JPH0614827Y2 - ナイフコ−タ - Google Patents
ナイフコ−タInfo
- Publication number
- JPH0614827Y2 JPH0614827Y2 JP1987004490U JP449087U JPH0614827Y2 JP H0614827 Y2 JPH0614827 Y2 JP H0614827Y2 JP 1987004490 U JP1987004490 U JP 1987004490U JP 449087 U JP449087 U JP 449087U JP H0614827 Y2 JPH0614827 Y2 JP H0614827Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knife
- metering
- metering knife
- ball screw
- numerical control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coating Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ナイフコータに係わり、特にメータリングナ
イフの高精度位置決めを可能とした調整機構に関する。
イフの高精度位置決めを可能とした調整機構に関する。
[従来の技術] 従来のコータナイフ位置調整機構は、第4図に示す。先
ず、シリンダ19を作動してビーム2に取着したメータ
リングナイフ1を後退させ、ハンドル21の操作により
調整ネジ20を介して楔子18の位置を調整し、シリン
ダ19により摺動台3上のビーム2を再度前進させて、
隙見ゲージでバッキングローラ16とメータリングナイ
フ1との隙間を測定し、これを繰返して隙間を調整し、
素材のコーティング膜厚を所定の厚みになるようにする
ものであった。
ず、シリンダ19を作動してビーム2に取着したメータ
リングナイフ1を後退させ、ハンドル21の操作により
調整ネジ20を介して楔子18の位置を調整し、シリン
ダ19により摺動台3上のビーム2を再度前進させて、
隙見ゲージでバッキングローラ16とメータリングナイ
フ1との隙間を測定し、これを繰返して隙間を調整し、
素材のコーティング膜厚を所定の厚みになるようにする
ものであった。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記のような従来の調整機構において
は、両側のシリンダ19を完全に同期して作動させるこ
とが困難であり、応々にしてこじれを生じて摺動台が動
かなくなり、前述の隙間調整が困難であったり、再現性
に欠けるなどの問題があった。
は、両側のシリンダ19を完全に同期して作動させるこ
とが困難であり、応々にしてこじれを生じて摺動台が動
かなくなり、前述の隙間調整が困難であったり、再現性
に欠けるなどの問題があった。
本考案は、メータリングナイフをバッキングローラに対
して同期して前後進させ高精度の位置決めを行なうこと
によって、操作性および再現性が向上されたナイフコー
タを提供することを目的とする。
して同期して前後進させ高精度の位置決めを行なうこと
によって、操作性および再現性が向上されたナイフコー
タを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] コーティング膜厚を決めるメータリングナイフをバッキ
ングロールに対して前後進させ位置決めして成るナイフ
コータにおいて、前記メータリングナイフと、該メータ
リングナイフを取着するビームと、該ビームの両側に固
着され前記メータリングナイフの前後進方向に摺動自在
に両側のフレームに案内された夫々の摺動台と、該摺動
台を微細送りする夫々のボールねじ送り機構と、該ボー
ルねじ送り機構を同期送りする夫々のサーボモータによ
る数値制御位置決め装置と、該サーボモータによる数値
制御位置決め装置の誤動作を防止するよう精密タッチセ
ンサとマイクロメータヘッドとからなる非常停止装置
と、で構成されることを特徴とする。
ングロールに対して前後進させ位置決めして成るナイフ
コータにおいて、前記メータリングナイフと、該メータ
リングナイフを取着するビームと、該ビームの両側に固
着され前記メータリングナイフの前後進方向に摺動自在
に両側のフレームに案内された夫々の摺動台と、該摺動
台を微細送りする夫々のボールねじ送り機構と、該ボー
ルねじ送り機構を同期送りする夫々のサーボモータによ
る数値制御位置決め装置と、該サーボモータによる数値
制御位置決め装置の誤動作を防止するよう精密タッチセ
ンサとマイクロメータヘッドとからなる非常停止装置
と、で構成されることを特徴とする。
[作用] 所定のコーティング膜厚になるようにメータリングナイ
フをバッキングローラに対し前進させて間隔の微調整を
行ない位置決めする際、数値制御位置決め装置によって
夫々のサーボモータを同期駆動させ、ボールネジ、摺動
台、ビームを介してメータリングナイフを微細送りする
ので、操作性および再現性が良好に行なわれる。
フをバッキングローラに対し前進させて間隔の微調整を
行ない位置決めする際、数値制御位置決め装置によって
夫々のサーボモータを同期駆動させ、ボールネジ、摺動
台、ビームを介してメータリングナイフを微細送りする
ので、操作性および再現性が良好に行なわれる。
なお、マイクロメータヘッドを所定位置に設定し、サー
ボモータの誤動作によりメータリングナイフがバッキン
グローラに異常接近した場合に、精密タッチセンサに接
触し非常停止信号を発して、夫々のサーボモータが非常
停止される。
ボモータの誤動作によりメータリングナイフがバッキン
グローラに異常接近した場合に、精密タッチセンサに接
触し非常停止信号を発して、夫々のサーボモータが非常
停止される。
[実施例] 第3図は、一般に良く知られたナイフコータの構成を示
す概略図である。22は素材で、供給ローラから送給さ
れる帯状の紙またはプラスチックフィルムである。24
はパンで、液状コーティング材25が収容されている。
このコーティング材25に浸る位置には回転駆動される
アプリケーションローラ23が支持され、このアプリケ
ーションローラ23と平行に回転可能なバッキングロー
ラ16が支持され、アプリケーションローラ23とバッ
キングローラ16の間に素材22が通過するようになっ
ている。したがって、アプリケーションローラ23が回
転駆動すると(バッキングローラと同方向に回転)その
表面にコーティング材25が塗布され、次いで素材22
の表面にコーティング材25が転移し塗布されていく。
そして、バッキングローラ16に近接して設けたメータ
リングンナイフ1によって所定の膜厚になるようにコー
ティング材25が掻き落とされるようになっている。メ
ータリングナイフ1の調整機構が本考案に係わるもので
あって、以下第1図および第2図を参照しながら詳細に
説明する。
す概略図である。22は素材で、供給ローラから送給さ
れる帯状の紙またはプラスチックフィルムである。24
はパンで、液状コーティング材25が収容されている。
このコーティング材25に浸る位置には回転駆動される
アプリケーションローラ23が支持され、このアプリケ
ーションローラ23と平行に回転可能なバッキングロー
ラ16が支持され、アプリケーションローラ23とバッ
キングローラ16の間に素材22が通過するようになっ
ている。したがって、アプリケーションローラ23が回
転駆動すると(バッキングローラと同方向に回転)その
表面にコーティング材25が塗布され、次いで素材22
の表面にコーティング材25が転移し塗布されていく。
そして、バッキングローラ16に近接して設けたメータ
リングンナイフ1によって所定の膜厚になるようにコー
ティング材25が掻き落とされるようになっている。メ
ータリングナイフ1の調整機構が本考案に係わるもので
あって、以下第1図および第2図を参照しながら詳細に
説明する。
第1図はメータリングナイフ機構の部分平面図、第2図
は同側面図を示す。17はバッキングローラ16を回転
自在に支持するフレームで、片側を図示省略している
が、両側のフレーム17の内側には夫々のベース4を固
定して、ベース4上には夫々の摺動台3が案内面4aに
沿ってバッキングローラ16の方向に移動可能となって
いる。この摺動台3にはビーム2が固定され、ビーム2
にはメータリングナイフ1がバッキングローラ16と平
行に対向して配置されている。摺動台3の端部にはナッ
ト6が固設され、同ナット6と螺合するボールネジ5は
ブラケット11を介してサーボモータに直結され、ブラ
ケット11はベース4に固定されている。したがって、
サーボモータ10を同期駆動して制御することにより、
メータリングナイフ1を前後方向に位置決めすることが
できる。また、摺動台3にはブラケット20を介して微
調整用マイクロメータヘッド13が取着されており、ま
た、ベース4には精密タッチセンサ12が取着されてい
る。サーボモータ10の誤動作により所定位置以上メー
タリングナイフ1が前進した場合に精密タッチセンサ1
2にマイクロメータヘッド13が接触して、その電気接
点信号によりサーボモータ10を非常停止することがで
きる。
は同側面図を示す。17はバッキングローラ16を回転
自在に支持するフレームで、片側を図示省略している
が、両側のフレーム17の内側には夫々のベース4を固
定して、ベース4上には夫々の摺動台3が案内面4aに
沿ってバッキングローラ16の方向に移動可能となって
いる。この摺動台3にはビーム2が固定され、ビーム2
にはメータリングナイフ1がバッキングローラ16と平
行に対向して配置されている。摺動台3の端部にはナッ
ト6が固設され、同ナット6と螺合するボールネジ5は
ブラケット11を介してサーボモータに直結され、ブラ
ケット11はベース4に固定されている。したがって、
サーボモータ10を同期駆動して制御することにより、
メータリングナイフ1を前後方向に位置決めすることが
できる。また、摺動台3にはブラケット20を介して微
調整用マイクロメータヘッド13が取着されており、ま
た、ベース4には精密タッチセンサ12が取着されてい
る。サーボモータ10の誤動作により所定位置以上メー
タリングナイフ1が前進した場合に精密タッチセンサ1
2にマイクロメータヘッド13が接触して、その電気接
点信号によりサーボモータ10を非常停止することがで
きる。
次に本装置の動作説明を行なう。
第1図および第2図に示すように、バッキングローラ1
6とメータリングナイフ1の間にコーティング液を塗布
した帯状の素材22を通過させ、所定のコーティング膜
厚にするため、図示省略した膜厚を計測するセンサーの
読みを基に夫々のサーボモータ10を同期駆動し、ボー
ルネジ5、摺動台3、ビーム2を介してメータリングナ
イフ1を微小移動せしめ、数値制御位置決め装置によっ
て帯状素材22上のコーティング膜厚を所定の厚さにセ
ットすることができる。最適位置にセットすると同位置
を記憶し、次回のセットにおいては、同位置決めをディ
ジタル制御できるので、操作性および再現性に優れてい
る。
6とメータリングナイフ1の間にコーティング液を塗布
した帯状の素材22を通過させ、所定のコーティング膜
厚にするため、図示省略した膜厚を計測するセンサーの
読みを基に夫々のサーボモータ10を同期駆動し、ボー
ルネジ5、摺動台3、ビーム2を介してメータリングナ
イフ1を微小移動せしめ、数値制御位置決め装置によっ
て帯状素材22上のコーティング膜厚を所定の厚さにセ
ットすることができる。最適位置にセットすると同位置
を記憶し、次回のセットにおいては、同位置決めをディ
ジタル制御できるので、操作性および再現性に優れてい
る。
なお、マイクロメータヘッド13を所定位置の前進限に
設定し、夫々のサーボモータ10の誤動作によりメータ
リングナイフ1がバッキングローラ16に異常接近した
場合に、精密タッチセンサ12に接触して非常停止信号
を発し、夫々のサーボモータ10を非常停止するように
している。
設定し、夫々のサーボモータ10の誤動作によりメータ
リングナイフ1がバッキングローラ16に異常接近した
場合に、精密タッチセンサ12に接触して非常停止信号
を発し、夫々のサーボモータ10を非常停止するように
している。
[考案の効果] 以上述べたように本願考案によればメータリングナイフ
とバッキングローラとの間隔の微調整を簡単に行うこと
ができ、かつメータリングナイフの最適位置を記憶し、
同位置決めをディジタル制御できるので、操作性および
再現性に優れるという効果を有する。また、サーボモー
タの誤動作が発生した場合には、非常停止装置が作動
し、安全性が確保されている。
とバッキングローラとの間隔の微調整を簡単に行うこと
ができ、かつメータリングナイフの最適位置を記憶し、
同位置決めをディジタル制御できるので、操作性および
再現性に優れるという効果を有する。また、サーボモー
タの誤動作が発生した場合には、非常停止装置が作動
し、安全性が確保されている。
第1図は本考案の実施例を示す部分平面図、第2図は第
1図の右側面図、第3図は一般のナイフコータの構成を
示す概略図、第4図は従来技術の部分平面図である。 1……メータリングナイフ、2……ビーム、3……摺動
台、5……ボールネジ、10……サーボモータ、12…
…精密タッチセンサ、13……マイクロメータヘッド、
16……バッキングローラ。
1図の右側面図、第3図は一般のナイフコータの構成を
示す概略図、第4図は従来技術の部分平面図である。 1……メータリングナイフ、2……ビーム、3……摺動
台、5……ボールネジ、10……サーボモータ、12…
…精密タッチセンサ、13……マイクロメータヘッド、
16……バッキングローラ。
Claims (1)
- 【請求項1】コーティング膜厚を決めるメータリングナ
イフをバッキングロールに対して前後進させ位置決めし
て成るナイフコータにおいて、前記メータリングナイフ
と、該メータリングナイフを取着するビームと、該ビー
ムの両側に固着され前記メータリングナイフの前後進方
向に摺動自在に両側のフレームに案内された夫々の摺動
台と、該摺動台を微細送りする夫々のボールねじ送り機
構と、該ボールねじ送り機構を同期送りする夫々のサー
ボモータによる数値制御位置決め装置と、該サーボモー
タによる数値制御位置決め装置の誤動作を防止するよう
精密タッチセンサとマイクロメータヘッドとからなる非
常停止装置と、で構成されることを特徴とするナイフコ
ータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987004490U JPH0614827Y2 (ja) | 1987-01-16 | 1987-01-16 | ナイフコ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987004490U JPH0614827Y2 (ja) | 1987-01-16 | 1987-01-16 | ナイフコ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63115473U JPS63115473U (ja) | 1988-07-25 |
JPH0614827Y2 true JPH0614827Y2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=30785199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987004490U Expired - Lifetime JPH0614827Y2 (ja) | 1987-01-16 | 1987-01-16 | ナイフコ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614827Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54123151A (en) * | 1978-03-16 | 1979-09-25 | Yokoyama Seisakushiyo Kk | Pipe type docter coater having coating solution reservoir |
JPS56118764A (en) * | 1980-02-26 | 1981-09-17 | Tdk Corp | Doctor blade apparatus |
JPS6218284Y2 (ja) * | 1981-04-10 | 1987-05-11 | ||
JPS6095971U (ja) * | 1983-12-08 | 1985-06-29 | 三菱重工業株式会社 | コ−タ給液装置 |
JPS60216864A (ja) * | 1984-04-11 | 1985-10-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 塗工調整装置 |
-
1987
- 1987-01-16 JP JP1987004490U patent/JPH0614827Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63115473U (ja) | 1988-07-25 |
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