JPH06141112A - ダイヤルイン処理回路 - Google Patents

ダイヤルイン処理回路

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JPH06141112A
JPH06141112A JP28908992A JP28908992A JPH06141112A JP H06141112 A JPH06141112 A JP H06141112A JP 28908992 A JP28908992 A JP 28908992A JP 28908992 A JP28908992 A JP 28908992A JP H06141112 A JPH06141112 A JP H06141112A
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telephone
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telephone line
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Hiroyasu Yoshikawa
弘康 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 停電や故障等が発生した場合でも、電話回線
が遮断されてしまうことをなくし、しかもバックアップ
電源の小容量化を図る。 【構成】 電力供給の停止を検出する電圧低下検出回路
36を設ける。電源遮断時用のバックアップ電源37を
設ける。電力供給の停止が検出されたときは、バックア
ップ電源37により、サブCPU31、切換リレースイ
ッチ16、リレー22、呼出信号検出回路23、オフフ
ック検出回路26,27、及びブザー34に対して電力
供給を行う。電力供給停止時には、電話交換機からの呼
出信号に基づいて回線接続を行い、2.5秒後に回線開
放を行う。従って、電話交換機からのプッシュトーン信
号を検出できない状態でも、交換機が電話回線Lを遮断
する前に、同交換機に回線開放を確認させることができ
る。その後、ブザー34を作動させ、電話機T1〜Tn
のオフフックを検出すると、回線接続を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるダイヤルイン
サービスを受けるために使用されるダイヤルイン処理回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ダイヤルインサービスが広く普及
する傾向にある。このダイヤルインサービスにおいて
は、図4に示すように、1本の電話回線Lに対してファ
クシミリ装置N1や電話機N2〜Nn等の複数の通信端
末機Nが、ダイヤルイン処理回路としてのダイヤルイン
アダプタADを介して接続されている。そして、各々の
通信端末機N1〜Nnには、異なる電話番号が割り当て
られ、外部からの呼び出しがあったときには、その呼び
出された電話番号に対応する1つの通信端末機Nのみが
呼び出されて着信することができる。
【0003】即ち、このダイヤルインサービスでは、例
えば外部の電話機D等からダイヤル発呼がなされると、
図5に示すように、先ず電話交換機Xからダイヤルイン
アダプタADへ16Hzの呼出信号が送信される。する
と、ダイヤルインアダプタADはその呼出信号を2回検
出した後、電話回線Lを接続して直流ループを閉結す
る。そして、電話交換機Xでその回線接続が確認される
と、同交換機XからダイヤルインアダプタADへ、呼出
電話番号がプッシュトーン信号(DTMF信号)で送信
されてくる。すると、ダイヤルインアダプタADは、電
話回線Lを一旦開放して直流ループを開放した状態で、
前記プッシュトーン信号に対応する電話番号に該当する
通信端末機Nに対して疑似呼出信号を送出する。
【0004】その結果、その疑似呼出しを受けた通信端
末機Nのハンドセットが取り上げられたりしてオフフッ
クすると、ダイヤルインアダプタADは再び電話回線L
を接続して直流ループを閉結する。つまり、疑似呼出し
を受けた通信端末機Nが電話回線Lと接続され、その後
は所望の通話又はファクシミリ通信が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記ダイヤ
ルインアダプタADは、外部からの給電に基づいて作動
されるようになっており、停電が発生した場合には、前
述したような所定の手順に従ったダイヤルイン処理を行
うことができない。
【0006】即ち、図5に示すように、ダイヤルインア
ダプタADは、電話交換機Xからの呼出信号を受信した
後に回線接続を行い、その後電話交換機Xからのプッシ
ュトーン信号を受信すると回線を一旦開放し、その後再
び回線接続を行う。一方、電話交換機Xは、ダイヤルイ
ンアダプタAD側の回線接続を確認した場合にのみ、同
アダプタADへプッシュトーン信号を送信し、回線接続
を確認しない場合は電話回線Lを遮断する。更に、電話
交換機Xは、プッシュトーン信号の送信から所定時間
(2.1秒)以内にアダプタAD側の回線開放を確認し
ない場合も、電話回線Lを遮断する。
【0007】従って、停電の発生により、ダイヤルイン
アダプタADにおいて前述のような所定の処理手順が行
われない場合には、電話交換機Xが電話回線Lを遮断す
るため、例え外部からの呼出しがあっても、円滑に通話
や通信を行うことができなくなるという問題があった。
【0008】この問題を解消するために、ダイヤルイン
アダプタADのダイヤルイン処理動作の全てをバックア
ップするためのバックアップ電源を設けることも考えら
れる。しかし、ダイヤルイン処理動作の全てをバックア
ップするためには、小容量のバックアップ電源ではバッ
クアップ可能時間が短時間になってしまう。そのため、
バックアップ電源として大容量のものが必要となり、装
置の大型化や高コスト化を招くという問題が生じる。
【0009】又、従来では、例えばプッシュトーン信号
を検出するための機能が故障したりした場合には、ダイ
ヤルインアダプタADは前述のような所定のダイヤルイ
ン処理手順を行うことができなくなるので、このような
場合にも通話や通信を行うことができなくなるという問
題があった。
【0010】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、停電や故障等が発生し
た場合でも、電話回線が遮断されてしまうことがなく、
通信を行うことができるとともに、しかもバックアップ
電源の大容量化を招くことがないダイヤルイン処理回路
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明では、電話交換機からの呼出信号の受
信に基づいて電話回線の接続制御を行うとともに、その
接続制御から所定時間後に電話回線の開放制御を行うよ
うに構成されているものである。
【0012】又、第2の発明では、電力供給の停止を検
出する電源遮断検出手段と、電源遮断時用のバックアッ
プ電源とを設け、電力供給の停止が検出されたときは、
電話交換機からの呼出信号の受信に基づく電話回線の接
続制御と、その接続制御から所定時間後の電話回線の開
放制御とを、バックアップ電源の電力で行うように構成
したものである。
【0013】
【作用】従って、第1の発明によれば、外部から発呼が
なされて、電話交換機から呼出信号が送信されてくる
と、その呼出信号が受信され、その呼出信号の受信に基
づいて、電話回線の接続制御が行われる。従って、電話
交換機側ではその回線接続が確認され、電話回線が遮断
されることなく、同交換機からプッシュトーン信号が送
信されてくる。又、交換機からのプッシュトーン信号の
受信が可能か否かにかかわらず、前記電話回線の接続制
御から所定時間後には電話回線の開放制御が行われる。
従って、電話交換機側では前記プッシュトーン信号の送
信から所定時間以内に回線開放が確認され、同交換機に
より電話回線が遮断されることはない。
【0014】そのため、故障等により、プッシュトーン
信号の受信が不可能になった場合でも、電話交換機側で
は所定のダイヤルイン処理手順が行われていると判断さ
れるので、同交換機により電話回線が遮断されることは
ない。
【0015】又、第2の発明によれば、停電等が原因で
電力供給の停止が電源遮断検出手段により検出される
と、電源遮断時用のバックアップ電源が使用可能状態と
なる。そして、このバックアップ電源の電力で、電話交
換機からの呼出信号の受信に基づく電話回線の接続制御
と、その接続制御から所定時間後の電話回線の開放制御
とが行われる。
【0016】従って、停電時であっても、電話交換機側
では所定のダイヤルイン処理手順が行われていると判断
されるので、同交換機により電話回線が遮断されること
はない。
【0017】又、バックアップ電源は、ダイヤルイン処
理動作を全てバックアップするものではなく、呼出信号
の受信動作、電話回線の接続制御動作、及びその開放制
御動作を行えるものでよい。従って、バックアップ電源
をプッシュトーン信号の受信動作までもバックアップで
きるような大容量のものとする必要がない。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。図1に示すように、本実施例では、
ダイヤルイン処理動作を行うためのダイヤルイン処理回
路1がファクシミリ装置2の内部に一体的に組み込まれ
ている。そして、このダイヤルイン処理回路1に対し
て、複数の電話機T1〜Tnが接続されている。又、フ
ァクシミリ装置2の内部には、前記ダイヤルイン処理回
路1の他に、実際のファクシミリ動作を行うためのファ
クシミリ本体部3が設けられている。そして、これら各
通信端末機T1〜Tn,3には予めそれぞれ異なる電話
番号が割り当てられている。
【0019】ここで、先ずファクシミリ本体部3につい
て説明する。CPU(中央処理装置)4には、ファクシ
ミリ本体部3の動作及びダイヤルイン処理回路1の動作
を制御するためのプログラムを記憶したROM(リード
オンリメモリ)5、及び各種情報を一時的に記憶するR
AM(ランダムアクセスメモリ)6が接続されている。
【0020】モデム7は送受信データの変調、復調等を
行う。読取部8は原稿上の画像を読み取る。記録部9は
受信された画データ等に基づいて記録紙上に記録を行
う。キー操作部10は相手先の電話番号を入力したり、
ファクシミリ動作を開始させたりするためのものであ
る。ダイヤル信号送出回路11は、キー操作部10によ
り入力された電話番号に対応したダイヤル信号を発生す
る。又、CPU4にはブザー12が接続されているが、
このブザー12については後に詳述する。
【0021】次に、前記ダイヤルイン処理回路1につい
て説明する。切換リレースイッチ16は、電話回線Lの
接続端子17に接続された配線18に対して、CPU4
の制御により接点a〜dを接続切換えさせる。接点aは
ダイヤルイン処理回路1が着信待機している初期状態時
に接続されるオフ接点である。又、接点bはトランス1
9を介してファクシミリ本体部3のモデム7に接続さ
れ、接点c,dは接続端子20,21を介して各電話機
T1〜Tnに接続される。
【0022】リレー22は電話回線Lの一時開放を行う
ために設けられている。そして、CPU4の制御によ
り、リレー22が接点a側に切り換えられたときには、
電話回線Lが前記切換スイッチ16側に接続される。一
方、リレー22が接点b側に切り換えられたときには、
電話回線Lが開放される。
【0023】呼出信号検出回路23は前記配線18に接
続され、電話回線Lを介して図示しない電話交換機から
送信されてくる16Hzの呼出信号を検出して、その検
出結果をCPU4及び後述するサブCPU31へ出力す
る。プッシュ信号検出回路24は同じく配線18に接続
され、電話交換機から送信されてくる所定のプッシュト
ーン信号(DTMF信号)を検出して、その検出結果を
CPU4へ出力する。
【0024】疑似呼出信号生成回路25はCPU4に接
続され、配線18及び切換リレースイッチ16を介して
各電話機T1〜Tn及びファクシミリ本体部3へ疑似呼
出信号を送出して、それらの通信端末機T1〜Tn,3
を鳴動させて使用者を呼び出すためのものである。オフ
フック検出回路26,27は各電話機T1〜Tnに接続
され、各電話機T1〜Tnのオフフック状態(ハンドセ
ットを取り上げた状態)を検出して、その検出結果をC
PU4及び後述するサブCPU31へ出力する。
【0025】サブCPU31は、停電等により装置への
電力の供給が停止された場合において、CPU4に代わ
ってダイヤルイン処理回路1の一部の動作を制御するた
めのものである。即ち、電力供給が停止された状態で
は、サブCPU31は、CPU4に代わって前記切換リ
レースイッチ16及びリレー22の切換動作を制御す
る。
【0026】前記サブCPU31には、ダイヤルインの
設定及びその解除を行うためのダイヤルインスイッチ3
2、タイマ33、及び後述するブザー34が接続されて
いる。そして、ダイヤルインスイッチ32を操作してダ
イヤルインの設定を行うことにより、装置をダイヤルイ
ン回線に接続して使用することができる。即ち、ダイヤ
ルインの設定が行われていなければ、装置をダイヤルイ
ン回線に接続しても、発呼側からの呼出しを受けること
ができない。
【0027】電源回路35は、前記各回路に電力を供給
するように各回路と配線接続され、この電源回路35に
は、電源遮断検出手段としての電圧低下検出回路36が
接続されている。そして、停電等が原因で電源回路35
に商用電源が供給されず、その電圧が所定値以下に低下
したときに、電圧低下検出回路36はその電圧低下を検
出して、電圧低下の旨を示す信号をサブCPU31へ出
力する。
【0028】電池等よりなるバックアップ電源37は、
前記電圧低下検出回路36に接続されている。そして、
電源回路35から各回路への電力供給が停止されると、
即座にバックアップ電源37から後述する所定の回路へ
電力供給がなされるようになっている。
【0029】即ち、バックアップ電源37は、全ての回
路に電力供給を行うものではなく、ダイヤルイン処理回
路1のうち、サブCPU31、切換リレースイッチ1
6、リレー22、呼出信号検出回路23、オフフック検
出回路26,27、及びブザー34に対して電力供給を
行うように構成されている。つまり、バックアップ電源
37は、ダイヤルイン処理回路1の疑似呼出信号生成回
路25やプッシュ信号検出回路24には電力供給を行わ
ない。尚、電力供給のための具体的な配線は図示しな
い。
【0030】前記ダイヤルインスイッチ32は手動切り
換えにより操作されるものであり、ファクシミリ装置2
の背面又は裏面等に配置されている。そして、このダイ
ヤルインスイッチ32を操作してダイヤルインの設定を
行ったときに、バックアップ電源37が前述の各回路に
接続され、電力供給可能な状態となる。又、ダイヤルイ
ンスイッチ32を操作してダイヤルインの設定の解除を
行うと、図1に示すように、バックアップ電源37と各
回路との接続が断たれる。従って、ダイヤルインが設定
されておらず、停電時等にダイヤルイン処理回路1の動
作のバックアップをする必要がない場合には、バックア
ップ電源37と各回路との接続が確実に断たれた状態に
なるため、バックアップ電源37の電力が無駄に消費さ
れるのが確実に阻止される。
【0031】そして、電圧低下検出回路36により電源
回路35の電圧低下が検出されていない場合には、サブ
CPU31は作動されず、CPU4によりダイヤルイン
処理回路1の動作が制御される。尚、電源遮断状態であ
るか否かにかかわらず、ダイヤルイン処理回路1が着信
待機している初期状態では、切換リレースイッチ16及
びリレー22は、何れも接点a側に切り換え配置されて
いる。
【0032】即ち、図5に示すように、発呼側からダイ
ヤル発呼がなされて、呼出信号検出回路24により電話
交換機からの16Hzの呼出信号が所定回数(本実施例
では2回)受信されると、CPU4は、切換リレースイ
ッチ16を接点aから接点bへ切り換え動作させる。こ
れにより、電話回線Lはモデム7を介して閉ループを形
成する、つまり電話回線Lが接続されて直流ループが閉
結される。
【0033】その後、プッシュ信号検出回路24により
電話交換機からのプッシュトーン信号が検出されると、
CPU4はそのプッシュトーン信号から電話番号を解読
する。そして、CPU4はその電話番号に該当する通信
端末機T1〜Tn,3の何れかを電話回線Lと接続させ
るべく、切換リレースイッチ16を所定の接点b〜dへ
切り換え動作させる。
【0034】又、CPU4は、リレー22を接点aから
接点bへ切り換え動作させ、電話回線Lを一旦開放して
直流ループを開放する。そして、前記解読された電話番
号に該当する通信端末機が電話機T1〜Tnである場合
には、CPU4は、疑似呼出信号生成回路25を作動さ
せて疑似呼出信号を出力させ、解読された電話番号に該
当する電話機T1〜Tnを鳴動させる。
【0035】そして、その鳴動に基づく電話機T1〜T
nのオフフックがオフフック検出回路26,27により
検出されると、CPU4はリレー22を接点bから接点
aへ切り換え動作させ、電話回線Lを接続して直流ルー
プを閉結する。従って、所定の電話機T1〜Tnによる
通話が可能となる。
【0036】一方、前記解読された電話番号に該当する
通信端末機がファクシミリ本体部3である場合には、C
PU4は、前記直流ループの開放から所定時間後に、リ
レー22を接点bから接点aへ切り換え動作させ、電話
回線Lを接続して直流ループを閉結する。従って、ファ
クシミリ本体部3によるファクシミリ通信が可能とな
る。
【0037】又、この実施例では、電話交換機からのプ
ッシュトーン信号が検出されない場合でも、CPU4
は、その交換機からの呼出信号の受信に基づく電話回線
Lの接続制御から所定時間(本実施例では2.5秒)後
に、電話回線Lの開放制御を行う。
【0038】そして、その後、CPU4は、ブザー12
を作動させて、発呼側からの呼出しがあることを使用者
に知らせる。そして、そのブザー12のブザー音に基づ
く何れかの電話機T1〜Tnのオフフックがオフフック
検出回路26,27により検出されると、CPU4は、
切換リレースイッチ16を所定の接点c,dへ切り換え
動作させるとともに、リレー22を接点aへ切り換え動
作させ、電話回線Lを接続して直流ループを閉結する。
従って、所定の電話機T1〜Tnによる通話が可能とな
る。
【0039】一方、停電等の原因で電圧低下検出回路3
6により電源回路35の電圧低下が検出されている場合
には、バックアップ電源37により、ダイヤルイン処理
回路1の所定の回路にのみ電力の供給が行われている。
従って、CPU4は作動されず、サブCPU31により
ダイヤルイン処理回路1の動作の一部が制御される。
【0040】即ち、発呼側からダイヤル発呼がなされ
て、呼出信号検出回路23により電話交換機からの呼出
信号が2回受信されると、サブCPU31は、切換リレ
ースイッチ16を接点aから接点bへ切り換え動作さ
せ、電話回線Lを接続して直流ループを閉結する。
【0041】そして、プッシュ信号検出回路24にはバ
ックアップ電源37からの電力が供給されないので、同
検出回路24は電話交換機からのプッシュトーン信号の
検出動作を行わない。従って、サブCPU31は電話交
換機からのプッシュトーン信号を認識できない。その代
わり、本実施例では、サブCPU31は、前記回線接続
制御から所定時間(本実施例では2.5秒)後に、リレ
ー22を接点bへ切り換え動作させ、電話回線Lを一旦
開放して直流ループを開放する。尚、この2.5秒の計
測はタイマ33で行われる。
【0042】その後、サブCPU31は、ブザー34を
作動させて、発呼側からの呼出しがあることを使用者に
知らせる。そして、そのブザー34のブザー音に基づく
何れかの電話機T1〜Tnのオフフックがオフフック検
出回路26により検出されると、サブCPU31は、切
換リレースイッチ16を所定の接点c,dへ切り換え動
作させるとともに、リレー22を接点aへ切り換え動作
させ、電話回線Lを接続して直流ループを閉結する。従
って、所定の電話機T1〜Tnによる通話が可能とな
る。尚、ファクシミリ本体部3は停電等の場合は作動さ
れないため、ファクシミリ通信は不可能となる。
【0043】次に、前記のように構成されたダイヤルイ
ン処理回路について作用を説明する。先ず、停電等の事
態が発生しておらず、電圧低下検出回路36が電圧低下
を検出していないときには、ダイヤルイン処理回路1で
は、CPU4の制御のもとで、図3のフローチャートに
示すようなダイヤルイン処理動作が行われる。尚、以下
の説明は、従来で説明した図5の手順説明図を参照しな
がら行う。
【0044】即ち、何れかの通信端末機T1〜Tn,3
に対して、外部のファクシミリ装置又は電話機からダイ
ヤル発呼がなされると、電話交換機から16Hzの呼出
信号がダイヤルイン処理回路1へ送信されてくる。そし
て、この呼出信号が呼出信号検出回路23により2回受
信されると、切換リレースイッチ16が接点aから接点
bへ切り換え動作され、電話回線Lが接続されて直流ル
ープが閉結される(ステップS200〜S201)。
【0045】又、電話交換機側で前記呼出信号の送信か
ら6秒以内に回線接続が確認されると、同交換機から所
定の電話番号がプッシュトーン信号で送信されてくる。
そして、このプッシュトーン信号がプッシュ信号検出回
路24により受信されると(ステップS202)、その
電話番号が解読される。
【0046】従って、その電話番号に該当する通信端末
機が例えば電話機T1〜Tnである場合には、切換リレ
ースイッチ16が所定の接点c〜dへ切り換え動作され
るとともに、リレー22が接点bへ切り換え動作され、
電話回線Lが一旦開放されて直流ループが開放される
(ステップS203)。そして、この状態で、疑似呼出
信号生成回路25が作動されて、疑似呼出信号が前記電
話番号に該当する電話機T1〜Tnへ出力され、同電話
機T1〜Tnが鳴動される(ステップS204)。
【0047】そして、その鳴動に基づく電話機T1〜T
nのオフフックがオフフック検出回路26,27により
検出されると、リレー22が接点aへ切り換え動作さ
れ、所定の電話機T1〜Tnが電話回線Lと接続されて
直流ループが閉結される(ステップS205〜S20
6)。従って、以後は、所定の電話機T1〜Tnにより
通話が行われる(ステップS207)。
【0048】尚、フローチャートには示さないが、前記
電話番号に該当する通信端末機がファクシミリ本体部3
である場合には、前記ステップS203の直流ループの
開放から所定時間後に、リレー22が接点bから接点a
へ切り換え動作され、ファクシミリ本体部3が電話回線
Lと接続されて直流ループが閉結される。従って、以後
は、ファクシミリ本体部3により通常のファクシミリ通
信が行われる。
【0049】又、前記ステップS202において、電話
回線Lの接続制御から2.5秒以内に、電話交換機から
のプッシュトーン信号が検出されない場合には、リレー
22が接点bへ切り換え動作され、電話回線Lが一旦開
放されて直流ループが開放される(ステップS208〜
S209)。
【0050】即ち、図5に示すように、電話交換機は回
線接続を確認してから0.6秒以上経過した後にプッシ
ュトーン信号を送出し、その送出後、2.1秒以内に回
線開放を確認しない場合は、電話回線Lを遮断する。し
かし、この実施例では、プッシュトーン信号を検出する
ことができなくても、回線接続から2.5秒後に回線開
放が行われるので、電話交換機が電話回線Lを遮断する
前に、同交換機に回線開放を確認させることができる。
従って、発呼側からの呼び出しがどの通信端末機T1〜
Tn,3に対するものなのかを認識することはできなく
ても、例えばプッシュ信号検出回路24の故障等によ
り、プッシュトーン信号を検出不可能になった場合で
も、電話回線Lが遮断されることがなく、ダイヤルイン
処理動作を続行させることができる。
【0051】その後、ブザー12が作動されて、発呼側
からの呼出しがあることが使用者に知らされる(ステッ
プS210)。そして、そのブザー12のブザー音に基
づいて何れかの電話機T1〜Tnのハンドセットをオフ
フックすると、切換リレースイッチ16が所定の接点
c,dへ切り換え動作されるとともに、リレー22が接
点aへ切り換え動作され、オフフックした電話機T1〜
Tnが電話回線Lに接続されて直流ループが閉結される
(ステップS211〜S212)。従って、以後は、所
定の電話機T1〜Tnにより通話が行われる(ステップ
S213)。
【0052】一方、前記の場合とは異なり、停電等が発
生して、電源回路35への所定の電力供給が停止する
と、電圧低下検出回路36により電圧低下が検出され、
その旨の信号がサブCPU31に送信される。そして、
このような場合において、ダイヤルイン処理回路1で
は、サブCPU31の制御のもとで、図2のフローチャ
ートに示すようなダイヤルイン処理動作が行われる。
【0053】先ず、電源回路35への電力供給が停止し
た時点で、バックアップ電源37が機能し、サブCPU
31、切換リレースイッチ16、リレー22、呼出信号
検出回路23、オフフック検出回路26,27、及びブ
ザー34には必要な電力が供給される(ステップS10
0〜S101)。これら以外の例えば疑似呼出信号生成
回路25やプッシュ信号検出回路24等への電力供給は
なされない。
【0054】この状態で、電話交換機から呼出信号が送
信されてきて、その呼出信号が2回受信されると、切換
リレースイッチ16が接点aから接点bへ切り換え動作
され、電話回線Lが接続されて直流ループが閉結される
(ステップS102〜S103)。
【0055】又、電話交換機側で前記呼出信号の送信か
ら6秒以内に回線接続が確認されると、同交換機から所
定の電話番号がプッシュトーン信号で送信されてくる。
しかし、この場合には、プッシュ信号検出回路24に電
力が供給されていないので、ダイヤルイン処理回路1側
ではプッシュトーン信号を認識することはできない。し
かし、本実施例では、前記回線接続制御から2.5秒後
に、リレー22が接点bへ切り換え動作され、電話回線
Lが一旦開放されて直流ループが開放される(ステップ
S104〜S105)。
【0056】従って、前述したように、電話交換機が電
話回線Lを遮断する前に、同交換機に回線開放を確認さ
せることができる。従って、停電時等において、プッシ
ュトーン信号を検出できない状態でも、電話交換機によ
る電話回線Lの遮断を阻止することができ、以後の手順
に移行することができる。
【0057】その後、ブザー34が作動されて、発呼側
からの呼出しがあることが使用者に知らされる(ステッ
プS106)。そして、そのブザー34のブザー音に基
づいて何れかの電話機T1〜Tnのハンドセットをオフ
フックすると、切換リレースイッチ16が所定の接点
c,dへ切り換え動作されるとともに、リレー22が接
点aへ切り換え動作され、オフフックした電話機T1〜
Tnが電話回線Lに接続されて直流ループが閉結される
(ステップS107〜S108)。従って、以後は、所
定の電話機T1〜Tnにより通話が行われる(ステップ
S109)。
【0058】以上のように、この実施例のダイヤルイン
処理回路1では、停電等が生じた場合でも、電話交換機
が電話回線Lを遮断しない程度に、ダイヤルイン処理動
作がバックアップ電源37でバックアップされている。
即ち、停電時等においては、プッシュトーン信号を認識
することはできないが、回線接続から2.5秒後に回線
開放が自動的に行われる。従って、停電時等において、
プッシュトーン信号を検出できない状態でも、電話交換
機による電話回線Lの遮断を阻止することができ、以後
の手順に移行することができる。
【0059】従って、停電等が生じた場合において、発
呼側からの呼び出しがあっても、電話交換機側で電話回
線Lが遮断されることがなく、使用者はブザー音に基づ
いて何れかの電話機T1〜Tnのハンドセットを取り上
げるだけという簡単な操作で通話を行うことができる。
【0060】しかも、バックアップ電源37は、ダイヤ
ルイン処理動作を全てバックアップするものではなく、
電話交換機が電話回線Lを遮断しない程度に、特定の処
理動作のみをバックアップするものである。従って、バ
ックアップ時の省電力化を図ることができるとともに、
バックアップ電源37の小型化を図ることができる。そ
のため、装置を安価に且つ小型に製作でき、またバック
アップ時間の長時間化を図ることもできる。
【0061】更に、本実施例では、例えばプッシュ信号
検出回路24の故障等により、プッシュトーン信号を検
出できなくなっても、回線接続から2.5秒後に自動的
に回線開放が行われるので、以後の処理動作が行えなく
なってしまうということがない。従って、電話交換機で
は、所定のダイヤルイン処理手順が行われているものと
判断され、途中で電話回線Lが遮断されてしまうことが
ない。よって、このような場合でも、少なくとも何れか
の電話機T1〜Tnで通話を行うことができる。
【0062】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、例えば
以下のような態様で具体化することも可能である。 (1)前記実施例では、ダイヤルイン処理回路1をファ
クシミリ装置2内に一体的に組み込んだが、ダイヤルイ
ン処理回路1を各種通信端末機とは別に形成されたアダ
プタケース内に収容してダイヤルインアダプタとして構
成すること。 (2)サブCPU31を設けることなく、1つのCPU
を設けるだけの構成とすること。この場合には、その1
つのCPUに、サブCPU31の動作プログラムを追加
すればよい。 (3)回線接続から回線開放が行われるまでの時間を
2.5秒以外の時間に変更すること。 (4)プッシュ信号検出回路24を除いた構成とするこ
と。即ち、このような構成をとることにより、電話交換
機からのプッシュトーン信号の検出が不可能になって
も、回線接続から2.5秒後に自動的に回線開放が行わ
れるので、電話交換機で電話回線Lが遮断されることが
なく、ダイヤルイン処理動作を続行させることができ
る。従って、例えば装置の低価格化を図るために、プッ
シュ信号検出回路24を除いた構成としても、装置をダ
イヤルイン用の回線に接続して使用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、停
電や故障等が発生した場合でも、電話回線が遮断されて
しまうことがなく、通信を行うことができるとともに、
しかもバックアップ電源の大容量化を招くことがないと
いう優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化したダイヤルイン処理回路の一
例をファクシミリ装置内に組み込んで示すブロック回路
図である。
【図2】そのダイヤルイン処理回路の停電時における動
作を示すフローチャートである。
【図3】ダイヤルイン処理回路の非停電時における動作
を示すフローチャートである。
【図4】ダイヤルインサービスの概略を示す説明図であ
る。
【図5】ダイヤルイン処理動作の手順説明図である。
【符号の説明】
1…ダイヤルイン処理回路、2…ファクシミリ装置、3
…ファクシミリ装置本体、4…CPU、16…切換リレ
ースイッチ、22…リレー、23…呼出信号検出回路、
31…サブCPU、33…タイマ、35…電源回路、3
6…電源遮断検出手段としての電圧低下検出回路、37
…バックアップ電源、T1〜Tn…電話機、L…電話回
線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話交換機からの呼出信号の受信に基づ
    いて電話回線の接続制御を行うとともに、その接続制御
    から所定時間後に電話回線の開放制御を行うように構成
    されているダイヤルイン処理回路。
  2. 【請求項2】 電力供給の停止を検出する電源遮断検出
    手段と、電源遮断時用のバックアップ電源とを設け、電
    力供給の停止が検出されたときは、電話交換機からの呼
    出信号の受信に基づく電話回線の接続制御と、その接続
    制御から所定時間後の電話回線の開放制御とを、バック
    アップ電源の電力で行うように構成した請求項1に記載
    のダイヤルイン処理回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0846715A (ja) * 1994-07-28 1996-02-16 Murata Mach Ltd 通信端末装置
JP2009239380A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Oi Electric Co Ltd バッテリスイッチ装置およびバッテリスイッチ制御システム

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JPH05284555A (ja) * 1992-03-31 1993-10-29 Tamura Electric Works Ltd Diサービス機能付電話装置

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