JPH06141087A - Isdn中継線による任意情報の転送方法 - Google Patents

Isdn中継線による任意情報の転送方法

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JPH06141087A
JPH06141087A JP28650592A JP28650592A JPH06141087A JP H06141087 A JPH06141087 A JP H06141087A JP 28650592 A JP28650592 A JP 28650592A JP 28650592 A JP28650592 A JP 28650592A JP H06141087 A JPH06141087 A JP H06141087A
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JP
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special
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JP28650592A
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Takatsugu Yamaguchi
隆次 山口
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Integrated Microtechnology Ltd
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Integrated Microtechnology Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 交換機の制御系間で授受する任意情報の転送
方法に関し、ISDN中継線により任意情報を転送する
ことを目的とする。 【構成】 通信情報を転送する情報リンク3aと呼制御情
報を転送する信号リンク3bをもつISDN中継線3内に
任意情報を転送する特殊信号リンク3cを形成し、任意情
報を送信する交換機1内に、特殊信号リンクを使用する
ために必要な情報を特殊信号リンク情報として設定する
特殊信号リンク設定手段11と、任意情報を特殊信号リン
クに送出する任意情報送出手段12を備え、任意情報を受
信する交換機2内に、特殊信号リンク情報を記憶する特
殊信号リンク情報記憶手段21と、信号リンクよりの制御
情報と特殊信号リンクよりの任意情報を受信して任意情
報を識別する任意情報選別手段22を備えることにより、
ISDN中継回線を介して複数の交換機の制御系間で任
意情報の転送することを可能とするように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は交換機の制御系間におけ
る任意情報の転送方法に関する。近年、異なる地域に設
置された複数の構内交換機を互に接続して通信を行う企
業内通信網が普及しているが、最近ではこの企業内通信
網のISDN(サービス総合ディジタル通信網)化が進
みつつある。ISDN化された企業内通信網では構内交
換機にISDN機能を有するディジタル交換機が使用さ
れ、構内交換機相互間には複数(例えば23回線)の通
信回線の通信情報をディジタルで転送する情報リンク
と、それらの通信回線の呼制御情報を転送する信号リン
クからなる例えば23B+Dと呼ばれる構成のディジタ
ル多重回線(以下、ISDN中継線と記す)が設定され
ることが多い。
【0002】一方、上記のような企業内通信網において
は特定の事業所に設置された交換機の保守者が保守運用
作業を集中して行う集中保守体制がとられつつある。保
守運用作業を集中するためには、障害情報やトラヒック
情報、或いは保守コンソールに入出力される各種の情報
など、任意の情報を交換機の制御系間で転送する必要が
あるが、これら任意の情報を転送するために専用のデー
タ伝送回線を交換機の制御系間に設けることは経済上の
理由で困難な場合が多い。
【0003】このため、一般の通信のために設定された
回線を介して任意の情報を転送することが望まれるが、
例えばISDN中継線の場合、情報リンクは交換機の制
御系間の情報転送が可能なように構成されておらず、信
号リンクは呼制御情報以外は標準化されていないため、
任意の情報を混在させることは混乱を生じさせるばかり
でなく、将来の仕様追加などに制約を加えるおそれがあ
る。
【0004】上記の如く、現状ではISDN中継線を用
いて交換機の制御系間で任意の情報を転送することがで
きないため、これを可能とすることが求められている。
【0005】
【従来の技術】図6は従来技術のISDN中継線の接続
構成図である。図6は交換機30と交換機40間にISDN
中継線6(1回線のみを図示)が設けられている接続構
成の例である。図6のISDN中継線6の内部には情報
リンクと信号リンク(いずれも図示省略)が形成され、
例えば23B+Dと呼ばれる構成の回線では、23Bが
23チャネルからなる情報リンク、Dが1チャネルから
なる信号リンクに当り、1チャネル(以下、タイムスロ
ットと記す)は64kビット/秒のディジタル情報を転
送することができる。
【0006】交換機30のスイッチング・ネットワーク
(以下、NWと記す)35には電話機4aとISDN端末4b
が収容され、交換機40のNW45には電話機5aとISDN
端末5bが収容されている(いずれも各1台のみを図
示)。
【0007】いま、電話機4aが電話機4bと通話を行うた
めに発呼し、ダイヤルを行ったものとする。交換機30の
中央制御装置(以下、CCと記す)33は公知の方法で発
呼を検出し、ダイヤル情報を識別すると、ISDN中継
線トランク(以下、I−TRKと記す)37を捕捉し、電
話機4aが使用するトランク番号(この例ではI−TRK
37を識別する番号)と、電話機4aの通話に付与した呼番
号(この呼番号により電話機4aの通話情報を転送するI
SDN中継線6の情報リンクのタイムスロット番号など
を指定する)を呼制御情報(呼制御情報はメッセージ形
式で転送されるため、以下、呼制御メッセージとも記
す)として設定し、ISDN中継線6の信号リンクに送
出するとともに、電話機4aとI−TRK36をNW35を介
して接続する。
【0008】前記呼制御メッセージはISDN中継線6
の信号リンクにより転送され、交換機40のI−TRK47
を経てCC43に受信される。CC43は受信した呼制御メ
ッセージを解析すると電話機4aの通話情報が転送される
情報リンクのタイムスロットをNW45を介して電話機5a
に接続し、電話機5aを呼び出す。電話機5aが応答すれば
電話機4aとの間で通話が開始される。以後、電話機4aと
電話機5aのオンフック(終話時の受話器掛け)などの動
作はこれを検出した交換機が相手交換機に対して前記呼
番号を用いた呼制御メッセージにより通知する。
【0009】電話機4aと電話機5aが通話している状態で
ISDN端末4bがISDN端末5bと通信を行うために発
呼すると、前記同様にしてISDN端末4bとISDN端
末4bが接続されるが、このときはこのISDN端末4b,
5b間の通信に対して新たに付与された呼番号を用いて交
換機30と交換機40の間で呼制御メッセージの転送が行わ
れる。
【0010】以上のように、信号リンク(例えばDチャ
ネル)は物理的には1回線の64kビット/秒のデータ
回線であるが、論理的には異なる呼番号をもつ複数のメ
ッセージがそれぞれ自己の信号リンクとして使用する形
態となっている。
【0011】ここで、交換機30に設けられている保守コ
ンソール38が交換機40を遠隔制御する場合を想定する。
保守コンソール38が交換機40を制御するためのコマンド
を投入すると、このコマンドは入出力制御装置(IO
C)39を経てCC33に識別される。しかし、図6の構成
ではISDN中継線6の情報リンクはNW35またはNW
45に接続されている電話機4a, 5aやISDN端末4b, 5b
など通話路系の装置の通信情報を転送するためのもので
あり、CC33とCC43間など、制御系の装置間で任意の
情報を転送することはできない。また、信号リンクで転
送できる情報として呼制御メッセージ以外は標準化され
ていないため、この中に保守コンソール38からCC33に
入力されたコマンドを混在させて交換機40のCC43に送
ることはできない。
【0012】従って、従来技術で交換機30と交換機40の
制御系装置間で保守情報等、任意の情報を転送しようと
すれば、交換機30のCC33と交換機40のCC43の間に例
えば専用のデータ回線を設定するなどの方法をとらなけ
ればならない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では交換機間
にISDN中継線が設定されていても、制御系の装置間
で授受する任意情報は転送できないため、制御系の装置
間で任意情報を転送するためには高価な専用のデータ回
線を設定する以外に方法がないと言う問題があった。
【0014】本発明はISDN中継線により任意情報を
転送することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図中、1,2は交換機、3はISDN中継
線、3a, 3b, 3cはISDN中継線内に形成され、3aは情
報リンク、3bは信号リンク、3cは特殊信号リンクであ
る。
【0016】11, 12は任意情報を送信する交換機1内に
設けられ、11は特殊信号リンク3cを使用するために必要
な情報を特殊信号リンク情報として設定する特殊信号リ
ンク設定手段、12は制御系より任意情報の送信要求が発
生したときに、その任意情報を特殊信号リンク設定手段
11に設定された特殊信号リンク情報を用いて特殊信号リ
ンク3cに送出する任意情報送出手段である。
【0017】21, 22は任意情報を受信する交換機2内に
設けられ、21は特殊信号リンク設定手段11に設定された
情報と同一内容をもつ特殊信号リンク情報を記憶する特
殊信号リンク情報記憶手段、22は信号リンク3bを介して
送られる呼制御情報と特殊信号リンク3c) を介して送ら
れる任意情報を受信し、受信情報の中から任意情報を特
殊信号リンク情報記憶手段21に記憶された特殊信号リン
ク情報を用いて識別し、制御系に出力する任意情報選別
手段である。
【0018】以上の各手段により、ISDN中継回線3
を介して複数の交換機1,2の制御系間で任意情報を転
送することを可能とするように構成する。
【0019】
【作用】図1において、任意情報を送信する交換機1側
では特殊信号リンク設定手段11により特殊信号リンク3c
を使用するために必要な情報を特殊信号リンク情報とし
て予め設定し、記憶させておく。また、任意情報を受信
する交換機2内の特殊信号リンク情報記憶手段12には送
信側交換機1の特殊信号リンク設定手段11に設定された
情報と同一内容をもつ特殊信号リンク情報を予め記憶さ
せておく。
【0020】ISDN中継線内に形成する特殊信号リン
ク3cは物理的には信号リンク3bと同一信号路(例えばD
チャネル)を共用するが、特殊信号リンク情報として設
定された情報の中から必要な情報を任意情報に付加して
送出すればその任意情報は特殊信号リンク3cを使用した
ことになる。従って、特殊信号リンク設定手段11により
特殊信号リンク情報を設定することによりISDN中継
線内に特殊信号リンク3cが形成されたことになる。
【0021】以上の設定が行われた状態で、交換機1の
制御系(例えば、図示省略された中央制御装置) から任
意情報の送信要求が行われると、任意情報送出手段12は
この任意情報送信要求を受信し、その任意情報を特殊信
号リンク設定手段11に設定された特殊信号リンク情報を
用いてISDN中継線3内の特殊信号リンク3cに送出す
る。
【0022】前記したように、信号リンク3bと特殊信号
リンク3cは物理的には同一信号路により転送され、呼制
御情報を識別する情報が付されて送られれば信号リンク
3bを経由した情報となり、特殊信号リンク情報の一部が
付されて送られれば特殊信号リンク3cを経由した情報と
なるので、受信側の交換機2では信号リンク3bを経由し
た呼制御情報と特殊信号リンク3cを経由した任意情報は
混在して受信される。
【0023】交換機2の任意情報選別手段22はこの呼制
御情報と任意情報が混在した情報を入力して任意情報を
選別する。具体的には特殊信号リンク情報記憶手段21に
記憶されている特殊信号リンク情報を用い、受信した呼
制御情報と任意情報に特殊信号リンク情報と一致する情
報が含まれているか否かを調べる。その結果、特殊信号
リンク情報と一致する情報が含まれていればその情報は
任意情報であり、含まれていなければ一般呼の呼制御情
報であると判定し、任意情報は指定された制御系に出力
し、呼制御情報は従来と同じく呼制御を処理する処理部
(図示省略)に出力する。
【0024】即ち、図1ではISDN中継線を介して、
複数の交換機の制御系間で任意情報を転送することが可
能となる。
【0025】
【実施例】図2は本発明の実施例接続構成図、図3乃至
図5は本発明の実施例処理フロー図である。
【0026】全図を通じ、同一符号は同一対象物を示
し、1,2は交換機、3は特殊信号リンクを有するIS
DN中継線、6は特殊信号リンクを有しないISDN中
継線、4a,5aは電話機、4b, 5bはISDN端末、11a は
特殊信号リンク設定処理部、11b は特殊信号リンク情報
記憶部、12は任意情報送出処理部、13, 23はCC(中央
制御装置)、14, 24は主記憶装置(以下、MMと記
す)、15, 25はNW(スイッチング・ネットワーク)、
16, 17、26, 27はI−TRK(ISDN中継線トラン
ク)、18, 28は保守コンソール(MC)、19, 29はIO
C(入出力制御装置)である。
【0027】最初に特殊信号リンクの設定処理について
図2及び図3により説明するが、以下におけるS11〜S
12及び〜は図3のステップ及び情報の流れを説明す
る符号である。
【0028】図2の交換機1が交換機2に任意情報を転
送する必要がある場合、保守コンソール18より特殊信号
リンクの設定を行う。特殊信号リンクの設定は特殊信号
リンク登録コマンドと対局番号を入力することにより行
うが、この場合の対局番号は交換機2が設置されている
局の番号となる。
【0029】保守コンソール18より入力された特殊信号
リンク登録コマンドと対局番号はIOC19を経てCC13
の特殊信号リンク設定処理部11a に入力される。特殊信
号リンク設定処理部11a はMM14内のメモリ領域に特殊
信号リンク情報記憶部11b を設け、特殊信号リンク情報
を特殊信号リンク登録表の形態で作成する。この特殊信
号リンク設定処理部11a と特殊信号リンク情報記憶部11
b とは組で図1の特殊信号リンク設定手段11の実施形態
をなすものである。
【0030】特殊信号リンク設定処理部11a は登録コマ
ンドの最初の処理として、特殊信号リンク登録表に対局
番号を記憶させ(図3のS11及び)、次いで、特殊信
号リンク確立処理(図3のS12)に入る。特殊信号リン
ク確立処理(S12) においては対局番号から交換機2に
対するISDN中継線が接続されているI−TRKのト
ランク番号を図示省略されたテーブルから索引し、前記
特殊信号リンク情報記憶部11b に記憶させる。
【0031】このとき、交換機2に接続される複数のI
−TRKがあればそのうちの1つを予め定められた選択
基準により選択する。図2では交換機2に対してI−T
RK16, 17を介して2回線のISDN中継線3,6が設
定されているが、ここではI−TRK16が選択されたも
のとする。従って、この場合はI−TRK16のトランク
番号を特殊信号リンク情報記憶部11b に記憶する(図3
のS12及び)。
【0032】この結果、ISDN中継線3は情報リンク
(図1の情報リンク3aに相当) 、一般呼用の信号リンク
(図1の信号リンク3bに相当) 及び特殊信号リンク(図
1の特殊信号リンク3cに相当) を備えたISDN中継線
となり、ISDN中継線6は情報リンクと一般通信用の
信号リンクのみを備え、特殊信号リンクを持たないIS
DN中継線となる(図2では情報リンク、信号リンク、
特殊信号リンクの図示を省略)。ISDN中継線3,6
が例えば23B+Dの構成をもつディジタル回線である
とすれば、信号リンクと特殊信号リンクは物理的にはD
チャネルを共用する形となる。
【0033】次に、特殊信号リンク設定処理部11a は交
換機2に対して任意情報の転送を行う場合に使用する呼
番号を決定する。この呼番号は予め任意情報用として用
意した特定の番号を用いるか、または図示省略されたテ
ーブルより空き呼番号を選択し、これを使用中の番号と
して登録することにより行い、選択した呼番号を前記の
特殊信号リンク情報記憶部11b に記憶させて特殊信号リ
ンクの確立処理を終わる(図3のS12及び)。
【0034】なお、特殊信号リンク情報記憶部11b に記
憶した特殊信号リンク情報のうち少なくとも対局番号は
図示省略された磁気ディスク等の不揮発性ファイルにも
記憶し、システムダウンなどが生じた場合には再開処理
において磁気ディスクよりMM14に読み出したのち、特
殊信号リンク設定処理部11a が読み出された対局番号を
参照してトランク番号と呼番号を改めて選定する(図3
の)。
【0035】次に、任意情報を含むメッセージの送信処
理について図2及び図4を用いて説明する。なお、S21
〜S25及び〜は図4のステップ及び情報の流れを説
明する符号である。
【0036】端末、例えば電話機4aが電話機4bと通話を
行うために発呼し、ダイヤルを行ったものとする。この
ときの交換機1及び交換機2の動作は従来技術における
交換機30及び交換機40の動作とほぼ同一であるので重複
する部分の説明を省略し、主にメッセージ(呼制御情
報)について説明する。
【0037】CC13は電話機4aの接続要求(Aとする)
を受信すると、CC13は交換機2に対するISDN中継
線が接続されているI−TRKの中から1つを選択す
る。この場合は一般呼であるので特殊信号リンクが設定
されていないISDN中継線6を選択してもよいが、こ
こではISDN中継線3が接続されているI−TRK16
を選択したものとする。CC13は次いで接続を行うため
の呼制御メッセージAを作成する(図4のS21) 。この
呼制御メッセージAには選択したI−TRK16のトラン
ク番号と呼番号などが設定される。
【0038】作成した呼制御メッセージAはI−TRK
16を介してISDN中継線3の信号リンク(図示省略)
に送出するが、他にも送出するメッセージがあるのが普
通であるため、一旦、MM14内の送信メッセージキュー
を記憶する領域14a (図4参照。図2には図示省略) に
記憶させる(図4のS22及び) 。
【0039】次に、保守コンソール18より交換機2に対
して何等かの情報を送信する任意情報送信要求(Bとす
る)が入力されたとする。この送信要求Bは任意情報の
送信であることを示すコマンドとして入力されるため、
CC13では任意情報送出処理部12がこの要求を処理す
る。
【0040】任意情報送出処理部12は任意情報の送信に
使用される特殊メッセージ(Bとする)を作成するが、
このときMM14内の特殊信号リンク情報記憶部11b にア
クセスし、記憶されている特殊信号リンク登録表の特殊
信号リンク情報から交換機2の対局番号に対応するトラ
ンク番号と特殊信号リンクの呼番号を読み出して特殊メ
ッセージBを作成する(図4のS23及び) 。
【0041】任意情報送出処理部12は特殊メッセージB
は作成すると、前記と同じく一旦、MM14内の送信メッ
セージキュー領域14a に記憶させる(図4のS24及び
) 。以下、同様にして行われる一般呼の接続要求Cな
どについても順次、メッセージを作成して送信メッセー
ジキュー領域14a に記憶させる(図示省略)。
【0042】CC13は前記送信メッセージキュー領域14
a を管理しており、ISDN中継線3のDチャネルがメ
ッセージを送信することが可能な状態となると送信メッ
セージキュー領域14a に記憶されたメッセージを記憶順
に順次読み出し、I−TRK16を介してISDN中継線
3のDチャネルに送出する(図4のS25及び) 。
【0043】次に前記メッセージを受信する交換機2側
の受信処理について図2及び図5を用いて説明する。な
お、S31〜S34及びは図5のステップ及び情報の流れ
を説明する符号である。
【0044】送信側の交換機1よりISDN中継線3の
信号リンク及び特殊信号リンクに送られてくるメッセー
ジを受信すると、交換機2の任意情報選別処理部22は一
般呼の呼制御メッセージであるか任意情報の特殊メッセ
ージであるかを選別する。
【0045】受信側交換機2のMM24内の特殊信号リン
ク情報記憶部21には交換機1など、送信側の交換機に記
憶されている情報と同一内容の特殊信号リンク情報が記
憶されているが、任意情報選別処理部22はこの特殊信号
リンク情報を用いて上記の選別を行う。
【0046】即ち、任意情報選別処理部22は信号リンク
及び特殊信号リンクより入力されるメッセージの呼番号
を特殊信号リンク情報記憶部21に記憶されている特殊信
号リンク情報の呼番号と比較し(図5のS31及び) 、
特殊信号リンクの呼番号と一致する呼番号をもつメッセ
ージは任意情報として特殊メッセージに指定されている
処理、例えばCC23の制御情報として所定の処理部に送
出し、或いは保守コンソール38への出力するなどの処理
を行う(図5のS34) 。また、特殊信号リンクの呼番号
をもたないメッセージは一般呼の呼制御メッセージと判
定し、呼制御情報として通常の呼制御処理を行うCC13
の処理部に出力する(図5のS33) 。
【0047】以上のように、図2の構成ではISDN中
継線3を用いて呼制御情報以外の任意情報を転送するこ
とが可能となるが、図2乃至図5はあくまで本発明の一
実施例を示したものに過ぎず、本発明が図2乃至図5に
図示されたものに限定されるものでないことは言うまで
もない。
【0048】例えば、上記の説明においてはISDN中
継線3を23B+Dの構成として説明したが、本発明に
おいて使用するISDN中継線3は23B+Dの構成に
限定されるものではなく、Dチャネルを有するISDN
中継線であればその構成が23B+D以外のものであっ
ても本発明の効果は変わらない。
【0049】また、上記においては交換機1の保守コン
ソール18より任意情報を入力する例を説明したが、任意
情報は保守コンソール18より入力されるものに限定され
ることはなく、例えばCC13内において管理しているト
ラヒック情報や障害記録などを発生の都度、或いは定期
的に交換機2に送出することも可能である。
【0050】また、任意情報送出処理部12は送出するメ
ッセージを送信メッセージキューに一旦記憶するとした
が、任意情報送出処理部12が直接ISDN中継線3に送
出しても本発明の効果が変わらないことは明らかであ
る。また任意情報送出処理部12を図示省略された一般呼
制御メッセージの送出処理部と併合してISDN中継線
3,6にメッセージを送出させるように構成するなど、
多種多様な交換機の構成に応じて変形しても本発明の効
果は変わらない。
【0051】なお、本発明の適用対象として構内交換機
により構成される企業内通信網を例として挙げている
が、本発明が企業内通信網のみでなく、公衆通信網の交
換機にも適用可能であることは明らかである。また、上
記の説明においては交換機1を任意情報を送信する交換
機、交換機2を任意情報を受信する交換機としたが、両
交換機を送信と受信のいずれをも行うように構成するこ
とか可能であることは言うまでもない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば呼
情報以外の任意情報をISDN中継線を介して他交換機
に転送することが可能となるため、任意情報転送用とし
て交換機間に専用の回線を設定する必要がなくなる。ま
た、上記の任意情報は特殊信号リンクを設定して転送す
るため、従来の信号リンクに呼情報以外の標準化されて
いない情報を転送させることがなく、将来における信号
リンクの情報転送の発展を阻害することがない。
【0053】即ち、本発明は従来の信号リンクに影響を
及ぼすことなく、交換機間における任意情報の転送を可
能とするため、交換機の保守運用作業の集中化の促進に
大きく貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 本発明の実施例接続構成図
【図3】 本発明の実施例処理フロー図(その1)
【図4】 本発明の実施例処理フロー図(その2)
【図5】 本発明の実施例処理フロー図(その3)
【図6】 従来技術のISDN中継線の接続構成図
【符号の説明】
1、2 交換機 3 ISDN中継線 3a 情報リンク 3b 信号リンク 3c 特殊信号リンク 11 特殊信号リンク設定手段 12 任意情報送出手段 21 特殊信号リンク情報記憶手段 22 任意情報選別手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に通信情報を転送する情報リンク(3
    a)と該通信情報の呼制御情報を転送する信号リンク(3b)
    を形成するISDN中継線(3) により接続された複数の
    交換機(1,2) の制御系間における任意情報の転送方法で
    あって、 前記ISDN中継線(3) 内に前記任意情報を転送するこ
    とが可能な特殊信号リンク(3c)を形成し、 任意情報を送信する交換機(1) 内に、前記特殊信号リン
    ク(3c)を使用するために必要な情報を特殊信号リンク情
    報として設定する特殊信号リンク設定手段(11)と、 制御系より任意情報の送信要求が発生したときに、該任
    意情報を前記特殊信号リンク設定手段(11)に設定された
    前記特殊信号リンク情報を用いて前記特殊信号リンク(3
    c)に送出する任意情報送出手段(12)を備え、 任意情報を受信する交換機(2) 内に、前記特殊信号リン
    ク設定手段(11)に設定された情報と同一内容をもつ特殊
    信号リンク情報を記憶する特殊信号リンク情報記憶手段
    (21)と、 前記信号リンク(3b)を介して送られる呼制御情報と前記
    特殊信号リンク(3c)を介して送られる任意情報を受信
    し、受信情報の中から任意情報を前記特殊信号リンク情
    報記憶手段(21)に記憶された特殊信号リンク情報を用い
    て識別し、制御系に出力する任意情報選別手段(22)を備
    え、 ISDN中継回線(3) を介して複数の交換機(1,2) の制
    御系間で任意情報を転送することを可能としたことを特
    徴とするISDN中継線による任意情報の転送方法。
JP28650592A 1992-10-26 1992-10-26 Isdn中継線による任意情報の転送方法 Withdrawn JPH06141087A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000038026A (ko) * 1998-12-03 2000-07-05 김영환 시이피티 인터페이스 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20000038026A (ko) * 1998-12-03 2000-07-05 김영환 시이피티 인터페이스 장치

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