JPH0614849Y2 - 超音波振動発生部の支持構造 - Google Patents

超音波振動発生部の支持構造

Info

Publication number
JPH0614849Y2
JPH0614849Y2 JP1987086578U JP8657887U JPH0614849Y2 JP H0614849 Y2 JPH0614849 Y2 JP H0614849Y2 JP 1987086578 U JP1987086578 U JP 1987086578U JP 8657887 U JP8657887 U JP 8657887U JP H0614849 Y2 JPH0614849 Y2 JP H0614849Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic vibration
node
vibration generator
mounting recess
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987086578U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63197684U (ja
Inventor
清 鈴木
修司 浅野
威雄 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP1987086578U priority Critical patent/JPH0614849Y2/ja
Publication of JPS63197684U publication Critical patent/JPS63197684U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0614849Y2 publication Critical patent/JPH0614849Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は超音波研磨機あるいは超音波研削機など超音波
加工機における超音波振動発生部の支持構造に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の支持構造には例えば第2図に示すような
ものがあり、チタン酸バリウムなどの超音波振動子21
aとホーン21bとで構成される超音波振動発生部21
が発生する超音波振動を減衰させないようにホルダ22
に係着させるときには、前記超音波振動発生部21の軸
方向の振動の節(ノード)にあたる位置にノードフラン
ジ21cを設け、このノードフランジ21cと前記ホル
ダ22側に設けた円周方向に沿う環状の取付凹部22a
とで行うもので、このとき前記ノードフランジ21cと
取付凹部22aの壁面とは例えばゴムなどの軟質部材を
使用したリング23を介して接するようにされ、例えば
先端に取付けられる研削チップ24の交換により生ずる
超音波振動の周波数変化などに起因して前記した振動の
節が移動し、前記ノードフランジ21cに多少の振動を
生じたときにも吸収できるようにしてある。また、前記
説明のように軟質部材によりリング23を介してノード
フランジ21cを支持したときには加工時の応力などに
より前記超音波振動発生部21に軸の傾きを生じホルダ
22と当接する恐れを生ずるので発泡ウレタンあるいは
ゴムなどの軟質部材によるサポータ25が取付けられ実
質的には二点支持とされている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記で説明した従来の支持構造は軟質部
材のリング23を介して支持するものであるので剛性が
弱く軸の傾きなどを生じ易いものであり、超音波加工機
としての加工精度を損うと云う問題点を生ずるものであ
り、また、この傾きを少なくするために取付けられたサ
ポータ25は振動の節でない位置に取付けられるので超
音波振動発生部21を制動し、この理由により振動出力
を低下させ加工効率を低いものとする云う問題点も併せ
て生ずるものであった。この問題点の解決のために二箇
所の振動の節に夫々ノードフランジを設け支持する構造
も提案されているが、この場合には前記超音波振動発生
部が長大なものとなり、いずれにしても実用上の問題点
を生ずるものであった。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記した従来の支持構造に生ずる問題点を解決
するための具体的手段として、超音波振動子とホーンと
から構成される超音波振動発生部を該超音波振動発生部
のノードに設けたノードフランジでホルダに係着して成
る超音波振動発生部の支持構造において、前記ホルダに
は前記ノードフランジよりも大きい径を持つ取付凹部が
設けられ、該取付凹部に配設される前記ノードフランジ
には両面にステンレスなど硬質部材Oリングが配され、
この硬質部材Oリングは夫々が前記取付凹部と前記ノー
ドフランジの夫々に二面で接して前記ノードフランジの
外周端を自由端としていることを特徴とする超音波振動
発生部の支持構造を提供することで、剛性に富み加工精
度が高く振動出力も損なわないようして加工効率も高い
取付構造として、前記従来の問題点を解決するものであ
る。
〔実施例〕
次に、本考案を図に示す一実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図に符号1で示すものは本考案による支持構造を実
施した超音波振動ユニットであり、この超音波振動ユニ
ット1には従来例のものと同様にチタン酸バリウムなど
による超音波振動子2aと先端に研削チップ5が螺着な
どで取付けられるホーン2bとで構成される超音波振動
発生部2とホルダ3とがあり、前記超音波振動発生部2
の振動の筋の部分にはノードフランジ2cが設けられ、
ホルダ3にホルダ蓋3aとで分割されて形成される取付
凹部3bに前記ノードフランジ2cは係着されるもので
あるが、このとき本考案により前記ノードフランジ2c
と前記取付凹部3bとは例えばステンレス材など硬質な
部材で形成された硬質Oリング4により前記ノードフラ
ンジ2cを両面から挟持するようにされている。
この支持構造を以下に更に詳細に説明すれば、前記取付
凹部3bの径はノードフランジ2cの外径よりも大きく
形成され、両側面に配設される硬質Oリング4の夫々が
前記ノードフランジ2cと前記取付凹部3b夫々の二面
に接するようにされ、前記したノードフランジ2cの外
径端は前記取付凹部3bの底面に触れることなく自由端
とされている。尚、この硬質Oリング4を取付けるとき
には外Oリング製造業者が指定する圧力又は寸法による
圧縮が行われ係着を密にしてあることは云うまでもな
い。
また、本考案の取付構造では硬質Oリング4を用いたこ
とで従来例に生じた加工時の応力などによる超音波振動
発生部2の軸の傾きは生じないものとなり、従来例で用
いられていたサポータは省略される。
この様に形成された本考案の取付構造は使用された硬質
Oリング4により剛性に富む明確な支持点を持つものと
なる。また、通常には軸方向の振動の節は径方向には最
大振動を行う位置であるので、特に前記ノードフランジ
2cの外径端が自由とされたことはこの径方向への振動
を自由とし、結果的には軸方向への振動強度も損なわな
いものとなる。更に前記した様に剛性が向上したことで
サポータを省略したことは振動の節以外の場所が支持さ
れることを無くして前記超音波振動発生部2に制動が行
われることを無くし超音波振動の取出し効率を高めるも
のである。
〔考案の効果〕
以上に説明したように本考案により超音波振動発生部は
支持構造を、ホルダにはノードフランジよりも大きい径
を持つ取付凹部が設けられ、該取付凹部に配設される前
記ノードフランジには両面にステンレスなど硬質部材O
リングが配され、この硬質部材Oリングは夫々が前記取
付凹部と前記ノードフランジの夫々に二面で接している
ものとしたことで、この取付構造に非常に高い剛性を与
えて使用時での軸の傾きなど生じなくして加工精度を高
める優れた効果を奏し、併せてこの剛性が高められたこ
とで従来設けられていたサポータを廃すると共に前記ノ
ードフランジの外周端を自由端としたことで高周波振動
の取出効率も格段に高めて加工効率を高くすると云う効
果も併せて奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る超音波振動発生部の支持構造の一
実施例を示す断面図、第2図は従来例を示す断面図であ
る。 1……超音波振動ユニット 2……超音波振動発生部 2a……超音波振動子、2b……ホーン 2c……ノードフランジ 3……ホルダ 3a……ホルダ蓋、3b……取付凹部 4……硬質Oリング 5……研削チップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波振動子とホーンとから構成される超
    音波振動発生部を該超音波振動発生部のノードに設けた
    ノードフランジでホルダに係着して成る超音波振動発生
    部の支持構造において、前記ホルダには前記ノードフラ
    ンジよりも大きい径を持つ取付凹部が設けられ、該取付
    凹部に配設される前記ノードフランジには両面にステン
    レスなど硬質部材Oリングが配され、この硬質部材Oリ
    ングは夫々が前記取付凹部と前記ノードフランジの夫々
    に二面で接して前記ノードフランジの外周端を自由端と
    していることを特徴とする超音波振動発生部の支持構
    造。
JP1987086578U 1987-06-03 1987-06-03 超音波振動発生部の支持構造 Expired - Lifetime JPH0614849Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987086578U JPH0614849Y2 (ja) 1987-06-03 1987-06-03 超音波振動発生部の支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987086578U JPH0614849Y2 (ja) 1987-06-03 1987-06-03 超音波振動発生部の支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63197684U JPS63197684U (ja) 1988-12-20
JPH0614849Y2 true JPH0614849Y2 (ja) 1994-04-20

Family

ID=30943010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987086578U Expired - Lifetime JPH0614849Y2 (ja) 1987-06-03 1987-06-03 超音波振動発生部の支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0614849Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3002214U (ja) * 1994-03-15 1994-09-20 有限会社シノダ 超音波加工用工具
JP2010089007A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Sonotec Co Ltd 超音波加工装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2029270B (en) * 1978-07-11 1982-11-03 Plessey Co Ltd Vibratory atomiser
JPS5920230A (ja) * 1982-07-19 1984-02-01 チバ−ガイギ−・アクチエンゲゼルシヤフト ピルプロフエン含有薬剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63197684U (ja) 1988-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0614849Y2 (ja) 超音波振動発生部の支持構造
JPH0733910Y2 (ja) 高周波振動体の支持構造
JPS62247775A (ja) 超音波モ−タの回転子支持体の改良
GB1470053A (en) Vibratory forming of materials
JPH0717030Y2 (ja) 超音波送受波器
JPH0697864B2 (ja) 超音波モータ
JPH0736477Y2 (ja) 超音波モータ
JPH03107613A (ja) 防振型転がり軸受
JPS61111298U (ja)
JP2667163B2 (ja) 超音波モータ
JPS628399Y2 (ja)
JPS6372750U (ja)
JP2505968Y2 (ja) 超音波モ―タ
JPS60182067A (ja) 磁気デイスク装置
JPS63178649U (ja)
JPH0135576Y2 (ja)
JPS63103746U (ja)
JPS626552U (ja)
JP2515804Y2 (ja) マイクロホン
JPS6242399U (ja)
JPS5835685U (ja) 電動圧縮機の支持装置
JPH0832112B2 (ja) 超音波振動体支持構造
JPH02101219U (ja)
JPS62160082A (ja) 超音波モ−タ−
JPH0257291U (ja)