JPH06145339A - ペルフルオロポリオキシアルキレンに含まれる非官能性、単官能性および二官能性種の相互分離方法 - Google Patents

ペルフルオロポリオキシアルキレンに含まれる非官能性、単官能性および二官能性種の相互分離方法

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JPH06145339A
JPH06145339A JP4307509A JP30750992A JPH06145339A JP H06145339 A JPH06145339 A JP H06145339A JP 4307509 A JP4307509 A JP 4307509A JP 30750992 A JP30750992 A JP 30750992A JP H06145339 A JPH06145339 A JP H06145339A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 単官能性種を含まない二官能性ペルフルオロ
ポリオキシアルキレン(すなわち、両末端基が水酸基お
よび/またはアミノ基からなる)を製造する方法を提供
する。 【構成】 X−O−Rf−Y [式中、Rf=数平均分子量が約500〜約10,00
0のペルフルオロポリオキシアルキレン鎖で(CF2
2 O)、(CF2 O)、(CF2 CF2 CF2 O)の
単位からなり、X,Yは官能性基または非官能性基]の
ペルフルオロポリオキシアルキレン(P)を、下記工程
を含むクロマトグラフィにかけ精製する。 a)Pを吸着可能な固定相を製造し、 b)最少量の非極性フッ素化溶剤(A)に溶解したPを
固定相に吸着させ、 c)Aにより、Pを溶離させ、 d)Aの極性溶剤に対する体積比が約9〜1である混合
物によりPを溶離させ、 e)カラムを純粋なAで洗浄すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、一般式 X−O−Rf−Y (I) [式中、Rf=数平均分子量が約500〜約10,00
0のペルフルオロポリオキシアルキレン鎖であって、該
鎖に沿って統計的に配列した式(CF2 CF2 O)、
(CF2 O)、(CF2 CF2 CF2 O)の一つ以上の
ペルフルオロオキシアルキレン単位からなるものであ
り、X、Yは、同一であるか、または異なるものであっ
て、式−CF2 −CH2 O(CH2 CH2 O)s H、−
CF2 −CF2 CH2 O(CH2 CH2 O)s H、−C
2 CH2 NH2 の官能性基、または式−CF2 CF2
CF3 、−CF2 CF2 Cl、−CF2 CF3 、CF2
Cl、−CF3 、−CFCl2 、CF2 Br、−CFB
2 の非官能性基であり、s=0〜2の、両端を含む数
であり、Xおよび/またはYは前記高分子の一部におい
て−CF2 −CH2 O(CH2 CH2 O)s Hおよび/
または−CF2 CF2 CH2 O(CH2 CH2 O)s
および/または−CF2 CH2 NH2 基である。]の高
分子からなるか、またはその高分子を含むペルフルオロ
ポリオキシアルキレンを非官能性、単官能性および二官
能性種に分離する方法に関する。
【0002】特に、上記式(I)において、ペルフルオ
ロポリオキシアルキレン鎖Rfは、下記の構造 (1)−(CF2 CF2 O)n (CF2 O)m − (こ
こでn/mの比は0.2〜1.5である) (2)−(CF2 CF2 CF2 O)p − (3)−(CF2 CF2 O)n − (式中、n、m、pは、0〜100の、両端を含む数で
あり、それらの合計は、Rfの(数)平均分子量が約5
00から約10,000、好ましくは約2,000から
約4,000の範囲であり、分子量分布が1.5〜2.
5の範囲になる様な数である)の一つを有することがで
きる。Rf鎖中には、少量の、式−(CF2 −CF2
CF2 CF2 O)−のモノマー単位も存在できる。
【0003】式(I)のペルフルオロポリオキシアルキ
レンは、非官能性末端基を有するもの、および官能性末
端基(−CF2 CF2 CH2 O(CH2 CH2 O)
s H、−CF2 CH2 O(CH2 CH2 O)s H、−C
2 CH2 NH2 )を有するものの両方が当該技術分野
で公知である。それらの製造は、例えば米国特許第3,
766,251号、第3,810,874号およびヨー
ロッパ特許出願第148,482号に記載されている。
一般に、その様なペルフルオロポリオキシアルキレン
は、上記の官能基からなる1つの、または両末端基を有
する高分子の混合物(少量の、非官能性の両末端基を有
する高分子を含む)の形で入手できる。
【0004】官能基の存在により、その様な高分子は、
潤滑剤、界面活性剤および腐食防止剤としての用途以外
に、幾つかの反応、例えば重縮合反応におけるマクロモ
ノマーとして使用できる。しかし、従来の方法、例えば
蒸留によって非官能性、単官能性および二官能性高分子
を互いに分離するのが困難であるために、様々な反応ま
たは用途において常にその様な種の混合物しか使用でき
ない。
【0005】特に、良く知られている様に、重縮合反応
において、ペルフルオロポリオキシアルキレン混合物中
に単官能性種が存在するために重合体鎖の確率的中断(s
tochastic interruption) が起こる。これは、得られる
重合体が、特に高分子量を得る上で、再現性のない、い
ずれにしても最適ではない特性を示すので、実用上の観
点からは著しい欠点である。
【0006】例えば、商業的にフォムブリン(Fomblin)
Zとして知られる、CF2 OおよびCF2 CF2 O単位
を含むペルフルオロポリオキシアルキレンから得られ
る、末端水酸基を含むペルフルオロポリオキシアルキレ
ンは、約90〜95%の二官能性種を含み、残りの種は
単官能性または非官能性ペルフルオロポリオキシアルキ
レンからなる。
【0007】そこで、本発明の目的は、単官能性種を含
まない二官能性ペルフルオロポリオキシアルキレン(す
なわち、両末端基が水酸基および/またはアミノ基から
なる)を製造する方法を提供することである。本発明者
は、後述の方法により行うカラムクロマトグラフィーに
より、式(I)のペルフルオロポリオキシアルキレンを
形成する非官能性、単官能性および二官能性高分子の種
の一つ以上を互いに分離すること、またはその様なペル
フルオロポリオキシアルキレン中の、上記の種の少なく
とも一つの濃度を高めることができることを発見した。
【0008】カラムクロマトグラフィーとは、ここで
は、混合物の2つ以上の成分を互いに分離するための、
その様な混合物中に含まれる物質を可動相を使用して固
定相中を搬送することからなる公知の方法を意味する。
この方法において、個々の物質は、混合物、可動相およ
び固定相の間で生じる相互作用により、固定相中におい
て減速する。この減速は選択的であり、したがって、適
切な可動および固定相の系により、この減速度が試料の
各成分について異なるものとなる。この方法に関して
は、 スナイダーL.R.−「吸着クロマトグラフィーの原
理」、1968、マーセルデッカー キャシディーH.G.−「クロマトグラフィーの基礎」
1957、インターサイエンス出版 を参照することができる。
【0009】クロマトグラフィーにより式(I)のペル
フルオロポリオキシアルキレンを構成する様々な種を分
離する、および/または濃縮するために使用する方法
は、下記の順序で行われる工程から成る。 a)式(I)のペルフルオロポリオキシアルキレンの末
端水酸基との結合、または極性型の相互作用、あるいは
水素結合を形成することができる活性部位および/また
は基を含む化合物からなる固相を、非極性フッ素化溶剤
で処理することにより、固定相を製造すること。この処
理では、固相を該溶剤で湿らすか、または該溶剤に浸す
が、この処理は、すでにクロマトグラフィーのカラム中
にある固相に対して行うか、あるいは別に行い、続いて
処理した固相をカラム中に導入することもできる。その
様な処理には、クロマトグラフィーカラムの体積の2倍
の体積の溶剤を使用するのが好ましいが、それが必要と
いうわけではない。固定相は、活性部位または基とし
て、シリカの場合はシラノール基によって表される遊離
の水酸基を含むか、またはアルミナの場合の様に、固相
表面の外側に向けて正の静電界を発生することができる
のが好ましい。固定相として好ましい化合物の例は、シ
リカゲル、活性アルミナ、酸化マグネシウム、ケイ酸ア
ルミニウムおよびケイ酸マグネシウム、例えばフォリシ
ル(Forisil)である。好ましくは、その様な化合物の細
孔の平均直径は200オングストローム未満である。 b)最少量の上記非極性フッ素化溶剤に溶解させたペル
フルオロポリオキシアルキレンの溶液をカラム上部に供
給することにより、ペルフルオロポリオキシアルキレン
を固定相に吸着させること、 c)カラム上部に上記非極性溶剤を供給することによ
り、吸着させたペルフルオロポリオキシアルキレンを溶
離させること、 d)さらに、上記非極性溶剤および極性溶剤の、前者の
後者に対する体積比が好ましくは約9/1〜約1/1で
ある混合物をカラム上部に供給することによりペルフル
オロポリオキシアルキレンを溶離させること、 e)固定相を含むカラムを純粋な非極性溶剤で洗浄する
こと、および所望により f)固定相に、前記工程(c)〜(f)にしたがってク
ロマトグラフィー分析すべき他のペルフルオロポリオキ
シアルキレン試料を再装填すること。
【0010】この様に、本発明の目的は、式(I)のペ
ルフルオロポリオキシアルキレンを構成する非官能性、
単官能性および二官能性高分子の種を互いに分離する方
法であって、前記ペルフルオロポリオキシアルキレンを
上記の条件下でカラムクロマトグラフィー処理に付すこ
とからなる方法である。
【0011】上記の工程(a)〜(d)のすべてに使用
するのに好適な非極性フッ素化溶剤は、eluotropic強度
ε<0.05(シリカに関して)を有し、式(I)のペ
ルフルオロポリオキシアルキレンを溶剤1リットルあた
り少なくとも20gの量で溶解させることができるすべ
てのフッ素含有有機溶剤である。デリフレン(Delifren
e)113 (1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフ
ルオロエタン)が非極性溶剤として使用するのに好まし
い。
【0012】極性溶剤としては、上記の非極性溶剤と混
合し得る、酸性または塩基性機能を備えていてもよい、
シリカの場合のeluotropic強度がε>0.30、好まし
くは>0.4であるすべての有機溶剤を使用することが
できる。極性溶剤としては、例えばアルコール、ケト
ン、カルボン酸、ニトリル、アミド、エステル、アルキ
ルスルホキシドを使用できる。その例としては、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、酢酸、酢酸メチルま
たはエチル、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、
アセトン、メチルエチルケトン、ジメチルスルホキシド
が挙げられる。
【0013】固定相に関して、粒子径はプロセス効率に
とって重要な要素ではない。一般的に、使用する粒子径
は、クロマトグラフィーに使用する製品の代表的な粒子
径でよい。様々な種類の使用可能な固定相の中で、必要
という訳ではないが好ましくは中性の、アルミナ、特に
150メッシュ、58オングストロームのアルミナ、な
らびに70〜230メッシュ、60オングストロームお
よび100オングストロームのシリカゲル、および23
0〜400メッシュ、60オングストロームのシリカゲ
ルが特に効果的である。
【0014】上記の工程(a)〜(d)により、試料を
構成する単官能性および二官能性種から非官能性種を分
離することができる。特に、工程(c)は非官能性種を
少量の単官能性種と共に分離することができ、工程
(d)は最初に試料中に存在していた単官能性および二
官能性種の混合物をカラムから完全に分離することがで
きる。また、二官能性種から単官能性種を実質的に分離
するには、上記の工程(a)の前に、以下(A)と呼ぶ
別の工程を行う必要があるが、この工程は、固定相を、
その使用の前に、非極性フッ素化溶剤および極性溶剤
の、eluotropic強度εがシリカについて少なくとも0.
2である混合物で処理することからなる。この処理で
は、固定相を該溶剤混合物中に分散させ、次いでその様
にして得た分散物でクロマトグラフィーカラムを充填す
る。この処理は、好ましくは溶剤混合物を、固定相をす
でに含むカラムの中に導入することによって行う。好ま
しくは、ただし必要というわけではないが、該工程
(A)を、溶剤混合物と固定相との間の体積比3/1〜
5/1で行う。
【0015】固定相を分離工程で使用する前に、該固定
相を(特に、その固定相が市場から直接購入した場合
は)アルコール(メタノール、エタノール、等)で洗浄
し、市販製品には常に含まれる不純物(界面活性剤、乳
化剤)を除去する。その様な作業は、常に厳密に必要と
いうわけではないが、クロマトグラフィーカラムまたは
他の容器中で行うことができる。該洗浄の後、固定相は
通常100〜150℃の温度で乾燥させる。
【0016】前に説明した様に、工程(A)において、
溶剤混合物中の極性溶剤と非極性溶剤の比は、その混合
物が少なくとも0.2に等しいeluotropic強度εを示す
様にすべきである。好ましくは、ε値は0.3〜0.6
である。ε値の測定には、L.スナイダー(上記引用文
献中、付録III)によって提案された簡略化された方法が
使用されている。
【0017】固定相を非極性フッ素化溶剤で洗浄する工
程(a)の目的は、固定相を濡らすこと、ならびに工程
(a)の前に工程(A)を行う場合、カラム中に存在す
る過剰の極性溶剤を除去することである。この工程で使
用する非極性溶剤の量は重要ではなく、カラム寸法およ
び固定相の熟成度(先行する分離工程による)に応じ
て、工程(A)−この工程が行われた場合−で使用した
溶剤混合物の体積の2〜5倍でよい。
【0018】工程(A)および(c)の組合わせは、他
のすべての種から二官能性種を少なくとも部分的に分離
することを目的としている場合、この分離方法を成功さ
せる上で最も重要である。その様な場合、工程(c)に
より、官能価が低いペルフルオロポリオキシアルキレン
(非官能性および単官能性種)を実質的に溶離させるこ
とができる。この場合、最も一般的な商業的重合体製品
において、実質的に単一モードの溶離ピークが、最高1
〜1.5リットルの溶離した非極性溶剤と共に得られ
る。該溶離ピークの終了に相当する量以外に、非極性溶
剤を加えてもそれ以上の量の重合体は分離されない。
【0019】最後に、工程(d)において、二官能性種
としての重合体の全量またはほとんど全量が溶離する。
例えば、総量中に10〜15%の非官能性および単官能
性種を含むペルフルオロポリオキシアルキレン試料で
は、工程(d)により、80〜90%の重合体を二官能
性種として除去できる。工程(A)を行わないと、二官
能性種の分離はほとんどゼロ(重合体の2%未満)であ
り、それに続く、より極性の高い溶剤を使用するどの溶
離においても、重合体中に存在する単官能性および二官
能性種が同時に溶離する。
【0020】各溶離画分における非官能性、二官能性お
よび単官能性種の含有量は、使用する極性溶剤の種類に
よって異なる。例えば、デリフレン113と酢酸エチル
の混合物(体積で9/1〜1/1)を使用することによ
り、100%までの二官能性種を含む最終画分を分離す
ることができる。
【0021】二官能性モノマーの分離工程では、溶離混
合物中の、好ましくは約9/1〜1/1のフッ素化非極
性溶剤/極性溶剤の体積比が、純粋な極性溶剤の最小ε
値により、広い範囲で変動し得る。この工程では、使用
する極性溶剤および/または非極性溶剤は、工程(A)
および(a)で使用する溶剤と異なっていてもよい。し
かし、経済性の理由から、好ましくは上記2つの工程で
同じ溶剤を使用すべきである。
【0022】工程(e)において、固定相を非極性フッ
素化溶剤で洗浄することにより回復させ、該相を他の重
合体試料で工程(b)〜(d)により新たなクロマトグ
ラフィー分離作業に即使用できる様にする。溶離工程
(c)および(d)において、非極性溶剤および/また
は非極性溶剤と極性溶剤の混合物はどの様な量およびバ
ッチ様式でもクロマトグラフィーカラム中に加えること
ができる。本発明の方法により、幾つかの連続分離サイ
クルを、分離効率が変ることなく、実行することができ
る。
【0023】本発明者は、250gの固定相に対して、
全体で1,500gを超える重合体に対して、2または
3回毎に、連続する装填重量を数単位%だけ減少させる
ことだけを注意して、30連続サイクルまでの実験を行
った。このことから、本発明の方法は、商業規模の用途
に非常に有望である。
【0024】本発明の方法は、大気圧以上の圧力下で実
行できる。大気圧より高い圧力下で操作する場合、得ら
れる結果は定性的には大気圧で得られる結果と類似して
いるが、操業時間がかなり短縮されるという利点が得ら
れる。本方法は、室温またはそれより高い、または低い
温度で実行することができる。室温または室温より低い
温度が好ましい。
【0025】本方法は、同じ高分子中に水酸基またはア
ミン性官能基を含むペルフルオロポリオキシアルキレ
ン、またはそれぞれ水酸基およびアミン性官能基を有す
るペルフルオロポリオキシアルキレンの混合物のクロマ
トグラフィーに適用できる。以下に、本発明の目的を説
明する幾つかの実施例を示すが、かかる実施例は本発明
を制限するものではない。大気圧下で、またはより高い
圧力下でこの実施例を実行するための操作方法を以下に
示す。
【0026】(a)大気圧下におけるクロマトグラフィ
フッ素化した試料(固定相に対して計算して約10重量
%)を最少量の非極性フッ素化溶剤に溶解させ、カラム
上部に充填し、吸着させる。最初に、固定相を形成する
材料の少量中に試料を分散させ、次いでその分散物をカ
ラム上部で固定相に加えることもできる。試料は非極性
フッ素化溶剤(例えば1,000〜2,000ml/10
g重合体)で溶離させ、それによって非官能性重合体ま
たは少量の官能性種を含む重合体からなる最初の画分を
得る。この段階では非極性溶剤をさらに加えても第二の
画分は得られず、その第二の画分を溶離させるには、極
性を、およびその結果、可動相のeluotropic強度を変え
る(増加させる)必要がある。固定相に工程(A)を行
っており、10〜20%の非官能性および単官能性種を
含む試料から出発し、したがって9部の非極性溶剤およ
び1部の有機極性溶剤の混合物で溶離させる場合、主画
分が回収される(重合体10gあたり約500〜1,0
00mlのその様な溶剤混合物を使用して、出発試料に対
して70〜85重量%)。数%の、非常に高い官能価を
有する低分子量重合体からなる最終画分は、非極性溶剤
および極性溶剤の等体積混合物(500ml)により、投
入した試料に対して計算して約96〜98%の総回収量
に達するまで溶離させる。
【0027】添付の図1は、約800gのシリカゲル7
0〜230メッシュでクロマトグラフィーにかけた、R
fが構造(1)を有し、n/mが約1に等しく、a=0
である、水酸基官能性および式(I)を有し、平均分子
量(M.W.)が約2,000で、5%の単官能性高分
子および95%の二官能性高分子からなる、80gのペ
ルフルオロポリオキシアルキレン試料に行った試験に関
する、溶離した溶剤体積の関数としての重合体溶離帯の
プロファイルを示す。溶離帯のプロファイルは、驚くべ
きことに最初の10〜15%の重合体が溶離した後、中
断または少なくとも非常に著しい低下を示すことが分か
る。これは、単官能性鎖の濃度が高い画分に相当する。
さらに、驚くべきことに、カラム中の重合体が溶離した
後、そのカラムを非極性溶剤(約2体積)で繰り返し洗
浄することにより該カラムは再生し、再度同じ量の重合
体を装填できることが分かった。この場合、上限は分か
っていないが、少なくとも30回の完全サイクルに対し
てカラムの効率が変わらないことが観察されている。こ
の最後に述べた結果は、まったく驚くべきことで、予期
せぬことであった。というのは、従来のクロマトグラフ
ィー法では、一般的に極性の低い溶剤からより極性の高
い溶剤を通過させることは可能であるが、床特性を実質
的に変えずにその逆を行うことは不可能だからである。
【0028】(b)加圧下のクロマトグラフィー 使用する装置およびその寸法に応じて、1気圧から数十
気圧の過剰圧力下で実行することができる。ここに説明
する試験は外径45mm(内径40mm)、長さ700mmの
ガラスカラムを使用し、約1気圧の過剰圧力下で行っ
た。固定相としては、工程(A)を行った、粒子径の小
さい(230〜400メッシュ、60オングストロー
ム)の粒状シリカゲルを使用した。試験により、この種
の固定相により、加えた圧力により溶離物質の約5cm/
分の流出速度が可能である場合に最高の効率および分解
能が得られることが分かった。これらの条件下で、上記
の(a)で使用した同じペルフルオロポリオキシアルキ
レンからなるフッ素化試料(シリカに対して35重量%
の量で装填)を吸着させ、大気圧下クロマトグラフィー
について上記した条件と極めて類似した条件により加圧
下で溶離させた。定性的な結果が等しい条件での最適操
作条件は次の通りである。 シリカ Smax. P(大気圧) 100 g 10 g 1.5 〜2 l 8時間 P(1気圧の過剰圧) 100 g 30〜35 g 2 〜2.5 l <1時間 Smax.=各サイクルで処理できる重合体の最大量 V=総溶離体積 t=各操作の合計時間
【0029】実施例1 極性度εab=0.58を有するメタノール/デリフレ
ン113混合物500mlを含む、直径25mm、高さ60
0mmのカラム中に100gのシリカゲル(70〜230
メッシュ、60オングストローム)を導入し、続いて
1,500mlのデリフレン113で洗浄することによ
り、固定相を調製した。このカラム中で、Rfが構造
(1)を有し、平均M.W.=2,200、n/m=
0.7、s=0で、95重量%の二官能性種、5重量%
の単官能性種および0重量%の非官能性種からなり、5
mlのデリフレン113で希釈した、水酸基官能性を有す
る式(I)のペルフルオロポリオキシアルキレン10g
を吸着させた。上記(a)(大気圧における試験)に記
載する方法で操作することにより、室温で1.5時間
で、下記の特性を有する、7.4重量%に相当する出発
重合体の画分を含むデリフレン113の最初の500ml
を溶離させた。 S1:M.W.=3,750、二官能性種含有量=16
%。 83重量%に相当する第二画分(S2)は、デリフレン
113/メタノールの体積で9/1の混合物(500m
l)で1.5時間以内に溶離したが、この画分の特性は
下記の通りである。 S2:M.W.=2,300、二官能性種含有量=9
9.8%。 5重量%に相当する最終画分(S3)は、デリフレン1
13/メタノールの体積で1/1の混合物(500ml)
で1.5時間以内に溶離したが、この画分の特性は下記
の通りである。 S3:M.W.=2,000、二官能性種含有量=9
9.9%。
【0030】実施例2 実施例1と同様にして、Rfが構造(1)を有し、n/
m=1.1、s=0、平均M.W.=3,400で、9
6重量%の二官能性種、4重量%の単官能性種からな
る、水酸基官能性を有する式(I)のペルフルオロポリ
オキシアルキレン10gを処理した。最終的に、下記の
画分、U1、U2、U3が分離された(2リットルの溶
剤:デリフレン113+メタノールを全体に使用し
た): U1:13重量%、M.W.=6,550、二官能性種
含有量=29.8% U2:9.3重量%、M.W.=7,100、二官能性
種含有量=84.4% U3:77.2重量%、M.W.=3,100、二官能
性種含有量=99.7%
【0031】実施例3 上記の実施例と同様にして、Rfが構造(1)を有し、
パラメータn/m=1s=1、平均M.W.=3,40
0で、93.2重量%の二官能性種、6.8重量%の単
官能性種および0重量%の非官能性種からなる、水酸基
官能性を有する式(I)のペルフルオロポリオキシアル
キレン10gをクロマトグラフィー分析した。下記の画
分が分離された(合計2リットルのデリフレン113+
メタノールを使用した): Z1:18.1重量%、M.W.=5,800、二官能
性種含有量=39.8% Z2:75.3重量%、M.W.=3,000、二官能
性種含有量=99.9% Z3:3.5重量%、M.W.=2,700、二官能性
種含有量=検出されず
【0032】実施例4 極性度=0.58を有するデリフレン113/メタノー
ル混合物を含む、実施例1と同様のガラスカラム中に中
性アルミナ(80g、150メッシュ、58オングスト
ローム)を充填し、注いで1,500mlのデリフレン1
13で洗浄することにより、固定相を調製した。実施例
1で使用したのと同様のペルフルオロポリオキシアルキ
レンの試料8gを該カラム中で、実施例1と同様に操作
してクロマトグラフィー分析した。下記の画分が得られ
た(合計2リットルのデリフレン113+メタノールを
使用した): Q1:30.3重量%、M.W.=4,200、二官能
性種含有量=71% Q2:65.1重量%、M.W.=2,050、二官能
性種含有量=99.6%
【0033】実施例5 Rfが構造(1)を有し、平均M.W.=2,100、
n/mパラメータ=1、s=0で、96%の二官能性種
および4%の単官能性種からなる、水酸基官能性を有す
る式(I)のペルフルオロポリオキシアルキレンの試料
30gを、1.5気圧の過剰圧力下で操作するための装
置を使用し、上記一般的操作方法(b)の規定にしたが
って、シリカ床(230〜400メッシュ、60オング
ストローム、100g)上でクロマトグラフィー分析し
た。この場合、固定相は、メタノールの代わりに酢酸エ
チルを使用し、実施例1と同様に調製した。1時間未満
の総溶離時間(合計3リットルのデリフレン113+酢
酸エチルを使用)で、下記の画分が得られた。 BO1:4.9重量%、M.W.=3,500、二官能
性種含有量=17% BO2:4.8重量%、M.W.=4,600、二官能
性種含有量=40.9% BO3:88.0重量%、M.W.=2,100、二官
能性種含有量=99.7% B04:1.4重量%、M.W.=1,800、二官能
性種含有量=検出されず
【0034】実施例6 実施例5と同様に、ただし工程(A)をアセトンで行
い、30gの同じペルフルオロポリオキシアルキレンの
試料を、中程度の圧力下でクロマトグラフィー分析し
た。3リットルのデリフレン113+アセトンを使用し
て、下記の画分が得られた。 BM1:6.3重量%、M.W.=4,400、二官能
性種含有量=9.5% BM2:4.5重量%、M.W.=4,750、二官能
性種含有量=49.3% BM3:87.0重量%、M.W.=2,000、二官
能性種含有量=99.8%
【0035】実施例7 実施例5に記載する方法にしたがって、平均M.W.=
2,300で、Rfが構造(1)を有し、n/m=1.
1、s=0の、95重量%の二官能性種、5重量%の単
官能性種からなる、水酸基官能性を有する式(I)のペ
ルフルオロポリオキシアルキレン20gを、1.5気圧
の過剰圧力下でクロマトグラフィー分析した。3リット
ルのデリフレン113+メタノールを使用して、下記の
画分が得られた。 BQ1:7.9重量%、M.W.=3,650、二官能
性種含有量=20.8% BQ2:11.7重量%、M.W.=4,500、二官
能性種含有量=81.8% BQ3:6.2重量%、M.W.=4,450、二官能
性種含有量=97.2% BQ4:76.5重量%、M.W.=2,050、二官
能性種含有量=99.9% BQ5:3.0重量%、M.W.=2,000、二官能
性種含有量=検出されず
【0036】実施例8 実施例5と同様にして、Rfが構造(1)を有し、n/
m=1、s=0、平均分子量=2,100で、96%の
二官能性種、約4.0%の単官能性種およびN.M.R
により定性的にのみ求められる微量の非官能性ペルフル
オロポリオキシアルキレンからなる、水酸基官能性を有
する式(I)のペルフルオロポリオキシアルキレン30
gを処理した。下記の画分が得られた。 CA1:1.9重量%、M.W.=3,600、二官能
性種含有量=1.03% (非官能性鎖に相当する強いN.M.R.シグナル) CA2:9.8重量%、M.W.=4,500、二官能
性種含有量=35% CA3:85.6重量%、M.W.=2,050、二官
能性種含有量=99.6% 注意すべきは、CA2およびCA3の画分に、非官能性
種に代表的なN.M.R.シグナルが無いことである。
【0037】実施例9(比較) 実施例5の方法にしたがい、同じペルフルオロポリオキ
シアルキレン試料をクロマトグラフィー分析にかけた
が、固定相はeluotropic強度εab=0.05を有する
デリフレン/トルエン混合物を使用して調製した。最初
の画分は純粋デリフレンで溶離させて集めたが、該画分
は0.8%に相当した(分析には不十分)。重合体部分
を展開させるには、酢酸エチルを使用して溶離勾配を通
過させる必要があった。重合体の93.2重量%に相当
する回収画分は、出発粗製物とほとんど同じM.W.お
よび官能価を示した。
【0038】実施例10 実施例5のカラムを、その実施例に記載する操作に使用
した後、1,000ccのデリフレンで適切に再生し、再
度同じ粗製ポリオキシアルキレンを装填したが、酢酸エ
チルで溶離させることにより、二官能性種含量100%
で特徴付けられる画分(89重量%)が得られた。
【0039】実施例11 実施例3と同様にして、Rが構造(1)を有し、n/m
=1、s=1、M.W.=2,100で、94.1%の
二官能性種および5.9%の単官能性種からなる、水酸
基官能性を有する式(I)のペルフルオロポリオキシア
ルキレン3.65gをクロマトグラフィーにかけた。下
記の画分が分離された。 DS1:22.8重量%、M.W.=3,550、二官
能性種含有量=38.2% DS2:75.1重量%、M.W.=1,950、含有
量=100%
【0040】実施例12 実施例5と同様にして、アミン性官能性(−CF2 CH
2 NH2 )を有し、n/m=0.8で、93.5%の単
官能性種からなる、式(I)のペルフルオロポリオキシ
アルキレン20gを、最初にデリフレンのみ、次いで体
積比9/1のデリフレン/メタノール混合物を使用して
クロマトグラフィー分析にかけた。使用した溶離剤の総
量は4リットルであった。下記の画分が分離された。 DZ1:10.1重量%、二官能性種=25% DZ2:86.8重量%、二官能性種=99.2%
【図面の簡単な説明】
【図1】溶離溶剤体積−重合体溶離体プロファイルを示
す、クロマトグラフィー分析結果図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マリネラ、レビ イタリー国ミラノ、ゴルゴンツォラ、ビ ア、ア、ベスプッチ、4

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 X−O−Rf−Y (I) [式中、Rf=数平均分子量が約500〜約10,00
    0のペルフルオロポリオキシアルキレン鎖であって、前
    記鎖に沿って統計的に配列した、式(CF2 CF
    2 O)、(CF2 O)、(CF2 CF2 CF2 O)の一
    つ以上のペルフルオロオキシアルキレン単位からなるも
    のであり、X、Yは、同一であるか、または異なるもの
    であって、式−CF2 −CH2 O(CH2 CH2 O)s
    H、−CF2 −CF2 CH2 O(CH2 CH2 O)
    s H、−CF2 CH2 NH2 の官能性基、または式−C
    2 CF2 CF3 、−CF2 CF2 Cl、−CF2 CF
    3 、CF2 Cl、−CF3 、−CFCl2 、CF2
    r、−CFBr2 の非官能性基であり、s=0〜2の、
    両端を含む数であり、Xおよび/またはYは前記高分子
    の一部において−CF2 −CH2 O(CH2 CH2 O)
    s Hおよび/または−CF2 CF2 CH2 O(CH2
    2 O)s Hおよび/または−CF2 CH2 NH2 基で
    ある。]のペルフルオロポリオキシアルキレンを構成す
    る高分子の一つ以上の非官能性、単官能性および二官能
    性種を分離する方法であって、該ペルフルオロポリオキ
    シアルキレンを、 a)式(I)のペルフルオロポリオキシアルキレンの末
    端水酸基との結合、または極性型の相互作用、あるいは
    水素結合を形成することができる活性部位および/また
    は基を含む化合物からなる固相を、非極性フッ素化溶剤
    で処理することにより、固定相を製造すること、 b)最少量の上記非極性フッ素化溶剤に溶解させたペル
    フルオロポリオキシアルキレンの溶液をカラム上部に供
    給することにより、ペルフルオロポリオキシアルキレン
    を固定相に吸着させること、 c)カラム上部に上記非極性溶剤を供給することによ
    り、上記の様に吸着させたペルフルオロポリオキシアル
    キレンを溶離させること、 d)さらに、上記非極性溶剤および極性溶剤の、前者の
    後者に対する体積比が好ましくは約9/1〜約1/1で
    ある混合物をカラム上部に供給することによりペルフル
    オロポリオキシアルキレンを溶離させること、 e)固定相を含むカラムを純粋な非極性溶剤で洗浄する
    こと、および所望により f)固定相に、前記工程(c)〜(f)にしたがってク
    ロマトグラフィー分析すべき他のペルフルオロポリオキ
    シアルキレン試料を再装填すること、の工程からなるカ
    ラムクロマトグラフィーに付すことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】工程(a)の前に、前記固定相を形成する
    固体物質を、非極性フッ素化溶剤および極性溶剤からな
    り、シリカルについてのeluotropic強度εが少なくとも
    0.2である混合物で処理する工程(A)を行うことを
    特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】非極性フッ素化溶剤および極性溶剤からな
    る前記混合物が、0.3〜0.6の範囲のeluotropic強
    度εを示すことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】非極性フッ素化溶剤が1,1,2−トリク
    ロロ−1,2,2−トリフルオロエタンであることを特
    徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】固定相がシリカゲルからなることを特徴と
    する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】固定相が活性アルミナからなり、その細孔
    の平均直径が200オングストローム未満であることを
    特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】極性溶剤が、シリカについて0.30より
    高いeluotropic強度を有することを特徴とする、請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の方法。
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