JP2914055B2 - 鳥獣害防止用防水シート及び防水工法 - Google Patents

鳥獣害防止用防水シート及び防水工法

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JP2914055B2
JP2914055B2 JP4301835A JP30183592A JP2914055B2 JP 2914055 B2 JP2914055 B2 JP 2914055B2 JP 4301835 A JP4301835 A JP 4301835A JP 30183592 A JP30183592 A JP 30183592A JP 2914055 B2 JP2914055 B2 JP 2914055B2
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  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】近来、防水シートを施工した産業
廃棄物置場において、当該防水シートの損傷に基づく公
害発生が社会問題となっている。本発明は、その損傷の
原因の一つである鳥獣害に依る防止対策を施した鳥獣害
防止用防水シート及び防水工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、産業廃棄物置場に施工するための
防水シートとして、加硫ゴムシート、塩化ビニールシー
ト、サーモプラスチックラバーシートを用いるか、また
は、遮水シートの上面にモルタルを60〜100mm程度
打設して保護層としたものを用いるか(主として屋上及
び室内用)、若しくは、図2に示すように、遮水シート
Aの上面にブロックB積みを施して保護層としたもの
(主として屋外用)が用いられていた。同図において、
Cは遮水シート法面下地、Dは遮水シート端部納りを示
す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】加硫ゴムシート、塩化
ビニールシート、サーモプラスチックラバーシートを用
いた場合、すなわち、シート露出工法の場合、シート自
体の機械的強度が弱いため、モルタル打設及びブロック
積み作業において鳥獣及び作業員がシートを歩いた際
に、その表面に外傷が付き易く、これが漏水の原因と成
っていた。
【0004】モルタル打設及びブロック積みの場合、そ
の施工が面倒であり、従って、工期が長くなるばかりで
なく、施工費用の高騰化を招いた。
【0005】本発明は、敷設場所が屋上、室内、屋外の
何れであっても、また、敷設面が水平、垂直、傾斜の何
れであっても、鳥獣害及び作業員の歩行等で傷が付かな
いような機械的強度を大幅に向上させ、かつ軽量にして
かつ工期短縮が図られ、更に経済的にも安価となる新規
な鳥獣害防止用防水シート及び防水工法の提供を図った
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、遮水シートに
対して所要の繊維材を接着一体化し、当該繊維材をラス
及び補強筋(引張力を向上させるもの)の役目をさせる
ことに依り、これに含浸塗布させたモルタルの強度を向
上させ、垂直または急傾斜な斜面に対するモルタル塗布
の可能化、モルタル塗布厚を肉薄化に基づく軽量化、工
期の短縮化、経済性の向上化を図り、依って、前記した
従来の課題を解決したものである。
【0007】
【実施例】本発明の工法は、プラスチック系不織布等モ
ルタルが含浸し易い特性を具えた繊維材を上面に積層一
体化した遮水シートを、法面下地に対して敷設し、然る
後、外傷防止用モルタルを、当該繊維材に対して含浸さ
せると共に、その含浸した繊維材料の上層に塗布膜が3
〜15mm突き出るように塗布することを特徴とする防水
工法に係るものである。
【0008】ここにおいて含浸した繊維材料の上層に塗
布膜が3〜15mm突き出させるのは、美観性、鳥獣防止
性、耐衝撃性を考慮したものである。即ち塗布膜が3mm
以下では美観性と鳥獣防止性が劣り、逆に15mm以上で
は耐衝撃性が劣るためである。
【0009】以下、上記した工法の具体的実施例につい
て詳述する。図1において、1は産業廃棄物置場等を形
成する法面下地、2は該下地1に対して敷設する遮水シ
ートであって、通常は加硫ゴム系シートが用いられる
が、これ以外に、非加硫ゴムシート、塩化ビニールシー
ト、サーモプラスチックラバー、ゴムアスファルトシー
ト、アスファルトシートを用いることもできる。
【0010】3はプラスチック系不織布等モルタルが含
浸し易い特性を具えた繊維材であって、上記遮水シート
2の上面全体に積層接着して一体化してある。なお、当
該布材の厚さは2mm程度である。
【0011】4は外傷防止用モルタルであって、上記し
た繊維材3に対して含浸させると共に、3〜15mm程度
の塗布厚が形成されるように塗布してある。このよう
に、繊維材3に対してモルタルを含浸させることに依
り、当該繊維材3はモルタルが凝結した際に、モルタル
の補強材としての役割を果たし、モルタルは曲げ及び伸
びに対する強い耐性が付与されることとなる。そして、
当該繊維材3はモルタル塗布の際、ラスの役割を果た
し、法面でもモルタル塗布が可能である。
【0012】なお、モルタルの塗布であるが、これはコ
テ、ロール刷毛、またはスプレー等に依って行う。ま
た、使用するモルタルであるが、これは一般のモルタ
ル、樹脂モルタル、ガラス繊維入りモルタル等、適宜な
もので良い。また、モルタルの代わりにポリエステルや
エポキシ樹脂を含浸させることに依り、シート面及びシ
ート接続部に草木の根が侵入できないようにし、防水性
能を確保することができる。 また、ポリエステルやエ
ポキシ樹脂を塗布含浸し、これを硬化させることに依
り、二重防水構造となり、防水性能の向上が図られる。
【0013】前記したように、遮水シート2に対し、繊
維材3を介在させることに依り、繊維材3がモルタル塗
布の際に遮水シートを保護する役目をすると共に、繊維
材3へのモルタルの含浸に依り、高強度のモルタル保護
層を設けることができたので、従来、特に遮水シート
モルタル打設及びブロック積みの際に鳥獣や作業員等に
依って外傷をうけることに起因する漏水、地下水汚染を
防止することができた。
【0014】
【発明の効果】本発明は、遮水シートに対して所要の繊
維材を接着一体化したから、遮水シートの表面を露出さ
せることなく防水シート敷設作業を行うことができるの
で、遮水シートに外傷が付きにくくなると共に、当該繊
維材をモルタルに対してラス及び補強筋としての役割を
果たさせるように成したから、強度的に極めて強化され
るばかりでなく、モルタルの使用量を著しく削減化させ
ることとなる。従って、強度的劣化を招くこと無く軽量
化目的が図られる。
【0015】更に、モルタルの塗布は、その肉薄製に基
づき、コテ塗り、ローラー刷毛塗り、スプレー吹付け等
の工法が採用でき、従って、従来のモルタルに依るも
の、及びブロック積みに依るものに比して、遮水シート
に外傷が付きにくく、また、その工期は著しく短縮化さ
れると共に、工費も極めて廉価化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防水工法の一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 法面下地 2 遮水シート 3 繊維材 4 外傷防止用モルタル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01M 29/00 B09B 1/00 E02D 3/00 102 E04D 11/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチック系不織布等モルタルが含浸し
    易い特性を具えた繊維材を上面に積層接着して一体化し
    た遮水シートの、前記繊維材の上面に外傷防止用モルタ
    ルを含浸塗布することに依り、所要の塗布厚を形成した
    ことを特徴とする鳥獣害防止用防水シート。
  2. 【請求項2】プラスチック系不織布等モルタルが含浸し
    易い特性を具えた繊維材を上面に積層接着して一体化し
    た遮水シートを、法面下地に対して敷設し、然る後、外
    傷防止用モルタルを、当該繊維材に対して含浸塗布する
    ことを特徴とする防水工法。
JP4301835A 1992-10-14 1992-10-14 鳥獣害防止用防水シート及び防水工法 Expired - Fee Related JP2914055B2 (ja)

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