JPH0614950Y2 - 加工機の安全装置 - Google Patents
加工機の安全装置Info
- Publication number
- JPH0614950Y2 JPH0614950Y2 JP9097089U JP9097089U JPH0614950Y2 JP H0614950 Y2 JPH0614950 Y2 JP H0614950Y2 JP 9097089 U JP9097089 U JP 9097089U JP 9097089 U JP9097089 U JP 9097089U JP H0614950 Y2 JPH0614950 Y2 JP H0614950Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- processing machine
- operator
- touch sensor
- processing
- axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
- Control Of Presses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は加工機の安全装置に関する。
(従来の技術) 従来の加工機の安全装置は、非常ボタンスイッチのオン
操作信号に基いて機械を非常停止させるというものであ
る。
操作信号に基いて機械を非常停止させるというものであ
る。
ここに、非常ボタンスイッチは、一つの機械に対し1ま
たは複数設けられ、オペレータが内一つの非常ボタンを
操作したとき、非常停止となるよう構成されている。
たは複数設けられ、オペレータが内一つの非常ボタンを
操作したとき、非常停止となるよう構成されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記の如く構成された安全装置では、オ
ペレータが1または複数の定位置にて操作を行うときは
それでよいが、機械全長に亘って移動をしなければなら
ないような場合には、非常ボタンの位置が不明となり、
咄嗟の出来事に間に合わず大きな事故に連がる恐れがあ
るという問題点があった。
ペレータが1または複数の定位置にて操作を行うときは
それでよいが、機械全長に亘って移動をしなければなら
ないような場合には、非常ボタンの位置が不明となり、
咄嗟の出来事に間に合わず大きな事故に連がる恐れがあ
るという問題点があった。
そこで、本考案は、比較的長尺のワークを加工する加工
機において、オペレータがワーク全長に亘って移動しな
ければならないような場合でも、より確実にオペレータ
及び機械の安全を図ることができる加工機の安全装置を
提供することを目的とする。
機において、オペレータがワーク全長に亘って移動しな
ければならないような場合でも、より確実にオペレータ
及び機械の安全を図ることができる加工機の安全装置を
提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記課題を解決する本考案は、比較的長尺のワークを加
工する加工機の安全装置において、前記加工機のオペレ
ータの対向する面に前記オペレータの移動領域の全長に
亘って該オペレータの接触動作を検知する帯状のタッチ
センサを設け、前記加工機を制御する制御装置に前記タ
ッチセンサの接触検出信号に基いて前記加工機の動作を
中断ないし中止させる安全回路を設け、該安全回路には
前記加工機の現在状態と前記接触検知信号との論理演算
を行い前記中断ないし中止の内容を設定する論理回路を
備えたことを特徴とする。
工する加工機の安全装置において、前記加工機のオペレ
ータの対向する面に前記オペレータの移動領域の全長に
亘って該オペレータの接触動作を検知する帯状のタッチ
センサを設け、前記加工機を制御する制御装置に前記タ
ッチセンサの接触検出信号に基いて前記加工機の動作を
中断ないし中止させる安全回路を設け、該安全回路には
前記加工機の現在状態と前記接触検知信号との論理演算
を行い前記中断ないし中止の内容を設定する論理回路を
備えたことを特徴とする。
(作用) 本考案の加工機の安全装置では、加工機のオペレータに
対向する面に前記オペレータの移動領域の全長に亘って
帯状のタッチセンサが設けられ、該タッチセンサの任意
の1部にオペレータが触れたとき、前記加工機の動作を
即中断ないし中止させる。
対向する面に前記オペレータの移動領域の全長に亘って
帯状のタッチセンサが設けられ、該タッチセンサの任意
の1部にオペレータが触れたとき、前記加工機の動作を
即中断ないし中止させる。
また、前記加工機の制御装置に設けられる安全回路に
は、前記加工機の現在状態に基いて前記中断ないし中止
の内容を決定する論理回路が設けられ、場合に応じて非
常停止、または一時停止の処理をする。
は、前記加工機の現在状態に基いて前記中断ないし中止
の内容を決定する論理回路が設けられ、場合に応じて非
常停止、または一時停止の処理をする。
(実施例) 以下、本考案の実施例をV字形状溝加工機の例により詳
細に説明する。
細に説明する。
なお、ここでのV字形状溝加工機は、例えばプレスブレ
ーキにおいて容易かつ高精度の曲げ加工を行うため曲げ
線に沿って予め断面がV字形状となる線状の溝を加工し
ておくものである。
ーキにおいて容易かつ高精度の曲げ加工を行うため曲げ
線に沿って予め断面がV字形状となる線状の溝を加工し
ておくものである。
第1図および第2図を参照するに、V字形状溝加工機1
は左右方向(X軸方向)に比較的長く延伸した箱状の下
部フレーム3を備えて成り、この下部フレーム3の左右
両側部にはそれぞれ左右の側板5が立設してある。左右
の側板5の上部は、上部フレーム7によって一体的に連
結されている。
は左右方向(X軸方向)に比較的長く延伸した箱状の下
部フレーム3を備えて成り、この下部フレーム3の左右
両側部にはそれぞれ左右の側板5が立設してある。左右
の側板5の上部は、上部フレーム7によって一体的に連
結されている。
加工すべき板状のワークWを支持するために、下部フレ
ーム3上には加工テーブル9が取付けてある。また、前
記上部フレーム7の前面側に設けられた前面カバー11
の前面には、オペレータの接触により接触検知信号をN
C装置13へ送る帯状のソフトタッチセンサ15(15
A,15B,15C)が設けられている。該ソフトタッ
チセンサ15としては、例えばラバノンスイッチ(商品
名)など網目状に配置された対向電極を圧力により接触
させることで接触検知を行う圧力式のものや、電気抵抗
や静電容量の変化により、即接触検知信号を出力するよ
うなものを使用できる。
ーム3上には加工テーブル9が取付けてある。また、前
記上部フレーム7の前面側に設けられた前面カバー11
の前面には、オペレータの接触により接触検知信号をN
C装置13へ送る帯状のソフトタッチセンサ15(15
A,15B,15C)が設けられている。該ソフトタッ
チセンサ15としては、例えばラバノンスイッチ(商品
名)など網目状に配置された対向電極を圧力により接触
させることで接触検知を行う圧力式のものや、電気抵抗
や静電容量の変化により、即接触検知信号を出力するよ
うなものを使用できる。
さらに、下部フレーム3の後側には適宜間隔で複数のブ
ラケット17が取付けてある。各ブラケット17の上部
には、前記加工テーブル9に近接した位置まで延伸した
ガイドレール19が付設してあり、このガイドレール1
9には、ワークWを把持し前記方向(Y軸方向)に位置
決めするためのY軸位置決め装置が設けられている。
ラケット17が取付けてある。各ブラケット17の上部
には、前記加工テーブル9に近接した位置まで延伸した
ガイドレール19が付設してあり、このガイドレール1
9には、ワークWを把持し前記方向(Y軸方向)に位置
決めするためのY軸位置決め装置が設けられている。
すなわち、前記ブラケット17のうち中間部分の2枚の
ブラケットの上方にはそれぞれギヤボックス21が配設
され、これらのギヤボックス21に対応する前方側のそ
れぞれの軸受23との間にボールねじ25がそれぞれ回
転自在に軸支されている。両ギヤボックス21には両ボ
ールねじ25を連動回転させるように適宜の連結機構が
組み込まれている。また、ボールねじ25の後端にはプ
ーリ27が固定され、このプーリ27は前記ブラケット
17に固定されたサーボモータMyにタイミングベルト
29を介して回転可能に接続されている。
ブラケットの上方にはそれぞれギヤボックス21が配設
され、これらのギヤボックス21に対応する前方側のそ
れぞれの軸受23との間にボールねじ25がそれぞれ回
転自在に軸支されている。両ギヤボックス21には両ボ
ールねじ25を連動回転させるように適宜の連結機構が
組み込まれている。また、ボールねじ25の後端にはプ
ーリ27が固定され、このプーリ27は前記ブラケット
17に固定されたサーボモータMyにタイミングベルト
29を介して回転可能に接続されている。
さらに前記ガイドレール19には、複数の移動クランプ
装置31を備えたキャレッジ33が前後方向に移動可能
に支承され、このキャレッジ33の下方には、前記ボー
ルねじ25と螺合されるナット部材35が取付けられて
いる。
装置31を備えたキャレッジ33が前後方向に移動可能
に支承され、このキャレッジ33の下方には、前記ボー
ルねじ25と螺合されるナット部材35が取付けられて
いる。
したがって、サーボモータMyを駆動しボールねじ25
を適宜方向へ回転することにより、キャレッジ33をY
軸方向へ移動させることができる。言い換えれば、移動
クランプ装置31で把持したワークWをY軸上で任意の
位置に位置決めすることができる。
を適宜方向へ回転することにより、キャレッジ33をY
軸方向へ移動させることができる。言い換えれば、移動
クランプ装置31で把持したワークWをY軸上で任意の
位置に位置決めすることができる。
上記Y軸位置決め装置で位置決めされたワークWの上面
にV字形状の溝を加工するために、前記加工テーブル9
の上方位置には、切削工具37を備えたスライダー39
を上下方向(Z軸方向)に位置調整自在、かつ左右方向
へ移動自在とするZ軸及びX軸位置決め装置が設けられ
ている。
にV字形状の溝を加工するために、前記加工テーブル9
の上方位置には、切削工具37を備えたスライダー39
を上下方向(Z軸方向)に位置調整自在、かつ左右方向
へ移動自在とするZ軸及びX軸位置決め装置が設けられ
ている。
より詳細には、前記上部フレーム7には左右方向に延伸
したガイドレール41が取付けてあり、このガイドレー
ル41に前記スライダー39を上下移動自在に支持した
状態でX軸方向に移動するカッテイングヘッド43が支
承されている。カッテイングヘッド43をX軸方向に移
動するために、左右の側板5の間には、ガイドレール4
1と平行なボールねじ45が設けられている。このボー
ルねじ45は、図示しないサーボモータMxと適宜の減
速機構を介して接続され、カッテイングヘッド43の内
部に備えたナット部材(図示せず)と螺合されている。
したがって、前記サーボモータMxを駆動することによ
りカッテイングヘッド43を任意のX軸位置に任意の速
度で移動させることができる。
したガイドレール41が取付けてあり、このガイドレー
ル41に前記スライダー39を上下移動自在に支持した
状態でX軸方向に移動するカッテイングヘッド43が支
承されている。カッテイングヘッド43をX軸方向に移
動するために、左右の側板5の間には、ガイドレール4
1と平行なボールねじ45が設けられている。このボー
ルねじ45は、図示しないサーボモータMxと適宜の減
速機構を介して接続され、カッテイングヘッド43の内
部に備えたナット部材(図示せず)と螺合されている。
したがって、前記サーボモータMxを駆動することによ
りカッテイングヘッド43を任意のX軸位置に任意の速
度で移動させることができる。
また、前記スライダー39の上部には、上端部を適宜ギ
ヤを介して該スライダー39に対して固定のサーボモー
タMzに接続し、その中間部を前記カッテイングヘッド
43に固定されれた軸受部材47に螺合させたボールね
じ49が回動自在に支承されている。したがって、サー
ボモータMzを駆動することにより、下端に切削工具3
7を備えたスライダー39を任意の高さに任意の速度で
上下動させることができる。
ヤを介して該スライダー39に対して固定のサーボモー
タMzに接続し、その中間部を前記カッテイングヘッド
43に固定されれた軸受部材47に螺合させたボールね
じ49が回動自在に支承されている。したがって、サー
ボモータMzを駆動することにより、下端に切削工具3
7を備えたスライダー39を任意の高さに任意の速度で
上下動させることができる。
前記切削工具37は、本実施例においては5本のバイト
51とこれらバイト51を一体的に結合するバイトホル
ダ53より構成されている。バイト51の先端部はX軸
方向から見てV字形状に形成してある。上記各バイト5
1は、バイトホルダ53に着脱自在かつ位置調節自在に
取付けてある。本実施例においては、ワークWの上面に
V字形状の溝を形成するとき、先行するバイトよりも後
続のバイトの方で深く切削するように、後方側程下側へ
突出してある。したがって、ワークWに溝加工を行なう
とき、各バイト51に作用する抵抗はそれぞれ小さなも
のとなる。また。スライダー39の1ストローク動作で
もって荒切削から精切削の加工とができる。
51とこれらバイト51を一体的に結合するバイトホル
ダ53より構成されている。バイト51の先端部はX軸
方向から見てV字形状に形成してある。上記各バイト5
1は、バイトホルダ53に着脱自在かつ位置調節自在に
取付けてある。本実施例においては、ワークWの上面に
V字形状の溝を形成するとき、先行するバイトよりも後
続のバイトの方で深く切削するように、後方側程下側へ
突出してある。したがって、ワークWに溝加工を行なう
とき、各バイト51に作用する抵抗はそれぞれ小さなも
のとなる。また。スライダー39の1ストローク動作で
もって荒切削から精切削の加工とができる。
前記Y軸位置決め装置によるワークWの位置決め後、ワ
ークWを加工テーブル9に強固に固定するために、前記
上部フレーム7の下部には固定クランプ装置55が設け
られている。また、この固定クランプ装置55には、こ
の動作を検出し、ワークWを押え込んだ状態でワークW
の厚みtを検出する板厚検出器(図示省略)が付属され
ている。
ークWを加工テーブル9に強固に固定するために、前記
上部フレーム7の下部には固定クランプ装置55が設け
られている。また、この固定クランプ装置55には、こ
の動作を検出し、ワークWを押え込んだ状態でワークW
の厚みtを検出する板厚検出器(図示省略)が付属され
ている。
したがって、固定クランプ装置55を例えば油圧シリン
ダで作動させ、この固定クランプ装置55のアーム先端
部をワークWの上面に押圧することにより、加工テーブ
ル9の上面側でワークWを強固に固定することができ
る。また、ワークWを押圧した状態で板厚tを検出でき
る。
ダで作動させ、この固定クランプ装置55のアーム先端
部をワークWの上面に押圧することにより、加工テーブ
ル9の上面側でワークWを強固に固定することができ
る。また、ワークWを押圧した状態で板厚tを検出でき
る。
前記ボールねじ45が自重によって撓むのを防ぐため、
通常は前記ボールねじ45を下方側から支持すると共
に、スライダー39の通過時は、後方側へ後退してスラ
イダー39との干渉を避けるねじ支持装置57が左右方
向に適宜間隔で複数設けられている。
通常は前記ボールねじ45を下方側から支持すると共
に、スライダー39の通過時は、後方側へ後退してスラ
イダー39との干渉を避けるねじ支持装置57が左右方
向に適宜間隔で複数設けられている。
上記構成により、Y軸位置決め装置で位置決めされ、固
定クランプ装置55で固定されたワークWに対しスライ
ダー39の高さ位置を調整した上で、適宜スライダー3
9の高さ制御を行いつつカッテイングヘッド43をX軸
方向に移動せしめることにより、バイト51でワークW
にV字形状の溝加工が行なわれることとなる。
定クランプ装置55で固定されたワークWに対しスライ
ダー39の高さ位置を調整した上で、適宜スライダー3
9の高さ制御を行いつつカッテイングヘッド43をX軸
方向に移動せしめることにより、バイト51でワークW
にV字形状の溝加工が行なわれることとなる。
このとき、オペレータは、ワークWの長さに応じ、ある
いはカッテイングヘッド43のX軸方向への移動に伴い
加工テーブル9の前面側で移動することになる。オペレ
ータは、この移動領域内での任意の位置で前記ソフトタ
ッチセンサ15に手を伸ばせて接触できるようになって
いる。
いはカッテイングヘッド43のX軸方向への移動に伴い
加工テーブル9の前面側で移動することになる。オペレ
ータは、この移動領域内での任意の位置で前記ソフトタ
ッチセンサ15に手を伸ばせて接触できるようになって
いる。
第3図に前記NC装置13の概要をブロック図で示し
た。
た。
図示のように、NC装置13は、バス59に、CPU6
1、ROM63、PMC(プログラマブル・マシン・コ
ントローラ)65、RAM67、位置制御ジュール6
9、Di(デジタルインプット)71、Do(デジタル
アウトプット)73を接続して成る。
1、ROM63、PMC(プログラマブル・マシン・コ
ントローラ)65、RAM67、位置制御ジュール6
9、Di(デジタルインプット)71、Do(デジタル
アウトプット)73を接続して成る。
Di71には、前記ソフトタッチセンサ15の他、各種
のスイッチ,センサ類が接続されている。Do73に
は、アラーム状態や非常停止、一時停止などの状態を表
示するためのLED75の他、各種のアクチュエータ類
が接続されている。また、前記バス59には、この他適
宜シリアルインタフェイスやパラレルインタフェイスが
接続され、各種外部装置と交信されるようになってい
る。
のスイッチ,センサ類が接続されている。Do73に
は、アラーム状態や非常停止、一時停止などの状態を表
示するためのLED75の他、各種のアクチュエータ類
が接続されている。また、前記バス59には、この他適
宜シリアルインタフェイスやパラレルインタフェイスが
接続され、各種外部装置と交信されるようになってい
る。
上記構成のNC装置13において、図示しないモード選
択スイッチが操作されると、自動ないし手動モードが設
定され、手動モード下では各種毎に設けられた操作スイ
ッチの操作により各軸を動作させることができる。ま
た、自動モード下では、予め設定されたプログラムに基
いて各軸X,Y,Zサーボ駆動することができる。
択スイッチが操作されると、自動ないし手動モードが設
定され、手動モード下では各種毎に設けられた操作スイ
ッチの操作により各軸を動作させることができる。ま
た、自動モード下では、予め設定されたプログラムに基
いて各軸X,Y,Zサーボ駆動することができる。
サーボ駆動においては、CPU61から各軸に駆動指令
が出力されると、位置制御モジュール69に所定の速度
パターンについての位置決め信号が設定され、各軸は指
定の速度パターンで指定の位置へ移動する。詳細には、
カッティングヘッド43を下降し、次いでバイト51を
円弧補間でワークWに接触させたのち、X軸方向へ直線
移動させ、再度円弧補間でワークWから離れるようにサ
ーボ制御する。
が出力されると、位置制御モジュール69に所定の速度
パターンについての位置決め信号が設定され、各軸は指
定の速度パターンで指定の位置へ移動する。詳細には、
カッティングヘッド43を下降し、次いでバイト51を
円弧補間でワークWに接触させたのち、X軸方向へ直線
移動させ、再度円弧補間でワークWから離れるようにサ
ーボ制御する。
第4図に前記タッチセンサ15の検知信号の処理方式を
示した。
示した。
まず、ステップ401では、モード判別し、自動モード
であればステップ402へ移行する。
であればステップ402へ移行する。
ステップ402では、加工中であるか否か、すなわち、
Z軸が原点付近の領域にあるか否かを判別し、原点付近
を離れていれば加工中であるとしてステップ403へ移
行する。
Z軸が原点付近の領域にあるか否かを判別し、原点付近
を離れていれば加工中であるとしてステップ403へ移
行する。
ステップ403では、この状態でタッチセンサ15の検
知信号有りを条件としてステップ404へ進み、非常停
止処理(A)を行う。この非常停止は機械の作動を即停
止し、次いでのスタートボタンのオン操作では再実行を
不能とするものである。なお、バイト51の破損を防止
するためバイト51をワークWから離すことを条件化し
てもよい。
知信号有りを条件としてステップ404へ進み、非常停
止処理(A)を行う。この非常停止は機械の作動を即停
止し、次いでのスタートボタンのオン操作では再実行を
不能とするものである。なお、バイト51の破損を防止
するためバイト51をワークWから離すことを条件化し
てもよい。
また、ステップ402で加工中ではない、すなわちZ軸
が原点付近にあることが判別された場合には、ステップ
405でセンサオンであることに基いて、ステップ40
6でストップ処理(B)とする。ただし、ここでのスト
ップ処理は、Z軸が原点付近にあることに鑑みて、次い
でのステップ407でスタートボタンがオン操作されれ
ば、加工を再実行可能とするものである。
が原点付近にあることが判別された場合には、ステップ
405でセンサオンであることに基いて、ステップ40
6でストップ処理(B)とする。ただし、ここでのスト
ップ処理は、Z軸が原点付近にあることに鑑みて、次い
でのステップ407でスタートボタンがオン操作されれ
ば、加工を再実行可能とするものである。
一方、ステップ401で手動モードが設定されている場
合には、ステップ408でセンサオンが判別された場
合、ステップ409でストップ処理(C)とする。ここ
でのストップ処理は、軸移動ボタンの押し直しをすれば
次いでの軸移動を可能とするものである。
合には、ステップ408でセンサオンが判別された場
合、ステップ409でストップ処理(C)とする。ここ
でのストップ処理は、軸移動ボタンの押し直しをすれば
次いでの軸移動を可能とするものである。
以上により、本例では、帯状のタッチセンサ15を前面
カバー13の前面でオペレータの移動可能範囲(加工範
囲)全域に設けたので、オペレータはどの位置からでも
タッチセンサ15に触れることができる。
カバー13の前面でオペレータの移動可能範囲(加工範
囲)全域に設けたので、オペレータはどの位置からでも
タッチセンサ15に触れることができる。
また、タッチセンサ15が作動した場合には、即機械の
動作を中断ないし中止するので、十分な安全性が保障さ
れる。
動作を中断ないし中止するので、十分な安全性が保障さ
れる。
さらに、タッチセンサ15が作動した場合、機械の状態
に応じて中断ないし中止の方式を変えるので、作業性が
良好である。
に応じて中断ないし中止の方式を変えるので、作業性が
良好である。
本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、適宜
の設計的変更を行うことにより、適宜態様で実施し得る
ものである。
の設計的変更を行うことにより、適宜態様で実施し得る
ものである。
[考案の効果] 以上の通り、本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載
の通りの加工機の安全装置であるので、比較的長尺のワ
ークを加工する加工機において、オペレータがワーク全
長に亘って移動しなければならないような場合でも、よ
り確実にオペレータ及び機械の安全を図ることができ、
作業性も良好である。
の通りの加工機の安全装置であるので、比較的長尺のワ
ークを加工する加工機において、オペレータがワーク全
長に亘って移動しなければならないような場合でも、よ
り確実にオペレータ及び機械の安全を図ることができ、
作業性も良好である。
第1図及び第2図は本考案を実施したV字形状溝加工機
の正面図及び右側面図、第3図はNC装置の構成を示す
ブロック図、第4図はタッチセンサ信号の処理方式を示
すフローチャートである。 11……前面カバー 15(15A,15B,15C)……ソフトタッチンサ
の正面図及び右側面図、第3図はNC装置の構成を示す
ブロック図、第4図はタッチセンサ信号の処理方式を示
すフローチャートである。 11……前面カバー 15(15A,15B,15C)……ソフトタッチンサ
Claims (1)
- 【請求項1】比較的長尺のワークを加工する加工機の安
全装置において、前記加工機のオペレータの対向する面
に前記オペレータの移動領域の全長に亘って該オペレー
タの接触動作を検知する帯状のタッチセンサを設け、前
記加工機を制御する制御装置に前記タッチセンサの接触
検出信号に基いて前記加工機の動作を中断ないし中止さ
せる安全回路を設け、該安全回路には前記加工機の現在
状態と前記接触検知信号との論理演算を行い前記中断な
いし中止の内容を設定する論理回路を備えたことを特徴
とする加工機の安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9097089U JPH0614950Y2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 加工機の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9097089U JPH0614950Y2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 加工機の安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0331098U JPH0331098U (ja) | 1991-03-26 |
JPH0614950Y2 true JPH0614950Y2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=31640476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9097089U Expired - Lifetime JPH0614950Y2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 加工機の安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614950Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-03 JP JP9097089U patent/JPH0614950Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0331098U (ja) | 1991-03-26 |
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