JPH0614595U - 平歯車式差動装置 - Google Patents

平歯車式差動装置

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Publication number
JPH0614595U
JPH0614595U JP5778592U JP5778592U JPH0614595U JP H0614595 U JPH0614595 U JP H0614595U JP 5778592 U JP5778592 U JP 5778592U JP 5778592 U JP5778592 U JP 5778592U JP H0614595 U JPH0614595 U JP H0614595U
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JP
Japan
Prior art keywords
spur gear
case
gears
clutch
type differential
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Pending
Application number
JP5778592U
Other languages
English (en)
Inventor
普之 森下
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Publication date
Application filed by セイレイ工業株式会社 filed Critical セイレイ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 製作が容易で小型化できる平歯車式の差動装
置を提供する。 〔構成〕 回転可能なケース52からそれぞれ平歯車5
6、58を固定した二本の回転軸14、16を各々に回
転力を付与できるよう相対回転可能的に突出させ、各平
歯車56、58と噛み合う遊星平歯車64、66を相互
に噛み合わせてケース52に取り付け、ケース52を固
定することで、一方の回転軸14、16に付与された回
転力と逆の方向の回転力を他方の回転軸14、16に付
与することを特徴とする平歯車式差動装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、平歯車式差動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両の車軸等に適用される差動装置としては、傘歯車を組み合わせた傘歯車式 のものが一般的である。これは、傘歯車は正逆の回転が容易に取り出せるからで あるが、反面、傘歯車式のものには次のような欠点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
即ち、傘歯車は加工が難しく、その精度が良くないと騒音を発したりする。又 、強度アップを図ろうとしてそのサイズを大きくすると、幅のみでなく、径も大 きくなって車両の地上高さを低くしたりする。 本考案は、このような課題を解決するものであり、製作が容易で小型化できる 平歯車式の差動装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上の課題の下、本考案は、回転可能なケースからそれぞれ平歯車を固定した 二本の回転軸を各々に回転力を付与できるよう相対回転可能的に突出させ、各平 歯車と噛み合う遊星平歯車を相互に噛み合わせてケースに取り付け、ケースを固 定することで、一方の回転軸に付与された回転力と逆の方向の回転力を他方の回 転軸に付与することを特徴とする平歯車式差動装置を提供する。
【0005】
【作用】
以上の手段をとることにより、ケース内は平歯車だけの歯車構成で足りる。
【0006】
【実施例】
図1は本考案の実施例を示す車両の駆動系の縦断説明図、図2は横断説明図で あるが、駆動系上流側より伝動軸10、サイドクラッチ軸12、対向する二つの 車軸(回転軸)14、16が配置される。伝動軸10の中央には二つの歯車18 、20が固嵌され、各々の歯車18、20はサイドクラッチ軸12に遊嵌される 二つの歯車22、24にそれぞれ噛み合っている。尚、各歯車22、24にはそ れぞれクラッチ片26、28が形成されている。
【0007】 サイドクラッチ軸12には歯車22、24に対応してクラッチ体30、32が スライド自在に固嵌されており、更に、クラッチ体30、32にはクラッチ歯車 34、36が遊嵌している。尚、クラッチ歯車34、36にはクラッチ片38、 40が、クラッチ体30、32には多板ディスク42、44がそれぞれ形成され ている。更に、各クラッチ体30、32の側方には多板ディスク46、48が固 設されている。これにより、クラッチ体30、32をスライドさせると、クラッ チ歯車34、36のクラッチ片38、40は歯車22、24のクラッチ片26、 28に係脱し、クラッチ体30、32の多板ディスク42、44は固設される多 板ディスク46、48に係脱する。
【0008】 サイドクラッチ軸12の中央には歯車50が固嵌されており、この歯車50は 二つの回転軸14、16に跨がって設けられるケース52の外周に形成される歯 車54に噛み合っている。ケース52からは二つの回転軸14、16が相対回転 可能に突出しており、ケース52内において各回転軸14、16には平歯車56 、58が固嵌されている。各平歯車56、58はケース52に取り付けられる支 持軸60、62の回りを回転できる遊星平歯車64、66と噛み合っており、且 つ、各遊星平歯車64、66は相互に噛み合っている(図2)。更に、回転軸1 4、16にはそれぞれ歯車68、70が固嵌されており、各歯車68、70はク ラッチ歯車34、36と常時噛み合っている。
【0009】 以上により、クラッチ体30、32を歯車22、24側に寄せてそのクラッチ 片26、28をクラッチ歯車34、36のクラッチ片38、40に係合させると 、歯車22、24に伝えられた動力はクラッチ歯車34、36を経て回転軸14 、16の歯車68、70に伝えられ、回転軸14、16は同方向に同回転数で回 転する。尚、このとき、ケース52にもサイドクラッチ軸12に固嵌された歯車 50を経て動力が伝わるが、ケース52は回転軸14、16と相対回転可能であ るから、相対的に回転し、回転軸14、16の回転方向、回転数には影響を与え ない。
【0010】 一方、クラッチ体30、32を固設される多板ディスク46、48側に寄せて その多板ディスク42、44とこの多板ディスク46、48とを係合(圧接)さ せると、サイドクラッチ軸12及びケース52の回転は止められる。従って、こ ちら側の回転軸14は他方の回転軸16の平歯車58から遊星平歯車66、64 及びこちら側の平歯車56を経て他方の回転軸16と反対方向に同回転数で回転 する。尚、これに伴ってこちら側のクラッチ歯車34も回転するが、クラッチ体 30の上を遊転し、こちら側の回転軸14の回転を妨げない。
【0011】
【考案の効果】
以上、本考案によれば、傘歯車を使用しないで差動装置を現出できるから、安 価に製作できるとともに、精度良く製作でき、騒音を抑えることができる。又、 遊星平歯車の歯幅を広げたり、その数を増すことで強度アップを図ることができ るから、サイズがむやみに大きくならず、地上高も低くならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す車両の駆動系の縦断説明
図である。
【図2】本考案の実施例を示す車両の駆動系の横断説明
図である。
【符号の説明】
14 回転軸 16 回転軸 52 ケース 56 平歯車 58 平歯車 64 遊星平歯車 66 遊星平歯車

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能なケースからそれぞれ平歯車を
    固定した二本の回転軸を各々に回転力を付与できるよう
    相対回転可能的に突出させ、各平歯車と噛み合う遊星平
    歯車を相互に噛み合わせてケースに取り付け、ケースを
    固定することで、一方の回転軸に付与された回転力と逆
    の方向の回転力を他方の回転軸に付与することを特徴と
    する平歯車式差動装置。
JP5778592U 1992-07-24 1992-07-24 平歯車式差動装置 Pending JPH0614595U (ja)

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JP5778592U JPH0614595U (ja) 1992-07-24 1992-07-24 平歯車式差動装置

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JP5778592U JPH0614595U (ja) 1992-07-24 1992-07-24 平歯車式差動装置

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JPH0614595U true JPH0614595U (ja) 1994-02-25

Family

ID=13065542

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JP5778592U Pending JPH0614595U (ja) 1992-07-24 1992-07-24 平歯車式差動装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021518828A (ja) * 2018-04-19 2021-08-05 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies AG & Co. KG 燃焼パワートレインおよび電気パワートレインを有するハイブリッド駆動トレイン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021518828A (ja) * 2018-04-19 2021-08-05 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies AG & Co. KG 燃焼パワートレインおよび電気パワートレインを有するハイブリッド駆動トレイン

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