JPH0614289Y2 - オ−トリバ−ス式テ−ププレ−ヤのモ−ド切換レバ−支持機構 - Google Patents

オ−トリバ−ス式テ−ププレ−ヤのモ−ド切換レバ−支持機構

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JPH0614289Y2
JPH0614289Y2 JP15598386U JP15598386U JPH0614289Y2 JP H0614289 Y2 JPH0614289 Y2 JP H0614289Y2 JP 15598386 U JP15598386 U JP 15598386U JP 15598386 U JP15598386 U JP 15598386U JP H0614289 Y2 JPH0614289 Y2 JP H0614289Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、切換ギヤ設けられた駆動カムによって駆動さ
れ、その駆動方向に応じて一対のピンチローラのいずれ
かがキャプスタンに圧接するのを阻止するモード切換レ
バーが設けられているオートリバース式テーププレーヤ
に係り、特に、前記モード切換レバーをシャーシに対し
て離脱不能な状態に簡単に取付けることができるモード
切換レバー支持機構に関する。
〔考案の背景〕
第6図と第7図は従来のオートリバース式テーププレー
ヤに装備されているカセットテープ駆動ユニットの概略
を動作別に示しているものである。この従来例は例えば
先願の実願昭58-204556号(実開昭60-111531号公報参
照)の明細書および図面に開示されているものである。
このカセットテープ駆動ユニットでは、シャーシ10の
裏面に切換ギヤ1が設けられている。この切換ギヤ1の
周囲には歯が形成されているとともに、2箇所の歯の欠
損部XとYが設けられている。切換ギヤ1の表面にはヘ
ッド駆動カム2が設けられており、シャーシ10の表面
に設けられたヘッドベース5はこのヘッド駆動カム2に
よって図の上下方向へ駆動される。シャーシ10裏面に
は第8図に示すようなモード切換レバー4が設けられて
おり、前記切換ギヤ1の裏面にはこのモード切換レバー
4をC−D方向へ駆動するためのレバー駆動カム3が設
けられている。
モータ動力は左右一対のキャプスタン6aと6bに伝達
され、右側のキャプスタン6aが反時計方向へ駆動さ
れ、左側のキャプスタン6bが時計方向へ駆動されてい
る。右側のキャプスタン6aには駆動ギア7が一体に設
けられており、この駆動ギヤ7(常に反時計方向へ回転
している)が切換ギヤ1を駆動することによって各モー
ドの切換えがなされる。このモードの切換えのタイミン
グの設定は第8図に示すソレノイドSによって行なわれ
る。操作信号に応じてソレノイドSが励磁されると、シ
ャーシ10の裏側に設けられているロックレバー8が時
計方向へ回動し、その下端に設けられたロックピン9が
切換ギヤ1のロックを解除する。これにより、切換ギヤ
1が駆動ギヤ7により時計方向へ回転駆動される。切換
ギヤ1が回転する間、ヘッド駆動カム2がヘッドベース
5を図示上方へ移動させ、ヘッドベース5上に設けられ
た磁気ヘッド11がテープに接触するプレイモード位置
まで移動する。このプレイモード位置にて切換ギヤ1が
再度ロックピン9によってロックされる。
またキャプスタン6aと6bには一対のピンチローラ1
2aと12bが対向しており、各ピンチローラ12aと
12bはスプリング(図示せず)の力によってキャプス
タン6aと6bの方向へ付勢されている。第6図の状態
(ストップモード)では、ピンチローラ12a,12b
のホルダと一体のホルダピン13aと13bが、ヘッド
ベース5の規制部5aと5bとによって図示下方向へ押
し戻されており、各ピンチローラ12aと12bがキャ
プスタン6aと6bから離されている。前記切換え動作
によってヘッドベース5が図示上方へ移動すると、規制
部5a,5bの前進に伴ってピンチローラ12aと12
bがキャプスタン6aと6bの方向へ移動できるように
なる。
ノーマルプレイモード(テープが図示右方向へ送り出さ
れて録音や再生が行なわれるモード;第7図の状態)で
は、第8図に示すモード切換レバー4がD方向へ移動し
ている。したがって、ヘッドベース5が図示上方へ前進
してピンチローラ12aと12bの前進が許容されて
も、左側のホルダピン13bがモード切換レバー4の左
端に設けられた規制部4bに拘束される。よって左側の
ピンチローラ12bはキャプスタン6bの方向へ前進せ
ず、右側のピンチローラ12aのみがキャプスタン6a
に圧接する。よって、テープが右側のキャプスタン6a
とピンチローラ12aとに挟まれて右方向へ送り出され
る。そして、右側のリール台14aが回転駆動され、テ
ープが巻き取られる。
またリバースプレイモード(テープが図の左方向へ送り
出されて録音や再生が行なわれるモード)では、切換ギ
ヤ1に設けられたレバー駆動カム3によってモード切換
レバー4がC方向へ駆動される。よってヘッドベース5
が図の上方へ前進したときに、右側のホルダピン13a
の前進がモード切換レバー4の右端に設けられた規制部
4aによって規制され、右側のピンチローラ12aがキ
ャプスタン6aに接触せず、左側のピンチローラ12b
だけがキャプスタン6bに圧接する。よって、テープは
左側のキャプスタン6bによって図示左方向へ送り出さ
れる。また左側のリール台14bが駆動されてテープが
左方向へ巻き取られる。
この種のオートリバース式テーププレーヤのモード切換
装置では、ノーマルプレイモードとリバースプレイモー
ドへの切換えが、ソレノイドSの通電時間を変えること
によって選択される。第8図(ストップモード)からノ
ーマルプレイモードへ切換えるときにはソレノイドSを
短時間励磁させ、ロックピン9により切換ギヤ1のロッ
ク解除が行なわれた後、直ちにソレノイドSへの通電が
断たれる。逆にリバースプレイモードへ切換えるときに
はソレノイドSの励磁時間を長くする。その結果、ロッ
クピン9が切換ギヤ1のロックを解除するとともに、ロ
ックレバー8の下端部8aがピン15をC方向へ長い時
間押し出している。したがって、切換ギヤ1が時計方向
へ回転する際、レバー駆動カム3がピン15に掛り、こ
のレバー駆動カム3によってリバース切換レバー4がば
ね16の力に対抗してC方向へ引かれる。そして、リバ
ースプレイモードにおいて、切換ギヤ1が再度ロックさ
れるときに、リバース切換ギヤ4がC方向へ移動させら
れたままとなる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この種の機器では、各部品がシャーシ10に対して離脱
しないように確実に取付けられていることが必要であ
る。モード切換レバー4も同様である。従来、このモー
ド切換レバー4は第9図(第8図のIX−IX断面図)に示
す構造によって支持されている。すなわち、シャーシ1
0には裏面方向へ突出する支持部材17がアウトサート
成形などによって固着されており、モード切換レバー4
に形成されている長穴4cが、前記支持部材17の下端
に突部17aに対して摺動自在に挿通されている。そし
て、支持部材17の下端面に対して樹脂製のキャップ1
8が装着されて支持部材17が抜け止めされている。
しかしながら、上記のようなモード切換レバー4の支持
機構では、モード切換レバー4を支持部材17に設置し
た後にキャップ18を嵌着する作業が煩雑である。特に
このキャップ18は、支持部材17に対して接着剤にて
固定しなくてはならないので、接着剤の塗布作業が追加
されることになって、非常に煩雑である。また、接着剤
による固着が完全でない場合には、キャップ18が支持
部材17から離脱するおそれもあり、信頼性の面でも不
利である。
本考案は上記従来の問題点を解決するものであり、モー
ド切換レバーをシャーシ上の支持部材に対して簡単に装
着でき、しかもモード切換レバーがシャーシから離脱す
るおそれが全くなくなるオートリバース式テーププレー
ヤのモード切換レバー支持機構を提供するものである。
〔問題点を解決するための具体的な手段〕
本考案は、一対のリール台と一対のキャプスタンならび
に各キャプスタンに対向する一対のピンチローラが設け
られているシャーシに、モード切換レバーが往復動自在
に支持され、このモード切換レバーにはその移動方向に
応じて一対のピンチローラのいずれかがキャプスタンに
圧接するのを阻止する規制部が設けられており且つ、前
記モード切換レバーに設けられたピンに往復駆動力を与
える駆動カムを有している切換ギヤと、この切換ギヤを
回転させる駆動ギヤが設けられているオートリバース式
テーププレーヤにおいて、前記切換ギヤの中央部に形成
されたボスには、モード切換レバーに設けられた前記ピ
ンが入り込む凹部が形成されており且つ、モード切換レ
バーには、前記ピンが凹部に入り込む位置にてシャーシ
に設けられた支持部材の頭部に挿通される挿通穴と、ピ
ンが凹部から外れる位置にて前記支持部材の首部に対し
て摺動する前記挿通穴と連続する長穴が設けられてお
り、モード切換レバーが、前記支持部材の首部と前記長
穴とによってシャーシに対して往復方向へ動作自在に支
持されていることを特徴とするものである。
本考案では、シャーシに対してモード切換レバーを取付
ける際に、モード切換レバーに設けられた駆動用のピン
を切換ギヤのボスに設けられた凹部に挿入し、この状態
にてモード切換レバーに設けられた挿通穴をシャーシ上
の支持部材の頭部に挿通する。テーププレーヤのストッ
プモードなどの各モードにおいて切換ギヤが停止してい
るときに、前記凹部がピンから外れる位置にあるように
しておけば、モード切換レバーの挿通穴が支持部材の頭
部まで移動できない状態になり、モード切換レバーは支
持部材から離脱できなくなる。よっていずれのモードで
あっても、外からの振動などによりピンが凹部に入りこ
むことはなく、モード切換レバーは絶対にシャーシから
離脱できない状態が維持される。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図〜第5(B)図の図面によ
って説明する。
第1図と第2図は本考案の特徴であるモード切換レバー
と切換ギヤとを示すものであり、第6図と第7図に示し
たのと同じ構造のカセットテープ駆動ユニットを裏側か
ら見た背面図である。第3図は第2図のIII−III断面図
である。第4図〜第5(B)図は第6図と第7図に示した
のと同じ構造のカセットテープ駆動ユニットをシャーシ
の表面側から透視して示した平面図であり、第4図はス
トップモードを示し、第5(A)図はノーマルプレイモー
ドを、第5(B)図はリバースプレイモードを示してい
る。
第1図と第2図に示すモード切換レバー24は、第6図
と第7図に示すカセットテープ駆動ユニットのシャーシ
10の背面に設けられている。このモード切換レバー2
4には、第3図(第2図のIII−III断面図)に示すよう
に、その中央部にて下方向(第3図では上方向)へコの
字形状に折り曲げられた駆動片24aが一体に設けられ
ており、この駆動片24aの先端には切換ギヤ1の方向
へ延びるピン30が固定されている。モード切換レバー
24には、三箇所に位置する挿通穴25aと、これと連
続して矢印C方向へ延びる長穴25bが形成されてい
る。挿通穴25aの図示上下方向へ幅寸法は、長穴25
bの図示上下方向の幅寸法よりも大きく形成されてい
る。一方、カセットテープ駆動ユニットのシャーシ10
には支持部材26が三箇所に固定されている。この支持
部材26は樹脂製であり、シャーシ10に対してアウト
サート成形などの手段によって固定されている。第3図
に示すように、支持部材26は、シャーシ10の下面か
ら下方向に一定の厚さを有する摺動部26aと、この摺
動部26aから下方向(第3図では上方向)へ延びる首
部26bと、この首部26bの先端にて幅広く形成され
ている頭部26cを有している。頭部26cは、モード
切換レバー24の前記挿通穴25aに入ることのできる
大きさであり、首部26bは長穴25bに対して小さい
隙間を介して摺動する幅寸法に形成されている。第2図
に示すように、モード切換レバー24は、その長穴25
bが支持部材26の首部26bを摺動することによって
C−D方向へ往復動自在に支持されている。またモード
切換レバー24とシャーシ10との間にはばね29が掛
けられており、モード切換レバー24はこのばね29に
よってD方向へ付勢されている。
また、モード切換レバー24のD方向側には切欠き27
aが、C方向側には切欠き27bが形成されている。切
下き27aの上縁は図示下方向へ突出する規制部28a
を有しており、切欠き27bの上縁は図示下方向へ突出
する規制部28bを有している。第4図(プレーヤの表
面側から透視して示した平面図)ならびに第6図に示す
ように、右側(D方向側)のピンチローラ12aのホル
ダーと一体のホルダピン13aはヘッドベース5の右端
の規制部5aを通過してシャーシ10の裏面側へ延び、
モード切換レバー28の一方の切欠き27a内に挿入さ
れている。また左側のピンチローラ12bのホルダと一
体のホルダピン13bは、ヘッドベース5の左端の規制
部5bを通過し、モード切換レバー28の他方の切欠き
27b内に挿入されている。
符号1は切換ギヤである。第3図に示すように、切換ギ
ヤ1の中央部にはボス1aが形成されており、このボス
1aの中心に穴が軸方向に形成されている。シャーシ1
0には、下面方向(第3図では上方)へ突出する支持台
31がアウトサート成形などの手段によって固着されて
いる。切換ギヤ1の中央部は支持台31の下面にスラス
トリング32を介して設置されている。ボス1aの下面
にはワッシャ33が設置されており、ねじ34がワッシ
ャ33ならびに切換ギヤ1に挿通されて、支持台31に
螺着されている。切換ギヤ1はねじ34を中心として回
転自在である。
ギヤ1の周囲には歯が設けられている。第4図に示すよ
うに、右側のキャプスタン6aには駆動ギヤ7が一体に
固定されており、切換ギヤ1の歯は駆動ギヤ7と噛合う
ようになっている。切換ギヤ1には2箇所の歯の欠損部
XとYが設けられており、この歯の欠損部XまたはYが
駆動ギヤ7に対向しているときには、駆動ギヤ7の動力
が切換ギヤ1に伝達されない。第1図に示すように、切
換ギヤ1の裏面は凹形状となっており、この周壁面には
2箇所のストッパ突起1bと1cが設けられている。
第4図に示すように、シャーシ20の裏面にはロックレ
バー40が設けられており、軸41によりシャーシ10
に対して回動自在に支持されている。ロックレバー40
はスプリング43によって反時計方向へ付勢されてい
る。またロックレバー40の上端にはソレノイドSのプ
ランジャが連結されており、ソレノイドSが励磁される
とロックレバー40が時計方向へ駆動される。ロックレ
バー40の下端部40aにはロックピン42が固定され
ており、このロックピン42は切換ギヤ1の裏面の凹部
内に入り込んでいる。そして、前記切換ギヤ1のストッ
パ突起1bまたは1cがこのロックピン42に掛止され
るときに切換ギヤ1がロックされる。またこのロック時
に、歯の欠損部XまたはYが駆動ギヤ7に対向する状態
となる。
第6図ならびに第7図に示すように、切換ギヤ1の表面
にはヘッド駆動カム2が設けられている。シャーシ10
の表面に設けられているヘッドベース5の中央には駆動
片5cが折曲げられており、この駆動片5cがヘッド駆
動カム2の周面に対向している。
また第1図に示すように、切換ギヤ1の裏面の凹部内に
は、レバー駆動カム3a,3b,3c,3dが設けられ
ており、前記モード切換レバー24の駆動片24aの先
端に設けられたピン30がレバー駆動カム3a〜3dに
よって駆動される位置に入り込んでいる。またレバー駆
動カム3cは切換ギヤ1の中央のボス1aと連接して設
けられており、且つこのボス1aの側面には凹部Zが切
欠かれている。
ここで、切換ギヤ1ならびにモード切換レバー24の取
付け作業について説明する。
モード切換レバー24は、駆動片24aによって切換ギ
ヤ1を挟む状態に組み、駆動片24aの先端に設けられ
たピン30を切換ギヤ1の中央に設けられたボス1aの
凹部Z内に嵌入させる(第1図参照)。この状態で、挿
通穴25aをシャーシ10の支持部材26の頭部26c
に挿通させる。そして切換ギヤ1のボス1aの中央にね
じ34を挿入し、その先端をシャーシ10上の支持台3
1に螺着させる。切換ギヤ1はねじ34を中心として回
動自在に支持される。モード切換レバー24に設けられ
た挿通穴25aは、ピン30が切換ギヤ1の凹部Z内に
嵌入しているときにのみ、支持部材26の頭部36cに
挿通できる位置に設けられている。よって、ピン30が
凹部Zから抜き出た後は(第2図参照)、支持部材26
の首部26bが長穴25bに係合する状態となり、支持
部材26の頭部26c(長穴25bの幅よりも大きい)
によって、モード切換レバー24が離脱できない状態に
支持される。モード切換レバー24とシャーシ10との
間にはばね29が掛けられ、組付け完了後には、モード
切換レバー24はばね29によってD方向へ引かれた状
態となる。
次に上記構成によるオートリバース式テーププレーヤの
モード切換動作について説明する。
第4図はストップモードを示している。このとき切換ギ
ヤ1のストッパ突起1bはロックレバー40の先端部の
ロックピン42によって掛止され、切換ギヤ1は停止し
ている。また切換ギヤ1の歯の欠損部Xが駆動ギヤ7に
対向している。このとき第6図に示すよう切換ギヤ1の
表面に設けられたヘッド駆動カム2が下向きになってお
り、ヘッドベース5はばねの力によって図示下方向へ移
動し、磁気ヘッド11がカセットハーフ内のテープから
離れる位置に後退している。また、各ピンチローラ12
aと12bはヘッドベース5の両規制部5aと5bによ
ってキャプスタン6aと6bから離されている。
第4図に示すように、ストップモードではモード切換レ
バー24に設けられたピン30が切換ギヤ1の裏面のレ
バー駆動カム3dに掛止されている状態となっている。
第2図は第4図と同じストップモードを示しているもの
であるが、このときの切換ギヤ1は、第1図に示すモー
ド切換レバー24の取付け時よりもわずかに回転した位
置にある。よって、第2図ならびに第4図の状態で、故
意にモード切換レバー24をC方向へ移動させたとして
も、ピン30が凹部Zには入らず、挿通穴25aは支持
部材26の位置まで移動できない。よって、このストッ
プモードでは、モード切換レバー24がシャーシ10か
ら離脱不能である。
第5(A)図はノーマルプレイモードを示している。スト
ップモードからノーマルプレイモードに切換えるときに
は、第4図に示す状態からソレノイドSを励磁させ、ロ
ックレバー40を時計方向へ回動させて、ロックピン4
2をストッパ突起1bから外し、ロックを解除する。第
4図の状態では、図示しない付勢部材によって切換ギヤ
1が時計方向への付勢力を受けている。よってロックが
外れると切換ギヤ1は時計方向へ回動して駆動ギヤ7に
噛合う。駆動ギヤ7はキャプスタン6aと共に反時計方
向へ回転駆動されているため、その後は切換ギヤ1が駆
動ギヤ7によって時計方向へ回転駆動される。そして、
切換ギヤ1は次のストッパ突起1cがロックピン42に
当たるまで回動し、当った時点で再度ロックされて、第
5(A)図に示す状態となる。
切換ギヤ1が、第4図のストップモードから、第5(A)
図のノーマルプレイモードまで回動する間、切換ギヤ1
の表面に設けられたヘッド駆動カム2がヘッドベース5
の押圧片5cを図示上方へ押し、ヘッドベース5がA方
向へ駆動される。そして、このノーマルプレイモードで
は、第7図に示すようにヘッドベース5がA方向へ大き
く前進して停止し、磁気ヘッド11がテープに接触す
る。
また、切換ギヤ1が回転する間に、切換ギヤ1の裏面に
設けられたレバー駆動カム3aがピン30に係合し、第
5(A)図に示すノーマルプレイモードではピン30がレ
バー駆動カム3aに噛み込まれた状態となっている。こ
のノーマルプレイモードでは、第5(A)図に示すよう
に、モード切換レバー24の左側の規制部28bが左側
のホルダピン13bの上方に対向するため、ヘッドベー
ス5がA方向へ前進する際、左側のピンチローラ12b
のA方向への前進が規制される。よって、右側のピンチ
ローラ12aだけがキャプスタン6aに圧接する。テー
プは右側のキャプスタン6aとピンチローラ12aとに
挟まれ、反時計方向へ回転するキャプスタン12aによ
ってテープが右方向へ送り出されるようになる。
このプレイモードでは、第5(A)図に示すように、モー
ド切換レバー24に設けられたピン30がレバー駆動カ
ム3aと3bの間に位置しているので、ピン30がボス
1aの側面に設けられた凹部Zに入ることはできなくな
る。すなわち、このモードにおいてモード切換レバー2
4がシャーシ10から離脱することはない。
第5(B)図はリバースプレイモードを示している。リバ
ースプレイモードへ切換えるときには、第4図のストッ
プモードからソイレノイドSを励磁させ、ロックピン4
2をストッパ突起1bから外すときに、ソレノイドSの
励磁時間を長くする。その結果、ロックレバー40の下
端部40aがピン30をC方向へ押し出すため、切換ギ
ヤ1が回転する際に、レバー駆動カム3bがピン30に
掛止される。切換ギヤ1が回転し、ストッパ突起1cが
ロックピン42に掛止された状態では、ピン30がレバ
ー駆動カム3bによってC方向へ引かれ、モード切換レ
バー24がC方向へ移動して停止する(第5(B)図の状
態)。このリバースプレイモードでは、モード切換ギヤ
24の右側の規制部28aが、右側のピンチローラ12
aのホルダピン13aに対向するので、左側のピンチロ
ーラ12bのみがキャプスタン6bに圧接し、時計方向
へ回転するキャプスタン6bによってテープが図示左側
へ走行できるようになる。
このリバースプレイモードにおいては、ピン30がレバ
ー駆動カム3bとボス1aとの間に挟まれた位置となる
ので、ピン30が凹部Zに入り込むことはない。よって
っこのモードでも、モード切換レバー24はシャーシ1
0から離脱できない状態である。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば、モード切換レバーに設
けられたピンを切換ギヤのボスに設けられた凹部に挿入
することによって、シャーシの支持部材に対して簡単に
取り付けることができる。また、取り付け後は、ピンが
凹部から抜け出た状態で使用されることになるため、モ
ード切換レバーがシャーシから離脱することはない。す
なわち、モード切換レバーの取り付け作業が非常に簡単
であり、また取り付けた後にはシャーシから離脱するの
を完全に防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5(B)図は本考案の実施例を示すものであ
り、第1図と第2図はカセットテープ駆動ユニットをシ
ャーシの裏面側から示した背面図であり、第1図はモー
ド切換レバーの取付け時を示し、第2図はモード切換レ
バーの取付け後を示している。第3図は第2図のIII−I
II断面図である。第4図〜第5(B)図は、モード切換レ
バーと切換ギヤとをユニット表面側からシャーシを透視
して示した平面図であり、第4図はストップモードを、
第5(A)図はノーマルプレイモードを、そして第5(B)図
はリバースプレイモードをそれぞれ示している。第6図
と第7図はカセットテープ駆動ユニットを示す平面図で
あり、第6図はストップモードを第7図はノーマルプレ
イモードをそれぞれ示している。第8図は従来のモード
切換レバーと切換ギヤをシャーシと透視して示した平面
図、第9図は第8図のIX−IX断面図である。 1……切換ギヤ、1a……ボス、Z……ボスに設けられ
た凹部、3a〜3d……レバー駆動カム、5……ヘッド
ベース、6a,6b……キャプスタン、7……駆動ギ
ヤ、14a,14b……リール台、24……モード切換
レバー、24a……駆動片、25a……挿通穴、25b
……長穴、26……支持部材、26b……首部、26c
……頭部、28a,28b……規制部、30……ピン、
31……支持台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のリール台と一対のキャプスタンなら
    びに各キャプスタンに対向する一対のピンチローラが設
    けられているシャーシに、モード切換レバーが往復動自
    在に支持され、このモード切換レバーにはその移動方向
    に応じて一対のピンチローラのいずれかがキャプスタン
    に圧接するのを阻止する規制部が設けられており且つ、
    前記モード切換レバーに設けられたピンに往復駆動力を
    与える駆動カムを有している切換ギヤと、この切換ギヤ
    を回転させる駆動ギヤが設けられているオートリバース
    式テーププレーヤにおいて、前記切換ギヤの中央部に形
    成されたボスには、モード切換レバーに設けられた前記
    ピンが入り込む凹部が形成されており且つ、モード切換
    レバーには、前記ピンが凹部に入り込む位置にてシャー
    シに設けられた支持部材の頭部に挿通される挿通穴と、
    ピンが凹部から外れる位置にて前記支持部材の首部に対
    して摺動する前記挿通穴と連続する長穴が設けられてお
    り、モード切換レバーが、前記支持部材の首部と前記長
    穴とによってシャーシに対して往復方向へ動作自在に支
    持されていることを特徴とするオートリバース式テープ
    プレーヤのモード切換レバー支持機構。
JP15598386U 1986-10-09 1986-10-09 オ−トリバ−ス式テ−ププレ−ヤのモ−ド切換レバ−支持機構 Expired - Lifetime JPH0614289Y2 (ja)

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