JPH061457U - グラブバケット - Google Patents

グラブバケット

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JPH061457U
JPH061457U JP4904392U JP4904392U JPH061457U JP H061457 U JPH061457 U JP H061457U JP 4904392 U JP4904392 U JP 4904392U JP 4904392 U JP4904392 U JP 4904392U JP H061457 U JPH061457 U JP H061457U
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JP
Japan
Prior art keywords
shell
pulley
frame
grab bucket
shells
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Pending
Application number
JP4904392U
Other languages
English (en)
Inventor
純一 阿部
Original Assignee
株式会社光栄鉄工所
新和土木海運株式会社
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Publication date
Application filed by 株式会社光栄鉄工所, 新和土木海運株式会社 filed Critical 株式会社光栄鉄工所
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Publication of JPH061457U publication Critical patent/JPH061457U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 砂利、砂の荷揚げや荷降ろし等を行うグラブ
バケットにおいて、開幅よりも口幅を広い形状とするこ
とにより、安定性を高め、容重比を小さくして操作性を
高めたグラブバケットを提供する。 【構成】 シェル1,1の口幅Lを開幅Wよりも大きく
形成し、重量に対する容量の比が略1.0であって、上
部枠5と下部枠2とを接近させて設けるとともに、下部
枠2の上面に下部滑車7を、上部枠5の下面に上部滑車
8をそれぞれ設け、これらの滑車7,8を介してシェル
1,1が開閉できるように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はグラブバケットに関し、特には砂利、砂の荷揚げや荷降ろし等を行う グラブバケットにおいて、開幅よりも口幅を広い形状とすることにより、安定性 を高め、容重比を小さくして操作性を高めたものである。
【0002】
【従来の技術】
運搬船等に積載された砂利や砂を陸揚げするにはグラブバケットが用いられる 。このグラブバケットは、荷役クレーンから吊支される揚重用のワイヤーロープ にグラブバケットを連結して吊支し、グラブバケット内に砂利等を取り込むため に、その底部が中央部で左右二つに開閉できるようになっている。
【0003】 このグラブバケットは通例ラッチアーム型と称する形式のものが用いられ、図 7及び図8に示したように、シェル21,21に4本のアーム23が軸22で回 動可能に連結されてアーム23の上端部に吊支体27が支持されるとともに、シ ェル21,21にはアーム24,24を連結し、そのアーム24,24は軸25 を介して開閉可能に連結され、更にシェル21にラッチアーム26の一端部を連 結し、軸25に回動可能に軸支して上端部に滑車30を回転自在に軸支している 。滑車30は吊支体27に軸支された滑車29との間で開閉用ワイヤーロープ3 1が捲回されている。吊支体27は揚重用ワイヤーロープ32で吊り上げられる 。
【0004】 このグラブバケットは、シェル21,21を開いた状態で砂利等に着地させ、 開閉用ワイヤーロープ31を操作してシェル21,21を閉じると、砂利等がシ ェル21,21内に掻き寄せられて収納される。そこで、揚重用ワイヤーロープ 32を操作してグラブバケットを引上げ、陸上の集積場所へグラブバケットを移 動させて開閉用ワイヤーロープ32を操作することにより、再びシェル21,2 1を開いて荷降しをする、というものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のラッチアーム型のグラブバケットでは、容重比(重量/ 容量)は2.0が限界であって、これ以上は形状的に制約が有り、軽量化を図る ことができない。また、シェルの開幅Wよりも口幅Lが小さいとともに、高さH がそれらに比べて長いので、グラブバケットの安定性が低く作業中に転倒するこ とが有る。グラブバケットが転倒すると時間あたりの作業回数が減り、作業能率 が低下する。
【0006】 さらに、シェル21,21の全開から全閉までの滑車間の距離が長いために、 開閉用ワイヤーロープ31のストロークが長く、シェル21,21の開閉作業が 緩慢で、開閉時間が長くかかる。また、砂利や砂の掴み時にアームが23,24 等が掴み物に埋もれる惧れがあり、滑車30、軸22,25等の各部が損傷する ことがある。
【0007】 そこで、本考案は上記事情に鑑み、砂利、砂の荷揚げや荷降ろし等を行うグラ ブバケットにおいて、開幅よりも口幅を広い形状とすることにより、安定性を高 め、容重比を小さくして操作性を高めたグラブバケットを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するために、第1に、シェルの口幅を開幅よりも大き く形成したグラブバケットの構成を提供する。第2に、シェルの口幅を開幅より も大きく形成するとともに、重量に対する容量の比が略1.0であるグラブバケ ットの構成を提供する。第3に、シェルの口幅を開幅よりも大きく形成するとと もに、上部枠と下部枠とを接近させて設けるとともに、下部枠の上面に下部滑車 を、上部枠の下面に上部滑車をそれぞれ設け、これらの滑車を介してシェルが開 閉できるようにしたグラブバケットの構成を提供する。そして、これらの構成を 総合して、シェルの口幅を開幅よりも大きく形成し、重量に対する容量の比が略 1.0であって、上部枠と下部枠とを接近させて設けるとともに、下部枠の上面 に下部滑車を、上部枠の下面に上部滑車をそれぞれ設け、これらの滑車を介して シェルが開閉できるようにしたグラブバケットの構成を提供する。
【0009】
【作用】
上記第1の構成の本考案によれば、作業中のグラブバケットの転倒が無くなり 、作業能率が向上する。第2の構成によれば、グラブバケットが軽量化されてオ ペレーター等の操作性が高まる。また、第3の構成によれば、短時間で能率よく シェルの開閉作業を行うことができる。更に第4の構成によれば、第1乃至第3 までの構成の特徴を総合したグラブバケットを得ることができる。
【0010】
【実施例】
以下に本考案の一実施例を図面に基づき説明する。図1は本考案にかかるグラ ブバケットの一実施例を示すシェルを閉じた状態の斜視図、図2はシェルを開い た状態の斜視図である。図に示したように、左右一対でバケットを形成するシェ ル1,1の開幅方向の両端部をそれぞれ下部枠2に主軸3,3で回転可能に軸支 し、それらのロッドアーム4,4の一方の上端部を上部枠5に回動可能に軸着し 、他方の上端部を上部枠5に固着して連結している。
【0011】 シェル1にはアーム4の基部で補助アーム6が連結され、その補助アーム6は 上部枠5に回動可能に軸着されて連結している。上部枠5の上面と下部枠2の下 面には複数のシーブからなる上部滑車7と下部滑車8が回転可能にそれぞれ軸支 固定され、これらの上部滑車7及び下部滑車8に捲回される開閉ロープを挿通し て案内をする開口部とガイドローラー9が下部枠2の上面に設けられている。上 部滑車7と下部滑車8の距離は短くてストロークが小さくしてある。下部枠2は 吊支金具10を介して揚重用ワイヤーロープに吊支される。
【0012】 シェル1の口幅方向の長さLは、開幅方向の長さWと同等又はそれ以上の長さ を有して寸法的には従来のものに比べて著しく口幅が大きいのが特徴である。し たがって、開幅に対して口幅が大きいから、安定性が高く、作業中に転倒するこ ともなく、しかも掴み量が大きい。
【0013】 そこで、シェル1,1を開くときは、支持ロープを固定し、開閉ロープを繰り 出して行くと、シェル1,1及び下部枠2は自重にて下方へ移動し、シェル1, 1が開き、口金11,11が砂利等に食い込むことができるように下方に位置し ながらシェル1,1が左右に別れる。
【0014】 また、閉じるときには、開閉ロープを引き上げると、バケットの重量及び内容 物の重量の和と均衡して、上部滑車7と下部滑車8は互いに引っ張り合う。上部 滑車7には引き下げる力が作用し、上部枠5とロッドアームを介してシェル1, 1に押し込む力を与える。また、下部滑車8に引き上げる力が作用し、シェル1 ,1及び下部枠2を上方へ移動させる。即ち、上部滑車7と下部滑車8は互いに 引き合って接近することによってシェル1,1が閉じられる。シェル1,1が閉 じられると口金11,11が密着して砂利等を漏らさないように保持する。
【0015】
【考案の効果】
以上説明した本考案を従来の同クラスのグラブバケットに比較すると、従来で は容量3m3で重量6t(容重比2.0)であったが、本考案では同じ容量3m3 で重量3t(容重比1.0)とすることができ、半分に軽量化することができる 。例えば、砂を掴むとすると、従来はバケットの容量3m3×1.6t/m3(( 砂の見掛け比重)+6t(バケットの自重)=10.8tとなるのに対して、本 考案にかかるグラブバケットでは、バケットの容量を4m3としても自重は4t とすることができるため、容量4m3×1.6t/m3((砂の見掛け比重)+4 t(バケットの自重)=10.4tとなり、従来の容量3m3のバケットと略同 一となり、巻上機の負荷率を同一と考えると、丁度1クラス上の容量の大きいバ ケットを同じ巻上機で使用することが可能となる。
【0016】 また、従来のグラブバケットに比較すると、口幅が開幅よりも大きいために転 倒しがたく、サイクルタイムのロスが少ないから、能率のよい作業ができる。更 に上部滑車を設けた上部枠と下部滑車を設けた下部枠間の距離が短いためにシェ ルの開閉に要するロープの移動距離が少なくて済むから、開閉に要する時間の短 縮が図れる。そして、下部枠の上面に滑車を設けているので、それが作業中に砂 等に埋もれることがなく、従って滑車や軸及び軸受け部分の寿命が長く維持でき る、等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるグラブバケットの一実施例を示
す斜視図。
【図2】図1のシェルを開いた状態を示す斜視図。
【図3】図1の正面図。
【図4】図3の平面図。
【図5】図3の側面図。
【図6】図3のシェルを開いた状態を示す側面図。
【図7】従来例の正面図。
【図8】図7の側面図。
【符号の説明】
1…シェル 2…下部枠 3…主軸 4…アーム 5…上部枠 7…上部滑車 8…下部滑車 L…口幅 W…開幅

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェルの口幅を開幅よりも大きく形成し
    たことを特徴とするグラブバケット。
  2. 【請求項2】 シェルの口幅を開幅よりも大きく形成す
    るとともに、重量に対する容量の比が略1.0であるこ
    とを特徴とするグラブバケット。
  3. 【請求項3】 シェルの口幅を開幅よりも大きく形成す
    るとともに、上部枠と下部枠とを接近させて設けるとと
    もに、下部枠の上面に下部滑車を、上部枠の下面に上部
    滑車をそれぞれ設け、これらの滑車を介してシェルが開
    閉できるようにしたことを特徴とするグラブバケット。
  4. 【請求項4】 シェルの口幅を開幅よりも大きく形成
    し、重量に対する容量の比が略1.0であって、上部枠
    と下部枠とを接近させて設けるとともに、下部枠の上面
    に下部滑車を、上部枠の下面に上部滑車をそれぞれ設
    け、これらの滑車を介してシェルが開閉できるようにし
    たことを特徴とするグラブバケット。
JP4904392U 1992-06-18 1992-06-18 グラブバケット Pending JPH061457U (ja)

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JP4904392U JPH061457U (ja) 1992-06-18 1992-06-18 グラブバケット

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005335834A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Koei Tekkosho:Kk 平底幅広浚渫用グラブバケット
JP2013032646A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 Minotsu Tekko Kk グラブバケット
JP2014141805A (ja) * 2013-01-23 2014-08-07 Nishimuragumi:Kk 薄層用幅広グラブバケット

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