JPH06148076A - 核酸の塩基配列決定方法、単一分子検出方法、その装置及び試料の作成方法 - Google Patents
核酸の塩基配列決定方法、単一分子検出方法、その装置及び試料の作成方法Info
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Abstract
局所領域に励起光を照射する光源と、前記局所領域内の
前記蛍光性の分子からの蛍光強度を検出し、前記蛍光強
度の頻度を測定する蛍光検出手段とを有し、前記蛍光検
出手段は、前記励起光の前記基板への光路及び前記励起
光の前記基板からの反射光路以外の位置に配置される。
Description
関するもので、特に遺伝子を構成する塩基(ヌクレオチ
ド)の蛍光あるいは発光検出による識別に用いられる。
シリボ核酸、塩基を主成分とし、これに糖、リン酸が付
いている)は2重らせん状糸になっており、このらせん
状糸に遺伝情報が入っている。その遺伝情報はDNAに
1つずつ暗号(塩基配列)のような形で入っており、生
物の細胞核の中に遺伝子がひも状に連なって群集してい
る。微生物のような下等生物であれば数千塩基対程度で
すむが、遺伝情報の多い高等生物には数億ないし29億
の塩基対も存在する。
核酸を構成するアデニン(A)、グアニン(G)、シト
シン(C)、チミン(T)の4種類の塩基(ヌクレオチ
ド)の配列いかんにより決まっている。したがって、こ
の配列を知ることが、今後の遺伝子工学、医学等を発展
させる上で、極めて重要になっている。
な蛍光を生成することが知られており、特に低温(<1
00K)で蛍光収率が大きくなる。これによって塩基を
分別することが原理的には可能である。蛍光を生成する
ためには、励起光を照射することが必要であり、この蛍
光の検出には光電子増倍管(ホトマル)のような高感度
の検出器を用いるとよい。単一蛍光分子を検出する装置
として、例えば文献「Proc.Natl.Acad.Sci.USA 86 (198
9) 4087-91」のものが知られている。ここでは、図20
に示すように微粒子を供給するフローセル61に対し
て、流れの方向と直交する方向に光源からの励起光(レ
ーザビーム)が照射され、励起光の照射方向と流れ方向
の双方に直交する方向で、蛍光をホトマル63により検
出している。
能な蛍光染料で修飾する方法がある(特開平3−100
945,United State patent 4,962,037 )。この方法
では、同様の構成で、各塩基をそれぞれ特徴的な蛍光色
素でラベルした後、エキソヌクレアーゼIIIによって
各塩基を切断して、蛍光スペクトルのちがいを利用する
ことより、塩基配列を決定している。
子(パラタ−フェニル)中の不純物法後続元素(ペンタ
セン)の超高分解能スペクトル分光によるアプローチが
ある(J.Chem.Phys.95(10),15 Nov.1991 7150-7163)。
この方法は、塩基の検出に適さないが、ペンタセンの蛍
光励起スペクトルを極低温下(4K)で測定し、不均一
広がりに埋もれた均一広がりのスペクトルを測定してそ
れを単一分子の蛍光スペクトルとしているものである。
色素の劣化が抑えうることと色素循環系にフィルタを付
けることによってごみを取り除くことができる点にあ
る。しかし、励起光が照射されている領域を分子が通過
する時間(μsec程度)だけしか蛍光の観察ができな
い。そのため、上記の従来装置では、遺伝子の有する塩
基からの蛍光を、正確かつ効率よく検出できない。1個
のDNAの有する塩基はA、G、C、Tの4種類のみで
あって、しかも極めて多数である反面、そのサイズは極
めて微小で、生成される蛍光も極めて微弱だからであ
る。励起光のビームを塩基が通過するほんの一瞬の蛍光
検出では、その種類が分別できないのである。
の広い範囲で励起光を照射すれば、蛍光の生成可能時間
を長くし、効率を高めることもできる。しかし、このよ
うにした場合には、次々と供給されてくる塩基を同時に
検出することになり、得られたデータの処理が難しくな
る。
を構成している塩基(A,G,C,T)の配列決定を最
終的な目標とする方法であって、遺伝子の有する塩基の
種類を正確かつ迅速に識別できる方法を提供することを
目的とする。また、この方法を実現するにあたって蛍光
検出あるいは発光検出にり、単一分子を検出するための
光学的識別装置を提供することを目的とする。
法は、蛍光性の分子の溶液を微小な液滴状態にして鏡面
度の高い基板の表面に付着させた後、自然乾燥をし、基
板の局所領域に励起光を照射して蛍光性の分子からの蛍
光強度を測定し、量子化された蛍光強度の出現頻度から
局所領域の中の蛍光性の分子が単一の分子の状態である
ことを検出する。
たものであることを特徴としても良い。蛍光分子そのも
のでもよい。
とが可能であり、クロマトグラフィで特定数の蛍光分子
を結合したものを分離精製して溶液を調製することを特
徴としても良い。
蛍光性の分子を平均1個程度になる濃度であることを特
徴としても良い。
することを特徴としても良い。
にすることを特徴としても良い。
記基板に付着することを特徴としても良い。
としても良い。
とを特徴としても良い。
ても良い。
基板への光路及び励起光の基板からの反射光路以外に配
置して蛍光強度を測定することを特徴としても良い。
グシステムによって検出し、画面上における蛍光強度の
頻度から、その画面において蛍光性の分子が単一の分子
の状態であることを検出することを特徴としても良い。
方法蛍光性の分子を超音波にて霧状に気体に分散させて
鏡面度の高い基板に付着した後自然乾燥をすることを特
徴とする。本発明の単一分子検出用試料は、シリコンウ
ェハの表面上に蛍光性の分子を付着させたものである。
光性の分子を有する試料が付着した基板の局所領域に励
起光を照射する光源と、局所領域内の蛍光性の分子から
の蛍光強度を検出し、前記蛍光強度の頻度を測定する蛍
光検出手段とを有し、蛍光検出手段は、励起光の基板へ
の光路及び励起光の基板からの反射光路以外の位置に配
置される。
光検出器を含むフォトカウンティングシステムで構成さ
れていることを特徴としても良い。
能であることを特徴としても良い。
特徴としても良い。
良い。
段をさらに備えることを特徴としても良い。
塩基を含む蛍光性分子の溶液を微小な液滴状態にして順
次鏡面度の高い基板の表面に付着させた後、自然乾燥を
し、基板の局所領域に励起光を照射して前記蛍光性分子
からの蛍光強度を測定し、量子化された蛍光強度の出現
頻度から局所領域の中の前記蛍光性分子が単一の分子の
状態であることを検出し、蛍光性分子にパルス状に励起
光を照射して蛍光性分子からの蛍光の波長分布及び寿命
から蛍光性分子に含まれる核酸の塩基を特定し、基板上
の局所領域を移動させて順次核酸の塩基配列を決定す
る。
て蛍光性分子を付着することを特徴としても良い。
子を平均1個程度含む微小な液滴状態にして基板に蛍光
性分子を付着することを特徴としても良い。
検出器を励起光の基板への光路及び励起光の基板からの
反射光路以外に配置して蛍光強度、蛍光の波長分布及び
寿命を測定することを特徴としても良い。
付着したものであることを特徴としても良い。
増倍過程にて形成されたものとしても良い。
の塩基を含む蛍光性分子の溶液を付着した基板の局所領
域に励起光を照射する光源と、局所領域内の蛍光性分子
からの蛍光強度を検出し、蛍光強度の頻度から局所領域
の中の蛍光性分子が単一の分子の状態であることを検出
する第1の手段と、蛍光性分子にパルス状に励起光を照
射して蛍光性分子からの蛍光の波長及び寿命を検出する
第2の手段と、基板上の局所領域を移動させる第3の手
段とを有し、第1及び第2の手段は、励起光の基板への
光路及び励起光の基板からの反射光路以外の位置に配置
される。
蛍光を集光する光学顕微鏡を共用し、この光学顕微鏡を
経た蛍光から検出するとしても良い。
る手段を基板と第2の手段との間にさらに有するとして
も良い。
光が十分に抑えられ、蛍光が蛍光分子の個数を反映した
量子化された状態で観測され得る。ここで、溶液を微小
な液滴状態で付着することで、付着した部分での分子数
を1個程度にすることが可能であり、基板上に分子を散
在させることができる。また、自然乾燥することで、蛍
光性の分子の状態を良好に保ち得る。そして、基板の局
所領域への励起光の照射により、十分強い励起光を蛍光
性の分子に与えることができ、基板が表面度が高いこと
及び検出器の配置から検出器への背景光が非常に小さな
ものになる。
では、基板上の塩基を含む蛍光性分子が単一の分子状態
であることを確認してから、蛍光の波長及び寿命を測定
する。そして塩基の種類を特定する。ここでも、同様
に、基板上の分子数の制御、分子の散在、蛍光性の分子
の状態、励起、背景光の抑制などについての利点があ
る。基板上の局所領域を移動させることで、順次基板上
の蛍光性分子について測定を行って塩基配列が決定され
る。
ものべたように、いまだ未開拓で、現在研究が行われて
いる分野である。単一分子の位置の測定方法は本発明の
重要な部分であるので、まず、本願発明者の行った単一
分子の位置の測定方法及びそのための装置について説明
する。
分子検出方法において使用する装置の構成例を示したも
のである。この装置は、試料の分子が表面に付着したシ
リコンウェハ(以下、基板とする)20の表面に励起光
を照射する励起光源として励起光源30と、励起光の照
射位置で塩基からの蛍光を検出する手段としてフォトン
カウンティングカメラシステム(カメラヘッド40、顕
微鏡簡41、対物レンズ42、カメラコントローラ4
4、コンピュータ45、モニタ46、MOディスクユニ
ット47)とを備えている。基板20は、クラス100
0以下のクリーンブースに配置され、清澄な雰囲気にお
かれている。この装置は、核酸の塩基だけでなく、蛍光
を発するものであれば、蛋白を始めとして様々なものを
試料として用い得る。また、蛍光を発しないものであっ
ても、蛍光性物質と結合させて同様にして用い得る。
ので、励起光を基板20の塩基の付着位置に連続的に強
い光、例えば、コヒーレントなレーザ光を照射するもの
が望ましい。そのため、ここでは、波長488nmのア
ルゴンガスレーザ(Spetra-physics 2030 )を較正済み
のパワーメータ(Spetra-physics 385)で7〜20mW
の平均パワーに調節して使用する。そして、30ないし
50cmの焦点距離のレンズで集光して照射している。
励起光源30と基板20の距離はレンズの焦点距離より
も小さくし、基板20上に励起光が均一に照射されるよ
うにしている。また、励起光源30は、励起光が図11
のように斜め方向から入射するように配置されており、
基板20での反射光ビームが斜め方向に反射するように
なっている。
は、基板20の試料の位置を検出するもので、微弱な光
を検出できるものを用いる。ここでは、光学顕微鏡4
1,42を装着した浜松ホトニクスのイメージング・画
像解析システム(ARGUS 50 VIM 3)で構成し、2次元的
に光子を計数して2次元的に微弱な光検出が可能になっ
ている。光学顕微鏡41,42は、基板20の試料から
の蛍光を集めるためのもので、ここでは、40倍(0.55
NA)或いは100倍(0.75NA)の対物レンズ(NIKON )
を有するもの用いて構成している。カメラヘッド40に
は、512×512画素で高感度のもの( VIM 3)が用
いられ、40倍の対物レンズでの1画素の幅0.3μm
としている。基板20からの蛍光がカメラヘッド40で
画像信号に変換され、カメラコントローラ44,パーソ
ナルコンピュータ45,MOディスクユニット47,モ
ニタ46で信号の蓄積(蛍光のフォトンカウンティン
グ),画像処理,記録の保存,画像の表示がなされる。
り位置及び回転が制御され、光学顕微鏡20,カメラヘ
ッド40の視野に入る基板20上の位置が制御されるよ
うになっている(図11)。
微鏡20との間41には、試料特有の蛍光以外の光を遮
断するための波長選択手段を設け、励起光の散乱光の入
射がないようにすることも可能である。この場合、波長
選択手段41は、波長選択フィルタ及びダイクロイック
ミラーで構成される。これとレーザビームの傾斜によっ
て、背景光となるっレーザ光及び基板20表面での散乱
光の入射が抑えられる。
法を手順を追って説明する。
る。溶液を基板20に試料溶液を霧状にして液滴22を
付着し(図2)、清澄な雰囲気で自然乾燥して試料が付
着した基板20を作成する。溶媒は高純度のものを使用
し、顕微鏡41,42の解像度程度の領域内に入る分子
が1個となるように希釈する(この点に付いては後
述)。自然乾燥によって、前述のものと比較して背景光
の原因の一つとなる溶媒のラマン散乱が溶液系に比べて
低減し、色素分子の劣化の原因となる溶媒と試料分子と
の反応が大幅に回避される。また、加熱や真空乾燥して
乾燥させれば、試料分子がなくなってしまう可能性が高
い。基板20にシリコンウェハを使用するとそのダング
リングボンドにより試料分子が固定され、試料が解離し
にくいものになる。そのため、この基板は繰り返して使
用できる。
光を照射しながら基板20上の発光する領域を測定す
る。ここで、レーザ光は、斜め方向に入射・反射するの
で、顕微鏡20の視野に入らず、背景光が非常に小さく
なっている。特に、基板20がシリコンウェハのように
鏡面度が高いので、散乱光が小さくなり、さらに、基板
20表面上には溶媒分子が存在しないので、ラマン散乱
が少なく、1分子からの蛍光を捕らえ得る程度に背景光
が小さくなっている。そして、フォトンカウンティング
カメラシステムでは、画面ごとに蛍光強度とその強度の
蛍光が現れる頻度が測定可能になっており、これらから
どこの位置に単一分子が存在するかが検出される。
果をもとに詳述する。
de)の不均一性などに基づく光検出効率の位置依存性が
生じる場合があるので、それを予め測定しておく。基板
20をおく位置にすりガラスをおいて、488nmにお
けるレーザ光の散乱を観察する。512×512画素の
うち有効な部分にしるしをつけておく。有効な部分の明
暗の差は多くとも10%程度である。
光物質には、蛍光性のd−ビオチン(d-Biotin,FL
B)とダイソジウムフルオレセイン(disodium fluores
cein,DFL)を用いた。FLB及びDFLは水溶液中
で493nmの吸収ピークと(ε=85,000cm-1M-1 at
pH=8.4)、493nmの発光ピーク(Φ〜0.9 at pH=8.
4 )を持つ(Hitachi 557 ,Hitachi 850 での測定
値)。ストレプトアビジン(Streptavidin,SA)は4
量体蛋白(分子量4×15,000)であり、FLBに
対し高い親和性(解離定数kd=10-15 -1)を持つ。
FLBの一部(B)とSAは特異的な反応をし、FLB
/Bを4分子結合し得る(アビジン−ビオチン複合体を
形成する)。この反応は、SAと結合する染色分子の数
を制御するために利用し得る。FLB/Bの混合比(モ
ル比)を制御することによってSAと結合するFLB分
子の数を1〜4にすることができる。これらを試料に用
いて単一分子の検出を行った。
滴22を付着し(図2)、自然乾燥して試料が付着した
基板20を作成した。ここでは、超音波加湿器(Sharp
HV-A200 ) を用いて試料溶液を無数の微小の液滴22状
態即ち霧状にし、自然乾燥は清澄な雰囲気で行った。自
然乾燥によって、前述のものと比較して背景光の原因の
一つとなる溶媒のラマン散乱が溶液系に比べて低減し、
色素分子の劣化の原因となる溶媒と試料分子との反応が
大幅に回避される。また、加熱や真空乾燥して乾燥させ
れば、試料分子がなくなってしまう可能性が高い。
Milipore)を用いて薄める。ナノモル/lオーダの濃度
にすることができ、後述するように1個の液滴に含まれ
る色素の個数は概算できる。水溶液のウェハ(基板2
0)への噴霧、自然乾燥を幾つかの試料について繰り返
し、296Kで測定を行った。ウェハに噴霧する溶液を
つぎのようにして調製した。
Mとの混合水溶液(pH7.5)にSA(Vector Labor
atory )を溶かし(2mg/ml)、同様の緩衝液(燐
酸塩,NaCl)にFLBとBとを溶解させた。ここ
で、FLBとBとのモル比を4:0,3:1,2:2,
1:3の4種類のものを調製した。FLBとSAが十分
に反応するためのモル比は20:1とした。SA溶液1
00μlに上記4種類のFLB/B溶液を混合した。そ
して上記緩衝液を加えて200μlに調製した。277
Kで4時間放置した後、十分に反応したSAと未反応若
しくは十分に反応していないものとを分離するために、
SA−FLB/B混合溶液をゲルろ過カラムにかけた
(Superose 12,Pharmacia ,ビーズサイズ10〜11μ
m、カラムサイズ1.2×30cm,数12)。展開液
(移動相)として10mMの炭酸アンモニウムまたは燐
酸塩(NaClを含まないもの)の溶液を用いた。SA
/B化合物の寿命はおよそ2.9日なので、用意した試
料にて1両日中に測定を行った。
きさを見積もるために用いる。2.3×10-5MのDF
L溶液をウェハ(基板20)に霧状にして付着し、図1
の装置にセットした。そして、レーザ光を照射しながら
フォトンカウンティングカメラシステムで蛍光が生じる
領域の大きさ( pixel2 )を測定した。液滴の接触角度
を90度と仮定して、その領域の大きさを半球状の液滴
22aの体積に変換した(図2)。DFLも単一分子検
出の試料に用いた。
光物理的な応用とを意図したからである。第1の試料
(SA,FLB,B)については、ラベリングを施して
検出するイムノアッセイやDNA配列の測定への応用で
ある。第2の試料(DFL)については光物理学的研究
への応用を念頭においたものである。
SAとFLB/Bの化学量論的な複雑な組成に基づく。
SA分子の4サイトに結合するFLBの数は、493n
mと280nmにおける吸光度(A(493),A(2
80))の比を計算することで測定することができる。
493nmにおける光吸収はFLBのみによるものであ
り、280nmにおける光吸収はFLB及びBのみによ
るものである。D−ビオチン(D-biotin)は200〜9
00nmで光吸収はない。しかし、ベールの法則(Bee
r' law )は、SAの存在の下でFLBでは満たされな
い(3〜12μMin 10mM tryethanolamine/HC
l,pH=8.42)。
吸収スペクトルを示したものである。FLB/BとSA
の複合体においてこれらの比が丁度4:1の場合を示し
たもので、これらはまったくカラムクロマトグラフィー
を行なわないで測定されたものである。ベールの法則か
らはずれるのに加え493nmの半値幅が図3(b)に
示すようにFLBの増加とともに増加している。一方、
図4(a),(b)は、FLBのみの時にはベールの法
則に従い、図3(a),(b)と同じ濃度の範囲では、
半値幅の拡大が起こらないことを示している。SAと結
合するFLBの数は、FLBの寄与を含んだA(49
3)とA(280)の比を参照することで得られる。A
(280)からFLBの寄与を差し引くことは、SAが
存在しないときのFLBの吸収スペクトルはSAの存在
下のものと比較できないので、非現実的で非実際的であ
る。また、FLB/Bの結合は、280nm近傍におい
てトリプトファン(tryptophan)のレッドシフト(低波
長側へのずれ)をもたらす。このことから、混合溶液に
おいてFLB/BがSAと完全に結合したと仮定して、
A(493)とA(280)の比を図3から求めて、こ
れを用いてFLBの数を見積ることができる。
せるためには反応時間が重要なものになる。原因は不明
だが、1晩かそれ以上反応溶液を放置するとSAと結合
するFLB/Bの数が減少した。A(493)とA(2
80)の比は、クロマトグラフィのフラクション数(fr
action number )に依存する。図5の黒丸印は、フラク
ションのうちA(493)とA(280)の比が最も大
きいものについて示したものであり、このフラクション
を用いた。4FLB,3FLB/B,2FLB/2B,
FLB/3Bの比においては、SAとFLB/Bのモル
比を丁度1:4に混合した場合を標準値としたものとか
なり良い一致を示す。一方、3FLB/Bの場合は、明
らかに外れたものになっていて、これは試料調整のたび
ごとに違ったものになっていた。クロマトグラフィの際
においてSAからFLB/Bが分離してしまうことに起
因するものと考えられる。
らはずれることが知られている。有機染料の過去の幾つ
かの研究によれば、濃度によって吸収スペクトルが著し
く変化することが分かっている。FosterとKonig は、蛍
光物質を含むいくつかの有機染料分子の水中の吸収スペ
クトルの変化から高い濃度(10-3〜10-1M)では2
量体を形成していることを報告している。また、Koizum
i とMatagaは、電解質ポリマーの存在の下での染料水溶
液の吸収スペクトルの変化について報告している。これ
らの研究から、スペクトルの変化はポリマーに与える染
料分子の凝集効果に起因すると考えられる。これらの過
去の研究と、SAとBの高い親和性による結合とをふま
えて、同様に、SAに対するFLBの局所的な凝集効果
が十分有り得るものであると考えられる。このことは、
SAとFLBの相互作用について分光学的証拠でもあ
る。例えば、FLBと親和性をもたないウシ血清アルブ
ミン(Bovine serum albmin )では、FLBに何らスペ
クトルの変化をもたらさない。
蛍光量子生成率と蛍光スペクトルを測定した。吸収スペ
クトルの異常な振る舞いを考慮すれば、SAとの結合の
際にFLBの蛍光特性に何かが起こっているものと考え
られる。図6は、FLBのみのとき(1)、SAと結合
したFLB/3Bのとき(2)、SAと結合した2FL
B/2Bのとき(3)、SAと結合した3FLB/Bの
とき(4)、SAと結合した4FLBのとき(4)につ
いて蛍光スペクトルを示したものである(SAとの結合
はpH8.42,296Kで10mMのトリエタノール
アミン(triethanol)/HClに溶解しておこなっ
た)。スペクトルの形状は同じであり、ピークもシフト
していないが、最初のFLBがSAに結合した時強度が
顕著に減少しさらにFLBが結合するにつれてかなり減
少した。(1)〜(5)から得られたSAによる相対的
な蛍光量子生成率を計算したものを図6(b)に示す。
このSAのクエンチングによる蛍光は、SAのアミノ酸
とFLBとの間に、消光反応があることを示している。
FLBの数に依存したクエンチングによる蛍光のメカニ
ズムは、染料水溶液での自己クエンチング(self-quenc
hing,上述の過去の研究で報告されている)と同じもの
であるものと考えられる。この点に付いてさらなる研究
は今後に委ねられよう。
相対的な蛍光量子生成率と等しいことは知られていない
のであるが、単一分子検出に適切な試料の選定を図6の
結果の下に行った。蛍光量子生成率と蛍光係数はFLB
の数とともに減少するので、モノマーのFLB/3Bに
ついてのみ単一分子検出の確認のため測定をし得る。こ
れらのことから単一分子検出にはモノマーを試料として
用いることとした。
数が少数となるようにしなければならない。液滴中で
は、染料分子の数はポワッソンに支配されるので、これ
を用いて液滴中の染料分子数を計算することができる。
染料溶液(DFL)を高濃度にし、その液滴を超音波加
湿器でシリコンウェハに付着した。図7(a),
(b),(c)は、噴霧する時間を10秒,7秒,3秒
にかえて液滴1つが基板上に占める領域がどの様に分布
するかを示したものである。領域の大きさ(in pixel2u
nit,1pixel=o.3μm)に対する頻度(frequency )を示
す。ピークの位置は噴霧する時間が長くなるにつれ少し
移動するが、実際には分布の形及びピークの位置は噴霧
する時間とは独立している。最大のピークは、およそ3
0〜40 pixel2 であるので、染料の濃度をナノモル/
l程度にすると、液滴1つにはいる染料分子数は1.0
0〜1.56になる。
基板20(シリコンウェハ)に付着したのち、図1の装
置で100以上の基板20上の発光する領域を測定し
た。そして、蛍光強度(INTENSITY )とその強度の蛍光
が現れる頻度(FREQUENCY )とをプロットした(蛍光強
度については相対値を用いた)。
LB/3Bを用いた測定結果を示したものである(顕微
鏡は40x,0.55NAとした)。500おきに幾つ
かのピークが現れ、これは蛍光が量子化され、この測定
が、単一分子領域で蛍光を捕らえていることを反映して
いる。横軸の500よりも小さいものは、シリコンウェ
ハに付着した水や緩衝液中のダストによる488nmの
光の散乱に起因するものであるが、図8(b)の横軸の
500において明瞭にピーク値の最小値が現れている。
このピークは、FLB/3Bと結合したSAの単一分子
から生じたものと考えられる。図8(a)と(b)とで
は、それらのカラムクロマトグラフィでの緩衝液が違っ
たものになっている。図8(a)ではリン酸塩(pH=
7.5)のみを用い、図8(b)では炭酸アンモニウム
を加えている(pH=7.5)。炭酸アンモニウムの揮
発性によって基板表面に検出した緩衝液の塩による光学
的なノイズが抑えられているものと考えられる。
を示したものである(顕微鏡は100x,0.55NA
とした)。この場合においても、10,000おきに幾
つかのピークが現れ、蛍光が量子化されている。シリコ
ンウェハへの水だけを噴霧するという実験によって、
8,000以下における蛍光強度の異常は水の中のダス
トによることが分かる。強度10,000の蛍光は、D
FLの単一分子から生じたものと結論できる。
ティングの絶対強度の違いは、顕微鏡の対物レンズ,検
出器の感度のレギュレーション,シリコンウェハ表面へ
のレーザ強度,FLB/3Bと結合したSAと何も結合
していないDFLと蛍光量子生成率といった実験条件の
違いによるものである。
された液滴の大きさの分布から計算できる。液的中の分
子数はポワッソンの式で示される(式1)。
待値、μは液滴中の分子数の平均値をしめす。噴霧する
際、液滴の大きさにバラツキがあるので、液滴大きさの
分布の重みを加味してつぎのポワッソンの式で示され
る。
であり、図7の液滴の大きさの分布から計算される。図
10は、W(N)の計算結果をDFLについての測定結
果(斜線)と共に示したものである(ここでは、N=1
の頻度を規格化してある)。これらは良い一致を示して
おり、単一分子の検出がなされていることを如実に示し
ている。
と、希釈した染料分子との2種類の試料について単分子
の検出を行うことに成功した。後者のほうは分子間の相
互作用がなく、単分子の検出に向いている。実際の応用
場面では、蛍光クエンチングをもつ分子間の相互作用が
ある場合が多く、前者はその典型的なもののひとつであ
る。
光はそれに埋もれて検出することが不可能であった。し
かし、この単一分子の検出では、これを可能にし、大き
なブレークスルーで、様々な分析に応用され得る。イム
ノアッセイ,クロマトグラフィ,DNA解析の自動化に
大きな進歩をもたらすものと思われ、超高速の蛍光分析
を可能にし得るものと考えられる。
付着すること、2次元フォトンカウンティング法を用い
て単一分子の存在及び位置を検出していることで単一分
子の検出を可能にしている。単一分子の存在及び位置
は、従来通りの光学顕微鏡を用い、その解像度の限界で
の蛍光スポットから検出している。蛍光スポットは、顕
微鏡視野内に散在し、蛍光スポットに存在する分子の個
数については、単一分子の検出の際非常に重要な要素で
あり、蛍光スポットからの蛍光強度の大きさを左右する
ことになる。上記方法で分子1個程度が蛍光スポットに
存在するようにし、単一分子の検出を可能にしている。
を溶解させるものでは、溶媒(水など)のラマン散乱が
バックグラウンドノイズとなり、測定を非常に難しいも
のにしていたが、本発明の方法では、適切な基板の選択
により良好に単一分子の検出を可能にしている。また、
基板上に超音波(超音波加湿器など)をもちいるのは、
非常に簡便で有用なものである。緩衝液に由来する塩
は、測定対象の分子とともに基板上に存在する場合があ
り、これがバックグラウンドノイズのレベルを決めてし
まうことがある。試料調整の際、試料の種類によっては
必ずしも緩衝液を必要とするわけではないが、その選択
には注意を要する。
付着しており、他の測定においても使用することが可能
である。例えば、STM,ATMは空間分解能の優れた
顕微鏡であり、これらの測定にも用い得ることができ
る。STM,ATMで単一分子の存在を確認し、分子種
類の識別は蛍光で行う、というようにしても良い(本発
明の検出法は、蛍光で行うので分子種類の識別もできる
ことはいうまでもない)。DNAの塩基配列の一つの決
定法にもなり得る。即ち、エキソニュークリアーゼを用
いて末端からDNAの塩基を切断し、1個1個の塩基を
識別して行くのである。この場合、切断された順序で決
まる所定の位置に塩基を配置しておく。
明の核酸の塩基配列決定方法において使用する装置の構
成例を示したものである。この装置は、基板20の表面
上の微小な領域に励起光を照射する励起光源30と、励
起光の照射位置で塩基からの蛍光を検出する手段として
フォトンカウンティングカメラシステム(42〜47)
とを備えている。基板20は、鏡面度の非常に高いも
の、例えば、シリコンウェハを用い、前述の方法で塩基
の分子を表面に付着しておく。また、クラス1000以
下のクリーンブースに配置され、清澄な雰囲気または真
空中におかれている。
の付着位置に強く照射するもの、例えば、コヒーレント
なレーザ光が望ましいため、レーザ光源を用いる。その
波長が30μm以下であればパルスレーザを用いること
ができる。励起光(レーザ光)を30乃至50cmの焦
点距離のレンズ32で集光して照射する。励起光源30
と基板20の距離はレンズの焦点距離よりも小さくし、
基板20上に励起光が均一に照射されるようにする。ま
た、励起光源30は、励起光が図2のように斜め方向か
ら入射するように配置し、基板20での反射光ビームが
斜め方向に反射するようにする。
は、基板20の塩基の位置を検出するもので、微弱な光
を検出できるものを用いる。ここでは、光学顕微鏡20
を装着した浜松ホトニクスのイメージング・画像解析シ
ステム(ARGUS 50 VIM 3)で構成し、2次元的に光子を
計数して2次元的な光検出が可能なものにし、分子の位
置が特定しうるようにする。光学顕微鏡20は、基板2
0の塩基からの蛍光を集めるためのもので、高倍率にし
て構成している。カメラヘッド40には、イメージング
・画像解析システムがつながれており、これによって信
号の蓄積(蛍光のフォトンカウンティング),画像処
理,記録の保存,画像の表示がなされて塩基の分子の存
在が検出されうる。
らの蛍光を分岐するものであり、ポリクロメータ52へ
の光量を多く分岐するものにする。ポリクロメータ52
は蛍光のスペクトルを測定し、蛍光寿命測定装置は、蛍
光の寿命を測定するもので光電子増倍管(ホトマル)な
どで構成される。これらによって塩基の種類が特定され
る。ハーフミラー56に代えて、これらとカメラヘッド
40とを光学的または機械的に切り替えるようにしても
良い。
り位置及び回転が制御され、光学顕微鏡20,カメラヘ
ッド40の視野に入る基板20上の位置が制御されるよ
うになっている(図11と同様)。矢印A方向に一定速
度で走行するようになっている。基板20上の励起光が
照射される領域近傍は、冷却手段34で冷却されるよう
にする。冷却手段としては、クライオスタットの冷却端
34aを基板20の裏側に導くようにするもの(図13
(a)、例えば銅ブロック)、冷却端34aとの間に熱
伝導度の高いボール34bを埋め込む(図13
(b))、冷却ガス34dをパイプ34cで導き吹き付
けるもの(図13(c)、例えばヘリウムなど)があ
る。核酸塩基そのものは低温になるほど自家蛍光が増大
するので、冷却する温度は低いほうが望ましい。また、
冷却によって色素の劣化を抑えることが可能になる。
法を手順を追って説明する。
を用いて核酸(例えば、DNA)から分離した塩基を含
む液滴22を基板20に滴下し、塩基が付着した基板2
0を作成する(図14)。
波トラップ12を挟んで構成される。図15に示すよう
に、各々の超音波トラップ12はピエゾ素子13を有
し、配線14を介してピエゾ駆動回路に接続されてい
る。このフローセル10のフロー通路15にDNAを分
離した塩基を含んだ液体を流し、ピエゾ素子13によっ
て定在波を作ることにより、図のように液体は分離して
滴下される。一方、基板20は、図示せぬ駆動機構によ
り、一定速度で回転すると共に液体の滴下する位置が中
心に移動するようにする(図16)。滴下された塩基は
矢印A方向(図15)に走行する基板20に略一定間隔
で付着し、光学顕微鏡20の視野内に1個の液滴が入る
ようにする。
酵素エキソヌクレアーゼIII を含む溶液を使って単一フ
ラグメントの端から順次切断して行う。約37℃の良好
な状態に保つことにより、上記酵素で約100個/sの
速度で切断することが可能であり、約300個/sの速
度で微粒子状の液滴をフローセル10から滴下させる。
また、フローセル10により滴下させる微粒子は、約3
0μm程度の直径になるように径及び定在波の周波数を
調整し、1つの液滴には、ポワッソンの式を考慮してお
よそ1分子が入るようにしておく。こうして、図14に
示すような螺旋状に1塩基が順に付着した基板20が作
成される。
く。基板は、自然乾燥では取り除くことのできない溶媒
分子と塩基とが付着したものになる。溶媒分子をあえて
取り除こうとすると(加熱、真空乾燥)、試料分子(塩
基の分子)も基板上からなくなる可能性は高いので、溶
媒分子を付着したままにしている。自然乾燥は、溶媒か
らのラマン散乱の低減及び色素の劣化の抑制に有効であ
る。ここで、冷却しながら乾燥させても良い。また、基
板がシリコンであると良好なものになるのは、ダングリ
ングボンドがアクティブで結合するからであると考えら
れる。
の装置にセットし、試料分子のうち最初のものを付着し
た位置近傍に顕微鏡42の視野を合わせる。まず、レー
ザ光を照射しながら試料分子からの蛍光フォトンカウン
ティングカメラシステムで検出して基板上の試料分子の
うち最初のものを観測し顕微鏡42の視野にあることを
確認する。また、分子が1個であることを確認する。分
子が1個でない場合、顕微鏡の視野を動かしまたは倍率
を変えて1個にする。励起光源30からパルスレーザ光
をその試料分子に照射して励起し、ポリクロメータ52
および蛍光寿命測定装置53で蛍光波長及び蛍光寿命を
測定する。これらの視野内に入ってくるのは1分子から
の蛍光になっている。
ため、ラマン散乱が著しく少なく、背景光が小さくなっ
ている。また、励起光源30からレーザ光は顕微鏡42
の視野に入らないようになっており、基板に鏡面度の高
いもの(シリコンウェハ)を用いているため、背景光が
非常に少なくなる。特に、反射の場合は透過の場合より
も小さなものになる。そのため、試料分子からの蛍光は
非常に微弱なのであるが、背景光に隠れずに測定するこ
とが可能になっている。また、励起光が反射して蛍光検
出器40に入射する確率はほとんどなくなるので、たと
えポリクロメータ52のカットオフ特性が完全でなくと
も、雑音成分となることはない。
塩基を前述のA、T、G、Cに識別でき、顕微鏡42の
視野にある塩基が、塩基A、T、G、Cのいずれである
かが特定される。なお、蛍光検出は検出期間を長くする
必要上、オフラインで行なってもよい。そして、レーザ
光の照射領域即ち顕微鏡42の視野をつぎに付着した試
料分子近傍に移動させる。同様にして塩基の種類を特定
し、つぎの試料の観測を行う。これを順次繰り返して核
酸の塩基配列の測定がなされる。
分子の位置情報を得ながら塩基の種類を特定してゆくも
のであるので、繰り返して測定し直すことができるだけ
でなく、核酸の記録媒体として用いることもできる。
である。
も望ましいが、平面度・鏡面度が同程度に高ければ、他
の半導体や絶縁体、場合によっては金属をも用い得る。
但し、アルミニウムや金は蒸着膜として用いられるが、
酸化しやすい、傷付きやすい、という欠点がある。酸化
シリコンなどをコーティングした金属基板も、鏡面度が
高ければ、基板として用い得る。
光寿命測定装置53の配置を図17に示すようにしても
良い。この場合、反射鏡25で試料分子からの蛍光をポ
リクロメータ52および蛍光寿命測定装置53に反射す
るようにすることで良好な波長及び蛍光寿命測定ができ
るようなる。
もよい。1回の検出で失敗したときには、検出を改めて
行なってもよい。なぜなら、塩基はいったん基板20に
付着されると、その位置は後に変ることがないので、繰
り返して発光あるいは蛍光検出することが可能になる。
光する試薬があり、これらを用いて抗体コーティングを
施し塩基の検出を増大させることも考えられる。
ル抗A、抗T、抗G、抗Cは、塩基A〜塩基Cと特異的
に結び付く性質を持っている。これらのモノクロナル抗
A〜抗Cを基板20にコーティングする(図18
(a))。そして、フローセル10により核酸の塩基を
滴下させると、塩基A〜Cは対応する抗A〜Cのいずれ
かと結合する。発光型の抗A〜抗Cは、それぞれ図18
(b)のように発光性の酵素を有しており、かつ塩基A
〜塩基Cと特異的に結び付く性質を持っている。発光型
の抗A〜抗Cを滴下し、余分な発光型の抗A〜Cを洗浄
して除去する。図18(c)に示すように、基板20に
付着したモノクロナル抗Aには塩基Aが特異的に結びつ
き、さらに発光型の抗Aが特異的に結びつく。また、図
18(d)のように、基板20に付着したモノクロナル
抗Tには塩基T、塩基Tには発光型の抗Tが結びつく。
このため、各々の酵素の発光波長などを変えておくこと
で、発光検出による識別が可能になる。
9のような分子増倍過程を利用してもよい。すなわち、
図19の右上に丸印の1〜3で示す3種の抗体を用意
し、これを基板20に供給する。これにより、抗体の連
鎖反応が生じ、重合反応を用いた分子増倍が実現でき
る。なお、抗原結合部位を認識するための抗体には、抗
イディオタイプ抗体と呼ばれるものがある。これによれ
ば、連鎖した分だけ酵素が多くなるので、発光量を増大
できる。なお、これらの供給および洗浄についてオンラ
イン・オフラインで行なってもよい。
一分子検出方法及び装置によれば、背景光が十分に抑え
られ、直接の測定対象たる蛍光性の分子1個からの蛍光
を検出することができる。そのため、蛍光が量子化され
た状態で観測され得るので、単一の分子状態を検出する
ことができる。
び装置によれば、基板上の塩基を含む蛍光性の分子が単
一の分子状態であることを確認してから、蛍光の波長及
び寿命を測定するので、その分子に含まれる核酸の塩基
を適確に特定することができ、順次塩基を特定して行く
ことで高速に塩基配列を決定できる。
図。
ラスト図である。半球の体積は、液滴が半球状で接触角
90度をなしているものとし、揮発後の蛍光を発する領
域(s=πr2 )が半球状の液滴の赤道面であるとして
いる(v=2πr3 /3)。
ルアミン(triethanol)/HClに溶解したFLB/B
とSAとの混合物の吸収スペクトルを示した図。FLB
/BとSAのモル比は4:1である。D−ビオチン(D-
biotin)この領域では光吸収はない。280nm近傍の
光吸収は主にSA中のトリプトファン(tryptophan)に
よる。(b)の黒のプロットは、FLB濃度の増加にと
もないA(280)が直線的には増加しないことを示
す。(b)の白のプロットは、FLB濃度の増加にとも
ない493nmのピークの半値幅が広がることを示す。
のトリエタノールアミン(triethanol)/HClに溶解
したFLBの吸収スペクトルを示した図。FLB/Bと
SAのモル比は4:1である。(b)は、(a)におい
てのスペクトルの変化からFLBの濃度(黒のプロッ
ト)とA(493)との間に線形関係があることを示
す。(b)の白のプロットは、この場合、FLB濃度に
493nmでの半値幅は依存しないことを示す。
収A(493)と280nmでの吸収A(280)とか
ら計算し得ることを示す図。A(493)にはFLBの
みが寄与するA(280)はSAとFLBの寄与を含
む。A(493)/A(280)の評価はSAとFLB
/Bの比を様々なのものにしておこなった。黒のプロッ
トは、クロマトグラフィからのFLB/B−SA混合物
を用いたもの、白三角のプロットは、SAとFLB/B
の混合比を丁度1:4にしたものを示している。後者を
SAと結合したFLBの数を決めるための標準値とし
た。
合したFLB/3Bのとき(2)、SAと結合した2F
LB/2Bのとき(3)、SAと結合した3FLB/B
のとき(4)、SAと結合した4FLBのとき(4)に
ついて蛍光スペクトルを示した図。SAとの結合はpH
8.42,296Kで10mMのトリエタノールアミン
(triethanol)/HClに溶解しておこなった。(b)
は、(a)の(1)〜(5)から得られたSAによる相
対的な蛍光量子生成率の変化を示した図。SAとFLB
自身による蛍光のクエンチングが明らかに観察された。
滴1つが基板上に占める領域がどの様に分布するかを示
した図。
示した図。
した図。
と共に示した図。
示した図。
図。
成例を示した図。
例)。
0…カメラヘッド、42…顕微鏡カメラヘッド、52…
ポリクロメータ、54…蛍光寿命測定装置。
Claims (29)
- 【請求項1】 蛍光性の分子の溶液を微小な液滴状態に
して鏡面度の高い基板の表面に付着させた後、自然乾燥
をし、 前記基板の局所領域に励起光を照射して前記蛍光性の分
子からの量子化された蛍光強度を測定し、 前記蛍光強度の出現頻度から前記局所領域の中の前記蛍
光性の分子が単一の分子の状態であることを検出する単
一分子検出方法。 - 【請求項2】 前記蛍光性の分子は、蛋白に蛍光分子が
結合したものあるいは蛍光分子そのものであることを特
徴とする請求項1記載の単一分子検出方法。 - 【請求項3】 前記蛍光性の分子は、複数の蛍光分子を
含むことが可能であり、 クロマトグラフィで特定数の蛍光分子を結合したものを
分離精製して前記溶液を調製することを特徴とする請求
項1記載の単一分子検出方法。 - 【請求項4】 前記蛍光性の分子の溶液は、微小な液滴
状態で前記蛍光性の分子を1個程度含む濃度であること
を特徴とする請求項1記載の単一分子検出方法。 - 【請求項5】 前記蛍光性の分子の溶液を高純度の溶媒
で希釈することを特徴とする請求項1記載の単一分子検
出方法。 - 【請求項6】 超音波にて前記蛍光性の分子を微小な液
滴状態にすることを特徴とする請求項1記載の単一分子
検出方法。 - 【請求項7】 前記蛍光性の分子を霧状に気体に分散さ
せて前記基板に付着することを特徴とする請求項1記載
の単一分子検出方法。 - 【請求項8】 前記基板は、シリコンウェハであること
を特徴とする請求項1記載の単一分子検出方法。 - 【請求項9】 前記自然乾燥は室温若しくは室温以下で
行うことを特徴とする請求項1記載の単一分子検出方
法。 - 【請求項10】 前記励起光は、レーザ光であることを
特徴とする請求項1記載の単一分子検出方法。 - 【請求項11】 前記蛍光強度を測定する検出器を前記
励起光の前記基板への光路及び前記励起光の前記基板か
らの反射光路以外に配置して前記蛍光強度を測定するこ
とを特徴とする請求項1記載の単一分子検出方法。 - 【請求項12】 前記蛍光強度は、2次元のフォトカウ
ンティングシステムによって検出し、画面上における前
記蛍光強度の頻度分布から、その画面において前記蛍光
性の分子が単一の分子の状態であることを検出すること
を特徴とする請求項1記載の単一分子検出方法。 - 【請求項13】 蛍光性の分子を超音波にて霧状に気体
に分散させて鏡面度の高い基板に付着した後自然乾燥を
することを特徴とする単一分子検出用試料の作成方法。 - 【請求項14】 シリコンウェハの表面上に蛍光性の分
子を付着してなる単一分子検出用試料。 - 【請求項15】 蛍光性の分子を有する試料が付着した
基板の局所領域に励起光を照射する光源と、 前記局所領域内の前記蛍光性の分子からの蛍光強度を検
出し、前記蛍光強度の頻度を測定する蛍光検出手段とを
有し、 前記蛍光検出手段は、前記励起光の前記基板への光路及
び前記励起光の前記基板からの反射光路以外の位置に配
置された単一分子検出装置。 - 【請求項16】 前記蛍光検出手段は、光学顕微鏡及び
2次元の光検出器を含むフォトカウンティングシステム
で構成されていることを特徴とする請求項15記載の単
一分子検出装置。 - 【請求項17】 前記光学顕微鏡は、その倍率をかえる
ことが可能であることを特徴とする請求項16記載の単
一分子検出装置。 - 【請求項18】 前記基板は、清澄な雰囲気に配置され
ることを特徴とする請求項15記載の単一分子検出装
置。 - 【請求項19】 前記光源は、レーザであることを特徴
とする請求項15記載の単一分子検出装置。 - 【請求項20】 前記基板上の前記局所領域を相対的に
移動させる手段をさらに備えることを特徴とする請求項
15記載の単一分子検出装置。 - 【請求項21】 核酸の塩基を含む蛍光性分子の溶液を
微小な液滴状態にして順次鏡面度の高い基板の表面に付
着させた後、自然乾燥をし、 前記基板の局所領域に励起光を照射して前記蛍光性分子
からの蛍光強度を測定し、前記量子化された蛍光強度の
出現頻度から前記局所領域の中の前記蛍光性分子が単一
の分子の状態であることを検出し、 前記蛍光性分子にパルス状に励起光を照射して前記蛍光
性分子からの蛍光の波長分布及び寿命から前記蛍光性分
子に含まれる核酸の塩基を特定して、 前記基板上の局所領域を移動させて順次核酸の塩基配列
を決定する核酸の塩基配列決定方法。 - 【請求項22】 前記基板をシリコンウェハとし、その
周に沿って前記蛍光性分子を付着することを特徴とする
請求項21記載の核酸の塩基配列決定方法。 - 【請求項23】 前記蛍光性分子の溶液を超音波にて前
記蛍光性の分子を1個程度含む微小な液滴状態にして前
記基板に前記蛍光性分子を付着することを特徴とする請
求項21記載の核酸の塩基配列決定方法。 - 【請求項24】 前記蛍光強度、前記蛍光の波長及び寿
命を測定する検出器を前記励起光の前記基板への光路及
び前記励起光の前記基板からの反射光路以外に配置して
前記蛍光強度、前記蛍光の波長分布及び寿命を測定する
ことを特徴とする請求項21記載の核酸の塩基配列決定
方法。 - 【請求項25】 前記蛍光性分子は、前記塩基にモノク
ロナル抗体が付着したものであることを特徴とする請求
項21記載の核酸の塩基配列決定方法。 - 【請求項26】 前記蛍光性分子は、抗体の連鎖反応に
よる分子増倍過程にて形成されたものである請求項21
記載の核酸の塩基配列決定方法。 - 【請求項27】 核酸の塩基を含む蛍光性分子の溶液を
付着した基板の局所領域に励起光を照射する光源と、 前記局所領域内の前記蛍光性分子からの蛍光強度を検出
し、前記蛍光強度の頻度から前記局所領域の中の前記蛍
光性分子が単一の分子の状態であることを検出する第1
の手段と、 前記蛍光性分子にパルス状に励起光を照射して前記蛍光
性分子からの蛍光の波長及び寿命を検出する第2の手段
と、 前記基板上の前記局所領域を移動させる第3の手段とを
有し、 前記第1及び第2の手段は、前記励起光の前記基板への
光路及び前記励起光の前記基板からの反射光路以外の位
置に配置された核酸の塩基配列測定装置。 - 【請求項28】 前記第1及び第2の手段は、前記蛍光
性分子からの蛍光を集光する光学顕微鏡を共用し、この
光学顕微鏡を経た前記蛍光から検出する請求項27記載
の核酸の塩基配列測定装置。 - 【請求項29】 前記蛍光性分子からの蛍光を集光しか
つ反射する手段を前記基板と前記第2の手段都の間にさ
らに有する請求項27記載の核酸の塩基配列測定装置。
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