JP3394900B2 - 帽子枠装置 - Google Patents

帽子枠装置

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JP3394900B2
JP3394900B2 JP02029698A JP2029698A JP3394900B2 JP 3394900 B2 JP3394900 B2 JP 3394900B2 JP 02029698 A JP02029698 A JP 02029698A JP 2029698 A JP2029698 A JP 2029698A JP 3394900 B2 JP3394900 B2 JP 3394900B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は帽子枠装置に関
し、特に、帽子の内面部を支える左右1対の帽子支え板
の高さ位置を夫々独立に調節できるようにした帽子枠装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、多頭式刺繍縫製装置は、複数の
刺繍ミシンと、これら刺繍ミシンのシリンダベッドと直
交するX方向(左右方向)とY方向(前後方向)とに独
立に移動駆動される布搬送枠と、この布搬送枠に着脱自
在に取付けられ被刺繍布を刺繍縫製可能にセットできる
刺繍枠を有する。一方、この種の多頭式刺繍縫製装置を
使用し、その複数の刺繍ミシンの各々に着脱可能に装着
して帽子の正面部分に刺繍を施す為の帽子枠装置が種々
実用に供されている。
【0003】一般的な帽子枠装置は、刺繍縫製装置の本
体フレームに基端部が固着されシリンダベッドに沿って
前方へ延びる支軸と、支軸に前後移動自在に支持された
ベースフレームと、ベースフレームに回動自在にガイド
支持され且つ帽子枠が着脱自在に装着されるリング状の
回動フレームを有し、ベースフレームが連結機構により
布搬送枠に連結されて布搬送枠と一体に前後方向へ移動
駆動され、回動機構により布搬送枠の左右方向への移動
が回動フレームの回動に変換される。つまり、回動フレ
ームに装着された帽子枠の帽子は、前後方向へ移動駆動
され前後方向向きの軸心回りに回動されて、その正面部
分に刺繍を施せるようになっている。
【0004】ところで、帽子に施される刺繍の高い縫い
品質を確保する為に、従来、回動フレームの前側に配設
され且つシリンダベッドの近傍部分において回動フレー
ムに装着された帽子枠の帽子の内面部を支える帽子支え
板を設けた帽子枠装置が実用に供されている。この種の
帽子枠装置においては、通常、一体物の又は一体的に連
結された左右1対の帽子支え板が、シリンダベッドの上
側においてシリンダベッドの針穴部に対応する開口を開
け、ベースフレームに連結された1対の支え棒の前端部
分に夫々連結され設けられている。
【0005】前記1対の支え棒の後端部分は、ベースフ
レームに上下方向へ位置調節可能に夫々連結され、1対
の帽子支え板を1対の支え棒とともに上下方向へ移動さ
せその高さ位置を適切な位置に調節して、1対の帽子支
え板とシリンダベッドとの相互干渉を防止し、帽子に施
される刺繍の高い縫い品質を確保するようにしている。
また、1対の帽子支え板は1対の支え棒の先端部分に前
後方向へ位置調節可能に連結され、縫製に供される帽子
のサイズや形状に応じて、1対の帽子支え板を前後方向
へ移動させその前後位置を調節できるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 従来の帽子枠装置で
は、左右1対の帽子支え板が一体であるため、1対の帽
子支え板の高さ位置を調節する場合、1対の帽子支え板
を1対の支え棒とともに上下方向へ一体的に移動させそ
の高さ位置を同時に調節しなければならない。つまり、
1対の帽子支え板の高さ位置を独立に調節できないた
め、帽子支え板に製作誤差等がある場合、シリンダベッ
ドに対して1対の帽子支え板の両方を適切な高さ位置に
調節できず、帽子に施される刺繍の高い縫い品質を確保
できないという問題がある。一方、帽子支え板に製作誤
差がないように帽子支え板の加工精度を高めると、製作
コストが高価になるという問題がある。
【0007】更に、1対の帽子支え板を1対の支え棒と
ともに一体的に上下方向へスムースに移動させ、1対の
帽子支え板の高さ位置を調節するのが難しく、それらの
高さ位置を微調節する作業も大変になる。また、1対の
帽子支え板が一体であるため、1対の帽子支え板の前後
方向位置を調節する場合でも、1対の支え棒に対して1
対の帽子支え板を前後方向へ一体的にスムースに移動さ
せ、1対の帽子支え板の前後方向位置を調節するのが難
しく、それらの前後方向位置を微調節する作業も大変に
なる。
【0008】本発明の目的は、帽子枠装置において、左
右1対の帽子支え板の高さ位置を夫々独立に簡単且つ確
実に調節可能にすること、左右1対の帽子支え板の前後
方向位置を夫々独立に簡単且つ確実に調節可能にするこ
と、帽子に施される刺繍の縫い品質を確実に確保するこ
と、製作コストを安価にすること、等である。
【0009】
【課題を解決するための手段】 請求項1の帽子枠装置
は、刺繍縫製装置の本体フレームに基端部が固着されシ
リンダベッドに沿って前方へ延びる支軸と、この支軸に
前後移動自在に支持されたベースフレームと、このベー
スフレームに回動自在にガイド支持され且つ帽子枠が着
脱自在に装着されるリング状の回動フレームとを備えた
帽子枠装置において、前記回動フレームの前側において
左右に所定間隔あけて分割状に配設され回動フレームに
装着された帽子枠の帽子の内面部を支える左右1対の帽
子支え板と、前記ベースフレームに1対の帽子支え板を
夫々独立に上下方向へ位置調節可能に連結する1対の第
1連結機構とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】この帽子枠装置においては、左右1対の帽
子支え板を回動フレームの前側において左右に所定間隔
あけて分割状に配設し、1対の第1連結機構によりベー
スフレームに1対の帽子支え板を夫々独立に上下方向へ
位置調節可能に連結したので、帽子支え板に製作誤差等
がある場合でも、シリンダベッドに対して左右1対の帽
子支え板を夫々独立に適切な高さ位置に簡単且つ確実に
調節できる。
【0011】従って、1対の帽子支え板とシリンダベッ
ドとの相互干渉を防止し、帽子に施される刺繍の高い縫
い品質を確実に確保することが可能になる。それ故、帽
子支え板に製作誤差がないように帽子支え板の加工精度
を高めなくてもよく、製作コストも低減できる。更に、
各帽子支え板を上下方向へスムースに移動させて高さ位
置を簡単に調節でき、その高さ位置を微調節する作業も
容易になる。
【0012】請求項2の帽子枠装置は、請求項1の発明
において、前記ベースフレームに1対の帽子支え板を夫
々独立に前後方向へ位置調節可能に連結する1対の第2
連結機構を設けたことを特徴とするものである。
【0013】この帽子枠装置においては、1対の第2連
結機構によりベースフレームに1対の帽子支え板を夫々
独立に前後方向へ位置調節可能に連結したので、左右1
対の帽子支え板を夫々独立に前後方向へ移動させその前
後方向位置を調節することができる。従って、各帽子支
え板の前後方向位置を微調節する作業も容易になり、縫
製に供される帽子のサイズや形状に応じて、左右1対の
帽子支え板の前後方向位置を簡単且つ確実に調節でき
る。その他請求項1と同様の作用を奏する。
【0014】請求項3の帽子枠装置は、請求項1又は2
の発明において、前記1対の帽子支え板は、1対の支え
棒の先端部分に夫々連結され、各第1連結機構は、ベー
スフレームに形成された上下に長い長孔と、支え棒の後
端部近傍に形成され且つ長孔に上下動可能且つ回転不能
に挿通する挿通軸部とを有し、支え棒を水平に保持した
状態で支え棒の後端部分を上下方向へ位置調節可能にベ
ースフレームに連結することを特徴とするものである。
ベースフレームに形成された長孔に、支え棒の後端部近
傍に形成された挿通軸部を上下動可能且つ回転不能に挿
通させる簡単な構造で、帽子支え板を支え棒とともに回
動させずに上下方向へ移動させその高さ位置を調節する
ことができる。その他請求項1又は2と同様の作用を奏
する。
【0015】請求項4の帽子枠装置は、請求項3の発明
において、各第1連結機構は、支え棒において挿通軸部
よりも前側に形成され且つベースフレームに前方から当
接する当接部と、支え棒において挿通軸部よりも後側に
形成され且つ長孔から後方へ突出するネジ部と、ベース
フレームの後方からネジ部に螺合されるナット部材を有
することを特徴とするものである。挿通軸部を長孔に挿
通させた状態でベースフレームの後方からネジ部にナッ
ト部材を螺合締結すると、当接部とナット部材とでベー
スフレームが挟持され、支え棒が水平に保持された状態
でその後端部分がベースフレームに固定され、また、ナ
ット部材を弛めると、当接部とナット部材とでベースフ
レームが挟持されなくなり、支え棒の後端部分が上下方
向へ位置調節可能になる。その他請求項3と同様の作用
を奏する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は多頭式刺繍縫製
装置に着脱可能に装着され、複数の帽子を一度に刺繍縫
製する複数の帽子枠装置の各々に本発明を適用した場合
の例である。
【0017】図1に示すように、多頭式刺繍装置SM
は、X方向(左右方向)へ延びる刺繍機ベースフレーム
1と、刺繍機ベースフレーム1の上面の後部側に配設さ
れたX方向へ延びる略矩形状のミシン支持板2を有し、
ミシン支持板2上に3台の同一構造の多針式刺繍ミシン
M1〜M3がX方向に並設されている。
【0018】これら刺繍ミシンM1〜M3の各々におい
て、そのアーム部3の前端部には、12本の針棒と12
個の天秤9とを上下動可能に支持する針棒ケース7が、
X方向へ移動可能に支持されている。一方、アーム部3
には脚柱部4が連なり、脚柱部4の下端部に連なるベッ
ド本体部5は、ミシン支持板2上に固定され、ベッド本
体部5の前端部からシリンダベッド6が前方に延び、シ
リンダベッド6の先端部(前端部)には糸輪捕捉器等が
設けられている。
【0019】各針棒ケース7の針棒の下端部には縫針8
が取付けられ、12本の縫針8には糸立台10の12個
の糸立て11から12色の刺繍糸が夫々供給され、針棒
ケース7をX方向に移動させて、所望の1つの縫針8を
シリンダベッド6の先端部の針穴12に対向する縫製位
置に切換えることで針棒の1つが選択されると、その針
棒とそれに連結された天秤9のみが上下に駆動され、そ
の針棒の縫針8と糸輪捕捉器との協働により選択された
色の刺繍糸で刺繍縫目が形成される。前記針棒や天秤9
を上下動させる上軸と糸輪捕捉器を回転させる下軸は、
ミシンモータに連結されたVベルト17により回転駆動
される駆動軸18により駆動される。
【0020】ミシン支持板2の前側にはシリンダベッド
6の上面と同一高さまで上昇可能な作業用テーブル13
が配設され、作業用テーブル13の左右両側には1対の
補助テーブル14,15が設けられ、これら両補助テー
ブル14,15上に亙って、X方向へ長い矩形枠状の布
搬送枠16の左右両端部分の駆動枠部16a,16bが
載置支持され、右側の駆動枠部16bがX方向駆動機構
(図示略)によりX方向へ移動駆動され、左側の駆動枠
部16aと右側の駆動枠部16bとがY方向駆動機構
(図示略)によりY方向へ移動駆動される。
【0021】各刺繍ミシンM1〜M3に取付けられる帽
子枠装置20について説明する。図2〜図6に示すよう
に、帽子枠装置20は、布搬送枠16の下側において本
体フレームのベッド本体部5に後端部が固着されシリン
ダベッド6に沿って前方へ延びる支軸21と、支軸21
に前後方向へ移動自在に支持されたベースフレーム22
と、帽子枠100 が着脱自在に装着されるリング状の回動
フレーム23と、ベースフレーム22に対して回動フレ
ーム23を支軸21と平行な軸回りに回動自在にガイド
支持する回動支持機構24と、ベースフレーム22を布
搬送枠16に作動的に連結する連結機構25と、布搬送
枠16の左右方向への移動を回動フレーム23の回動に
変換する回動機構26と、回動フレーム23に装着され
た帽子枠100 の帽子Cの内面部をシリンダベッド6の近
傍部分において支える帽子支え機構27等を備えてい
る。
【0022】前記支軸21の後端部分は、シリンダベッ
ド6の基端側のベット本体部5に形成された前後方向向
きの水平な挿入穴30に前方から挿入され、固定具31
で固定解除可能に固定されている(図6参照)。
【0023】前記ベースフレーム22は、正面視Y形を
なす3つの腕部35a,35bと、これら腕部35a,
35bの中心部分に位置するボス部36を有し、ボス部
36が支軸21に摺動することで前後方向へ移動可能に
支持され、回動規制機構37によりその回動が規制され
ている。左右1対の腕部35aには、回動支持機構24
の左右1対の案内ローラ50が夫々装着され、腕部35
a,35bの外端部には、回動支持機構24の3つのガ
イドローラ51,52が装着されている。
【0024】前記回動規制機構37について説明する
と、図4に示すように、シリンダベッド6の下面部に固
定された前後方向に延びるキー部材38に、ベースフレ
ーム22にボス部36の上側において固着された溝形部
材39が前後方向に摺動自在に係合し、ベースフレーム
22は、支軸21と平行な軸回りに回動しないように規
制され、支軸21に沿って前後方向にのみ移動自在に構
成されている。
【0025】前記回動フレーム23は、断面円形の環状
部40と、環状部40の上半部から前方へ所定長さ延び
る断面半円弧状の帽子枠支持部41を有し、環状部40
の外周部には、ガイドローラ51,52が係合するガイ
ド溝42と、回動機構26のワイヤ62を導くワイヤ案
内溝43とが夫々全周に亙って形成されている。環状部
41の外周前端部には、例えば5つの弾性変形部材44
の基端部がビス止めされ、それら複数の弾性変形部材4
4の先端部に、帽子枠支持部41に外嵌状に装着される
帽子枠100 の係合穴に係合し、帽子枠100 を回動フレー
ム23に一体的に保持する複数の係合ローラ45が夫々
回転自在に装着されている。
【0026】前記回動支持機構24について説明する。
回動支持機構24は、ベースフレーム22の左右1対の
腕部35aに後端部が連結されて前方へ延び且つ回動フ
レーム23の環状部40の内面を転動する左右1対の案
内ローラ50,50と、ベースフレーム22の3つの腕
部35a,35bに設けられ且つ回動フレーム23の環
状部41の外周部の全周に亙って形成された係合溝42
に係合する3つのガイドローラ51,52を有し、これ
ら案内ローラ50とガイドローラ51,52により、ベ
ースフレーム22に対して回動フレーム23が回動自在
にガイド支持されている。
【0027】左右1対の案内ローラ50は合成樹脂製で
構成され、左右1対の帽子支え板70の近傍において、
回動フレーム23を挟んで左右1対のガイドローラ51
に対向状に夫々配設されている。尚、各案内ローラ50
の後端部分には環状のゴム部材50a(図4参照)が装
着され、このゴム部材50aが環状部40の内面にスリ
ップしないように接触している。
【0028】3つのガイドローラ51,52のうち、回
動フレーム23の下端部分において係合溝42に係合す
るガイドローラ52は、その前後方向位置を調節可能に
なっている。即ち、ガイドローラ52は、段ピン53の
前端部分に回転自在に支持され、段ピン53の挿通軸部
53aが前後移動可能にベースフレーム22に挿通し、
1対の止めネジ53b,53cにより固定解除可能に固
定されている。
【0029】3つのガイドローラ51,52のうち、回
動フレーム23の上半部において係合溝42に係合する
1対のガイドローラ51は、夫々ベースフレーム22に
固定された段ピン51aに回転自在に支持されている。
つまり、ベースフレーム22や回動フレーム23の自重
等により、支軸21とともにベースフレーム22と回動
フレーム23が下側へ傾いている場合、回動フレーム2
3が前後方向向きの水平軸心回りに回動するように、1
対のガイドローラ51に対して、ガイドローラ52の前
後方向位置を調節することで、回動フレーム23の傾き
を上側へ修正できるように構成してある。
【0030】尚、各案内ローラ50の前端部分には分割
ローラ54が着脱自在に装着され、縫製に供される帽子
Cをセットした帽子枠100 の構造に応じて、分割ローラ
54は適宜着脱される。分割ローラ54が案内ローラ5
0の前端部分に装着された状態で刺繍縫製が施される
と、回動フレーム23の回動により案内ローラ50とと
もに回転する分割ローラ54が、帽子Cの張りを保持す
るように帽子Cの内周面をスリップなしに転動し支持す
るようにしてある。
【0031】前記連結機構25について図6を参照して
簡単に説明する。連結部材55に鍔付き軸56が支持さ
れ、その鍔付き軸56に操作レバー57の上端部が回動
可能に枢支され、操作レバー57を操作して鍔付き軸5
6を固定位置に切換えると、鍔付き軸56が下方に移動
して、鍔付き軸56の上端部の鍔部56aにより連結部
材55が布搬送枠16に固定的に設けられたY軸送り部
材58に固定される。つまり、ベースフレーム22は連
結機構25とY軸送り部材58を介して布搬送枠16と
ともに前後方向へ移動駆動される。
【0032】前記回動機構26について説明する。回動
機構26は、X方向枠部16cに着脱自在に取付けられ
る左右に細長い取付板60と、取付板60に左右方向位
置を調節可能に連結される左右に細長い可動部材61
と、回動フレーム23に巻き付けられ且つその両端部が
可動部材61の両端部に連結されたワイヤ62を有す
る。
【0033】取付板60の両端部には連結孔60a〜6
0dが形成され、取付板60の下面をX方向枠部16c
に当接させた状態で、連結穴60a(又は60b)と連
結孔60d(又は60d)に挿通させた1対のツマミ付
きのネジ部材(図示略)がX方向枠部16cに螺着さ
れ、取付板60がX方向枠部16cに締結される。可動
部材61の後部には連結板部63が一体形成され、この
連結板部63を取付板60の上面に当接させた状態で、
連結板部63に形成された左右1対の長孔63aに、1
対のツマミ付きのネジ部材64を挿通させて連結板部6
3に螺着し、可動部材61は取付板60に左右方向位置
を調節可能に締結される。
【0034】可動部材61の両端部には、前側へ張出し
た左右1対の張出し部61a,61bが形成され、左側
の張出し部61aの上面には、取付片61cが左右方向
位置を調節可能に固定され、回動フレーム23から左側
へ延びるワイヤ62は、張出し部61aでUターン状に
上側へ屈曲され、その端部が取付片60cの上面部にビ
ス止めされている。
【0035】一方、回動フレーム23から右側へ延びる
ワイヤ62は、右側の張出し部61bでUターン状に上
側へ屈曲され、その端部が張出し部61bの上面部にビ
ス止めされている。つまり、布搬送枠16とともに可動
部材61が左右方向へ移動駆動されると、ワイヤ62の
端部が引張られて、ワイヤ62が巻付けられた回動フレ
ーム23が回動駆動される。尚、可動部材61の内部に
は、左右に延び且つ後下端部が下方へ開放された係合孔
61dが形成され、この係合孔61dに、ベースフレー
ム22に下端部が固着された正面視門型の連結板65の
上端屈曲部65aが、左右へ移動可能に係合している。
【0036】次に、帽子支え機構27について詳細に説
明する。図2〜図7に示すように、帽子支え機構27
は、回動フレーム23の前側において左右に所定間隔あ
けて分割状に配設され回動フレーム23に装着された帽
子枠100 の帽子Cの内面部を支える左右1対の帽子支え
板70と、1対の帽子支え板70に前端部分が夫々連結
された1対の支え棒71と、ベースフレーム22に1対
の帽子支え板70を夫々独立に上下方向へ位置調節可能
に連結する1対の第1連結機構72と、ベースフレーム
22に1対の帽子支え板70を夫々独立に前後方向へ位
置調節可能に連結する1対の第2連結機構73等を有す
る。
【0037】左右1対の帽子支え板70は対称構造であ
り、シリンダベッド6の上側においてその針穴部6aと
略同幅の間隔をあけて、シリンダベッド6の上面側から
横側に亙って配設されている。各帽子支え板70は、回
動フレーム23と略同曲率の部分円筒部75と、部分円
筒部75の上端部に連なりシリンダベッド6の上面に対
向している水平部76と、部分円筒部75の下端部に連
なる水平板部77からなり、左右1対の帽子支え板70
の部分円筒部75により、回動フレーム23の帽子枠支
持部41よりも前方へ突出する帽子Cの内周面のうち針
穴部6aの左右両側の所定範囲部分が摺動しながら支持
される。
【0038】支え棒71の前端部分には、その下端部を
切欠いて当接面78が形成され、この当接面78が帽子
支え板70の水平板部77に上側から当接し、第2連結
機構73により連結されている。支え棒71の後端部近
傍には、軸部本体79よりも小径の軸部の左右両端部を
面取りして断面小判形の挿通軸部81が形成され、挿通
軸部81の前側の軸部本体79の後端に軸部本体79と
直交する当接面82が形成され、挿通軸部81の後側に
ネジ部83が形成されている。
【0039】第1連結機構72は、図7、図8に示すよ
うに、ベースフレーム22に形成された上下に長い長孔
80と、長孔80に上下動可能且つ回転不能に挿通する
支え棒71の挿通軸部81と、ベースフレーム22に前
方から当接する支え棒71の当接部82と、長孔80か
ら後方へ突出する支え棒71のネジ部83と、ベースフ
レーム22の後方からネジ部83に螺合されるナット部
材84を有し、支え棒71を水平に保持した状態で支え
棒71の後端部分を上下方向へ位置調節可能にベースフ
レーム22に連結するように構成してある。
【0040】支え棒71の挿通軸部81が長孔80に挿
通し、支え棒71が上下動可能且つ回動不能になり、こ
の状態で、ベースフレーム22の後方からネジ部83に
ナット部材84を螺合締結すると、当接部82とナット
部材84とでベースフレーム22が挟持され、支え棒7
1が水平に保持された状態でその後端部分がベースフレ
ーム22に固定され、ナット部材84を弛めると、当接
部82とナット部材84とでベースフレーム22が挟持
されなくなり、支え棒71の後端部分が上下方向へ位置
調節可能になる。
【0041】第2連結機構73は、図7、図9に示すよ
うに、帽子支え板70の水平板部77に形成された前後
に長い長穴90と、水平板部77の下側から長穴90を
挿通して支え棒71の先端部分に螺合される1対のボル
ト91を有する。1対のボルト91で水平板部77が支
え棒71に締結され、1対のボルト91を弛めると、支
え棒71に対して帽子支え板70を前後方向へ位置調節
可能になる。支え棒71の前端部分には、複数(例えば
4つ)の基線92が等間隔で形成されており、作業者が
真上から視て帽子支え板70の後端と任意の基線93を
一致させることで、帽子支え板70の前後方向位置を位
置決めすることができる。
【0042】ここで、帽子枠100 について図2を参照し
て簡単に説明する。帽子枠100 は、回動フレーム23に
着脱自在に装着される湾曲状の帽子枠本体101 と、この
帽子枠本体101 に帽子Cを挟んで外側から着脱自在に固
定される押え枠部材102 と、帽子枠本体101 に固定され
た帽子Cの庇を受けて紐部材103 等で固定する庇受け部
材104 等を有する。尚、帽子の大きさや形状に応じて、
図2の帽子枠100 以外の種々の帽子枠を適用可能である
が、その帽子枠の構造に応じて、帽子枠と分割ローラ5
4が相互干渉しないように、分割ローラ54が適宜着脱
れさる。
【0043】前記帽子枠装置20の作用・効果について
説明する。左右1対の帽子支え板70を回動フレーム2
2の前側において左右に所定間隔あけて分割状に配設
し、1対の帽子支え板70に1対の支え棒71の前端部
分を夫々連結し、1対の第1連結機構72によりベース
フレーム22に1対の支え棒71の後端部分を夫々独立
に上下方向へ位置調節可能に連結したので、各帽子支え
板70を支え棒71とともに上下方向へスムースに移動
させその高さ位置を独立に調節することが可能になる。
【0044】従って、帽子支え板70に製作誤差がある
場合でも、シリンダベッド6に対して左右1対の帽子支
え板70を夫々独立に適切な高さ位置に簡単且つ確実に
調節でき、1対の帽子支え板70とシリンダベッド6と
の相互干渉を防止し、帽子Cに施される刺繍の高い縫い
品質を確実に確保することが可能になる。それ故、帽子
支え板70に製作誤差がないように帽子支え板70の加
工精度を高めなくてもよく、製作コストも低減できる。
更に、各帽子支え板70を上下方向へスムースに移動さ
せて高さ位置を簡単に調節でき、その高さ位置を微調節
する作業も容易になる。
【0045】更に、1対の第2連結機構73により1対
の支え棒71に1対の帽子支え板70を夫々独立に前後
方向へ位置調節可能に連結したので、各支え棒71に対
して帽子支え板70を前後方向へスムースに移動させそ
の前後方向位置を独立に調節することが可能になる。従
って、各帽子支え板70の前後方向位置を微調節する作
業も容易になり、縫製に供される帽子のサイズや形状に
応じて、左右1対の帽子支え板70の前後方向位置を簡
単且つ確実に調節できる。
【0046】しかも、第1連結機構72においては、ベ
ースフレーム22に形成された上下に長い長孔80と、
支え棒71に形成された挿通軸部81、当接部82、ネ
ジ部83と、ネジ部83に螺合されるナット部材84を
有する簡単な機構で構成できるため、その構造が簡単化
し製作コストを低減することができる。
【0047】尚、前記実施形態の変更形態として、図示
していないが、第2連結機構73を省略し、第1連結機
構72の代わりに、1対の支え棒71の前端部分に1対
の帽子支え板70を夫々独立に上下方向へ位置調節可能
に連結する1対の第1連結機構を設けてもよい。この場
合、第2連結機構73のように、帽子支え板70に上下
に長い長孔を形成し、その長孔にボルトを挿通させ支え
棒71に締結させることで実現することができる。
【0048】尚、本発明に係る帽子枠装置は、前記実施
形態及び変更形態の帽子枠装置に限らず、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲において種々の変更を付加し、種々の
帽子枠装置に勿論適用することができる。
【0049】
【発明の効果】 請求項1の帽子枠装置によれば、回動
フレームの前側において左右に所定間隔あけて分割状に
配設され回動フレームに装着された帽子枠の帽子の内面
部を支える左右1対の帽子支え板と、ベースフレームに
1対の帽子支え板を夫々独立に上下方向へ位置調節可能
に連結する1対の第1連結機構とを設けたので、帽子支
え板に製作誤差がある場合でも、シリンダベッドに対し
て左右1対の帽子支え板を適切な高さ位置に簡単且つ確
実に調節できる。
【0050】その結果、1対の帽子支え板とシリンダベ
ッドとの相互干渉を防止し、帽子に施される刺繍の高い
縫い品質を確実に確保することが可能になる。それ故、
帽子支え板に製作誤差がないように帽子支え板の加工精
度を高めなくてもよく、製作コストも低減する。更に、
各帽子支え板を上下方向へスムースに移動させて高さ位
置を簡単に調節でき、その高さ位置を微調節する作業も
容易になる。
【0051】請求項2の帽子枠装置によれば、請求項1
と同様の効果を奏するが、ベースフレームに1対の帽子
支え板を夫々独立に前後方向へ位置調節可能に連結する
1対の第2連結機構を設けたので、左右1対の帽子支え
板を夫々独立にベースフレームに対して前後方向へ移動
させその前後方向位置を調節することができる。従っ
て、縫製に供される帽子のサイズや形状に応じて、左右
1対の帽子支え板の前後方向位置を夫々独立に簡単且つ
確実に調節することができる。
【0052】請求項3の帽子枠装置によれば、請求項1
又は2と同様の効果を奏するが、1対の帽子支え板は、
1対の支え棒の先端部分に夫々連結され、各第1連結機
構は、ベースフレームに形成された上下に長い長孔と、
支え棒の後端部近傍に形成され且つ長孔に上下動可能且
つ回転不能に挿通する挿通軸部とを有するので、長孔と
支え棒の挿通軸部を有する簡単な構造で、支え棒を水平
に保持した状態で支え棒の後端部分を上下方向へ位置調
節可能にベースフレームに連結できる。
【0053】請求項4の帽子枠装置によれば、請求項3
と同様の効果を奏するが、各第1連結機構は、支え棒に
おいて挿通軸部よりも前側に形成され且つベースフレー
ムに前方から当接する当接部と、支え棒において挿通軸
部よりも後側に形成され且つ長孔から後方へ突出するネ
ジ部と、ベースフレームの後方からネジ部に螺合される
ナット部材を有するので、挿通軸部を長孔に挿通させた
状態でベースフレームの後方からネジ部にナット部材を
螺合締結すると、当接部とナット部材とでベースフレー
ムが挟持され、支え棒の後端部分をベースフレームに固
定でき、ナット部材を弛めると、当接部とナット部材と
でベースフレームが挟持されなくなり、支え棒の後端部
分が上下方向へ位置調節可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る多頭式刺繍装置の全体
斜視図である。
【図2】刺繍枠を装着した状態の帽子枠装置の右上側か
ら視た斜視図である。
【図3】刺繍枠を取外した状態の帽子枠装置の右下側か
ら視た斜視図である。
【図4】帽子枠装置の正面図である。
【図5】帽子枠装置の平面図である。
【図6】帽子枠装置の右側面図である。
【図7】刺繍枠装置の要部右側面図である。
【図8】図7のVIII− VIII 線断面図である。
【図9】図7のIX−IX線断面図である。
【符号の説明】
1 刺繍縫製装置 5 ベッド本体部 6 シリンダベッド 20 帽子枠装置 21 支軸 22 ベースフレーム 23 回動フレーム 70 帽子支え板 71 支え棒 72 第1連結機構 73 第2連結機構 80 長孔 81 挿通軸部 82 当接部 83 ネジ部 84 ナット部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刺繍縫製装置の本体フレームに基端部が
    固着されシリンダベッドに沿って前方へ延びる支軸と、
    この支軸に前後移動自在に支持されたベースフレーム
    と、このベースフレームに回動自在にガイド支持され且
    つ帽子枠が着脱自在に装着されるリング状の回動フレー
    ムとを備えた帽子枠装置において、 前記回動フレームの前側において左右に所定間隔あけて
    分割状に配設され回動フレームに装着された帽子枠の帽
    子の内面部を支える左右1対の帽子支え板と、 前記ベースフレームに1対の帽子支え板を夫々独立に上
    下方向へ位置調節可能に連結する1対の第1連結機構
    と、 を備えたことを特徴とする帽子枠装置。
  2. 【請求項2】 前記ベースフレームに1対の帽子支え板
    を夫々独立に前後方向へ位置調節可能に連結する1対の
    第2連結機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載
    の帽子枠装置。
  3. 【請求項3】 前記1対の帽子支え板は、1対の支え棒
    の先端部分に夫々連結され、各第1連結機構は、ベース
    フレームに形成された上下に長い長孔と、支え棒の後端
    部近傍に形成され且つ長孔に上下動可能且つ回転不能に
    挿通する挿通軸部とを有し、支え棒を水平に保持した状
    態で支え棒の後端部分を上下方向へ位置調節可能にベー
    スフレームに連結することを特徴とする請求項1又は2
    に記載の帽子枠装置。
  4. 【請求項4】 各第1連結機構は、支え棒において挿通
    軸部よりも前側に形成され且つベースフレームに前方か
    ら当接する当接部と、支え棒において挿通軸部よりも後
    側に形成され且つ長孔から後方へ突出するネジ部と、ベ
    ースフレームの後方からネジ部に螺合されるナット部材
    を有することを特徴とする請求項3に記載の帽子枠装
    置。
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