JPH06146230A - 防草マットと同マットを使用する防草施工方法 - Google Patents

防草マットと同マットを使用する防草施工方法

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JPH06146230A
JPH06146230A JP29548292A JP29548292A JPH06146230A JP H06146230 A JPH06146230 A JP H06146230A JP 29548292 A JP29548292 A JP 29548292A JP 29548292 A JP29548292 A JP 29548292A JP H06146230 A JPH06146230 A JP H06146230A
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JP
Japan
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weed
mat
bitumen
preventing
proof
Prior art date
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Pending
Application number
JP29548292A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Nakamura
三生 中村
Noboru Kawai
昇 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHOWA DOBOKU KK
Toa Boshoku Co Ltd
Original Assignee
SHOWA DOBOKU KK
Toa Boshoku Co Ltd
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Publication date
Application filed by SHOWA DOBOKU KK, Toa Boshoku Co Ltd filed Critical SHOWA DOBOKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雑草類の繁殖を防止し、除草の必要がなく、
クラックの補修にもなり、雨水の侵入を防止し、草刈り
機で対応し切れない屈曲部やコーナー部分等にも適用可
能な施工の容易な防草マットと同マットを使用する防草
施工方法を提供すること。 【構成】 表層に不織布(1)、中間層にビチューメン
(2)、下層に保護フィルム(3)を有し、防草施工箇
所に保護フィルム(3)を剥離除去して使用するように
した防草マット(4)。防草施工箇所を清掃し、乳剤を
塗布若しくは省略して、上記防草マット(4)を、保護
フィルム(3)を剥離除去してビチューメン(2)の露
出面を防草施工箇所に敷設し転圧するか若しくはビチュ
ーメン(2)の露出面をバーナー等で加熱溶融させて防
草施工箇所に敷設し転圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雑草類の繁殖による景
観の悪化と繁殖した雑草類に寄生する害虫の発生等の弊
害を防止する防草マットと同マットを使用する防草施工
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】雑草類の生命力は、驚嘆に値する程強い
ものがあり、しばしば人間生活に弊害をもたらす場合が
少なくない。例えば、舗装道路の路肩やひび割れ(クラ
ックという)箇所の隙間、河川敷等の法面、市街地にお
ける電力会社の所有する送電用鉄塔の設置敷地内の土台
コンクリートの経時的変化により発生したクラックの隙
間その他、雑草類の繁殖が望ましくない箇所等では、従
来、定期的に草を刈り取ったり、除草剤を散布し、ま
た、クラックの中に樹脂を注入して雑草類の繁殖を防止
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記方法では、
雑草類の繁殖を防止することが困難であって、すぐに雑
草類が繁殖し、周囲の景観が損なわれ、虫の発生場所に
もなるので周辺住民から苦情が出され除草の必要がでて
くる。
【0004】そこで、本発明の目的は、雑草類の繁殖を
防止し、除草の必要がなく、クラックの補修にもなり、
雨水の侵入を防止し、草刈り機で対応し切れない屈曲部
やコーナー部分等にも適用可能な施工の容易な防草マッ
トと同マットを使用する防草施工方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の防草マットは、表層に不織布、中間層にビ
チューメン、下層に保護フィルムを有し、防草施工箇所
に保護フィルムを剥離除去して使用するようにしたもの
である。
【0006】また、本発明の防草施工方法は、防草施工
箇所を清掃し、乳剤を塗布若しくは省略して、表層に不
織布、中間層にビチューメン、下層に保護フィルムを有
する防草マットを、保護フィルムを剥離除去してビチュ
ーメンの露出面を防草施工箇所に敷設し転圧するか若し
くはビチューメンの露出面をバーナー等で加熱溶融させ
て防草施工箇所に敷設し転圧するものである。
【0007】
【作用】本発明の防草マットは、表層が不織布で出来て
いるため、適宜の色彩に着色可能であり、外観を良く
し、環境に馴染ませることができ、異物が付着すること
もなく、仮に付着しても容易に除去することができる。
また、ビチューメンは、防水層の役目を果たすと共に防
草マットを施工箇所に接着させるための接着剤となり、
雑草類の繁殖を防止する。保護フィルムは、施工現場で
敷設するまでの間、ビチューメンの露出面を被覆させ、
取り扱い運搬や保管を容易にする。
【0008】また、本発明の防草施工方法は、先ず、防
草施工箇所を清掃する。これは、生えている雑草類を草
刈り機等で除去し、塵埃等を除去して防草マットを接着
させ易くするためである。そして、乳剤を塗布して防草
マットの接着性を向上させるが、これは場合によっては
省略してもよい。続いて、上記防草マットを、保護フィ
ルムを剥離除去してビチューメンの露出面を防草施工箇
所に敷設し転圧するか若しくはビチューメンの露出面を
バーナー等で加熱溶融させて防草施工箇所に敷設し転圧
する。ビチューメンの露出面をバーナー等で加熱溶融さ
せているのは、施工時、ビチューメンの保形作用を柔軟
化して屈曲部や湾曲部等への密着性と接着力を向上させ
るためであるが、場合によっては省略してもよい。防草
マットを敷設し転圧するのは、防草施工箇所への防草マ
ットの接着性を向上させるためであって、これは、ロー
ラーその他適宜の手段で実施する。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係る防草マットの構造を示す
縦断面図であって、図1において、(1)は不織布、
(2)はビチューメン、(3)は保護フィルム、(4)
は防草マットを示している。
【0010】不織布(1)は、本発明における防草マッ
ト(4)の表層となるもので、耐候性と強度等の耐久性
を備えた繊維材料、例えば、ポリエステル等で構成さ
れ、施工箇所に馴染むように何種類かの色彩を施したも
のを提供し、適切な色彩のものを選択して使用する。
【0011】ビチューメン(2)は、本発明における防
草マット(4)の中間層となるもので、通常粘着性を有
する半固体状態をなし、アスファルトと同義又は類似物
であり、防水層の役目を果たすと共に施工箇所への接着
剤となり、雑草類の繁殖を防止させるものである。
【0012】保護フィルム(3)は、本発明における防
草マット(4)の下層となるもので、施工現場で敷設す
るまでの間、ビチューメンの露出面を被覆させ、取り扱
い運搬や保管を容易にするものであり、施工時の剥離を
容易とするため、適宜のフィルム、例えば、ポリプロピ
レン又はポリエステル等のフィルムが使用されている。
【0013】本発明の防草マット(4)の具体的な構成
の一例は、下記の通りである。 不織布(1) ポリエステル 100% 250g/m2 ビチューメン(2) 2000g/m2 保護フィルム(3) ポリプロピレン 100% 50g/m2 又はポリエステル100%
【0014】次に、本発明の上記防草マット(4)を使
用した防草施工方法を図2により説明する。本発明の防
草施工方法は、図2に示すように、先ず、防草施工箇所
を清掃する。これは、生えている雑草類を草刈り機等で
除去し、塵埃等を除去して防草マット(4)を接着させ
易くするためである。そして、乳剤を施工箇所に塗布し
て防草マットの接着性を向上させるが、これは場合によ
っては省略してもよい。上記乳剤は、例えば、ストレー
トアスファルト等が用いられる。続いて、上記防草マッ
ト(4)を、保護フィルム(3)を剥離除去してビチュ
ーメン(2)の露出面を防草施工箇所に敷設し転圧する
か若しくはビチューメン(2)の露出面をバーナー等で
加熱溶融させて防草施工箇所に敷設し転圧する。ビチュ
ーメン(2)の露出面をバーナー等で加熱溶融させてい
るのは、施工時、ビチューメン(2)の保形作用を柔軟
化して屈曲部や湾曲部等への密着性と接着力を向上させ
るためであるが、場合によっては省略してもよい。防草
マット(4)を敷設し転圧するのは、防草施工箇所への
防草マット(4)の接着性を向上させるためであって、
これは、ローラーその他適宜の手段で実施する。
【0015】図3の(A)(B)(C)は本発明の施工
例の断面図を示し、先ず、図3の(A)は、コンクリー
ト(5)とコンクリート又はアスファルト(6)との境
界部に防草マット(4)をL字形に屈曲させて施工した
ものである。図3の(B)は、コンクリート又はアスフ
ァルト(7)の一部に発生したクラック(8)に防草マ
ット(4)を施工したものである。図3の(C)は、道
路などのコンクリート製の側溝(9)の側壁上面に沿っ
て防草マット(4)を施工したものである。
【0016】また、図4の(A)(B)(C)は本発明
の防草マット(4)の施工例の斜視図を示しており、先
ず、(A)は河川のコンクリート製の堤防(10)の上
部と下部に発生したクラック箇所に防草マット(4)を
施工したものである。図4の(B)は、舗装道路の中央
分離帯(11)の上部と下部に発生したクラック箇所に
防草マット(4)を施工したものである。図4の(C)
は、舗装された車道(12)と歩道(13)との境界部
(14)に発生したクラック箇所に防草マット(4)を
施工したものである。この他、本発明の防草マット
(4)は、コンクリート又はアスファルトで構築された
種々の施設の境界部や防草所要箇所に全長に亘って施工
したり、或いは、クラックの発生箇所に部分的に施工す
ることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の防草マットによれば、表層が不
織布で出来ているため、適宜の色彩に着色可能であり、
外観を良くし、環境に馴染ませることができ、異物が付
着することもなく、仮に付着しても容易に除去すること
ができる。また、ビチューメンは、防水層の役目を果た
すと共に防草マットを施工箇所に接着させるための接着
剤となるもので、クラックの隙間内にも侵入させて雑草
類の繁殖を防止する。保護フィルムは、施工現場で敷設
するまでの間、ビチューメンの露出面を被覆させ、取り
扱い運搬や保管を容易にする。
【0018】また、本発明の防草施工方法によれば、施
工が簡単であり、しかも、耐久性のある素材をしている
ため、数年はメンテナンス不要となり、施工後は草刈り
の必要がなく、かつ、施工後はクラックの補修ができ、
雨水の侵入を防止できる。また、施工は農薬を使用しな
いため安全であり、かつ、施工時、騒音がなく、周辺住
民に迷惑をかけない。さらに、草刈り機で対応しきれな
い屈曲部等に対しても適用することができ、例えば、既
設の送電用鉄塔は勿論のこと、新設の送電用鉄塔にも適
用できる。また、素材がポリエステルやアスファルト等
であるため、廃棄時、焼却が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防草マットの構造を示す縦断面図
である。
【図2】本発明の防草施工方法のフローシートを示す。
【図3】(A)(B)(C)は本発明の施工例の断面図
を示す。
【図4】(A)(B)(C)は本発明の施工例の斜視図
を示す。
【符号の説明】
1 不織布 2 ビチューメン 3 保護フィルム 4 防草マット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表層に不織布、中間層にビチューメン、
    下層に保護フィルムを有し、防草施工箇所に保護フィル
    ムを剥離除去して使用することを特徴とする防草マッ
    ト。
  2. 【請求項2】 防草施工箇所を清掃し、乳剤を塗布若し
    くは省略して、表層に不織布、中間層にビチューメン、
    下層に保護フィルムを有する防草マットを、保護フィル
    ムを剥離除去してビチューメンの露出面を防草施工箇所
    に敷設し転圧するか若しくはビチューメンの露出面をバ
    ーナー等で加熱溶融させて防草施工箇所に敷設し転圧す
    ることを特徴とする防草施工方法。
JP29548292A 1992-11-05 1992-11-05 防草マットと同マットを使用する防草施工方法 Pending JPH06146230A (ja)

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JP (1) JPH06146230A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012132299A (ja) * 2010-12-02 2012-07-12 Houwasangyo Kk 雑草発生防止用アスファルトシートの敷設設備
JP2016169562A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 七王工業株式会社 防草シート及びその使用方法

Cited By (2)

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JP2012132299A (ja) * 2010-12-02 2012-07-12 Houwasangyo Kk 雑草発生防止用アスファルトシートの敷設設備
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011130