JPH06142359A - ミシンの曲布張枠駆動装置 - Google Patents

ミシンの曲布張枠駆動装置

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JPH06142359A
JPH06142359A JP32123092A JP32123092A JPH06142359A JP H06142359 A JPH06142359 A JP H06142359A JP 32123092 A JP32123092 A JP 32123092A JP 32123092 A JP32123092 A JP 32123092A JP H06142359 A JPH06142359 A JP H06142359A
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章 西尾
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    • D10BINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
    • D10B2501/00Wearing apparel
    • D10B2501/04Outerwear; Protective garments
    • D10B2501/042Headwear

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  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲布張枠駆動装置において、曲布張枠8の取
付け作業を容易に行えるとともに、駆動ワイヤ58a,
58bの取扱いに注意を払う必要がない。 【構成】 回動枠55、枠保持部材56、ワイヤ支持体
57、駆動ワイヤ58a、58b及び係合案内体59
を、曲布張枠駆動体としてユニット化されており、可動
枠11のX軸方向への移動により、ワイヤ支持体57が
X軸方向へ移動し、ワイヤ支持体57に一端が連結され
た駆動ワイヤ58a,58bも同方向に移動する。一
方、駆動ワイヤ58a,58bの他端が回動枠55に連
結され、回動枠55を保持する枠保持部材56がY軸移
動枠12に取り付けられているので、回動枠55のX軸
方向の移動が規制され、回動枠55が曲布張枠8の曲率
中心を回動中心とする回動運動に変換される。また、Y
軸移動枠12のY軸方向への移動により、枠保持部材5
6及び回動枠55もY軸方向へ移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帽子やシャツの袖部等
の曲面状の布地に刺繍等の縫製を行う場合に用いるミシ
ンの曲布張枠を駆動する曲布張枠駆動装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のミシンの曲布張枠駆動装
置としては、特開昭63─120158号公報に示すよ
うな技術があり、これは、図13に示すように、曲布張
枠200を取付ける回動枠201が、機枠203に固定
された中心軸204に回動自在でかつ中心軸204の軸
方向(Y軸方向)へ移動自在に支持されている。そし
て、平面状の布地に刺繍を施す際には、使用する平刺繍
枠を可動枠205に取り付けて、この可動枠205をX
軸方向及びY軸方向へ移動させて刺繍を行っている。ま
た、帽子等の曲面状の布地に刺繍を施す際には、可動枠
205から平刺繍枠を取外し、代わりに曲布張枠200
を取り付け、上記と同様に、可動枠205をX軸方向及
びY軸方向へ移動させて刺繍を行っている。このとき、
可動枠205のX軸方向への直線運動を回動枠201の
回動運動に変換し、かつ可動枠205のY軸方向への運
動により、回動枠201を中心軸204の軸方向へ移動
させる運動に変換している。即ち、可動枠205に作動
板207が取付ねじ208によって取付けられ、この作
動板207と回動枠201との間に、ステンレス製のば
ね板からなる紐体209がX状に張設されることによっ
て、可動枠205のX軸方向及びY軸方向への運動が回
動枠201の回動運動とY軸方向の直線運動に変換され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のミシンにおいては、曲面状の布地のみならず、平面
状の布地も刺繍を行う為、平刺繍枠と曲布張枠200と
の取り替えが頻繁に行われる。曲布張枠200を可動枠
205に取付ける場合、作動板207と回動枠201と
が紐体209でのみ関係づけられている為、作動板20
7と回動枠201とは別々に可動枠205に取付けなけ
ればならなかった。従って、曲布張枠200の取付け作
業は、先ず、機枠203の中心軸204に回動枠201
を取付け、その後、作動板207を可動枠205に取付
け、次に、作動板207と回動枠201との間に、紐体
209を取付けなければならず、その取付け作業が煩雑
となるといった問題点があった。また、紐体209は折
曲したり、傷付いたりしないように、十分注意して取り
扱わなければならず、取扱い管理上の注意も必要であっ
た。本発明は、前記問題点を解決する為になされたもの
であって、その目的は、曲布張枠の取付け作業を容易に
行えるミシンの曲布張枠駆動装置を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係るミシンの曲布張枠駆動装置は、X軸
方向に移動可能な可動枠と、Y軸方向に移動可能なY軸
移動枠とを備え、可動枠のX軸方向への直線運動を、曲
布張枠の曲率中心を回動中心とする曲布張枠の回動運動
に変換し、かつY軸移動枠のY軸方向への運動により、
曲布張枠に曲面状に張られた布地に縫製を行うよう構成
されており、曲布張枠の曲率中心を回動中心として回動
可能とされた曲布張枠保持用の回動枠と、その回動枠を
保持し、かつY軸移動枠に連結する為の枠保持部材と、
可動枠のX軸方向への移動に伴って移動するように、可
動枠に取付けられるワイヤ支持体と、そのワイヤ支持体
のX軸方向への直線運動を回動枠の回動運動に変換する
為に、一端がワイヤ支持体に連結され、他端が回動枠に
連結された1対の駆動ワイヤと、枠保持部材に固定さ
れ、ワイヤ支持体をX軸方向へ案内するように、ワイヤ
支持体に係合する係合案内体とを備え、回動枠、枠保持
部材、ワイヤ支持体、駆動ワイヤ及び係合案内体が、ユ
ニット化されたものである。
【0005】請求項2に係るミシンの曲布張枠駆動装置
は、請求項1の構成の他に、前記係合案内体は、前記枠
保持部材に固定されたローラ受体と、前記ワイヤ支持体
を上下方向から挟むように、前記ローラ受体に回転可能
に支持された少なくとも1対のローラとを備えたもので
ある。
【0006】
【作用】上記請求項1に係るミシンの曲布張枠駆動装置
において、可動枠がX軸方向へ移動すると、可動枠に取
付けられたワイヤ支持体がX軸方向へ移動し、これに伴
って、ワイヤ支持体に一端が連結された駆動ワイヤも同
方向に移動する。しかし、駆動ワイヤの他端が回動枠に
連結され、かつ回動枠を保持する枠保持部材がY軸方向
へ移動するY軸移動枠に取付けられているので、回動枠
のX軸方向への移動が規制され、回動枠が曲布張枠の曲
率中心を回動中心とする回動運動に変換され、回動枠に
取付けた曲布張枠が回動することになる。また、Y軸移
動枠をY軸方向へ移動すると、Y軸移動枠に枠保持部材
が取付けられているので、枠保持部材及びこれに保持さ
れた回動枠もY軸方向へ移動し、曲布張枠がY軸方向へ
移動することになる。
【0007】この曲布張枠の回動時及びY軸方向への移
動時においても、枠保持部材とワイヤ支持体とは、係合
案内体によって離脱不能に係合されており、駆動ワイヤ
によってワイヤ支持体と回動枠とを連結しているにもか
かわらず、この係合案内体によって、ワイヤ支持体と枠
保持部材とは一体的にユニット化され、可動枠等に取付
けることができるようになる。従って、回動枠、枠保持
部材、ワイヤ支持体、駆動ワイヤ及び係合案内体を曲布
張枠駆動体としてユニット化しているので、その取付け
作業は、ワイヤ支持体を可動枠に、また枠保持部材をY
軸移動枠に取付けるだけの簡単な作業で行える。
【0008】尚、請求項2のように、1対のローラでワ
イヤ支持体を上下方向から挟むようにすれば、ワイヤ支
持体と回動枠との関係は、少なくとも上下方向にずれる
ことがなくなり、また、ローラによって、ワイヤ支持体
の滑らかな直線運動が確保される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例について図
面に基いて説明する。本実施例は、多頭式刺繍機に本発
明の曲布張枠駆動装置を適用した場合のもので、図1は
その多頭式刺繍機の斜視図、図2は同刺繍機において、
ミシンのアーム部分及び移動機構の保護カバーを取り除
いた状態を示す概略平面図である。本実施例の多頭式刺
繍機1は、図1に示すように、横長のベースフレーム2
の上面の後部に、3個のミシン3が並設され、このミシ
ン3のアーム部4の先端には、多数の針棒5を有する多
針ケース6が取付けられている。また、ベースフレーム
2の上面の前部には、刺繍する布地の形状に応じて上位
置と下位置に切換自在なテーブル7が配置されている。
また、アーム部4の下方には、ベッド部10がミシン本
体から延出形成されている。
【0010】そして、前記テーブル7の上方には、図2
に示すように、曲布張枠8や平刺繍枠9を取付ける為の
可動枠11と、この可動枠11のX軸枠部11aの上方
に重ねるように配設されたY軸移動枠12と、前記可動
枠11をミシン3のベッド部10と直交するX軸方向に
移動させるX軸移動機構13と、前記可動枠11及びY
軸移動枠12をベッド部10の長さ方向であるY軸方向
に移動させるY軸移動機構14とが設けられている。
【0011】また、各ミシン3には、ベースフレーム2
に設置された1個のミシンモータ(図示せず)から駆動
ベルト16を介して動力が伝達される。そして、図示し
ないが、多針ケース6の所望の針棒5をミシン3のベッ
ド部10の針落ち孔の直上位置に水平移動させる多針ケ
ース移動機構が設けられている。この多針ケース移動機
構、X軸移動機構13及びY軸移動機構14等は、図1
に示すように、ベースフレーム2の端部に設けられた操
作パネル18から数値制御によって制御される。また、
ミシン3のアーム部4の上面には、12個の針棒5に対
応して12個の円錐状糸巻き19が配設されている。
【0012】前記可動枠11は、図2に示すように、曲
布張枠8や刺繍枠9を取付ける矩形状の可動枠本体22
と、その可動枠本体22のX軸方向の両端に固定された
矩形状の延長枠23,24とを備え、前記延長枠23,
24のX軸枠部23a,24a及びY軸枠部23b,2
4bには、夫々ローラ案内溝25,26が形成されてい
る。また、可動枠11には、図9に示すように、Y軸移
動枠12の内側に形成された案内溝12aに係合する案
内ローラ11b,11cが取付けられている。
【0013】前記X軸移動機構13は、図2に示すよう
に、ベースフレーム2上の右端部に設置されたステッピ
ングモータからなるX軸モータ30と、このX軸モータ
30からの動力によりタイミングプーリ31,32を介
して駆動されるタイミングベルト33と、このタイミン
グベルト33に連結されたX軸キャリッジ34と、この
X軸キャリッジ34の上面に設けられ、前記右側延長枠
23のY軸枠部23bの案内溝26に係合する案内ロー
ラ35,36と、前記X軸キャリッジ34をX軸方向へ
案内するガイドレール37とを備えている。
【0014】前記Y軸移動機構14は、ベースフレーム
2の左右両側に配設され、ベースフレーム2の後部中央
上面に設置されたステッピングモータからなる1個の共
用するY軸モータ40によって駆動されるものである。
各Y軸移動機構14は、前記Y軸モータ40から伝達軸
41を介して伝達された動力によりタイミングプーリ4
2,43を介して駆動されるタイミングベルト44と、
このタイミングベルト44に連結されたY軸キャリッジ
45と、このY軸キャリッジ45の上面に設けられ、前
記左右の延長枠23,24のX軸枠部23a,24aの
案内溝25に係合する案内ローラ46,47と、前記Y
軸キャリッジ45をY軸方向へ案内するガイドレール4
8とを備えている。
【0015】これら可動枠11とそのX軸及びY軸移動
機構13,14は、平刺繍枠9の送り装置として機能す
るのみならず、曲布張枠8の駆動装置の一構成要素とし
ても機能する。更に、曲布張枠8の駆動装置には、本発
明特有の前記Y軸移動枠12、曲布張枠駆動体50及び
その駆動案内機構51が設けられている。そこで、これ
らのY軸移動枠12、曲布張枠駆動体50及びその駆動
案内機構51を図3〜図11に基いて説明する。図3は
Y軸移動枠及び曲布張枠駆動体等を示す斜視図、図4は
同じく曲布張枠駆動体を可動枠及びY軸移動枠から取外
した状態を示す分解斜視図、図5は曲布張枠駆動体を示
す正面図、図6は同じくその平面図、図7は同じくその
側面図である。また、図8は曲布張枠駆動体の案内機構
を示す正面拡大断面図、図9は枠保持部材と駆動案内体
及びY軸移動枠との連結状態を示す側面拡大断面図、図
10は駆動案内機構の平面拡大断面図、図11はY軸移
動枠の連結ブラケットと駆動案内体との連結状態を示す
分解斜視図である。
【0016】前記Y軸移動枠12は、図2及び図3に示
すように、可動枠11とほぼ同様な断面形状に形成され
ると共に可動枠11のX軸枠部11aに沿って左右方向
に長く形成されている。そして、Y軸移動枠12は、可
動枠11の上方に配置され、側面視クランク状の連結部
材53を介してねじ54a,54bにより、左右のY軸
キャリッジ45に固定されている。また、Y軸移動枠1
2の内側に形成された案内溝12aには、図3に示すよ
うに、可動枠11の上方に配置された案内ローラ11
b,11cが係合されており、Y軸移動枠12に掛かる
力は、案内ローラ11b,11cを介して可動枠11に
分散されるので、見かけ上のY軸移動枠12の剛性が向
上し、Y軸移動枠12が撓みにくくなり、位置決め精度
が向上する。従って、Y軸移動枠12は、Y軸キャリッ
ジ45のY軸方向への移動に伴ってY軸方向に移動する
が、可動枠11のX軸方向への移動には追従しないよう
になっている。
【0017】次に、前記曲布張枠駆動体50について説
明する。この曲布張枠駆動体50は、図3に示すよう
に、前記曲布張枠8の曲率中心を回動中心として回動可
能とされた曲布張枠保持用の回動枠55と、この回動枠
55を保持し、かつ前記Y軸移動枠12に連結する為の
枠保持部材56と、前記可動枠11のX軸方向への移動
に伴って移動するように、可動枠11に取付けられるワ
イヤ支持体57とを備えており、更に、このワイヤ支持
体57のX軸方向への直線運動を前記回動枠55の回動
運動に変換する為に、一端がワイヤ支持体57に連結さ
れ、他端が回動枠55に連結された1対の駆動ワイヤ5
8a,58bと、前記枠保持部材56に固定され、前記
ワイヤ支持体57をX軸方向へ案内するように、ワイヤ
支持体57に係合する係合案内体59とを備えている。
そして、図4に示すように、前記回動枠55、枠保持部
材56、ワイヤ支持体57、駆動ワイヤ58a,58b
及び係合案内体59が、曲布張枠駆動体50としてユニ
ット化されている。
【0018】前記曲布張枠8は、図3に示すように、曲
布支持枠61と押え枠62とから構成されており、曲布
支持枠61上に載置支持された帽子63等の曲面状の布
地の前面部分を押え枠62で押え付けるようになってい
る。前記回動枠55は、図4に示すように、半円筒状に
形成されており、その下端が差渡し片67により連結さ
れている。そして、回動枠55の外周面の複数個所に、
先端にローラ65を有する取付爪66が設けられ、この
ローラ65を前記曲布張枠8の曲布支持枠61の取付孔
68(図3参照)に嵌合することにより、曲布張枠8が
回動枠55に取付けられるようになっている。
【0019】前記枠保持部材56は、図5・図7及び図
8に示すように、正面視上側開放の略コ字形に形成され
ており、その前面には左右両側に夫々1対の保持ローラ
71,72が回転自在に支持されている。そして、この
保持ローラ71,72間に前記回動枠55が曲布張枠8
の曲率中心を回動中心とするよう、回動可能に挟持され
ている。また、枠保持部材56の上側の左右両端部に
は、図7に示すように、前記係合案内体59の左右両端
部の固定片74と連結する為の固定片75が前側に折曲
形成され、両固定片74,75がねじ77により連結さ
れることにより、枠保持部材56と係合案内体59とが
一体的に固定されている。従って、枠保持部材56と係
合案内体59とをまとめて枠保持体60という場合があ
る。更に、この枠保持部材56の上側両端部には、図7
に示すように、後述の駆動案内体80に対して傾き及び
上下方向の位置を調整可能な連結部81の一構成要素で
ある連結片82が折曲形成されている。また、枠保持部
材56の中央下部には、図5・図7及び図9に示すよう
に、位置調整ボルト83及びブッシュ85の連結用ボル
ト84が夫々螺合されている。
【0020】前記ワイヤ支持体57は、図5及び図6に
示すように、ねじ86により前記可動枠11に取付けら
れるX軸方向に長いワイヤ支持部材87と、この左右両
端部にねじ88によりX軸方向へ微動調整可能に支持さ
れたワイヤ掛け部材89とから構成されている。ワイヤ
支持部材87の左右両端部には、ねじ91をX軸方向に
微動可能とする為の長孔90が形成されている。尚、ワ
イヤ支持体87のねじ連結孔86aは、図4及び図6に
示すように、ワイヤ支持体87が可動枠11に対して容
易に着脱できるように、切欠孔とされている。このた
め、可動枠11に対して前後方向の移動が可能であり、
駆動案内体80と枠保持部材56との締め付け後、ワイ
ヤ支持体57のワイヤ支持部材87を可動枠11に固定
する。
【0021】更に、前記ワイヤ支持部材87の前部に
は、図5及び図6に示すように、X軸方向に長くレール
部材92が固定されている。このレール部材92は、図
6及び図9に示すように、その前後部に後述する係合案
内体59のローラ95の前後方向(Y軸方向)の抜け出
しを防止する為の垂直壁92a,92bが折曲形成さ
れ、更に、図6に示すように、左右両端部にローラ95
のX軸方向での抜け出しを防止する為のストッパ壁92
cが形成されている。前記各ワイヤ掛け部材89は、図
5に示すように、正面視L字形に形成され、その内端に
ねじ97により前記駆動ワイヤ58a,58bの一端が
固定され、前記ワイヤ支持部材87の左右両端部の下面
に取付けられている。
【0022】前記1対の駆動ワイヤ58a,58bは、
図5に示すように、夫々の一端が前記ワイヤ掛け部材8
9に取付けられ、他端が互いにX状に交差して前記回動
枠55の外周面の下端にビス98により取付けられてい
る。従って、ワイヤ支持体57が、図5にて左方向へ移
動すれば、ワイヤ支持体57の左端部に取付けられた駆
動ワイヤ58aが左方向へ引張られ、回動枠55が左回
動し、また、ワイヤ支持体57が、図5にて右方向へ移
動すれば、ワイヤ支持体57の右端部に取付けられた駆
動ワイヤ58bが右方向へ引張られ、回動枠55が右回
動するようになっている。
【0023】前記係合案内体59は、図5及び図9に示
すように、前記枠保持部材56に固定されたローラ受体
100と、前記ワイヤ支持体57を上下方向から挟むよ
うに、前記ローラ受体100に回転可能に支持された1
対のローラ95,96とを備えている。前記ローラ受体
100は、図5及び図9に示すように、回動枠55の上
側で、かつ駆動ワイヤ58a,58bの配置部を回避す
るために、枠保持部材56の前側に配置され、その左右
両端部に、前記枠保持部材56の固定片75にねじ77
により連結固定される固定片74が後側に折曲形成され
ている。前記ローラ95,96は、図5に示すように、
ローラ受体100の左右両側に夫々1対ずつ配置されて
おり、各1対のローラ95,96のうち、上側のローラ
95は、前記ワイヤ支持体57のレール部材92に係合
され、下側のローラ96は、ワイヤ支持体57の下面に
転動可能に当接されている。
【0024】従って、上下のローラ95,96によって
ワイヤ支持体57を挟み込む為、少なくとも係合案内体
59がワイヤ支持体57から上下方向で抜け落ちるのを
防止する。また、上側のローラ95がワイヤ支持体57
のレール部材92の前後の垂直壁92a,92b間に抜
け出し不能に係合しているので、係合案内体59の前後
方向(Y軸方向)の抜け出しも防止する。更に、ワイヤ
支持体57のレール部材92の左右のストッパ壁92c
により、係合案内体59の左右方向の抜け出しを防止す
ることになる。よって、回動枠55を枠保持部材56に
ローラ71,72により保持し、枠保持部材56を係合
案内体59に固定するとともに係合案内体59をワイヤ
支持体57に係合すれば、これらは一体的になり、曲布
張枠駆動体50としてユニット化が可能となる。
【0025】次に、前記ユニット化された駆動体50を
Y軸方向に案内する駆動案内機構51を主として図8〜
図10に基いて説明する。この駆動案内機構51は、図
8〜図10に示すように、ミシン3のベッド部10の下
面にレール台111を介してねじ112により固定され
た案内レール板113と、前記枠保持部材56に後述の
位置調整用の締結ねじ115及び前記上下位置調整ボル
ト83により連結固定され、かつ前記Y軸移動枠12に
連結された駆動案内体80と、前記案内レール板113
のY軸方向へ移動するように、前記回動枠55の回動中
心を挟んで駆動案内体80のX軸方向の左右両端部に配
設された第1Y軸案内部118及び第2Y軸案内部11
9とを備えている。
【0026】そして、前記第1Y軸案内部118は、図
8に示すように、前記案内レール板113のX軸方向の
一端部で、案内レール板113を上下方向から挟むよう
に、前記駆動案内体80に支持ブロック121を介して
回転可能に支持された1対の案内ローラ122,123
から構成されている。前記第2Y軸案内部119は、図
9に示すように、前記案内レール板113のX軸方向の
他端部で、軸方向をY軸方向として案内レール板113
に両端をブロック124を介してねじ128で固定され
た案内軸125と、図8に示すように、この案内軸12
5にY軸方向へ摺動可能に嵌合され前記駆動案内体80
にねじ126により固定された案内ブロック127とか
ら構成されている。
【0027】前記駆動案内体80は、図8に示すよう
に、左右の連結板130,131と、その下端を連結す
る差渡し板132とが、正面視上側開放の略コ字形に一
体的に形成されている。そして、前記右側の連結板13
0に前記案内ブロック127が固定され、左側の連結板
131に前記支持ブロック121が固定されている。更
に、左右の連結板130,131には、Y軸移動枠12
と連結する為の後述する連結部145がねじ144によ
り固定されている。そして、これらレール台111、案
内レール板113、第1Y軸案内部118、第2Y軸案
内部119、駆動案内体80、及び連結部145はユニ
ット化されている。
【0028】次に、前記ユニット化された駆動体50と
同じくユニット化された駆動案内機構51とを連結する
連結部135の構造を、主として図8及び図9に基いて
説明する。前記駆動案内体80は、その左右の連結板1
30,131の内端間距離が前記枠保持部材56の左右
の連結片81の外端間距離と等しく設定され、枠保持部
材56の連結片81を駆動案内体80の連結板130,
131に重合わせた場合に、枠保持部材56の左右方向
の位置が規制されるよう構成されている。そして、前記
駆動案内体80の連結板130,131には、枠保持部
材56を連結する為のねじ嵌合用の位置調整孔133が
形成され、この位置調整孔133は、位置調整用の締結
ねじ115の径よりも大径に形成されている。この位置
調整孔133、連結板130,131、枠保持部材56
の連結片81及び位置調整用の締結ねじ115により、
枠保持部材56を駆動案内体80に対して上下及び前後
の微動調整を可能とする連結部135が構成されてい
る。尚、前記差渡し板132の前中央部の位置調整ボル
ト83の連結孔137は、図5に示すように、枠保持部
材56の上下位置を調整可能なように、切欠孔とされて
いる。
【0029】そして、前記曲布張枠駆動体50の枠保持
部材56は、、駆動案内体80に対して上方から差し込
み可能とされている。また、前記枠保持部材56の中央
部は、駆動案内体80の中央部と位置合わせされ、上下
位置調整ボルト83により駆動案内体80と枠保持部材
56との中心部が位置合わせされる。このとき、枠保持
部材56の左右両端の連結片82が駆動案内体80の連
結板130,131の間に入り、枠保持部材56の左右
方向の位置が位置決めされている。更に、枠保持部材5
6と駆動案内体80の連結部81が締結ねじ115によ
り仮止めされ、曲布張枠駆動体50と駆動案内機構51
とが一体的に組付けられている。
【0030】次に、前記駆動案内体80とY軸移動枠1
2とを連結する連結機構140を主として図3・図6・
図9及び図11に基いて説明する。この連結機構140
は、図6及び図9に示すように、Y軸移動枠12の上面
にねじ141により固定され、後端に可動枠11の後側
を垂下する垂下片142が形成された連結ブラケット1
43と、前記駆動案内体80の後部にねじ144により
固定された連結部145と、この連結部145と前記垂
下片142とを連結する連結部材としての連結ピン14
6とから構成されている。
【0031】前記垂下片142には、図11に示すよう
に、ねじ孔147が形成され、また連結ピン146に
も、その上下方向の位置を調整可能とする為の長孔14
8が形成されている。そして、前記連結ピン146は、
ねじ149により垂下片142に固定されている。前記
連結ピン146は、図11に示すように、円柱状のもの
を垂下片142との連結部側で縦割りにされて半円柱状
に形成されたもので、駆動案内体80側との連結部側は
先細形状に形成されている。前記駆動案内体80側の連
結部145は、図11に示すように、前記連結ピン14
6を嵌合する連結ブッシュ150と、この連結ブッシュ
150を保持する保持片151とから構成されている。
前記連結ブッシュ150は、図11に示すように、X軸
方向に長い長孔152が形成され、この長孔152のY
軸方向の寸法Dは、前記連結ピン146の径と同寸法に
設定されている。また、前記保持片151は、ねじ14
4により前記駆動案内体80の左右の連結板130,1
31に固定されている。
【0032】次に、本発明の曲布張枠駆動装置を刺繍機
に取付ける作業について説明する。先ず、Y軸移動枠1
2を可動枠11の上側に配置し、このY軸移動枠12と
Y軸キャリッジ45とを、図3に示すように、連結部材
53を介してねじ54a,54bにより固定する。そう
すると、Y軸キャリッジ45のY軸方向への移動により
Y軸移動枠12もY軸方向へ移動する。一方、可動枠1
1は、Y軸キャリッジ45の移動によりY軸方向へ移動
し、X軸キャリッジ34のX軸方向への移動によりX軸
方向へ移動するが、Y軸移動枠12は、X軸キャリッジ
34に連結されていないので、可動枠11のX軸方向へ
移動してもX軸方向へ移動することはない。
【0033】次いで、曲布張駆動体50と駆動案内機構
51とは一体的に組付けされているので、曲布張駆動体
50と駆動案内機構51とを、その回動枠55がミシン
3のベッド部10を囲むように、前方から差し込む。そ
して、ワイヤ支持体57を可動枠11にねじ86により
取付ける。次に、駆動案内機構51をミシン3のベッド
部10にねじ112により取付け固定する。そして、曲
布張枠8を回動枠55に取付け、曲布張枠8のミシン3
のベッド部10からの高さ及び傾きを調整した後、枠保
持部材56と駆動案内体80の連結部81を位置調整ボ
ルト83及び締結ねじ115により固定する。このと
き、駆動案内体80の調整孔133の径は締結ねじ11
5の径よりも大径に形成されているから、駆動案内体8
0に対して枠保持部材56が上下方向及び前後方向に微
動可能となる。そこで、枠保持部材56を駆動案内体8
0に対して上下方向及び前後方向に微動調整させて位置
を合わせ、締結ねじ115により締め付け固定する。こ
れにより、曲布張枠8の上下方向及び前後方向の位置の
みならず、曲布張枠8の傾きも同時に調整できる。
【0034】次に、このミシン3のベッド部10に取付
けられた駆動案内体80と、Y軸キャリッジ45に取付
けられたY軸移動枠12との連結方法を説明する。先
ず、Y軸移動枠12に連結ブラケット143をねじ14
1により固定し、次に、連結ピン146を連結部145
の連結ブッシュ150の長孔152に所定の嵌合長にな
るように嵌合し、連結ピン146をねじ149により、
連結ブラケット143の垂下片143に固定する。そう
すると、Y軸移動枠12と駆動案内体80とは、連結ピ
ン146により上下方向で自由度を持ち、X軸方向に長
いY軸移動枠12が上下に撓んでも、駆動案内体80に
取付ける曲布張枠8に対して影響を及ぼしにくい。ま
た、連結ピン146は、連結ブッシュ150の長孔15
2により、Y軸方向には規制されているので、Y軸移動
枠12のY軸方向への移動に、駆動案内体80及び曲布
張枠8が追随するようになる。
【0035】このように取付けられた曲布張枠8では、
可動枠11のX軸方向への移動により、ワイヤ支持体5
7が、図5にて左方向へ移動すれば、ワイヤ支持体57
の左端部に取付けられた駆動ワイヤ58が左方向へ引張
られ、回動枠55が左回動し、曲布張枠8が左回動する
ことになる。また、ワイヤ支持体57が、図5にて右方
向へ移動すれば、ワイヤ支持体57の右端部に取付けら
れた駆動ワイヤ58a,58bが右方向へ引張られ、回
動枠55が右回動し、曲布張枠8が右回動することにな
る。一方、Y軸キャリッジ45がY軸方向へ移動すれ
ば、Y軸移動枠12がこれに追随してY軸方向へ移動す
る。このY軸移動枠12のY軸方向への移動により、連
結ピン146で連結された駆動案内体80がY軸方向へ
移動し、この駆動案内体80に連結された枠保持部材5
6、回動枠55及び曲布張枠8がY軸方向へ移動するこ
とになる。
【0036】この駆動案内体80のY軸方向への移動時
には、第1Y軸案内部118においてはローラ122,
123により、案内レール板113を挟むようにして、
案内レール板113上を転動し、また、第2Y軸案内部
119では、案内軸125により案内ブロック127を
介して駆動案内体80がY軸方向へ案内される。この第
1Y軸案内部118及び第2Y軸案内部119は、ミシ
ン3のベッド部10を挟んでその両側に配設されてお
り、駆動案内体80をベッド部10に両持ち支持する構
造である為、駆動案内体80の移動は安定しており、そ
のため、曲布張枠8のY軸方向への移動も安定したもの
になる。従って、ミシン3のベッド部10の針落ち位置
と曲布張枠8の位置精度が向上する。
【0037】また、平面状の布地に刺繍をする場合に
は、可動枠11の内側に装着できる程度の大きさの原反
枠を可動枠11に取付け、その原反枠に平面状の布地を
クリップで保持するか、あるいは、各ミシン3に対向す
るように、平面状の布地を保持した所定の大きさの平刺
繍枠をそれぞれ可動枠11に固定する。そして、可動枠
11がX軸及びY軸方向に移動するに伴って、原反枠あ
るいは平刺繍枠がX軸及びY軸方向に同じ量だけ移動す
る。このとき、曲布張枠8のY軸方向の移動のために使
用するY軸移動枠12は、可動枠11のX軸枠部11a
の上側に配置されており、平刺繍枠等の取付け時にも何
ら支障がない。従って、Y軸移動枠12は、Y軸キャリ
ッジ45に取付けたままで良いので、平刺繍枠と曲布張
枠8とを同時に可動枠11に取付けて、平面状の布地と
曲面状の布地とに同時に刺繍することができる。また、
Y軸移動枠12は、上述の如く、一度取付けた後は平面
状の布地に対する刺繍の場合でも取外す必要がなく、枠
の取付け・取外し時間を短縮することができる。更に、
平面状の布地に刺繍を行う場合でも、Y軸移動枠12が
可動枠11の補強材としての働きをしている。
【0038】尚、駆動案内機構51は、上記実施例のよ
うに、第2Y軸案内部119に案内軸125及び案内ブ
ロック127を用いた構成に限らず、図12に示すよう
に、第2Y軸案内部119においても第1Y軸案内部1
18と同様に上下の案内ローラ122,123によっ
て、案内レール板113を挟むように構成してもよい。
この場合、曲布張枠8の前後方向の傾きを防止する為、
少なくとも3個のローラ122,123で案内レール板
113を3点支持するよう構成することが望ましい。
【0039】また、上記実施例では、係合案内体59
は、ローラ受体100とローラ95,96とから構成し
たが、これに限らず、ワイヤ支持体57との間で、前後
方向及び上下方向での抜け落ちを防止できる構造であれ
ば、単なるスライド部材から構成してもよいことは勿論
である。更に、駆動案内体80に対して枠保持部材56
の前後方向及び上下方向の位置調整を可能とする為、上
記実施例では、ねじ115に対してこれを嵌合する孔の
径を大径に設定したが、この孔は丸孔に限らず、長孔で
あってもよい。また、上記実施例において、Y軸移動枠
12と駆動案内体80とを連結する連結ピン146は、
駆動案内体側を固定し、Y軸移動枠側を上下動自在とな
るように構成してもよい。更に、枠保持部材56と駆動
案内体80との連結部において、上記実施例では、駆動
案内体側に締結ねじ115よりも大径の調整孔133を
形成したが、調整孔133は保持部材側に形成してもよ
く、少なくともいずれか一方に形成されればよい。ま
た、上記実施例の可動枠11の案内ローラ11b,11
cに代えて他の摺動部材であっても良い。更に、本発明
は、上記実施例の如き多頭式刺繍機に限らず、単頭式刺
繍機においても利用できることは勿論である。この場
合、Y軸移動枠を、上記実施例では、複数の曲布張枠8
を同時にY軸方向へ同期して移動させる為に長く形成し
たが、単頭式刺繍機においては、その必要がなく、Y軸
移動枠を可動枠11にY軸方向にのみ同期して移動する
よう係合すればよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るミ
シンの曲布張枠駆動装置によると、枠保持部材とワイヤ
支持体とは、係合案内体によって係合されており、駆動
ワイヤでワイヤ支持体と回動枠とを連結しているにもか
かわらず、この係合案内体によって、ワイヤ支持体と枠
保持部材とを一体化しているので、回動枠、枠保持部
材、ワイヤ支持体、駆動ワイヤ及び係合案内体を曲布張
枠駆動体としてユニット化でき、その取付け作業は、ワ
イヤ支持体を可動枠に、また枠保持部材をY軸移動枠に
取付けるだけの簡単な作業で行う得、また、ワイヤの取
扱いに神経を使う必要がないといった優れた効果があ
る。
【0041】また、請求項2に係るミシンの曲布張枠駆
動装置によると、係合案内体の1対のローラでワイヤ支
持体を上下方向から挟むように構成されているので、ワ
イヤ支持体と回動枠との関係は、少なくとも上下方向に
ずれるのを防止でき、また、ローラによって、ワイヤ支
持体の滑らかな直線運動が確保されるといった優れた効
果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す多頭式刺繍機の斜視図
である。
【図2】同じく刺繍機のミシンのアーム部分及び移動機
構の保護カバーを取り除いた状態を示す概略平面図であ
る。
【図3】Y軸移動枠及び曲布張枠駆動体等を示す斜視図
である。
【図4】同じく曲布張枠駆動体を可動枠及びY軸移動枠
から取外した状態を示す分解斜視図である。
【図5】曲布張枠駆動体を示す正面図である。
【図6】同じくその平面図である。
【図7】同じくその側面図である。
【図8】同じく駆動体の枠保持部材案内機構を示す正面
拡大断面図である。
【図9】同じく枠保持部材と駆動案内体及びY軸移動枠
との連結状態を示す側面拡大断面図である。
【図10】同じく枠保持部材の案内機構を示す平面拡大
断面図である。
【図11】Y軸移動枠の連結ブラケットと駆動案内体と
の連結状態を示す分解斜視図である。
【図12】本発明の別の実施例を示す曲布張枠駆動装置
における駆動案内機構の正面図である。
【図13】従来の刺繍機の曲布張枠駆動装置の斜視図で
ある。
【符号の説明】
3 ミシン 8 曲布張枠 9 平刺繍枠 10 ベッド部 11 可動枠 12 Y軸移動枠 13 X軸移動機構 14 Y軸移動機構 30 X軸モータ 33 タイミングベルト 34 X軸キャリッジ 40 Y軸モータ 44 タイミングベルト 45 Y軸キャリッジ 50 曲布張枠駆動体 51 駆動案内機構 53 連結部材 55 回動枠 56 枠保持部材 57 ワイヤ支持体 58a,58b 駆動ワイヤ 59 係合案内体 60 枠保持体 71,72 保持ローラ 80 駆動案内体 81 連結部 83 位置調整ボルト 92 レール部材 95,96 ローラ 100 ローラ受体 111 レール台 113 案内レール板 115 締結ねじ 118 第1Y軸案内部 119 第2Y軸案内部 121 支持ブロック 122,123 案内ローラ 125 案内軸 126 案内ブロック 130,131 連結板 133 位置調整孔 135 連結部 140 連結機構 142 垂下片 143 連結ブラケット 145 連結部 146 連結ピン 150 連結ブッシュ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X軸方向に移動可能な可動枠と、Y軸方
    向に移動可能なY軸移動枠とを備え、前記可動枠のX軸
    方向への直線運動を、曲布張枠の曲率中心を回動中心と
    する曲布張枠の回動運動に変換し、かつY軸移動枠のY
    軸方向への運動により、曲布張枠に曲面状に張られた布
    地に縫製を行うミシンの曲布張枠駆動装置において、 前記曲布張枠の曲率中心を回動中心として回動可能とさ
    れた曲布張枠保持用の回動枠と、 その回動枠を保持し、かつ前記Y軸移動枠に連結する為
    の枠保持部材と、 前記可動枠のX軸方向への移動に伴って移動するよう
    に、可動枠に取付けられるワイヤ支持体と、 そのワイヤ支持体のX軸方向への直線運動を前記回動枠
    の回動運動に変換する為に、一端がワイヤ支持体に連結
    され、他端が回動枠に連結された1対の駆動ワイヤと、 前記枠保持部材に固定され、前記ワイヤ支持体をX軸方
    向へ案内するように、ワイヤ支持体に係合する係合案内
    体とを備え、 前記回動枠、枠保持部材、ワイヤ支持体、駆動ワイヤ及
    び係合案内体が、ユニット化されたことを特徴とするミ
    シンの曲布張枠駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記係合案内体は、前記枠保持部材に固
    定されたローラ受体と、前記ワイヤ支持体を上下方向か
    ら挟むように、前記ローラ受体に回転可能に支持された
    少なくとも1対のローラとを備えたことを特徴とする請
    求項1に記載のミシンの曲布張枠駆動装置。
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