JPH06139787A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
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- JPH06139787A JPH06139787A JP28743392A JP28743392A JPH06139787A JP H06139787 A JPH06139787 A JP H06139787A JP 28743392 A JP28743392 A JP 28743392A JP 28743392 A JP28743392 A JP 28743392A JP H06139787 A JPH06139787 A JP H06139787A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、クロック信号でビット線のプリチ
ャージ動作が制御される同期型半導体記憶装置におい
て、クロック信号のタイミングの設定を不要にできると
共に、ビット線電位のフルスイングを回避してプリチャ
ージ時間の短縮と消費電流の低減が図れる半導体記憶装
置を提供することを目的とする。 【構成】ビット線11と等価な負荷容量を有するダミー
ビット線100、メモリセル13と等価なビット線駆動
能力を有するダミーメモリセル101、ダミービット線
用のプリチャージ回路102及びダミービット線100
の電位変化を検出するレベル検出回路104を設け、こ
の回路104でダミービット線100の電位が所定値よ
り低下したのを検出した時、クロック信号CLKによる
制御とは独立してビット線11をプリチャージすること
により、ビット線11の充放電を最少限に抑え、プリチ
ャージ時間の短縮と消費電流の低減を図ることを特徴と
している。
ャージ動作が制御される同期型半導体記憶装置におい
て、クロック信号のタイミングの設定を不要にできると
共に、ビット線電位のフルスイングを回避してプリチャ
ージ時間の短縮と消費電流の低減が図れる半導体記憶装
置を提供することを目的とする。 【構成】ビット線11と等価な負荷容量を有するダミー
ビット線100、メモリセル13と等価なビット線駆動
能力を有するダミーメモリセル101、ダミービット線
用のプリチャージ回路102及びダミービット線100
の電位変化を検出するレベル検出回路104を設け、こ
の回路104でダミービット線100の電位が所定値よ
り低下したのを検出した時、クロック信号CLKによる
制御とは独立してビット線11をプリチャージすること
により、ビット線11の充放電を最少限に抑え、プリチ
ャージ時間の短縮と消費電流の低減を図ることを特徴と
している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、同期型の半導体記憶
装置に関するもので、特にスタンダードセルやゲートア
レイ等のASICにおける可変メモリ容量タイプのメモ
リに好適なものである。
装置に関するもので、特にスタンダードセルやゲートア
レイ等のASICにおける可変メモリ容量タイプのメモ
リに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来の同期型半導体記憶装置では、例え
ばビット線のプリチャージ信号として同期クロックが用
いられている。図9は、このような従来の半導体記憶装
置の一例としてROMを示しており、メモリセルのデー
タ読み出し回路の要部を概略的に示す回路図である。図
9において、11はビット線、12はワード線、13は
メモリセル部、14はプリチャージ線、15はプリチャ
ージ部、16はデータ出力回路部、17はインバータゲ
ート回路、WLはワード線選択信号、BLはビット線電
位、CLKはクロック信号、/PRはプリチャージ信
号、Dout は出力信号である。上記メモリセル部13
は、ドレインがビット線11に接続され、ソースが接地
点Vssに接続され、ゲートがワード線12に接続された
Nチャネル型MOSトランジスタ18から構成される。
このトランジスタ18には、ソースを接地点Vssに接続
するか否か、チャネル領域に不純物を注入してディプレ
ッション化するか否か、あるいはゲート電極をワード線
12に接続するか否か等に応じてデータが記憶されてい
る。上記プリチャージ部15は、ドレインがビット線1
1に接続され、ソースが電源Vccに接続され、ゲートが
プリチャージ線14に接続されたPチャネル型MOSト
ランジスタ19からなる。上記データ出力回路部16
は、インバータ20,21からなり、インバータ20の
入力端にはビット線11が接続され、出力端にはインバ
ータ21の入力端が接続される。そして、上記インバー
タ21の出力端から出力信号Dout を得る。また、上記
インバータゲート回路17は、インバータ22から構成
される。このインバータ22の入力端にはクロック信号
CLKが供給され、出力端からプリチャージ信号/PR
が出力される。このプリチャージ信号/PRはプリチャ
ージ線14に供給される。なお、図示しないが、上記ワ
ード線12を選択するデコーダも上記クロック信号CL
Kに同期して動作しており、クロック信号CLKに同期
してワード線選択信号WLが出力される。
ばビット線のプリチャージ信号として同期クロックが用
いられている。図9は、このような従来の半導体記憶装
置の一例としてROMを示しており、メモリセルのデー
タ読み出し回路の要部を概略的に示す回路図である。図
9において、11はビット線、12はワード線、13は
メモリセル部、14はプリチャージ線、15はプリチャ
ージ部、16はデータ出力回路部、17はインバータゲ
ート回路、WLはワード線選択信号、BLはビット線電
位、CLKはクロック信号、/PRはプリチャージ信
号、Dout は出力信号である。上記メモリセル部13
は、ドレインがビット線11に接続され、ソースが接地
点Vssに接続され、ゲートがワード線12に接続された
Nチャネル型MOSトランジスタ18から構成される。
このトランジスタ18には、ソースを接地点Vssに接続
するか否か、チャネル領域に不純物を注入してディプレ
ッション化するか否か、あるいはゲート電極をワード線
12に接続するか否か等に応じてデータが記憶されてい
る。上記プリチャージ部15は、ドレインがビット線1
1に接続され、ソースが電源Vccに接続され、ゲートが
プリチャージ線14に接続されたPチャネル型MOSト
ランジスタ19からなる。上記データ出力回路部16
は、インバータ20,21からなり、インバータ20の
入力端にはビット線11が接続され、出力端にはインバ
ータ21の入力端が接続される。そして、上記インバー
タ21の出力端から出力信号Dout を得る。また、上記
インバータゲート回路17は、インバータ22から構成
される。このインバータ22の入力端にはクロック信号
CLKが供給され、出力端からプリチャージ信号/PR
が出力される。このプリチャージ信号/PRはプリチャ
ージ線14に供給される。なお、図示しないが、上記ワ
ード線12を選択するデコーダも上記クロック信号CL
Kに同期して動作しており、クロック信号CLKに同期
してワード線選択信号WLが出力される。
【0003】図10は、上記図9に示した回路における
読み出し動作時の各信号のタイミングチャートである。
このタイミングチャートを参照しつつ図9に示した回路
の動作を説明する。
読み出し動作時の各信号のタイミングチャートである。
このタイミングチャートを参照しつつ図9に示した回路
の動作を説明する。
【0004】まず、クロック信号CLKが“H”レベル
の時は、プリチャージ信号/PRは“L”レベルであ
る。これにより、プリチャージ部15のトランジスタ1
9がオンしてビット線11が“H”レベルにプリチャー
ジされる。次に、クロック信号CLKが“H”レベルか
ら“L”レベルに変化するとトランジスタ19はオフす
る。ワード線12が図示しないデコーダにより選択され
ると、ワード線選択信号WLが“L”レベルから“H”
レベルに変化し、メモリセル部13内のトランジスタ1
8がオンすると、ビット線11がディスチャージされ
る。所定時間経過し、ビット線11の電位BLがデータ
出力回路部16のインバータ20の回路閾値より低下す
ると、このインバータ20の出力は“H”レベルに変化
し、インバータ21の出力が“L”レベルとなる。従っ
て、出力信号Dout は“L”レベルとなる。一方、例え
ばトランジスタ18のゲートがワード線12に接続され
ていない場合には、ビット線11の電位は低下しないの
で、出力信号Dout は“H”レベルとなる。
の時は、プリチャージ信号/PRは“L”レベルであ
る。これにより、プリチャージ部15のトランジスタ1
9がオンしてビット線11が“H”レベルにプリチャー
ジされる。次に、クロック信号CLKが“H”レベルか
ら“L”レベルに変化するとトランジスタ19はオフす
る。ワード線12が図示しないデコーダにより選択され
ると、ワード線選択信号WLが“L”レベルから“H”
レベルに変化し、メモリセル部13内のトランジスタ1
8がオンすると、ビット線11がディスチャージされ
る。所定時間経過し、ビット線11の電位BLがデータ
出力回路部16のインバータ20の回路閾値より低下す
ると、このインバータ20の出力は“H”レベルに変化
し、インバータ21の出力が“L”レベルとなる。従っ
て、出力信号Dout は“L”レベルとなる。一方、例え
ばトランジスタ18のゲートがワード線12に接続され
ていない場合には、ビット線11の電位は低下しないの
で、出力信号Dout は“H”レベルとなる。
【0005】このように、図9に示した回路において
は、ビット線11のプリチャージ動作はクロック信号C
LKに同期している。すなわち、プリチャージを行う場
合、クロック信号CLKを“H”レベルにする必要があ
り、可変メモリ容量タイプのメモリの場合には、クロッ
ク信号CLKを“H”レベルにするタイミングの設定が
難しい。また、クロック信号CLKが“L”レベルの
時、ビット線11はディスチャージされ続け、最後には
ビット線11の電位BLは“L”レベルまで下がってし
まう。このため、次のサイクルの読み出し時には“L”
レベルに低下したビット線11を“H”レベルにプリチ
ャージすることになる。このように、“L”レベルのビ
ット線を“H”レベルにプリチャージするためには時間
を要するとともに、ビット線11の電位BLをフルスイ
ングさせることになるため、消費電流が大きくなるとい
う問題がある。
は、ビット線11のプリチャージ動作はクロック信号C
LKに同期している。すなわち、プリチャージを行う場
合、クロック信号CLKを“H”レベルにする必要があ
り、可変メモリ容量タイプのメモリの場合には、クロッ
ク信号CLKを“H”レベルにするタイミングの設定が
難しい。また、クロック信号CLKが“L”レベルの
時、ビット線11はディスチャージされ続け、最後には
ビット線11の電位BLは“L”レベルまで下がってし
まう。このため、次のサイクルの読み出し時には“L”
レベルに低下したビット線11を“H”レベルにプリチ
ャージすることになる。このように、“L”レベルのビ
ット線を“H”レベルにプリチャージするためには時間
を要するとともに、ビット線11の電位BLをフルスイ
ングさせることになるため、消費電流が大きくなるとい
う問題がある。
【0006】また、従来の他の同期型半導体記憶装置で
は、ビット線のプリチャージ制御信号及びセンスアンプ
制御信号として同期クロックが用いられている。図11
は、このような半導体記憶装置としてSRAMのデータ
読み出し回路の要部を概略的に示している。図11にお
いて、31,31´はビット線対、32はワード線、3
3はメモリセル、46はプリチャージ部、41はセンス
アンプ、42〜44はインバータ、45はナンドゲー
ト、WLはワード線選択信号、BL,/BLはそれぞれ
ビット線31,31´の電位、/CLKはクロック信
号、R/Wはリードライト信号、/PRはプリチャージ
信号、RDはセンスアンプイネーブル信号、Dout は出
力信号である。上記メモリセル33は、入力端と出力端
が相互接続されたインバータ34,35とデータ転送用
のNチャネル型MOSトランジスタ36,37とからな
る。上記プリチャージ部46は、Pチャネル型のプリチ
ャージ用MOSトランジスタ38〜40からなる。上記
トランジスタ38はビット線対31,31´間に接続さ
れ、上記インバータ42から出力されるプリチャージ信
号/PRでオン/オフ制御される。上記トランジスタ3
9は、ビット線31と電源Vcc間に接続され、上記プリ
チャージ信号/PRでオン/オフ制御される。同様に、
上記トランジスタ40は、ビット線31´と電源Vcc間
に接続され、上記プリチャージ信号/PRでオン/オフ
制御される。上記センスアンプ41は、入力端が上記ビ
ット線対31,31´にそれぞれ接続され、制御端子に
上記インバータ44から出力されるセンスアンプイネー
ブル信号RDが供給されて動作が制御され、ビット線対
31,31´間の電位差を増幅することにより、メモリ
セル33の記憶データに対応した出力信号Dout を出力
する。上記インバータ42,43の入力端にはクロック
信号/CLKが供給される。ナンドゲート45の一方の
入力端には上記インバータ43の出力端が接続され、他
方の入力端にはリードライト信号R/Wが供給される。
このナンドゲート45の出力端にはインバータ44の入
力端が接続される。
は、ビット線のプリチャージ制御信号及びセンスアンプ
制御信号として同期クロックが用いられている。図11
は、このような半導体記憶装置としてSRAMのデータ
読み出し回路の要部を概略的に示している。図11にお
いて、31,31´はビット線対、32はワード線、3
3はメモリセル、46はプリチャージ部、41はセンス
アンプ、42〜44はインバータ、45はナンドゲー
ト、WLはワード線選択信号、BL,/BLはそれぞれ
ビット線31,31´の電位、/CLKはクロック信
号、R/Wはリードライト信号、/PRはプリチャージ
信号、RDはセンスアンプイネーブル信号、Dout は出
力信号である。上記メモリセル33は、入力端と出力端
が相互接続されたインバータ34,35とデータ転送用
のNチャネル型MOSトランジスタ36,37とからな
る。上記プリチャージ部46は、Pチャネル型のプリチ
ャージ用MOSトランジスタ38〜40からなる。上記
トランジスタ38はビット線対31,31´間に接続さ
れ、上記インバータ42から出力されるプリチャージ信
号/PRでオン/オフ制御される。上記トランジスタ3
9は、ビット線31と電源Vcc間に接続され、上記プリ
チャージ信号/PRでオン/オフ制御される。同様に、
上記トランジスタ40は、ビット線31´と電源Vcc間
に接続され、上記プリチャージ信号/PRでオン/オフ
制御される。上記センスアンプ41は、入力端が上記ビ
ット線対31,31´にそれぞれ接続され、制御端子に
上記インバータ44から出力されるセンスアンプイネー
ブル信号RDが供給されて動作が制御され、ビット線対
31,31´間の電位差を増幅することにより、メモリ
セル33の記憶データに対応した出力信号Dout を出力
する。上記インバータ42,43の入力端にはクロック
信号/CLKが供給される。ナンドゲート45の一方の
入力端には上記インバータ43の出力端が接続され、他
方の入力端にはリードライト信号R/Wが供給される。
このナンドゲート45の出力端にはインバータ44の入
力端が接続される。
【0007】図12は、上記図11の回路においてビッ
ト線対31,31´のプリチャージを行う場合の各信号
のタイミングチャートである。まず、クロック信号/C
LKが“H”レベルの時には、プリチャージ信号/PR
が“L”レベル、センスアンプイネーブル信号RDが
“L”レベルとなる。よって、MOSトランジスタ38
〜40がオンして、ビット線対31,31´が電源電圧
Vccにプリチャージされる。この時、センスアンプ41
は非活性状態である。次に、クロック信号/CLKを
“L”レベルにすると、プリチャージ信号/PRが
“H”レベルになってトランジスタ38〜40がオフす
ると共に、リードライト信号R/Wが“H”レベル(読
み出し状態)であれば、インバータ44から出力される
センスアンプイネーブル信号RDが“H”レベルとな
り、センスアンプ41が活性状態となる。ワード線32
が“H”レベルになってメモリセル33が選択される
と、このメモリセル33に保持されているデータがビッ
ト線対31,31´に出力され、記憶データに応じて一
方のビット線の電位が低下する。そして、このビット線
対31,31´の電位BL,/BL間の電位差がセンス
アンプ41で増幅されて出力信号Dout として出力され
る。次に、クロック信号/CLKを“H”レベルにする
と、プリチャージ信号/PRが“L”レベル、センスア
ンプイネーブル信号RDが“L”レベルになる。これに
よって、MOSトランジスタ38〜40がオン、センス
アンプ41が非活性状態、及びワード線32が“L”レ
ベルとなってメモリセル33は非選択状態となり、ビッ
ト線対31,31´が電源電圧Vccにプリチャージされ
る。
ト線対31,31´のプリチャージを行う場合の各信号
のタイミングチャートである。まず、クロック信号/C
LKが“H”レベルの時には、プリチャージ信号/PR
が“L”レベル、センスアンプイネーブル信号RDが
“L”レベルとなる。よって、MOSトランジスタ38
〜40がオンして、ビット線対31,31´が電源電圧
Vccにプリチャージされる。この時、センスアンプ41
は非活性状態である。次に、クロック信号/CLKを
“L”レベルにすると、プリチャージ信号/PRが
“H”レベルになってトランジスタ38〜40がオフす
ると共に、リードライト信号R/Wが“H”レベル(読
み出し状態)であれば、インバータ44から出力される
センスアンプイネーブル信号RDが“H”レベルとな
り、センスアンプ41が活性状態となる。ワード線32
が“H”レベルになってメモリセル33が選択される
と、このメモリセル33に保持されているデータがビッ
ト線対31,31´に出力され、記憶データに応じて一
方のビット線の電位が低下する。そして、このビット線
対31,31´の電位BL,/BL間の電位差がセンス
アンプ41で増幅されて出力信号Dout として出力され
る。次に、クロック信号/CLKを“H”レベルにする
と、プリチャージ信号/PRが“L”レベル、センスア
ンプイネーブル信号RDが“L”レベルになる。これに
よって、MOSトランジスタ38〜40がオン、センス
アンプ41が非活性状態、及びワード線32が“L”レ
ベルとなってメモリセル33は非選択状態となり、ビッ
ト線対31,31´が電源電圧Vccにプリチャージされ
る。
【0008】上記のように、図11に示した回路でも図
9に示した回路と同様に、プリチャージを行う場合、ク
ロック信号/CLKを“H”レベルに設定する必要があ
り、可変メモリ容量タイプのメモリに適用する場合、ク
ロック信号/CLKを“H”レベルにするタイミングを
設定し難いという問題がある。また、クロック信号/C
LKが“L”レベルの時、ビット線対31,31´の一
方側の電位BLあるいは/BLは、図12に破線で示す
ようにディスチャージされ続け、クロック信号/CLK
の“L”レベルが長く続くと電位BLまたは/BLは
“L”レベルに低下してしまう。このため、次のサイク
ルの読み出し時には、クロック信号/CLKを“H”レ
ベルに設定して“L”レベルに低下したビット線の電位
を“H”レベルにプリチャージする必要がある。このビ
ット線電位BLまたは/BLのフルスイングは、消費電
流の増大を招く。
9に示した回路と同様に、プリチャージを行う場合、ク
ロック信号/CLKを“H”レベルに設定する必要があ
り、可変メモリ容量タイプのメモリに適用する場合、ク
ロック信号/CLKを“H”レベルにするタイミングを
設定し難いという問題がある。また、クロック信号/C
LKが“L”レベルの時、ビット線対31,31´の一
方側の電位BLあるいは/BLは、図12に破線で示す
ようにディスチャージされ続け、クロック信号/CLK
の“L”レベルが長く続くと電位BLまたは/BLは
“L”レベルに低下してしまう。このため、次のサイク
ルの読み出し時には、クロック信号/CLKを“H”レ
ベルに設定して“L”レベルに低下したビット線の電位
を“H”レベルにプリチャージする必要がある。このビ
ット線電位BLまたは/BLのフルスイングは、消費電
流の増大を招く。
【0009】図13は同期型半導体記憶装置の更に他の
構成例を示している。図13は、SRAMのデータ読み
出し回路の要部を概略的に示す回路図である。この記憶
装置でも、上記図11に示した回路と同様にプリチャー
ジ制御信号及びセンスアンプ制御信号として同期クロッ
クが用いられている。図において、51,51´はビッ
ト線対、52はワード線、53はメモリセル部、54は
プリチャージ線、55はプリチャージ部、56−1〜5
6−3はセンスアンプ部、57,58は出力用のインバ
ータ、59は制御回路部、WLはワード線選択信号、B
L,/BLはそれぞれビット線51,51´の電位、C
LKはクロック信号、/PRはプリチャージ信号、Dou
t は出力信号である。上記メモリセル部53は、入力端
と出力端が相互接続されたインバータ60,61とデー
タ転送用のNチャネル型MOSトランジスタ62,63
とからなる。上記プリチャージ部55は、Pチャネル型
のプリチャージ用MOSトランジスタ64〜66から構
成される。上記センスアンプ部56−1は、カレントミ
ラー接続されたPチャネル型MOSトランジスタ67,
68、差動入力用のNチャネル型MOSトランジスタ6
9,70、及び電流源として働くNチャネル型MOSト
ランジスタ71から構成される。MOSトランジスタ6
9のゲートにはビット線51が接続され、MOSトラン
ジスタ70のゲートにはビット線51´が接続され、こ
れらのビット線51,51´間の電位差を差動増幅す
る。上記センスアンプ部56−2は、カレントミラー接
続されたPチャネル型MOSトランジスタ72,73、
差動入力用のNチャネル型MOSトランジスタ74,7
5、及び電流源として働くNチャネル型MOSトランジ
スタ76から構成される。MOSトランジスタ74のゲ
ートにはビット線51が接続され、MOSトランジスタ
75のゲートにはビット線51´が接続され、これらの
ビット線51,51´間の電位差を差動増幅する。ま
た、上記センスアンプ部56−3は、カレントミラー接
続されたPチャネル型MOSトランジスタ77,78、
差動入力用のNチャネル型MOSトランジスタ79,8
0、及び電流源として働くNチャネル型MOSトランジ
スタ81から構成される。MOSトランジスタ79のゲ
ートにはセンスアンプ部56−1の出力端が接続され、
MOSトランジスタ80のゲートにはセンスアンプ部5
6−2の出力端が接続され、これらのセンスアンプ部5
6−1,56−2の出力間の電位差を差動増幅する。上
記制御回路部59は、それぞれの入力端にクロック信号
CLKが供給されるインバータ82,83から構成され
る。インバータ82の出力はプリチャージ信号/PRと
してプリチャージ信号線54に供給される。インバータ
83の出力信号はセンスアンプイネーブル信号RDとし
てセンスアンプ部56−1〜56−3中のMOSトラン
ジスタ71,76,81のゲートに供給される。
構成例を示している。図13は、SRAMのデータ読み
出し回路の要部を概略的に示す回路図である。この記憶
装置でも、上記図11に示した回路と同様にプリチャー
ジ制御信号及びセンスアンプ制御信号として同期クロッ
クが用いられている。図において、51,51´はビッ
ト線対、52はワード線、53はメモリセル部、54は
プリチャージ線、55はプリチャージ部、56−1〜5
6−3はセンスアンプ部、57,58は出力用のインバ
ータ、59は制御回路部、WLはワード線選択信号、B
L,/BLはそれぞれビット線51,51´の電位、C
LKはクロック信号、/PRはプリチャージ信号、Dou
t は出力信号である。上記メモリセル部53は、入力端
と出力端が相互接続されたインバータ60,61とデー
タ転送用のNチャネル型MOSトランジスタ62,63
とからなる。上記プリチャージ部55は、Pチャネル型
のプリチャージ用MOSトランジスタ64〜66から構
成される。上記センスアンプ部56−1は、カレントミ
ラー接続されたPチャネル型MOSトランジスタ67,
68、差動入力用のNチャネル型MOSトランジスタ6
9,70、及び電流源として働くNチャネル型MOSト
ランジスタ71から構成される。MOSトランジスタ6
9のゲートにはビット線51が接続され、MOSトラン
ジスタ70のゲートにはビット線51´が接続され、こ
れらのビット線51,51´間の電位差を差動増幅す
る。上記センスアンプ部56−2は、カレントミラー接
続されたPチャネル型MOSトランジスタ72,73、
差動入力用のNチャネル型MOSトランジスタ74,7
5、及び電流源として働くNチャネル型MOSトランジ
スタ76から構成される。MOSトランジスタ74のゲ
ートにはビット線51が接続され、MOSトランジスタ
75のゲートにはビット線51´が接続され、これらの
ビット線51,51´間の電位差を差動増幅する。ま
た、上記センスアンプ部56−3は、カレントミラー接
続されたPチャネル型MOSトランジスタ77,78、
差動入力用のNチャネル型MOSトランジスタ79,8
0、及び電流源として働くNチャネル型MOSトランジ
スタ81から構成される。MOSトランジスタ79のゲ
ートにはセンスアンプ部56−1の出力端が接続され、
MOSトランジスタ80のゲートにはセンスアンプ部5
6−2の出力端が接続され、これらのセンスアンプ部5
6−1,56−2の出力間の電位差を差動増幅する。上
記制御回路部59は、それぞれの入力端にクロック信号
CLKが供給されるインバータ82,83から構成され
る。インバータ82の出力はプリチャージ信号/PRと
してプリチャージ信号線54に供給される。インバータ
83の出力信号はセンスアンプイネーブル信号RDとし
てセンスアンプ部56−1〜56−3中のMOSトラン
ジスタ71,76,81のゲートに供給される。
【0010】図14は、上記図13の回路における読み
出し動作の各信号のタイミングチャートである。このタ
イミングチャートを参照しつつ図13の回路の動作を説
明する。
出し動作の各信号のタイミングチャートである。このタ
イミングチャートを参照しつつ図13の回路の動作を説
明する。
【0011】まず、クロック信号CLKが“H”レベル
になると、プリチャージ信号/PRが“L”レベルにな
る。これによりプリチャージ部55のトランジスタ64
〜66がオンしてビット線対51,51´が同一の
“H”レベルにプリチャージされる。この時、センスア
ンプイネーブル信号RDも“L”レベルとなるので、M
OSトランジスタ71,76,81がオフ状態となり、
センスアンプ部56−1〜56−3は非活性状態とな
る。次に、クロック信号CLKが“H”レベルから
“L”レベルに変化すると、信号RDが“L”レベルか
ら“H”レベルになり、MOSトランジスタ71,7
6,81がオンするので、センスアンプ部56−1〜5
6−3は活性状態になる。ワード線52が図示しないデ
コーダにより選択され、ワード線選択信号WLが“L”
レベルから“H”レベルに変化すると、メモリセル部5
3内のトランジスタ62,63がオンし、ビット線51
または51´がメモリセル53内の記憶データに応じて
ディスチャージされる。所定時間が経過し、ビット線5
1と51´との電位差がΔV以上になると、センスアン
プ56−1,56−2の出力S11,S12がそれぞれ
“L”レベルまたは“H”レベルになる。これによっ
て、センスアンプ56−3の出力S2のレベルが決ま
り、これがインバータ57,58を介して出力信号Dou
t として出力される。次に、クロック信号CLKが再び
“H”レベルになると、プリチャージ部55によりビッ
ト線対51,51´のプリチャージが開始され、信号R
Dが“L”レベルになってセンスアンプ56−1〜56
−3が非活性状態となる。
になると、プリチャージ信号/PRが“L”レベルにな
る。これによりプリチャージ部55のトランジスタ64
〜66がオンしてビット線対51,51´が同一の
“H”レベルにプリチャージされる。この時、センスア
ンプイネーブル信号RDも“L”レベルとなるので、M
OSトランジスタ71,76,81がオフ状態となり、
センスアンプ部56−1〜56−3は非活性状態とな
る。次に、クロック信号CLKが“H”レベルから
“L”レベルに変化すると、信号RDが“L”レベルか
ら“H”レベルになり、MOSトランジスタ71,7
6,81がオンするので、センスアンプ部56−1〜5
6−3は活性状態になる。ワード線52が図示しないデ
コーダにより選択され、ワード線選択信号WLが“L”
レベルから“H”レベルに変化すると、メモリセル部5
3内のトランジスタ62,63がオンし、ビット線51
または51´がメモリセル53内の記憶データに応じて
ディスチャージされる。所定時間が経過し、ビット線5
1と51´との電位差がΔV以上になると、センスアン
プ56−1,56−2の出力S11,S12がそれぞれ
“L”レベルまたは“H”レベルになる。これによっ
て、センスアンプ56−3の出力S2のレベルが決ま
り、これがインバータ57,58を介して出力信号Dou
t として出力される。次に、クロック信号CLKが再び
“H”レベルになると、プリチャージ部55によりビッ
ト線対51,51´のプリチャージが開始され、信号R
Dが“L”レベルになってセンスアンプ56−1〜56
−3が非活性状態となる。
【0012】上記図13に示した回路においても、プリ
チャージの動作はクロック信号CLKに依存している。
すなわち、プリチャージを行う場合、クロック信号CL
Kを“H”レベルにする必要があり、上述した他の同期
型半導体記憶装置と同様に可変メモリ容量タイプのメモ
リ適用する場合、クロック信号CLKを“H”レベルに
するタイミングを設定するのが難しい。また、クロック
信号CLKが“L”レベルの時、ビット線対51,51
´の一方側はディスチャージされ続け、最後にはビット
線51または51´の電位は“L”レベルに低下してし
まう。このため、低下したビット線51または51´を
“H”レベルまでプリチャージするには時間を要すると
共に、ビット線51の電位BLまたは51´の電位/B
Lをフルスイングさせるため、消費電流が大きくなると
いう問題がある。
チャージの動作はクロック信号CLKに依存している。
すなわち、プリチャージを行う場合、クロック信号CL
Kを“H”レベルにする必要があり、上述した他の同期
型半導体記憶装置と同様に可変メモリ容量タイプのメモ
リ適用する場合、クロック信号CLKを“H”レベルに
するタイミングを設定するのが難しい。また、クロック
信号CLKが“L”レベルの時、ビット線対51,51
´の一方側はディスチャージされ続け、最後にはビット
線51または51´の電位は“L”レベルに低下してし
まう。このため、低下したビット線51または51´を
“H”レベルまでプリチャージするには時間を要すると
共に、ビット線51の電位BLまたは51´の電位/B
Lをフルスイングさせるため、消費電流が大きくなると
いう問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の同期型半導体記憶装置では、プリチャージ動作制御用
のクロック信号のタイミングの設定が難しく、また、プ
リチャージしたビット線の電位が“L”レベルにディス
チャージされてしまうため、低下したビット線の電位を
プリチャージするのに時間がかかると共に消費電流が増
加するという問題がある。
の同期型半導体記憶装置では、プリチャージ動作制御用
のクロック信号のタイミングの設定が難しく、また、プ
リチャージしたビット線の電位が“L”レベルにディス
チャージされてしまうため、低下したビット線の電位を
プリチャージするのに時間がかかると共に消費電流が増
加するという問題がある。
【0014】この発明は上記のような事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、メモリセルのデ
ータの読み出し時に自動的にプリチャージ動作を行うこ
とによりクロック信号のタイミングの設定を不要にでき
ると共に、ビット線電位のフルスイングを回避してプリ
チャージ時間の短縮と消費電流の低減が図れる半導体記
憶装置を提供することにある。
れたもので、その目的とするところは、メモリセルのデ
ータの読み出し時に自動的にプリチャージ動作を行うこ
とによりクロック信号のタイミングの設定を不要にでき
ると共に、ビット線電位のフルスイングを回避してプリ
チャージ時間の短縮と消費電流の低減が図れる半導体記
憶装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明にお
いては、上記の目的を達成するために、請求項1に記載
した第1の発明では、半導体記憶装置に、メモリセル
と、このメモリセルに記憶されたデータが読み出される
ビット線と、同期信号に応答して上記ビット線をプリチ
ャージする第1のプリチャージ手段と、上記ビット線に
読み出されたデータを増幅して出力する出力手段と、上
記メモリセルと等価な駆動能力を有するダミーメモリセ
ルと、上記ビット線と等価な負荷容量を有し、上記ダミ
ーメモリセルに記憶されたデータが読み出されるダミー
ビット線と、上記ダミービット線をプリチャージする第
2のプリチャージ手段と、上記メモリセル及びダミーメ
モリセルを同時に選択する選択手段と、この選択手段に
より上記メモリセル及びダミーメモリセルが選択された
時に上記ダミービット線のプリチャージ電位が所定の電
位だけ低下したことを検出するレベル検出手段とを設
け、上記レベル検出手段の検出出力で上記選択手段を制
御して上記メモリセル及びダミーメモリセルを非選択状
態にするとともに、上記第1のプリチャージ手段及び上
記第2のプリチャージ手段を制御して上記ビット線及び
ダミービット線をプリチャージするようにしている。
いては、上記の目的を達成するために、請求項1に記載
した第1の発明では、半導体記憶装置に、メモリセル
と、このメモリセルに記憶されたデータが読み出される
ビット線と、同期信号に応答して上記ビット線をプリチ
ャージする第1のプリチャージ手段と、上記ビット線に
読み出されたデータを増幅して出力する出力手段と、上
記メモリセルと等価な駆動能力を有するダミーメモリセ
ルと、上記ビット線と等価な負荷容量を有し、上記ダミ
ーメモリセルに記憶されたデータが読み出されるダミー
ビット線と、上記ダミービット線をプリチャージする第
2のプリチャージ手段と、上記メモリセル及びダミーメ
モリセルを同時に選択する選択手段と、この選択手段に
より上記メモリセル及びダミーメモリセルが選択された
時に上記ダミービット線のプリチャージ電位が所定の電
位だけ低下したことを検出するレベル検出手段とを設
け、上記レベル検出手段の検出出力で上記選択手段を制
御して上記メモリセル及びダミーメモリセルを非選択状
態にするとともに、上記第1のプリチャージ手段及び上
記第2のプリチャージ手段を制御して上記ビット線及び
ダミービット線をプリチャージするようにしている。
【0016】また、請求項2に記載したように、出力手
段の出力をラッチするラッチ手段を更に設け、このラッ
チ手段を前記レベル検出手段の検出出力で制御すれば、
前記第1のプリチャージ手段及び前記第2のプリチャー
ジ手段で前記ビット線及び前記ダミービット線をプリチ
ャージする時に、前記出力手段の出力データを保持でき
る。
段の出力をラッチするラッチ手段を更に設け、このラッ
チ手段を前記レベル検出手段の検出出力で制御すれば、
前記第1のプリチャージ手段及び前記第2のプリチャー
ジ手段で前記ビット線及び前記ダミービット線をプリチ
ャージする時に、前記出力手段の出力データを保持でき
る。
【0017】請求項3に記載した第2の発明では、半導
体記憶装置に、メモリセルと、このメモリセルに記憶さ
れたデータが読み出されるビット線と、同期信号に応答
して上記ビット線をプリチャージするプリチャージ手段
と、上記ビット線に読み出された上記メモリセルの記憶
データを増幅して出力する出力手段と、上記メモリセル
を選択する選択手段と、この選択手段により上記メモリ
セルが選択された時に、上記出力手段の出力電位の変化
を検出することにより、上記ビット線のプリチャージ電
位が所定の電位に低下したのを検知するレベル検出手段
を設け、上記レベル検出手段の検出出力で上記選択手段
を制御することにより上記メモリセルを非選択状態にす
るとともに、上記プリチャージ手段を制御して上記ビッ
ト線をプリチャージするようにしている。
体記憶装置に、メモリセルと、このメモリセルに記憶さ
れたデータが読み出されるビット線と、同期信号に応答
して上記ビット線をプリチャージするプリチャージ手段
と、上記ビット線に読み出された上記メモリセルの記憶
データを増幅して出力する出力手段と、上記メモリセル
を選択する選択手段と、この選択手段により上記メモリ
セルが選択された時に、上記出力手段の出力電位の変化
を検出することにより、上記ビット線のプリチャージ電
位が所定の電位に低下したのを検知するレベル検出手段
を設け、上記レベル検出手段の検出出力で上記選択手段
を制御することにより上記メモリセルを非選択状態にす
るとともに、上記プリチャージ手段を制御して上記ビッ
ト線をプリチャージするようにしている。
【0018】請求項4に記載したように、出力手段の出
力をラッチするラッチ手段を更に設け、このラッチ手段
を前記レベル検出手段の検出出力で制御すれば、前記プ
リチャージ手段で前記ビット線をプリチャージする時
に、前記出力手段の出力データを保持できる。
力をラッチするラッチ手段を更に設け、このラッチ手段
を前記レベル検出手段の検出出力で制御すれば、前記プ
リチャージ手段で前記ビット線をプリチャージする時
に、前記出力手段の出力データを保持できる。
【0019】
【作用】請求項1のような構成によれば、データの読み
出し期間に、レベル検出手段でビット線と等価な負荷容
量を有するダミービット線のプリチャージ電位が所定の
値以下に低下したことを検知して、同期信号の制御によ
るプリチャージ動作とは独立して自動的にビット線のプ
リチャージ動作に入るので、ビット線が必要以上にディ
スチャージされるの避けることができ、プリチャージ時
間の短縮と消費電流の低減を実現できる。また、ASI
C等のメモリに要求される種々のサイズのメモリを設計
する際に、ビット線の負荷容量に対応してプリチャージ
のタイミングも自動的に変化することになるので回路設
計を容易にできる。請求項2に示すように、ラッチ手段
を設ければ、レベル検出手段の検出出力に基づくプリチ
ャージ動作時に、出力データを安全に保持できる。
出し期間に、レベル検出手段でビット線と等価な負荷容
量を有するダミービット線のプリチャージ電位が所定の
値以下に低下したことを検知して、同期信号の制御によ
るプリチャージ動作とは独立して自動的にビット線のプ
リチャージ動作に入るので、ビット線が必要以上にディ
スチャージされるの避けることができ、プリチャージ時
間の短縮と消費電流の低減を実現できる。また、ASI
C等のメモリに要求される種々のサイズのメモリを設計
する際に、ビット線の負荷容量に対応してプリチャージ
のタイミングも自動的に変化することになるので回路設
計を容易にできる。請求項2に示すように、ラッチ手段
を設ければ、レベル検出手段の検出出力に基づくプリチ
ャージ動作時に、出力データを安全に保持できる。
【0020】請求項3のような構成によれば、データの
読み出し期間に、レベル検出手段で出力手段の出力電位
の変化を検出することにより、ビット線のプリチャージ
電位が所定の電位に低下したのを検知して、同期信号の
制御によるプリチャージ動作とは独立して自動的にビッ
ト線のプリチャージ動作に入るので、ビット線が必要以
上にディスチャージされるの避けることができ、プリチ
ャージ時間の短縮と消費電流の低減を実現できる。ま
た、ASIC等のメモリに要求される種々のサイズのメ
モリを設計する際に、ビット線の負荷容量に対応してプ
リチャージのタイミングも自動的に変化することになる
ので回路設計を容易にできる。請求項4に示すように、
ラッチ手段を設ければ、レベル検出手段の検出出力に基
づくプリチャージ動作時に、出力データを安全に保持で
きる。
読み出し期間に、レベル検出手段で出力手段の出力電位
の変化を検出することにより、ビット線のプリチャージ
電位が所定の電位に低下したのを検知して、同期信号の
制御によるプリチャージ動作とは独立して自動的にビッ
ト線のプリチャージ動作に入るので、ビット線が必要以
上にディスチャージされるの避けることができ、プリチ
ャージ時間の短縮と消費電流の低減を実現できる。ま
た、ASIC等のメモリに要求される種々のサイズのメ
モリを設計する際に、ビット線の負荷容量に対応してプ
リチャージのタイミングも自動的に変化することになる
ので回路設計を容易にできる。請求項4に示すように、
ラッチ手段を設ければ、レベル検出手段の検出出力に基
づくプリチャージ動作時に、出力データを安全に保持で
きる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0022】図1はこの発明の第1の実施例に係る半導
体記憶装置を示すもので、メモリセルのデータ読み出し
回路の要部を概略的に示す回路図である。図において、
図9と同一構成部分には同じ符号を付してその詳細な説
明は省略する。すなわち、この実施例では、上記図9に
示した回路にダミービット線100、ダミーメモリセル
部101、ダミーメモリセル用のプリチャージ部10
2、制御回路部103、ダミービット線100の電位を
検出するレベル検出回路部104、出力をラッチするラ
ッチ回路105を付加している。
体記憶装置を示すもので、メモリセルのデータ読み出し
回路の要部を概略的に示す回路図である。図において、
図9と同一構成部分には同じ符号を付してその詳細な説
明は省略する。すなわち、この実施例では、上記図9に
示した回路にダミービット線100、ダミーメモリセル
部101、ダミーメモリセル用のプリチャージ部10
2、制御回路部103、ダミービット線100の電位を
検出するレベル検出回路部104、出力をラッチするラ
ッチ回路105を付加している。
【0023】上記ダミーメモリセル部101は、ドレイ
ンがダミービット線100に接続され、ソースが接地点
Vssに接続され、ゲートがワード線12に接続されたN
チャネル型MOSトランジスタ106からなる。また、
上記プリチャージ部102は、ドレインがダミービット
線100に接続され、ソースが電源Vccに接続され、ゲ
ートがプリチャージ線14に接続されたPチャネル型M
OSトランジスタからなる。
ンがダミービット線100に接続され、ソースが接地点
Vssに接続され、ゲートがワード線12に接続されたN
チャネル型MOSトランジスタ106からなる。また、
上記プリチャージ部102は、ドレインがダミービット
線100に接続され、ソースが電源Vccに接続され、ゲ
ートがプリチャージ線14に接続されたPチャネル型M
OSトランジスタからなる。
【0024】上記制御回路部103は、インバータ10
8,109とノアゲート110,111から構成され
る。インバータ108の入力端には図示しないデコーダ
から出力されるワード線12を選択するためのデコード
信号WDが供給される。このインバータ108の出力端
にはノアゲート110の一方の入力端が接続され、ノア
ゲート110の他方の入力端には、レベル検出回路10
4中に設けられたD型フリップフロップ回路112の出
力端Qが接続される。上記ノアゲート111の一方の入
力端にはクロック信号CLKが供給され、他方の入力端
には上記フリップフロップ回路112の出力端Qが接続
される。上記インバータ109の入力端にはクロック信
号CLKが供給され、その出力が反転してフリップフロ
ップ回路112の入力端CDに供給される。
8,109とノアゲート110,111から構成され
る。インバータ108の入力端には図示しないデコーダ
から出力されるワード線12を選択するためのデコード
信号WDが供給される。このインバータ108の出力端
にはノアゲート110の一方の入力端が接続され、ノア
ゲート110の他方の入力端には、レベル検出回路10
4中に設けられたD型フリップフロップ回路112の出
力端Qが接続される。上記ノアゲート111の一方の入
力端にはクロック信号CLKが供給され、他方の入力端
には上記フリップフロップ回路112の出力端Qが接続
される。上記インバータ109の入力端にはクロック信
号CLKが供給され、その出力が反転してフリップフロ
ップ回路112の入力端CDに供給される。
【0025】上記レベル検出回路部104は、インバー
タ113〜115、D型フリップフロップ回路112及
びナンドゲート116から構成される。上記インバータ
113の入力端にはダミービット線100が接続され、
出力端にはフリップフロップ回路109のクロック入力
端CK及びインバータ114の入力端が接続される。上
記フリップフロップ回路112のデータ入力端Dには電
源Vccが印加される。上記インバータ114の出力端に
は、ナンドゲート116の一方の入力端が接続され、こ
のナンドゲート116の他方の入力端には上記インバー
タ109の出力端が接続される。インバータ115の入
力端には上記ナンドゲート116の出力端が接続され、
出力端には上記ラッチ回路(フリップフロップ回路)1
05のクロック入力端CKが接続される。更に、上記フ
リップフロップ回路105のデータ入力端Dにはインバ
ータ21の出力端が接続され、出力端Qから出力信号D
out が出力される。
タ113〜115、D型フリップフロップ回路112及
びナンドゲート116から構成される。上記インバータ
113の入力端にはダミービット線100が接続され、
出力端にはフリップフロップ回路109のクロック入力
端CK及びインバータ114の入力端が接続される。上
記フリップフロップ回路112のデータ入力端Dには電
源Vccが印加される。上記インバータ114の出力端に
は、ナンドゲート116の一方の入力端が接続され、こ
のナンドゲート116の他方の入力端には上記インバー
タ109の出力端が接続される。インバータ115の入
力端には上記ナンドゲート116の出力端が接続され、
出力端には上記ラッチ回路(フリップフロップ回路)1
05のクロック入力端CKが接続される。更に、上記フ
リップフロップ回路105のデータ入力端Dにはインバ
ータ21の出力端が接続され、出力端Qから出力信号D
out が出力される。
【0026】次に、上記のような構成において図2を参
照しつつ動作を説明する。図2は図1に示した回路にお
ける読み出し動作時の各信号のタイミングチャートであ
る。クロック信号CLKが“H”レベルの時、プリチャ
ージ信号/PRは“L”レベルにあり、プリチャージ部
15,102内のトランジスタ19,107がオンして
いるので、ビット線11及びダミービット線100は
“H”レベルである。クロック信号CLKが“H”レベ
ルから“L”レベルへ変化すると、プリチャージ信号/
PRは“H”レベルとなり、トランジスタ19,107
がオフしてビット線11及びダミービット線100のプ
リチャージが終了する。この時、レベル検出回路部10
4のフリップフロップ回路112は、インバータ113
の出力が“L”レベルであるので、出力信号DEは
“L”レベルである。よって、ワード線12の電位WL
は、図示しないデコーダで選択される(信号WDが
“H”レベル)ことにより“L”レベルから“H”レベ
ルに変化する。これにより、メモリセル部13内のトラ
ンジスタ18がオンし、ビット線11がディスチャージ
を開始する。同時に、ダミーメモリセル部101内のト
ランジスタ106もオンしてダミービット線100もデ
ィスチャージを開始する。
照しつつ動作を説明する。図2は図1に示した回路にお
ける読み出し動作時の各信号のタイミングチャートであ
る。クロック信号CLKが“H”レベルの時、プリチャ
ージ信号/PRは“L”レベルにあり、プリチャージ部
15,102内のトランジスタ19,107がオンして
いるので、ビット線11及びダミービット線100は
“H”レベルである。クロック信号CLKが“H”レベ
ルから“L”レベルへ変化すると、プリチャージ信号/
PRは“H”レベルとなり、トランジスタ19,107
がオフしてビット線11及びダミービット線100のプ
リチャージが終了する。この時、レベル検出回路部10
4のフリップフロップ回路112は、インバータ113
の出力が“L”レベルであるので、出力信号DEは
“L”レベルである。よって、ワード線12の電位WL
は、図示しないデコーダで選択される(信号WDが
“H”レベル)ことにより“L”レベルから“H”レベ
ルに変化する。これにより、メモリセル部13内のトラ
ンジスタ18がオンし、ビット線11がディスチャージ
を開始する。同時に、ダミーメモリセル部101内のト
ランジスタ106もオンしてダミービット線100もデ
ィスチャージを開始する。
【0027】所定時間が経過して、ビット線11の電位
BLが、データ出力回路部16内のインバータ20の回
路閾値よりも低下するとこのインバータ20の出力は
“H”レベルに変化し、インバータ21の出力は“L”
レベルとなる。この“L”レベルがラッチ回路105に
ラッチされ、出力信号Dout は“L”レベルとなる。こ
の際、ダミービット線100の電位DBLもビット線1
1の電位BLと同様に低下する。そして、所定時間の経
過後、すなわち電位DBLがレベル検出回路部104内
のインバータ113の回路閾値より低下すると、このイ
ンバータ113の出力が“H”レベルとなり、フリップ
フロップ回路112にデータとして電源Vccレベルがセ
ットされ、出力信号DEは“L”レベルから“H”レベ
ルに変化する。
BLが、データ出力回路部16内のインバータ20の回
路閾値よりも低下するとこのインバータ20の出力は
“H”レベルに変化し、インバータ21の出力は“L”
レベルとなる。この“L”レベルがラッチ回路105に
ラッチされ、出力信号Dout は“L”レベルとなる。こ
の際、ダミービット線100の電位DBLもビット線1
1の電位BLと同様に低下する。そして、所定時間の経
過後、すなわち電位DBLがレベル検出回路部104内
のインバータ113の回路閾値より低下すると、このイ
ンバータ113の出力が“H”レベルとなり、フリップ
フロップ回路112にデータとして電源Vccレベルがセ
ットされ、出力信号DEは“L”レベルから“H”レベ
ルに変化する。
【0028】この結果、信号DEが入力されるノアゲー
ト110の出力信号WLは“L”レベルとなり、メモリ
セル部13内のトランジスタ18及びダミーメモリセル
部101内のトランジスタ106はオフする。また、信
号DEが入力されるノアゲート111の出力信号/PR
も“L”レベルとなり、プリチャージ部15内のトラン
ジスタ19及びプリチャージ部102内のトランジスタ
107がオンし、ビット線11及びダミービット線10
0がそれぞれ電源電圧Vccでプリチャージされる。
ト110の出力信号WLは“L”レベルとなり、メモリ
セル部13内のトランジスタ18及びダミーメモリセル
部101内のトランジスタ106はオフする。また、信
号DEが入力されるノアゲート111の出力信号/PR
も“L”レベルとなり、プリチャージ部15内のトラン
ジスタ19及びプリチャージ部102内のトランジスタ
107がオンし、ビット線11及びダミービット線10
0がそれぞれ電源電圧Vccでプリチャージされる。
【0029】図9に示した従来の回路では、クロック信
号CLKを“L”レベルにすると、ビット線11はディ
スチャージされ続け、最終的には“L”レベルまで下が
ってしまうため、プリチャージ時間が増大するととも
に、ビット線の充放電による消費電流が増大する。しか
しながら、図1に示した構成によれば、読み出し期間に
ビット線11と同様なダミービット線100が所定の値
以下に低下したことをレベル検出回路部104で検知し
て自動的にプリチャージ動作に入るので、ビット線11
が必要以上にディスチャージされるの避けることがで
き、プリチャージ時間の短縮と消費電流の低減を実現で
きる。
号CLKを“L”レベルにすると、ビット線11はディ
スチャージされ続け、最終的には“L”レベルまで下が
ってしまうため、プリチャージ時間が増大するととも
に、ビット線の充放電による消費電流が増大する。しか
しながら、図1に示した構成によれば、読み出し期間に
ビット線11と同様なダミービット線100が所定の値
以下に低下したことをレベル検出回路部104で検知し
て自動的にプリチャージ動作に入るので、ビット線11
が必要以上にディスチャージされるの避けることがで
き、プリチャージ時間の短縮と消費電流の低減を実現で
きる。
【0030】また、図1に示した回路構成では、ASI
C等のメモリに要求される種々のサイズのメモリを設計
する際に、ビット線の負荷容量に依存してプリチャージ
のタイミングも自動的に変化することになるので回路設
計を容易にできる。
C等のメモリに要求される種々のサイズのメモリを設計
する際に、ビット線の負荷容量に依存してプリチャージ
のタイミングも自動的に変化することになるので回路設
計を容易にできる。
【0031】図3はこの発明の第2の実施例に係る半導
体記憶装置について説明するためのもので、同期クロッ
ク信号をプリチャージ制御信号及びワード線制御信号と
して用いるメモリのデータ読み出し回路の要部を概略的
に示している。この回路は図11に示した回路と同様
に、メモリセル33、プリチャージ部46、センスアン
プ41を有している。これに加えて、疑似的なメモリセ
ル(ダミーメモリセル)120、プリチャージトランジ
スタ121、疑似的なビット線(ダミービット線)12
2、インバータ123〜125、及びナンドゲート12
6によりレベル検出回路127を形成している。また、
上記レベル検出回路127の検出出力に応じてワード線
制御とプリチャージ制御を行うためのインバータ15
7、ノアゲート128,129、及びD型フリップフロ
ップ回路130を設けている。更に、出力データのラッ
チ用のフリップフロップ回路131がデータ出力端に設
けられている。
体記憶装置について説明するためのもので、同期クロッ
ク信号をプリチャージ制御信号及びワード線制御信号と
して用いるメモリのデータ読み出し回路の要部を概略的
に示している。この回路は図11に示した回路と同様
に、メモリセル33、プリチャージ部46、センスアン
プ41を有している。これに加えて、疑似的なメモリセ
ル(ダミーメモリセル)120、プリチャージトランジ
スタ121、疑似的なビット線(ダミービット線)12
2、インバータ123〜125、及びナンドゲート12
6によりレベル検出回路127を形成している。また、
上記レベル検出回路127の検出出力に応じてワード線
制御とプリチャージ制御を行うためのインバータ15
7、ノアゲート128,129、及びD型フリップフロ
ップ回路130を設けている。更に、出力データのラッ
チ用のフリップフロップ回路131がデータ出力端に設
けられている。
【0032】上記ダミーメモリセル120は、入力端に
電源Vccが接続されたインバータ132と、ドレインが
ダミービット線122に接続され、ソースがインバータ
132の出力端に接続され、ゲートがワード線32に接
続されたNチャネル型MOSトランジスタ133とから
構成される。上記プリチャージトランジスタ121のド
レインはダミービット線122に接続され、ソースは電
源Vccに接続され、ゲートはプリチャージ線に接続され
る。上記インバータ123の入力端にはダミービット線
122が接続され、出力端にはインバータ124の入力
端及びフリップフロップ回路130のクロック入力端C
Kが接続される。インバータ124の出力端にはナンド
ゲート126の一方の入力端が接続され、このナンドゲ
ート126の他方の入力端にはインバータ44の出力端
が接続される。インバータ125の入力端には上記ナン
ドゲート126の出力端が接続され、出力端にはセンス
アンプ41の制御入力端及びフリップフロップ回路13
1のクロック入力端CKが接続される。
電源Vccが接続されたインバータ132と、ドレインが
ダミービット線122に接続され、ソースがインバータ
132の出力端に接続され、ゲートがワード線32に接
続されたNチャネル型MOSトランジスタ133とから
構成される。上記プリチャージトランジスタ121のド
レインはダミービット線122に接続され、ソースは電
源Vccに接続され、ゲートはプリチャージ線に接続され
る。上記インバータ123の入力端にはダミービット線
122が接続され、出力端にはインバータ124の入力
端及びフリップフロップ回路130のクロック入力端C
Kが接続される。インバータ124の出力端にはナンド
ゲート126の一方の入力端が接続され、このナンドゲ
ート126の他方の入力端にはインバータ44の出力端
が接続される。インバータ125の入力端には上記ナン
ドゲート126の出力端が接続され、出力端にはセンス
アンプ41の制御入力端及びフリップフロップ回路13
1のクロック入力端CKが接続される。
【0033】上記インバータ157の入力端には図示し
ないデコーダからデコード信号WDが供給され、このイ
ンバータ157の出力端にはノアゲート128の一方の
入力端が接続される。このノアゲート128の他方の入
力端にはフリップフロップ回路130の出力端Qが接続
され、出力端にはワード線32が接続される。ノアゲー
ト129の一方の入力端にはクロック信号/CLKが供
給され、他方の入力端にはフリップフロップ回路130
の出力端Qが接続され、出力端にはプリチャージ線が接
続される。上記フリップフロップ回路130のデータ入
力端Dには電源Vccが接続され、入力端CDにはインバ
ータ43の出力の反転信号が供給される。上記フリップ
フロップ回路131のデータ入力端Dには、センスアン
プ41の出力信号SOが供給され、出力端Qから出力信
号Dout が出力される。
ないデコーダからデコード信号WDが供給され、このイ
ンバータ157の出力端にはノアゲート128の一方の
入力端が接続される。このノアゲート128の他方の入
力端にはフリップフロップ回路130の出力端Qが接続
され、出力端にはワード線32が接続される。ノアゲー
ト129の一方の入力端にはクロック信号/CLKが供
給され、他方の入力端にはフリップフロップ回路130
の出力端Qが接続され、出力端にはプリチャージ線が接
続される。上記フリップフロップ回路130のデータ入
力端Dには電源Vccが接続され、入力端CDにはインバ
ータ43の出力の反転信号が供給される。上記フリップ
フロップ回路131のデータ入力端Dには、センスアン
プ41の出力信号SOが供給され、出力端Qから出力信
号Dout が出力される。
【0034】図4は上記図3に示した回路の動作を説明
するためのタイミングチャートである。クロック信号/
CLKが“H”レベルの時には、プリチャージ信号/P
Rが“L”レベルとなり、トランジスタ38〜40,1
21がオンして、ビット線対31,31´及びダミービ
ット線122が電源電圧Vccにプリチャージされる。次
に、クロック信号/CLKが“H”レベルから“L”レ
ベルになると、読み出しを開始する。この時、ビット線
対31,31´及びダミービット線122はプリチャー
ジ状態である“H”レベルにあるので、レベル検出回路
127の第1の出力D0は“L”レベルとなる。よっ
て、フリップフロップ回路130の出力DEは“L”レ
ベルとなり、ワード線選択信号WL及びプリチャージ信
号/PRは共に“H”レベルに上昇する。また、検出回
路127の第2の出力D1は“H”レベルとなり、セン
スアンプ41は活性状態、フリップフロップ回路131
も入力可能状態となる。そして、ワード線選択信号WL
が“H”レベルとなると、メモリセル33の記憶データ
に応じてビット線31,31´の一方とダミービット線
122がディスチャージされ、“L”レベルに向かって
下がり始める。この時、センスアンプ41の働きによ
り、ビット線31,31´間の電位差を増幅することに
より、ビット線電位BL,/BLに応じた出力信号Dou
t を得る。そして、ダミービット線122の電位がイン
バータ123の回路閾値を下回った時点で検出回路12
7の出力D0,D1がそれぞれ“H”レベル、“L”レ
ベルとなるので、センスアンプ41は非活性状態、フリ
ップフロップ回路131は出力保持状態となり、ワード
線電位WLは“L”レベル、プリチャージ信号/PRも
“L”レベルとなる。これによって、プリチャージトラ
ンジスタ38〜40,121がオンしてプリチャージ動
作に入り、ビット線対31,31´の一方とダミービッ
ト線122を“H”レベルにプリチャージする。
するためのタイミングチャートである。クロック信号/
CLKが“H”レベルの時には、プリチャージ信号/P
Rが“L”レベルとなり、トランジスタ38〜40,1
21がオンして、ビット線対31,31´及びダミービ
ット線122が電源電圧Vccにプリチャージされる。次
に、クロック信号/CLKが“H”レベルから“L”レ
ベルになると、読み出しを開始する。この時、ビット線
対31,31´及びダミービット線122はプリチャー
ジ状態である“H”レベルにあるので、レベル検出回路
127の第1の出力D0は“L”レベルとなる。よっ
て、フリップフロップ回路130の出力DEは“L”レ
ベルとなり、ワード線選択信号WL及びプリチャージ信
号/PRは共に“H”レベルに上昇する。また、検出回
路127の第2の出力D1は“H”レベルとなり、セン
スアンプ41は活性状態、フリップフロップ回路131
も入力可能状態となる。そして、ワード線選択信号WL
が“H”レベルとなると、メモリセル33の記憶データ
に応じてビット線31,31´の一方とダミービット線
122がディスチャージされ、“L”レベルに向かって
下がり始める。この時、センスアンプ41の働きによ
り、ビット線31,31´間の電位差を増幅することに
より、ビット線電位BL,/BLに応じた出力信号Dou
t を得る。そして、ダミービット線122の電位がイン
バータ123の回路閾値を下回った時点で検出回路12
7の出力D0,D1がそれぞれ“H”レベル、“L”レ
ベルとなるので、センスアンプ41は非活性状態、フリ
ップフロップ回路131は出力保持状態となり、ワード
線電位WLは“L”レベル、プリチャージ信号/PRも
“L”レベルとなる。これによって、プリチャージトラ
ンジスタ38〜40,121がオンしてプリチャージ動
作に入り、ビット線対31,31´の一方とダミービッ
ト線122を“H”レベルにプリチャージする。
【0035】図11に示した従来の回路では、クロック
信号/CLKを“L”レベルにすると、ビット線はディ
スチャージされ続け、最終的には“L”レベルまで下が
ってしまい、プリチャージ時間の増大とビット線の充放
電による消費電流の増大を強いられる。しかし、図3に
示したような構成によれば、読み出し期間にダミービッ
ト線の電位DBLがインバータ123の回路閾値以下に
低下したことを検出し、クロック信号/CLKによる制
御とは独立して自動的にプリチャージ動作に入るので、
ビット線対の一方が必要以上にディスチャージされるの
を回避でき、プリチャージ時間の短縮と消費電流の低減
を実現できる。
信号/CLKを“L”レベルにすると、ビット線はディ
スチャージされ続け、最終的には“L”レベルまで下が
ってしまい、プリチャージ時間の増大とビット線の充放
電による消費電流の増大を強いられる。しかし、図3に
示したような構成によれば、読み出し期間にダミービッ
ト線の電位DBLがインバータ123の回路閾値以下に
低下したことを検出し、クロック信号/CLKによる制
御とは独立して自動的にプリチャージ動作に入るので、
ビット線対の一方が必要以上にディスチャージされるの
を回避でき、プリチャージ時間の短縮と消費電流の低減
を実現できる。
【0036】また、図3に示した回路構成でも図1に示
した回路と同様に、ASIC等のメモリに要求される種
々のサイズのメモリを設計する際に、ビット線の負荷容
量に依存してプリチャージのタイミングも自動的に変化
することになり、設計を容易にできる。
した回路と同様に、ASIC等のメモリに要求される種
々のサイズのメモリを設計する際に、ビット線の負荷容
量に依存してプリチャージのタイミングも自動的に変化
することになり、設計を容易にできる。
【0037】図5は、この発明の第3の実施例に係る半
導体記憶装置について説明するためのもので、1個のメ
モリセルに対するデータ読み出し回路の要部を概略的に
示す回路図である。図5において、図13に示した回路
と同一構成部分には同じ符号を付してその詳細な説明は
省略する。すなわち、図5に示す回路では、図13の回
路に加えてレベル検出回路部141、センスアンプ制御
部142、プリチャージ信号制御部143、ワード線選
択信号制御部144及びラッチ回路145を設けてい
る。
導体記憶装置について説明するためのもので、1個のメ
モリセルに対するデータ読み出し回路の要部を概略的に
示す回路図である。図5において、図13に示した回路
と同一構成部分には同じ符号を付してその詳細な説明は
省略する。すなわち、図5に示す回路では、図13の回
路に加えてレベル検出回路部141、センスアンプ制御
部142、プリチャージ信号制御部143、ワード線選
択信号制御部144及びラッチ回路145を設けてい
る。
【0038】上記レベル検出回路部141は、センスア
ンプ56−1,56−2の出力信号S11,S12がそ
れぞれデータ入力端D1,D2に供給されるフリップフ
ロップ回路146とオアゲート147から構成される。
オアゲート147の一方の入力端にはクロック信号CL
Kが供給され、他方の入力端にはフリップフロップ回路
146の出力端Qが接続され、出力端にはこのフリップ
フロップ回路146の入力端TPが接続される。上記セ
ンスアンプ制御部142はアンドゲート148からな
り、このアンドゲート148の一方の入力端には上記フ
リップフロップ回路146の出力信号SLが供給され、
他方の入力端にはインバータ83の出力信号C1が供給
され、その出力信号RDがMOSトランジスタ71,7
6,81のゲートにそれぞれ供給される。上記プリチャ
ージ信号制御部143は、アンドゲート149から構成
されている。アンドゲート149の一方の入力端にはイ
ンバータ82の出力端が接続され、他方の入力端にはア
ンドゲート148の出力端が接続され、出力端にはプリ
チャージ線54が接続される。上記ワード線選択信号制
御部144は、アンドゲート150からなる。このアン
ドゲート150の一方の入力端には図示しないデコーダ
からのデコード信号WDが供給され、他方の入力端には
上記センスアンプ制御部142の出力信号RDが供給さ
れ、出力端にはワード線52の一端が接続される。上記
ラッチ回路145はフリップフロップ回路からなり、デ
ータ入力端Dにはセンスアンプ回路部56−3の出力信
号S2が供給され、入力端TPにはセンスアンプ制御部
142の出力信号RDが供給され、出力端Qから出力信
号Dout が出力される。
ンプ56−1,56−2の出力信号S11,S12がそ
れぞれデータ入力端D1,D2に供給されるフリップフ
ロップ回路146とオアゲート147から構成される。
オアゲート147の一方の入力端にはクロック信号CL
Kが供給され、他方の入力端にはフリップフロップ回路
146の出力端Qが接続され、出力端にはこのフリップ
フロップ回路146の入力端TPが接続される。上記セ
ンスアンプ制御部142はアンドゲート148からな
り、このアンドゲート148の一方の入力端には上記フ
リップフロップ回路146の出力信号SLが供給され、
他方の入力端にはインバータ83の出力信号C1が供給
され、その出力信号RDがMOSトランジスタ71,7
6,81のゲートにそれぞれ供給される。上記プリチャ
ージ信号制御部143は、アンドゲート149から構成
されている。アンドゲート149の一方の入力端にはイ
ンバータ82の出力端が接続され、他方の入力端にはア
ンドゲート148の出力端が接続され、出力端にはプリ
チャージ線54が接続される。上記ワード線選択信号制
御部144は、アンドゲート150からなる。このアン
ドゲート150の一方の入力端には図示しないデコーダ
からのデコード信号WDが供給され、他方の入力端には
上記センスアンプ制御部142の出力信号RDが供給さ
れ、出力端にはワード線52の一端が接続される。上記
ラッチ回路145はフリップフロップ回路からなり、デ
ータ入力端Dにはセンスアンプ回路部56−3の出力信
号S2が供給され、入力端TPにはセンスアンプ制御部
142の出力信号RDが供給され、出力端Qから出力信
号Dout が出力される。
【0039】図6は上記図5に示した回路における読み
出し動作時の各信号のタイミングチャートである。クロ
ックCLKが“H”レベルになると、プリチャージ信号
/PRが“L”レベルになり、これによりプリチャージ
部55のトランジスタ64〜66がオンしてビット線対
51,51´を同一の“H”レベルにプリチャージす
る。一方、制御回路59の出力信号C1は“L”レベル
であるので、信号RDは“L”レベルであり、センスア
ンプ部56−1〜56−3中のトランジスタ71,7
6,81がオフし、これらのセンスアンプ部56−1〜
56−3は非活性状態となる。クロック信号CLKが
“H”レベルから“L”レベルに変化すると、プリチャ
ージ信号/PRが“H”レベルになり、ビット線対5
1,51´のプリチャージが終了する。また、レベル検
出回路部141の出力信号SLが“H”レベルであるこ
とから、信号C1が“L”レベルから“H”レベルに変
化することにより、信号RDは“H”レベルとなる。従
って、センスアンプ部56−1〜56−3のトランジス
タ71,76,81がオンするので、センスアンプ部5
6−1〜56−3が活性状態になる。
出し動作時の各信号のタイミングチャートである。クロ
ックCLKが“H”レベルになると、プリチャージ信号
/PRが“L”レベルになり、これによりプリチャージ
部55のトランジスタ64〜66がオンしてビット線対
51,51´を同一の“H”レベルにプリチャージす
る。一方、制御回路59の出力信号C1は“L”レベル
であるので、信号RDは“L”レベルであり、センスア
ンプ部56−1〜56−3中のトランジスタ71,7
6,81がオフし、これらのセンスアンプ部56−1〜
56−3は非活性状態となる。クロック信号CLKが
“H”レベルから“L”レベルに変化すると、プリチャ
ージ信号/PRが“H”レベルになり、ビット線対5
1,51´のプリチャージが終了する。また、レベル検
出回路部141の出力信号SLが“H”レベルであるこ
とから、信号C1が“L”レベルから“H”レベルに変
化することにより、信号RDは“H”レベルとなる。従
って、センスアンプ部56−1〜56−3のトランジス
タ71,76,81がオンするので、センスアンプ部5
6−1〜56−3が活性状態になる。
【0040】次に、ワード線52が図示しないデコーダ
により選択され、電位WDが“L”レベルから“H”レ
ベルに変化すると、上述したように信号RDは“H”レ
ベルであるので、ワード線52の選択信号WLが“H”
レベルとなる。これにより、メモリセル部53内のトラ
ンジスタ62,63がオンし、記憶データに応じてビッ
ト線51,51´の一方がディスチャージされる。所定
時間が経過し、ビット線電位BL,/BLの電位差がΔ
V以上になると、センスアンプ部56−1の出力S11
は“L”レベル、センスアンプ部56−2の出力S12
は“H”レベルになり、これによりセンスアンプ部56
−3の出力信号S2は“L”レベルとなる。また、ラッ
チ回路145は、信号RDが“H”レベルになっている
期間に上記信号S2をラッチする。
により選択され、電位WDが“L”レベルから“H”レ
ベルに変化すると、上述したように信号RDは“H”レ
ベルであるので、ワード線52の選択信号WLが“H”
レベルとなる。これにより、メモリセル部53内のトラ
ンジスタ62,63がオンし、記憶データに応じてビッ
ト線51,51´の一方がディスチャージされる。所定
時間が経過し、ビット線電位BL,/BLの電位差がΔ
V以上になると、センスアンプ部56−1の出力S11
は“L”レベル、センスアンプ部56−2の出力S12
は“H”レベルになり、これによりセンスアンプ部56
−3の出力信号S2は“L”レベルとなる。また、ラッ
チ回路145は、信号RDが“H”レベルになっている
期間に上記信号S2をラッチする。
【0041】一方、レベル検出回路部141は、信号S
Lが“H”レベルになっているので、ラッチ回路146
はラッチ可能状態にあり、信号S11,S12をラッチ
する。信号S11,S12のどちらか一方が“H”レベ
ルから“L”レベルに変化すると、レベル検出回路部1
41の出力信号SLは“L”レベルに変化し、クロック
信号CLKも“L”レベルであるため、ラッチ回路14
6は保持状態となる。信号SLが“L”レベルになるこ
とにより、信号RDも“L”レベルとなり、センスアン
プ部56−1〜56−3中のトランジスタ71,76,
81がオフし、センスアンプ56−1〜56−3は非活
性状態となる。これと共に、ラッチ回路145における
ラッチ制御がなされ、読み出したデータが保持される。
また、信号RDが“L”レベルになることによりワード
線選択信号WLが“L”レベルとなり、メモリセル53
の選択が終了し、信号/PRが“L”レベルになること
によりプリチャージ動作が開始される。
Lが“H”レベルになっているので、ラッチ回路146
はラッチ可能状態にあり、信号S11,S12をラッチ
する。信号S11,S12のどちらか一方が“H”レベ
ルから“L”レベルに変化すると、レベル検出回路部1
41の出力信号SLは“L”レベルに変化し、クロック
信号CLKも“L”レベルであるため、ラッチ回路14
6は保持状態となる。信号SLが“L”レベルになるこ
とにより、信号RDも“L”レベルとなり、センスアン
プ部56−1〜56−3中のトランジスタ71,76,
81がオフし、センスアンプ56−1〜56−3は非活
性状態となる。これと共に、ラッチ回路145における
ラッチ制御がなされ、読み出したデータが保持される。
また、信号RDが“L”レベルになることによりワード
線選択信号WLが“L”レベルとなり、メモリセル53
の選択が終了し、信号/PRが“L”レベルになること
によりプリチャージ動作が開始される。
【0042】図7は、この発明の第4の実施例に係る半
導体記憶装置について説明するためのもので、上記図1
に示したようなROMからのデータの読み出しのために
図5に示したセンスアンプ部を設けると共に、図5の回
路におけるビット線/BLの代わりに基準電圧RBをセ
ンスアンプ部56−1,56−2に供給するものであ
り、他の基本的な構成及び動作は図5の回路と同様であ
る。
導体記憶装置について説明するためのもので、上記図1
に示したようなROMからのデータの読み出しのために
図5に示したセンスアンプ部を設けると共に、図5の回
路におけるビット線/BLの代わりに基準電圧RBをセ
ンスアンプ部56−1,56−2に供給するものであ
り、他の基本的な構成及び動作は図5の回路と同様であ
る。
【0043】図8は上記図7に示した回路の動作を説明
するためのタイミングチャートである。図6と比べれば
明らかなように、ビット線電位/BLに代えて基準電圧
RBを用いている点が異なるが、他の基本動作は同じで
あるので詳細な説明は省略する。
するためのタイミングチャートである。図6と比べれば
明らかなように、ビット線電位/BLに代えて基準電圧
RBを用いている点が異なるが、他の基本動作は同じで
あるので詳細な説明は省略する。
【0044】上記図13に示した従来の回路では、プリ
チャージ時間の増大と消費電流の増加を招いたが、図
5,図7に示した構成によれば、読み出し期間にビット
線がプリチャージレベルより所定の電位低下したことを
検知して自動的にプリチャージ動作に入るので、ビット
線が必要以上にディスチャージされるのを避けることが
でき、プリチャージ時間の短縮と消費電流の低減を実現
できる。また、図5,図7に示した回路構成でも、上記
第1,第2の実施例と同様にASIC等のメモリに要求
される種々の記憶容量のメモリを設計する際に、ビット
線の負荷容量に応じてプリチャージのタイミングも自動
的に変化するので回路設計を容易化できる。
チャージ時間の増大と消費電流の増加を招いたが、図
5,図7に示した構成によれば、読み出し期間にビット
線がプリチャージレベルより所定の電位低下したことを
検知して自動的にプリチャージ動作に入るので、ビット
線が必要以上にディスチャージされるのを避けることが
でき、プリチャージ時間の短縮と消費電流の低減を実現
できる。また、図5,図7に示した回路構成でも、上記
第1,第2の実施例と同様にASIC等のメモリに要求
される種々の記憶容量のメモリを設計する際に、ビット
線の負荷容量に応じてプリチャージのタイミングも自動
的に変化するので回路設計を容易化できる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、メモリセルのデータの読み出し時に自動的にプリチ
ャージ動作を行うことによりクロック信号のタイミング
の設定を不要にできると共に、ビット線電位のフルスイ
ングを回避してプリチャージ時間の短縮と消費電流の低
減が図れる半導体記憶装置が得られる。
ば、メモリセルのデータの読み出し時に自動的にプリチ
ャージ動作を行うことによりクロック信号のタイミング
の設定を不要にできると共に、ビット線電位のフルスイ
ングを回避してプリチャージ時間の短縮と消費電流の低
減が図れる半導体記憶装置が得られる。
【図1】この発明の第1の実施例に係る半導体記憶装置
を示す回路図。
を示す回路図。
【図2】図1に示した回路の動作を説明するためのタイ
ミングチャート。
ミングチャート。
【図3】この発明の第2の実施例に係る半導体記憶装置
を示す回路図。
を示す回路図。
【図4】図3に示した回路の動作を説明するためのタイ
ミングチャート。
ミングチャート。
【図5】この発明の第3の実施例に係る半導体記憶装置
を示す回路図。
を示す回路図。
【図6】図5に示した回路の動作を説明するためのタイ
ミングチャート。
ミングチャート。
【図7】この発明の第4の実施例に係る半導体記憶装置
を示す回路図。
を示す回路図。
【図8】図7に示した回路の動作を説明するためのタイ
ミングチャート。
ミングチャート。
【図9】従来の半導体記憶装置について説明するための
回路図。
回路図。
【図10】図9に示した回路の動作を説明するためのタ
イミングチャート。
イミングチャート。
【図11】従来の他の半導体記憶装置について説明する
ための回路図。
ための回路図。
【図12】図11に示した回路の動作を説明するための
タイミングチャート。
タイミングチャート。
【図13】従来の更に他の半導体記憶装置について説明
するための回路図。
するための回路図。
【図14】図13に示した回路の動作を説明するための
タイミングチャート。
タイミングチャート。
13,33,53…メモリセル、11,31,31´5
1,51´…ビット線、15,46,55…プリチャー
ジ部、38,39,40…プリチャージトランジスタ、
16…データ出力回路部、41…センスアンプ、56−
1,56−2,56−3…センスアンプ部、101,1
20…ダミーメモリセル、100,122…ダミービッ
ト線、102,121…ダミーメモリセル用のプリチャ
ージ部、104,141…レベル検出回路部、127…
レベル検出回路、103…制御回路部、105,13
1,145…ラッチ回路。
1,51´…ビット線、15,46,55…プリチャー
ジ部、38,39,40…プリチャージトランジスタ、
16…データ出力回路部、41…センスアンプ、56−
1,56−2,56−3…センスアンプ部、101,1
20…ダミーメモリセル、100,122…ダミービッ
ト線、102,121…ダミーメモリセル用のプリチャ
ージ部、104,141…レベル検出回路部、127…
レベル検出回路、103…制御回路部、105,13
1,145…ラッチ回路。
Claims (4)
- 【請求項1】 メモリセルと、このメモリセルに記憶さ
れたデータが読み出されるビット線と、同期信号に応答
して上記ビット線をプリチャージする第1のプリチャー
ジ手段と、上記ビット線に読み出されたデータを増幅し
て出力する出力手段と、上記メモリセルと等価な駆動能
力を有するダミーメモリセルと、上記ビット線と等価な
負荷容量を有し、上記ダミーメモリセルに記憶されたデ
ータが読み出されるダミービット線と、上記ダミービッ
ト線をプリチャージする第2のプリチャージ手段と、上
記メモリセル及びダミーメモリセルを同時に選択する選
択手段と、この選択手段により上記メモリセル及びダミ
ーメモリセルが選択された時に上記ダミービット線のプ
リチャージ電位が所定の電位だけ低下したことを検出す
るレベル検出手段とを具備し、上記レベル検出手段の検
出出力で上記選択手段を制御して上記メモリセル及びダ
ミーメモリセルを非選択状態にするとともに、上記第1
のプリチャージ手段及び上記第2のプリチャージ手段を
制御して上記ビット線及びダミービット線をプリチャー
ジすることを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項2】 前記出力手段の出力をラッチするラッチ
手段を更に設け、このラッチ手段を前記レベル検出手段
の検出出力で制御することにより、前記第1のプリチャ
ージ手段及び前記第2のプリチャージ手段で前記ビット
線及び前記ダミービット線をプリチャージする時に、前
記出力手段の出力データを保持することを特徴とする請
求項1記載の半導体記憶装置。 - 【請求項3】 メモリセルと、このメモリセルに記憶さ
れたデータが読み出されるビット線と、同期信号に応答
して上記ビット線をプリチャージするプリチャージ手段
と、上記ビット線に読み出された上記メモリセルの記憶
データを増幅して出力する出力手段と、上記メモリセル
を選択する選択手段と、この選択手段により上記メモリ
セルが選択された時に、上記出力手段の出力電位の変化
を検出することにより、上記ビット線のプリチャージ電
位が所定の電位に低下したのを検知するレベル検出手段
とを具備し、上記レベル検出手段の検出出力で上記選択
手段を制御することにより上記メモリセルを非選択状態
にするとともに、上記プリチャージ手段を制御して上記
ビット線をプリチャージすることを特徴とする半導体記
憶装置。 - 【請求項4】 前記出力手段の出力をラッチするラッチ
手段を更に設け、このラッチ手段を前記レベル検出手段
の検出出力で制御することにより、前記プリチャージ手
段で前記ビット線をプリチャージする時に、前記出力手
段の出力データを保持することを特徴とする請求項3記
載の半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28743392A JPH06139787A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28743392A JPH06139787A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 半導体記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06139787A true JPH06139787A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17717259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28743392A Withdrawn JPH06139787A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06139787A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0801394A1 (en) * | 1996-04-11 | 1997-10-15 | STMicroelectronics S.r.l. | Static ram with reduced power consumption |
US6324109B1 (en) | 1999-07-02 | 2001-11-27 | Sharp Kabushiki Kaisha | Semiconductor storage device capable of increasing access time speed |
-
1992
- 1992-10-26 JP JP28743392A patent/JPH06139787A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0801394A1 (en) * | 1996-04-11 | 1997-10-15 | STMicroelectronics S.r.l. | Static ram with reduced power consumption |
US5818775A (en) * | 1996-04-11 | 1998-10-06 | Sgs-Thomson Microelectronics S.R.L. | Static ram with reduced power consumption |
US6324109B1 (en) | 1999-07-02 | 2001-11-27 | Sharp Kabushiki Kaisha | Semiconductor storage device capable of increasing access time speed |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |