JPH06148245A - 回路素子の定数測定装置 - Google Patents

回路素子の定数測定装置

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JPH06148245A
JPH06148245A JP31939592A JP31939592A JPH06148245A JP H06148245 A JPH06148245 A JP H06148245A JP 31939592 A JP31939592 A JP 31939592A JP 31939592 A JP31939592 A JP 31939592A JP H06148245 A JPH06148245 A JP H06148245A
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JP
Japan
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circuit
signal
sine wave
reference signal
frequency
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Pending
Application number
JP31939592A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamazaki
浩 山嵜
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Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
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Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
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  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被測定試料に対する正弦波測定信号と、A/
Dコンバータのサンプリング信号とを完全に同期させ、
CPUにてL,C,D,Qなどを演算する際のウィンド
ウ関数処理などを不要にする。 【構成】 基準信号発生手段10からの基準信号を分周
回路21,22にてそれぞれ異なる分周比で分周し、そ
の一方の分周回路21にて正弦波発生回路25より正弦
波測定信号を発生させて被測定試料DUTに印加すると
ともに、他方の分周回路22によりA/Dコンバータ2
8,29のサンプリングクロックを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は回路素子の定数測定装
置に関し、さらに詳しく言えば、回路素子のL(インダ
クタンス)成分やC(キャパシタ)成分などの定数を測
定する回路素子の定数測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2を参照しながら従来例について説明
すると、この種の定数測定装置は被測定試料としての回
路素子DUTに正弦波測定信号を供給する周波数可変の
正弦波発生手段1と、同回路素子DUTに流れる電流を
電圧として検出する電流検出回路2と、同回路素子DU
Tの両端に発生する電圧を検出する電圧検出回路3と、
電流検出回路2および電圧検出回路3の出力電圧をそれ
ぞれディジタルに変換する2つのA/Dコンバータ4,
5と、同A/Dコンバータ4,5の変換動作を制御する
サンプリングクロック発生部6と、上記A/Dコンバー
タ4,5にて変換された電流データと電圧データとから
回路素子DUTのL,C,D,Qなどの定数を演算処理
する演算処理手段(CPU)7とを備えている。
【0003】この場合、サンプリングクロック発生部6
は、A/Dコンバータ4,5が積分型の場合には、電源
周波数(50または60Hz)のn倍のサンプリング速
度になるような回路構成とされ、これに対してA/Dコ
ンバータ4,5が逐次比較型の場合には、測定信号に非
同期で無関係な周波数のクロックを発生する回路とさ
れ、通常これにはCPU7のクロックが分周して用いら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の場合、電源の影
響を受けない高精度な測定が可能であるが、積分動作が
あるため、サンプリング速度を最高でも数10〜数10
0ms程度までしか上げることができない。
【0005】これに対して、後者の場合には、積分時間
が不要であるため比較的高速のサンプリングが可能では
あるが、測定信号とは非同期であるため、CPU7にて
L(インダクタンス)やC(キャパシタ)を演算する
際、ウィンドウ関数処理が必要となり、測定速度を向上
させるにはディシタル処理の負担が重くなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記従来の事
情に鑑みなされたもので、その構成上の特徴は、所定周
波数の基準信号を発生する基準信号発生手段と、少なく
とも1周期分の正弦波データを有し、被測定試料として
の回路素子に所定周波数の正弦波測定信号を供給する正
弦波発生手段と、上記基準信号を所定の分周比で分周し
て上記正弦波発生手段に与える第1の分周回路と、上記
被測定試料に流れる電流を検出する電流検出回路および
同被測定試料の端子間電圧を検出する電圧検出回路と、
上記電流検出回路および上記電圧検出回路から出力され
る検出信号をそれぞれディジタル信号に変換する2つの
A/Dコンバータと、上記基準信号を所定の分周比で分
周して周波数が上記正弦波測定信号の整数倍となる信号
を得、同信号を上記各A/Dコンバータにサンプリング
信号として供給する第2の分周回路と、上記各A/Dコ
ンバータにて変換された電圧データと電流データとから
上記被測定試料のL成分、C成分などの定数を演算処理
する演算処理手段(CPU)とを備えていることにあ
る。
【0007】この場合、上記基準信号発生手段は少なく
とも2つの分周回路を含むPLLを有し、同分周回路を
選択することにより周波数の異なる基準信号が発生する
ように構成されることが好ましい。
【0008】
【作用】上記構成によれば、正弦波測定信号とA/Dコ
ンバータのサンプリング信号とが完全に同期するため、
CPUにてL,C,D,Qなどを演算する際のウィンド
ウ関数処理が不要となる。また、A/Dコンバータとし
ては逐次比較型、フラッシュコンバータなどが用いられ
るため、高速の測定が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、図1を参照しながら、この発明の実施
例について説明する。まず、この測定装置は、所定周波
数の基準信号を発生する基準信号発生手段10を備えて
いる。この場合、同基準信号発生手段10は発振周波数
2.048MHzの水晶発振器11と、電圧制御発振器
(VCO)12と、同VCO12の出力を分周する分周
比5の分周回路13および同VCO12の出力を分周す
る分周比6の分周回路14と、分周回路13,14のい
ずれかを選択するスイッチ15と、同スイッチ15にて
分周された信号と水晶発振器11からの信号との位相を
比較する位相比較回路16と、同位相比較回路16にて
検出される位相差に応じてVCO12に対する制御電圧
を印加するローパスフィルタ17とを備え、これらによ
ってPLL(位相同期ループ)が構成されている。
【0010】また、基準信号発生手段10の出力側に
は、上記スイッチ15と連動するスイッチ19にて選択
される2つの切替え端子19A,19Bが用意されてお
り、その一方の切替え端子19B側には分周比10の分
周回路18が接続されている。
【0011】これによれば、スイッチ15,19をとも
にその端子15A,19A側にすることにより、10.
24MHzの基準信号が得られ、これに対して同スイッ
チ15,19をともにその端子15B,19B側にする
ことにより、1.2288MHzの基準信号が得られ
る。
【0012】この基準信号は分周回路21と22とに与
えられる。この場合、一方の分周回路21の後段には、
少なくとも1周期分の正弦波データを有する正弦波発生
回路23が接続されており、同分周回路21にて分周さ
れた信号によってその正弦波データが順次読み出され
る。
【0013】この実施例において、分周回路21の分周
比は40とされており、したがって上記の基準信号1
0.24kHzは256kHzに、基準信号1.228
8kHzは30.72kHzに分周される。
【0014】また、正弦波発生回路23はROMなどの
メモリからなり、同回路23には256ポイントの正弦
波データが予め格納されている。この正弦波データはD
/Aコンバータ24にてアナログの正弦波測定信号に変
換された後、ローパスフィルタ25を介して被測定試料
(回路素子)DUTに供給される。
【0015】なお、分周回路21の出力信号が256k
Hzの場合、正弦波測定信号の周波数は1kHzとな
り、同出力信号が30.72kHzの場合には、この正
弦波測定信号の周波数は120Hzとなる。
【0016】被測定試料DUTに流れる電流は電流検出
回路26にて検出されるとともに、同被測定試料DUT
の両端に発生する電圧は電圧検出回路27にて検出さ
れ、それらの検出信号はA/Dコンバータ28,29に
てそれぞれディジタルデータに変換される。
【0017】A/Dコンバータ28,29は逐次比較型
であって、他方の分周回路22からそのサンプリングク
ロックが供給される。この実施例では、分周回路22の
分周比は512であり、したがって上記の基準信号1
0.24kHzは20kHzに、基準信号1.2288
kHzは2.4kHzに分周される。これにより、いず
れの場合も電圧、電流の検出波形はともに20ポイント
でサンプリングされることになる。
【0018】このようにして、A/D変換された電流デ
ータおよび電圧データは演算処理手段としてのCPU3
0に入力され、これに基づいて被測定試料DUTのL,
C,D,Qなどが測定される。
【0019】この例ではA/Dコンバータ28,29の
サンプリングクロックの周波数を正弦波測定信号の20
倍としているが、分周比を変えることにより任意の整数
倍とすることができる。また、基準信号に関してもPL
Lの分周回路を追加することにより、それに応じて周波
数の異なる基準信号が得られることになる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、同一の基準信号を別々に分周し、その一方の信号に
て正弦波測定信号を発生させるとともに、他方の信号を
A/Dコンバータのサンプリング信号としたことによ
り、被測定試料に印加される測定信号と、電流、電圧の
検出波形とが完全に同期するため、CPUにてL,C,
D,Qなどを演算する際のウィンドウ関数処理が不要と
なり、また、基準信号の分周比を変えることにより、種
々周波数での測定が可能になる、などの効果が奏され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るブロック線図。
【図2】従来例のブロック線図。
【符号の説明】
10 基準信号発生手段 11 水晶発振器 12 電圧制御発振器 13,14,18,21,22 分周回路 23 正弦波発生回路 26 電流検出回路 27 電圧検出回路 28,29 A/Dコンバータ 30 CPU DUT 被測定試料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定周波数の基準信号を発生する基準信
    号発生手段と、少なくとも1周期分の正弦波データを有
    し、被測定試料としての回路素子に所定周波数の正弦波
    測定信号を供給する正弦波発生手段と、上記基準信号を
    所定の分周比で分周して上記正弦波発生手段に与える第
    1の分周回路と、上記被測定試料に流れる電流を検出す
    る電流検出回路および同被測定試料の端子間電圧を検出
    する電圧検出回路と、上記電流検出回路および上記電圧
    検出回路から出力される検出信号をそれぞれディジタル
    信号に変換する2つのA/Dコンバータと、上記基準信
    号を所定の分周比で分周して周波数が上記正弦波測定信
    号の整数倍となる信号を得、同信号を上記各A/D変換
    コンバータにサンプリング信号として供給する第2の分
    周回路と、上記各A/Dコンバータにて変換された電圧
    データと電流データとから上記被測定試料のL成分、C
    成分などの定数を演算処理する演算処理手段とを備えて
    いることを特徴とする回路素子の定数測定装置。
  2. 【請求項2】 上記基準信号発生手段は、少なくとも2
    つの分周回路を含むPLLを有し、同分周回路を選択す
    ることにより周波数の異なる基準信号を発生することを
    特徴とする請求項1に記載の回路素子の定数測定装置。
JP31939592A 1992-11-04 1992-11-04 回路素子の定数測定装置 Pending JPH06148245A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11326408A (ja) * 1998-04-21 1999-11-26 Illinois Tool Works Inc <Itw> 電圧増倍器回路を有する抵抗測定メ―タ
US8370988B2 (en) 2004-02-26 2013-02-12 Robert Bosch Gmbh Windshield wiping device, especially for a motor vehicle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010404