JPH06144776A - 遠隔操作用走行ブリッジ並びにその移動方法と移動治具 - Google Patents

遠隔操作用走行ブリッジ並びにその移動方法と移動治具

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JPH06144776A
JPH06144776A JP30087392A JP30087392A JPH06144776A JP H06144776 A JPH06144776 A JP H06144776A JP 30087392 A JP30087392 A JP 30087392A JP 30087392 A JP30087392 A JP 30087392A JP H06144776 A JPH06144776 A JP H06144776A
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traveling
bridge
cable
traveling bridge
axle
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洋昭 小林
Hiromichi Maekawa
弘道 前川
Akihiko Hirakawa
明彦 平川
Yoshito Shoji
義人 庄子
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Meidensha Corp
Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
IHI Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Power Reactor and Nuclear Fuel Development Corp
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Meidensha Corp
Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
IHI Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Power Reactor and Nuclear Fuel Development Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠隔操作用走行ブリッジの遠隔作業による保
守点検作業の作業性の向上を図る。 【構成】 所定の間隔をあけて一対の走行レールを設け
てその走行レールに掛け渡されて移動自在にブリッジ本
体を支持した遠隔操作用走行ブリッジにおいて、分割構
成された駆動モータ及び駆動伝達系と、給電ケーブルが
巻き取られた巻取リールと、枠体に固定支持された配線
ケーブルとを本体に対して着脱自在に構成し、移動治具
により水平方向の位置決め保持を行った状態で走行ブリ
ッジの重心位置を保持して吊り上げ、ほぼ90度回転移
動した後に上昇あるいは下降させて移動可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遠隔操作によって走行す
る遠隔操作用走行ブリッジ並びにその遠隔操作用走行ブ
リッジの保守点検時における移動方法及びその移動治具
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般工場や製鉄所などにあっては、荷役
機械としてクレーンなどの遠隔操作用走行ブリッジが使
用されている。このような遠隔操作用走行ブリッジにお
いて、走行給電方式としては従来からトロリー線方式や
ケーブルハンガー方式、ケーブルリール方式のものが提
案されている。
【0003】図25に従来のトロリー線給電方式の遠隔
操作用走行ブリッジ、図26に従来のケーブルハンガー
給電方式の遠隔操作用走行ブリッジ、図27に従来のケ
ーブルリール給電方式の遠隔操作用走行ブリッジを示
す。
【0004】トロリー線給電方式の遠隔操作用走行ブリ
ッジにおいて、図25に示すように、側壁301には平
行をなす一対の走行レール302が所定の間隔をあけて
固定され、この一対の走行レール302には平面視が枠
状をなす走行ブリッジ303が掛け渡され、且つ、駆動
輪304によって移動自在に支持されている。そして、
この走行ブリッジ303上には走行台車305が走行ブ
リッジ303の移動方向に直行する方向(同図矢印方
向)に沿って移動自在に装着され、この走行台車305
はクレーンフック306を有している。また、走行レー
ル307に沿って走行ブリッジ303に給電するための
トロリー線307が配設されており、走行ブリッジ30
3にはトロリー線307に接触する集電子308が取付
けられている。なお、図25にあっては、走行ブリッジ
303の一方側のみ図示したが、他方側もほぼ同様の構
造となっている。
【0005】また、走行ブリッジ303の下方にも前述
と同様に、側壁301に平行をなす一対の走行レール3
12が所定の間隔をあけて固定され、この一対の走行レ
ール312には走行ブリッジ313が掛け渡され、且
つ、駆動輪314によって移動自在に支持されている。
そして、走行ブリッジ313にあっては、駆動輪314
には減速機を介してそれぞれ専用に駆動モータ315が
駆動連結されている。
【0006】而して、走行ブリッジ303及び走行台車
305には図示しないバッテリーからトロリー線107
及び集電子108を介して給電され、走行レール302
あるいは走行ブリッジ303に沿って移動することがで
きる。また、走行ブリッジ313にも図示しないバッテ
リーから給電され、駆動モータ315により走行レール
312に沿って移動することができる。
【0007】また、ケーブルハンガー方式の遠隔操作用
走行ブリッジにおいて、図26に示すように、側壁32
1には平行をなす一対の走行レール322が固定され、
この一対の走行レール322には走行ブリッジ323が
掛け渡され、且つ、移動自在に支持されている。そし
て、この走行ブリッジ323上には走行台車324が走
行ブリッジ323の移動方向に直行する方向に沿って移
動自在に装着されている。また、外部から給電するため
に走行ブリッジ323には一端が図示しないバッテリー
に接続された給電ケーブル325の他端が接続されてい
る。そして、走行レール322には給電ケーブル325
を支持する複数のフック326が移動自在に取付けられ
ている。
【0008】而して、走行ブリッジ323及び走行台車
324には図示しないバッテリーから給電ケーブル32
5を介して給電されて移動することができる。
【0009】更に、ケーブルリール方式の遠隔操作用走
行ブリッジにおいて、図27に示すように、側壁331
には平行をなす一対の走行レール332が固定され、こ
の一対の走行レール332には走行ブリッジ333が掛
け渡され、且つ、移動自在に支持されている。そして、
この走行ブリッジ333上には走行台車334が走行ブ
リッジ333の移動方向に直行する方向に沿って移動自
在に装着されている。また、外部から給電するために走
行レール331の一端部にはケーブルリール335が回
転自在に取付けられ、このケーブルリール335に巻か
れた給電ケーブル336の一端は図示しないバッテリー
に、他端は走行ブリッジ333に接続されている。な
お、走行レール331の上方にはこの走行レール331
に沿って移動自在なクレーンフック337が取付けられ
ている。
【0010】而して、走行ブリッジ333及び走行台車
334には図示しないバッテリーから給電ケーブル33
6を介して給電されて移動することができるようになっ
ている。
【0011】また、上述した各遠隔操作用走行ブリッジ
にあっては、外部から給電ケーブルや連結ケーブルを介
して給電を行っているが、この給電ケーブルや連結ケー
ブルは、予め、走行レールや走行ブリッジに配索されて
おり、ケーブル端部に取付けられたコネクタによって接
続できるようになっている。
【0012】図28に従来の配線ケーブルの支持構造を
示す。図28に示すように、枠状をなす走行ブリッジ3
03は一対の走行レール302に沿って移動自在に支持
されており、図示しない走行駆動ユニットによって駆動
することができるようになっている。そのため、外部の
図示しないバッテリーからこの走行駆動ユニットに給電
を受けることが必要である。即ち、走行ブリッジ303
には外部から図示しない給電ケーブルが接続される中継
ボックス341と走行駆動ユニットからの給電ケーブル
が接続される中継ボックス342とが取付けられ、この
中継ボックス341と342とを端部にコネクタ34
3,344が装着された複数の連結ケーブル345によ
って接続されている。
【0013】而して、外部のバッテリーから中継ボック
ス341、連結ケーブル345、中継ボックス342を
介して走行駆動ユニットに給電されることで、走行ブリ
ッジ303は移動することができる。
【0014】更に、走行ブリッジには前述した給電ケー
ブルによって給電を受けて走行ブリッジを走行させるた
めの駆動装置が搭載されている。この駆動装置として
は、図25に示すように、走行ブリッジ313の駆動輪
314に減速機を介して専用の駆動モータ315が駆動
連結して構成されている。
【0015】遠隔操作用走行ブリッジにあっては、これ
を設置する場所は広いところが多く、平行なレール31
2の間隔は10m以上あるものが一般的である。走行ブ
リッジを遠隔操作可能な構造とする場合、これを定期的
に保守する必要があるためにできるだけ構造が簡単で構
成部材の着脱が容易であることが望まれている。上述し
た遠隔操作用走行ブリッジは駆動装置が直接駆動タイプ
であり、構造が簡素であるという利点がある。
【0016】そして、遠隔操作用走行ブリッジは走行ブ
リッジ313を支持する平行なレール312の間隔が広
いので、一対の駆動輪314の一方のみ駆動すると走行
ブリッジ313が斜めになって走行に支障をきたしてし
まう。そのため、走行ブリッジ313が走行レール31
2に沿って支障なく移動することができるように、両方
の駆動輪314にそれぞれ専用の駆動モータ315を駆
動連結するものが提案されている。
【0017】ところが、このような直接駆動タイプの駆
動装置にあっては、図25に示すように、駆動輪314
に直接駆動モータ315を連結しているため、駆動モー
タ315の取付位置が走行ブリッジ313の各側端にな
ってしまう。走行ブリッジ313は定期的に保守する必
要があり、この場合、走行ブリッジ313の上方に移動
自在に設けられた走行台車305のクレーンフック30
6によって駆動モータ316などの各構成部材の着脱を
行っている。クレーンフック306は取付構造上、寄付
き限界があり、走行レール302に接近しいる走行ブリ
ッジ313の駆動モータ315の着脱作業を行うことは
困難である。そのため、特殊治具等の用意が必要であ
り、クレーンフック306の操作が極めて面倒であると
いう問題があった。
【0018】そこで、遠隔操作用走行ブリッジの駆動装
置として間接駆動タイプのものが提案されている。図2
9に間接駆動タイプの駆動装置の概略を示す。間接駆動
タイプの駆動装置は、図29に示すように、一対の走行
レール351に沿って移動自在な走行ブリッジ352の
両側部にそれぞれ駆動輪353を装着し、その各車軸が
ギアカップリング354を介して駆動軸355によって
連結されている。そして、この駆動軸355の中間部に
は駆動モータ356がギアによって駆動連結されてい
る。
【0019】而して、駆動モータ356を駆動すると、
駆動軸355及びギアカップリング135を介して各駆
動輪353が回転駆動し、この駆動輪353が走行レー
ル351上を転動することで、走行ブリッジ352がこ
の走行レール351に沿って移動することができる。
【0020】ところで、この遠隔操作用走行ブリッジも
長期間の使用によって故障や部品の損傷等があるため、
遠隔操作用走行ブリッジやその駆動装置の保守点検作業
を定期的に行わなければならない。
【0021】図30に従来の遠隔操作用走行ブリッジの
移動方法を表す概略平面を示す。前述した図25及び図
30に示すように、走行ブリッジ313は互いに平行な
フレームによって枠状をなし、所定の間隔をあけて配設
された一対の走行レール312に掛け渡されている。そ
して、この走行ブリッジ313にはそれぞれ一対の駆動
輪314及び従動輪316が装着され、各駆動輪314
には図示しない減速機を介してそれぞれ駆動モータ31
5が駆動連結されている。そして、走行ブリッジ313
の上方には同様の走行レール302が配設され、この走
行レール302にはクレーンフック306を有する走行
台車305が移動自在に支持されている。なお、設備内
壁の適所にはテレビカメラが取付けられている。
【0022】而して、走行ブリッジ313が保守作業を
行うには、テレビカメラのモニタを見ながら、クレーン
フック306を操作して走行ブリッジ313を吊りあ
げ、床面に降ろして作業を行う。この場合、図30に示
すように、走行ブリッジ313が一対の平行な走行レー
ル312に掛け渡されているので、走行ブリッジ313
をクレーンフック306によって吊りあげた状態のま
ま、ほぼ90度回転させて走行レール312に接触しな
いように降下させている。そして、設備内の床面上に降
ろされた走行ブリッジ313の各構成部材を分解して保
守室等に搬出して保守作業を行っている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】この種の走行ブリッジ
は一般に高所に配設されているため、作業者が直接保守
点検等を行うことは非常に危険を伴うものとなり、マニ
プレータやクレーン等を用いて遠隔操作により作業を行
うようにすることが好ましい。ところが、この場合、上
述した各遠隔操作用走行ブリッジにあっては、以下に示
すような問題点がある。
【0024】即ち、給電に関し、トロリー線方式の遠隔
操作用走行ブリッジにあっては、走行ブリッジ303や
走行台車305に給電を行うための給電設備の交換作業
にあたり、集電子308の取り外しは簡単に行うことが
できるものの、トロリー線307に摩耗等が生じた場合
には、これの遠隔操作による取扱い作業は極めて困難で
ある。
【0025】また、ケーブルハンガー方式の遠隔操作用
走行ブリッジにあっては、走行ブリッジ323や走行台
車324に給電を行うための給電ケーブル325の取扱
い作業は比較的容易であるが、走行ブリッジ323の移
動中に給電ケーブル325が垂れ下がってしまう。する
と、この垂れ下がった給電ケーブル325が走行ブリッ
ジ323の下方に設置された機器類327に干渉して作
業に支障をきたしてしまう。
【0026】更に、ケーブルリール方式の遠隔操作用走
行ブリッジにあっては、走行ブリッジ333や走行台車
334に給電を行うための給電ケーブル336はケーブ
ルリール335に巻かれているが、このケーブルリール
335は走行レール332の一端に側壁331に近接し
て設けられている。そして、給電ケーブル336に断線
等が発生した場合にはケーブルリール335ごと交換す
ることにより保守が行われる。ところが、この交換作業
はクレーンフック327を用いて遠隔作業にて行われる
が、クレーンフック337の側壁331への寄付き限界
があり、側壁331近傍においてケーブルリール335
ごと交換するという煩雑な作業が極めて困難である。
【0027】また、前述した走行ブリッジのケーブル配
索において、給電のための連結ケーブル345が放射線
などにより劣化、あるいは断線等が発生した場合にはこ
れを交換しなければならない。この場合、遠隔操作によ
りマニプレータを作動して交換作業を行うのが一般的で
あるが、従来の遠隔操作用走行ブリッジの給電ケーブル
はマニプレータにより各中継ボックス341,342か
ら各連結ケーブル345のコネクタ343,344を外
して交換作業を行っている。
【0028】ところが、マニプレータにより各中継ボッ
クス341,342から各連結ケーブル345のコネク
タ343,344を外す作業は走行ブリッジ303上の
狭いスペースの中で行わなければならず、コネクタ34
3,344の着脱作業が面倒であるという問題がある。
また、連結ケーブル345は走行ブリッジ303に沿わ
せて配索されているのみであり、この配索時にケーブル
反力によって所定の位置に配置することが困難であると
いう問題があった。
【0029】更に、前述した従来の遠隔操作用走行ブリ
ッジにおける間接駆動タイプの駆動装置にあっては、駆
動モータ356が走行ブリッジ352の中央部に設置さ
れるため、走行ブリッジ352の保守作業を行うに際
し、容易にクレーン305によってこの駆動モータ35
6などの各構成部材の着脱を行うことができる。ところ
が、各駆動輪353を駆動軸355によって連結しなけ
ればならないため、この駆動軸355が長尺のものとな
ってしまい、着脱作業時にその取扱が面倒であるという
問題がある。また、この駆動軸355の各端部と駆動輪
353との間にはギアカップリング354が介在されて
おり、前述と同様に、クレーンフック306の寄付き限
界の問題により、このギアカップリング354の着脱作
業が困難であるという問題があった。
【0030】そして、遠隔操作用走行ブリッジの保守点
検のための従来の走行ブリッジの移動方法にあっては、
走行ブリッジ313を床面上に降ろす際にこの走行ブリ
ッジ313をクレーン305によって吊りあげた状態で
90度回転させなければならない。ところが、走行ブリ
ッジ313は重量物であり、クレーン305で吊りあげ
た状態で安定させることは難しい。況して、吊りあげた
状態で90度回転させることは困難性を極めるものであ
る。そのため、走行ブリッジ313の安定した移動が困
難であり、周辺部材との接触を避けるために作業が慎重
なものとなって作業時間が長くかかってしまうと共に作
業が面倒なものとなって作業者の負担が大きいという問
題があった。
【0031】本発明はこのような問題点を解決するもの
であって、遠隔作業による保守点検作業の作業性の向上
を図った遠隔操作用走行ブリッジ並びにその移動方法と
移動治具を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明の遠隔操作用走行ブリッジは、所定の間隔を
あけて一対の走行レールを設け、該走行レールに掛け渡
され且つ該走行レールに沿って移動自在にブリッジ本体
を支持して設け、該ブリッジ本体側に給電を行う給電ケ
ーブルを巻き取る給電ケーブル巻取リールを前記ブリッ
ジ本体に着脱自在に設けると共に前記給電ケーブルをコ
ネクタを介して電源に着脱自在に接続して構成したこと
を特徴とするものである。
【0033】また、本発明の遠隔操作用走行ブリッジ
は、所定の間隔をあけて一対の走行レールを設け、該走
行レールに掛け渡され且つ該走行レールに沿って移動自
在にブリッジ本体を支持して設け、該ブリッジ本体側に
所定の形状に配線された配線ケーブルの一部を適宜な長
さに分割すると共に各分割部を各コネクタを介して着脱
自在に構成し、前記ケーブル分割部にそれぞれ蓋部と箱
部とからなる中継箱を設け、前記ケーブル分割部のコネ
クタの一方を前記中継箱の蓋部に、他方を前記中継箱の
箱部にそれぞれ一体的に固定して、前記中継箱の開閉に
より前記コネクタの着脱を行うように構成し、分割した
前記ケーブルを配線される所定の形状と同様の形状に形
成された枠体に固定支持すると共に該枠体をケーブル配
線部位に着脱自在に装着したことを特徴とするものであ
る。
【0034】更に、本発明の遠隔操作用走行ブリッジ
は、所定の間隔をあけて一対の走行レールを設け、該走
行レールに掛け渡され且つ該走行レールに沿って移動自
在にブリッジ本体を支持して設け、該ブリッジ本体側の
中央部に駆動モータを配置し、該駆動モータの駆動ギア
と噛み合う入力ギアが軸中間部に取付けられた第1の車
軸を設けると共に該第1の車軸と駆動連結し該第1の車
軸の駆動力を前記走行レール上を転動自在な一対の駆動
車輪に伝達する第2の車軸及び第3の車軸を設け、且
つ、前記駆動モータ並びに第1の車軸、第2の車軸、第
3の車軸を前記ブリッジ本体側に対して着脱自在とした
ことを特徴とするものである。
【0035】また、本発明の遠隔操作用走行ブリッジの
移動方法は、所定の間隔をあけて配設された一対の走行
レールに掛け渡されて該走行レールに沿って移動自在に
支持された遠隔操作用走行ブリッジにおいて、該遠隔操
作用走行ブリッジを移動治具によって水平方向の位置決
め保持を行った状態でクレーンにより該走行ブリッジの
重心位置を保持して吊り上げ、該走行ブリッジを移動治
具と共に水平方向においてほぼ90度回転移動し、その
後、上昇あるいは下降させることで所定の位置に載置す
ることを特徴とするものである。
【0036】また、本発明の遠隔操作用走行ブリッジの
移動治具は、所定の間隔をあけて配設された一対の走行
レールに掛け渡されて該走行レールに沿って移動自在に
支持された遠隔操作用走行ブリッジの移動治具におい
て、前記走行ブリッジの下面を支持する治具本体と、該
治具本体に前記走行ブリッジの重心と一致する位置に取
付けられたクレーン連結部と、該走行ブリッジの移動方
向を拘束する第1の位置決めガイドと、該走行ブリッジ
の移動方向に直行する方向を拘束する第2の位置決めガ
イドとを設けたことを特徴とするものである。
【0037】
【作用】ブリッジ本体側に給電ケーブル巻取リールをブ
リッジ本体に着脱自在に設けると共に給電ケーブルをコ
ネクタを介して電源に着脱自在に接続したことで、給電
ケーブルを交換する場合、遠隔操作によって給電ケーブ
ルを巻取リールと一体に着脱できできる。
【0038】所定形状の配線ケーブルを分割しコネクタ
を介して蓋部と箱部とからなる中継箱に接続して中継箱
の開閉によりコネクタの着脱を行うように構成し、ケー
ブルを配線される所定の形状と同様の形状に形成された
枠体に固定して枠体をケーブル配線部位に着脱自在とし
たことで、配線ケーブルを交換する場合、遠隔操作によ
って中継箱の蓋部と箱部の開閉によりコネクタの着脱
し、ケーブルが固定支持された枠体をこのケーブルと共
にケーブル配線部位から一体的に着脱できる。
【0039】ブリッジ本体側の中央部に駆動モータを配
置して駆動輪への駆動伝達系を第1の車軸と第2の車軸
及び第3の車軸と分割し、この駆動モータ並びに第1乃
至第3の車軸をブリッジ本体側に対して着脱自在とした
ことで、取扱が容易となって、駆動装置を交換する場
合、遠隔操作によって各構成部材ごとに分割して着脱で
きる。
【0040】走行ブリッジの移動治具を用い、遠隔操作
用走行ブリッジを水平方向の位置決め保持を行った状態
でほぼ90度回転移動してから上昇あるいは下降させて
移動することで、走行ブリッジを安定して移動させるこ
とができる。
【0041】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0042】図1に本発明の一実施例に係る遠隔操作用
走行ブリッジの斜視、図2に本実施例に係る遠隔操作用
走行ブリッジを原子力設備内に適用した場合の配置概
略、図3に走行ブリッジの駆動装置の分解斜視、図4に
走行ブリッジの駆動装置の概略、図5に駆動モータの正
面、図6に駆動モータの平面、図7に第1の車軸の正
面、図8に第2の車軸の正面、図9に第3の車軸の正
面、図10に駆動車輪の正面、図11にケーブルリール
の上面、図12に図11のAーA断面、図13に図11
のBーB断面、図14に枠体に支持された配線ケーブル
の上面、図15に図14のC矢視、図16に図14のD
矢視、図17に他の配線ケーブルの支持構造を表す斜
視、図18に保守点検作業の概略、図19に走行ブリッ
ジの移動治具の平面、図20に走行ブリッジ移動治具の
正面、図21に走行ブリッジ移動治具の側面、図22に
第1の位置決めガイドローラの断面、図23に第2の位
置決めガイドローラの断面、図24に走行ブリッジの移
動作業を表す概略を示す。
【0043】本実施例にあっては、遠隔操作用走行ブリ
ッジを原子力設備に適用した場合について説明する。
【0044】図2に示すように、上部にハッチ201を
有する原子力設備202の内部において、側壁203に
は平行をなす一対の走行レール11が固定され、この一
対の走行レール11には第1走行ブリッジ12が掛け渡
され、且つ、移動自在に支持されている。そして、この
第1走行ブリッジ12上には走行台車13が第1走行ブ
リッジ12の移動方向に直行する方向に沿って移動自在
に装着されている。
【0045】この第1走行ブリッジ12にはケーブルリ
ール16が回転自在に取付けられ、このケーブルリール
16には外部から給電するための給電ケーブル17が巻
かれている。そして、この給電ケーブル17の一端は第
1走行ブリッジ12に接続され、他端には遠隔コネクタ
17aが取付けられ、この遠隔コネクタ17aは図示し
ないバッテリーに連結された貫通プラグ204に接続さ
れている。また、走行台車13にはその下方に延びてマ
ニプレータ19が装着されており、このマニプレータ1
9を遠隔操作によって操作することで原子炉設備202
内で保守作業を行うことができるようになっている。
【0046】また、一対の走行レール11には第1走行
ブリッジ12と同様に第2走行ブリッジ212が掛け渡
され、且つ、移動自在に支持され、この第2走行ブリッ
ジ212上には走行台車213が移動自在に装着されて
いる。また、第2走行ブリッジ212にはケーブルリー
ル216が回転自在に取付けられ、このケーブルリール
216には外部から給電するための給電ケーブル217
が巻かれている。そして、この給電ケーブル217の一
端は第2走行ブリッジ212に接続され、他端には遠隔
コネクタ217aが取付けられ、この遠隔コネクタ21
7aは図示しないバッテリーに連結された貫通プラグ2
05に接続されている。また、走行台車113にはその
下方に延びてマニプレータ219が装着されている。
【0047】更に、走行レール11の上方にはこの走行
レール11と平行をなして一対の走行レール221が固
定され、この走行レール221には第3走行ブリッジ2
22が掛け渡されて移動自在に支持され、走行台車22
3が移動自在に装着されている。そして、走行台車22
3にはテレビカメラ224と昇降自在なクレーンフック
225が取付けられている。なお、側壁203には対向
してテレビカメラ206,207が取付けられている。
更に、原子力設備202の上方にはハッチ201等を除
去するためのクレーンフック208を有するクレーン2
09(図18参照)が設けられている。
【0048】ここで、第1走行ブリッジ12及び第2走
行ブリッジ112について説明するが、両者はほぼ同様
の構造をなしているため、第1走行ブリッジ12につい
てのみ説明し、第2走行ブリッジ112についての説明
は省略する。
【0049】図1に示すように、側壁に設置された平行
をなす一対の走行レール11には走行ブリッジ12が掛
け渡されて移動自在に支持され、この走行ブリッジ12
上には走行台車13が走行ブリッジ12の移動方向に直
行する方向に沿って移動自在に支持されている。そし
て、走行ブリッジ12は走行駆動ユニット14によって
駆動することができ、走行台車13は横行駆動ユニット
15によって駆動することができるようになっている。
この走行ブリッジ12には、前述したように、ケーブル
リール16が装着され、このケーブルリール16には外
部から給電するための給電ケーブル17が巻かれてい
る。そして、この給電ケーブル17の一端は走行駆動ユ
ニット14及び横行駆動ユニット15などに接続され、
他端は図示しないバッテリーに連結されている。また、
走行台車13にはその下方に伸縮部材18を介してマニ
プレータ19が装着されており、昇降駆動ユニット20
によって昇降自在となっている。なお、走行ブリッジ1
2及び走行台車13、マニプレータ16にはその移動位
置を検出するための図示しない位置検出ユニットが設け
られている。
【0050】走行ブリッジ12を駆動する走行駆動ユニ
ット14において、図3に示すように、走行ブリッジ1
2の本体21は走行レール11に沿う一対の平行な走行
部22と一対の平行なガイドレール23との端部が連結
されることで枠状をなして形成されている。そして、各
走行部22には駆動車輪24と従動車輪25がそれぞれ
装着されている。なお、ガイドレール23は走行台車1
3を移動自在に支持するものである。走行駆動ユニット
14は、駆動モータ26が走行ブリッジ本体21の中央
部に配置され、且つ、この駆動モータ26と左右の駆動
車輪24との駆動伝達部が3つの車軸27,28,29
に分割されると共に各車軸27,28,29がギア連結
されることで構成されている。
【0051】即ち、図4に示すように、駆動モータ26
は走行ブリッジ本体21の中央部に配設され、この駆動
モータ26は駆動ギア30を有している。第1の車軸2
7は中間部に駆動モータ26の駆動ギア30と噛み合う
入力ギア31が取付られると共に両端部にそれぞれ出力
ギア32,33が取付けられている。第2の車軸28は
一端部に第1の車軸27の一方の出力ギア32と噛み合
う入力ギア34が取付けられると共に他端部に出力ギア
35が取付けられている。第3の車軸29は一端部に第
1の車軸27の他方の出力ギア33と噛み合う入力ギア
36が取付けられると共に他端部に出力ギア37が取付
けられている。そして、第2の車軸28及び第3の車軸
29の各出力ギア35,37はそれぞれ左右の駆動車輪
24の従動ギア38と噛み合っている。
【0052】駆動モータ26において、図5及び図6に
示すように、モータ本体41には減速機42が接続さ
れ、この減速機42に駆動ギア30が接続されている。
モータ本体41及び減速機42は支持プレート43によ
って支持されており、更に、吊り具44が取付けられて
いる。また、支持プレート43には着脱時の位置決めの
ためのガイドピン45が装着されると共に支持プレート
43を走行ブリッジ本体21に固定するための遠隔操作
ボルト46が装着されている。
【0053】第1の車軸27において、図7に示すよう
に、この第1の車軸27は軸受47によって回転自在に
支持され、支持プレート48に取付けられている。そし
て、第1の車軸27の中間部に駆動ギア30と噛み合う
入力ギア31が、両端部にそれぞれ出力ギア32,33
が取付けられている。また、支持プレート48には駆動
モータ26が載置されるモータ受台49が取付けられて
おり、更に、着脱時の位置決めのためのガイドピン50
と走行ブリッジ本体21に固定するための遠隔操作ボル
ト51が装着されている。
【0054】第2の車軸28において、図8に示すよう
に、この第2の車軸28は軸受52によって回転自在に
支持され、支持プレート53に取付けられている。そし
て、第2の車軸28の一端部(右端部)に出力ギア32
と噛み合う入力ギア34が、他端部(左端部)に出力ギ
ア35がそれぞれ取付けられている。また、支持プレー
ト53には着脱時の位置決めのためのガイドピン54と
走行ブリッジ本体21に固定するための遠隔操作ボルト
55が装着されている。なお、同図中、56は出力ギア
32及び入力ギア34を覆うカバー、57は出力ギア3
5及び入力ギア38を覆うカバーであり、また、58は
遠隔治具ガイドである。
【0055】第3の車軸29において、図9に示すよう
に、この第3の車軸29は軸受59によって回転自在に
支持され、支持プレート60に取付けられている。そし
て、第3の車軸29の一端部(左端部)に出力ギア33
と噛み合う入力ギア36が、他端部(右端部)に出力ギ
ア37がそれぞれ取付けられている。また、支持プレー
ト60には着脱時の位置決めのためのガイドピン61と
走行ブリッジ本体21に固定するための遠隔操作ボルト
62が装着されている。なお、同図中、63は出力ギア
33及び入力ギア36を覆うカバー、64は出力ギア3
7及び入力ギア38を覆うカバーであり、また、65は
遠隔治具ガイドである。
【0056】駆動車輪24は左右共にほぼ同様の構造を
なしており、図10に示すように、支持軸66に固結さ
れ、この支持軸66は軸受67によって回転自在に支持
されている。そして、支持軸66の一端部には出力ギア
35あるいは37と噛み合う従動ギア38が固結されて
いる。また、軸受67には着脱時の位置決めのためのガ
イドピン68が装着され、従動ギア38にはカバー69
が取付けられている。
【0057】而して、上述した遠隔操作用走行ブリッジ
を駆動装置によって作動させる場合、図1乃至図4に示
すように、走行駆動ユニット14の駆動モータ26を駆
動すると、その駆動力が駆動ギア30と噛み合う入力ギ
ア31を介して第1の車軸27に伝達され、両端部の出
力ギア32,33から第2の車軸28及び第3の車軸2
9の入力ギア34,36に伝達される。そして、各出力
ギア35,37から従動ギア38を介して左右の駆動車
輪24に伝達され、この駆動車輪24が回転駆動するこ
とで、走行ブリッジ12が走行レール11に沿って移動
することができる。また、横行駆動ユニット15を駆動
することにより、走行台車13が走行ブリッジ12のガ
イドレール23に沿って移動することができる。
【0058】走行駆動ユニット14及び横行駆動ユニッ
ト15、昇降駆動ユニット20に給電を行う給電ケーブ
ル17はケーブルリール16に巻かれているが、このケ
ーブルリール16は取付ブラケット70(図3参照)を
介して走行ブリッジ12に着脱自在に装着されている。
図11乃至図13に示すように、架台71には一対の対
向する支持アーム72が立設され、両者の間には支持ピ
ン73が架設されている。また、架台71には支持ブラ
ケット74によって給電ケーブル17用の巻取ドラム7
5及び光ケーブル(図示略)用の巻取ドラム76が回転
自在に取付けられている。そして、巻取ドラム75,7
6の回転軸にはスリップリングユニット及びスプリング
ユニット77が装着されている。更に、各巻取ドラム7
5,76の外周部に近接して図示しないガイドローラが
取付けられている。
【0059】ケーブルリール16は第1走行ブリッジ1
2に装着するときに所定の位置に位置決めすることがで
きるようになっている。即ち、架台71には下方に開口
する図示しない受け座が形成されると共に取付ブラケッ
ト70に立設されたガイドピン78が貫入するガイド孔
79aを有するボス79が取付けられている。そして、
ケーブルリール16を取付ブラケット70に固定するた
めの遠隔ボルト80が装着されている。なお、遠隔ボル
ト80は図示しないクレーンに装着されたインパクトレ
ンチにより締結、弛緩することができる。
【0060】ところで、走行ブリッジ12あるいは走行
台車13等は、図1に示すように、外部から給電を受け
ることで駆動することができるようになっている。即
ち、この走行ブリッジ12等には外部のバッテリーから
ケーブルリール16に巻かれた給電ケーブル17を介
し、更に、連結ケーブル81を介して給電が行われる。
そして、この連結ケーブル81は所定の形状に形成され
た枠体82に支持されて走行ブリッジ12に着脱自在に
装着されている。
【0061】図14乃至図16に示すように、連結ケー
ブル81を支持する枠体82は平面視がコ字形状をな
し、一端部にケーブルトラック83が一体に取付けられ
ている。そして、この複数の連結ケーブル81は枠体8
2に沿わされて所定の形状をなし、止め具84によって
固定支持されている。各連結ケーブル81の一端部には
中継箱85が連結され、他端部にはケーブルトラック8
3の端部に取付けられた中継箱86が連結されている。
中継箱25は蓋87と箱88とで構成され、一方、中継
箱86は蓋89と箱90とで構成されている。そして、
図1に示すように、中継箱86には給電ケーブル17の
一端が連結される一方、中継箱85と各駆動ユニット1
4,15,20とはケーブルトラック105に支持され
たケーブル106によって連結されている。
【0062】枠体82はその端部にに走行ブリッジ12
に立設された複数のガイドピン91に対して嵌合する位
置決めのためのガイド孔(図示略)が形成され、遠隔ボ
ルト92によってこの枠体82を走行ブリッジ12に固
定することができるようになっている。また、枠体82
はクレーンフック225(図2参照)によって吊り上げ
ることができ、遠隔ボルト92はこのクレーンフック2
25に装着された図示しないインパクトレンチによって
締結、弛緩することができる。更に、ケーブルトラック
83は柔軟性があり、図15に示すように、ピン93を
フック94に係止することで着脱時に振れないで簡単に
着脱作業を行うことができるようになっている。
【0063】なお、上述した実施例では、連結ケーブル
81が支持される枠体95を原子力設備に適用するもの
としてケーブルトラック83を一体に形成して構成した
が、この構造に限定されるものではない。例えば、図1
7に示すように、複数の連結ケーブル81を支持する枠
体82を平面視がコ字形状に形成し、各連結ケーブル8
1の一端部に蓋87と箱88からなる中継箱85の箱8
8を連結する一方、他端部に蓋89と箱90からなる中
継箱86の蓋89を連結している。そして、中継箱85
が架台96に取付けられ、蓋87はこの架台96上に設
置された駆動機器97にケーブル98を介して連結され
る一方、中継箱86が架台99に取付けられ、箱90は
この架台99上に設置された駆動機器100にケーブル
101を介して連結されている。なお、中継箱85、8
6にはそれぞれ遠隔操作ボルト102,103が設けて
ある。
【0064】ここで、遠隔操作用走行ブリッジ12の走
行駆動ユニット14、あるいは給電ケーブル16、連結
ケーブル81などに不具合が発生して各部材の修理、交
換などの保守作業を行う場合について説明する。この場
合、原子力設備202における保守設備としては、図1
8に示すように、作業を行うセル231の上方に除染室
232が設けられ、この除染室232に隣接して保守室
233が設けられている。セル231内には前述した遠
隔操作用走行ブリッジ12及び各駆動ユニット14,1
5,20などが設置されており、除染室232内には保
守用のクレーン209が移動自在に装着され、クレーン
209はフック208を具えている。また、セル231
と除染室232との間にはハッチ201が設けられてお
り、また、セル231及び除染室232の適所には図示
しないテレビカメラが取付けられている。
【0065】而して、図2及び図18に示すように、例
えば、走行駆動ユニット14の駆動モータ26に故障が
発生してこれを取り外して交換しなければならない場
合、ハッチ201を開け、テレビカメラのモニタを見な
がらクレーン209を作動してフック208によって駆
動モータ26を吊り上げて保守室233に移動させる。
このとき、駆動モータ26は走行ブリッジ本体21の中
央部に配置されているので、クレーン209による移動
が容易となる。この駆動モータ26は比較的不具合の発
生率が高く、保守頻度が高いためになお一層効果的であ
る。
【0066】また、走行駆動ユニット14の駆動モータ
26と各車軸27,28,29に故障が発生してこれを
交換しなければならない場合、前述と同様に、ハッチ2
01を開け、テレビカメラのモニタを見ながらクレーン
7209によって各車軸27,28,29を吊り上げて
保守室233に移動させる。このとき、各車軸27,2
8,29を分解しなければならないため、走行ブリッジ
12全体をセル231の床面に降ろして作業を行う。こ
の場合、駆動伝達部が3つの車軸27,28,29に分
割されているので、クレーン209による着脱作業が容
易となる。そして、各車軸27,28,29が分割され
て短くなっているので、ハッチ201の開口が小さくて
よくなってセル231から漏れる放射線の量が減少する
と共に、鉛製のハッチ201の重量が大きくならずにす
んで開閉作業が容易となる。
【0067】また、給電ケーブル17に断線等が発生し
た場合、この給電ケーブル17が巻かれたケーブルリー
ル16を交換する。図2に示すように、原子力設備20
2の外部に設けられた制御室からテレビカメラ206,
207によってモニタしながら、第2走行ブリッジ21
2を遠隔操作し、第2走行ブリッジ212に設けたマニ
プレータ219の作業によって遠隔コネクタ17aを貫
通プラグ204から抜き取る。このとき、第1走行ブリ
ッジ12側の遠隔コネクタ217aを第2走行ブリッジ
212側の壁面に配置した貫通プラグ20に接続し、第
2走行ブリッジ212側の遠隔コネクタ21aを第1走
行ブリッジ12側の壁面に配置した貫通プラグ205に
接続してあるので、故障がなく、交換作業を必要としな
い方の走行ブリッジに設けたマニプレータを操作するこ
とにより、コネクタの接続を容易に行うことができるも
のである。
【0068】次に、第3走行ブリッジ222を遠隔操作
してクレーンフック225によってケーブルリール16
を吊り上げて取り外す。このとき、クレーンに装着され
たインパクトレンチにより事前にケーブルリール16の
遠隔ボルト82を弛緩しておく。そして、ケーブルリー
ル16を取り外した後は図示しないバランスウエイト等
によって必要に応じて第1走行ブリッジ12のバランス
を取る。
【0069】このように遠隔操作の可能な走行ブリッジ
を一つの走行レール11上に2つ(第1走行ブリッジ1
2、第2走行ブリッジ212)設けたので、一方の走行
ブリッジが故障した場合には他方の走行ブリッジでケー
ブルリールの交換作業を行うことができる。また、走行
レール11上を移動自在な第1走行ブリッジ12及び第
2走行ブリッジ212にそれぞれ対向するようにケーブ
ルリール16,216を装着したので、例えば、第1走
行ブリッジ12が側壁203に接近してもケーブルリー
ル16は第2走行ブリッジ212側に位置しているた
め、ケーブルリール16が側壁203に寄付くことはな
く、遠隔保守作業の際の取扱いが容易となる。
【0070】更に、連結ケーブル81に断線等が発生し
た場合、図1及び図2に示すように、この連結ケーブル
81をこの連結ケーブル81が装着された枠体82及び
ケーブルトラック83と共に交換する。即ち、原子力設
備202の外部に設けられた制御室からテレビカメラ2
06,207によってモニタしながら、まず、クレーン
フック208を遠隔操作してクレーン209に装着され
たインパクトレンチにより各中継箱85,86の遠隔操
作ボルト及び枠体82の遠隔ボルト92を弛緩する。そ
して、次に、クレーンフック208によって枠体82及
びケーブルトラック83を吊り上げて取り外す。その
後、新しい連結ケーブルが装着された枠体を走行ブリッ
ジ12に装着すると共に各中継箱85,86を嵌合させ
ることで連結ケーブル81の交換作業が終了する。
【0071】また、本実施例ではケーブルトラック83
に隣接して側面視がU字形をなすケーブルトラック10
5が配置されており、中継箱85に接続されたケーブル
106がこのケーブルトラック105に沿わされ、端部
の中継箱107に接続されている。従って、必要であれ
ば、前述の連結ケーブル81の交換作業時に、複数の連
結ケーブル81と共にケーブル106をまとめて交換す
ることができる。
【0072】なお、上述の実施例において、原子力設備
202内に2台の走行ブリッジ12,212を設けて説
明を行ったが、1台の走行ブリッジのみを設ける構成で
あっても、本発明の作用効果を十分奏することができる
ものである。
【0073】例えば、走行レールに移動自在な走行ブリ
ッジにおけるケーブルリールの配設位置をその中央部な
ど適宜な位置を選択して着脱自在とすることにより、走
行ブリッジが側壁近傍で給電ケーブルの等の断線で停止
した場合、走行ブリッジ自体によってケーブルリールと
側壁との間隔をある程度確保することができるので、ケ
ーブルリールの着脱作業を容易に行うことができ、側壁
近傍においてはコネクタの着脱という極めて簡単な作業
を行うのみで、ケーブル断線の保守を容易に行うことが
できる。
【0074】また、本実施例にあっては、遠隔操作用走
行ブリッジ12の保守点検作業を実施する場合や故障が
発生した場合にこの走行ブリッジ12を走行ブリッジ移
動治具によって移動することができるようになっいる。
本実施例の走行ブリッジ移動治具はクレーンに吊られて
移動自在で、且つ、走行ブリッジ12を下方より支持す
ると共に水平方向の移動を拘束できるようになってい
る。
【0075】図19乃至図21に示すように、走行ブリ
ッジ移動治具111は中央部の主桁112とこの主桁1
12の両側に一体に連結された側桁113とで平面視が
H形をなして形成され、主桁112の中央部には吊桁1
14が立設され、その上部には吊具ピン115が取付け
られている。そして、主桁112には吊桁114を挟ん
で4つのL字形をなすブラケット116が取付けられ、
各ブラケット116には、図22に詳細に示すように、
軸受117により走行ブリッジ12の移動方向Xと平行
な軸118をもってそれぞれ一対の第1のガイドローラ
119,120が回転自在に取付けられている。
【0076】また、各側桁113には主桁112を挟ん
で4つのL字形をなすブラケット119が取付けられ、
各ブラケット121には、図23に詳細に示すように、
軸受122により走行ブリッジ12の移動方向Xと直行
する方向Yと平行な軸123をもってそれぞれ一対の第
2のガイドローラ124,125が回転自在に取付けら
れている。
【0077】一方、図3及び図19乃至図21に示すよ
うに、走行ブリッジ本体21において、一対の平行をな
すガイドレール23は断面がI字形状をなし、対向する
それぞれの内側面には長手方向中央部に位置して第1の
ガイド部材131が固着されると共に、その第1のガイ
ド部材131の両側に位置して第2のガイド部材13
2,133が固着されている。この場合、各第1のガイ
ド部材131の幅は前述した一対の第1のガイドローラ
119あるいは120の間隔とほぼ同様の長さとなって
おり、また、一対の第2のガイド部材132あるいは1
33の間隔は第2のガイドローラ124あるいは125
の間隔とほぼ同様の長さとなっている。
【0078】ここで、遠隔操作用走行ブリッジ12など
に不具合が発生して各部材の修理、交換などの保守作業
を行う場合において、走行ブリッジ移動治具111によ
る遠隔操作用走行ブリッジ12の移動方法について説明
する。
【0079】例えば、走行駆動ユニット14の駆動モー
タ26や各車軸27,28,29に故障が発生してこれ
を交換しなければならない場合、図18に示すように、
テレビカメラのモニタを見ながらクレーン234によっ
て走行ブリッジ12を吊りあげてこれを原子炉設備20
2のセル231内の床面に降ろして作業を行う。このと
き、走行ブリッジ12(走行ブリッジ本体21)を安定
して移動させるために本実施例の走行ブリッジ移動治具
111を用いて行う。
【0080】まず、図24(a)に示すように、セル2
31上部の除染ハッチ236を開けてクレーン234の
フック235によって走行ブリッジ12の走行台車13
や走行駆動ユニット14などを取り外してセル231の
外部に搬出する。そして、クレーン234のフック23
5を下降して走行ブリッジ移動治具111をセル内の床
面に降ろす。次に、走行ブリッジ本体21を移動して床
面に載置されている走行ブリッジ移動治具111の上方
に位置させる。そして、この状態からクレーン234の
フック235を走行ブリッジ本体21のガイドレール2
3の間から下降してフック235を走行ブリッジ移動治
具111の吊具ピン115に係合させ、この走行ブリッ
ジ移動治具111を上昇させて走行ブリッジ本体21を
下方より保持する。
【0081】このとき、図19乃至図21に示すよう
に、一対の第1のガイドローラ119及び120が対応
する各第1のガイド部材131を挾持し、図19におい
てY方向の位置決めがなされる。また、一対の第2のガ
イドローラ124及び125が対応する各第2のガイド
部材132及び133の間に進入して図19においてX
方向の位置決めがなされる。なお、クレーン234によ
り走行ブリッジ移動治具111をもって走行ブリッジ本
体21を吊り上げる際、クレーンのフック235の位置
が走行ブリッジ本体21の重心に位置するように設定し
ておく。走行ブリッジ本体21が構造上対称形とできな
い場合には、カウンタウエイトなどによって予め一致さ
せておく。
【0082】そして、走行ブリッジ移動治具111によ
って走行ブリッジ本体21を位置決め保持できた状態で
吊り上げ、図24(b)に示すように、車輪24,25
が浮いた状態で90度回転させる。そして、ハッチ開口
から下方に移動して床面に降ろす。従って、走行ブリッ
ジ本体21は安定して移動することができ、その後、保
守点検作業を行うことができる。このとき、走行ブリッ
ジ本体21は走行ブリッジ移動治具111に搭載された
状態で置かれているので、車輪24,25は走行ブリッ
ジ本体21の重量を受けていない。そのため、保守作業
を容易に行うことができる。
【0083】なお、上述の実施例において、走行ブリッ
ジ本体21を位置決め保持するために、この走行ブリッ
ジ本体21に第1のガイド部材131及び第2のガイド
部材132,133を設ける一方、走行ブリッジ移動治
具111に第1のガイドローラ119,120及び第2
のガイドローラ124,125を設けたが、本発明の遠
隔操作用走行ブリッジの移動治具にあっては、位置決め
ガイドとしてはこの構造に限るものではなく、その取付
個数や取付位置も限定されるものではない。
【0084】以上のように、本実施例にあっては、遠隔
操作用走行ブリッジ12,212、並びにそれに伴う装
置等を原子力設備202内に設けて構成した。原子力設
備202内では、放射性物質を取り扱う雰囲気での作業
となり、各種の保守点検作業は作業者がこの設備内に直
接入ってものとなり、極めて危険を伴うため、本実施例
の遠隔操作用走行ブリッジをこのような環境下に設ける
ことは非常に有効である。
【0085】なお、上述の実施例にあっては、遠隔操作
用走行ブリッジを原子力設備内に適用した場合について
説明したが、適用設備はこれに限定されるものではな
く、一般工場や製鉄所などに適用してもよいものであ
る。
【0086】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明の遠隔操作用走行ブリッジによれば、所定の
間隔をあけて設けられた走行レールに移動自在に掛け渡
されたブリッジ本体を支持して設け、そのブリッジ本体
側に給電を行う給電ケーブルを巻き取る給電ケーブル巻
取リールを着脱自在に設けると共に給電ケーブルをコネ
クタを介して電源に着脱自在に接続したので、遠隔操作
による給電ケーブルの交換作業が容易となり、保守作業
の作業性の向上を図ることができる。
【0087】また、本発明の遠隔操作用走行ブリッジに
よれば、ブリッジ本体側に配線ケーブルを適宜な長さに
分割してコネクタを介して着脱自在に構成してケーブル
分割部のコネクタを蓋部と箱部とからなる中継箱のそれ
ぞれ一体的に固定することで中継箱の開閉によりコネク
タの着脱を行うように構成し、分割したケーブルを配線
される所定の形状の枠体に固定支持して枠体をケーブル
配線部位に着脱自在に装着したので、ケーブルの交換作
業において中継箱を分離あるいは組付するだけでケーブ
ルの着脱が可能となり、遠隔操作による配線ケーブルの
交換作業が容易となって作業性の向上を図ることができ
る。
【0088】更に、本発明の遠隔操作用走行ブリッジに
よれば、ブリッジ本体側の中央部に駆動モータを配置し
て駆動モータの駆動ギア並びに第1の車軸、第2の車
軸、第3の車軸によって駆動車輪への駆動伝達系を形成
し、この駆動モータ並びに第1の車軸、第2の車軸、第
3の車軸をブリッジ本体側に対して着脱自在としたの
で、クレーンなどによる各構成部材の着脱が容易となっ
て遠隔作業による保守点検作業の作業性の向上を図るこ
とができる。
【0089】また、本発明の遠隔操作用走行ブリッジの
移動方法及びその移動治具によれば、走行ブリッジを移
動治具によって水平方向の位置決め保持を行った状態で
クレーンによりその重心位置を保持して吊り上げ、走行
ブリッジを移動治具と共に水平方向においてほぼ90度
回転移動した後に上昇あるいは下降させることで所定の
位置に載置するようにしたので、走行ブリッジは移動治
具に保持されたときに位置決めガイドによって水平方向
の移動が阻止されることとなり、走行ブリッジを安定し
て保持することで保守作業の作業性の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る遠隔操作用走行ブリッ
ジの斜視図である。
【図2】本実施例に係る遠隔操作用走行ブリッジを原子
力設備内に適用した場合の配置概略図である。
【図3】走行ブリッジの駆動装置の分解斜視図である。
【図4】走行ブリッジの駆動装置の概略図である。
【図5】駆動モータの正面図である。
【図6】駆動モータの平面図である。
【図7】第1の車軸の正面図である。
【図8】第2の車軸の正面図である。
【図9】第3の車軸の正面図である。
【図10】駆動車輪の正面図である。
【図11】ケーブルリールの上面図である。
【図12】図11のAーA断面図である。
【図13】図11のBーB断面図である。
【図14】枠体に支持された配線ケーブルの上面図であ
る。
【図15】図14のC矢視図である。
【図16】図14のD矢視図である。
【図17】他の配線ケーブルの支持構造を表す斜視図で
ある。
【図18】保守点検作業の概略図である。
【図19】走行ブリッジの移動治具の平面図である。
【図20】走行ブリッジ移動治具の正面図である。
【図21】走行ブリッジ移動治具の側面図である。
【図22】第1の位置決めガイドローラの断面図であ
る。
【図23】第2の位置決めガイドローラの断面図であ
る。
【図24】走行ブリッジの移動作業を表す概略図であ
る。
【図25】従来のトロリー線給電方式の遠隔操作用走行
ブリッジの概略図である。
【図26】従来のケーブルハンガー給電方式の遠隔操作
用走行ブリッジの概略図である。
【図27】従来のケーブルリール給電方式の遠隔操作用
走行ブリッジの概略図である。
【図28】従来の配線ケーブルの支持構造を表す走行ブ
リッジの平面図である。
【図29】従来の間接駆動タイプの駆動装置の概略図で
ある。
【図30】従来の遠隔操作用走行ブリッジの移動方法を
表す概略平面図である。
【符号の説明】
11 走行レール 12 第1走行ブリッジ 13 走行台車 14 走行駆動ユニット 15 横行駆動ユニット 16 ケーブルリール 17 給電ケーブル 19 マニプレータ 20 昇降駆動ユニット 21 走行ブリッジ本体 24 駆動車輪 26 駆動モータ 27 第1の車軸 28 第2の車軸 29 第3の車軸 81 連結ケーブル 82 枠体 83 ケーブルトラック 85,86 中継箱 87,89 蓋 88,90 箱 111 走行ブリッジ移動治具 119,120 第1のガイドローラ 124,125 第2のガイドローラ 131 第1のガイド部材 132,133 第2のガイド部材 202 原子力設備 204,205 貫通プラグ 208 クレーンフック 209 クレーン 212 第2の走行ブリッジ 213 走行台車 216 ケーブルリール 217 給電ケーブル 222 第3の走行台車 231 セル室 232 除染室 233 保守室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 弘道 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜第一工場内 (72)発明者 平川 明彦 東京都品川区大崎二丁目1番17号 株式会 社明電舎内 (72)発明者 庄子 義人 東京都品川区大崎二丁目1番17号 株式会 社明電舎内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔をあけて一対の走行レールを
    設け、該走行レールに掛け渡され且つ該走行レールに沿
    って移動自在にブリッジ本体を支持して設け、該ブリッ
    ジ本体側に給電を行う給電ケーブルを巻き取る給電ケー
    ブル巻取リールを前記ブリッジ本体に着脱自在に設ける
    と共に前記給電ケーブルをコネクタを介して電源に着脱
    自在に接続して構成したことを特徴とする遠隔操作用走
    行ブリッジ。
  2. 【請求項2】 所定の間隔をあけて一対の走行レールを
    設け、該走行レールに掛け渡され且つ該走行レールに沿
    って移動自在にブリッジ本体を支持して設け、該ブリッ
    ジ本体側に所定の形状に配線された配線ケーブルの一部
    を適宜な長さに分割すると共に各分割部を各コネクタを
    介して着脱自在に構成し、前記ケーブル分割部にそれぞ
    れ蓋部と箱部とからなる中継箱を設け、前記ケーブル分
    割部のコネクタの一方を前記中継箱の蓋部に、他方を前
    記中継箱の箱部にそれぞれ一体的に固定して、前記中継
    箱の開閉により前記コネクタの着脱を行うように構成
    し、分割した前記ケーブルを配線される所定の形状と同
    様の形状に形成された枠体に固定支持すると共に該枠体
    をケーブル配線部位に着脱自在に装着したことを特徴と
    する遠隔操作用走行ブリッジ。
  3. 【請求項3】 所定の間隔をあけて一対の走行レールを
    設け、該走行レールに掛け渡され且つ該走行レールに沿
    って移動自在にブリッジ本体を支持して設け、該ブリッ
    ジ本体側の中央部に駆動モータを配置し、該駆動モータ
    の駆動ギアと噛み合う入力ギアが軸中間部に取付けられ
    た第1の車軸を設けると共に該第1の車軸と駆動連結し
    該第1の車軸の駆動力を前記走行レール上を転動自在な
    一対の駆動車輪に伝達する第2の車軸及び第3の車軸を
    設け、且つ、前記駆動モータ並びに第1の車軸、第2の
    車軸、第3の車軸を前記ブリッジ本体側に対して着脱自
    在としたことを特徴とする遠隔操作用走行ブリッジ。
  4. 【請求項4】 所定の間隔をあけて配設された一対の走
    行レールに掛け渡されて該走行レールに沿って移動自在
    に支持された遠隔操作用走行ブリッジにおいて、該遠隔
    操作用走行ブリッジを移動治具によって水平方向の位置
    決め保持を行った状態でクレーンにより該走行ブリッジ
    の重心位置を保持して吊り上げ、該走行ブリッジを移動
    治具と共に水平方向においてほぼ90度回転移動し、そ
    の後、上昇あるいは下降させることで所定の位置に載置
    することを特徴とする遠隔操作用走行ブリッジの移動方
    法。
  5. 【請求項5】 所定の間隔をあけて配設された一対の走
    行レールに掛け渡されて該走行レールに沿って移動自在
    に支持された遠隔操作用走行ブリッジの移動治具におい
    て、前記走行ブリッジの下面を支持する治具本体と、該
    治具本体に前記走行ブリッジの重心と一致する位置に取
    付けられたクレーン連結部と、該走行ブリッジの移動方
    向を拘束する第1の位置決めガイドと、該走行ブリッジ
    の移動方向に直行する方向を拘束する第2の位置決めガ
    イドとを設けたことを特徴とする遠隔操作用走行ブリッ
    ジの移動治具。
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