JP2000175000A - 原稿読取装置 - Google Patents
原稿読取装置Info
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- JP2000175000A JP2000175000A JP10358381A JP35838198A JP2000175000A JP 2000175000 A JP2000175000 A JP 2000175000A JP 10358381 A JP10358381 A JP 10358381A JP 35838198 A JP35838198 A JP 35838198A JP 2000175000 A JP2000175000 A JP 2000175000A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型化とコストダウンを図る。
【解決手段】 原稿で反射した光束の進行方向に、第1
〜第5のミラー、結像レンズ及びCCDを配置し、第3
のミラー13を画素ずらし素子として利用する。第3の
ミラー13の長手方向の一端部を硬めの弾性体から成る
支持部材18により片持ち状に支持し、他端部の近傍に
は第3のミラー13を駆動するための駆動機構19を配
置する。駆動機構19の先端には弾性部材20を設け、
第3のミラー13を支持部材18の弾性により弾性部材
20に付勢する。第3のミラー13の他端部の前後に
は、その移動を規制するためのストッパ21、22を設
ける。第3のミラー13を駆動機構19により回動し、
原稿に対するCCDの相対位置を移動させる。
〜第5のミラー、結像レンズ及びCCDを配置し、第3
のミラー13を画素ずらし素子として利用する。第3の
ミラー13の長手方向の一端部を硬めの弾性体から成る
支持部材18により片持ち状に支持し、他端部の近傍に
は第3のミラー13を駆動するための駆動機構19を配
置する。駆動機構19の先端には弾性部材20を設け、
第3のミラー13を支持部材18の弾性により弾性部材
20に付勢する。第3のミラー13の他端部の前後に
は、その移動を規制するためのストッパ21、22を設
ける。第3のミラー13を駆動機構19により回動し、
原稿に対するCCDの相対位置を移動させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画素を一次元方向
に配列して成るCCD等の撮像手段を用いて原稿を読み
取る原稿読取装置に関するものである。
に配列して成るCCD等の撮像手段を用いて原稿を読み
取る原稿読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の原稿読取装置は、印刷物
や写真等の原稿を光源により線状に照明し、原稿の一次
元領域の画像を結像光学系により撮像手段に結像し、原
稿の二次元領域の画像を結像光学系と撮像手段を一体に
移動させることにより読み込むようになっている。この
際に、撮像手段の画素に対する原稿上の画像の位置を画
素ずらし機構により画素の配列方向に移動させ、画素の
大きさや結像光学系の倍率により決まる光学解像度を超
えた光学解像度で原稿を読み取ることが可能となってい
る。
や写真等の原稿を光源により線状に照明し、原稿の一次
元領域の画像を結像光学系により撮像手段に結像し、原
稿の二次元領域の画像を結像光学系と撮像手段を一体に
移動させることにより読み込むようになっている。この
際に、撮像手段の画素に対する原稿上の画像の位置を画
素ずらし機構により画素の配列方向に移動させ、画素の
大きさや結像光学系の倍率により決まる光学解像度を超
えた光学解像度で原稿を読み取ることが可能となってい
る。
【0003】例えば図10に示すように、原稿読取装置
には原稿Sで反射した光束を折り曲げる第1〜第5のミ
ラー1〜5と、第5のミラー5からの光束を集光する結
像レンズ6と、結像レンズ6からの光束をずらす画素ず
らしプレート7と、画素ずらしプレート7からの光束を
受光するCCD8とが配置されている。これらのミラー
1〜5、結像レンズ6、画素ずらしプレート7、この移
動機構及びCCD8はキャリッジに収容され、このキャ
リッジは筐体に対して移動可能とされている。原稿Sは
筐体の窓に載せられ、線状の光束を出射する光源により
照明されるようになっている。画素ずらしプレート7は
平行平面状とされ、キャリッジに所定の角度で固定され
ている。そして、CCD8はラインセンサとされ、画素
が直線状に配列されている。
には原稿Sで反射した光束を折り曲げる第1〜第5のミ
ラー1〜5と、第5のミラー5からの光束を集光する結
像レンズ6と、結像レンズ6からの光束をずらす画素ず
らしプレート7と、画素ずらしプレート7からの光束を
受光するCCD8とが配置されている。これらのミラー
1〜5、結像レンズ6、画素ずらしプレート7、この移
動機構及びCCD8はキャリッジに収容され、このキャ
リッジは筐体に対して移動可能とされている。原稿Sは
筐体の窓に載せられ、線状の光束を出射する光源により
照明されるようになっている。画素ずらしプレート7は
平行平面状とされ、キャリッジに所定の角度で固定され
ている。そして、CCD8はラインセンサとされ、画素
が直線状に配列されている。
【0004】このような原稿読取装置は、原稿Sの一次
元領域の画像を読み取った後に、キャリッジを一次元領
域の画像と直交する方向に逐次に移動させ、原稿Sの二
次元領域の画像を読み取る。そして、画素ずらしプレー
ト7を微小角度回動させ、CCD8上の画素に対する原
稿S上の画像の位置を画素の配列方向に1/2画素分ず
らして再走査する。そして、画像の全域を2回走査して
得た画像データを演算処理し、現実の光学解像度の約2
倍に相当する光学解像度で原稿Sを読み取る。
元領域の画像を読み取った後に、キャリッジを一次元領
域の画像と直交する方向に逐次に移動させ、原稿Sの二
次元領域の画像を読み取る。そして、画素ずらしプレー
ト7を微小角度回動させ、CCD8上の画素に対する原
稿S上の画像の位置を画素の配列方向に1/2画素分ず
らして再走査する。そして、画像の全域を2回走査して
得た画像データを演算処理し、現実の光学解像度の約2
倍に相当する光学解像度で原稿Sを読み取る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、原稿読取装置の
小型化の要求が高まるにつれて、キャリッジの小型化が
不可避となっている。しかしながら、原稿Sを載せるた
めの窓は原稿Sよりも広い面積を要し、キャリッジは原
稿Sに収まらない部分を収容するだけの大きさを必要と
している。また、キャリッジはミラー1〜5、結像レン
ズ6、画素ずらしプレート7、その駆動機構及びCCD
8を収容するためのスペースを要している上に、画素ず
らしプレート7を移動させるためのスペースを必要とし
ている。更に、画素ずらしプレート7自体の配置は容易
となっている反面で、画素ずらしプレート7の駆動機構
をミラー1〜5の間の光路と干渉しないように配置する
ことは容易ではない。
小型化の要求が高まるにつれて、キャリッジの小型化が
不可避となっている。しかしながら、原稿Sを載せるた
めの窓は原稿Sよりも広い面積を要し、キャリッジは原
稿Sに収まらない部分を収容するだけの大きさを必要と
している。また、キャリッジはミラー1〜5、結像レン
ズ6、画素ずらしプレート7、その駆動機構及びCCD
8を収容するためのスペースを要している上に、画素ず
らしプレート7を移動させるためのスペースを必要とし
ている。更に、画素ずらしプレート7自体の配置は容易
となっている反面で、画素ずらしプレート7の駆動機構
をミラー1〜5の間の光路と干渉しないように配置する
ことは容易ではない。
【0006】このような問題点に対処するため、画素ず
らしプレート7の駆動機構を結像レンズ6又はCCD8
の後方に配置することが考えられるが、この場合には結
像レンズ6とCCD8間に十分な空間を設ける必要が生
ずる上に、結像レンズ6のバックフォーカスを長くする
等の設計上の制約が加わり、キャリッジの小型化には貢
献できないという問題点が生ずる。
らしプレート7の駆動機構を結像レンズ6又はCCD8
の後方に配置することが考えられるが、この場合には結
像レンズ6とCCD8間に十分な空間を設ける必要が生
ずる上に、結像レンズ6のバックフォーカスを長くする
等の設計上の制約が加わり、キャリッジの小型化には貢
献できないという問題点が生ずる。
【0007】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
小型で安価な原稿読取装置を提供することにある。
小型で安価な原稿読取装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る原稿読取装置は、原稿の被読取領域から
の光束を折り曲げるための少なくとも1枚のミラーと、
該ミラーを介して入射した前記光束を結像する結像光学
系と、該結像光学系からの前記光束を受光する画素を1
次元方向に配列した撮像手段とを有し、前記被読取領域
を前記撮像手段に一次元的に結像し、前記結像光学系と
前記撮像手段を一体に移動させて前記原稿を走査し、前
記ミラーを微小角度回動させることにより、前記被読取
領域に対する前記撮像手段の相対位置を少なくとも1/
N画素分(Nは1以上の数)前記画素の配列方向に移動
させるようにしたことを特徴とする。
の本発明に係る原稿読取装置は、原稿の被読取領域から
の光束を折り曲げるための少なくとも1枚のミラーと、
該ミラーを介して入射した前記光束を結像する結像光学
系と、該結像光学系からの前記光束を受光する画素を1
次元方向に配列した撮像手段とを有し、前記被読取領域
を前記撮像手段に一次元的に結像し、前記結像光学系と
前記撮像手段を一体に移動させて前記原稿を走査し、前
記ミラーを微小角度回動させることにより、前記被読取
領域に対する前記撮像手段の相対位置を少なくとも1/
N画素分(Nは1以上の数)前記画素の配列方向に移動
させるようにしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図9に図示の実施
例に基づいて詳細に説明する。図1は第1の実施例の要
部構成図であり、原稿Sで反射した光束の進行方向に
は、第1〜第5のミラー11〜15と、結像レンズ16
と、CCD17とが配置されている。これらの光学素子
11〜17は図示しないキャリッジに収容され、キャリ
ッジは図示しない筐体に移動自在に収容されている。そ
して、原稿Sは筐体の窓に載せられ、図示しない光源に
より照明されるようになっている。光源は例えば管状の
蛍光灯とされ、長手方向と短手方向を有し、長手方向を
主走査方向とする線状の光束を出射するようになってい
る。
例に基づいて詳細に説明する。図1は第1の実施例の要
部構成図であり、原稿Sで反射した光束の進行方向に
は、第1〜第5のミラー11〜15と、結像レンズ16
と、CCD17とが配置されている。これらの光学素子
11〜17は図示しないキャリッジに収容され、キャリ
ッジは図示しない筐体に移動自在に収容されている。そ
して、原稿Sは筐体の窓に載せられ、図示しない光源に
より照明されるようになっている。光源は例えば管状の
蛍光灯とされ、長手方向と短手方向を有し、長手方向を
主走査方向とする線状の光束を出射するようになってい
る。
【0010】図2の部分平面図に示すように、第3のミ
ラー13は画素ずらし素子としても利用されている。こ
のため、第3のミラー13の長手方向の一端部は、硬め
の弾性体から成る支持部材18により片持ち状に支持さ
れ、第3のミラー13は主走査方向と直交する副走査方
向に平行な軸を中心として微小角度だけ回動可能とされ
ている。
ラー13は画素ずらし素子としても利用されている。こ
のため、第3のミラー13の長手方向の一端部は、硬め
の弾性体から成る支持部材18により片持ち状に支持さ
れ、第3のミラー13は主走査方向と直交する副走査方
向に平行な軸を中心として微小角度だけ回動可能とされ
ている。
【0011】第3のミラー13の他端部つまり自由端部
の近傍には、第3のミラー13の自由端部を駆動するた
めの駆動機構19が配置されている。駆動機構19の先
端には弾性部材20が備えられ、第3のミラー13は支
持部材18の弾性により駆動機構19の弾性部材20側
に付勢されている。そして、第3のミラー13の自由端
部の前後には、その移動を規制するためのストッパ2
1、22が設けられている。
の近傍には、第3のミラー13の自由端部を駆動するた
めの駆動機構19が配置されている。駆動機構19の先
端には弾性部材20が備えられ、第3のミラー13は支
持部材18の弾性により駆動機構19の弾性部材20側
に付勢されている。そして、第3のミラー13の自由端
部の前後には、その移動を規制するためのストッパ2
1、22が設けられている。
【0012】図3の斜視図に示すように、第3のミラー
13の回動軸Aは、ミラー面の法線とミラー面上の主走
査線の双方に直交する方向に向けられ、この第3のミラ
ー13は回動軸Aを中心とし矢印方向に所定の微小角度
だけ回転駆動されるようになっている。これにより、C
CD17が読み取る原稿Sの画像は、主走査方向に1/
2画素分だけシフトすることが可能とされている。
13の回動軸Aは、ミラー面の法線とミラー面上の主走
査線の双方に直交する方向に向けられ、この第3のミラ
ー13は回動軸Aを中心とし矢印方向に所定の微小角度
だけ回転駆動されるようになっている。これにより、C
CD17が読み取る原稿Sの画像は、主走査方向に1/
2画素分だけシフトすることが可能とされている。
【0013】この実施例では、原稿Sから結像レンズ1
6の第1面までの光路は5枚のミラー11〜15により
折り曲げられ、第5のミラー15から結像レンズ16を
介しCCD17に至る光路を一直線状に配置され、光学
解像度は600dpiとしている。そして、第3のミラ
ー13の長さは約140mm、結像レンズ16の全長は
30mm、原稿Sから結像レンズ16の第1面までの距
離は180mm、結像レンズ16の最終面からCCD1
7までの距離は60mmとされ、物像間距離は270m
mとされている。また、第3のミラー13から原稿Sま
での距離は50mmとされ、第3のミラー13に入射す
る光束の入射角度は20度以下、好ましくは垂直入射に
近い約10度とされている。更に、第3のミラー13の
自由端部のミラー面の最大移動距離は、結像レンズ16
の焦点深度の1/2以下とされている。
6の第1面までの光路は5枚のミラー11〜15により
折り曲げられ、第5のミラー15から結像レンズ16を
介しCCD17に至る光路を一直線状に配置され、光学
解像度は600dpiとしている。そして、第3のミラ
ー13の長さは約140mm、結像レンズ16の全長は
30mm、原稿Sから結像レンズ16の第1面までの距
離は180mm、結像レンズ16の最終面からCCD1
7までの距離は60mmとされ、物像間距離は270m
mとされている。また、第3のミラー13から原稿Sま
での距離は50mmとされ、第3のミラー13に入射す
る光束の入射角度は20度以下、好ましくは垂直入射に
近い約10度とされている。更に、第3のミラー13の
自由端部のミラー面の最大移動距離は、結像レンズ16
の焦点深度の1/2以下とされている。
【0014】ここで、光学解像度を600dpiとして
いるので、CCD17の1画素に相当する原稿S上のサ
イズは42.33μmとなる。従って、1画素分の読取
領域を主走査方向に1/2画素、即ち21.17μmだ
けシフトすることになるので、原稿Sから第3のミラー
13までの距離が50mmである場合には、第3のミラ
ー13の回動角度は、反射光束の角度が2倍になること
を考慮して約0.73分となる。このような回動角度を
得るために、第3のミラー13の長さを約140mmと
して、第3のミラー13の自由端部の反射面法線方向へ
の移動量は約0.030mmとなる。
いるので、CCD17の1画素に相当する原稿S上のサ
イズは42.33μmとなる。従って、1画素分の読取
領域を主走査方向に1/2画素、即ち21.17μmだ
けシフトすることになるので、原稿Sから第3のミラー
13までの距離が50mmである場合には、第3のミラ
ー13の回動角度は、反射光束の角度が2倍になること
を考慮して約0.73分となる。このような回動角度を
得るために、第3のミラー13の長さを約140mmと
して、第3のミラー13の自由端部の反射面法線方向へ
の移動量は約0.030mmとなる。
【0015】なお、第3のミラー13の支持端部での集
束ずれがゼロであることに対し、自由端部の集束ずれ
は、0.030mmの往復分の0.060mmとなる
が、結像レンズ16の焦点深度以内であれば問題になる
ことはない。
束ずれがゼロであることに対し、自由端部の集束ずれ
は、0.030mmの往復分の0.060mmとなる
が、結像レンズ16の焦点深度以内であれば問題になる
ことはない。
【0016】このような構成の原稿読取装置では、光源
からの光束が原稿Sに被読取領域を線状に照明し、原稿
Sからの線状光束は第1〜第5のミラー11〜15によ
り折り曲げられ、結像レンズ16により集光され、CC
D17に原稿Sの被読取領域を一次元画像として結像す
る。そして、キャリッジが一次元画像と直交する方向に
逐次に移動し、CCD17に原稿Sの被読取領域を二次
元画像として結像する。
からの光束が原稿Sに被読取領域を線状に照明し、原稿
Sからの線状光束は第1〜第5のミラー11〜15によ
り折り曲げられ、結像レンズ16により集光され、CC
D17に原稿Sの被読取領域を一次元画像として結像す
る。そして、キャリッジが一次元画像と直交する方向に
逐次に移動し、CCD17に原稿Sの被読取領域を二次
元画像として結像する。
【0017】次に、駆動機構19が第3のミラー13を
押圧し、第3のミラー13を回動軸Aの周りに約0.7
3分回動させ、原稿Sの被読取領域に対するCCD17
の相対位置を1/2画素分だけ画素の配列方向に移動さ
せる。そして、上述と同様に原稿Sを再走査し、2回の
走査により得た画像データを演算処理する。
押圧し、第3のミラー13を回動軸Aの周りに約0.7
3分回動させ、原稿Sの被読取領域に対するCCD17
の相対位置を1/2画素分だけ画素の配列方向に移動さ
せる。そして、上述と同様に原稿Sを再走査し、2回の
走査により得た画像データを演算処理する。
【0018】この第1の実施例では、光路を折り曲げる
ためのミラー11〜15のうちの1つのミラー13を微
小量回動させるようにしたので、従来の画素ずらしプレ
ートを省略、つまり部品点数の削減が可能となる上に、
ミラー13の駆動機構の構造が簡素化し、小型化とコス
トダウンが実現する。
ためのミラー11〜15のうちの1つのミラー13を微
小量回動させるようにしたので、従来の画素ずらしプレ
ートを省略、つまり部品点数の削減が可能となる上に、
ミラー13の駆動機構の構造が簡素化し、小型化とコス
トダウンが実現する。
【0019】図4は第2の実施例の部分拡大平面図であ
り、第3のミラー13の長手方向の中央部が、弾性支持
部材23と非弾性支持部材24により挟持され、第3の
ミラー13の両端部が第1の実施例と同様な回動機構1
9により逆方向に駆動されるようになっている。図5の
斜視図に示すように、第3のミラー13の回動軸Bは第
1の実施例の回動軸Aと同様な方向に向けられ、第3の
ミラー13は回動軸Bを中心とし矢印方向に所定の微小
角度だけ回転駆動されるようになっている。これによ
り、CCD17が読み取る原稿Sの画像は、主走査方向
に1/2画素分だけシフトすることが可能とされてい
る。
り、第3のミラー13の長手方向の中央部が、弾性支持
部材23と非弾性支持部材24により挟持され、第3の
ミラー13の両端部が第1の実施例と同様な回動機構1
9により逆方向に駆動されるようになっている。図5の
斜視図に示すように、第3のミラー13の回動軸Bは第
1の実施例の回動軸Aと同様な方向に向けられ、第3の
ミラー13は回動軸Bを中心とし矢印方向に所定の微小
角度だけ回転駆動されるようになっている。これによ
り、CCD17が読み取る原稿Sの画像は、主走査方向
に1/2画素分だけシフトすることが可能とされてい
る。
【0020】この第2の実施例では、第3のミラー13
の両端部の反射面法線方向への移動量は第1の実施例の
半分になり、約0.015mmとなる。この場合に、第
3のミラー13の中央部の集束ずれがゼロであるのに対
し、自由端部では逆方向に0.015mmの往復分±
0.030mmとなる。しかし、この集束ずれは結像レ
ンズ16の焦点深度内であれば問題となることはない。
即ち、図6に示すように第3のミラー13が回動しない
ときは、読取ラインLはシフトしないが、図7に示すよ
うに第3のミラー13が回動したときには、新しい読取
ラインL’は元の読取ラインLに対して距離dだけ矢印
方向にシフトし、CCD17の傾斜した像面が焦点深度
D内に存在する。
の両端部の反射面法線方向への移動量は第1の実施例の
半分になり、約0.015mmとなる。この場合に、第
3のミラー13の中央部の集束ずれがゼロであるのに対
し、自由端部では逆方向に0.015mmの往復分±
0.030mmとなる。しかし、この集束ずれは結像レ
ンズ16の焦点深度内であれば問題となることはない。
即ち、図6に示すように第3のミラー13が回動しない
ときは、読取ラインLはシフトしないが、図7に示すよ
うに第3のミラー13が回動したときには、新しい読取
ラインL’は元の読取ラインLに対して距離dだけ矢印
方向にシフトし、CCD17の傾斜した像面が焦点深度
D内に存在する。
【0021】図8は第3の実施例の部分拡大図であり、
第2の実施例と同様に第3のミラー13の中央部が支持
されている上に、焦点深度に余裕がない場合とされてい
る。即ち、第3のミラー13が回動軸Bの周りに回動
し、端部が光軸方向に移動した際に、光路長さが変化し
て集束ずれとなる。そして、この集束ずれは結像レンズ
16の焦点深度D内にあれば問題とならないが、焦点深
度Dに余裕がない場合には問題が発生する。このため、
この第3の実施例では、結像レンズ16を設計する際に
軸外特性として像面に予め片ぼけ傾向を有するように設
計し、第3のミラー13の回動による片側集束ずれの影
響を緩和している。
第2の実施例と同様に第3のミラー13の中央部が支持
されている上に、焦点深度に余裕がない場合とされてい
る。即ち、第3のミラー13が回動軸Bの周りに回動
し、端部が光軸方向に移動した際に、光路長さが変化し
て集束ずれとなる。そして、この集束ずれは結像レンズ
16の焦点深度D内にあれば問題とならないが、焦点深
度Dに余裕がない場合には問題が発生する。このため、
この第3の実施例では、結像レンズ16を設計する際に
軸外特性として像面に予め片ぼけ傾向を有するように設
計し、第3のミラー13の回動による片側集束ずれの影
響を緩和している。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る原稿読
取装置は、ミラーを微小角度回動させることにより、原
稿の被読取領域に対する撮像手段の相対位置を少なくと
も1/2画素分画素の配列方向に移動させるので、従来
の画素ずらし機構が不要となる共に構造が簡素化し、小
型化とコストダウンが可能となる。
取装置は、ミラーを微小角度回動させることにより、原
稿の被読取領域に対する撮像手段の相対位置を少なくと
も1/2画素分画素の配列方向に移動させるので、従来
の画素ずらし機構が不要となる共に構造が簡素化し、小
型化とコストダウンが可能となる。
【図1】第1の実施例の要部構成図である。
【図2】部分拡大平面図である。
【図3】部分拡大斜視図である。
【図4】第2の実施例の部分拡大平面図である。
【図5】部分拡大斜視図である。
【図6】作用説明図である。
【図7】作用説明図である。
【図8】第3の実施例の作用説明図である。
【図9】作用説明図である。
【図10】従来例の要部構成図である。
13 第3のミラー 16 結像レンズ 17 CCD 18、23、24 支持部材 21、22 ストッパ D 焦点深度 S 原稿
Claims (9)
- 【請求項1】 原稿の被読取領域からの光束を折り曲げ
るための少なくとも1枚のミラーと、該ミラーを介して
入射した前記光束を結像する結像光学系と、該結像光学
系からの前記光束を受光する画素を1次元方向に配列し
た撮像手段とを有し、前記被読取領域を前記撮像手段に
一次元的に結像し、前記結像光学系と前記撮像手段を一
体に移動させて前記原稿を走査し、前記ミラーを微小角
度回動させることにより、前記被読取領域に対する前記
撮像手段の相対位置を少なくとも1/N画素分(Nは1
以上の数)前記画素の配列方向に移動させるようにした
ことを特徴とする原稿読取装置。 - 【請求項2】 前記ミラーに対する前記光束の入射角度
は20度以下とした請求項1に記載の原稿読取装置。 - 【請求項3】 前記ミラーの一端部を支持し、他端部を
回動させるようにした請求項1に記載の原稿読取装置。 - 【請求項4】 前記ミラーの中央部を支持し、両端部を
それぞれ逆方向に回動させるようにした請求項1に記載
の原稿読取装置。 - 【請求項5】 前記ミラーの前記他端部の反射面が光軸
方向に移動する距離は、前記結像光学系の焦点深度の1
/2以下とした請求項3に記載の原稿読取装置。 - 【請求項6】 前記ミラーの前記両端部の反射面が光軸
方向に移動する距離の合計は、前記結像光学系の焦点深
度の1/2以下とした請求項4に記載の原稿読取装置。 - 【請求項7】 前記結像光学系に片ぼけ特性を持たせ、
前記ミラーを回動させた際に発生する非対称な集束ずれ
に対して前記撮像手段を焦点深度内に存在させるように
した請求項1に記載の原稿読取装置。 - 【請求項8】 前記ミラーの一部を弾性部材を介して支
持し、残部を駆動機構により駆動するようにした請求項
1に記載の原稿読取装置。 - 【請求項9】 前記ミラーの回動量を規制するストッパ
を設けた請求項1に記載の原稿読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10358381A JP2000175000A (ja) | 1998-12-03 | 1998-12-03 | 原稿読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10358381A JP2000175000A (ja) | 1998-12-03 | 1998-12-03 | 原稿読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000175000A true JP2000175000A (ja) | 2000-06-23 |
Family
ID=18459000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10358381A Pending JP2000175000A (ja) | 1998-12-03 | 1998-12-03 | 原稿読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000175000A (ja) |
-
1998
- 1998-12-03 JP JP10358381A patent/JP2000175000A/ja active Pending
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