
検出することができる。
【0022】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0023】図1において10は全体としてカセツトオ
ートチエンジヤを示し、カセツトオートチエンジヤ本体
11、スイツチヤ20及び外部制御装置12によつて構
成されている。カセツトオートチエンジヤ本体11は外
部制御装置12の制御部12Bから出力される制御信号
S1を内部制御装置17に入力し、当該制御信号S1に
基づいてカセツト搬送装置14、VTR16A〜16D
及びスイツチヤ20を制御する。
【0024】すなわち内部制御装置17は制御信号S1
によつてカセツトの搬送を指示された場合、搬送指令信
号S4をカセツト搬送装置14に送出することにより、
当該カセツト搬送装置14を矢印yで示す方向又はこれ
とは逆方向に移動し、複数のカセツトが収納されている
カセツト収納部13及びVTR16A〜16D間でカセ
ツトの送受を行う。
【0025】カセツト収納部13はカセツトを収納する
ビン(棚)が階層形成され、それぞれのビンには大きさ
の異なる3種類のカセツトを任意に収納することができ
る。すなわち各ビンは最も小さなカセツトをそれぞれ左
右に振り分けて2つずつ収納することができる。また各
ビンは中間の大きさでなるカセツト及び最も大きなカセ
ツトをそれぞれ1つずつ収納し得るようになされてい
る。また複数のビンごとにユニツトを形成し、当該ユニ
ツトごとに記録フオーマツトが同一のカセツトを収納す
るようになされている。
【0026】このように大きさ及び記録フオーマツトの
異なるカセツトを混載したカセツト収納部13から所定
のカセツトを搬送装置14によつて抜き取り、VTR1
6A〜16Dのいずれかに搬送及び装填することによ
り、カセツト収納部13に収納されたカセツトを必要に
応じて選択的にVTR16A〜16Dに装填することが
できる。
【0027】ここでカセツト搬送装置14のカセツト保
持部に近接してバーコード読取り装置15が設けられて
おり、カセツト搬送装置14によつて搬送するカセツト
に取り付けられたバーコードを読み取つて読取信号S5
として内部制御装置17に送出することにより、搬送す
るカセツトの識別(ID)情報等を読み取ることができ
る。
【0028】また内部制御装置17は外部制御装置12
からの制御信号S1によつてVTR16A〜16Dの制
御が指示された場合、VTR制御信号S3を対応するV
TR16A〜16Dに送出することにより、当該VTR
16A〜16Dを録画、再生、早送り、巻戻し、頭出し
等の種々の動作状態に制御する。従つてVTR16A〜
16Dはカセツト収納部13から搬送及び装填されたカ
セツトに対して録画又は再生等を実行することができ
る。
【0029】また内部制御装置17は外部制御装置12
からの制御信号S1によつてスイツチヤ20の入出力ラ
インの接続を切り換える指示が入力された場合、スイツ
チヤ制御信号S2を出力することによりスイツチヤ20
の接続状態を切り換えるようになされている。
【0030】すなわちスイツチヤ20は、12チヤンネ
ルの入力ラインでなるインバス20A及び12チヤンネ
ルの出力ラインでなるアウトバス20Bを有し、入力ラ
イン及び出力ラインの接続を内部制御装置17からのス
イツチヤ制御信号S2によつて切り換えることにより、
インバス20Aの各入力ラインに入力された信号をそれ
ぞれ対応するアウトバス20Bの出力ラインから出力す
るようになされている。
【0031】従つてVTR16A〜16Dから出力され
る出力信号S16A〜S16Dはスイツチヤ20のイン
バス20Aの入力チヤンネルに入力されると共に、アウ
トバス20Bの出力チヤンネルから出力される信号S2
6A〜S26DはVTR16A〜16Dに入力される。
【0032】ここで図2に示すように、カセツト搬送装
置14は摺動軸41に保持部材44を介してスライドア
ーム42が矢印aで示す方向又はこれとは逆方向に移動
し得るように保持されている。また図3に示すようにス
ライドアーム42は保持部材44上を矢印a方向に対し
て直角方向(矢印bで示す方向又はこれとは逆方向)に
移動し得るようになされている。
【0033】従つて保持部材44を摺動軸41に沿つて
移動した後、スライドアーム42を矢印aで示す方向に
移動すると共に、矢印bで示す方向に移動して搬送しよ
うとするカセツトの中心位置に合わせることによりスラ
イドアーム42の握持部42A及び握持部材43間に搬
送しようとするカセツトの先端部を介挿する。この状態
において握持部材43をカセツトを握持する方向に移動
することにより、スライドアーム42の握持部42A及
び握持部材43によつてカセツト収納部13のカセツト
を握持する。
【0034】さらにこの状態においてスライドアーム4
2を矢印aで示す方向に対して逆方向に移動することに
より、カセツトをカセツト収納部13から引き出した
後、保持部44を摺動軸41に沿つて摺動させ、スライ
ドアーム42に握持されたカセツトをVTR16A〜1
6Dのいずれかの挿入口に対向する位置に移動する。
【0035】この状態からスライドアーム42を矢印a
方向に移動することにより、当該スライドアーム42の
握持部42Aに握持されているカセツトをVTR16A
〜16Dに挿入することができる。
【0036】またVTR16A〜16Dからカセツト収
納部13に搬送する場合においても同様にして、VTR
16A〜16Dにおいてイジエクト動作によつて挿入口
まで排出されたカセツトをカセツト収納部13に搬送す
ることができる。
【0037】ここでカセツト収納部13及びカセツト搬
送装置14間には発行部30A〜30E及び受光部31
A〜31Eでなる光センサが設けられており、当該光セ
ンサによつてカセツトの有無及びカセツトのサイズを検
出するようになされている。
【0038】すなわちカセツト(Lカセツト23L、M
カセツト23M、Sカセツト23S)がカセツト収納部
13に完全に収納されていない場合、このカセツトの一
部が光センサの照射光LA1を遮ることにより、当該カ
セツトがカセツト収納部13に完全に収納されていない
ことを検出することができる。
【0039】またカセツト収納部13に収納されたカセ
ツトをカセツト搬送部14によつて搬送する場合、スラ
イドアーム42の握持部42A及び握持部材43によつ
てカセツト収納部13からカセツトを引き出す際に光セ
ンサ30A〜30E及び31A〜31Eによつて搬送す
るカセツトの大きさを検出し得るようになされている。
【0040】すなわち図4に示すように、搬送するカセ
ツトがLカセツトである場合には、光センサの照射光L
A1〜LA5をすべて遮ることにより(図4(A))、
このカセツトがLカセツト23Lであることを判別する
ことができる。
【0041】これに対して搬送するカセツトがMカセツ
トである場合には、光センサの照射光LA1〜LA5の
うちLA2〜LA4を遮ることにより(図4(B))、
このカセツトがMカセツト23Mであることを判別する
ことができる。
【0042】これに対して搬送するカセツトがSカセツ
トである場合には、光センサの照射光LA1〜LA5の
うちLA3だけを遮ることにより(図4(C))、この
カセツトがSカセツト23Sであることを判別すること
ができる。
【0043】また図5に示すように、スライドアーム4
2によつてカセツトを握持し、カセツト収納部13から
矢印c方向に引き出す際に、光センサの照射光がカセツ
トによつて遮られた状態から受光部31A〜31Eが受
光状態に変化する位置をスライドアーム42を駆動する
モータ(図示せず)のエンコーダ(回転位置検出装置)
によつて検出するようになされている。従つて当該受光
状態に変化する位置によつてこのとき搬送するカセツト
の大きさ(幅寸法)を検出することができる。
【0044】図5(A)の場合、スライドアーム42に
よつて握持されたカセツトがLカセツト23Lであるこ
とにより、当該カセツトを矢印c方向に移動した際に当
該カセツトによつて光センサの照射光LA1〜LA5を
遮つた状態から受光部31A〜31Eが受光し得る状態
に変化するスライドアーム42の位置は、矢印c方向に
最も長く移動することになる。従つて当該スライドアー
ム42の移動量(移動位置)によつてこのときスライド
アーム42によつて握持されているカセツトがLカセツ
ト23Lであることが分かる。
【0045】これに対して図5(B)の場合、スライド
アーム42によつて握持されたカセツトがMカセツト2
3Mであることにより、当該カセツトを矢印c方向に移
動した際に当該カセツトによつて光センサの照射光LA
2〜LA4を遮つた状態から受光部31B〜31Dが受
光し得る状態に変化するスライドアーム42の位置は、
矢印c方向に上述のLカセツト23Lの場合によりも短
く移動することになる。従つて当該スライドアーム42
の移動量(移動位置)によつてこのときスライドアーム
42によつて握持されているカセツトがMカセツト23
Mであることが分かる。
【0046】これに対して図5(C)の場合、スライド
アーム42によつて握持されたカセツトがSカセツト2
3Sであることにより、当該カセツトを矢印c方向に移
動した際に当該カセツトによつて光センサの照射光LA
3を遮つた状態から受光部31Cが受光し得る状態に変
化するスライドアーム42の位置は、矢印c方向に最も
短く移動することになる。従つて当該スライドアーム4
2の移動量(移動位置)によつてこのときスライドアー
ム42によつて握持されているカセツトがSカセツト2
3Sであることが分かる。
【0047】このように、光センサ(30A〜30E、
31A〜31E)及びスライドアーム42の移動量(移
動位置)によつて搬送しようとするカセツトの大きさを
検出することができる。
【0048】ここで図6はそれぞれ8個の発光部30A
〜30H及び受光部31A〜31Hによつてカセツトの
長手方向の大きさを検出する検出装置を示し、各発光部
30A〜30Hは発光素子制御回路51によつて発光制
御され、当該各発光部30A〜30Hからの照射光を受
光部31A〜31Hによつて受光し、当該受光結果を受
光データ記憶回路52において記憶する。また当該受光
データ記憶回路52において記憶されたデータはバスバ
ツフア回路53を介して内部制御装置17の制御回路5
4に送出される。
【0049】また受光部31A〜31Hにおいて照射光
が受光された場合、当該受光データは「1」となり、受
光されない場合は当該受光データは「0」となるように
なされている。
【0050】従つて例えば図6においてMカセツト23
Mがカセツト収納部13から引き出された場合、当該M
カセツト23Mによつて発光部30C〜30Fの照射光
が遮蔽されることにより、受光部31A〜31Hにおい
て検出される受光データは「11000011」のよう
な8ビツトのデータとなる。制御回路54はこのデータ
が得られた場合、現在スライドアーム42によつて搬送
されるカセツトがMカセツトであることを判別する。
【0051】この判別処理手順を図7に示す。すなわち
図7において制御回路54はステツプSP10からカセ
ツトサイズ判別処理に入り、ステツプSP11において
受光データを読取り、続くステツプSP12に移る。
【0052】ステツプSP12は受光データが「111
11111」であるか否かを判断する処理ステツプであ
り、ここで肯定結果が得られるとこのことは光センサの
照射光がいずれも遮蔽されておらず、当該光センサの検
出領域にカセツトが存在しないことを表している。従つ
てこのとき制御回路54はステツプSP18においてカ
セツトが存在しないことを判別し、ステツプSP22に
おいて当該処理手順を終了する。
【0053】これに対してステツプSP12において否
定結果が得られると、制御回路54は続くステツプSP
13に移つて受光データが「11100111」である
か否かを判断する。ここで肯定結果が得られるとこのこ
とは光センサの照射光のうち発光部31D及び31Eか
らの照射光だけが遮蔽されたことを表しており、このと
き制御回路54は続くステツプSP19においてこのと
きスライドアーム42によつて握持されているカセツト
がSカセツト23Sであることを判別し、ステツプSP
22において当該処理手順を終了する。
【0054】これに対してステツプSP13において否
定結果が得られると、制御回路54は続くステツプSP
14に移つて受光データが「11000011」である
か否かを判断する。ここで肯定結果が得られるとこのこ
とは光センサの照射光のうち発光部31C〜31Fから
の照射光だけが遮蔽されたことを表しており、このとき
制御回路54は続くステツプSP20においてこのとき
スライドアーム42によつて握持されているカセツトが
Mカセツト23Mであることを判別し、ステツプSP2
2において当該処理手順を終了する。
【0055】これに対してステツプSP14において否
定結果が得られると、制御回路54は続くステツプSP
15に移つて受光データが「10000001」である
か否かを判断する。ここで肯定結果が得られるとこのこ
とは光センサの照射光のうち発光部31B〜31Fから
の照射光だけが遮蔽されたことを表しており、このとき
制御回路54は続くステツプSP21においてこのとき
スライドアーム42によつて握持されているカセツトが
Lカセツト23Lであることを判別し、ステツプSP2
2において当該処理手順を終了する。
【0056】これに対してステツプSP15において否
定結果が得られると、制御回路54は続くステツプSP
16に移つて受光データが「00000000」である
と判断する。この場合、最も大きなLカセツト23Lが
光センサの照射光を遮蔽しても、両端に設けられた発光
部31A及び31Hの照射光は遮蔽されないことによ
り、すべての受光データが「0」となることはあり得な
い。従つてこの場合、制御回路54は続くステツプSP
17において光センサが故障していると判断し、当該処
理手順を終了する。
【0057】かくしてスライドアーム42によつて握持
されているカセツト(すなわち搬送しようとするカセツ
ト)の長手方向の大きさを判別することができる。
【0058】また図8はスライドアーム42によつて握
持され、カセツト収納部13又はVTR16A〜16D
から引き出されたカセツトの幅方向の大きさを検出する
ための検出装置を示し、スライドアーム42が矢印cで
示す方向に移動して当該スライドアーム42上に設けら
れた光センサ46が基準位置を表す遮蔽部材47に到達
したとき、これをスライドアーム42の基準位置とす
る。
【0059】スライドアーム42の位置は、当該スライ
ドアーム42を駆動するためのモータの出力軸に設けら
れたエンコーダからのパルス数によつて検出される。す
なわちモータの回転軸には、スリツトが形成された円板
が設けられており、モータが回転した際、円板が同時に
回転することにより、当該円板のスリツトが所定位置を
横切つた際に当該モータ内の回路によつてパルス信号を
発生するようになされている。
【0060】従つてスライドアーム42の基準位置か
ら、当該スライドアーム42を矢印cに対して逆方向に
移動し、カセツト収納部13又はVTR16A〜16D
の挿入口にあるカセツトを握持し、この位置をエンコー
ダのパルス数によつて検出する。
【0061】さらにこの位置から矢印c方向にスライド
アーム42を移動した際のパルスをパルスカウント回路
56に送出し、当該パルス数をカウントし当該カウント
結果を制御回路54に送出する。
【0062】このとき、制御回路54はカセツト23M
によつて遮蔽されている発光部30C〜30Fからの照
射光がカセツト23Mの移動によつて受光部31C〜3
1Fに受光される状態に変化したとき、当該変化時点ま
でのパルス数を検出する。このパルス数によつてスライ
ドアーム42に握持されているカセツトの幅方向の大き
さを判別するようになされている。
【0063】すなわち図9にカセツトサイズ(幅方向の
大きさ)判別処理手順を示し、制御回路54はステツプ
SP30から当該処理手順に入り、ステツプSP31に
おいて光センサの受光部31A〜31Hのいずれかが遮
られたか否かを判断する。ここで否定結果が得られると
制御回路54は当該処理ステツプを繰り返す。
【0064】これに対してステツプSP31において肯
定結果が得られると、このことはスライドアーム42が
光センサの検出領域に達したことを表しており、このと
き制御回路54はカセツト収納部13又はVTR16A
〜16Dの挿入口にあるカセツトを握持し、モータを駆
動することによりスライドアーム42を矢印c方向に移
動する。
【0065】さらに制御回路54は続くステツプSP3
3においてこのときのパルス数をカウントし、続くステ
ツプSP34において光センサの検出領域から物体(カ
セツト)がなくなつたか否かを判断する。ここで否定結
果が得られると、制御回路54は上述のステツプSP3
2に戻つてパルス数のカウントを続ける。
【0066】これに対してステツプSP34において肯
定結果が得られると、このことはスライドアーム42に
握持されているカセツトが光センサの検出領域外に移動
したことを表しており、このとき制御回路54はステツ
プSP35においてこのときのパルス数からスライドア
ーム42の移動量を検出する。さらに制御回路54は続
くステツプSP36においてスライドアーム42の移動
量からカセツトの幅方向の大きさを判別する。
【0067】すなわちパルス数が多くスライドアーム4
2の移動量が最も大きいとき、当該スライドアーム42
によつて握持されているカセツトをLカセツトであると
判別し、またパルス数が中間の値であるとき、当該スラ
イドアーム42によつて握持されているカセツトをMカ
セツトであると判別し、さらにパルス数が少なくスライ
ドアーム42の移動量が最も小さいとき、当該スライド
アーム42によつて握持されているカセツトをLカセツ
トであると判別する。かくして制御回路54はカセツト
の幅方向の大きさを判別することができる。
【0068】また搬送装置14のスライドアーム42に
設けられた握持部材43の移動量に基づいてカセツトの
厚みを検出することができる。
【0069】以上の構成において、カセツトオートチエ
ンジヤ10は、搬送しようとするカセツト(すなわちス
ライドアーム42に握持されたカセツト)の大きさを、
長手寸法、幅寸法及び厚み寸法に基づいて検出し、当該
検出結果からカセツトの種別(記録フオーマツト及びカ
セツトサイズ)を判別する。
【0070】例えば停電時において、カセツトのデータ
が消滅した場合、搬送装置14においてカセツトを搬送
することにより、当該搬送されるカセツトの記録フオー
マツト及び大きさを判別することができる。従つてこの
データから当該カセツトの収納すべきビン又はVTRを
判別し、移動先を決定することができる。
【0071】またユーザがカセツトを直接VTR16A
〜16Dに装填した場合においても、当該VTR16A
〜16Dからカセツトを搬送する過程において当該カセ
ツトの記録フオーマツト及び大きさを判別し得ることに
より、当該カセツトの移動先を決定することができる。
【0072】以上の構成によれば、カセツトの搬送過程
においてカセツトの記録フオーマツト及び大きさを判別
するようにしたことにより、一段と容易かつ確実に所定
の位置にカセツトを搬送することができる。
【0073】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、搬送手段
によつて搬送するカセツトの大きさを発光手段及び受光
手段間によつて検出するようにしたことにより、一段と
容易かつ確実にカセツトの大きさを検出し得るカセツト
オートチエンジヤを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカセツトオートチエンジヤの一実
施例を示すブロツク図である。
【図2】光センサの配置を示す側面図である。
【図3】光センサの配置を示す平面図である。
【図4】カセツトの長手方向の大きさを検出する検出状
態を示す略線図である。
【図5】カセツトの幅方向の大きさを検出する検出状態
を示す略線図である。
【図6】カセツトサイズ検出部の構成を示すブロツク図
である。
【図7】カセツトサイズ判別処理手順を示すフローチヤ
ートである。
【図8】カセツトサイズ検出部の構成を示すブロツク図
である。
【図9】カセツトサイズ判別処理手順を示すフローチヤ
ートである。
【符号の説明】
10……カセツトオートチエンジヤ、13……カセツト
収納部、14……搬送部、16A〜16D……VTR、
30A〜30H……発光部、31A〜31H……受光
部、42……スライドアーム、43……握持部材、44
……保持部材。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体が収納された大きさの異なる複数
    のカセツトと、上記複数のカセツトが収納された複数の
    ビンを有する収納棚と、上記複数のカセツトを選択的に
    記録及び又は再生する記録再生装置と、上記複数のビン
    及び上記記録再生装置間で上記複数のカセツトを選択的
    に搬送する搬送手段とを有するカセツトオートチエンジ
    ヤにおいて、 上記カセツトオートチエンジヤの上下に取り付けられた
    複数対の発光手段及び受光手段と、 上記発光手段を順次発光させると共に、発光した発光手
    段に対応する受光手段を受光状態に制御する制御手段
    と、 上記受光手段の受光状態に応じて上記複数のカセツトの
    大きさを検出する検出手段とを具えることを特徴とする
    カセツトオートチエンジヤ。
  2. 【請求項2】上記検出手段は、上記複数のカセツトの長
    手方向を検出することによつて、複数のカセツトの大き
    さを検出するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載のカセツトオートチエンジヤ。
  3. 【請求項3】上記受光手段の受光状態を記憶する記憶手
    段と、 上記記憶手段に記憶されている記憶情報を読み出す読出
    し手段とを具え、上記検出手段は上記読出し手段の出力
    に基づいて上記複数のカセツトの大きさを検出するよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載のカセツトオー
    トチエンジヤ。
  4. 【請求項4】記録媒体が収納された大きさの異なる複数
    のカセツトと、上記複数のカセツトが収納された複数の
    ビンを有する収納棚と、上記複数のカセツトを選択的に
    記録及び又は再生する記録再生装置と、上記複数のビン
    及び上記記録再生装置間で上記複数のカセツトを選択的
    に搬送する搬送手段とを有するカセツトオートチエンジ
    ヤにおいて、 上記ビン及び記録再生装置に対するカセツトの出し入れ
    方向に移動すると共に上記カセツトを握持する握持部を
    有する上記搬送手段と、 上記カセツトオートチエンジヤの上下に取り付けられた
    少なくとも一対の発光手段及び受光手段と、 上記発光手段及び上記受光手段を制御する制御手段と、 上記握持部のカセツト出し入れ方向への移動による上記
    受光手段の受光状態に応じて上記複数のカセツトの大き
    さを検出する検出手段とを具えたことを特徴とするカセ
    ツトオートチエンジヤ。
  5. 【請求項5】上記検出手段は、上記複数のカセツトの幅
    方向を検出することによつて、複数のカセツトの大きさ
    を検出するようにしたことを特徴とするカセツトオート
    チエンジヤ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9218842B2 (en) 2014-02-21 2015-12-22 Fujitsu Limited Library apparatus and method of reading information of recording medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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