JPH0614663A - 植物体移動装置 - Google Patents

植物体移動装置

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JPH0614663A
JPH0614663A JP4175283A JP17528392A JPH0614663A JP H0614663 A JPH0614663 A JP H0614663A JP 4175283 A JP4175283 A JP 4175283A JP 17528392 A JP17528392 A JP 17528392A JP H0614663 A JPH0614663 A JP H0614663A
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frame
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movable frame
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庄三郎 坂
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/20Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
    • Y02P60/21Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単かつ安価であり、所定の株間隔を
維持しながら植物体を問題なく移動でき、かつ、栽培品
種などに応じて株間隔を容易に設定できる植物体移動装
置を提供する。 【構成】 栽培中の植物を支持する複数のカラム5を、
互いに移動方向に間隔を隔てた状態で、支持フレーム9
により移動可能に支持し、植物支持体の下側に設けた移
送機構10に可動フレーム16と駆動フレーム15と両
フレームを連結する連結機構を設け、駆動フレーム15
を移動方向に往復動させる駆動機構25が設けてある。
連結機構は、駆動フレーム15の往復動に対応して可動
フレーム16が往復動を行ない、かつ、可動フレーム1
6の前進動作においてのみ、可動フレーム16がカラム
5を保持して同方向に移動させる保持位置を占める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物生産工場などの構
造物内で植物を栽培するための装置に関し、特に、栽培
中の多数の植物を、適当な間隔を維持しながら移動させ
るための植物体移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建造物や建築物等の施設で植物を人工的
に栽培すると、気象条件等の外部環境の影響を最小限に
して、最適の条件で栽培を行なうことができ、又、栽培
作業の省力化を図ることができる。このような施設栽培
では、栽培施設の限られたスペース内で栽培床を有効に
利用し、単位面積当たりの栽培量を高める必要がある。
特に、施設栽培では一般に人工光源が使用されるので、
その照明効率を高めるためにも、面積利用率を高めるこ
とが必要である。そのために、植物成長過程の初期では
株間隔を小さく設定し、植物体が成長するに従って、株
間隔を広げることが必要となる。又、成長した植物体は
順次収穫されるとともに、新たな植物体が栽培されるの
で、それに対応させて施設内の植物体全体を移動させる
必要がある。
【0003】このように、全ての植物体を周期的に株間
隔を調整しながら移動させる必要があるが、この作業を
手作業で行なうと、時間と手間が掛かり過ぎる。特に、
大量生産を目的とした植物工場の場合では、作業量が多
くなり過ぎるので、実用化が困難である。又、従来の手
作業による方法では、植物の根が栽培槽の底に触れた状
態で、定植パネル(複数の植物体の支持体)を移動させ
るので、植物の根を傷付け、植物の成長に支障をきたす
恐れがある。
【0004】そのために、上記作業を自動化するための
技術が、特公昭63−56773号、特開昭58−47
413号、同55−24000号、特開平2−1630
13号の各公報に記載されている。上記特公昭63−5
6773号及び特開昭58−47413号では、チェー
ンやベルトを用いて植物支持体の移動を行なうことが提
案されている。又、特開昭55−24000号では、ピ
ッチを徐々に拡げる螺旋溝付きの軸によって植物の株間
隔を拡げる技術が提案されている。特開平2−1630
13号では、フックの往復動によって、植物を支持した
キャリアを順次移動させる技術が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、施設栽培に
使用する移動装置(間隔調整装置)では、一般的なベル
トコンベヤ等と異なり、被搬送物の状態に応じて搬送距
離を変える必要があり、具体的には、成長過程の初期の
小さい植物体では、移動量及び相互間隔を小さくし、成
長過程の後期の大きい植物体では、移動量及び相互間隔
を大きくする必要がある。そのために、上述の従来技術
では、以下のような不具合がある。
【0006】特公昭63−56773号や特開昭58−
47413号で提案されているチェーンやベルトを用い
たものでは、株間隔を拡げる手段としての移載部の構造
が複雑になる。特開昭55−24000号で提案されて
いる方式では、螺旋溝付きの軸の加工精度を上げる必要
があるので、構造が複雑になり、栽培設備としては高価
なものとなる。
【0007】特開平2−163013号で提案されてい
る方式では、植物を支持したキャリア自体のコストが高
くなる可能性があり、生産量の多い設備には不適当であ
る。又、一般に、植物の根の部分には養液が供給されて
おり、この養液に光が当たると、藻が繁殖するなどの問
題が生じるので、隣接する植物支持体の間の間隙はスペ
ーサにより塞ぐ必要があるが、上記特開平2−1630
13号で提案されている方式では、光が根の部分に侵入
することを防止できない。更に、植物の根が栽培槽の底
面に接触して傷つきやすいという不具合もある。
【0008】このように従来の搬送装置や株間隔調節装
置では、構造が複雑で、高価なものとなる。又、構造的
にも、栽培品種を変えた場合の株間隔(植物支持体の移
動ピッチ)の変更が容易でない等の不具合がある。本発
明の目的は、構造が簡単かつ安価であり、所定の株間隔
を維持しながら植物体を問題なく移動でき、かつ、栽培
品種などに応じて株間隔を容易に設定できる装置を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による植物体移動
装置では、栽培中の植物を支持する複数の植物支持体
を、所定の移動方向に所定間隔で、支持部により移動可
能に支持し、植物支持体の下側に、移送機構を設け、該
移送機構に可動フレームと駆動フレームと両フレームを
連結する連結機構を設け、駆動フレームを上記移動方向
に往復動させる駆動機構が設けてある。上記連結機構
は、駆動フレームの往復動に対応して可動フレームが上
記移動方向に往復動を行ない、かつ、可動フレームの前
進動作においてのみ、可動フレームが植物支持体を保持
して同方向に移動させる保持位置を占めるように構成さ
れている。
【0010】上記移送機構は、例えば、上記移動方向に
所定間隔で複数個設け、1個の移送機構の駆動フレーム
を上記駆動装置に連結し、複数の移送機構を互いに継手
機構により連結し、該継手機構に、隣接する2個の駆動
フレームの上記移動方向における相対移動を許容する遊
びを設け、それにより隣接する2個の駆動フレームの移
動量が互いに異なるように構成できる。
【0011】又、上記連結機構は、例えば、駆動フレー
ムが、前進動作において、初期位置から中間前進位置を
経て前端位置まで移動し、後退動作において、上記前端
位置から中間後退位置を経て上記初期位置まで移動する
ように構成し、駆動フレームが初期位置から中間前進位
置まで移動する第1前進動作に対応して、可動フレーム
が、植物支持体を保持した状態で駆動フレームと共に移
動し、駆動フレームが中間前進位置から前端位置まで移
動する第2前進動作に対応して、可動フレームが、植物
支持体を保持しない非保持位置まで移動し、駆動フレー
ムが前端位置から中間後退位置まで移動する第1後退動
作に対応して、可動フレームが駆動フレームと共に後退
し、駆動フレームが中間後退位置から初期位置まで移動
する第2後退動作に対応して、可動フレームが植物支持
体を保持する保持位置まで移動するように構成できる。
【0012】このような連結機構には、駆動フレームと
可動フレームとを連結する平行リンク機構と、上記第1
前進動作において、可動フレームが駆動フレームに対し
て相対的に後退することを防止するロック機構とを設
け、ロック解除部材を静止部に取り付け、可動フレーム
が上記中間前進位置まで移動するとロック機構がロック
解除部材に係合してロック状態が解除されるように構成
できる。
【0013】又、可動フレームに係合して可動フレーム
の移動範囲を制限するストッパを静止部に設けることも
できる。
【0014】
【作用】複数の植物支持体のそれぞれに、栽培中の植物
が支持される。植物支持体は、互いに移動方向に間隔を
隔てた状態で、支持部により移動可能に支持される。移
送機構の駆動フレームが駆動機構により移動方向に往復
動させられ、それに対応して可動フレームが移動方向に
往復動を行なう。その際、可動フレームは、前進動作に
おいてのみ、植物支持体を保持して同方向に移動させる
ので、可動フレームの往復動に対応して、植物支持体が
所要距離だけ前進させられる。
【0015】
【実施例】図1は本発明実施例の植物体移動装置を採用
する植物栽培設備の平面略図である。図1において、植
物栽培設備には、複数の栽培ステージ(領域)が植物搬
送方向(移動方向M)に並んだ状態で配置されている。
図示の実施例では、第1、第2、第3の栽培ステージ
1、2、3が示されている。各ステージには、複数のカ
ラム5(棒状の植物支持体)が水平かつ互いに移動方向
Mに間隔S1、S2、S3を隔てて配置されている。
【0016】各カラム5は中空構造で、その上壁には複
数の開口がカラム長手方向に間隔を隔て設けてある。各
開口には植物体6を植えつけたブロック状部材7がはめ
込まれている。植物体6はこのようにしてカラム5に支
持された状態で栽培される。第1栽培ステージ1には、
成長過程の初期段階にある植物体6が配置され、第2栽
培ステージ2には中期段階にある植物体6が配置され、
第3栽培ステージ3には最終段階にある植物体6が配置
される。このように成長段階が異なるので、植物体6の
大きさに対応させて、第1栽培ステージ1では、移動方
向Mに隣接するカラム5の間の間隔S1が小さく(例え
ばゼロに)設定され、第2栽培ステージ2では間隔S2
が中程度に設定され、第3栽培ステージ3では間隔S3
が大きく設定されている。
【0017】このような栽培設備では、新たに植物体6
を栽培する場合、成長初期段階の植物体6を支持した新
たなカラム5が、第1栽培ステージ1の図示されていな
い入り口側端部(図3で左方の端部)に装填される。
又、第3栽培ステージ3において植物体6が所定の段階
まで成長すると、それらを支持するカラム5は第3栽培
ステージ3の図示されていない出口側端部(図3で右方
の端部)から取り出される。更に、植物の成長に対応さ
せて、各カラム5は周期的に移動方向Mに所定間隔S
1、S2、S3を維持しながら移送される。この移送
は、上述の新たなカラム5の装填及び成長後のカラム5
の取り出しの際にも行なわれる。このようにカラム5を
移送するために、各ステージ1、2、3には、図2、3
に示す移送機構10が配置されている。
【0018】図2は図1のII−II断面略図であり、図3
は図2のIII−III断面略図である。図2に示すごとく、
植物栽培設備には固定フレーム9が設けてある。固定フ
レーム9には、1対のガイドレール11と1対のサイド
ガイド12とが設けてある。ガイドレール11にはカラ
ム5の両端近傍の部分が移動方向M(図3)に移動自在
に着座している。サイドガイド12はカラム5の両端に
接触又は近接している。各カラム5の図2で右側の端部
の上方には養液供給パイプ13が設けてある。養液供給
パイプ13からは、カラム5の上端開口を通してカラム
5の内部へ養液が供給される。カラム5の他方の端部の
下方には、カラム5から排出された養液を回収するため
の養液回収ダクト14が設けてある。なお、上方からの
人工光線が養液に当たることを防止するために、図示さ
れていないが、隣接するカラム5の間の間隙はカバーに
より閉鎖されている。
【0019】前記移送機構10はカラム5の下側かつ1
対のガイドレール11の間に配置されている。移送機構
10は駆動フレーム15と可動フレーム16とを備えて
いる。駆動フレーム15は、互いにステージ幅方向(カ
ラム5の長手方向)に間隔を隔てて移動方向Mに延びる
1対の縦部材17と、互いに移動方向Mに間隔を隔てス
テージ幅方向に延びる1対の横部材18との組立体で構
成され、全体が矩形の枠状となっている。可動フレーム
16は、駆動フレーム15と概ね同様の寸法形状を備え
ており、1対の縦部材20と1対の横部材21とを備え
ている。
【0020】可動フレーム16は駆動フレーム15の上
側に配置されており、図3に示すごとく、各縦部材20
の両端近傍の部分が縦部材17にリンク23を介して連
結されている。前後1対のリンク23は平行リンク機構
を構成しており、従って、可動フレーム16は駆動フレ
ーム15に対して、ある限られた範囲内で、昇降及び前
後移動(移動方向M及びその逆方向の移動)を行なうこ
とができる。
【0021】第3栽培ステージ3の駆動フレーム15の
前端にはクランク式駆動機構25が連結されている。ク
ランク式駆動機構25はモータ26により駆動されて回
転し、その回転運動を駆動フレーム15に往復直線運動
として伝える。より具体的には、固定フレーム9を基準
として、駆動フレーム15は初期位置PSから中間前進
位置PMを経て前端位置PFまで移動方向Mに前進し、
前端位置PFから中間後退位置PNを経て初期位置PS
まで後退するように構成されている。
【0022】この移動を許容するために、縦部材17の
両端近傍の側面にはローラ28が回転自在に取り付けら
れ、図2に示すごとく、固定フレーム9には、ローラ2
8が走行するレール29が取り付けてある。図3におい
て、第3栽培ステージ3の駆動フレーム15の後端に
は、継手機構30を介して第2栽培ステージ2の駆動フ
レーム15の前端が連結されている。継手機構30は両
駆動フレーム15に固定されるブラケット31、32
と、前方のブラケット31に固定されて後方へ突出した
継手ピン33とを備えている。継手ピン33は、移動方
向Mに遊びのある状態で、ブラケット32の孔に摺動自
在に嵌合している。図3の初期状態から継手ピン33が
所定の遊び距離Qpだけブラケット32に対して相対的
に前進すると、継手ピン33の大径頭部がブラケット3
2の孔縁部に係合して、それ以上の相対移動が阻止され
る。従って、第3栽培ステージ3の駆動フレーム15が
初期位置PSと前端位置PF間の距離Q1を移動する
と、第2栽培ステージ2の駆動フレーム15は距離Q1
から上記遊び距離Qpを差し引いた距離だけ移動する。
図示の実施例では、継手ピン33はボルトで構成されて
おり、ブラケット31に対する取り付け位置を調節自在
にすることにより、上記遊び遊び距離Qpを調節でき
る。
【0023】図示されていないが、第2栽培ステージ2
の駆動フレーム15と第1栽培ステージ1の駆動フレー
ム15も同様の継手機構により連結されており、従っ
て、第3栽培ステージ3の駆動フレーム15を移動させ
ると、第2及び第1の栽培ステージ2、1の駆動フレー
ム15も適当な距離だけ移動させられる。図3のごと
く、移送機構10には更にロック機構40とストッパ機
構41が設けてある。ロック機構40は、縦部材20の
側面上に配置されるレバー45を備えている。レバー4
5はその上端部が、ステージ幅方向に延びる支軸ピン4
6を介して縦部材20に回転自在に連結されている。レ
バー45の中間部には支軸ピン46と平行なガイドピン
47が固定されている。レバー45の前側の縁部の下半
部には、傾斜縁部48と、該縁部48の下端に連続する
円弧状縁部とが設けてあり、その円弧状縁部が、図4に
明瞭に示すごとく、前向きかつ下向きに開いた概ね半円
形の切り欠き49を限定している。
【0024】駆動フレーム15の縦部材17には、ガイ
ドピン47と平行なロックピン50が側方へ突出した状
態で固定されている。図3の初期状態では、レバー45
が支軸ピン46を中心にして下方位置まで回転してお
り、ロックピン50が切り欠き49に係合している。こ
の係合状態では、ロックピン50がレバー45に対して
移動方向Mに相対的に移動すること、すなわち、前進す
ることが阻止されており、従って、この状態で駆動フレ
ーム15が前進すると、可動フレーム16も駆動フレー
ム15と共に前進する。
【0025】更に、ガイドピン47の前方において、固
定フレーム9には解除部材52が固定されている。解除
部材52の上半部は、上部が下部よりも前方に位置する
ように傾斜した傾斜部53を形成している。この傾斜部
53ならびに上記ガイドピン47や切り欠き49及びロ
ックピン50等の各部の位置や寸法及び角度は、各部が
後述するごとく作動するように設定されている。
【0026】前記ストッパ機構41は縦部材20に固定
されて下向きに突出するブラケット60と、ブラケット
60の下部から側方へ突出したストッパローラ61とを
備えている。更に、ストッパ機構41は1対のストッパ
62を備えている。1対のストッパ62は固定フレーム
9に固定されており、互いに前後方向に間隔を隔ててい
る。ストッパローラ61は前後のストッパ62の間に位
置しており、ストッパローラ61がストッパ62と係合
することにより、可動フレーム16の移動が阻止され
る。
【0027】図2及び図3に示すごとく、可動フレーム
16の縦部材20にはブラケット65(図2)が固定さ
れ、ブラケット65に上方へ突出した保持ピン66が固
定されている。図3に示すごとく、保持ピン66はカラ
ム5に後方から係合しており、可動フレーム16が前進
すると、保持ピン66がカラム5を押して同方向に移動
させる。
【0028】作用を説明する。図3の初期状態では駆動
フレーム15が初期位置PSにある。レバー45は、前
述のごとくロックピン50に係合しているので、リンク
23は起立状態にあり、可動フレーム16は駆動フレー
ム15に対して、最も上方へ移動した位置(カラム保持
位置)に固定されている。この位置では、保持ピン66
がカラム5に後方から係合できる。又、ストッパローラ
61は後方のストッパ62に当接している。ガイドピン
47は解除部材52の後方に所定距離を隔てて位置して
いる。
【0029】この状態から、駆動フレーム15を図4に
示す中間前進位置PMまで前進させる。この移動動作で
は、可動フレーム16は駆動フレーム15と共に移動
し、従って、各カラム5は保持ピン66に押されて同距
離だけ移動する。上記移動行程の最終段階で、レバー4
5のガイドピン47が解除部材52の傾斜部53に乗り
上げ、レバー45が上方かつ後方へ回転するので、図4
に示す状態では、切り欠き49がロックピン50から外
れている。又、ストッパローラ61は前方のストッパ6
2に当接している。従って、次の動作として、駆動フレ
ーム15を更に図5に示す前端位置PFまで移動させる
が、その場合、可動フレーム16は前進しない。このよ
うに駆動フレーム15と可動フレーム16が相対的に移
動すると、リンク23の作用により可動フレーム16が
下降し、保持ピン66がカラム5から外れる。なお、こ
の下降時の衝撃を緩和するために、駆動フレーム15又
は固定フレーム9の適当な位置にショックアブソーバを
設け、これで下降してくる可動フレーム16を受けるよ
うにしてもよい。
【0030】図5の状態から駆動フレーム15を図6に
示す中間後退位置PNまで後退させると、カラム5をガ
イドレール11上に残した状態で、可動フレーム16が
駆動フレーム15と共に後退する。図6に示す位置で
は、ストッパローラ61は後方のストッパ62に当接し
ている。図6の位置から、駆動フレーム15を図3に示
す初期位置PSまで 距離距離Qだけ後退させると、移
送機構10の各部は初期の状態に戻る。すなわち、この
後退動作では、ストッパローラ61とストッパ62との
作用により、可動フレーム16がそれ以上後退すること
が阻止される。従って、駆動フレーム15だけが後退す
ると共に、リンク23の作用により、可動フレーム16
が上昇してカラム保持位置に戻る。又、ロックピン50
がレバー45の下側を相対的に移動し、切り欠き49に
係合する。
【0031】以上の動作を繰り返す都度、カラム5を所
定距離(初期位置PSと中間前進位置PMの間の距離)
だけ前進させることができる。又、以上の作用説明は第
3栽培ステージ3について行なったが、第2及び第1の
栽培ステージ2、1の駆動フレーム15も継手機構30
により互いに連結されているので、それらの栽培ステー
ジ2、1のカラム5も同様に移動させられる。但し、各
継手機構30には遊び距離Qpを設けたので、カラム5
の移動距離もその遊び距離Qp分だけ小さくなり、各ス
テージにおいて必要な株間隔に対応した値となる。無
論、各ステージにおいて、ストッパ62や保持ピン66
等の位置や相対的間隔などは所要の移動距離に対応させ
て設定してあり、そのような設定を容易に行なえるよう
な構造(着脱を容易に行なえる構造)を利用してストッ
パ62や保持ピン66等の各部品が固定されている。
【0032】なお、ステージの数は様々に変更できる。
又、クランク式駆動機構に代えて、エアーシリンダ等の
直動式駆動装置を採用することもできる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、平
行リンク機構などを利用して植物体の移動を行なうよう
にしたので、所定の株間隔を維持しながら植物体を移動
でき、かつ、株間隔を容易に設定できる装置を簡単かつ
安価な構造で実現できる。無論、光を遮るためのカバー
を問題なく設けることができ、又、植物の根が傷つくこ
とも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の植物体移動装置を採用する植物
栽培設備の平面略図である。
【図2】図1のII−II断面略図である。
【図3】図2のIII −III 断面略図である。
【図4】別の作動状態における図2のIII −III 断面略
図である。
【図5】更に別の作動状態における図2のIII −III 断
面略図である。
【図6】更に別の作動状態における図2のIII −III 断
面略図である。
【符号の説明】
5 カラム 6 植物体 9 固定フレーム 10 移送装置 15 駆動フレーム 16 可動フレーム 23 リンク 25 クランク式駆動機構 30 継手機構 40 ロック機構 41 ストッパ機構 45 レバー 46 支軸ピン 47 ガイドピン 48 傾斜縁部 49 切り欠き 50 ロックピン 52 解除部材 53 傾斜部 61 ストッパローラ 62 ストッパ 66 保持ピン M 移動方向 PF 前端位置 PM 中間前進位置 PN 中間後退位置 PS 初期位置 Q1 距離 Qp 遊び距離

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 栽培中の植物を支持する複数の植物支持
    体を、所定の移動方向に所定間隔で、支持部により移動
    可能に支持し、植物支持体の下側に、移送機構を設け、
    該移送機構に可動フレームと駆動フレームと両フレーム
    を連結する連結機構を設け、駆動フレームを上記移動方
    向に往復動させる駆動機構を設け、上記連結機構を、駆
    動フレームの往復動に対応して可動フレームが上記移動
    方向に往復動を行ない、かつ、可動フレームの前進動作
    においてのみ、可動フレームが植物支持体を保持して同
    方向に移動させる保持位置を占めるように構成したこと
    を特徴とする植物体移動装置。
  2. 【請求項2】 上記移送機構を上記移動方向に所定間隔
    で複数個設け、1個の移送機構の駆動フレームを上記駆
    動装置に連結し、複数の移送機構を互いに継手機構によ
    り連結し、該継手機構に、隣接する2個の駆動フレーム
    の上記移動方向における相対移動を許容する遊びを設
    け、それにより隣接する2個の駆動フレームの移動量が
    互いに異なるようにした請求項1記載の植物体移動装
    置。
  3. 【請求項3】 上記継手機構の遊びを調節可能にした請
    求項2記載の植物体移動装置。
  4. 【請求項4】 上記可動フレームが、植物支持体に対し
    て上記移動方向に係合するピンを備えている請求項1、
    2又は3記載の植物体移動装置。
  5. 【請求項5】 上記駆動装置が、回転運動を行なう駆動
    源と、該駆動源を駆動フレームに連結して上記回転運動
    を往復運動に変換するクランク機構を備えている請求項
    1、2、3又は4記載の植物体移動装置。
  6. 【請求項6】 駆動フレームが、前進動作において、初
    期位置から中間前進位置を経て前端位置まで移動し、後
    退動作において、上記前端位置から中間後退位置を経て
    上記初期位置まで移動するように構成し、駆動フレーム
    が初期位置から中間前進位置まで移動する第1前進動作
    に対応して、可動フレームが、植物支持体を保持した状
    態で駆動フレームと共に移動し、駆動フレームが中間前
    進位置から前端位置まで移動する第2前進動作に対応し
    て、可動フレームが、植物支持体を保持しない非保持位
    置まで移動し、駆動フレームが前端位置から中間後退位
    置まで移動する第1後退動作に対応して、可動フレーム
    が駆動フレームと共に後退し、駆動フレームが中間後退
    位置から初期位置まで移動する第2後退動作に対応し
    て、可動フレームが植物支持体を保持する保持位置まで
    移動するように上記連結機構を構成した請求項1から5
    のいずれかに記載の植物体移動装置。
  7. 【請求項7】 上記連結機構に、駆動フレームと可動フ
    レームとを連結する平行リンク機構と、上記第1前進動
    作において、可動フレームが駆動フレームに対して相対
    的に後退することを防止するロック機構とを設け、ロッ
    ク解除部材を静止部に取り付け、可動フレームが上記中
    間前進位置まで移動するとロック機構がロック解除部材
    に係合してロック状態が解除されるようにした請求項6
    記載の植物体移動装置。
  8. 【請求項8】 可動フレームに係合して可動フレームの
    移動範囲を制限するストッパを静止部に設けた請求項6
    又は7記載の植物体移動装置。
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