JPH06148489A - 画像読取装置における固体撮像素子の取付装置 - Google Patents
画像読取装置における固体撮像素子の取付装置Info
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- JPH06148489A JPH06148489A JP4303656A JP30365692A JPH06148489A JP H06148489 A JPH06148489 A JP H06148489A JP 4303656 A JP4303656 A JP 4303656A JP 30365692 A JP30365692 A JP 30365692A JP H06148489 A JPH06148489 A JP H06148489A
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Abstract
の5方向の調整手段に影響を与えることなく、単純な構
成によってθ3 方向の調整を可能とする手段を提供する
ことを目的とするものである。 【構成】取付基台5と固体撮像素子3の支持基板9との
間に中間支持部材11、12が配置され、Z軸,Y軸,
X軸,θ1 ,θ2 方向への調整を可能とし、支持基板9
に、主走査方向に並んだ固体撮像素子の方向と同軸に設
けられた回転軸10を取付け、これを中間支持部材11
に形成した軸受部12cに嵌合し、θ3 方向への調整を
可能とした構成を有する。
Description
光学像を読み取る画像読取装置において、固体撮像素子
を調整可能に取付けることができる装置に関し、ファク
シミリ、複写機、スキャナー等のカラー画像読取部とし
て使用されるものである。
用いた光学系からなり、その場合、画像を正確に読み取
るために、画像の結像位置に固体撮像素子を正確に位置
決めする必要がある。固体撮像素子を用いて光学像を読
み取る装置としては、図4に示すように、原稿1上の画
像を走査ライン毎に照明しながら、これを結像レンズ2
により固体撮像素子3に結像させて読み取っている。
2により結像される線像の光学的特性を所定の要求精度
で読み取るために、固体撮像素子3の画素ライン3a、
3b、3cをX,Y,Z,θ1 ,θ2 の5軸方向、又は
これにθ3 方向を加えた6軸方向に微調整させて位置調
整を行っている。
分解プリズムを使用して赤色,緑色,青色に分解し、結
像位置に1ラインの固体撮像素子を設け、これを3個用
いて色分解された各色を1個の固体撮像素子に対応させ
て読み取る形式のものと、画素ラインとして3列に配置
されている固体撮像素子を用いる形式のものとがあり、
夫々固体撮像素子の位置調整手段が異なっている。
素子を各色毎に、X,Y,Z,θ1,θ2 の5軸方向の
調整を行なう調整機構を設けており、後者の形式は、カ
ラー用3ライン固体撮像素子を1個に対して、X,Y,
Z,θ1 ,θ2 の5軸方向の調整に加えて、θ3 方向を
加えた合計6軸方向の位置調整を行う必要がある。
図4に示されるように、赤色を読み取るR画素ライン3
a,緑色を読み取るG画素ライン3b,青色を読み取る
B画素ライン3cで構成され、結像レンズ2で原稿1上
の画像を画素ライン上に結像させると、結像レンズ2の
収差により、色毎にZ軸方向上での結像位置に差を生
じ、そのため、カラー用3ライン固体撮像素子3におけ
る画素ラインが配置されている面を傾ける調整(θ3 方
向の調整)が必要となる。
調整手段として、特開昭62−139466号公報、実
開平1−169863号公報や実開昭62−10335
4号公報が提案されている。そのうち、特開昭62−1
39466号公報記載のものは、固体撮像素子を取り付
けた第1調整板と、この第1調整板と結合され且つ基台
に取り付けられる第2調整板とを備え、第1調整板はX
−Y平面内を、第2調整板はZ−X平面内を夫々移動で
き、θ1 ,θ2 方向の調整は可能であるが、θ 3 方向の
調整は不可能である。そして、実開平1−169863
号公報や実開昭62−103354号公報記載のものに
関しても、同様に、θ3 方向の調整を行なうことができ
ない。
鑑み、固体撮像素子の位置をX,Y,Z,θ1 ,θ2 の
5方向の調整手段を有する構成において、これらの5方
向の調整手段に影響を与えることなく、単純な構成によ
ってθ3 方向の調整を可能とし、固体撮像素子の位置を
短時間に容易に調整しうる画像読取装置における固体撮
像素子の取付装置を提供することを目的とするものであ
る。
成するために、結像レンズを位置決めして支持すること
ができる取付基台と、固体撮像素子を支持する支持基板
と、前記取付基台と前記支持基板との間に配置される中
間支持部材とを備え、該中間支持部材により、Z軸,Y
軸,X軸,θ1 ,θ2 方向への調整を可能とした画像読
取装置における固体撮像素子の取付装置において、前記
支持基板には、主走査方向に並んだ固体撮像素子の方向
と同軸に設けられた回転軸を取付け、前記中間支持部材
には、該回転軸を支持する軸受部を形成し、軸受部に対
する回転軸の位置決めにより、θ 3 方向への調整を可能
としたことを特徴とするものである。
支持基板の回転軸と中間支持部材の軸受部とを熱収縮チ
ューブにより結合固定することを特徴とするものであ
る。
て取付ける取付基台に対して、固体撮像素子を支持した
支持基板を取付けるに際し、前記取付基台と支持基板と
の間に設けた中間支持部材において、Z軸,Y軸,X
軸,θ1 ,θ2 方向の各調整を行った後、これらの調整
とは無関係に、中間支持部材に設けた軸受部に対して、
支持基板の回転軸を回転調整することにより、θ3 方向
の調整することができ、この際、固体撮像素子の画素ラ
インの一つが回転軸の軸線と一致していることにより、
色収差調整を行なうことができる。
る。図3には、本発明の固体撮像素子の取付装置を適用
することができる画像読取装置が示されており、図1に
は、本発明の要部を示す画像を読み取る結像レンズと固
体撮像素子との取付装置の分解斜視図である。図2は、
図1の取付装置を組立て、上面より示した図面である。
0の上面に、原稿1を載置するコンタクトガラス21を
有し、ケース20の内部には、コンタクトガラス21の
下面を走査移動する光源22と第1ミラー23とからな
る第1スキャナー24と、第2ミラー25と第3ミラー
26とからなる第2スキャナー27とを備え、前記第1
スキャナー24と第2スキャナー27とにより導かれる
光像を固体撮像素子3に結像させる結像レンズ2からな
るレンズブロックとしての取付基台5を備えている。
構成は、図1に示されており、後記するように結像レン
ズ2を位置調整して取付けると共に、結像レンズ2に対
して位置調整されて固体撮像素子3が取付けられる。
を固体撮像素子3の画素ラインに結像させるため、結像
レンズ2を載置するレンズ載置部6と、該レンズ載置部
6の後方に、結像レンズ2からの光路を遮ることなく固
体撮像素子3を位置させることができるように、開口部
7を形成した枠状部材8とを備えている。
かれた後、X,Y,θ1 ,θ2 の方向の位置決めがなさ
れ、Z方向の位置が決められて、所定の固定手段により
レンズ載置部6に固定される。開口部7を形成した該枠
状部材8の後方位置には、固体撮像素子3が配置され
る。カラー用3ライン固体撮像素子3は支持基板9に固
定され、該支持基板9の両側には、X軸方向に延びる回
転軸10,10を一体に形成している。
ン固体撮像素子3を固定した支持基板9との間には、逆
L字状の第1中間支持部材11とL字状の第2中間支持
部材12とからなる中間支持部材が設けられており、逆
L字状の第1中間支持部材11は、その水平部11aと
枠状部材8の取付支持面8aとの間で、Z,X,θ1方
向の調整を行って枠状部材8の取付支持面8aに取付け
られる。
は、逆L字状の第1中間支持部材11の垂直部11bに
対して、その垂直部12aをY,X,θ2 方向の調整を
行い取付けることができる。L字状の第2中間支持部材
12に対して、カラー用3ライン固体撮像素子3を固定
した支持基板9を取付けるため、L字状の第2中間支持
部材12には、その水平部12bに支持基板9側に形成
した回転軸10,10を支持できるX軸方向に延びた半
円状の軸受部12c1 ,12c2 を形成している。
は、その回転軸の中心軸線をカラー用3ライン固体撮像
素子3に形成された中央の画素ライン3bと一致するよ
うに構成し、その一方の回転軸10の一部に、位置決め
溝10aが設けられ、回転軸10の端面には、この回転
軸10をθ3 方向に回動させるための溝10bが形成さ
れている。
に対して、回転軸10を支持する半円状の軸受部12c
1 には、位置決め溝10aに嵌合することができる凸状
部12dが形成されており、半円状の軸受部12c1 ,
12c2 に回転軸10,10を位置させた状態におい
て、凸状部12dと位置決め溝10aとを嵌合させるこ
とにより、カラー用3ライン固体撮像素子3のX方向へ
の移動は規制される。
子3との位置合わせは、支持基板9に固定された回転軸
10,10をL字状の第2中間支持部材12に形成した
半円状の軸受部12c1 ,12c2 に取付けた状態にお
いて、回転軸10と同軸となる画素ラインの位置をセン
サ又は顕微鏡で見ながら、カラー用3ライン固体撮像素
子3の位置を調整する。そして、回転軸10と中央の画
素ラインとが一致したところで、カラー用3ライン固体
撮像素子3を支持基板9にはんだ付け14等の手段で固
定する。
固体撮像素子3を固定した状態において、支持基板9の
回転軸10をL字状の第2中間支持部材12の半円状の
軸受部12c1 ,12c2 に取付け、逆L字状の第1中
間支持部材11における水平部11aの取付け位置の調
整により、Z,X,θ1 方向の調整を行い、又、L字状
の第2中間支持部材12における垂直部12aの取付け
位置の調整により、Y,X,θ2 方向の調整を行い、夫
々の中間支持部材が取付けられる。
2中間支持部材12の各調整によって、Z,X,Y,θ
1 ,θ2 の5軸方向の調整を完了した後、色収差調整
(θ3方向の調整)のみを独立して、回転軸10,10
を回動調整することにより行なうことができる。この
際、回転軸10と同軸となる画素ラインを中心として回
動するので、画素ラインはθ3 方向以外の他の5方向へ
の移動を生じることがなく、色収差調整に際して、他の
5方向の調整位置にずれを発生することは全くない。
回転を与えて調整を行なうが、公知の自動機を使用でき
るように、回転軸10の端面には溝10bが形成され、
該溝10bに自動機のビットが結合される。
用3ライン固体撮像素子3の位置を固定するために、第
2中間支持部材12の半円状の軸受部12c1 ,12c
2 に対して、支持基板9の回転軸10,10を固定する
必要がある。このため、熱収縮チューブ13が用いられ
る。熱収縮チューブ13は、回転軸10を載置した半円
状の軸受部12cを覆いうる大きさの筒体をしており、
θ3 方向の位置決めがなされた回転軸10を熱収縮チュ
ーブ13と共に覆い、熱収縮チューブ13の外側から熱
を与えることにより、熱収縮チューブ13は収縮し、半
円状の軸受部12cと回転軸10とを一体的に固定する
ことができる。
縮時に作用する力に偏りがなく、位置ずれを起こすこと
がなく、例えば、ネジの締め付けによる固定の際に生じ
る、ネジの回転方向に作用する力に基づく位置ずれが発
生しないという利点がある。
わりに、接着剤を用いて固定することも可能である。こ
の場合、特定の方向に接着力が作用しないように、図2
において符号14で示されるように、回転中心を基準に
点対称となる位置に塗布するか、又は、半円状の軸受部
12cの端部側から半円状部分に接着剤を塗布すること
により、回転軸10にずれを生じることなく固定するこ
とができる。
付けた支持基板には、所定の画素ラインと一致するよう
に回転軸を設け、該回転軸を所定方向の調整を可能とす
るように、中間支持部材の軸受部に係合させたことによ
り、5方向の調整と無関係に、回転軸をθ3 方向に回転
させるという簡単な手段により、色収差の調整を短時間
に且つ高品質に実施できる効果を有し、生産コストを下
げることができ、又、熱収縮チューブにより位置ずれの
ない固定を可能とする効果を有する。
概略断面図である。
像、及び調整方向との関係を示す概略斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 結像レンズを位置決めして支持すること
ができる取付基台と、固体撮像素子を支持する支持基板
と、前記取付基台と前記支持基板との間に配置される中
間支持部材とを備え、該中間支持部材により、Z軸,Y
軸,X軸,θ 1 ,θ2 方向への調整を可能とした画像読
取装置における固体撮像素子の取付装置において、前記
支持基板には、主走査方向に並んだ固体撮像素子の方向
と同軸に設けられた回転軸を取付け、前記中間支持部材
には、該回転軸を支持する軸受部を形成し、軸受部に対
する回転軸の位置決めにより、θ3 方向への調整を可能
としたことを特徴とする画像読取装置における固体撮像
素子の取付装置。 - 【請求項2】 θ3 方向への調整をした支持基板の回転
軸と中間支持部材の軸受部とを熱収縮チューブにより結
合固定することを特徴とする請求項1記載の画像読取装
置における固体撮像素子の取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30365692A JP3308001B2 (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 画像読取装置における固体撮像素子の取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30365692A JP3308001B2 (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 画像読取装置における固体撮像素子の取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06148489A true JPH06148489A (ja) | 1994-05-27 |
JP3308001B2 JP3308001B2 (ja) | 2002-07-29 |
Family
ID=17923644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30365692A Expired - Lifetime JP3308001B2 (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 画像読取装置における固体撮像素子の取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3308001B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019003207A (ja) * | 2018-09-10 | 2019-01-10 | 株式会社nittoh | 光学部材 |
-
1992
- 1992-11-13 JP JP30365692A patent/JP3308001B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019003207A (ja) * | 2018-09-10 | 2019-01-10 | 株式会社nittoh | 光学部材 |
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Publication number | Publication date |
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JP3308001B2 (ja) | 2002-07-29 |
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