JPH06142348A - 往復式電気かみそり - Google Patents

往復式電気かみそり

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JPH06142348A
JPH06142348A JP4303388A JP30338892A JPH06142348A JP H06142348 A JPH06142348 A JP H06142348A JP 4303388 A JP4303388 A JP 4303388A JP 30338892 A JP30338892 A JP 30338892A JP H06142348 A JPH06142348 A JP H06142348A
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Harutaka Otsuka
陽孝 大塚
Shigezaemon Iwasaki
重左エ門 岩崎
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    • B26B19/02Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers of the reciprocating-cutter type

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外刃の内刃往復動方向における湾曲を曲率半
径の小さいものとしても、内刃の外刃内面に添った往復
動が円滑になされるとともに切れ味の低下を招くことが
ないものとする。 【構成】 外刃1が内刃2の往復動方向において湾曲
し、内刃2が外刃1の上記湾曲面に沿って往復動を行う
往復式電気かみそりにおいて、揺動する駆動子7に連結
される内刃2を外刃1に向けて付勢するばね25を設け
るとともに、外刃の上記湾曲の曲率半径R1よりも、内
刃の駆動子による揺動駆動の駆動半径R2を小さくする
ことで、内刃2の端部における内刃ブレードと外刃との
間に働く力が小さくして、外刃につっかかりにくくす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は往復式電気かみそり、殊
に外刃が内刃の往復動方向においても湾曲したものとな
っている往復式電気かみそりに関するものである。
【0002】
【従来の技術】往復式電気かみそりでは、通常外刃は内
刃の往復動方向と直交する方向においてのみ湾曲してい
る断面アーチ形で内刃の往復動方向については湾曲して
いない形状となっているが、この場合、顎下や腋のよう
な窪んだところの毛を剃る場合、その外刃が肌に密着せ
ず、従って毛の切断効率が大きく低下してしまう。
【0003】このために、特公昭57−53748号公
報に示されているように、外刃を内刃の往復動方向にお
いても湾曲させるとともに、この外刃の内面に添うよう
に内刃を往復動させる往復式電気かみそりがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電気かみそ
りでは、通常、内刃を外刃に向けて付勢するばねを設け
て内刃と外刃との間の接触圧を確保しているわけである
が、上述のように外刃を内刃の往復動方向においても湾
曲させた場合、内刃の移動方向前端に位置する内刃ブレ
ードが外刃内面につっかかって、後端側が外刃から離れ
てしまい、円滑な往復動ができなくなるとともに切れ味
が低下するという問題を有している。上記公報に示され
たものでは、この点を避けるために、外刃の内刃往復動
方向における湾曲の曲率半径をあまり小さくしないこと
で対処しているが、それでも十分ではなく、また曲率半
径を小さくできないために、腋に外刃を完全に密着させ
ることができない。
【0005】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは外刃の内刃往復動方向
における湾曲を曲率半径の小さいものとしても、内刃の
外刃内面に添った往復動が円滑になされるとともに切れ
味の低下を招くことがない往復式電気かみそりを提供す
るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、多数
の刃孔を有する外刃と、往復駆動されて外刃内面に摺接
する内刃とを備えるとともに、外刃が内刃の往復動方向
において湾曲し、内刃が外刃の上記湾曲面に沿って往復
動を行う往復式電気かみそりにおいて、揺動する駆動子
に連結される内刃を外刃に向けて付勢するばねを設ける
とともに、外刃の上記湾曲の曲率半径よりも、内刃の駆
動子による揺動駆動の駆動半径を小さくしていることに
第1の特徴を有し、また内刃の往復動方向両端に位置す
る内刃ブレード間の距離Bと、内刃における駆動子から
動力を受ける駆動点から、内刃の往復動方向端部に位置
する内刃ブレード先端までの高さHとの比H/Bを0.
3以下としていることに第2の特徴を有している。
【0007】
【作用】本発明の第1の特徴とするところ並びに第2の
特徴とするところによれば、内刃の端部における内刃ブ
レードと外刃との間に働く力が小さくなって外刃につっ
かかりにくくなるために、内刃の往復動が円滑なものと
なる。
【0008】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、この電気かみそりは、図2に示すように、多数の
刃孔を有する網刃として形成されている外刃1と多数の
内刃ブレード21が内刃基台20に植設されたものとし
て形成されている内刃2とからなる主刃Mの両側に、櫛
歯状の固定刃3と可動刃4とからなるトリマー刃T,T
を夫々配したものとして形成されている。
【0009】ここにおける主刃Mの外刃1は、図3に示
すように、内刃2の往復動方向Xと直交する方向Yに湾
曲するだけでなく、内刃2の往復動方向Xにおいても湾
曲しているもので、矩形枠状に形成された外刃枠15に
取り付けられる。この取り付けは、外刃枠15から突設
した複数個の取付ボス16を、外刃1の両側に設けた取
付孔10に挿入することで行われる。この時、外刃1に
おける内刃2の往復動方向両端側に位置する取付孔10
に挿入された取付ボス16だけに熱かしめを行い、他の
取付ボス16は単に取付孔10に挿入するだけとしてい
る。これは、外刃1の内刃2の往復動方向における湾曲
を滑らかに且つ所要の曲率半径R1を持つようにするた
めであり、各取付ボス16を結ぶ曲率半径R3の円弧
が、外刃1の上記曲率半径R1である円弧と同じ中心を
もつようにしているのも、外刃1の内刃2往復動方向に
おける中央部で且つ往復動方向と直交する方向の両端部
に切欠部11を設けているのも同じ理由による。
【0010】このように外刃1が取り付けられた外刃枠
15は、図6に示す刃フレーム8に取り付けられる。上
下に開口する矩形筒状となっている刃フレーム8は、そ
の長手方向両端の内壁面に、係止突起83と、この係止
突起83の下方に位置する傾斜面84とを備えており、
長手方向両端から弾性片18を突出させているとともに
両端上面に平面部17を有している外刃枠15を刃フレ
ーム8の下方側から押し込めば、図1に示すように、外
刃枠15は弾性片18の先端が傾斜面84に接すること
によって生じる上方への付勢力により、平面部17を係
止突起83の下面に接触させた状態となり、この結果、
外刃枠15は刃フレーム8にがたつきなく取り付けられ
ると同時に、刃フレーム8を外して掃除を行う際に不用
意に刃フレーム8から外れてしまうことが防がれてい
る。
【0011】一方、内刃2は、多数の内刃ブレード21
が内刃基台20の上面に平行並列に植設されたものとし
て形成されているのであるが、ここにおける内刃ブレー
ド21は、図7に示すように、各内刃ブレード21の上
端を結ぶ包絡線がある曲率半径の円弧2aとなるように
植設されるとともに、往復動方向における片側と他側で
つかし部26の向きが逆となるようにされている。ま
た、これら内刃ブレード21は、内刃基台20に植設さ
れた後、図中2bで示す曲率半径R4の円弧が上端を結
ぶ包絡線となるところまで研削されるのであるが、この
ように研削すると、中心部に位置する内刃ブレード21
の刃先角より両端に位置する内刃ブレード21の刃先角
が大きくなってしまう。このために、ここでは両端に位
置する内刃ブレード21の刃先半径R4の中心からの開
き角αよりも、つかし部26を設けたことによる逃げ角
βを大きくすることで、図7(b)に示すように、研削後
の刃先角γが90°以下となるようにして、両端の内刃
ブレード21においても良好な切れ味が得られるように
している。
【0012】この内刃2は、図4に示す駆動子7によっ
て往復駆動される。上下方向中程の部分がピン70によ
って軸支されることで揺動自在とされるとともに、モー
タ76の出力軸に取り付けられたバランサー付の偏心軸
77が係合するカム溝71を下端に備えて内刃2が上端
に連結される駆動子7は、モータ76の回転に伴って、
ピン70を中心に揺動する。
【0013】この駆動子7と内刃2との連結は、筒状と
なっているとともに内部に圧縮コイルばね25が収めら
れている駆動子7の上端部内に、内刃基台20から突設
した連結ボス22を差し込むとともに、連結ボス22の
両側に突出する係合部23と、駆動子7の上端に設けた
フック72との間で抜け止めを行うことでなされてお
り、この時、係合部23は駆動子7における上下に長い
溝73内に位置して、駆動子7の軸方向に内刃2が所定
範囲内でスライド自在となる。
【0014】以上のように構成された主刃Mにおける内
刃2は、モータ76を回転させた時、外刃1内面に添う
円弧状の軌跡で往復動を行うわけであるが、この内刃2
の往復動をスムーズにするために、ここでは内刃2の駆
動半径R2、つまりは駆動子7を支持しているピン70
から内刃2の中央部の刃先までの距離を、外刃1の半径
R1より小さくしている。ピン70から外刃1内面まで
の距離が、両端にいくほど大きくなるようにしているわ
けである。この結果、内刃2はその往復動方向の両端に
いくにつれて、上記圧縮コイルばね25から受ける付勢
力が小さくなり、外刃1につっかかるおそれが少なくな
っているものである。
【0015】すなわち、内刃2はその往復動の中央部に
位置する時、その移動速度が最大であるために、外刃1
との間の接触圧が少々高くとも、外刃1に内刃ブレード
21がつっかかることはなく、両端にいくにつれて移動
速度が小さくなるために、外刃1につっかかりやすくな
るが、両端に行くほど圧縮コイルばね25から受ける付
勢力が少なくなってこの力に比例する内刃2の外刃1に
対する抗力も小となるために、内刃ブレード21が外刃
1につっかかるおそれが少なくなり、内刃2の往復動方
向においても湾曲している外刃1の内面に添った内刃2
の円弧状軌跡を描く往復動が円滑になされるものであ
り、また内刃2が外刃1内面から浮くこともなくなるた
めに、切れ味の低下を招くこともないものである。
【0016】また、ここでは図9から明らかなように、
内刃2の刃先の曲率半径R4を外刃1の半径R1より小
さくして、内刃2の中央部から先に外刃1内面に接触す
るようにしているために、内刃2と外刃1との接触がそ
の全面においてまんべんなく行われる上に、つっかかり
が生じやすい両端部における上記付勢力が、中央部より
も低くなっているために、なおさら、つっかかりが生じ
にくくなっている。
【0017】さらに、駆動子7からの駆動力Fが連結ボ
ス22を通じて内刃2に伝えられる時、内刃2と外刃1
との接触部のうち、一端a側における内刃2が外刃1を
押す抗力は、b側に対して大となるが、この時の抗力の
差は、内刃2の両端に位置する内刃ブレード21間の距
離Bと、上記駆動力Fが内刃に伝えられる駆動点から端
部に位置する内刃ブレード21の先端までの高さHとの
比H/Bに比例する。つまり、圧縮コイルばね25の押
し上げ力をPとする時、a側にかかる抗力はP/2+H
F/B、b側にかかる抗力はP/2−HF/Bとなるた
めに、ab間の差は2HF/Bとなり、この値が大きく
なると、外刃1に対して内刃2が浮き上がりやすくなる
とともに、内刃2の両端における外刃1との密着度の差
が大きくなる。
【0018】このために、ここでは上記H/Bの値が
0.3以下となるように、連結ボス22における駆動子
7から駆動力を受ける点を、駆動子7に内刃2を取り付
けている係合部23より上方に位置させて上記Hの値を
小さくしており、これによって外刃1からの内刃2の浮
き上がりの防止と、外刃1と内刃2との密着度の確保と
を行っている。なお、実験によれば、外刃1の内刃2の
往復動方向における曲率半径が35mm程度以下の小さ
いものである時には、H/Bの値は0.2以下にするこ
とが好ましい。この時、図11に示すように、駆動子7
から内刃2の連結ボス22に駆動力が伝達される点を、
外刃上記実施例のものよりもさらに上方へ移して、内刃
ブレード21と外刃1との接触部における最下端G(端
部に位置する内刃ブレード21の側縁下部と外刃1とが
接触するところであり、内刃ブレード21の先端からg
だけ下がったところ)より上方となるようにすると、よ
り効果的である。図中G’は内刃2の中央部における内
刃ブレード21と外刃1との接触部の最下端を示す。こ
のようにH/Bの値を設定する時は、駆動子7がピン7
0を中心に揺動するタイプでなく、モータ76の回転を
往復直線運動に変換するタイプのものであってもよい。
【0019】次に主刃Mの両側に配される一対のトリマ
ー刃Tについて説明する。このトリマー刃Tは、図5に
示すように、基台5と、基台5における湾曲面とされた
上面に嵌合突起57との嵌合で固定される固定刃3と、
この固定刃3の上面側に配されるとともに嵌合突起57
によってスライドガイドされる可動刃4と、可動刃4を
固定刃3側に押さえる押さえばね65と、カバー6とか
らなるもので、押さえばね65は、その垂直平板部66
がカバー6にばね止め突起60との係合で取り付けら
れ、カバー6がフック61によって基台5に取り付けら
れる時、垂直平板部66がカバー6と基台5との間で挟
持固定された状態で、複数個のばね片67を可動刃4の
上面に接触させるものとなっている。
【0020】また、上記基台5は、下方に向けて一対の
係止片50,50と、一対のフック52,52と、一対
の係止片51,51とを突出させるとともに、中央部に
一対の薄肉弾性片53,53で支持されたトリマー駆動
子54を備えたものとなっており、刃フレーム8におけ
る短手方向の内壁面に形成されている二対の係止部8
1,82に係止片50,51を差し込むとともに、支持
軸80によってトリマー駆動子54が軸支されること
で、刃フレーム8に取り付けられる。ただし、両トリマ
ー刃Tのうち、一方のトリマー刃Tのトリマー駆動子5
4を軸支する支持軸80は、刃フレーム8に上下スライ
ド自在に取り付けられるスライド釦85に設けられてお
り、上記係止部81,82と係止片50,51との係合
が上下にスライド自在なものとなっていることと併せ
て、スライド釦85の上下スライドに伴い、一方のトリ
マー刃Tも上下にスライドするようになっている。
【0021】そして、上端が可動刃4に係合する係合部
55となっているトリマー駆動子54の下端は、前記駆
動子7に設けられた駆動突起75と係合して、駆動子7
の動きがトリマー駆動子54に伝達される被係合部56
となっている。駆動子7が揺動を行う時、トリマー駆動
子54は、支持軸80を中心に揺動し、櫛歯状に形成さ
れている固定刃3に対して、同じく櫛歯状に形成されて
いる可動刃4を往復摺動させる。なお、係合部55と被
係合部56とは上下の同一直線上に位置するようにし
て、トリマー駆動子54がねじれにくくなるようにして
ある。
【0022】ここにおいて、支持軸80から被係合部8
5までの長さL1は、図2に示すように、支持軸80か
ら係合部80までの長さL2よりも短くなっているため
に、駆動子7の途中から動力をとるとはいえ、可動刃4
の往復ストロークは十分長いものとなっている。また、
スライド釦85の支持軸80で支持されている側のトリ
マー刃Tに対しては、駆動子7は上下2つの駆動突起7
5,75を備えていて、スライド釦85の上動で、この
トリマー刃Tを上方へ移動させた時には、上方側の駆動
突起75が被係合部56に係合するようにしているわけ
であるが、この時、上下2つの駆動突起75,75では
その揺動ストロークが異なっており、上方側の駆動突起
75の方が下方の駆動突起75の揺動ストロークより大
きくなっているために、両駆動突起75,75の上下間
隔Eを、スライド釦85の上下スライド量より小さくし
て、トリマー刃Tを上下させても可動刃4の往復ストロ
ークが変化しないようにしてある。
【0023】さらに、ここにおけるトリマー刃Tは、主
刃Mと協調した毛の切断、つまり長い毛はトリマー刃T
で受け持ち、トリマー刃Tで切断した後の短い毛を主刃
Mでさらに短く切断するという動作をスムーズに行うこ
とができるように、主刃Mにおける内刃2の往復動方向
において、トリマー刃Tも湾曲させているのであるが、
この時、主刃Mの外刃1の稜線と、トリマー刃Tにおけ
る可動刃4と固定刃3との摺動面とが図2及び図8に示
すように、全域において一定の間隔Dを保つようにして
ある。なお、支持軸80から可動刃4までの距離L2
を、摺動面からその円弧の中心までの距離L0より小さ
くしているのは、トリマー駆動子54の係合部55が可
動刃4を動かす際に、係合部55と可動刃4上面との間
になす角が鈍角となるようにするためである。この角度
が鋭角である場合、係合部55が可動刃4を押さえ込ん
で固定刃3との間に可動刃4を挟みこんでしまう事態が
生じて円滑な駆動が望めなくなるものである。
【0024】ところで、固定刃3及び可動刃4を摺動方
向において湾曲させた時、全域において固定刃3に可動
刃4を隙間なく密着させることが困難となるために、図
10(a)に示すように、固定刃3の曲率半径よりも可動
刃4の曲率半径より小さくしておいて、組み立てた時、
つまり固定刃3に可動刃4が押し付けられるようにした
時、可動刃4が固定刃3に密着するようにしてある。ま
た、可動刃4の形成に際しては、図10(b)に示すよう
に、固定刃3と同様にその断面において凸状の曲げ形状
を有しているものとして形成して湾曲させた後、図10
(c)に示すように、面一となるように下面を研削するこ
とで、可動刃4の往復動方向の剛性を小さくして、固定
刃3との密着が確実になされるようにしている。さら
に、可動刃4の刃先部分は、図10(c)に示すように、
固定刃3側に向けて角度δの傾斜をつけているために、
固定刃3に可動刃4を押し付ける時、刃先側から固定刃
3に密着するものであり、良好な切れ味を得られるもの
となっている。なお、固定刃3側はその断面において凸
部形状を残すようにしているために、固定刃3と可動刃
4との間の擦れ合いによる駆動負荷の増大はない。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明においては、揺動す
る駆動子に連結される内刃を外刃に向けて付勢するばね
を設けるとともに、外刃の上記湾曲の曲率半径よりも、
内刃の駆動子による揺動駆動の駆動半径を小さくしてい
ることから、内刃の端部における内刃ブレードと外刃と
の間に働く力が小さくなるものであり、また内刃の往復
動方向両端に位置する内刃ブレード間の距離Bと、内刃
における駆動子から動力を受ける駆動点から、内刃の往
復動方向端部に位置する内刃ブレード先端までの高さH
との比H/Bを0.3以下とした時にも、同じく内刃の
端部における内刃ブレードと外刃との間に働く力が小さ
くなることから、内刃が外刃につっかかりにくくなるも
のであり、従って内刃の往復動を円滑にすることができ
ると同時に、内刃が外刃から浮いてしまうことがなくな
るために、切れ味の低下を招くこともないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の縦断面図である。
【図2】同上の横断面図である。
【図3】同上の主刃の分解斜視図である。
【図4】同上のモータと駆動子の分解斜視図である。
【図5】同上の一対のトリマー刃の分解斜視図である。
【図6】同上の刃フレームの破断斜視図である。
【図7】同上の主刃における内刃を示すもので、(a)は
正面図、(b)はA部の拡大断面図である。
【図8】同上のトリマー刃を示す縦断面図である。
【図9】同上の主刃における内刃と外刃の曲率半径を示
す正面図である。
【図10】同上のトリマー刃を示すもので、(a)は固定
刃と可動刃の曲率半径を示す正面図、(b)は可動刃の研
削工程前の状態における断面図、(c)は研削工程後の状
態における断面図である。
【図11】他の実施例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 外刃 2 内刃 7 駆動子 25 圧縮コイルばね R1 外刃半径 R2 内刃駆動半径

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の刃孔を有する外刃と、往復駆動さ
    れて外刃内面に摺接する内刃とを備えるとともに、外刃
    が内刃の往復動方向において湾曲し、内刃が外刃の上記
    湾曲面に沿って往復動を行う往復式電気かみそりにおい
    て、揺動する駆動子に連結される内刃を外刃に向けて付
    勢するばねを設けるとともに、外刃の上記湾曲の曲率半
    径よりも、内刃の駆動子による揺動駆動の駆動半径を小
    さくしていることを特徴とする往復式電気かみそり。
  2. 【請求項2】 多数の刃孔を有する外刃と、往復駆動さ
    れて外刃内面に摺接する内刃とを備えるとともに、外刃
    が内刃の往復動方向において湾曲し、内刃が外刃の上記
    湾曲面に沿って往復動を行う往復式電気かみそりにおい
    て、内刃の往復動方向両端に位置する内刃ブレード間の
    距離Bと、内刃における駆動子から動力を受ける駆動点
    から、内刃の往復動方向端部に位置する内刃ブレード先
    端までの高さHとの比H/Bを0.3以下としているこ
    とを特徴とする往復式電気かみそり。
  3. 【請求項3】 内刃における駆動子から動力を受ける駆
    動点を、駆動子に内刃を取り付けている連結手段よりも
    上方に配置したことを特徴とする請求項2記載の往復式
    電気かみそり。
  4. 【請求項4】 内刃の往復動方向端部に位置する内刃ブ
    レード周縁と外刃との接触部との最下端部よりも内刃に
    おける駆動子から動力を受ける駆動点を上方に設けたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の往復式電
    気かみそり。
JP30338892A 1992-11-13 1992-11-13 往復式電気かみそり Expired - Lifetime JP3427212B2 (ja)

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