JPH06145767A - 溶鉄中マンガンの除去方法および工業用純鉄の製造方法 - Google Patents
溶鉄中マンガンの除去方法および工業用純鉄の製造方法Info
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- JPH06145767A JPH06145767A JP29870192A JP29870192A JPH06145767A JP H06145767 A JPH06145767 A JP H06145767A JP 29870192 A JP29870192 A JP 29870192A JP 29870192 A JP29870192 A JP 29870192A JP H06145767 A JPH06145767 A JP H06145767A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶鉄中のMn濃度を0.01wt%以下にし得る溶鉄
中マンガンの除去技術を確立し、その上で鉄分濃度が9
9.9wt%以上にもなる高純度工業用純鉄を経済的に大量
生産する。 【構成】 溶鉄中に酸化鉄と酸化カルシウムを主成分と
するフラックスを添加し、1550℃以上の温度に保持して
酸化精錬することにより溶鉄中マンガンを除去する一
方、製銑, 製鋼工程を経た溶鉄中に対し、鉄鉱石および
酸化カルシウムからなるフラックスを添加し、ガス撹拌
下において1550〜1680℃の温度に保持して脱マンガン
し、その後仕上精錬する工業用純鉄の製造。
中マンガンの除去技術を確立し、その上で鉄分濃度が9
9.9wt%以上にもなる高純度工業用純鉄を経済的に大量
生産する。 【構成】 溶鉄中に酸化鉄と酸化カルシウムを主成分と
するフラックスを添加し、1550℃以上の温度に保持して
酸化精錬することにより溶鉄中マンガンを除去する一
方、製銑, 製鋼工程を経た溶鉄中に対し、鉄鉱石および
酸化カルシウムからなるフラックスを添加し、ガス撹拌
下において1550〜1680℃の温度に保持して脱マンガン
し、その後仕上精錬する工業用純鉄の製造。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Mn濃度が0.01wt%以下
の溶鉄を経済的に量産するための溶鉄中マンガンの効果
的な除去技術を確立し、これを提案することにあわせ、
この技術に基づいて高純度の工業用純鉄を製造する方法
についても提案する。
の溶鉄を経済的に量産するための溶鉄中マンガンの効果
的な除去技術を確立し、これを提案することにあわせ、
この技術に基づいて高純度の工業用純鉄を製造する方法
についても提案する。
【0002】
【従来の技術】近年、優れた加工性が要求される自動車
用表面処理鋼板、高純度ステンレス鋼および特殊鋼など
の用途において、より高純度の鋼あるいはより高い純度
の鉄に対する需要が高まっており、これらを安価にかつ
大量に溶製する技術の確立が望まれている。
用表面処理鋼板、高純度ステンレス鋼および特殊鋼など
の用途において、より高純度の鋼あるいはより高い純度
の鉄に対する需要が高まっており、これらを安価にかつ
大量に溶製する技術の確立が望まれている。
【0003】従来、鉄分の濃度が98wt%の工業用純鉄
は、転炉製錬後の粗溶鋼を真空脱ガス処理するなどの二
次精錬を行う方法によって量産されているが、現在これ
に代わるような高純度工業用純鉄を大量生産する技術は
未だ確立されていないのが実情である。とくに、Feの濃
度が99wt%以上である工業用純鉄については、Fe濃度が
98wt%の純鉄を出発材料として、さらにこれを希塩酸水
溶液中で電気分解することによって製造する方法が最も
一般的であるところ、この方法は大量生産に向かないば
かりでなく、製品が高価格なものになるという問題があ
った。
は、転炉製錬後の粗溶鋼を真空脱ガス処理するなどの二
次精錬を行う方法によって量産されているが、現在これ
に代わるような高純度工業用純鉄を大量生産する技術は
未だ確立されていないのが実情である。とくに、Feの濃
度が99wt%以上である工業用純鉄については、Fe濃度が
98wt%の純鉄を出発材料として、さらにこれを希塩酸水
溶液中で電気分解することによって製造する方法が最も
一般的であるところ、この方法は大量生産に向かないば
かりでなく、製品が高価格なものになるという問題があ
った。
【0004】これに対し、従来、Fe濃度が99wt%以上の
純鉄を、高炉−転炉法で溶製することも検討されたが、
この方法については製錬段階でのMnの酸化除去が難しい
という問題点があり、Mn濃度を0.03wt%程度にするのが
限界とされていた。
純鉄を、高炉−転炉法で溶製することも検討されたが、
この方法については製錬段階でのMnの酸化除去が難しい
という問題点があり、Mn濃度を0.03wt%程度にするのが
限界とされていた。
【0005】また、特公昭49−49088 号公報では真空脱
ガス処理技術を使って脱マンガンを行い純鉄を製造する
方法について開示しているが、この方法についても上記
方法と同様に、0.03wt%未満のMn濃度にまで低減するこ
とができない。
ガス処理技術を使って脱マンガンを行い純鉄を製造する
方法について開示しているが、この方法についても上記
方法と同様に、0.03wt%未満のMn濃度にまで低減するこ
とができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように上
記各従来技術は、99wt%Fe濃度の高純度工業用純鉄を安
価に製造することができないという基本的な問題点があ
る他、期待される量産法については、Mn濃度の低減が難
しく、ひいては高純度純鉄の製造を困難にするという問
題点があった。そこで本発明は、溶鉄中のMn濃度を0.01
wt%以下にし得るマンガンの除去技術を確立し、その上
で鉄分濃度が99.9wt%以上にもなる高純度工業用純鉄を
経済的に大量生産するプロセス技術を新たに提供するこ
とを目的とする。
記各従来技術は、99wt%Fe濃度の高純度工業用純鉄を安
価に製造することができないという基本的な問題点があ
る他、期待される量産法については、Mn濃度の低減が難
しく、ひいては高純度純鉄の製造を困難にするという問
題点があった。そこで本発明は、溶鉄中のMn濃度を0.01
wt%以下にし得るマンガンの除去技術を確立し、その上
で鉄分濃度が99.9wt%以上にもなる高純度工業用純鉄を
経済的に大量生産するプロセス技術を新たに提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上掲の本発明の目的は、
溶鉄中に酸化鉄と酸化カルシウムを主成分とするフラッ
クスを添加し、1550℃以上の温度に保持して酸化精錬す
ることを特徴とする溶鉄中マンガンの除去方法によって
実現できる。そして、このようなマンガン除去技術の確
立によって、製銑, 製鋼工程を経た溶鉄中に、製錬滓を
除去してから鉄鉱石および酸化カルシウム, またはさら
に他の溶剤を加えてなるフラックスを添加し、ガス撹拌
下において1550〜1680℃の温度に保持し、その後仕上精
錬することを特徴とする工業用純鉄の製造方法からなる
高炉−転炉大量生産プロセスを実現することができる。
溶鉄中に酸化鉄と酸化カルシウムを主成分とするフラッ
クスを添加し、1550℃以上の温度に保持して酸化精錬す
ることを特徴とする溶鉄中マンガンの除去方法によって
実現できる。そして、このようなマンガン除去技術の確
立によって、製銑, 製鋼工程を経た溶鉄中に、製錬滓を
除去してから鉄鉱石および酸化カルシウム, またはさら
に他の溶剤を加えてなるフラックスを添加し、ガス撹拌
下において1550〜1680℃の温度に保持し、その後仕上精
錬することを特徴とする工業用純鉄の製造方法からなる
高炉−転炉大量生産プロセスを実現することができる。
【0008】
【作用】本発明の第1の特徴は、1550℃以上に保持した
溶鉄中に、酸化鉄と酸化カルシウムを主成分とするフラ
ックスを添加して酸化精錬する脱マンガン技術を提案す
るところにある。この脱マンガン技術において、前記酸
化鉄は、溶鉄中のマンガンを酸化するための酸素源を供
給するものであり、配合フラックス中に占める割合は50
wt%以上、望ましくは70wt%以上を含有させることが望
ましい。この酸化鉄の供給源としては、鉄鉱石や焼結鉱
の篩下ダスト、ミルスケールなどを用いることができる
が、できるだけMnO 濃度の低い( 例えば、≦0.1 wt%)
ものを使用することが肝要である。
溶鉄中に、酸化鉄と酸化カルシウムを主成分とするフラ
ックスを添加して酸化精錬する脱マンガン技術を提案す
るところにある。この脱マンガン技術において、前記酸
化鉄は、溶鉄中のマンガンを酸化するための酸素源を供
給するものであり、配合フラックス中に占める割合は50
wt%以上、望ましくは70wt%以上を含有させることが望
ましい。この酸化鉄の供給源としては、鉄鉱石や焼結鉱
の篩下ダスト、ミルスケールなどを用いることができる
が、できるだけMnO 濃度の低い( 例えば、≦0.1 wt%)
ものを使用することが肝要である。
【0009】次に、CaOは、フラックスの滓化促進のた
めに添加されるものであり、配合フラックス中に占める
割合は50wt%未満とする。このCaO含有量が50wt%以上
になると、フラックスの融点が上昇したり生成したスラ
グ中の( FeO) 濃度を下げるので、50wt%未満とした。
なお、フラックスの滓化を促進するために、CaF2やNaF
などを、上記の鉄鉱石や酸化カルシウムに加えて添加し
てもよい。
めに添加されるものであり、配合フラックス中に占める
割合は50wt%未満とする。このCaO含有量が50wt%以上
になると、フラックスの融点が上昇したり生成したスラ
グ中の( FeO) 濃度を下げるので、50wt%未満とした。
なお、フラックスの滓化を促進するために、CaF2やNaF
などを、上記の鉄鉱石や酸化カルシウムに加えて添加し
てもよい。
【0010】上記の配合にかかるフラックスを溶鉄中に
添加した際に生成する溶融スラグ中の(T.Fe)濃度は、
40wt%以上となるようにすることが好適であり、より望
ましくは60wt%以上となるようにすると、溶鉄のマンガ
ン除去率を著しく向上させることができる。
添加した際に生成する溶融スラグ中の(T.Fe)濃度は、
40wt%以上となるようにすることが好適であり、より望
ましくは60wt%以上となるようにすると、溶鉄のマンガ
ン除去率を著しく向上させることができる。
【0011】次に、脱マンガンには、前記溶鉄の温度,
すなわち反応温度は低いほうが熱力学的には望ましいと
いえる。しかし、この溶鉄温度があまりに低いとフラッ
クスの滓化が遅れ、十分な溶融スラグ層を形成させるこ
とができなくなる。このことから、溶鉄温度は1550℃以
上とする。一方、この溶鉄温度をあまりに高くすると、
耐火物の溶損が著しく増加するので、1680℃以下とする
ことが好ましい。
すなわち反応温度は低いほうが熱力学的には望ましいと
いえる。しかし、この溶鉄温度があまりに低いとフラッ
クスの滓化が遅れ、十分な溶融スラグ層を形成させるこ
とができなくなる。このことから、溶鉄温度は1550℃以
上とする。一方、この溶鉄温度をあまりに高くすると、
耐火物の溶損が著しく増加するので、1680℃以下とする
ことが好ましい。
【0012】
実施例1 この実施例は、本発明に基づく溶鉄中マンガンの除去効
果を確認するために行ったものの報告である。この実験
では、50kg高周波誘導溶解炉で、表1に示す化学組成の
母材を溶解し、炉内を1580±30℃の温度に保持し、表2
に示す化学成分の鉄鉱石粉70〜80wt%と20〜30wt%のCa
O粉とからなるフラックスを添加した。フラックスの投
入方法は、鉄鉱石とカルシアとを予め混合し、その混合
物を一括して上から直接投入して添加する方法、ならび
に、フラックス粉を湯面に吹き付ける方法の2通りにつ
いて実験を行った。なお、フラックスを一括添加する前
者の方法では、フラックスが溶融して生成するスラグと
溶鉄との反応を促進するために、溶鉄中にはArガスを吹
き込んで撹拌を施した。この実験の結果を表3に示す。
この表3に示す実験No.1〜4 は本発明に基づく実施例で
あり、実験No.5は比較例を示す。本発明法に従うCaO−
酸化鉄系のフラックスで溶鉄を処理したものでは、従来
法で処理したものに比べ著しく低い到達Mn濃度が得られ
ることが明らかとなった。
果を確認するために行ったものの報告である。この実験
では、50kg高周波誘導溶解炉で、表1に示す化学組成の
母材を溶解し、炉内を1580±30℃の温度に保持し、表2
に示す化学成分の鉄鉱石粉70〜80wt%と20〜30wt%のCa
O粉とからなるフラックスを添加した。フラックスの投
入方法は、鉄鉱石とカルシアとを予め混合し、その混合
物を一括して上から直接投入して添加する方法、ならび
に、フラックス粉を湯面に吹き付ける方法の2通りにつ
いて実験を行った。なお、フラックスを一括添加する前
者の方法では、フラックスが溶融して生成するスラグと
溶鉄との反応を促進するために、溶鉄中にはArガスを吹
き込んで撹拌を施した。この実験の結果を表3に示す。
この表3に示す実験No.1〜4 は本発明に基づく実施例で
あり、実験No.5は比較例を示す。本発明法に従うCaO−
酸化鉄系のフラックスで溶鉄を処理したものでは、従来
法で処理したものに比べ著しく低い到達Mn濃度が得られ
ることが明らかとなった。
【0013】実施例2 この実施例は、本発明法に従う上記脱マンガン処理技術
に基づいて、高炉−転炉大量生産プロセスにて純度が9
9.9wt%Feの工業用純鉄を製造した際の実験報告であ
る。この実験では、高炉鋳床で脱珪処理し、トピードカ
ー内で脱燐, 脱硫処理を行った予備処理溶銑 290tを除
滓した後、転炉内に装入した。この溶銑の成分組成は、
C/4.25wt%, Si/tr. , Mn/0.18wt%, P/0.026 wt
%, S/0.002 wt%であった。次に、上記溶銑を転炉精
錬し、C/0.025wt %, Si/tr. , Mn/0.047wt %, P
/0.003 wt%, S/0.0027wt%の溶鋼を得た。出鋼時の
溶鋼温度は1680℃であった。次に、出鋼に当たって流出
した転炉スラグを除滓し、引き続きCaO粉30wt%−鉄鉱
石粉70wt%の組成になる合成フラックスを取鍋内溶鋼中
に 2.5トン添加し取鍋底部のポーラスプラグからはArガ
スを100 Nl/min吹き込んで撹拌しつつ30分間保持して酸
化精錬を行った。なお、この脱マンガン処理工程ではフ
ラックスの滓化を促進するため、溶鋼の温度は1580〜16
10℃の範囲内に保持した。とくに、この溶鋼温度が低下
するような場合には、必要に応じて溶鋼を加熱した。そ
の後、フラックスによるマンガン除去のための精錬終了
後、上吹き酸素と粉体上吹きの可能なランスを有するR
H脱ガス装置内に脱マンガン滓を除滓した溶鋼を装入
し、この装置にて約50分間、脱C処理, 脱硫および脱酸
処理を行った。このRH脱ガス処理終了後の溶鋼の成分
は、C/0.0012wt%, Si/0.001 wt%,Mn/0.0031wt%,
P/0.003 wt%, S/0.0010wt%, Al/0.008 wt%,
O/0.0080wt%, N/0.0018wt%であった。この溶鋼を
鋳造, 圧延し、直径55mmの丸棒を得た。この丸棒につい
て、その化学成分を詳細に分析し、上記成分以外の成分
についても調べた結果、このFe濃度は99.9%以上の純度
を有する工業用純鉄であることが判った。
に基づいて、高炉−転炉大量生産プロセスにて純度が9
9.9wt%Feの工業用純鉄を製造した際の実験報告であ
る。この実験では、高炉鋳床で脱珪処理し、トピードカ
ー内で脱燐, 脱硫処理を行った予備処理溶銑 290tを除
滓した後、転炉内に装入した。この溶銑の成分組成は、
C/4.25wt%, Si/tr. , Mn/0.18wt%, P/0.026 wt
%, S/0.002 wt%であった。次に、上記溶銑を転炉精
錬し、C/0.025wt %, Si/tr. , Mn/0.047wt %, P
/0.003 wt%, S/0.0027wt%の溶鋼を得た。出鋼時の
溶鋼温度は1680℃であった。次に、出鋼に当たって流出
した転炉スラグを除滓し、引き続きCaO粉30wt%−鉄鉱
石粉70wt%の組成になる合成フラックスを取鍋内溶鋼中
に 2.5トン添加し取鍋底部のポーラスプラグからはArガ
スを100 Nl/min吹き込んで撹拌しつつ30分間保持して酸
化精錬を行った。なお、この脱マンガン処理工程ではフ
ラックスの滓化を促進するため、溶鋼の温度は1580〜16
10℃の範囲内に保持した。とくに、この溶鋼温度が低下
するような場合には、必要に応じて溶鋼を加熱した。そ
の後、フラックスによるマンガン除去のための精錬終了
後、上吹き酸素と粉体上吹きの可能なランスを有するR
H脱ガス装置内に脱マンガン滓を除滓した溶鋼を装入
し、この装置にて約50分間、脱C処理, 脱硫および脱酸
処理を行った。このRH脱ガス処理終了後の溶鋼の成分
は、C/0.0012wt%, Si/0.001 wt%,Mn/0.0031wt%,
P/0.003 wt%, S/0.0010wt%, Al/0.008 wt%,
O/0.0080wt%, N/0.0018wt%であった。この溶鋼を
鋳造, 圧延し、直径55mmの丸棒を得た。この丸棒につい
て、その化学成分を詳細に分析し、上記成分以外の成分
についても調べた結果、このFe濃度は99.9%以上の純度
を有する工業用純鉄であることが判った。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】
【表3】
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、溶
鉄の効果的な脱マンガンを行うことができ、また、この
ような脱マンガン処理技術の確立によって、高純度(Fe
≧99.9wt%) の工業用純鉄を安価にかつ大量生産するこ
とが可能となった。
鉄の効果的な脱マンガンを行うことができ、また、この
ような脱マンガン処理技術の確立によって、高純度(Fe
≧99.9wt%) の工業用純鉄を安価にかつ大量生産するこ
とが可能となった。
Claims (2)
- 【請求項1】 溶鉄中に酸化鉄と酸化カルシウムを主成
分とするフラックスを添加し、1550℃以上の温度に保持
して酸化精錬することを特徴とする溶鉄中マンガンの除
去方法。 - 【請求項2】 製銑, 製鋼工程を経た溶鉄中に、製錬滓
を除去してから鉄鉱石および酸化カルシウム, またはさ
らに他の溶剤を加えてなるフラックスを添加し、ガス撹
拌下において1550〜1680℃の温度に保持し、その後仕上
げ精錬することを特徴とする工業用純鉄の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29870192A JPH06145767A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 溶鉄中マンガンの除去方法および工業用純鉄の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29870192A JPH06145767A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 溶鉄中マンガンの除去方法および工業用純鉄の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06145767A true JPH06145767A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=17863169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29870192A Pending JPH06145767A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 溶鉄中マンガンの除去方法および工業用純鉄の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06145767A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113174462A (zh) * | 2021-04-21 | 2021-07-27 | 宝钢湛江钢铁有限公司 | 一种转炉双渣法冶炼电磁纯铁的方法 |
CN115181829A (zh) * | 2022-07-29 | 2022-10-14 | 鞍钢股份有限公司 | 一种转炉冶炼控锰的生产方法 |
-
1992
- 1992-11-09 JP JP29870192A patent/JPH06145767A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113174462A (zh) * | 2021-04-21 | 2021-07-27 | 宝钢湛江钢铁有限公司 | 一种转炉双渣法冶炼电磁纯铁的方法 |
CN115181829A (zh) * | 2022-07-29 | 2022-10-14 | 鞍钢股份有限公司 | 一种转炉冶炼控锰的生产方法 |
CN115181829B (zh) * | 2022-07-29 | 2023-10-20 | 鞍钢股份有限公司 | 一种转炉冶炼控锰的生产方法 |
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