JPH0614105Y2 - 無段変速装置の操作レバー構造 - Google Patents

無段変速装置の操作レバー構造

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JPH0614105Y2
JPH0614105Y2 JP11950188U JP11950188U JPH0614105Y2 JP H0614105 Y2 JPH0614105 Y2 JP H0614105Y2 JP 11950188 U JP11950188 U JP 11950188U JP 11950188 U JP11950188 U JP 11950188U JP H0614105 Y2 JPH0614105 Y2 JP H0614105Y2
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operation lever
locking claw
operating lever
lever
continuously variable
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周二 田中
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、移動農機等に装備される無段変速装置におけ
る変速操作を容易化した操作レバー構造に係るものであ
る。
〔従来の技術〕
一般に乗用田植機等の移動農機に装備される無段変速装
置は、前後に搖動する操作レバーによって変速操作され
るが、従来この種の操作レバーは、第4図,第5図に示
すように搖動操作したときに、操作レバーaから突出す
るピンbがガイド板cのノッチ部dに係止して変速位置
を位置決めするようになっている。
〔本考案が解決しようとする課題〕
ところが、突出するピンをノッチ部に係止させて位置決
めするようにしたものでは、次に変速操作するときに
は、まず操作レバーに設けたボタンeを押してピンの係
止を解除する別の操作をしなければ、操作レバーを搖動
させることができないので、変速操作が面倒で操作に力
が入り難く、操作フィーリングが悪いという欠点があっ
た。本考案は上記の如き欠点を解消すべく創案されたも
のであって、案内ラチェットに係止する係止爪を設けて
操作レバーの位置決めをするものでありながら、いちい
ち係止爪の係止解除操作等をすることなく、自由に操作
レバーを搖動させることができて、変速操作の容易化を
図ることができる無段変速装置の操作レバー構造を提供
することを目的課題としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、本考案が講じた技術的手段
は、操作レバーの搖動に連動する係止爪を設けて、一方
向の搖動で係止爪が案内ラチェットに係止し、他方向で
は係止爪が案内ラチェット上を摺動しながら搖動するよ
うにした操作レバーにおいて、操作レバーに連動して搖
動する支持ブラケットを設け、該支持ブラケットに係止
爪を枢着すると共に、上記操作レバーを支持ブラケット
に対し位置移動可能に構成して、操作レバーの移動によ
り、係止爪が案内ラチェットに係止する状態と係止爪の
係止が解除された状態とに切換可能としたことを特徴と
するものである。
〔考案の作用〕
したがって本考案によれば、無段変速装置を変速するに
当り、操作レバーを、支持ブラケットに設けた係止爪が
案内ラチェット上を摺動する方向に自由に摺動させて変
速操作をすることができる。そして、係止爪が案内ラチ
ェットと係止する方向に操作レバーを搖動させる際に
は、操作レバーの位置を支持ブラケットに対して移動さ
せれば、係止爪と案内ラチェットの係止が解除される状
態に切換えることができるので、所望する変速位置へ搖
動させることができる。したがって操作レバーの位置移
動のみで操作レバーをいずれの方向へも搖動操作するこ
とができて、無段変速装置を容易に変速操作することが
できるものである。
〔実施例〕
つぎに本考案の構成を添付した図面に基いて詳述する。
1は乗用田植機に装備されるベルト式無段変速機であっ
て、駆動プーリ2と從動プーリ3間に伝動ベルト4が懸
回されており、変速カム5の回動により駆動プーリ2の
有効径が拡縮し伝達される動力を無段変速するようにな
っている。6は操作レバーであって、その基端部が支軸
7に軸支されて前後に搖動自在となっている。8は操作
レバー6と平行状に設けられた支持ブラケットであっ
て、該支持ブラケット8も上記支軸7に搖動自在に軸支
されており、操作レバー6から突出した連動ピン9が支
持ブラケット8の連結孔10に挿通されていて、操作レバ
ー6に連動して支持ブラケット8が前後に搖動する。11
は上記支持ブラケット8の支点軸12に枢着された上下に
回動する係止爪、13は機体側の取付ブラケット14に固定
された案内ラチェットであって、上記係止爪11は、常時
は弾機15を介して案内ラチェット13に向かって押圧付勢
されており、操作レバー6を矢印H方向に搖動させたと
きは係止爪11が案内ラチェット13上を摺動しながら搖動
し、所望する位置で操作レバー6の搖動を停止すれば、
係止爪11が案内ラチェット13に係止するようになってい
る。16は上記支点軸12に軸支された上下に回動する回動
アームであって、その一端部が係止爪11の下面側に臨ん
でおり、他端部が操作レバー6の連動ピン9に固定され
ている。しかも、支持ブラケット8の連結孔10は長孔状
に形成されていて、操作レバー6が支持ブラケット8に
対して前後に位置移動可能となっている。そして、係止
爪11が案内ラチェット13に係止した状態から操作レバー
6を連結孔10の前端側、すなわち矢印L方向に移動させ
れば、回動する回動アーム16の一端部が係止爪11に接当
して弾機15の付勢に抗して上方に回動させ、案内ラチェ
ット13との係止を解除して操作レバー6をそのまま矢印
L方向に搖動操作できるようになっている。17は支持ブ
ラケット8と前記変速カム5とを連動連結するロッドで
ある。
第6図(イ),(ロ)は乗用田植機18の運転席上方を覆う幌部
19を機体格納時に機体格納スペース20内に納まるように
したものであって、ステップ21の側方に幌部19の回動支
点22を設け、幌部19全体を回動させて苗載せ台23の上方
位置に収納できるようになっている。24は回動規制スト
ッパーである。
また第7図、第8図には弾性体を利用してガタを無くす
ようにしたステアリングシャフトの支持構造を示してい
る。すなわち、ステアリングホイール25にセレーション
部26で連結されたステアリングシャフト27は、一般にス
テアリングコラム28上方のナイロン等からなるブッシュ
29により片持ち支持されているが、從来はガタを取る構
造が無かったので、ステアリング時のフィーリングが悪
いうえ、騒音が発生する等の欠点があった。そこで第8
図(イ)(ロ)(ハ)に示すようにゴム等の弾性体からなるダス
トカバー30にリップ部31を設け、あるいはダストカバー
30に下部にツバ部32を設け、又は、ダストカバー30とブ
ッシュ29の対向間にOリング33を介装することにより、
弾性体を利用してガタを無くすことができるようになっ
ている。34はステアリングシャフト27をトルクジェネレ
ータ35に連結するジョイント部である。
さらに第9図、第10図には、ステアリングシャフト36と
トルクジェネレータの出力軸37とを連結するジョイント
部38の連結ピン39の抜け止め構造を示すものである。一
般にジョイント部38には、上下位置に連結ピン39が入る
凹溝を直交状に設け、ジョイント部38とステアリングシ
ャフト36および出力軸37間には間隙を設けてユニバーサ
ルジョイントの機能を有するようになっており、Cリン
グ40で連結ピン39が抜けるのを防止している。ところが
従来はジョイント部38にのみCリング溝41を設けていた
ので、回転巾芯ズレ等によりCリング40が外れることが
あった。そこで、連結ピン39にも広巾の溝42を設けるこ
とにより、第10図に示すように芯ズレ等を起しても、C
リング40は広巾の溝42の中であるので、Cリング40が外
れることはなく、連結ピン39が抜けるのを確実に防止す
ることができる。
上記の如き構成において、いまベルト式無段変速機1を
変速するに当り、操作レバー6を矢印H方向に搖動操作
するときは、係止爪11が案内ラチェット13上を摺動する
ので自由に搖動させることができ、これに連動して搖動
する支持ブラケット8が連結ロッド17を引き変速カム5
を回動させて所望する速度に変速することができ、変速
位置では弾機15により付勢された係止爪11が案内ラチェ
ット13に係止して操作レバー6を位置決めすることがで
きる。そして操作レバー6を矢印L方向に搖動操作する
ときには、操作レバー6を連結孔10の先端側に移動させ
るのみで、連動ピン9に固定された回動アーム16が係止
爪11を弾機15の付勢に抗して上方に回動させ、案内ラチ
ェット13との係止を解除するので、操作レバー6をその
ままL方向に搖動させることができる。したがって案内
ラチェット13に係止する係止爪11を設けて操作レバー6
の位置決めをするものでありながら、殊更係止爪11の係
止解除操作等をすることなく、操作レバー6を自由に搖
動操作するがことできて、変速操作の容易化を図ること
ができる。しかも案内ラチェット13で操作レバー6の位
置決めをするので、従来のノッチ式で位置決めするもの
に比べ、変速位置を僅かづつ調節することができて圃場
条件に対応した適正な変速速度とすることができる。
第6図に示したものでは、幌部19を備えた乗用田植機で
あっても、挾いスペースに格納することができるうえ、
圃場条件に応じて幌部19を回動させて機体の前後バラン
スを適正にすることができる。
また第7図、第8図に示したステアリングシャフトで
は、片持ち支持の簡単な構造としたものでありながら、
弾性体を利用してガタを無くすことができて、ステアリ
ング操作時のフィーリングを良好にすることができる。
さらに第9図、第10図に示したものでは、何らユニバー
サルジョイント機能を損なうことなく、連結ピン39が抜
けるのを確実に防止することができて、円滑にステアリ
ング操作を行うことができるものである。
〔考案の効果〕
これを要するに本考案は、操作レバーの搖動に連動する
係止爪を設けて、一方向の搖動で係止爪が案内ラチェッ
トに係止し、他方向では係止爪が案内ラチェット上を摺
動しながら搖動するようにした操作レバーにおいて、操
作レバーに連動して搖動する支持ブラケットを設け、該
支持ブラケットに係止爪を枢着すると共に、上記操作レ
バーを支持ブラケットに対し位置移動可能に構成して、
操作レバーの移動により、係止爪が案内ラチェットに係
止する状態と係止爪の係止が解除された状態とに切換可
能としたから、操作レバーを搖動すれば、操作レバーに
連動する係止爪が案内ラチェットに係止するので操作レ
バーを所望する変速位置とすることができる。そして、
操作レバーに連動して搖動する支持ブラケットに対して
操作レバーの位置を移動させるのみで、支持ブラケット
に枢着された係止爪を、案内ラチェットに係止した状態
から、係止が解除された状態に切換えることができるの
で、殊更係止解除操作等をすることなく、操作レバーを
自由に搖動させることができて、変速操作の容易化を図
ることができる。しかも案内ラチェットで操作レバーの
位置決めをするので、従来のノッチ式のものに比べ、変
速位置を僅かづつ調節することができて圃場条件に対応
した適正な変速速度とすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る無段変速装置の操作レバー構造の実
施例を示すものであって、第1図(イ)(ロ)は全体側面図お
よび平面図、第2図は要部の正面図、第3図(イ)(ロ)は作
用説明図、第4図は従来例を示す側面図、第5図は同上
要部の正面図、第6図(イ)(ロ)は幌部を設けた乗用田植機
の側面図および平面図、第7図はステアリングシャフト
の縦断面図、第8図(イ)(ロ)(ハ)は同上一部を拡大した断
面図、第9図(イ)(ロ)はジョイント部の側面図および平面
図、第10図は同上作業説明図である。 図中、6…操作レバー、8…支持ブラケット、11…係止
爪、13…案内ラチェットである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作レバーの搖動に連動する係止爪を設け
    て、一方向の揺動で係止爪が案内ラチェットに係止し、
    他方向では係止爪が案内ラチェット上を摺動しながら搖
    動するようにした操作レバーにおいて、操作レバーに連
    動して搖動する支持ブラケットを設け、該支持ブラケッ
    トに係止爪を枢着すると共に、上記操作レバーを支持ブ
    ラケットに対し位置移動可能に構成して、操作レバーの
    移動により、係止爪が案内ラチェットに係止する状態と
    係止爪の係止が解除された状態とに切換可能としたこと
    を特徴とする無段変速装置の操作レバー構造。
JP11950188U 1988-09-12 1988-09-12 無段変速装置の操作レバー構造 Expired - Lifetime JPH0614105Y2 (ja)

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JPH0240156U JPH0240156U (ja) 1990-03-19
JPH0614105Y2 true JPH0614105Y2 (ja) 1994-04-13

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