JPH06148280A - タイミングスキュー調整機構 - Google Patents
タイミングスキュー調整機構Info
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- JPH06148280A JPH06148280A JP4316141A JP31614192A JPH06148280A JP H06148280 A JPH06148280 A JP H06148280A JP 4316141 A JP4316141 A JP 4316141A JP 31614192 A JP31614192 A JP 31614192A JP H06148280 A JPH06148280 A JP H06148280A
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- Japan
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- circuit
- adjusting
- signal
- skew
- time
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 タイミングスキューの調整を高速かつ効率的
に行う機構を移動試験装置内に内蔵させることによりス
キュー調整に要する時間を大幅に短縮し、装置の効率的
運用を可能とする。 【構成】 複数の入出力ピン間のタイミングスキューの
調整を行うタイミングスキュー調整機構は、スキュー調
整すべき出力ピンに所定の信号伝搬遅延時間を与える可
変遅延回路13と、出力ピンより取出された第1の信号
と基準信号との間の時間差を測定する時間測定回路14
と、時間測定回路14によって測定された時間差に応じ
て可変遅延回路13に設定される遅延量を調整する調整
回路10とを設けた。
に行う機構を移動試験装置内に内蔵させることによりス
キュー調整に要する時間を大幅に短縮し、装置の効率的
運用を可能とする。 【構成】 複数の入出力ピン間のタイミングスキューの
調整を行うタイミングスキュー調整機構は、スキュー調
整すべき出力ピンに所定の信号伝搬遅延時間を与える可
変遅延回路13と、出力ピンより取出された第1の信号
と基準信号との間の時間差を測定する時間測定回路14
と、時間測定回路14によって測定された時間差に応じ
て可変遅延回路13に設定される遅延量を調整する調整
回路10とを設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動試験装置におけ
るタイミングスキュー調整機構についてのものである。
るタイミングスキュー調整機構についてのものである。
【0002】
【従来の技術】自動試験装置、特にICの自動試験装置
においては、複数の入出力ピンを被試験ICに接続し、
試験装置側から被試験ICにディジタルのパターン列を
加え、そのICからの応答をあらかじめ設定した期待パ
ターンと比較することにより被試験ICの良否の判定を
行なう。この場合、自動試験装置の入出力ピン相互間で
タイミングスキューの調整を行う必要がある。しかし、
自動試験装置の入出力ピンのピン数が多くなると、ピン
間のタイミングスキューの調整に要する時間が長くな
り、運用上再調整を必要とする場合に支障をきたすこと
になる。
においては、複数の入出力ピンを被試験ICに接続し、
試験装置側から被試験ICにディジタルのパターン列を
加え、そのICからの応答をあらかじめ設定した期待パ
ターンと比較することにより被試験ICの良否の判定を
行なう。この場合、自動試験装置の入出力ピン相互間で
タイミングスキューの調整を行う必要がある。しかし、
自動試験装置の入出力ピンのピン数が多くなると、ピン
間のタイミングスキューの調整に要する時間が長くな
り、運用上再調整を必要とする場合に支障をきたすこと
になる。
【0003】図3は従来の自動試験装置における出力ピ
ンのタイミングスキュー調整機構の一例を示した図で、
(a)はその回路ブロック図を、(b)は各部の波形図
をそれぞれ示したものである。試験装置本体31内には
出力ピンに所定の信号伝搬遅延時間を与えるための可変
遅延回路34が出力ピンごとに設けられており、これに
接続されたドライバ回路32から信号Aが取り出され
る。ドライバ回路32からの出力信号Aはコンパレータ
33のプラス側入力端子に接続され、マイナス側入力端
子には試験装置本体31内のレベル電源回路30が接続
される。
ンのタイミングスキュー調整機構の一例を示した図で、
(a)はその回路ブロック図を、(b)は各部の波形図
をそれぞれ示したものである。試験装置本体31内には
出力ピンに所定の信号伝搬遅延時間を与えるための可変
遅延回路34が出力ピンごとに設けられており、これに
接続されたドライバ回路32から信号Aが取り出され
る。ドライバ回路32からの出力信号Aはコンパレータ
33のプラス側入力端子に接続され、マイナス側入力端
子には試験装置本体31内のレベル電源回路30が接続
される。
【0004】これによりコンパレータ33にはマイナス
側入力端子に一定電圧が印加され、ドライバ回路32を
介してプラス側入力端子に与えられる信号Aがこのレベ
ル電源回路30により設定された電圧レベルを越えた時
にコンパレータ33の出力信号Bがハイレベルとなるよ
う動作する。この場合、コンパレータ33はあらかじめ
スキュー調整されて校正された入力ピンのコンパレータ
回路を構成する。試験装置本体31内にはD型フリップ
フロップ35が設けられており、データ入力端子Dには
信号Bが印加され、タイミング入力端子Cでは信号Cが
印加され、このタイミングでデータ入力端子Dに入力さ
れた信号はラッチされ出力Qから信号Dとして取り出さ
れる。
側入力端子に一定電圧が印加され、ドライバ回路32を
介してプラス側入力端子に与えられる信号Aがこのレベ
ル電源回路30により設定された電圧レベルを越えた時
にコンパレータ33の出力信号Bがハイレベルとなるよ
う動作する。この場合、コンパレータ33はあらかじめ
スキュー調整されて校正された入力ピンのコンパレータ
回路を構成する。試験装置本体31内にはD型フリップ
フロップ35が設けられており、データ入力端子Dには
信号Bが印加され、タイミング入力端子Cでは信号Cが
印加され、このタイミングでデータ入力端子Dに入力さ
れた信号はラッチされ出力Qから信号Dとして取り出さ
れる。
【0005】ドライバ回路32から図3(b)に示すよ
うな波形を持つ信号Aを出力する。次いでD型フリップ
フロップ35により信号Cのタイミングで、信号Bが入
力されているかいないかを信号Dの出力状態を調べるこ
とによって判定する。フリップフロップ35の出力信号
Dの状態は信号Aの状態によりハイまたはローレベルの
いずれかとなる。信号Aが図に示すような実線の波形の
場合にはローレベルとなり、点線で示すような波形の場
合には信号Cのタイミングでハイレベルとなる。信号C
はコンパレータ33の入力下において校正されたタイミ
ングで到来する信号であるから、フリップフロップ35
の出力信号Dの状態がローからハイに変化する点を求め
ればドライバ回路32の出力信号Aがコンパレータ33
の入力側でスキュー調整されたことになる。
うな波形を持つ信号Aを出力する。次いでD型フリップ
フロップ35により信号Cのタイミングで、信号Bが入
力されているかいないかを信号Dの出力状態を調べるこ
とによって判定する。フリップフロップ35の出力信号
Dの状態は信号Aの状態によりハイまたはローレベルの
いずれかとなる。信号Aが図に示すような実線の波形の
場合にはローレベルとなり、点線で示すような波形の場
合には信号Cのタイミングでハイレベルとなる。信号C
はコンパレータ33の入力下において校正されたタイミ
ングで到来する信号であるから、フリップフロップ35
の出力信号Dの状態がローからハイに変化する点を求め
ればドライバ回路32の出力信号Aがコンパレータ33
の入力側でスキュー調整されたことになる。
【0006】なお、フリップフロップ35の出力信号D
の状態がローからハイに変化する点を求めるには、可変
遅延回路34の遅延量を制御する信号線を順次重みの大
きい方から小さい方に出力の状態を見ながら切り換えて
いく逐次比較法と呼ばれる方法が使用されている。この
方法ではまず可変遅延回路34の制御信号線のうち一番
重みの大きい信号線を除いて全てセットし、フリップフ
ロップ35の出力信号Dの状態をチェックする。出力信
号Dの状態がハイであれば遅延が小さいのであるから一
番重みの大きい信号線をセットし、ローであればそのま
まとする。この時二番目の信号線のみをリセットし、そ
れより重みの小さい信号線はセットされた状態のままに
しておく。次いで出力信号Dの状態をチェックし、前述
したと同じプロセスを繰り返す。このような手順を一番
重みの小さい信号線に至るまで続けスキュー値を得る。
の状態がローからハイに変化する点を求めるには、可変
遅延回路34の遅延量を制御する信号線を順次重みの大
きい方から小さい方に出力の状態を見ながら切り換えて
いく逐次比較法と呼ばれる方法が使用されている。この
方法ではまず可変遅延回路34の制御信号線のうち一番
重みの大きい信号線を除いて全てセットし、フリップフ
ロップ35の出力信号Dの状態をチェックする。出力信
号Dの状態がハイであれば遅延が小さいのであるから一
番重みの大きい信号線をセットし、ローであればそのま
まとする。この時二番目の信号線のみをリセットし、そ
れより重みの小さい信号線はセットされた状態のままに
しておく。次いで出力信号Dの状態をチェックし、前述
したと同じプロセスを繰り返す。このような手順を一番
重みの小さい信号線に至るまで続けスキュー値を得る。
【0007】このようなプロセスを行うためには出力信
号Dの状態に基づき判定を行い、遅延回路34の信号線
をセット、リセットするという閉ループ的な制御が必要
となるため、一般的には自動試験装置を制御するコンピ
ュータが利用される。コンピュータはこれらのハードウ
ェアを順次設定、動作させ判定を繰り返していかなけれ
ばならないため一つの出力ピンにつき、かなりの回数の
調整が必要となり多大の時間を要することになる。
号Dの状態に基づき判定を行い、遅延回路34の信号線
をセット、リセットするという閉ループ的な制御が必要
となるため、一般的には自動試験装置を制御するコンピ
ュータが利用される。コンピュータはこれらのハードウ
ェアを順次設定、動作させ判定を繰り返していかなけれ
ばならないため一つの出力ピンにつき、かなりの回数の
調整が必要となり多大の時間を要することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のタイミングスキ
ュー調整方法では、コンピュータは通常一台であるため
全部の出力ピンについて順次実行していかなければなら
ず256,512といった多数の出力ピンを持った装置
ではタイミングスキューの調整だけでも極めて長い時間
を必要とする。このような処理はコンパレータ側のスキ
ュー調整の際でも同様であり、入出力全てのピンのスキ
ュー調整を行うには極めて長い時間自動試験装置をスキ
ュー調整の為だけに振り向けなければならず、装置本来
の目的に使用できない時間が大幅に増えてしまうという
問題がある。
ュー調整方法では、コンピュータは通常一台であるため
全部の出力ピンについて順次実行していかなければなら
ず256,512といった多数の出力ピンを持った装置
ではタイミングスキューの調整だけでも極めて長い時間
を必要とする。このような処理はコンパレータ側のスキ
ュー調整の際でも同様であり、入出力全てのピンのスキ
ュー調整を行うには極めて長い時間自動試験装置をスキ
ュー調整の為だけに振り向けなければならず、装置本来
の目的に使用できない時間が大幅に増えてしまうという
問題がある。
【0009】この発明は、タイミングスキューの調整を
高速かつ効率的に行う機構を自動試験装置内に内蔵させ
ることによりスキュー調整に要する時間を大幅に短縮
し、装置の効率的運用を可能とするタイミングスキュー
調整機構を提供することを目的とする。
高速かつ効率的に行う機構を自動試験装置内に内蔵させ
ることによりスキュー調整に要する時間を大幅に短縮
し、装置の効率的運用を可能とするタイミングスキュー
調整機構を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明では、スキュー調整すべき出力ピンに所定
の信号伝搬遅延時間を与える可変遅延回路13・23
と、出力ピンより取り出された信号と基準信号との時間
差を測定する時間測定回路14・15・27と、時間測
定回路14・15・27によって測定された時間差に応
じて可変遅延回路13・23に設定される遅延量を調整
する調整回路とを設ける。
め、この発明では、スキュー調整すべき出力ピンに所定
の信号伝搬遅延時間を与える可変遅延回路13・23
と、出力ピンより取り出された信号と基準信号との時間
差を測定する時間測定回路14・15・27と、時間測
定回路14・15・27によって測定された時間差に応
じて可変遅延回路13・23に設定される遅延量を調整
する調整回路とを設ける。
【0011】さらにこの発明はスキュー調整すべき入力
ピンに所定の信号伝搬遅延時間を与える可変遅延回路2
6と、入力ピンに与えられるあらかじめ基準信号に対し
スキュー調整を行った信号と可変遅延回路26から取り
出された信号との間の時間差を測定する時間測定回路2
7と、時間測定回路27によって測定された時間差に応
じて可変遅延回路26により設定される遅延量を調整す
る調整回路29とを設ける。
ピンに所定の信号伝搬遅延時間を与える可変遅延回路2
6と、入力ピンに与えられるあらかじめ基準信号に対し
スキュー調整を行った信号と可変遅延回路26から取り
出された信号との間の時間差を測定する時間測定回路2
7と、時間測定回路27によって測定された時間差に応
じて可変遅延回路26により設定される遅延量を調整す
る調整回路29とを設ける。
【0012】
【作用】この発明ではスキューの調整を行う際に必要と
なる補正値を直接得る時間測定回路を各ピンごとに備
え、各ピンの補正値を時間測定回路により得て、得られ
た時間差に応じて可変遅延回路の遅延量を調整するよう
にしている。従って調整手順の短縮化と並列処理が可能
となる。
なる補正値を直接得る時間測定回路を各ピンごとに備
え、各ピンの補正値を時間測定回路により得て、得られ
た時間差に応じて可変遅延回路の遅延量を調整するよう
にしている。従って調整手順の短縮化と並列処理が可能
となる。
【0013】
【実施例】図1はこの発明に係るタイミングスキュー調
整機構の一実施例を示す図である。図1(a)は回路構
成ブロック図、(b)はこの発明で使用される時間測定
回路の一例を示す回路図、また(c)は各部の信号波形
を示す波形図である。試験装置本体11内には出力ピン
に所定の信号伝搬遅延時間を与える可変遅延回路13と
フリップフロップ14と時間−電圧変換回路15とDC
電圧測定回路16と調整回路10とが組み込まれてい
る。
整機構の一実施例を示す図である。図1(a)は回路構
成ブロック図、(b)はこの発明で使用される時間測定
回路の一例を示す回路図、また(c)は各部の信号波形
を示す波形図である。試験装置本体11内には出力ピン
に所定の信号伝搬遅延時間を与える可変遅延回路13と
フリップフロップ14と時間−電圧変換回路15とDC
電圧測定回路16と調整回路10とが組み込まれてい
る。
【0014】スキュー調整をしたい出力ピンからはドラ
イバ回路12を介して信号Eが出力される。この信号E
はフリップフロップ14のセット入力端子Sに接続され
る。一方、リセット入力端子Rには基準信号Fが入力さ
れる。出力端子Qからは信号Gが出力され、これが時間
−電圧変換回路15の入力端子に与えられる。フリップ
フロップ14と時間電圧変換回路15とは時間測定回路
を構成し、基準信号Fとスキュー調整を施す出力ピンの
信号との間の時間差を測定する。この時間差は電圧に変
換され、DC電圧測定回路16によりDC電圧として測
定される。このDC電圧測定回路16は通常試験装置に
内蔵されているためこれを用いることができる。DC電
圧測定回路16によって測定された時間差に応じて所定
の遅延時間の調整値が算出され、調整回路10を介して
可変遅延回路13の伝搬遅延時間が調整される。
イバ回路12を介して信号Eが出力される。この信号E
はフリップフロップ14のセット入力端子Sに接続され
る。一方、リセット入力端子Rには基準信号Fが入力さ
れる。出力端子Qからは信号Gが出力され、これが時間
−電圧変換回路15の入力端子に与えられる。フリップ
フロップ14と時間電圧変換回路15とは時間測定回路
を構成し、基準信号Fとスキュー調整を施す出力ピンの
信号との間の時間差を測定する。この時間差は電圧に変
換され、DC電圧測定回路16によりDC電圧として測
定される。このDC電圧測定回路16は通常試験装置に
内蔵されているためこれを用いることができる。DC電
圧測定回路16によって測定された時間差に応じて所定
の遅延時間の調整値が算出され、調整回路10を介して
可変遅延回路13の伝搬遅延時間が調整される。
【0015】図1(b)は時間測定回路の一構成例を示
した回路図である。図1(c)に示すような信号E・F
をそれぞれフリップフロップ14のセット入力端子Sと
リセット入力端子Rとに与えてフリップフロップ14を
動作させ、信号E・Fの時間差を示す信号Gを得る。こ
の信号をペア接続されたスイッチ素子18の制御入力端
子に入力し、出力端子をコンデンサ19を介して定電流
源に接続する。これにより信号Gによって時間差に相当
する期間、スイッチ18がオンする。従って定電流源か
らコンデンサ19に一定時間チャージが行われ、オンし
た期間、即ち信号E・Fの時間差に相当する期間に比例
する電圧が信号Hとして得られる。この電圧を試験装置
本体11に内蔵されているDC電圧測定回路16により
測定すれば時間差を知ることができる。
した回路図である。図1(c)に示すような信号E・F
をそれぞれフリップフロップ14のセット入力端子Sと
リセット入力端子Rとに与えてフリップフロップ14を
動作させ、信号E・Fの時間差を示す信号Gを得る。こ
の信号をペア接続されたスイッチ素子18の制御入力端
子に入力し、出力端子をコンデンサ19を介して定電流
源に接続する。これにより信号Gによって時間差に相当
する期間、スイッチ18がオンする。従って定電流源か
らコンデンサ19に一定時間チャージが行われ、オンし
た期間、即ち信号E・Fの時間差に相当する期間に比例
する電圧が信号Hとして得られる。この電圧を試験装置
本体11に内蔵されているDC電圧測定回路16により
測定すれば時間差を知ることができる。
【0016】図2はこの発明の他の実施例を示す構成ブ
ロック図及び各部の波形図を示したものである。本実施
例では出力ピンのみならず入力ピンのスキュー調整を行
うために切り換えスイッチ21が設けられている。出力
ピンのスキュー調整のためには可変遅延回路23が、入
力ピンのスキュー調整のためには可変遅延回路26がそ
れぞれ用いられ、これらはDC電圧測定回路28からの
時間差信号に応じて調整回路29により遅延量が決定さ
れ、それが可変遅延回路23・26に与えられるように
構成されている。
ロック図及び各部の波形図を示したものである。本実施
例では出力ピンのみならず入力ピンのスキュー調整を行
うために切り換えスイッチ21が設けられている。出力
ピンのスキュー調整のためには可変遅延回路23が、入
力ピンのスキュー調整のためには可変遅延回路26がそ
れぞれ用いられ、これらはDC電圧測定回路28からの
時間差信号に応じて調整回路29により遅延量が決定さ
れ、それが可変遅延回路23・26に与えられるように
構成されている。
【0017】ドライバ回路22、コンパレータ24、D
型フリップフロップ25、レベル電源回路20及び時間
測定回路27の構成はそれぞれ図1に示したものと同様
であるためその詳細説明は省略する。図2(a)に示す
構成を用いて出力ピンのスキュー調整を行う場合を説明
する。
型フリップフロップ25、レベル電源回路20及び時間
測定回路27の構成はそれぞれ図1に示したものと同様
であるためその詳細説明は省略する。図2(a)に示す
構成を用いて出力ピンのスキュー調整を行う場合を説明
する。
【0018】この場合、スイッチ21の接点、のみ
をオンし、図1(a)と同様な接続構成とする。ドライ
バ回路22から出力される信号Mが基準信号Jよりあら
かじめ先に到来するように、即ち図1(c)に示すよう
なタイミング関係となるように設定しておく。そして信
号Mと基準信号Jとの間の時間差を測定する。この測定
された値に基づいて可変遅延回路23に設定すべき遅延
量を調整回路29により可変遅延回路23に与えてスキ
ュー調整を行う。この時一回の測定で正確なスキュー調
整を行えるようにするためには、可変遅延回路23の設
定値と遅延量の関係を別の方法で計って得ておく。そし
て調整回路29によりこれを可変遅延回路23に与える
ようにすればよい。
をオンし、図1(a)と同様な接続構成とする。ドライ
バ回路22から出力される信号Mが基準信号Jよりあら
かじめ先に到来するように、即ち図1(c)に示すよう
なタイミング関係となるように設定しておく。そして信
号Mと基準信号Jとの間の時間差を測定する。この測定
された値に基づいて可変遅延回路23に設定すべき遅延
量を調整回路29により可変遅延回路23に与えてスキ
ュー調整を行う。この時一回の測定で正確なスキュー調
整を行えるようにするためには、可変遅延回路23の設
定値と遅延量の関係を別の方法で計って得ておく。そし
て調整回路29によりこれを可変遅延回路23に与える
ようにすればよい。
【0019】同様な手順を全ての出力ピンについて行っ
てスキュー調整を実行する。このようにすれば従来の方
法とは異なり制御線を切り換えていく操作を必要としな
いため調整に要する回数をかなり少なくすることができ
る。次に入力ピンのスキュー調整の方法を説明する。こ
の場合、スイッチ21の接点、のみをオンし、ドラ
イバ回路22からあらかじめ基準信号Jに対してスキュ
ー調整を行った信号Mをコンパレータ24に入力する。
更に図2(b)に示すようなタイミング関係となるよう
な信号Kをフリップフロップ25のタイミング入力端子
Cに入力し、信号Mと信号Kとの間の時間差を測定す
る。
てスキュー調整を実行する。このようにすれば従来の方
法とは異なり制御線を切り換えていく操作を必要としな
いため調整に要する回数をかなり少なくすることができ
る。次に入力ピンのスキュー調整の方法を説明する。こ
の場合、スイッチ21の接点、のみをオンし、ドラ
イバ回路22からあらかじめ基準信号Jに対してスキュ
ー調整を行った信号Mをコンパレータ24に入力する。
更に図2(b)に示すようなタイミング関係となるよう
な信号Kをフリップフロップ25のタイミング入力端子
Cに入力し、信号Mと信号Kとの間の時間差を測定す
る。
【0020】スキューの調整はフリップフロップ25の
入力端子に信号Mが到来した瞬間に信号Kによる記憶保
持動作が行われるようにしなければならないため、測定
した時間差にフリップフロップ25のセットアップ時間
を加えた遅延量を設定しなければならない。このセット
アップ時間を別の方法で測定しておき、スキュー調整の
際には測定値から得られた遅延量とこの値とを加えて可
変遅延回路26の遅延量を定めればよい。
入力端子に信号Mが到来した瞬間に信号Kによる記憶保
持動作が行われるようにしなければならないため、測定
した時間差にフリップフロップ25のセットアップ時間
を加えた遅延量を設定しなければならない。このセット
アップ時間を別の方法で測定しておき、スキュー調整の
際には測定値から得られた遅延量とこの値とを加えて可
変遅延回路26の遅延量を定めればよい。
【0021】このような計算はいずれも試験装置を制御
するコンピュータにより行えば良い。このようにすれば
出力ピンの場合と同様調整に要する回数をかなり少なく
し効率良くスキュー調整を行うことができる。また時間
測定回路27を各ピンに内蔵させることにより入力ピン
のスキュー調整を並列して実行することが可能になるた
め調整時間を大幅に短縮することができる。
するコンピュータにより行えば良い。このようにすれば
出力ピンの場合と同様調整に要する回数をかなり少なく
し効率良くスキュー調整を行うことができる。また時間
測定回路27を各ピンに内蔵させることにより入力ピン
のスキュー調整を並列して実行することが可能になるた
め調整時間を大幅に短縮することができる。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、スキューの調整を行
う際に必要となる補正値を直接得る時間測定回路を各ピ
ンごとに備えるようにしたため、スキュー調整に要する
時間を大幅に短縮することができる。したがって、装置
の効率的運用や検査コストの低減を図ることができる。
更にこの発明のスキュー調整機構は簡単で安価な回路構
成で実現されるためIC化も容易で装置の価格にそれ程
影響を与えることなく実現することができる。
う際に必要となる補正値を直接得る時間測定回路を各ピ
ンごとに備えるようにしたため、スキュー調整に要する
時間を大幅に短縮することができる。したがって、装置
の効率的運用や検査コストの低減を図ることができる。
更にこの発明のスキュー調整機構は簡単で安価な回路構
成で実現されるためIC化も容易で装置の価格にそれ程
影響を与えることなく実現することができる。
【図1】この発明のタイミングスキュー調整機構の一実
施例を示す図。
施例を示す図。
【図2】この発明の他の実施例を示す図。
【図3】従来のタイミングスキュー調整機構を示す図。
11 試験装置本体 13,23 可変遅延回路 14 セットリセット型フリップフロップ 15 時間−電圧変換回路 16,28 DC電圧測定回路 10,29 調整回路 26 可変遅延回路 27 時間測定回路
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の入出力ピン間のタイミングスキュ
ーの調整を行うタイミングスキュー調整機構において、 スキュー調整すべき出力ピンに所定の信号伝搬遅延時間
を与える第1の可変遅延回路(13,23) と、 前記出力ピンより取出された第1の信号と基準信号との
間の時間差を測定する時間測定回路(14,15,27)と、 前記時間測定回路(14,15,27)によって測定された前記時
間差に応じて前記第1の可変遅延回路(13,23) に設定さ
れる遅延量を調整する調整回路(10)とを設けた事を特徴
とするタイミングスキュー調整機構。 - 【請求項2】 複数の入出力ピン間のタイミングスキュ
ーの調整を行うタイミングスキュー調整機構において、 スキュー調整すべき入力ピンに所定の信号伝搬遅延時間
を与える第2の可変遅延回路(26)と、 前記入力ピンに与えられるあらかじめ基準信号に対しス
キュー調整を行った第2の信号と前記第2の可変遅延回
路(26)から出力された第3の信号との間の時間差を測定
する時間測定回路(27)と、 前記時間測定回路(27)によって測定された前記時間差に
応じて前記第2の可変遅延回路(26)に設定される遅延量
を調整する調整回路(29)とを設けた事を特徴とするタイ
ミングスキュー調整機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4316141A JPH06148280A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | タイミングスキュー調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4316141A JPH06148280A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | タイミングスキュー調整機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06148280A true JPH06148280A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=18073720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4316141A Pending JPH06148280A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | タイミングスキュー調整機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06148280A (ja) |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP4316141A patent/JPH06148280A/ja active Pending
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