JP4379641B2 - データ読み出し回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体メモリのデータ読み出し回路に係るもので、詳しくは、高速動作時の安定したデータ出力を実現し、ノイズによる影響を最小化し得るデータ読み出し回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、データ読み出し回路は、図7に示したように、アドレスパッド1と、該アドレスパッド1を介して入力したアドレス信号ADをデコーディングし、セルアクセス信号CAを出力するデコーダ2と、複数のメモリセルから成り、上記デコーダ2からのセルアクセス信号CAによりメモリセルのデータが読み出されるメモリセルアレイ3と、制御パッド4と、該制御パッド4を介して入力した制御信号により、上記アドレス信号ADからアドレス遷移を検出し、アドレス遷移検出信号ATDを生成すると共に、各種の制御信号を出力する制御部5と、該制御部5のセンスアンプイネーブル信号SAEにより、メモリセルアレイ3から出力されたデータをセンシングして増幅させる電流モードラッチセンスアンプ6と、該増幅されたデータを外部に出力する出力部7と、から構成されていた。
【0003】
そして、電流モードラッチセンスアンプ6は、図8に示したように、センスアンプ等化信号SAEQが定電圧源として連結された差動増幅器の構造で形成されていた。
このように構成された従来のデータ読み出し回路の動作を説明すると次のようである。
【0004】
先ず、アドレスパッド1を介して入力した図9(A)のアドレス信号ADが遷移すると、デコーダ2は上記アドレス信号ADをデコーディングし、図9(D)に示したようなセルアクセス信号CAをメモリセルアレイ3のメモリセルに出力する。これにより、該当のワードラインWLが活性化される。
次いで、制御部5は、制御パッド4から入力した制御信号により、アドレス信号ADから、図9(B)のアドレス遷移検出信号ATDを生成した後、該アドレス遷移検出信号ATDを基にして、各種の制御信号、即ち、ビットラインBLと共通データラインDATA,DATABとを所定電圧にプリチャージするための図9(C)の等化信号EQ、図9(F)のセンスアンプイネーブル信号SAE及び図9(G)のセンスアンプ等化信号SAEQをそれぞれ生成する。
【0005】
このとき、ビットラインBLと共通データラインDATA,DATABとは、所定電圧(Vcc/2)に等化(Equalization)されて、メモリセルのデータがビットラインBLに貯蔵され、所定時間t1の間持続された後、解除される。
その結果、活性化されたワードラインWLに連結されたメモリセルの電荷(データ)が、該当の前記ビットラインBL又は対のビットライン/BLに乗せられる。
【0006】
例えば、メモリセルに’0’データが貯蔵されていた場合には、該ビットライン/BLの電圧は、図9(E)に示したように、ビットラインBLの電圧より低くなる。このとき、ビットラインBLの電圧は、プリチャージされた電圧Vcc/2を維持している。
一方、電流モードラッチセンスアンプ6は、図9(F)のセンスアンプイネーブル信号SAEが活性化される前まで、図9(G)に示したセンスアンプ等化信号SAEQにより、等化状態を維持している。
【0007】
次いで、所定時間t2の経過後、ビットラインBLとビットライン/BLとの電位差が△V程度以上発生すると、電流モードラッチセンスアンプ6は、図9(F)のセンスアンプイネーブル信号SAEにより、メモリセルからの出力データをセンシングして増幅した後、出力部7を介して外部に出力する。
一般に、電流モードラッチセンスアンプ6のようなラッチ型センスアンプは、メモリセルのデータを読み出した後に、センスアンプに流れるDC電流を除去することができるため、電力の消耗面では有利である。
【0008】
但し、図10に示したように、ノイズの入力により、図10(C)のセルアクセス信号CAと図10(E)のセンスアンプイネーブル信号SAEとがミスマッチングされると、ラッチ型センスアンプの特徴上、間違った(Invalid )データを出力するようになる。
即ち、図9(G)に示したようなセンスアンプ等化信号SAEQにより、図8に示したPMOSトランジスタPM3,PM4とNMOSトランジスタNM4,NM5とがターンオンされ、電流モードラッチセンスアンプ6は等化状態になった後、図10(C)に示したセルアクセス信号CAにより、図7のメモリセルアレイ3からの出力データがビットラインBL,/BLに貯蔵されるため、ビットラインBLとビットライン/BLとの間には、図10(D)に示す、電位差△V1が生じるようになる。
【0009】
このようなミスマッチングのタイミングの発生頻度は、高速に動作する半導体メモリを用いたデータ読み出し回路において一層甚だしい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、このような従来のデータ読み出し回路の電流モードラッチセンスアンプ6では、上記電位差△V1が、正常なデータを読み出すための最小電位差Vsen より小さいとき、活性化されたセンスアンプイネーブル信号SAEが入力すると、間違った(Invalid )データを出力するという不都合な点があった。
【0011】
また、上記の問題点を解決するためには、アドレス遷移検出信号ATDのパルス幅を増加させるべきであるが、アドレス遷移検出信号ATDのパルス幅の増加は、データの読み出し動作の速度を低下させる原因になるという不都合な点があった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたもので、高速動作時の安定したデータ出力を実現して、ノイズによる影響を最小化し得るデータ読み出し回路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、本発明に係る請求項1に記載の半導体メモリのデータ読み出し回路は、複数のメモリセルから成るメモリセルアレイと、入力されるアドレス信号をデコードして、該アドレス信号に応じたワードラインを活性化させるセルアクセス信号を出力するデコーダと、上記アドレス信号の遷移を検出してアドレス遷移検出信号を生成し、該アドレス遷移検出信号に基づいて、上記メモリセルアレイのビットライン及び共通データラインを等化する等化信号を出力すると共に、上記アドレス遷移検出信号より長い所定パルス幅を有する制御信号を出力する制御部と、上記活性化されたワードラインにより選択されるメモリセルから読み出されたデータをセンシングして、出力部に出力する電流モード二重ラッチセンスアンプと、データ読み出し信号がハイレベルの間、上記制御信号に基づいて、上記電流モード二重ラッチセンスアンプを等化させる第1,第2の等化期間を有するセンスアンプ等化信号、上記等化後に上記メモリセルからのデータをセンシングするためのセンスアンプイネーブル信号、及び、第2の等化期間中に、上記電流モード二重ラッチセンスアンプと上記出力部が遮断されるように二重ラッチイネーブル信号を出力するセンスアンプ制御部と、を備えることとする。
【0013】
請求項2に記載の発明では、上記センスアンプ制御部は、上記制御信号と上記データ読み出し信号とを否定論理積演算する第1NANDゲートと、該第1NANDゲートの出力を所定時間遅延させる第1遅延器と、該第1遅延器の出力を反転させる第1インバータと、該第1インバータの出力と上記第1NANDゲートの出力とを否定論理積演算する第2NANDゲートと、該第2NANDゲートの出力を所定時間遅延させる第2遅延器と、該第2遅延器からの出力を反転して出力する第2インバータと、上記第2遅延器の出力と上記第1NANDゲートの出力とを否定論理積演算する第3NANDゲートと、該第3NANDゲートの出力を反転させてセンスアンプ等化信号及びセンスアンプイネーブル信号を出力する第3インバータと、を備え、上記第2遅延器及び上記第2インバータからの出力を二重ラッチイネーブル信号とする。
【0014】
請求項3に記載の発明では、上記電流モード二重ラッチセンスアンプは、上記センスアンプ制御部からのセンスアンプ等化信号により等化され、上記センスアンプイネーブル信号により上記メモリセルアレイから読み出されたデータをセンシングして増幅する電流モードラッチセンスアンプと、上記二重ラッチイネーブル信号に応じて上記センシングされたデータの伝送を制御する伝送ゲートと、該伝送ゲートの出力をラッチするラッチ部と、を備える。
【0015】
請求項4に記載の発明では、上記電流モード二重ラッチセンスアンプは、上記センスアンプ制御部からのセンスアンプ等化信号により等化され、上記センスアンプイネーブル信号により上記メモリセルアレイから読み出されたデータをセンシングして増幅する電流モードラッチセンスアンプと、電源電圧端子と接地電圧端子との間に直列に連結された2個のPMOSトランジスタと2個のNMOSトランジスタとを備え、上記センシングされたデータが、一方の上記PMOSトランジスタ及び上記NMOSトランジスタのゲート端子にそれぞれ入力され、上記二重ラッチイネーブル信号が、他方の上記PMOSトランジスタ及び上記NMOSトランジスタのゲート端子にそれぞれ入力されて、上記二重ラッチイネーブル信号に応じて上記センシングされたデータの出力を、上記PMOSトランジスタと上記NMOSトランジスタとの接続点から伝達するデータ伝達部と、該データ伝達部の出力をラッチするラッチ部と、を備える。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。本発明に係るデータ読み出し回路の一実施形態は、図1に示したように、複数のメモリセルから成るメモリセルアレイ3と、入力されるアドレス信号ADをデコードして、該アドレス信号ADに応じたワードラインを活性化させるセルアクセス信号CAを出力するデコーダ2と、上記アドレス信号ADの遷移を検出してアドレス遷移検出信号ATDを生成し、該アドレス遷移検出信号ATDに基づいて、上記メモリセルアレイ3のビットラインBL,/BL及び共通データラインDATA,DATABを等化する等化信号EQを出力すると共に、上記アドレス遷移検出信号ATDより長い所定パルス幅を有する制御信号を出力する制御部5と、上記活性化されたワードラインにより選択されるメモリセルから読み出されたデータをセンシングして、出力部7に出力する電流モード二重ラッチセンスアンプ101と、データ読み出し信号RWがハイレベルの間、上記制御信号に基づいて、上記電流モード二重ラッチセンスアンプ101を等化させる第1,第2の等化期間を有するセンスアンプ等化信号DSAEQ、上記等化後に上記メモリセルからのデータをセンシングするためのセンスアンプイネーブル信号DSAE、及び、第2の等化期間中に、上記電流モード二重ラッチセンスアンプ101と上記出力部7とを遮断するための二重ラッチイネーブル信号DLE,DLEBを出力するセンスアンプ制御部100と、を含んで構成される。
【0017】
上記センスアンプ制御部100は、図2に示したように、上記制御信号であるアドレス遷移検出信号ATD’と上記データ読み出し信号RWとを否定論理積演算する第1NANDゲートであるNANDゲート11と、該NANDゲート11の出力を所定時間遅延させる第1遅延器である遅延器12と、該遅延器12の出力を反転させる第1インバータであるインバータ13と、該インバータ13の出力と上記NANDゲート11の出力とを否定論理積演算する第2NANDゲートであるNANDゲート14と、該NANDゲート14の出力を所定時間遅延させる第2遅延器である遅延器15と、該遅延器15からの出力を反転して出力する第2インバータであるインバータ18と、上記遅延器15の出力と上記NANDゲート11の出力とを否定論理積演算する第3NANDゲートであるNANDゲート16と、該NANDゲート16の出力を反転させてセンスアンプイネーブル信号DSAE及びセンスアンプ等化信号DSAEQを出力する第3インバータであるインバータ17と、を備えて構成されている。ここで、上記遅延器15及び上記インバータ18からの出力は、二重ラッチイネーブル信号DLE,DLEBとされ、二重ラッチイネーブル信号DLEと二重ラッチイネーブル信号DLEBとは、相補の関係にある。
【0018】
また、上記電流モード二重ラッチセンスアンプ101の第1実施形態は、図3に示したように、上記センスアンプ制御部100のセンスアンプ等化信号DSAEQにより等化され、上記センスアンプイネーブル信号DSAEにより上記メモリセルアレイ3から読み出されたデータをセンシングして増幅する電流モードラッチセンスアンプ6と、上記二重ラッチイネーブル信号DLE,DLEBに応じて上記センシングされたデータの伝送を制御する伝送ゲート20,21と、該伝送ゲート20,21の出力をラッチするラッチ部22,23と、を包含して構成されている。
【0019】
以下、このように構成されたデータ読み出し回路の動作を説明する。
先ず、アドレスパッド1を介して入力される、図4(A)に示したようなアドレス信号ADが遷移すると、制御部5により、図4(B)に示したようなアドレス遷移検出信号ATD及び図4(D)の等化信号EQが生成される。該等化信号EQの出力期間の間、ビットラインBL,/BLと共通データラインDATA,DATABとは、所定電圧Vcc/2に等化される。
【0020】
デコーダ2は、アドレス信号ADの入力により、図4(C)に示したようなセルアクセス信号CAをメモリセルアレイ3に出力して、該当のワードラインWLを活性化する。これにより、活性化されたワードラインWLに連結されたメモリセルの電荷(データ)が、該当のビットラインBL又はビットライン/BLに乗せられるようになる。このとき、安定した動作を行うため、セルアクセス信号CAとアドレス遷移検出信号ATDの解除時間とは、所定時間t11程度の差を有する。
【0021】
制御部5は、上記アドレス遷移検出信号ATDを生成した後、このアドレス遷移検出信号ATDのパルス幅よりも増加されたパルス幅をもつアドレス遷移検出信号ATD’を出力する。該アドレス遷移検出信号ATD’のパルス幅は、メモリセルの電荷(データ)がビットラインに乗せられた後、所定時間t14程度、延長された信号である。
【0022】
センスアンプ制御部100には、図4(J)のデータ読み出し信号RWと上記制御部5からのアドレス遷移検出信号ATD’とが入力され、図4(H)のセンスアンプイネーブル信号DSAE、図4(I)のセンスアンプ等化信号DSAEQ及び図4(G),(F)の二重ラッチイネーブル信号DLE,DLEBを出力する。
【0023】
このとき、上記センスアンプ制御部100から出力される各信号は、データ読み出し信号RWがハイレベルであるときのみ、上記アドレス遷移検出信号ATD’に反応するようになっている。
より詳細に説明すると、図2のNANDゲート11は、図5(A)に示したようなアドレス遷移検出信号ATD’と、図5(B)に示したようなハイレベルのデータ読み出し信号RWとを否定論理積演算して、図5(C)に示したような出力信号N1を出力する。この出力信号N1により、遅延器12及びインバータ13を介して、図5(D)に示したような信号N2が出力される。
【0024】
ここで、上記遅延器12で遅延される時間tdAは、二重ラッチイネーブル信号DLE,DLEBを生成する前に、電流モード二重ラッチセンスアンプ101内の電流モードラッチセンスアンプ6を充分に等化させるための時間を意味する。
次いで、NANDゲート14は、インバータ13の出力信号N2とNANDゲート11の出力信号N1とを否定論理積演算し、図5(E)に示したように、パルス幅が時間tdAに相当する信号N3を出力する。この出力信号N3は、遅延器15により時間tdBほど遅延される。これにより、図5(F)に示したように、パルス幅が時間tdAに相当する二重ラッチイネーブル信号DLEBが生成される。また、遅延器15で遅延された信号をインバータ18で反転させることにより、図5(G)に示したように、パルス幅が時間tdAである二重ラッチイネーブル信号DLEが生成される。
【0025】
さらに、上記遅延器15の出力信号と上記NANDゲート11の出力信号N1とをNANDゲート16で否定論理積演算し、図5(H)に示した信号N4を出力し、インバータ17により反転させることにより、図5(I)に示したセンスアンプイネーブル信号DSAE及びセンスアンプ等化信号DSAEQが生成される。
【0026】
電流モード二重ラッチセンスアンプ101は、図4(I)に示したようなローレベルのセンスアンプ等化信号DSAEQにより、図4(H)のセンスアンプイネーブル信号DSAEがハイレベルになる前まで、等化状態を維持する。このセンスアンプ等化信号DSAEQがローレベルとなっている、時間t14を含む時間が、第1の等化期間に相当する。
【0027】
図4(B)に示したアドレス遷移検出信号ATDが解除され、時間t14が経過した後、ビットラインBLとビットライン/BLとの電位差が、電流モード二重ラッチセンスアンプ101においてメモリセルデータを充分に認識できる電位差△V1になると、図4(I)に示したセンスアンプ等化信号DSAEQはハイレベルとなって解除され、図4(H)に示したようなハイレベルのセンスアンプイネーブル信号DSAEにより、メモリセルのデータがセンシングされる。
【0028】
上記電流モード二重ラッチセンスアンプ101は、センシングされたデータを共通データラインSOUT,SOUTBに出力すると共に、ラッチした後、上記アドレス遷移検出信号ATD’に基づいて遅延されたハイレベルの二重ラッチイネーブル信号DLE,DLEBを利用して、共通データラインSOUT,SOUTBへのデータの出力を遮断する。
【0029】
即ち、センスアンプイネーブル信号DSAEがハイレベル、二重データラッチイネーブル信号DLEがローレベルになる時間t12の間は、センシングされたデータは共通データラインSOUT,SOUTBに出力されると共に、ラッチ部22,23でラッチされる。
次いで、時間t13の間は、二重ラッチイネーブル信号DLE,DLEBにより、伝送ゲート20,21が遮断されて、電流モード二重ラッチセンスアンプ101と共通データラインSOUT,SOUTBとが分離され、センシングされたデータは共通データラインSOUT,SOUTBに出力されない。このとき、電流モード二重ラッチセンスアンプ101は、図4(I)に示したセンスアンプ等化信号DSAEQにより等化される。この時間t13が、第2の等化期間に相当する。
【0030】
即ち、共通データラインSOUT,SOUTBが電流モード二重ラッチセンスアンプ101とフローティングされて、電流モードラッチセンスアンプ6が等化される間、以前に伝達されたデータは維持される。
そして、電流モードラッチセンスアンプ6の充分な等化が行われ、ビットラインBLとビットライン/BLとの電位差が△V2まで低下したときに、再び動作して、メモリセルのデータをラッチするようになる。
【0031】
このように、本発明に係るデータ読み出し回路は、連続的にセンシング動作を行うので、セルアクセス信号の出力タイミングとセンスアンプイネーブル信号の出力タイミングとがミスマッチングされた場合にも、センスアンプ制御部で生成されるセンスアンプイネーブル信号及びセンスアンプ等化信号と二重ラッチイネーブル信号との出力タイミングに応じて、メモリセルのデータを正常にセンシングして出力できるので、高速動作時に、データ読み出し動作を正確に行うことができる。
【0032】
次に、上記電流モード二重ラッチセンスアンプ101の第2実施形態を、図6に示す。
図6の電流モード二重ラッチセンスアンプ101は、上記センスアンプ制御部100のセンスアンプ等化信号DSAEQにより等化され、上記センスアンプイネーブル信号DSAEにより上記メモリセルアレイ3から読み出されたデータをセンシングして増幅する電流モードラッチセンスアンプ8と、電源電圧端子Vccと接地電圧端子Vssとの間に直列に連結された2個のPMOSトランジスタと2個のNMOSトランジスタとを備え、上記センシングされたデータが、一方の上記PMOSトランジスタ及び上記NMOSトランジスタのゲート端子にそれぞれ入力され、上記二重ラッチイネーブル信号DLE,DLEBが、他方の上記PMOSトランジスタ及び上記NMOSトランジスタのゲート端子にそれぞれ入力されて、上記二重ラッチイネーブル信号DLE、DLEBに応じて、上記センシングされたデータの出力を、上記PMOSトランジスタと上記NMOSトランジスタとの接続点から伝達するデータ伝達部24,25と、該データ伝達部24,25の出力をラッチするラッチ部22,23と、を含むものである。
【0033】
具体的には、上記データ伝達部24は、電源電圧端子Vccと接地電圧端子Vssとの間に、2個のPMOSトランジスタPM21,PM22と2個のNMOSトランジスタNM21,NM22とが直列に連結されて構成され、上記データ伝達部25は、電源電圧端子Vccと接地電圧端子Vssとの間に、2個のPMOSトランジスタPM31,PM32と2個のNMOSトランジスタNM31,NM32とが直列に連結されて構成されている。そして、データ伝達部24は、PMOSトランジスタPM21とNMOSトランジスタNM22との接続点からセンシングされたデータを伝達し、データ伝達部25は、PMOSトランジスタ31とNMOSトランジスタNM32との接続点からセンシングされたデータを伝達する構成となっている。
【0034】
このように、図3に示した電流モードラッチセンスアンプ6内のインバータINV1,INV2及び伝送ゲート20,21を、二重ラッチイネーブル信号DLE,DLEBにより制御されるデータ伝達部24,25に代替して構成可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るデータ読み出し回路によれば、連続的にセンシング動作を行うので、ノイズの影響により、セルアクセス信号の出力タイミングとセンスアンプイネーブル信号の出力タイミングとがミスマッチングされた場合にも、センスアンプ制御部で生成されるセンスアンプイネーブル信号及びセンスアンプ等化信号と二重ラッチイネーブル信号との出力タイミングに応じて、メモリセルのデータを正常にセンシングして出力できるので、高速動作時に、アドレス遷移検出信号のパルス幅を増加することなく、データ読み出しの誤動作(Fail)を防止し得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ読み出し回路のブロック図である。
【図2】図1のセンスアンプ制御部の回路図である。
【図3】図1の電流モード二重ラッチセンスアンプの第1実施形態の回路図である。
【図4】図2の各部の動作タイミングを示したタイミング図である。
【図5】図1の各部の動作タイミングを示したタイミング図である。
【図6】図1の電流モード二重ラッチセンスアンプの第2実施形態の回路図である。
【図7】従来のデータ読み出し回路のブロック図である。
【図8】図7の電流モードラッチセンスアンプの回路図である。
【図9】図7の各部の動作タイミングを示したタイミング図である。
【図10】図7のセルアクセス信号とセンスアンプイネーブル信号とのタイミングのミスマッチングを示したタイミング図である。
【符号の説明】
1 アドレスパッド
2 デコーダ
3 メモリセルアレイ
4 制御パッド
5 制御部
6,8 電流モードラッチセンスアンプ
7 出力部
11,14,16 NANDゲート
12,15 遅延器
13,17,18 インバータ
20,21 伝送ゲート
22,23 ラッチ部
24,25 データ伝達部
100 センスアンプ制御部
101 電流モード二重ラッチセンスアンプ
Claims (4)
- 複数のメモリセルから成るメモリセルアレイと、
入力されるアドレス信号をデコードして、該アドレス信号に応じたワードラインを活性化させるセルアクセス信号を出力するデコーダと、
上記アドレス信号の遷移を検出してアドレス遷移検出信号を生成し、該アドレス遷移検出信号に基づいて、上記メモリセルアレイのビットライン及び共通データラインを等化する等化信号を出力すると共に、上記アドレス遷移検出信号より長い所定パルス幅を有する制御信号を出力する制御部と、
上記活性化されたワードラインにより選択されるメモリセルから読み出されたデータをセンシングして、出力部に出力する電流モード二重ラッチセンスアンプと、
データ読み出し信号がハイレベルの間、上記制御信号に基づいて、上記電流モード二重ラッチセンスアンプを等化させる第1,第2の等化期間を有するセンスアンプ等化信号、上記等化後に上記メモリセルからのデータをセンシングするためのセンスアンプイネーブル信号、及び、第2の等化期間中に、上記電流モード二重ラッチセンスアンプと上記出力部が遮断されるように二重ラッチイネーブル信号を出力するセンスアンプ制御部と、を備えることを特徴とするデータ読み出し回路。 - 上記センスアンプ制御部は、
上記制御信号と上記データ読み出し信号とを否定論理積演算する第1NANDゲートと、
該第1NANDゲートの出力を所定時間遅延させる第1遅延器と、
該第1遅延器の出力を反転させる第1インバータと、
該第1インバータの出力と上記第1NANDゲートの出力とを否定論理積演算する第2NANDゲートと、
該第2NANDゲートの出力を所定時間遅延させる第2遅延器と、
該第2遅延器からの出力を反転して出力する第2インバータと、
上記第2遅延器の出力と上記第1NANDゲートの出力とを否定論理積演算する第3NANDゲートと、
該第3NANDゲートの出力を反転させてセンスアンプ等化信号及びセンスアンプイネーブル信号を出力する第3インバータと、
を備え、上記第2遅延器及び上記第2インバータからの出力を二重ラッチイネーブル信号とすることを特徴とする請求項1記載のデータ読み出し回路。 - 上記電流モード二重ラッチセンスアンプは、
上記センスアンプ制御部からのセンスアンプ等化信号により等化され、上記センスアンプイネーブル信号により上記メモリセルアレイから読み出されたデータをセンシングして増幅する電流モードラッチセンスアンプと、
上記二重ラッチイネーブル信号に応じて上記センシングされたデータの伝送を制御する伝送ゲートと、
該伝送ゲートの出力をラッチするラッチ部と、
を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデータ読み出し回路。 - 上記電流モード二重ラッチセンスアンプは、
上記センスアンプ制御部からのセンスアンプ等化信号により等化され、上記センスアンプイネーブル信号により上記メモリセルアレイから読み出されたデータをセンシングして増幅する電流モードラッチセンスアンプと、
電源電圧端子と接地電圧端子との間に直列に連結された2個のPMOSトランジスタと2個のNMOSトランジスタとを備え、上記センシングされたデータが、一方の上記PMOSトランジスタ及び上記NMOSトランジスタのゲート端子にそれぞれ入力され、上記二重ラッチイネーブル信号が、他方の上記PMOSトランジスタ及び上記NMOSトランジスタのゲート端子にそれぞれ入力されて、上記二重ラッチイネーブル信号に応じて、上記センシングされたデータの出力を、上記PMOSトランジスタと上記NMOSトランジスタとの接続点から伝達するデータ伝達部と、
該データ伝達部の出力をラッチするラッチ部と、
を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデータ読み出し回路。
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