JPH06141148A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH06141148A
JPH06141148A JP4133840A JP13384092A JPH06141148A JP H06141148 A JPH06141148 A JP H06141148A JP 4133840 A JP4133840 A JP 4133840A JP 13384092 A JP13384092 A JP 13384092A JP H06141148 A JPH06141148 A JP H06141148A
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JP4133840A
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Inventor
Itaru Furukawa
至 古川
Yasuji Yonezawa
保治 米澤
Yoshiharu Itano
義春 板野
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MTFのよい画像が得られるとともに、全体
としてコンパクトかつ安価な画像読取装置を提供する。 【構成】 光源3から照射された照明光は原稿2を透過
し、ミラー5、レンズ13を介して、CCD15に結像さ
れ、画像データに光電変換される。制御部53は、ピエゾ
素子55、56を介して、ミラー5を微駆動させ、原稿2の
読取り位置を、CCD15の受光素子の配列ピッチの半分
だけ移動させる。同様に、X方向、X方向およびY方向
に受光素子の配列ピッチの半分だけ移動させ、各々の読
取り位置での画像を光電変換し、画像データ合成メモリ
8に記憶させる。合計4回読取った画像データを合成す
ることによりX方向およびY方向とも2倍の細かさで読
取った画像データを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば印刷製版用の
スキャナ等の画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、2次元CCD等を用いた画像
読取装置において、画像の変倍を行う方法としては、光
学的に変倍する方法(光学的変倍)と電気的に変倍する
方法(電気的変倍)がある。光学的変倍とは、ズームレ
ンズ等によってCCDに投影する原稿画像を変倍するも
のである。一方、電気的変倍とは、CCDの読取りデー
タに対して平均化処理(間引き処理)や補間処理(水増
し処理)を行い変倍するものである。
【0003】図8Aに、光学的変倍方法を採用した画像
読取装置20を示す。画像読取装置20は、光源3、原稿台
4、ミラー5、ズームレンズ14、ズームレンズ駆動部1
6、CCD15、画像メモリ81および画像処理部10を備え
ている。ズームレンズ14はズームレンズ駆動部16によっ
て駆動される。
【0004】CCD15の詳細を図10を用いて説明する。
CCD15は、2次元CCDであり、光電変換する受光素
子17が、二次元配列されている。受光素子17の一辺の長
さはSであり、各受光素子17は一定の配列ピッチPで配
置されている。各受光素子17間は、光電変換できない無
効エリア18であって、その幅tは配列ピッチPと受光素
子17の一辺Sとの差で決定される。近年、CCDの高密
度化が進み配列ピッチPが小さくなって、Sとtの値は
ほぼ等しく(S≒t)なっている。
【0005】図8Aに戻って、画像読取装置20が、原稿
2の画像を変倍して読取る動作を説明する。まず光源3
から照射された照明光は、原稿2を透過する。この透過
光は、ミラー5で反射され、ズームレンズ14に入射す
る。そして、ズームレンズ駆動部16の指示によりズーム
レンズ14を介して、原稿2上の画像は所望の大きさに変
倍される。変倍された画像は、CCD15によって読取ら
れる。読取られた画像データは画像メモリ81に記憶され
る。このデータは画像処理部10から出力される。このよ
うに画像読取装置20においては、ズームレンズ14で変倍
した後、CCD15で光電変換することにより、原稿2の
変倍された画像データを読取ることができる。
【0006】一方、電気的変倍方法を採用した画像読取
装置30を図8Bを用いて説明する。画像読取装置30は、
光源3、原稿台4、ミラー5、固定レンズ13、CCD1
5、画像メモリ81および画像処理部10を備えている。画
像読取装置30の構成は、レンズ13にズーム機構を有しな
い点以外は、画像読取装置20とほぼ同様であるので、説
明は省略する。
【0007】画像読取装置30において、CCD15によっ
て光電変換された画像データは画像メモリ81に一時的に
記憶される。このデータは画像処理部10によって平均化
処理(間引き処理)や補間処理(水増し処理)が行われ
変倍データとなり、出力される。
【0008】画像処理部10によって行われる補間処理
(水増し処理)について、図9を用いて説明する。同図
Aのような状態で原稿画像21を読取った場合、受光素子
17a、17b、17cについて考えてみる。すると同図Bに示
すように、受光素子17a、17cの受光素子出力はa2、受光
素子17bの受光素子出力はa1となる。
【0009】ここで、二倍に変倍する場合について説明
する。二倍に変倍する場合には、各々の受光素子の間
に、もう一つ受光素子があると考えればよい。具体的に
は受光素子17aと受光素子17bの間に受光素子17d、受光
素子17bと受光素子17cの間に受光素子17eがあると考え
る。そして、受光素子17d、17eの受光素子出力が(a1+a
2)/2となるよう補間する。また、同様に受光素子17c
とその右の受光素子の間に受光素子17fがあると考え、
その受光素子出力が(0+a2)/2となるよう補間する。
このような補間処理を行うことにより、二倍の変倍デー
タを得ることができる。なお、同様にして任意の変倍デ
ータを得ることができる。
【0010】なお、平均化処理(間引き処理)する場合
は、補間処理の逆の処理を行えばよい。たとえば、0.9
倍にするのであれば、10個の受光素子のうち1個の受
光素子を間引きするようにすればよい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような画像読取装置20,30においては、次のような問題
点があった。
【0012】図8Aの画像読取装置20においては、ズー
ムレンズ14を用いて、CCD15に投影する原稿画像を変
倍するので、高倍時にCCD15が一回で読取れる読取り
範囲が狭くなる。したがって、これに対応した原稿の移
動が必要となり、原稿台駆動用のモータが必要となる。
また、ズームレンズ14のレンズユニットも高価で、かつ
ズーム駆動する駆動用モータが必要で、装置が大型にな
る。またズームレンズ14にはフレア、MTF(modulati
on transfer function)など技術的に解決すべき課題も
ある。
【0013】一方、図8Bの画像読取装置30において
は、高変倍時にMTFが向上することはない。CCD15
の配列ピッチPを細かくすれば解像度よく読取ることが
できるが、配列ピッチPを細かくした場合、無効エリア
18のサイズは限界に達しており、有効エリア(受光素子
17)が狭くなっているため、感度が低下してゆくという
問題が生じる。したがって、原稿を高倍率で、かつ解像
度よく出力するためには、光学レンズにズームレンズを
採用するか、または数種類の固定倍率のレンズを交換す
る機構が必要となる。この場合には、画像読取装置20と
同様、CCD15が一回で読取れる読取り範囲が狭くな
る。したがって、これに対応した原稿の移動が必要とな
るとともに、原稿台駆動用のモータが必要となる。ま
た、レンズ交換の機構は高価で、かつ交換するモータ等
が必要で、装置が大型になる。
【0014】この発明は、上記のような問題点を解決
し、MTFのよい画像が得られるとともに、全体として
コンパクトかつ安価な画像読取装置を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像読取装置
は、反射手段に設けられており反射手段を微駆動させる
圧電素子部と、受光素子の配列ピッチの整数分の1だけ
読取り位置を二次元的に移動させるよう圧電素子部を制
御する制御手段とを備えたことを特徴とする。請求項2
の画像読取装置は、さらに読取り位置を移動させて得た
複数の画像信号を合成する演算手段を備えたことを特徴
とする。
【0016】
【作用】請求項1の画像読取装置によれば、圧電素子部
の制御によって反射手段が微駆動される。この微駆動に
よって、受光素子の配列ピッチの整数分の1だけ、読取
り位置が二次元的に移動したことになり、それぞれの位
置で画像入力を行うことができる。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の一実施例による画像読取装置51を示
す。画像読取装置51は、同図に示すように、原稿保持手
段である透明な原稿台4、照明手段である光源3、反射
手段であるミラー5、読取り手段であるCCD15、演算
手段である画像データ合成メモリ8および画像処理部10
および固定レンズ13を備えている。
【0018】CCD15は、従来と同様のものを用いてお
り、光電変換をする受光素子17が、配列ピッチPで、二
次元配列されている。ミラー5には圧電素子部であるピ
エゾ素子55、56、および固定ベアリング部58が設けられ
ている。なお、図2に示すように、ピエゾ素子55、56の
一方の面は、ミラー5に取り付けられており、他の面は
固定部59a,59bに固定されている。
【0019】固定ベアリング部58は、図6Aに示すよう
に、先端に球状の突起58aを有しており、突起58aは、ミ
ラー5の球状の凹みに、はまりこんでいる。突起58aを
支点として、ミラー5は微駆動可能に保持される。な
お、固定ベアリング部58の他の一方は、固定部59sに固
定されている。なお、画像読取装置51においては、ピエ
ゾ素子55、56を用い、1箇所の固定ベアリング部58を支
点とする2点ミラー駆動型としている。
【0020】図1に戻って、ピエゾ素子55、56は、制御
部53から与えられる電圧が変化することにより伸縮す
る。その結果、ミラー5は固定ベアリング部58を支点と
して、二次元的に微駆動する。
【0021】つぎに、画像読取装置51が、原稿2の画像
を2倍に変倍して読取る方法について説明する。図1を
参照して、まず光源3から照射された照明光が原稿2を
透過する。この透過光は、ミラー5で反射され、レンズ
13を介して、CCD15に結像する。結像した画像は画像
データに光電変換される。CCD15によって光電変換さ
れた画像データは、画像データ合成メモリ8に記憶され
る。
【0022】その後、制御部53は、ピエゾ素子55、56に
与える電圧を変化させる。するとピエゾ素子55、56が伸
縮し、ミラー5は固定ベアリング部58を支点として微駆
動される。これにより原稿2の読取り位置が、CCD15
の受光素子17の配列ピッチPの半分だけY方向に移動
し、その位置での画像がCCD15に結像する。結像した
画像は画像データに光電変換され、画像データ合成メモ
リ8に記憶される。
【0023】その後、ピエゾ素子55、56を伸縮させ、元
の位置に戻しつつ、今度は、原稿2の読取り位置を、受
光素子17の配列ピッチPの半分だけX方向に移動させ、
その位置での画像を光電変換し、画像データ合成メモリ
8に記憶させる。さらに、その状態から、原稿2の読取
り位置を受光素子17の配列ピッチPの半分だけY方向に
移動させ、その位置での画像を光電変換し、画像データ
合成メモリ8に記憶させる。
【0024】このように、合計4回読取った画像データ
を画像データ合成メモリ8から読み出してきて、合成す
る。なお、各々の状態での読取り状態を図5に示す。同
図Aはピエゾ素子55、56が全く変位しない状態、同図B
は読取り位置がY方向にのみ配列ピッチPの半分だけ移
動した状態、同図Cは読取り位置がX方向にのみ配列ピ
ッチPの半分だけ移動した状態、同図Dは読取り位置が
X方向およびY方向に配列ピッチPの半分だけ移動させ
た状態を示す図である。
【0025】このように、合計4回読取った画像データ
を画像データ合成メモリ8から読み出してきて、合成す
ることにより、同図Eに示すようなデータを得ることが
できる。図5E中の数字は何回目に読取ったかを示して
いる。これを同図Aと比較すると、X方向およびY方向
とも2倍の細かさで読取れたこととなる。なお、一方向
だけの変倍の場合は、X方向またはY方向だけの変位で
よい。
【0026】このようにして読取った画像データを合成
した受光素子出力の一例を、図4に示す。同図Aのよう
な状態で原稿画像21を読取った場合、受光素子17a、17
b、17cについて考えてみる。同図Bに示すように、受光
素子17a、17cの受光素子出力は0、受光素子17bの受光
素子出力はa1となる。次に配列ピッチPの半分だけ読取
り位置を移動した場合、同図Cに示すような状態で原稿
画像21が読取られる。この場合、同図Dに示すように、
受光素子17a、17bの受光素子出力はa1、受光素子17cの
受光素子出力は0となる。そして、同図Dの出力をX方
向にP/2シフトさせて、同図Bの出力と合成すること
により、同図Eの合成データを得る。
【0027】次に、ピエゾ素子55、56の変位量と、原稿
2の読取り位置の移動量の関係を説明する。図2Aに、
ピエゾ素子55、56が全く変位しない状態での原稿2、ミ
ラー5、およびCCD15との関係を示す。原稿2の読取
り点P0の画像は、ミラー5に入射角θ1で入射する。入
射した光は、ミラー5の反射点Pm1で出射角θ1で反射さ
れ、CCD15の結像点PCに結像される。つぎに、同図B
に示すように、制御部53によってピエゾ素子56を縮ま
せ、ミラー5を変位量dPだけ微駆動させる。これによ
り読取り位置は読取り点P0から、読取り点P1に移動す
る。なお、反射点Pm1と反射点Pm2は、変位量dPが0に
近いことから、ほぼ等しくなる。
【0028】ここで、読取り位置の移動量d0と変位量
Pとの関係を図3A,図3Bを用いて説明する。
【0029】同図Aから、変位量dP、角度α、距離m
(反射点Pm2とピエゾ素子56との距離)の関係は、 α=sin-1(dP/m)・・・(1) で与えられる。
【0030】また、同図Bから、角度αと角度βの関係
は β=θ+α−θ2・・・(2) で与えられる。
【0031】ここで、反射点Pm1と反射点Pm2はほぼ等し
いことから θ1=θ2 ・・・・・(3) となる。
【0032】さらに、入射角と出射角は等しいから、 θp=θ1+α・・・(4) となる。
【0033】(3)(4)から θp=θ2+α・・・(5) (5)を(2)に代入すると、 β=(θ2+α)+α−θ2 =2α・・・・・・(6) となる。
【0034】ここで、変位量d0、角度β、距離r(反
射点Pm2と原稿2の読取り点P1との距離)の関係は d0=r・sinβ・・・(7) となる。
【0035】(1)(6)を(7)に代入すると d0=r・sin{2・sin-1(dP/m)}・・・(8) となる。
【0036】ここで、αおよびβは、0°に近いため
(微駆動であるから) sinα=α・・・(9) sinβ=β・・・(10) となる。
【0037】(9)(10)から(8)は、 d0=2r・dp/m・・・(11) となり、これを変形させると、 dp=m・d0/2r・・・(12) となる。
【0038】ここで、d0はピッチPの1/2であり、また、
CCD15と光学系倍率を合わせた読取りスペックから、
受光素子17のピッチPは判明する。このようにして、ピ
エゾ素子55、56の変位量dpが判明する。
【0039】つぎに、2点ミラー駆動型において、X方
向およびY方向に微駆動させる場合のピエゾ素子55,56
の制御について、図7を用いて説明する。同図A、B
は、X方向における変位量dpxを示す図である。同図
C、Dは、Y方向における変位量dpyを示す図である。
同図Cからわかるように、ピエゾ素子55と固定ベアリン
グ部58の距離my1と、ピエゾ素子56と固定ベアリング部5
8の距離my2は、等しくなるよう、固定ベアリング部58が
設けられている。
【0040】X方向に微駆動させる場合には、同図Bに
示すように、ピエゾ素子55,56を両方とも同量伸ばせば
よい。Y方向に微駆動させる場合には、同図Dに示すよ
うに、ピエゾ素子55を伸ばしておいて、ピエゾ素子56に
ついてはピエゾ素子55を伸ばした分だけ縮ませればよ
い。X方向およびY方向に微駆動させる場合には、両者
を組合わせればよく、X方向と逆方向に微駆動させる場
合には、上記と逆方向にピエゾ素子55,56を制御すれば
よい(Y方向の逆方向も同様)。
【0041】なお、2点ミラー駆動型ではなく、図6B
に示すように、4つのピエゾ素子61〜64を用い、4点ミ
ラー駆動型としてもよい。4点ミラー駆動型において
は、Y方向に微駆動させる場合には、ピエゾ素子61,64
を固定しておいて、ピエゾ素子62,63を伸縮させればよ
い(ピエゾ素子62,63を固定しておいて、ピエゾ素子61,
64を伸縮させてもよい)。
【0042】X方向に微駆動させる場合には、ピエゾ素
子61,62を固定しておいて、ピエゾ素子63,64を伸縮させ
ればよい(ピエゾ素子63,64を固定しておいて、ピエゾ
素子61,62を伸縮させてもよい)。X方向およびY方向
に微駆動させる場合には、両者を組合わせればよい。
【0043】なお、X方向に微駆動させる場合に2点ミ
ラー駆動型と同様、ピエゾ素子61,62を伸ばしておい
て、ピエゾ素子63,64についてはピエゾ素子61,62を伸ば
した分だけ、縮ませるようにしてもよい。また、Y方向
に微駆動させる場合には、ピエゾ素子62,63を伸ばして
おいて、ピエゾ素子61,64についてはピエゾ素子62,63を
伸ばした分だけ縮ませるようにしてもよい。X方向およ
びY方向に微駆動させる場合には、両者を組合わせれば
よく、X方向と逆方向に微駆動させる場合には、上記と
逆方向にピエゾ素子61,62,およびピエゾ素子63,64を制
御すればよい(Y方向の逆方向も同様)。
【0044】なお2点ミラー駆動型は、4点ミラー駆動
型に比べて、制御対象が減るので、制御が容易となると
ともに製造工程におけるコストダウンが可能となる。
【0045】このように、画像読取装置51においては、
ピエゾ素子55、56を制御部53により伸縮させることによ
り、ミラー5をX方向およびY方向に微駆動させ、原稿
2の読取り位置を移動させるようにしている。これに対
して、駆動手段を用いてCCD自体を微駆動させ、原稿
2の読取り位置を移動させる方法も考えられる。しか
し、SN比を向上させるために、CCDにアンプ、AD
変換器等が隣接して配置されている。したがって、CC
D自体をミクロン単位で正確に微駆動させるのは困難で
ある。
【0046】このように、画像読取装置51においては、
高価なズームレンズを用いずに固定倍率のレンズとCC
Dによって、より細かく原稿2の画像を読取ることがで
きる。 なお、本実施例においては、元の原稿2の画像
を、読取り位置をずらせて4回読取ることにより、2倍
に変倍するようにしている。しかし、2倍に限られるこ
となく、整数倍であれば何倍にでも変倍することができ
る。すなわちN倍(Nは整数)にするのであれば、配列
ピッチPの1/Nずつ読取り位置をずらしてN2回読取
ればよく、たとえば、3倍にするのであれば配列ピッチ
Pの1/3ずつ読取り位置をずらして9回読取ればよ
い。
【0047】また、このデータを画像処理部10におい
て、電気的変倍方法である平均化処理や補間処理を行な
うことにより、整数以外の変倍の画像データを得ること
もできる。その際、たとえば、1.8倍にするのであれば
一旦2倍に変倍してから(細かく読取ってから)、電気
的変倍を行えば、MTFもほとんど低下しない。
【0048】なお、本実施例においては、透過原稿を読
取る画像読取装置を用いて説明したが、本発明を反射原
稿を読取る画像読取装置に用いてもよい。
【0049】
【発明の効果】この発明においては、圧電素子部による
反射手段の微駆動によって、受光素子の配列ピッチの整
数分の1だけ、読取り位置が二次元的に移動したことに
なるため、それぞれの読取り位置で画像入力を行うこと
ができる。これにより、MTFのよい画像が得られる。
また、ズームレンズも不要であるため、全体としてコン
パクトかつ安価な画像読取装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である画像読取装置51を示
す全体構成図である。
【図2】ミラー5を微駆動させた場合の、読取り位置の
移動量d0を示す図である。
【図3】読取り位置の移動量d0と変位量dPとの関係を
示す図である。
【図4】受光素子17の配列ピッチPの半分だけ読取り位
置を移動させて読取ること、読取った画像データを合成
することを示す図である。
【図5】配列ピッチPの半分ずつ読取り位置を移動さ
せ、画像データを4回読取った状態を示す図である。
【図6】ミラー5に設けるピエゾ素子の配置を示す図で
ある。
【図7】2点ミラー駆動型において、X方向およびY方
向に微駆動させる場合のピエゾ素子55,56の変位量dpx
dpyを示す図である。
【図8】従来の画像読取装置20,30を示す全体構成図で
ある。
【図9】電気的変倍方法において、受光素子出力と変倍
後の出力とを示す図である。
【図10】CCD15の詳細を示す図である。
【符号の説明】
3・・・光源 4・・・原稿台 5・・・ミラー 15・・・CCD 53・・・制御部 55・・・ピエゾ素子 56・・・ピエゾ素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/393 4226−5C 5/335 V (72)発明者 板野 義春 京都府京都市上京区堀川通寺之内上る4丁 目天神北町1番地の1 大日本スクリーン 製造株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を保持する原稿保持手段、 原稿に光を照射する照明手段、 原稿で反射された反射光または原稿を透過した透過光を
    反射させる反射手段、 二次元配列された受光素子から構成されており、反射手
    段で反射された光を光電変換して画像信号を得る読取り
    手段、 を備えた画像読取装置において、 反射手段に設けられており、反射手段を微駆動させる圧
    電素子部、 受光素子の配列ピッチの整数分の1だけ、読取り位置を
    二次元的に移動させるよう圧電素子部を制御する制御手
    段、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像読取装置において、 読取り位置を移動させて得た複数の画像信号を合成する
    演算手段を備えたことを特徴とする画像読取装置。
JP4133840A 1992-05-26 1992-05-26 画像読取装置 Pending JPH06141148A (ja)

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JP4133840A JPH06141148A (ja) 1992-05-26 1992-05-26 画像読取装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102010008794A1 (de) * 2010-02-22 2011-08-25 Burgmer, Heinrich, 51789 Hochauflösende Bilderstellung, -verarbeitung mittels "Pixelinterner-Raster-Analyse" und extern erzeugter hochauflösender Rasterschrittweite
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