JPH0614645B2 - デイジタル信号判別回路 - Google Patents
デイジタル信号判別回路Info
- Publication number
- JPH0614645B2 JPH0614645B2 JP26792485A JP26792485A JPH0614645B2 JP H0614645 B2 JPH0614645 B2 JP H0614645B2 JP 26792485 A JP26792485 A JP 26792485A JP 26792485 A JP26792485 A JP 26792485A JP H0614645 B2 JPH0614645 B2 JP H0614645B2
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- Japan
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- signal
- difference
- received
- digital signal
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はディジタル無線受信機に関し、特にディジタル
変調方式およびアナログ変調方式の混在する電波状況に
おけるディジタル受信機のディジタル信号判別回路に関
するものである。
変調方式およびアナログ変調方式の混在する電波状況に
おけるディジタル受信機のディジタル信号判別回路に関
するものである。
従来の技術 従来、この種のディジタル信号判別方式は、ディジタル
送信機側で送信データの先頭に識別符号を付加して、受
信機側でこの識別符号を検出してディジタル信号受信と
判別する方法、およびアナログ送信機側で音声信号帯域
外に特定のトーンを付加して、受信機側でこのトーンを
検出してアナログ信号受信、すなわちディジタル信号で
ないことを判別する方法が用いられていた。
送信機側で送信データの先頭に識別符号を付加して、受
信機側でこの識別符号を検出してディジタル信号受信と
判別する方法、およびアナログ送信機側で音声信号帯域
外に特定のトーンを付加して、受信機側でこのトーンを
検出してアナログ信号受信、すなわちディジタル信号で
ないことを判別する方法が用いられていた。
しかしながら、このようなディジタル信号の判別方法で
は、送信機側に前述のような回路が必要となり、かつこ
のような識別回路を持たない送信機が混在するような場
合には有効にならないという欠点があった。
は、送信機側に前述のような回路が必要となり、かつこ
のような識別回路を持たない送信機が混在するような場
合には有効にならないという欠点があった。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、上記の欠点、すなわち送信機側に識別
回路を持たなくてはならず、また識別回路持たない送信
機が混在すると正確な判別が困難になるという問題点を
解決したディジタル信号判別回路を提供することにあ
る。
回路を持たなくてはならず、また識別回路持たない送信
機が混在すると正確な判別が困難になるという問題点を
解決したディジタル信号判別回路を提供することにあ
る。
問題点を解決するための手段 本発明は上述の問題点を解決するために、ディジタルデ
ータ判定手段と、この出力の受信データと受信ベースバ
ンド信号との差の平均値を検出する差検出手段と、この
差の平均値と受信機の信号対雑音電力比またはその関数
値とを比較し、その差の大小を判別する判別手段を備え
た構成を採用するものである。
ータ判定手段と、この出力の受信データと受信ベースバ
ンド信号との差の平均値を検出する差検出手段と、この
差の平均値と受信機の信号対雑音電力比またはその関数
値とを比較し、その差の大小を判別する判別手段を備え
た構成を採用するものである。
作用 本発明は上述のように構成したもので、データ判定手段
で受信ベースバンド信号をディジタルデータの2値信号
として判定し、このデータ判定手段の出力と入力の受信
ベースバンド信号との差の平均値を差検出手段で求め、
この出力と受信機の信号対雑音電力比またはその関数値
とを判別手段で比較判別し、その出力によってディジタ
ル信号かアナログ信号かの判別を行うことができる。
で受信ベースバンド信号をディジタルデータの2値信号
として判定し、このデータ判定手段の出力と入力の受信
ベースバンド信号との差の平均値を差検出手段で求め、
この出力と受信機の信号対雑音電力比またはその関数値
とを判別手段で比較判別し、その出力によってディジタ
ル信号かアナログ信号かの判別を行うことができる。
実施例 次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。
本発明の一実施例をブロック図で示す第1図を参照する
と、本発明のディジタル信号判別回路は、データ判定手
段101と、差検出手段102と、判別手段103とか
らなる。データ判定手段101は受信ベースバンド信号
(基底帯域信号)γを入力され、2値信号の受信データ
dを出力するしきい値回路で、γ0ならばd=1,γ
<0ならばd=−1と判定する。差検出手段102は、
受信ベースバンド信号γと受信データdとの差ε=γ−
dの絶対値の平均値||あるいは2乗平均値▲▼
を出力するようになっている。判別手段103は差検出
手段102の出力と受信機の信号対雑音電力比S/Nま
たはその関数値(S/N)に対する判別関数gとを比較し
判別信号xを送出するものであり、 ▲▼または||≧g((S/N))ならばx=−1 ▲▼または||<g((S/N))ならばx=1 と判別する、ここで、x=1のときディジタル信号の受
信であることを示すものである。
と、本発明のディジタル信号判別回路は、データ判定手
段101と、差検出手段102と、判別手段103とか
らなる。データ判定手段101は受信ベースバンド信号
(基底帯域信号)γを入力され、2値信号の受信データ
dを出力するしきい値回路で、γ0ならばd=1,γ
<0ならばd=−1と判定する。差検出手段102は、
受信ベースバンド信号γと受信データdとの差ε=γ−
dの絶対値の平均値||あるいは2乗平均値▲▼
を出力するようになっている。判別手段103は差検出
手段102の出力と受信機の信号対雑音電力比S/Nま
たはその関数値(S/N)に対する判別関数gとを比較し
判別信号xを送出するものであり、 ▲▼または||≧g((S/N))ならばx=−1 ▲▼または||<g((S/N))ならばx=1 と判別する、ここで、x=1のときディジタル信号の受
信であることを示すものである。
第2図において、破線は本発明を適用する受信機で、デ
ィジタル信号を受信したときの(S/N)と( または||)との関係を示しており、誤動作を防ぐた
め実線で示す判別関数g((S/N))はこの破線よりわ
ずかに上に設定されている。
ィジタル信号を受信したときの(S/N)と( または||)との関係を示しており、誤動作を防ぐた
め実線で示す判別関数g((S/N))はこの破線よりわ
ずかに上に設定されている。
次に本発明の実施例の動作について説明する。
第3図はディジタル信号を受信したときの各部波形、す
なわち第3図(a)は受信ベースバンド信号γの波形を示
し、第3図(b)はデータ判定手段出力である受信データ
dの波形を示している。受信ベースバンド信号γは受信
データdに受信機雑音が重畳したものであり、差信号ε
=γ−dは第3図(c)のようになる。このとき、第2図
において、誤差εの平均値( または||と(S/N)とにより定まる点は破線上にあ
り、( または||)<g((S/N))となるから、ディジタ
ル信号受信すなわち判別信号x=1と判別される。
なわち第3図(a)は受信ベースバンド信号γの波形を示
し、第3図(b)はデータ判定手段出力である受信データ
dの波形を示している。受信ベースバンド信号γは受信
データdに受信機雑音が重畳したものであり、差信号ε
=γ−dは第3図(c)のようになる。このとき、第2図
において、誤差εの平均値( または||と(S/N)とにより定まる点は破線上にあ
り、( または||)<g((S/N))となるから、ディジタ
ル信号受信すなわち判別信号x=1と判別される。
第4図はアナログ信号を受信したときの各部波形、すな
わち第4図(a)は受信ベースバンド信号γの波形を示
し、第4図(b)はデータ判定手段出力である受信データ
dの波形を示している。アナログ信号受信時は、受信ベ
ースバンド信号γ(通常音声信号)は受信データdと無
関係であり、誤差信号ε=γ−dは第4図(c)に示すよ
うに、受信機雑音よりもはるかにレベルの大きい信号と
なる。したがって、このとき、第2図において、差εの
平均値( または||)と(S/N)とにより定まる点は破線より
はるかに上にあり、( または||)>g((S/N))となるから、ディジタ
ル信号受信ではない、すなわち判別信号x=−1と判別
される。
わち第4図(a)は受信ベースバンド信号γの波形を示
し、第4図(b)はデータ判定手段出力である受信データ
dの波形を示している。アナログ信号受信時は、受信ベ
ースバンド信号γ(通常音声信号)は受信データdと無
関係であり、誤差信号ε=γ−dは第4図(c)に示すよ
うに、受信機雑音よりもはるかにレベルの大きい信号と
なる。したがって、このとき、第2図において、差εの
平均値( または||)と(S/N)とにより定まる点は破線より
はるかに上にあり、( または||)>g((S/N))となるから、ディジタ
ル信号受信ではない、すなわち判別信号x=−1と判別
される。
したがって、第5図に示すようなディジタル変調方式と
アナログ変調方式との混在した無線システムにおいて、
送信機側に特別の識別符号やトーン信号を設けることな
く、容易にディジタル信号かアナログ信号かが判別でき
る利点がある。
アナログ変調方式との混在した無線システムにおいて、
送信機側に特別の識別符号やトーン信号を設けることな
く、容易にディジタル信号かアナログ信号かが判別でき
る利点がある。
なお、本発明は従来技術と何等相反するものではなく、
従来技術と併用することも可能である。
従来技術と併用することも可能である。
発明の効果 以上に説明したように、本発明によれば、受信機側に受
信ベースバンド信号とこのデータ判定後の受信データと
の差検出手段と、この差検出手段の出力と受信機信号対
雑音電力比とによる判別手段とを設けることにより、受
信信号がディジタル信号かアナログ信号かを簡単に判別
することができる効果がある。
信ベースバンド信号とこのデータ判定後の受信データと
の差検出手段と、この差検出手段の出力と受信機信号対
雑音電力比とによる判別手段とを設けることにより、受
信信号がディジタル信号かアナログ信号かを簡単に判別
することができる効果がある。
第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図は本発
明の一実施例における判別関数の特性図、第3図はディ
ジタル信号受信時の各部波形図、第4図はアナログ信号
受信時の各部波形図、第5図はディジタル変調方式とア
ナログ変調方式が混在する場合の状態を示す図である。 101……データ判定手段、102……差検出手段、103……
判別手段、 γ……受信ベースバンド信号、d……受信データ、ε…
…γ−dすなわち受信ベースバンド信号と受信データと
の差、||……差平均値、 ……差自乗平均値、S/N……受信機信号対雑音電力比、
g(S/N)……判別関数、x……判別信号。
明の一実施例における判別関数の特性図、第3図はディ
ジタル信号受信時の各部波形図、第4図はアナログ信号
受信時の各部波形図、第5図はディジタル変調方式とア
ナログ変調方式が混在する場合の状態を示す図である。 101……データ判定手段、102……差検出手段、103……
判別手段、 γ……受信ベースバンド信号、d……受信データ、ε…
…γ−dすなわち受信ベースバンド信号と受信データと
の差、||……差平均値、 ……差自乗平均値、S/N……受信機信号対雑音電力比、
g(S/N)……判別関数、x……判別信号。
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも受信ベースバンド信号を受信デ
ータの2値信号として判定するデータ判定手段を有する
ディジタル無線受信機において、前記受信ベースバンド
信号と前記受信データとの差の平均値を検出する差検出
手段と、この差検出手段の出力と受信機の信号対雑音電
力比またはその関数値とを比較して判別する判別手段と
を具備していることを特徴とするディジタル信号判別回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26792485A JPH0614645B2 (ja) | 1985-11-28 | 1985-11-28 | デイジタル信号判別回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26792485A JPH0614645B2 (ja) | 1985-11-28 | 1985-11-28 | デイジタル信号判別回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62128247A JPS62128247A (ja) | 1987-06-10 |
JPH0614645B2 true JPH0614645B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=17451502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26792485A Expired - Lifetime JPH0614645B2 (ja) | 1985-11-28 | 1985-11-28 | デイジタル信号判別回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614645B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3576880B2 (ja) | 1999-09-09 | 2004-10-13 | 日本電気株式会社 | 自動変調方式識別装置及び自動変調方式識別方法 |
JP3637871B2 (ja) | 2001-01-23 | 2005-04-13 | ヤマハ株式会社 | 変調方式判別装置及び方法、復調器及び方法、オーディオ再生装置及び方法、情報記録媒体及びプログラム |
-
1985
- 1985-11-28 JP JP26792485A patent/JPH0614645B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62128247A (ja) | 1987-06-10 |
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