JP2624814B2 - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2624814B2
JP2624814B2 JP498289A JP498289A JP2624814B2 JP 2624814 B2 JP2624814 B2 JP 2624814B2 JP 498289 A JP498289 A JP 498289A JP 498289 A JP498289 A JP 498289A JP 2624814 B2 JP2624814 B2 JP 2624814B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、呼の状態にかかわらずアウトバンドで呼制
御情報の通信を可能とする信号方式を採用した通信網に
係り、特に単一の交換局のみで実現していた機能または
サービスを、複数の局エリアで実現するのに好適な通信
システムを関する。
〔従来の技術〕
従来、複数の交換局間の付加サービスとして、シー・
シー・アイ・ティー・ティー(CCITT)により勧告され
ているNo.7信号方式(以下、No.7CCSと称す)により、
局間コールバックサービス(以下、CCBSと称す)等を規
定している。
尚、CCBについては、シー・シー・アイ・ティー・テ
ィー,レッドブック,ボリュームVI,ファシクルVI.8(1
984)第80頁から第82頁、また第240頁(CCITT Red Boo
k Volume VI FASCICLE VI.8−1984 pp80−82,pp240)
において論じられている。しかしながら、本サービスは
網内に一律にサービスを提供するものである。
また、特開昭62−90070号公報では、複数局を一局に
見せかけるという機能を提供しているが、その目的はト
ラヒック測定に限定されているものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、網内の全領域に透過的に提供しよう
とする機能の他に、交換台業務の集中化を考えた場合、
例えば、CCBSは網内全エリアにわたって提供したいが、
交換台に関係のある機能については、交換台の業務範囲
の複数局に限定するという様な、サービスの提供エリア
の階層化については考慮されておらず、複雑なサービス
を提供する通信網の構築ができなかった。
本発明の目的は、機能またはサービス毎にその提供エ
リアを階層的に限定する通信システムを提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、交換機間をアウトバウンド方式により呼制
御情報を通信する通信網において、複数の交換機群によ
り局エリアを定義し、サービスまたは機能毎に提供局エ
リアを限定してなすことを特徴とする。
〔作用〕
局エリアの境界を示す端末種別、及び規制クラス等を
呼制御信号に追加することにより、任意の局エリア内の
交換局で、受信した呼が自局エリア内の呼か、自局エリ
ア外からの呼か、あるいは自局エリア外への呼かを明確
に認識することができ、また、該交換局では局エリアの
境界情報が登録されていることにより、該受信した呼を
自局エリア内での呼として処理するか否かの判別をする
ことが可能となり、複数の交換局によって設定された局
エリアを、あたかも一つの交換局のように機能させるこ
とで、呼に対しての機能またはサービスの限定を階層的
にできるようになる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図を参照して詳細に説明す
る。
第1図及び第2図は本発明を実施した網の構成例を示
す図である。第1図はCCITT勧告のNo.7共通線信号方式
(以下、共通線信号方式と称す)により交換機相互が直
接接続されている場合の網構成図であり、第2図はISDN
インターフェースにより上位の網(ISDN局線網等)を介
して接続される場合の網構成図である。第1図におい
て、10〜14は単一の交換機を示し、20〜24は各交換機の
スイッチ、30〜34は各交換機の中央制御装置、40〜44は
各交換機のメモリ、50は中継台、51は交換機10の内線端
末、52は交換機10の専用線トランク、53,54,56は交換機
11の専用線トランク、55は交換機11の局線トランク、5
7,58は交換機12の専用線トランク、59は交換機12の内線
端末、60,62は交換機13の専用線トランク、61は交換機1
3の局線トランク、63は交換機14の専用線トランク、64
は交換機14の内線端末、70は交換機10の共通線信号装
置、71,72は交換機11の共通線信号装置、73,74は交換機
12の共通線信号装置、75,76は交換機13の共通線信号装
置、77は交換機14の共通線信号装置、80〜83は通話路、
90〜93は共通線信号路、100〜102は複数の交換機で構成
される交換機群をあたかも単一の交換機のように運用す
る局エリア、103は例えば企業ネットワークの様な、対
象とする網全体、104は他網あるいは公衆網の様な上位
網を示している。
これらは共通線信号方式を用いて接続される交換機の
本発明の説明に必要な部分の論理的な構成を示してい
る。すなわち、一般的な交換機の構成要素としては図に
示される他、外部記憶装置、保守端末等があるが本実施
例では直接関係ないため省略している。また、共通線信
号路90〜93についても、その実現方式の一例として物理
的に通話路80〜83へ共通線信号を挿入している場合もあ
るが、論理的にはいかなる交換機においても第1図と同
様に、相対抗する交換機の共通線信号処理装置が接続さ
れた形となっている。共通線信号路90〜93は、相接続さ
れた交換機の中央制御装置30〜34がこれを介して基本的
な呼制御情報や本説明に示す付加情報の通信を行うもの
である。これがISDNインターフェースによる場合は第2
図に示すとおりの構成となる。すなわち、共通線信号路
90〜93は無くなり、エリア内の交換機が直接接続される
わけではないが、代わりにISDNインターフェース200〜2
04のDチャンネルプロトコルを用いて、ISDNインターフ
ェース回線205介して付加情報の通信を行うところが第
1図と異なる。しかしながら、接続される上位網がユー
ザー情報をトランスペアレントに伝達する機能を持って
いれば、本説明に示す付加情報に関しては中央制御装置
30〜34は上位網を意識する事なしに相互に通信を行なう
事ができ、第2図の論理的なネットワーク構成は第一図
と等価である。しかも付加されるユーザー情報は後述す
るが、起動、呼出し、応答等の基本の呼制御シーケンス
を変えるものではないので接続される上位網が単独のユ
ーザー情報用信号をサポートしていなくても基本信号の
上にユーザーフィールドがあるだけで良い。よって本説
明では以下、主に第1図のNo.7共通線信号方式によるも
のとする。また、CCITT No.7共通線信号方式やISDNに
限らず、基本的な呼制御情報の他に付加情報を送る機能
を有する網であればどのような適用できることは明らか
であり、これらを混合したモデルも考え得るが、実現は
同様の方法で容易に類推できる。
次に、第1図を参照し、通常1台の交換機は1つの局
を成すものであるが、ここでは交換機10,11、及び12を
一つの局エリア100とし、また交換機13,14を別の局エリ
ア101として、各々あたかも一つの局(100及び101)の
様に機能させる時の通信動作を説明する。
まず、通話用専用線トランク群対応に自局エリア内接
続用か自局エリア外接続用かを示すテーブル(メモリ40
〜44内に有する)に表示する事により、各交換機で局エ
リアを意識させる。例えば、第1図の専用線トランク52
−専用線トランク53,専用線トランク56−専用線トラン
ク57,専用線トランク62−専用線トランク63のルートに
は自局エリア内接続表示を行い、これ以外のルートには
自局エリア外接続表示を行う。また、第2図に示す網構
成の場合は、各交換機を直接接続するルートを持ってい
ないので、ルート対応に自局エリア内/外接続表示を持
つことはできないため、Dチャンネルプロトコルの発呼
者番号表示を利用する。各交換機は、各々の属するエリ
ア内交換機、エリア外交換機のアクセス番号を、あらか
じめ各々の交換機で、例えば第6−1図及び第6−2図
に示す様なデータ構成でテーブル(メモリ40′−44′内
に有する)に記憶しておき、出接続の場合は第7−1図
に示すフローチャートに従い、自局エリア内接続か、自
局エリア外接続かまたは、外部網からの接続かを認識す
る。すなわち、番号に合致するものが、あらかじめ記憶
している自局エリア内かあるいは、自局エリア交換機番
号テーブルの中に有るか否かを検索し、自局エリア内交
換機アクセス番号の中に有れば自局エリア内接続である
と認識し、自局エリア外交換機アクセス番号の中に有れ
ば自局エリア外接続であると認識する。
また、入接続の場合は、第7−2図に示すフローチャ
ートに従い、あらかじめ記憶されている自局エリア内交
換機アクセス番号または、自局エリア外交換機アクセス
番号テーブルを検索して、自局エリア内接続か自局エリ
ア外接続かまたは、他網との接続かを認識する。従っ
て、この場合、着信交換機でも発信交換機をアクセスす
るための番号が必要となるが、これは、ISDNインターフ
ェース等では一般に基本機能として提供される。
次に、発信交換機、着信交換機、中継交換機では共通
線信号装置及び共通線信号路を介して、各々通信相手の
情報と共に自局エリアの終端点の情報を得た後、記憶し
ておく。例えば、内線端末51から発信し、通話路80,81,
82,83を経由し、内線端末64に着信した通話の場合、発
信交換機10では、着信側情報として着信内線端末64の情
報と共に、内線端末51の属する局エリア100の出側の終
端である専用線トランク58の情報を持たせる。着信交換
機14では、発信内線端末51の情報と共に、内線端末64の
属する局エリア101の入側の終端である専用線トランク6
0の情報を持たせる。また中継交換機12の専用線トラン
ク57側情報としては、発信内線端末51の情報を持たせ
る。この場合、自局エリア終端情報も発信内線端末51で
ある。専用線トランク58側情報としては、着信内線端末
64の情報、及び自局エリア終端情報は専用線トランク58
の情報を持たせる。ここで、終端情報の基本的な物とし
て、端末の種別、規制クラス等が考えられ、例えば付加
サービスの内容により端末毎に与えたテキスト情報の様
な物が考えられる。端末の種別には電話機、データ端
末、FAX端末、中継台、局エリア内接続様通話トラン
ク、局エリア外接続用通話トランク、上位網接続用通話
トランクといったものを与える。規制クラスとは、従来
機能である同一交換機内での接続規制用の機能でよい。
以上の情報を持ち回れば、複数の交換機群を1つのエ
リアとしてサービスを提供することが基本的に可能とな
る。
以下、複数の交換機群を1つのエリアと見立てた場合
に必要となる機能例の実現手法を説明する。1つの交換
局として振舞う基本機能として、発呼者番号へエリアコ
ードを付加する・しないの切り分け機能、着信音識別機
能、発着信規制機能、中継台サービス適応領域の限定等
がある。
発呼者番号へエリアコードを付加する・しないの切り
分け機能は、例えば公衆網の場合の番号計画であれば、
市内通話の時発呼者番号にエリアコードは付加せず、市
外通話の時には付加するという機能である。着信交換局
での発呼者番号の使い方にもよるが、例えば単なる表示
だけならば、何時でもエリアコードをつけるという方法
によれば特に問題にはならないかもしれない。しかし、
自動的に呼び返しを行なうなど、積極的に発呼者番号を
使用する機能まで考えると、網によっては、本機能が重
要な問題となる。また構内交換機(PBX)網の場合は、
番号計画として、着信先の端末番号のみをダイヤルする
閉番号方式と、着信交換局番と着信先の端末番号をダイ
ヤルする局番号ダイヤル方式とが併用されている網の場
合に同様の問題が生じ、さらに、中継交換局を経由させ
るために通過する中継交換局番を次々に発信者がダイヤ
ルするマークダイヤル方式の番号計画があり、このマー
クダイヤル方式では、一つの内線端末に対するアクセス
番号が発信する交換局によりそれぞれ異なるため、どこ
に着信するかによって発呼者番号が異なるという特有の
問題が生じる。
次に、第1図及び第8図を用いて、局番を付加するか
否かの問題を説明する。
第8図は、第1図の網構成に対して、従来の番号計画
例を示した図である。
第8図において、局エリア100及び局エリア101のアク
セス番号をそれぞれ「100」,「101」とし、それらのエ
リアの中の内線端末51,59,64の内線番号を各々「40
1」,「609」,「404」とする。この場合、内線端末51
から内線端末59をアクセスする為のダイヤル番号は「60
9」であり、内線端末51から内線端末64をダイヤルする
番号は「101−404」である。また逆に考えると、内線端
末59から内線端末51をアクセスする為のダイヤル番号は
「401」であり、内線端末64から内線端末51をアクセス
する為のダイヤル番号は「100−401」である。即ち、同
じく内線端末51から発信した場合でも、内線端末59に対
する発呼者番号は「401」であり、内線端末64に対する
発呼者番号は「100−401」とするべきであり、異なる。
ここで、もし交換機が発呼者番号表示機能を内線端末に
提供していれば、実際に内線端末がアクセスする番号と
は違った番号を表示することになる。また、交換機が発
信者への自動呼戻し機能の様に発呼者番号を積極的に使
う機能を提供している場合は、同じ局エリア内の内線端
末へのダイヤルに対してはエリアコードを許さない網、
即ち内線端末59から「100−401」をダイヤルしても内線
端末51への着信を許さない網では、エリアコードを付加
する・しないは、厳密に切り分けられねばならない。
次に、第1図及び第9図を用いて、上述の問題を解決
した本発明の番号計画方法を説明する。
まず、発信交換機10では最初の中継交換機11に対し、
エリア内接続ということで発呼者番号として「401」だ
けを送る。最初の中継交換機11では共通線信号により付
加情報を発信交換機10より受取る事で発信側の終端が自
局エリア内ということが分り、また専用線トランク56が
自局エリア内接続用というクラスを持っている事で次の
中継交換機12が自局エリア内である事も分り、発呼者番
号に局番号(エリアコード)は付加せず「401」だけを
次の中継交換機12に送る。中継交換機12は同様に発信側
の終端が自局エリア内ということが分るが、出側は専用
線トランク58が自局エリア外接続用というクラスを持っ
ている事で次の中継交換機13が自局エリア外である事を
認識し、発呼者番号に局番号を付加し「100−401」を次
の中継交換機13に送る。また交換機12にとって同じ中継
呼であっても発信が他局エリア102で、専用線トランク5
4を介して入ってきた呼であれば、中継交換機12では共
通線信号により付加情報を発信交換機11より受取る事で
受信側の終端が自局エリア外ということを知り、既に受
取った発呼者番号には局番号が付加されているものと判
断し、受取った発呼者番号をそのまま次の中継交換機へ
送る。即ち本機能は第3図に示すフローチャートのとお
り、出接続を行う交換機では出側が自局エリア内であれ
ば発呼者番号に局番号を付加せず、出側が自局エリア外
であれば、共通線信号により受取った付加情報より発信
側の終端が自局エリア内か外かを判断し、自局エリア内
からの発信であれば発呼者番号に局番号(エリアコー
ド)を付加し、自局エリア外からの発信であれば発呼者
番号に局番号(エリアコード)を付加しない、という簡
単なアルゴリズムで実現できる。
次に、マークダイヤル方式を用いた場合の本発明の実
施例を、第1図及び第10図を用いて説明する。
局エリア102からの呼が局エリア100内の交換機11,12
を経由し、局エリア101に入って交換機13をさらに経由
した後、交換機14の内線端末64に着信したとする。この
マークダイヤル方式では、内線端末64から局エリア102
をアクセスする場合、専用線アクセスコードダイヤルの
後、「100−102」と途中経由する中継局エリアのコード
を順々にダイヤルし、最後に着信先の内線番号をダイヤ
ルする。従って局エリア102から発信した呼であって
も、局エリア100内の内線端末に着信すれば発呼者番号
は「102−内線番号」であるし、局エリア101内の内線端
末に着信すれば発呼者番号は「100−102−内線番号」と
しなければならない。
この動作は、第11図に示すフローチャートのように、
第3図のフローチャート図に中継局番号を付加する必要
があるか否かを判別するステップを追加し、中継局エリ
ア番号を付加する必要がある場合は、局エリアの出側の
交換機が自局エリア内か外かを判定するステップをスキ
ップし、常に自局エリア番号を付加する処理を行なうこ
とで実施することができる。
次に、発信端末の種別により違った呼出し音を出す着
信音識別機能について説明する。
呼出し音の種類には、自局内線端末からの呼、中継台
からの呼、データ呼、優先呼、他局エリアからの呼、上
位網からの呼等が有る。例えば第1図に示す網で、交換
機12に収容されている内線端末59への着信を考えた場
合、交換機10の中継台50からの呼は中継台からの呼とし
て呼ぶが、同じく中継台からでも他局エリア102からで
は入り接続呼として扱う。また、内線端末51から専用線
トランク52,53,56,57を経由してきた呼や、局線トラン
ク55からトランク56,57を経由してきた呼は、各々内線
呼、局線着信呼としての呼出し音を鳴らすが、他局エリ
アの内線端末64から専用線トランク63,62,60,58を経由
してきた呼や、局線トランク61から専用線トランク60,5
8を経由してきた呼は、共に専用線入り呼として呼出
す。本機能は、同一局エリア終端の情報、及び発信端末
情報等(詳細は後述する)を、着信交換機に送ることに
より容易に実施することができる。
また、発信端末と着信端末の規制クラスにより接続規
制を行なう発着信規制機能も同様に、同一局エリア終端
の情報、及び発信端末情報等を、着信交換機を送ること
により実施することができる。
尚、各々の交換機に局エリアを認識させ、局エリアの
終端の情報を通信し合うことにより、複数の交換機の中
継台を集中化することも可能となる。
次に、局エリア終端の情報の通信を、第4図を用い
て、交換機10及び交換機14間の各々の内線端末の相互通
話を例に説明する。
まず、交換機10の内線端末51が発呼し、次に交換機14
の内線端末64の番号をダイヤルする。発信交換機10は、
内線端末51のダイヤルを受付けダイヤル番号より中継交
換機11を認識すると、交換機10から交換機11に対し、ダ
イヤル番号を含むアドレス信号(IAM)を送信する。中
継交換機11ではさらに後位の中継交換機12を認識しダイ
ヤル番号を含むアドレス信号(IAM)を送信する。同様
に中継交換機12,13は、アドレス信号(IAM)を着信交換
機14まで伝達する。着信交換機14はアドレス信号(IA
M)を受信すると、着信内線端末64、あるいは代表選択
や着信転送の場合は他のしかるべき内線端末を決定し、
着信可/不可等を分析した後、着信可であればアドレス
完了信号(ACM)を中継交換機13,12,11を経由して、発
信交換機10に返送し、着信内線端末を呼出し状態とす
る。また、着信不可の状態であれば、着信交換機14は着
信不可である旨を中継交換機13に返送し、中継交換機13
からの復旧信号を待って回線を復旧する。中継交換機13
は、着信交換機14から受信した着信不可である旨の信号
を、さらに前位の交換機に返送し、前位の交換機からの
復旧信号を待って通話路を復旧する。同様に着信不可で
ある旨の信号は発信交換機まで返送され全通話路が復旧
する。着信内線端末が着信可で呼出しに遷移した場合、
着信内線かあるいは、他の内線端末が代理応答したらば
着信交換機14は応答信号(ANC)を中継交換機13,12,11
を経由して発信交換機10に返送し、通話状態に入る。こ
の時、アドレス信号,アドレス完了信号,応答信号に実
際に接続されているメイト端末情報とともに、局エリア
内終端情報をフィールドを追加することにより発信交換
機に伝達する。
第5図は、上記局エリア内終端情報を追加したフィー
ルドの構成図であり、端末種別,規制クラスが含まれて
いる。
次に、第5図に示される情報が通信上のどの時点で設
定されるかを、第1図及び第4図を参照して説明する。
まず、発信交換機10は、内線端末51から内線端末64へ
のアクセス要求を受けると、中継交換機11宛てのアドレ
ス信号(IAM)を編集する。この時、発信交換機10は、
自局エリア終端情報として、内線端末からの発呼である
事、内線端末51の規制クラス等をアドレス信号(IAM)
に合わせて編集する。尚、発信交換機10は、この時点で
は発呼者番号に局エリア番号を付与しない。次に、発信
交換機10はアドレス信号(IAM)を中継交換機11に送出
する。中継交換機11は、発信交換機10からのアドレス信
号(IAM)を受信し、局エリア100の最後の中継交換機12
へ送出する。中継交換機12は、中継交換機11からのアド
レス信号(IAM)を受け取ると、専用線トランク58を選
択し、内線端末51と専用線トランク58の各々の規制クラ
スで接続可/不可を判断し、接続可であれば局エリア10
1の最初の中継交換機13に対し、アドレス信号(IAM)を
送出する。尚、この時中継交換機12は、局エリア外への
呼であることを認識し、発呼者番号に局エリア番号を付
加する。中継交換機13は、中継交換機12からのアドレス
信号(IAM)を受信すると、呼が自局エリア内の他の交
換機14への中継呼であることを認識し、アドレス信号
(IAM)を編集して、着信交換機14へ送信する。その
際、中継交換機13は同時に、その中継呼が自局エリア外
からの呼であることも認識し、アドレス信号に付加した
第5図に示すフィールドに、自局エリアへの入りが専用
線であること、また、その規制クラス情報等を合せて編
集する。尚、自局エリア外か否かの認識については、前
述のとおり専用線トランク間のルート毎に、あらかじめ
テーブルに設定されている表示を基に行なう。着信交換
機14では中継交換機13からのアドレス信号(IAM)の付
加情報よりその呼が他の局エリアからの専用線着信呼で
あることを知り、交換機13の専用線トランク60と交換機
14の内線端末64の規制クラスより着信可/不可を判断
し、着信可であれば専用線着信に該当する着信音で内線
端末64を呼出す。このように付加フィールドはエリア外
から内へ中継する時は必ず付加する。また内線,中継
台,上位網(公衆網)からの入り呼でもエリア外からの
呼の場合は、付加情報を編集する。
以上、複数の交換機をあたかも一つの交換局とみなす
ことが可能となる。また、中継台の扱う局エリアと閉番
号領域が異なる場合など、機能により局エリアとして取
纏める範囲が異なることも考えられるが、本発明により
付加したフィールドをサービス毎に分割し、局エリアの
定義に合せて各々のフィールドを設定する局を定義すれ
ば容易に対応できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば複数の交換機群をあたかも一つの局エ
リアとして運用することができ、また、該局エリアを階
層的に認識する事が可能となるため、サービスまたは機
能等の適用範囲をサービス毎に独立に設定することがで
きる様になる。
具体的には、以下に示す効果が得ることができる。
(1) 接続先,中継先のルートにより発信番号に局エ
リア番号を付加する・しないを切り分けることが可能と
なる。更に、本発明による方法では、マークダイヤル方
式の様に、中継されるルートにより発信番号が一意に決
まらない番号計画であっても適応することができる。
(2) メッセージウエイティングやキャンプオンの様
な内線端末・加入者同士のサービスはネットワーク内全
エリアに適応可能としたいが、中継台・取扱台関係のサ
ービスは、ある特定のエリア内に限りたいと言う様なネ
ットワークの構成を構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は共通線信号方式を用いたネットワーク構成図、
第2図はISDNインタフェースを用いたネットワーク構成
図、第3図は発呼者番号に局エリアコードを付加するか
否かの判断処理手順を示すフローチャート図、第4図は
発信・着信交換機間の信号の流れを示すシーケンス図、
第5図は呼制御信号のフィールドフォーマットを示す
図、第6−1図は第2図に示すネットワーク構成におい
て自局エリア内の他交換機のアクセス番号のデータを登
録しているテーブルを示す図、第6−2図は第2図に示
すネットワーク構成において自局エリア外の他交換機の
アクセス番号のデータを登録しているテーブルを示す
図、第7−1図は第2図に示すネットワーク構成におい
て出接続時のエリア認識フローチャート図、第7−2図
は第2図に示すネットワーク構成において入接続時のエ
リア認識フローチャート図、第8図は従来の番号計画例
を説明する図、第9図は本発明の番号計画方法を示すシ
ーケンス図、第10図はマークダイヤル方式を用いた場合
の番号計画を説明する図、第11図は発呼者番号に局エリ
アコードを付加するか否かの判断処理手順を示すフロー
チャート図である。 100,100′,101,101′,102,102′……局エリア 103,103′……対象網、104……公衆網 104′……ISDN局線網 10,10′,11,11′,12,12′,13,13′,14,14′……交換機 20,20′,21,21′,22,22′,23,23′,24,24′……スイッ
チ 30,30′,31,31′,32,32′,33,33′,34,34′……中央制
御装置 40,40′,41,41′,42,42′,43,43′,44,44′……メモリ 50,50′……中継台 51,51′,59,59′,64,64′……内線端末 52,53,54,56,57,58,60,62,63……専用線トランク 55,61……局線トランク 70,71,72,73,74,75,76,77……共通線信号装置 80,81,82,83……通話路 90,91,92,93……共通線信号路 200,201,202,203,204……ISDNインターフェース 205……ISDNインターフェース回線

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の交換機からなる第1の局エリアと、
    少なくとも1つの交換機を含む第2の局エリアと、少な
    くとも1つの交換機を含む第3の局エリアと、前記第
    1、第2、第3の局エリアの交換機と直接又は間接的に
    結び、各局エリアの各交換機間をアウトバウンド方式に
    より呼制御信号及び該信号に付加された付加サービス情
    報を通信する通信網とからなり、前記第1の局エリア
    (100)の1つの交換機(10)に収容された発信側加入
    者端末(51)から同一の局エリアの交換機(12)と第2
    の局エリア(101)の交換機(13)に収容された着信側
    加入者端末及び第3の局エリア(102)の交換機に収納
    された発信側加入者端末から第1の局エリアの交換機を
    介して第3の局エリアの交換機に収容された着信側加入
    者端末に発呼することが可能な通信システムであって、 前記各局エリアの発呼を受ける入側又は発信側交換機
    は、自局エリアの交換機に収容された加入者端末からの
    発呼を受けたとき、該発呼が自局エリア内からの発呼で
    ある旨を表す少なくとも端末種別情報を含むサービス情
    報を呼制御信号に付加し、他局エリアの交換機に収容さ
    れた加入者端末からの発呼を受けたとき、該発呼が自局
    エリア外からの発呼である旨を表す少なくとも端末種別
    情報を含むサービス情報を呼制御信号に付加するサービ
    ス情報付加手段を設け、 前記各局エリアの出側又は着信側交換機は、前記呼制御
    信号の付加サービス情報を受け、該情報をもって発呼者
    番号が自局エリア内からの発呼か自局エリア外からの発
    呼かを判断する手段と、該判断結果自局エリア内からの
    発呼のとき、前記発呼者番号にエリアコードを付加し、
    他局エリアからの発呼のときは他局エリアコードが付加
    されているものとして発呼番号をそのまま更に他の局エ
    リアの交換機に送信する手段とを設けたことを特徴とす
    る通信システム。
  2. 【請求項2】前記判断手段は、回線番号と該番号に対応
    した局エリア内外を識別する情報を含むテーブルを有
    し、該テーブルをもって交換機の出側回線が自局エリア
    内かエリア外かを識別可能とした請求項1記載の通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】複数の交換機からなる第1の局エリアと、
    少なくとも1つの交換機を含む第2の局エリアと、少な
    くとも1つの交換機を含む第3の局エリアと、前記第
    1、第2、第3の局エリアの交換機と直接又は間接的に
    結び、各局エリアの各交換機間をアウトバウンド方式に
    より呼制御信号及び該信号に付加された付加情報を通信
    する通信網とからなり、前記第1の局エリア(100)の
    1つの交換機(10)に収容された発信側加入者端末(5
    1)から同一の局エリアの交換機(12)と第2の局エリ
    ア(101)の交換機(13)に収容された着信側加入者端
    末及び第3の局エリア(102)の交換機に収納された発
    信側加入者端末から第1の局エリアの交換機を介して第
    3の局エリアの交換機に収容された着信側加入者端末に
    発呼することが可能な通信システムであって、 前記各局エリアの発呼を受ける入側又は発信側交換機
    は、自局エリアの交換機に収容された加入者端末からの
    発呼を受けたとき、該発呼が自局エリア内からの発呼で
    ある旨を表す端末種別情報を含むサービス情報を呼制御
    信号に付加するサービス情報付加手段を設け、 前記各局エリアの自局エリア外に接続される出側又は着
    信側交換機は、自局及び他局交換機から前記呼制御信号
    の付加サービス情報を受け、該情報をもって発呼者番号
    が自局エリア内からの発呼か自局エリア外からの発呼か
    を判断する手段と、該判断の結果他局エリアからの入接
    続呼でないときには、該呼の発呼者番号に自局エリアコ
    ードを付加し、他局エリアからの入接続呼のときには、
    他局エリアからの発呼者番号には他局エリアコードが付
    加されているものと判断し、そのまま別の局エリアの交
    換機に送信する手段とを設けたことを特徴とする通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】複数の交換機からなる第1の局エリアと、
    少なくとも1つの交換機を含む第2の局エリアと、少な
    くとも1つの交換機を含む第3の局エリアと、前記第
    1、第2、第3の局エリアの交換機と直接又は間接的に
    結び、各局エリアの各交換機間をアウトバウンド方式に
    より呼制御信号及び該信号に付加された付加サービス情
    報を通信する通信網とからなり、前記第1の局エリア
    (100)の1つの交換機(10)に収容された発信側加入
    者端末(51)から同一の局エリアの交換機(12)と第2
    の局エリア(101)の交換機(13)に収容された着信側
    加入者端末及び第3の局エリア(102)の交換機に収納
    された発信側加入者端末から第1の局エリアの交換機を
    介して第3の局エリアの交換機に収容された着信側加入
    者端末に発呼することが可能な通信システムであって、 前記各局エリアの発呼を受ける入側又は発信側交換機
    は、自局エリアの交換機に収容された加入者端末からの
    発呼を受けたとき、該発呼が自局エリア内からの発呼で
    ある旨を表す少なくとも端末種別情報を含むサービス情
    報を呼制御信号に付加し、他局エリアの交換機に収容さ
    れた加入者端末からの発呼を受けたとき、該発呼が自局
    エリア外からの発呼である旨を表す少なくとも端末種別
    情報を含むサービス情報を呼制御信号に付加するサービ
    ス情報付加手段を設け、 前記各局エリアの出側又は着信側交換機は、前記呼制御
    信号の付加サービス情報を受け、該情報をもって呼が自
    局エリア内からの発呼か自局エリア外からの呼かを判断
    する手段と、該判断結果自局エリア内からの呼のときと
    エリア外の呼のときとで該呼に対してサービス情報に基
    づくサービス仕様が異なるように制御することを可能と
    する手段とを設けたことを特徴とする通信システム。
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