JPH0614091Y2 - 歯車型軸継手 - Google Patents

歯車型軸継手

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JPH0614091Y2
JPH0614091Y2 JP11356788U JP11356788U JPH0614091Y2 JP H0614091 Y2 JPH0614091 Y2 JP H0614091Y2 JP 11356788 U JP11356788 U JP 11356788U JP 11356788 U JP11356788 U JP 11356788U JP H0614091 Y2 JPH0614091 Y2 JP H0614091Y2
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隆史 鎌田
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株式会社大同機械製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は歯車型軸継手に関し、更に詳しくは、駆動軸
および被駆動軸に夫々取付けた内筒の相対的な位置関係
に拘わることなく、容易に取付けを行ない得る歯車型軸
継手に関するものである。
従来技術 軸線を略整列させて対向する駆動軸と被駆動軸とを、そ
の軸端において連結し、両軸間で回転伝達または動力伝
達を行なう継手として、例えば第3図に示す歯車型軸継
手が知られている。この歯車型軸継手9は、駆動軸10
と被駆動軸12との対向する夫々の軸端に、キー18,
19を介して軸10,12と一体的に回転可能に配設し
た一対の内筒14,14を備えている。この内筒14の
外周面には、その全周に亘って外歯車16が形成され、
各内筒14,14に、外歯車16と噛合可能な内歯車2
2を形成した外筒20が外嵌されている。従って、内筒
14と外筒20とは、外歯車16と内歯車22との噛合
作用下に一体的に回転する。
また、外筒20の一端(他方の外筒20と対向する端
部)に、半径方向外方に突出するフランジ20aが形成
され、このフランジ20aには、該外筒20の中心軸線
と平行な通孔20bが所要数放射状に穿設されている。
また、他方の外筒20のフランジ20aにも、対応的に
通孔20bが穿設されている。この場合において、各フ
ランジ20a,20aに穿設した対応する通孔20b,
20bは、全て合致するような位置関係に設定されてい
る。そして、通孔20b,20bにボルト24を挿通
し、このボルト24にナット26を締付けることによ
り、両外筒20,20を固定することができる。従っ
て、駆動軸10を回転させれば、該駆動軸10に配設し
た内筒14と共に外筒20,20が回転し、更に外筒2
0,20を介して他方の内筒14に回転が伝達され、こ
れによって被駆動軸12への回転伝達がなされる。
考案が解決しようとする課題 前述した歯車型軸継手9では、駆動軸10に配設した内
筒14と被駆動軸12に配設した内筒14とに、夫々外
装した外筒20,20をボルト24およびナット26を
介して固定し、内筒14に形成した外歯車16と外筒2
0に形成した内歯車22との噛合作用下に、回転伝達が
行なわれるよう構成したものである。従って、当該継手
9を組付けるに際し、各内筒14,14に外筒20,2
0を外装したときに、該外筒20,20に穿設した対応
する全ての通孔20b,20bが合致していなければな
らない。
しかし現実には、両軸10,12に継手9を組付けるに
際し、両軸10,12にキー18,19を介して配設し
た内筒14,14の相対的な位置関係は、予め設定され
た関係(各内筒14,14に外筒20,20を外装した
ときに、該外筒20,20に穿設した対応する全ての通
孔20b,20bが合致する関係)になっていない場合
が殆どを占めている。すなわち、各内筒14,14に外
装した外筒20,20の対応する通孔20b,20bは
一般に整列合致せず、この結果として両外筒20,20
の円滑な固定をなし得ないと云う問題点が指摘される。
そこでこのような場合は、駆動軸10または被駆動軸1
2の何れか一方を回転させて、外筒20,20の対応す
る各通孔20b,20bを合致させる煩雑な調節作業が
必要であった。
考案の目的 この考案は、前述した歯車型軸継手を取付けるに際して
内在する前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提
案されたものであって、煩雑な調節作業を行なうことな
く、簡単に組立て得る歯車型軸継手を提供することを目
的とする。
課題を解決するための手段 前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するた
め本考案は、軸線を略整列させて対向配置した駆動軸と
被駆動軸との連結を行なう軸継手であって、 前記駆動軸と被駆動軸との対向する各軸端に一体的に回
転可能に配置され、その全外周面に外歯車を形成してな
る対をなす内筒と、 各内筒の外歯車と噛合する内歯車が形成され、対向し合
う端部を当接させた状態で各内筒の周面に部分的に外装
される弧状連結部材と、 前記内筒に装着されて、該内筒に外装した前記連結部材
を内筒に対し脱落不能に位置決めすると共に、この連結
部材を対向する連結部材に向け圧接させる固定部材とか
らなり、 前記対向し合う連結部材を、その圧接端部において固着
するよう構成したことを特徴とする。
実施例 次に、本考案に係る歯車型軸継手につき、好適な実施例
を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。第1
図は、本考案の好適な実施例に係る歯車型軸継手を分解
して示す斜視図、第2図は第1図に示す歯車型軸継手を
組付けた状態で示す縦断面図である。
図に示す如く、駆動軸10の軸端には、該駆動軸10の
軸心と平行に配設したキー18を介して、軸10と一体
的に回転可能に内筒14が配設されている。この内筒1
4における被駆動軸12を指向する端部の外周には、そ
の全周に亘って外歯車16が形成されている。また、被
駆動軸12の軸端にも、キー19を介して内筒14が対
向的に配設される。なお、駆動軸10に配設した内筒1
4の一端(他方の内筒14と対向する端部)に同心円状
に凸部40が形成されると共に、被駆動軸12に配設し
た内筒14の対向端に同心円状に凹部42が形成され、
凸部40を凹部42に嵌合することにより、駆動軸10
と被駆動軸12との軸心を一致させ得るよう構成してあ
る。
前記各内筒14,14には、第1図および第2図に示す
如く、その周方向の位相を180°ずらして、夫々2個
の連結部材32,32が外装されている。この連結部材
32は、第1図に示す如く、前記内筒14に形成した外
歯車16と噛合可能な内歯車38が内周面に形成された
円弧状の部材であって、その一端には、内歯車38より
も半径方向内方に突出する突部32aが形成されてい
る。
なお、前記内筒14における軸方向中央の外周には、第
2図に示すように、前記外歯車16の外径寸法よりも小
径に形成された中央外周部14aが設けられており、当
該連結部材32の内歯車38を内筒14の外歯車16に
噛合した状態において、突部32aは中央外周部14a
に安定的に載置されるよう設定されている。
また、各内筒14,14に外装した連結部材32,32
は、その対向する端部が当接されて、該連結部材32を
後述の如く固定部材28により内筒14に位置決め固定
した際に、この当接部は溶接等の手段により固着され、
両連結部材32,32は一体的に回動するよう構成され
ている。更に、連結部材32の相互に当接する端部と反
対の端部外周には、該端部方向に下り勾配となるテーパ
部34が形成され、このテーパ部34は、当該連結部材
32を内筒14に固定すると共に、対向する連結部材3
2に圧接するべく機能する。なお、連結部材32は、例
えば前記内筒14に形成した外歯車16と噛合する内歯
車を全内周面に亘って形成した円筒体を、周方向に6等
分することにより得られるものである。
また、図に示す如く、前記内筒14の外歯車16が形成
される端部と反対側の端部に、小径部14bが形成さ
れ、この小径部14bに固定部材28が外装されてい
る。すなわち、固定部材28は、第1図に示す如く、そ
の中心に内筒14における小径部14bの挿通を許容す
る中央通孔28cが穿設されると共に、その外周縁に、
内筒14方向に突出する環状突部28aが形成されてい
る。また、環状突部28aの内周面にラッパ状のテーパ
部30が形成され、該テーパ部30は、内筒14に外装
した連結部材32の前記テーパ部34に当接するよう寸
法設定される。
この固定部材28には、前記中央通孔28cと平行に延
在する通孔28bが、所要数だけ放射状に穿設されてい
る。従って、固定部材28を、第2図に示すように、内
筒14に外装した連結部材32のテーパ部34に、該固
定部材28に形成したテーパ部30を当接させた状態で
外嵌した後、前記通孔28bに挿通したボルト36を内
筒14にねじ込むことによって、連結部材32は対向す
る連結部材32方向に押圧される。しかも連結部材32
は、半径方向内方にも押圧されるので、外歯車16と内
歯車38とを噛合させた状態で内筒14に位置決め固定
される。前述した如く、対向し合う連結部材32,32
は相互に固着されているので、駆動軸10を回転させれ
ば、連結部材32,32を介して被駆動軸12への回転
伝達がなされる。
次に、このように構成した実施例に係る歯車型軸継手の
取付けの実際につき説明する。先ず、前記固定部材28
を小径部14bに嵌挿した内筒14を、駆動軸10の軸
端にキー18を介して配設する。また、被駆動軸12の
軸端にも、同様に固定部材28を配設した内筒14をキ
ー19を介して配設した後、両内筒14,14の対向面
を当接させる。このとき、内筒14,14の対向する面
には、同心凹凸部40,42が形成されているので、駆
動軸10と被駆動軸12との軸心は一致する。
次に、夫々2個の連結部材32,32を、周方向に位相
を180°ずらして各内筒14,14に外装し、その対
応する連結部材32,32の対向面を当接させる。そし
て、前記固定部材28の環状突部28aに形成したテー
パ部30を、内筒14に外装した連結部材32のテーパ
部34に当接させて外嵌した後、固定部材28の通孔2
8bに挿通したボルト36を内筒14にねじ込む。これ
によって、対向する連結部材32,32は、前記テーパ
部30,34のくさび作用によって相互に圧接されると
共に、各内筒14,14に位置決め固定される。更に、
このように組上がった状態で、両連結部材32,32の
圧接部を溶接することにより、当該歯車型軸継手9の組
付けが完了する。
すなわち、内筒14の周方向の一部にのみ連結部材32
を外装し、対向する連結部材32,32を溶接等の手段
によって固着することにより、両内筒14,14の相対
的な位置関係と拘りなく、当該継手9を簡易に組付ける
ことが可能である。従って、両軸10,12に歯車型軸
継手9を組付けるに際し、駆動軸10または被駆動軸1
2を回転させて内筒14,14の相対的な位置を調節す
る等の煩雑な作業を行なう必要がない。
考案の効果 以上説明した如く、本考案に係る歯車型軸継手によれ
ば、内筒の全周に亘って形成した外歯車に対して、その
周方向の一部分にのみ連結部材を外装したことにより、
両内筒の相対的な位置関係がどのような状態であって
も、簡易に組付け作業を行ない得る。また、構成が簡易
であるので、製造コストの低減を図ることもできる、等
の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の好適な実施例に係る歯車型軸継手を分
解して示す斜視図、第2図は第1図に示す歯車型軸継手
を組付けた状態で示す縦断面図、第3図は従来技術に係
る歯車型軸継手を一部切欠いて示す斜視図である。 10…駆動軸、12…被駆動軸 14…内筒、16…外歯車 28…固定部材、32…連結部材 38…内歯車

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸線を略整列させて対向配置した駆動軸(1
    0)と被駆動軸(12)との連結を行なう軸継手であって、前
    記駆動軸(10)と被駆動軸(12)との対向する各軸端に一体
    的に回転可能に配設され、その全外周面に外歯車(16)を
    形成してなる対をなす内筒(14,14)と、 各内筒(14)の外歯車(16)と噛合する内歯車(38)が形成さ
    れ、対向し合う端部を当接させた状態で各内筒(14,14)
    の周面に部分的に外装される弧状連結部材(32,32)と、 前記内筒(14)に装着されて、該内筒(14)に外装した前記
    連結部材(32)を内筒(14)に対し脱落不能に位置決めする
    と共に、この連結部材(32)を対向する連結部材(32)に向
    け圧接させる固定部材(28)とからなり、 前記対向し合う連結部材(32,32)を、その圧接端部にお
    いて固着するよう構成した ことを特徴とする歯車型軸継手。
  2. 【請求項2】前記連結部材(32)の一方の軸方向端部外周
    に、該端部方向に向けて下り勾配となるテーパ部(34)を
    形成すると共に、前記固定部材(28)は前記連結部材(32)
    のテーパ部(34)を収容可能な環状突部(28a)を形成し、
    前記固定部材(28)を連結部材(32)に外嵌して環状突部(2
    8a)の内周面に形成したラッパ状のテーパ部(30)を前記
    テーパ部(34)に当接させ、 この固定部材(28)に穿設した複数の通孔(28b)を介して
    ボルト(36)を内筒(14)にねじ込むことにより、連結部材
    (32)を対向する連結部材(32)に向け押圧付勢させるよう
    構成した請求項1記載の歯車型軸継手。
  3. 【請求項3】前記連結部材(32)は、内筒(14)に形成した
    外歯車(16)に噛合する内歯車が全内周面に形成された円
    筒体を、その周方向に複数に分割した円弧状部材である
    請求項1または2記載の歯車型軸継手。
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