JPH06143471A - 内装材 - Google Patents

内装材

Info

Publication number
JPH06143471A
JPH06143471A JP32146992A JP32146992A JPH06143471A JP H06143471 A JPH06143471 A JP H06143471A JP 32146992 A JP32146992 A JP 32146992A JP 32146992 A JP32146992 A JP 32146992A JP H06143471 A JPH06143471 A JP H06143471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
flame
retardant
interior material
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32146992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Kenjo
裕 見城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP32146992A priority Critical patent/JPH06143471A/ja
Publication of JPH06143471A publication Critical patent/JPH06143471A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】廃棄物として焼却時に塩素ガス等の有害ガスの
発生がなく、且つ表面がソフト感があり意匠性の優れた
内装材を提供する 【構成】難燃性裏打紙1と、ポリオレフイン系樹脂、酢
酸ビニル系樹脂、アクリル系樹脂等の樹脂に金属水和物
を50〜250重量部添加した樹脂からなる難燃性樹脂
層2と、表面に絵柄印刷層4及び透明保護層5を設けた
不織布3との積層体からなる内装材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建造物の内装用の化粧材
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内装材としては難燃紙に塩化ビニ
ル樹脂層ないし塩化ビニル樹脂発泡体層、絵柄印刷層、
透明保護層を順に設けた構成のものが多く使用されてい
る。
【0003】しかし、上記の構成の内装材では塩化ビニ
ル樹脂を使用しているため、使用済み内装材を焼却する
際に有害な塩素ガスが発生して公害の原因になるという
問題があつたし、表面が塩化ビニル樹脂であるため意匠
性に乏しかつた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、廃棄
物として焼却時に有害な塩素ガスが発生せず、且つ表面
がソフト感があり意匠性の優れた内装材を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】難燃性裏打紙とポリオレ
フイン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、アクリル系樹脂に金
属水和物を50〜250重量部添加した樹脂からなる難
燃性樹脂層と表面に絵柄印刷層を設けた不織布の積層体
からなることを特徴とする内装材である。
【0006】
【作用】内装材を構成する材料として、燃焼時に塩素ガ
ス等の有害ガスを発生するおそれのある材料を使用しな
いので焼却時に有害な塩素ガス等が発生せず、且つ表面
に絵柄印刷層を設けた不織布で構成されるので意匠性が
優れる。
【0007】
【実施例】以下、図面を引用して本発明を説明する。図
1乃至図2は本願発明にかかわる内装材の積層構成を示
す断面図であり、1は難燃性裏打紙、2は難燃性樹脂
層、3は不織布、4は絵柄印刷層、5は透明保護層、6
はエンボスをそれぞれ示す。
【0008】難燃性裏打紙1はクラフトパルプ、サルフ
アイトパルプ等の化学パルプ、サーモメカニカルパルプ
などの機械パルプ等のセルロース系パルプからなる紙に
自己消化性の水酸化アルミニウムを主体とし、クレー、
カオリン、タルク、二酸化チタン等を併用した填料を1
0〜30重量%混抄した紙が使用される。
【0009】難燃性樹脂層2は、低、中、高密度のポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、プロピレン−
エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−エチルアクリレート共重合体、酢酸ビニル系樹
脂、アクリル系樹脂等の樹脂に、燃焼時に有害ガスが発
生しない難燃剤を添加した組成からなり、該難燃性樹脂
層2の厚さは50〜150ミクロンが好適である。
【0010】上記難燃剤としてはハロゲン系化合物を含
まない、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、硼
酸亜鉛、ハイドロタルサイト、ドーソナイト等の金属水
和物が好適に使用できる。
【0011】上記樹脂に添加する金属水和物の比率は、
上記樹脂100重量部に対して金属水和物の添加量が5
0重量部以下では難燃性は小さく、250重量部を越え
ると物性、加工性等に問題が生じてくるので、上記樹脂
100重量部に対して金属水和物を50〜250重量部
の範囲で添加することができるが、80〜150重量部
の割合で添加した組成からなる樹脂を使用するのが好ま
しい。
【0012】難燃性裏打紙1に難燃性樹脂層2を積層す
るには、ポリオレフイン系樹脂からなる難燃性樹脂の場
合は、該難燃性樹脂をTダイから厚さ50〜150ミク
ロンのフイルム状に押出して難燃性裏打紙1にラミネー
シンして積層する方法か、ないしは、該難燃性樹脂から
なる厚さ50〜150ミクロンのフイルムを製造して表
面をコロナ処理し、該処理面と難燃性裏打紙1とを接着
剤にて積層する方法かの何れかの方法で行われる。ま
た、酢酸ビニル系樹脂、アクリル系樹脂からなる難燃性
樹脂の場合は、該難燃性樹脂をエマルジヨンの状態で難
燃性裏打紙1面に塗布、乾燥して厚さ50〜150ミク
ロンのフイルム状の難燃性樹脂層2を形成する方法がと
られる。
【0013】ポリオレフイン系樹脂からなる難燃性樹脂
をTダイからフイルム状に押出して難燃性裏打紙1に押
出ラミネーシヨンにより積層する場合は、難燃性樹脂を
難燃性裏打紙1に押出ラミネーシヨンする際に同時に、
絵柄印刷層4及び透明保護層5が設けられた不織布3の
不織布面とを貼り合わせることも可能である。
【0014】本願内装材の表面に積層する不織布3は、
パルプを主成分として強度や密着性を調節するためにア
クリル樹脂、ポリオレフイン樹脂、レーヨン等からなる
繊維を混抄した組成で、印刷適性をよくするために表面
が平滑で坪量20〜100g/m2のものが好ましく、燃焼
時に有害ガスが発生しない難燃剤を添加して難燃処理し
た仕様のものを使用する。
【0015】絵柄印刷層4は常用のインキを使用して印
刷されるもので、グラビア印刷方式にて印刷されるのが
普通である。
【0016】透明保護層5に使用される樹脂としては、
透明でレベリング性がよく耐磨耗性等の物理的強度の優
れたものであればよく、アクリル−ウレタン系の2液常
温硬化型の樹脂が最適であり、塗膜の厚さは1〜15ミ
クロンが適当である。透明保護層5を不織布3に設ける
方法は印刷により絵柄印刷層4と同時に設ける方法ない
しは印刷と別工程でコーターを使用して設けることもで
きる。また、透明保護層4の表面光沢は透明保護層4に
無機粉末を添加することによつて任意に設定することが
可能である
【0017】絵柄印刷層4及び透明保護層5が設けられ
た不織布3を内装材表面に積層する方法は、難燃性裏打
紙1に積層された難燃性樹脂層2面と上記不織布3の印
刷のない面とを重ね合わせて、熱ラミネーシヨンにより
積層する。該熱ラミネーシヨンと同時に不織布3の表面
にエンボスを施すこともでき、不織布3の表面にエンボ
スを施すことにより意匠性が向上する。
【0018】実施例1 70gの難燃性裏打紙(興人、WK−ADS)と、35
gの不織布(三菱レーヨン、ダーセルD−1130)に
グラビア印刷にて絵柄印刷層及び透明保護層を設けた不
織布の不織布面とを、低密度ポリエチレン100重量部
に対して140重量部の水酸化アルミニウムを添加した
難燃性樹脂をTダイから厚さ100ミクロンのフイルム
状に押出してラミネーシヨンを行い内装材を作製した。
この内装材を燃焼させて燃焼ガス中の塩酸ガス量を分析
したが塩酸ガスは殆ど検出されなかつた。
【0019】実施例2 ポリプロピレン樹脂100重量部に対して100重量部
の水酸化アルミニウムを添加した難燃性ポリプロピレン
樹脂にて厚さ120ミクロンのフイルムを製造して表面
をコロナ処理し、該コロナ処理面と100gの難燃性裏
打紙(興人、WK−BNRT)とを、ウレタン系接着剤
で貼り合わせ積層した。該積層体の難燃性樹脂層面に、
35gの不織布(三菱レーヨン、ダーセルD−113
0)にグラビア印刷にて絵柄印刷層及び厚さ5ミクロン
の透明保護層を設けた該不織布の不織布面を重ね、熱ラ
ミネーシヨンにより積層すると同時にエンボスを行つて
表面に凹凸を設けた内装材を作製した。この内装材を燃
焼させて燃焼ガス中の塩酸ガス量を分析したが塩酸ガス
は殆ど検出されなかつた。
【0020】実施例3 固形分60%の酢酸ビニルエマルジヨン100重量部に
対して50重量部の水酸化アルミニウムを添加した難燃
性酢酸ビニル樹脂を、100gの難燃性裏打紙(興人、
WK−BNRT)の表面に塗布、乾燥して該難燃性裏打
紙面に100ミクロンの厚さの難燃性酢酸ビニル樹脂か
らなる難燃性樹脂層を形成し、該積層体の難燃性樹脂層
面に、35gの不織布(三菱レーヨン、ダーセルD−1
130)にグラビア印刷にて絵柄印刷層及び厚さ5ミク
ロンの透明保護層を設けた該不織布の不織布面を重ね、
熱ラミネーシヨンにより積層すると同時にエンボスを行
つて表面に凹凸を設けた内装材を作製した。この内装材
を燃焼させて燃焼ガス中の塩酸ガス量を分析したが塩酸
ガスは殆ど検出されなかつた。
【0021】
【発明の効果】難燃性裏打紙層1と、ポリオレフイン系
樹脂、酢酸ビニル系樹脂、アクリル系樹脂等の樹脂に燃
焼時に有害ガスが発生しない難燃剤を添加した組成の難
燃性樹脂層2と、表面に絵柄印刷層4及び透明保護層5
を設けた不織布3との積層体からなり表面にエンボス6
が設けられた構成の内装材とすることにより、表面が布
様のソフト感があり、燃焼時に塩素ガス等の有害ガスが
発生せず公害の原因にならない、意匠性の優れた内装材
を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の内装材の積層構成を示す断面図であ
る。
【図2】実施例2、3の内装材の積層構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 難燃性裏打紙 2 難燃性樹脂層 3 不織布 4 絵柄印刷層 5 透明保護層 6 エンボス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 難燃性裏打紙と難燃性樹脂層と表面に絵
    柄印刷層を設けた不織布を順に積層した構成からなるこ
    とを特徴とする内装材。
  2. 【請求項2】 前記難燃性樹脂層がポリオレフイン系樹
    脂、酢酸ビニル系樹脂、アクリル系樹脂に金属水和物を
    50〜250重量部添加した樹脂から形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の内装材。
JP32146992A 1992-11-06 1992-11-06 内装材 Pending JPH06143471A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32146992A JPH06143471A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 内装材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32146992A JPH06143471A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 内装材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06143471A true JPH06143471A (ja) 1994-05-24

Family

ID=18132917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32146992A Pending JPH06143471A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 内装材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06143471A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002052680A (ja) * 2000-08-09 2002-02-19 Toyota Tsusho Corp 化粧用紙
JP2007085461A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Iida Sangyo Kk 粘着性振動・衝撃吸収素材
JP2007307844A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Katsushi Dan 保護シート
JP2009202360A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Showa Highpolymer Co Ltd プリント化粧板用接着剤及びプリント化粧板
JP2019064131A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 大日本印刷株式会社 ステイナブル性化粧シート及び化粧シートの着色方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002052680A (ja) * 2000-08-09 2002-02-19 Toyota Tsusho Corp 化粧用紙
JP2007085461A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Iida Sangyo Kk 粘着性振動・衝撃吸収素材
JP2007307844A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Katsushi Dan 保護シート
JP4638379B2 (ja) * 2006-05-22 2011-02-23 克史 段 煙火保護シート
JP2009202360A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Showa Highpolymer Co Ltd プリント化粧板用接着剤及びプリント化粧板
JP2019064131A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 大日本印刷株式会社 ステイナブル性化粧シート及び化粧シートの着色方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3625069B2 (ja) 装飾シートおよびその製造方法
US20050003174A1 (en) Wallpaper and method for producing thereof
JP4184502B2 (ja) 化粧シート
JP5056889B2 (ja) 紙質基材と樹脂層との密着性が高い発泡壁紙
JP4130880B2 (ja) 壁装材
JP7207469B2 (ja) 壁紙用原反、発泡壁紙及び発泡壁紙の製造方法
JP2003266549A (ja) 発泡化粧シート用原反と発泡化粧シートの製造方法
JPH06182916A (ja) 内装材
JPH06143471A (ja) 内装材
WO2001005588A1 (en) Polymer coated web with good water vapour permeability
JP4170481B2 (ja) 化粧シート
JP7298655B2 (ja) 積層シート、及び発泡積層シート
JP4156220B2 (ja) 化粧シート
JP4409278B2 (ja) 壁紙の製造方法
JP4560678B2 (ja) 紙質基材と樹脂層との密着性が高い発泡壁紙
JP4480110B2 (ja) 化粧シート
JPH08216309A (ja) 内装材
JP2018027664A (ja) 壁紙用原反、発泡壁紙及び発泡壁紙の製造方法
JP4780358B2 (ja) 化粧シート
JP4852813B2 (ja) 化粧シート
JP2001353826A (ja) 化粧シート
JP4864192B2 (ja) 化粧シート
JPS60161143A (ja) 不燃化粧材
JP3257403B2 (ja) 化粧シート及びその製造方法
JP2000071370A (ja) 化粧シート

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030121