JPH0736477Y2 - 超音波モータ - Google Patents
超音波モータInfo
- Publication number
- JPH0736477Y2 JPH0736477Y2 JP1987150120U JP15012087U JPH0736477Y2 JP H0736477 Y2 JPH0736477 Y2 JP H0736477Y2 JP 1987150120 U JP1987150120 U JP 1987150120U JP 15012087 U JP15012087 U JP 15012087U JP H0736477 Y2 JPH0736477 Y2 JP H0736477Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- vibrating body
- protrusion
- contact
- view
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、超音波モータのロータの構造に関する。
この考案は、超音波モータのロータの構造において、断
面形状が異なる部分を円環型の一部をなすように周方向
に間隔をおいて等間隔に3個以上配置し、かつ、この周
方向に断面形状が異なる部分については、ロータと振動
体とが接触する部分の面積の合計がロータと振動体とが
接触しない部分の面積の合計と比較してほぼ等しいか小
さくなるように構成することにより、超音波モータの振
動体の振動の減衰を緩和して、ロータの回転が安定する
ようにした。
面形状が異なる部分を円環型の一部をなすように周方向
に間隔をおいて等間隔に3個以上配置し、かつ、この周
方向に断面形状が異なる部分については、ロータと振動
体とが接触する部分の面積の合計がロータと振動体とが
接触しない部分の面積の合計と比較してほぼ等しいか小
さくなるように構成することにより、超音波モータの振
動体の振動の減衰を緩和して、ロータの回転が安定する
ようにした。
第7図は、従来の超音波モータの全体の断面図である。
第8図は、従来のロータ形状の平面図及び断面図であ
る。
る。
第7図において、振動体2の中心部は、軸4に固定す
る。圧電素子3は、振動体2の裏面に接着により固定す
る。ロータ1は、最外周部に円環状の突起部1aを有す
る。ロータ1の突起部1aは、振動体2に所定の圧力で接
触する。
る。圧電素子3は、振動体2の裏面に接着により固定す
る。ロータ1は、最外周部に円環状の突起部1aを有す
る。ロータ1の突起部1aは、振動体2に所定の圧力で接
触する。
圧電素子3に交流信号を印加すると、圧電素子3は伸縮
する。圧電素子3の伸縮により、振動体2に振動波が励
振する。この振動体2に発生する振動波がロータ1の突
起部1aに駆動力を伝達する。振動体2に発生する振動波
により、ロータ1は回転する。
する。圧電素子3の伸縮により、振動体2に振動波が励
振する。この振動体2に発生する振動波がロータ1の突
起部1aに駆動力を伝達する。振動体2に発生する振動波
により、ロータ1は回転する。
ここで、第7図に示す従来の超音波モータにおいては、
振動体の1次振動によりロータを回転させる。振動体の
振動の振幅が最大となる位置は、振動体の最外周部であ
る。そして、ロータの最外周部の全周にある円環状の突
起が、振動体と接触している。
振動体の1次振動によりロータを回転させる。振動体の
振動の振幅が最大となる位置は、振動体の最外周部であ
る。そして、ロータの最外周部の全周にある円環状の突
起が、振動体と接触している。
しかし、従来の超音波モータにおいては、振動体の1次
振動によりロータを回転させるので、振動体の振動の振
幅が最大となる位置は、振動体の最外周部であった。そ
して、ロータの最外周部の全周にある円環状の突起が振
動体と接触するので、振動体の振動の減衰が大きくな
り、ロータの回転が円滑でないという課題があった。
振動によりロータを回転させるので、振動体の振動の振
幅が最大となる位置は、振動体の最外周部であった。そ
して、ロータの最外周部の全周にある円環状の突起が振
動体と接触するので、振動体の振動の減衰が大きくな
り、ロータの回転が円滑でないという課題があった。
そこで、この考案の目的は、従来のこのような課題を解
決するために、振動体の振動の減衰を少なくして、ロー
タが円滑に回転する超音波モータを得ることにある。
決するために、振動体の振動の減衰を少なくして、ロー
タが円滑に回転する超音波モータを得ることにある。
振動体の振動の減衰が大きくなりロータの回転が円滑で
ないという課題を解決するために、この考案は、超音波
モータにおいて、ロータの突起部を円環状に全周設ける
のではなく、断面形状が異なる部分を円環型の一部をな
すように周方向に間隔をおいて等間隔に3個以上配置
し、かつ、この周方向に断面形状が異なる部分について
は、ロータと振動体とが接触する部分の面積の合計がロ
ータと振動体とが接触しない部分の面積の合計と比較し
てほぼ等しいか小さくなるように構成することにより、
振動体の振動の減衰を少なくしてロータが円滑に回転す
るようにした。
ないという課題を解決するために、この考案は、超音波
モータにおいて、ロータの突起部を円環状に全周設ける
のではなく、断面形状が異なる部分を円環型の一部をな
すように周方向に間隔をおいて等間隔に3個以上配置
し、かつ、この周方向に断面形状が異なる部分について
は、ロータと振動体とが接触する部分の面積の合計がロ
ータと振動体とが接触しない部分の面積の合計と比較し
てほぼ等しいか小さくなるように構成することにより、
振動体の振動の減衰を少なくしてロータが円滑に回転す
るようにした。
本考案の超音波モータにおいては、ロータの突起部は、
断面形状が異なる部分を円環型の一部をなすように周方
向に間隔をおいて等間隔に3個以上配置し、かつ、この
周方向に断面形状が異なる部分については、ロータと振
動体とが接触する部分の面積の合計がロータと振動体と
が接触しない部分の面積の合計と比較してほぼ等しいか
小さい。
断面形状が異なる部分を円環型の一部をなすように周方
向に間隔をおいて等間隔に3個以上配置し、かつ、この
周方向に断面形状が異なる部分については、ロータと振
動体とが接触する部分の面積の合計がロータと振動体と
が接触しない部分の面積の合計と比較してほぼ等しいか
小さい。
ロータの突起部の無い部分では、ロータと振動体は接触
しない。したがって、ロータの突起部の無い部分では、
振動体は自由振動する。そして、振動体の振動の振動の
減衰は少ないので、ロータは円滑に回転する。
しない。したがって、ロータの突起部の無い部分では、
振動体は自由振動する。そして、振動体の振動の振動の
減衰は少ないので、ロータは円滑に回転する。
以下に、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の実施例で、外周の凸起を4等分した
ロータの平面図と断面図である。
ロータの平面図と断面図である。
第1図において、ロータ1の突起部1aは、円環型の一部
をなすように周方向に間隔をおいてほぼ等間隔に4個配
置する。この周方向に断面形状が異なる部分について
は、ロータ1と振動体2とが接触する部分の面積の合計
がロータ1と振動体2とが接触しない部分の面積の合計
と比較して小さくなるように構成する。
をなすように周方向に間隔をおいてほぼ等間隔に4個配
置する。この周方向に断面形状が異なる部分について
は、ロータ1と振動体2とが接触する部分の面積の合計
がロータ1と振動体2とが接触しない部分の面積の合計
と比較して小さくなるように構成する。
第1図の構造においては、4個の突起部1aのそれぞれの
間には、ロータ1と振動体2とが接触しない部分が存在
する。振動体2は、ロータ1と接触しない部分において
は、自由振動を行う。この振動体の自由振動が可能な領
域を形成すると、振動体2とロータ1の突起部1aとが接
触する部分の振動の減衰を緩和することができる。
間には、ロータ1と振動体2とが接触しない部分が存在
する。振動体2は、ロータ1と接触しない部分において
は、自由振動を行う。この振動体の自由振動が可能な領
域を形成すると、振動体2とロータ1の突起部1aとが接
触する部分の振動の減衰を緩和することができる。
第2図は、本考案の他の実施例で、外周の凸起を3等分
したロータの平面図である。
したロータの平面図である。
第2図において、ロータ1の突起部1aは、断面形状が異
なる部分を円環型の一部をなすように周方向に間隔をお
いて等間隔に3個配置してある。そして、この周方向に
断面形状が異なる部分については、ロータと振動体とが
接触する部分の3個の面積の合計がロータと振動体とが
接触しない部分の面積の合計と比較して小さくなるよう
に構成してある。
なる部分を円環型の一部をなすように周方向に間隔をお
いて等間隔に3個配置してある。そして、この周方向に
断面形状が異なる部分については、ロータと振動体とが
接触する部分の3個の面積の合計がロータと振動体とが
接触しない部分の面積の合計と比較して小さくなるよう
に構成してある。
第3図は、本考案の他の実施例で、外周の凸起を3等分
し、しかも、凸起と凹部を等分したロータの平面図であ
る。
し、しかも、凸起と凹部を等分したロータの平面図であ
る。
第3図において、ロータ1の突起部1aは、断面形状が異
なる部分を円環型の一部をなすように周方向に間隔をお
いて等間隔に3個配置してある。そして、この周方向に
断面形状が異なる部分については、ロータと振動体とが
接触する部分の3個の面積の合計がロータと振動体とが
接触しない部分の面積の合計と比較してほぼ等しくなる
ように構成してある。
なる部分を円環型の一部をなすように周方向に間隔をお
いて等間隔に3個配置してある。そして、この周方向に
断面形状が異なる部分については、ロータと振動体とが
接触する部分の3個の面積の合計がロータと振動体とが
接触しない部分の面積の合計と比較してほぼ等しくなる
ように構成してある。
第2図及び第3図に示した構成においても、ロータ1の
突起部1aと振動体との接触する部分の振動の減衰を緩和
することができる。
突起部1aと振動体との接触する部分の振動の減衰を緩和
することができる。
第4図は、本考案の他の実施例で、ロータ凸起が中央部
にある場合で、凸起を4等分したロータの平面図であ
る。
にある場合で、凸起を4等分したロータの平面図であ
る。
第5図は、本考案の他の実施例で、ロータ凸起が中央部
にある場合で、凸起を3等分したロータの平面図であ
る。
にある場合で、凸起を3等分したロータの平面図であ
る。
第6図は、本考案の他の実施例で、ロータ凸起が中央部
にある場合で、凸起を3等分し、しかも、凸起とフラッ
ト部を等分したロータの平面図である。
にある場合で、凸起を3等分し、しかも、凸起とフラッ
ト部を等分したロータの平面図である。
第4図、第5図及び第6図に示した構成は、振動体の2
次振動を利用するときの構造である。
次振動を利用するときの構造である。
第4図、第5図及び第6図に示した構成においても、3
個の突起部1aのそれぞれの間には、ロータ1と振動体2
とが接触しない部分が発生する。振動体2は、ロータ1
と接触しない部分においては、自由振動を行う。この振
動体の自由振動が可能な領域を形成すると、振動体2と
ロータ1の突起部1aとが接触する部分の振動の減衰を緩
和することができる。
個の突起部1aのそれぞれの間には、ロータ1と振動体2
とが接触しない部分が発生する。振動体2は、ロータ1
と接触しない部分においては、自由振動を行う。この振
動体の自由振動が可能な領域を形成すると、振動体2と
ロータ1の突起部1aとが接触する部分の振動の減衰を緩
和することができる。
この考案は、超音波モータにおいて、ロータの突起を円
環型の一部をなすように周方向に間隔をおいて等間隔に
3個以上配置し、かつ、この周方向に断面形状が異なる
部分については、ロータと振動体とが接触する部分の面
積の合計がロータと振動体とが接触しない部分の面積の
合計と比較してほぼ等しいか小さくなるように構成した
ので、振動体の振動の振幅の減衰を緩和することがで
き、ロータの回転を安定させるという効果がある。
環型の一部をなすように周方向に間隔をおいて等間隔に
3個以上配置し、かつ、この周方向に断面形状が異なる
部分については、ロータと振動体とが接触する部分の面
積の合計がロータと振動体とが接触しない部分の面積の
合計と比較してほぼ等しいか小さくなるように構成した
ので、振動体の振動の振幅の減衰を緩和することがで
き、ロータの回転を安定させるという効果がある。
第1図は、本考案の実施例で、外周の凸起を4等分した
ロータの平面図と断面図である。 第2図は、本考案の他の実施例で、外周の凸起を3等分
したロータの平面図である。 第3図は、本考案の他の実施例で、外周の凸起を3等分
し、しかも、凸起と凹部を等分したロータの平面図であ
る。 第4図は、本考案の他の実施例で、ロータ凸起が中央部
にある場合で、凸起を4等分したロータの平面図であ
る。 第5図は、本考案の他の実施例で、ロータ凸起が中央部
にある場合で、凸起を3等分したロータの平面図であ
る。 第6図は、本考案の他の実施例で、ロータ凸起が中央部
にある場合で、凸起を3等分し、しかも、凸起とフラッ
ト部を等分したロータの平面図である。 第7図は、従来の超音波モータの全体の断面図である。 第8図は、従来のロータ形状の平面図及び断面図であ
る。 1……ロータ 1a……ロータの突起部 2……振動体 3……圧電素子 4……軸
ロータの平面図と断面図である。 第2図は、本考案の他の実施例で、外周の凸起を3等分
したロータの平面図である。 第3図は、本考案の他の実施例で、外周の凸起を3等分
し、しかも、凸起と凹部を等分したロータの平面図であ
る。 第4図は、本考案の他の実施例で、ロータ凸起が中央部
にある場合で、凸起を4等分したロータの平面図であ
る。 第5図は、本考案の他の実施例で、ロータ凸起が中央部
にある場合で、凸起を3等分したロータの平面図であ
る。 第6図は、本考案の他の実施例で、ロータ凸起が中央部
にある場合で、凸起を3等分し、しかも、凸起とフラッ
ト部を等分したロータの平面図である。 第7図は、従来の超音波モータの全体の断面図である。 第8図は、従来のロータ形状の平面図及び断面図であ
る。 1……ロータ 1a……ロータの突起部 2……振動体 3……圧電素子 4……軸
Claims (1)
- 【請求項1】半径方向に対して2次の振動波を発生する
振動体(2)と、円環形状領域の一部をなすように周方
向に間隔をおいて形成された複数の突起(1a)を有する
とともに前記複数の突起(1a)を介して前記振動体
(2)の内周部に所定の圧力で接触するロータ(1)と
を有し、前記円環形状領域の中で前記複数の突起の、振
動体と接触する部分の面積が前記振動体と接触しない部
分の面積以下に形成された構成であることを特徴とする
超音波モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987150120U JPH0736477Y2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | 超音波モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987150120U JPH0736477Y2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | 超音波モータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6454795U JPS6454795U (ja) | 1989-04-04 |
JPH0736477Y2 true JPH0736477Y2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=31422974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987150120U Expired - Lifetime JPH0736477Y2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | 超音波モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736477Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60160386A (ja) * | 1984-01-30 | 1985-08-21 | Canon Inc | 振動波モ−タ |
JPS62196080A (ja) * | 1986-02-20 | 1987-08-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 超音波モ−タ |
JPS6323575A (ja) * | 1986-07-15 | 1988-01-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 超音波モ−タ |
-
1987
- 1987-09-30 JP JP1987150120U patent/JPH0736477Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
日本音響学会昭和60年度秋季研究発表会講演論文集=▲II▼=,昭和60年9月30日発行、P.785〜786 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6454795U (ja) | 1989-04-04 |
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