JP2000215673A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2000215673A
JP2000215673A JP11016835A JP1683599A JP2000215673A JP 2000215673 A JP2000215673 A JP 2000215673A JP 11016835 A JP11016835 A JP 11016835A JP 1683599 A JP1683599 A JP 1683599A JP 2000215673 A JP2000215673 A JP 2000215673A
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JP
Japan
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sense
line driver
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JP11016835A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Iwaki
宏明 岩城
Koichi Kumagai
浩一 熊谷
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワード線を1または複数ビット単位に分割し
てローカルワード線とし、分割したブロック毎にセンス
アンプを設け、センス終了信号に基づいてブロック毎に
ローカルワード線を非活性化することで、ローカルワー
ド線の活性化時間を短縮し、これによりビット線プリチ
ャージに要する消費電力を低減する。 【解決手段】 1または複数のメモリセル列単位で分割
されたカラム構成ユニット100−0〜100−zに、
ローカルワード線WLrを駆動するローカルワード線ド
ライバ(LWD)103と、センス終了機能を備えたセ
ンスアンプ108と設ける。ローカルワード線ドライバ
(LWD)103は、グローバルワード線ドライバ10
1が活性化したグローバルワード線WLgに対応するロ
ーカルワード線WLrを活性化し、センスアンプ108
からセンス終了信号FPDが供給された時点でローカル
ワード線WLrを非活性化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置に
係り、詳しくは、ワード線を1または複数ビット単位に
分割してローカルワード線とし、分割したブロック毎に
センスアンプを設け、センスアンプで生成させるセンス
終了信号に基づいてそのブロックのローカルワード線を
非活性化することで、消費電力の低減を図るようにした
半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】同期式メモリ回路において、クロック信
号が立ち下がる前にワード線を立ち下げるとともに、セ
ンスアンプの動作を停止させることによって、消費電力
の低減を図る技術は広く知られている。
【0003】例えば、特開平8−7573号公報には、
動作電流が小さな半導体記憶装置とそのデータの読出お
よび書込方法が記載されている。この半導体記憶装置は
次のように構成されている。ラッチ型センスアンプの相
補出力が確定したことに応じて出力確定検出信号を出力
するNANDゲートを設ける。出力確定検出信号に基づ
いてスリーステートバッファを活性化させるとともに、
選択状態にあったワード線を非選択状態にする。これに
より、スリーステートバッファにおいて電源ラインから
接地ラインに貫通電流が流れるのを防止できる。また、
ワード線が選択状態になったことに応じてメモリセルに
流れるカラム電流を最小限にできる。
【0004】図8は従来の同期式メモリの回路ブロック
構成図である。図8は(n+1)カラム[(i+1)*
(n+1)]ワード×(z+1)ビット構成の同期式メ
モリを示している。なお、zは奇数である。この従来の
同期式メモリは、メモリブロック500aと、ダミーブ
ロック(ダミーセル列ブロック)500bと、ワード線
ドライバ501とから構成されている。メモリブロック
500aは、カラム構成ユニット(CU)500cを
(z+1)個分備えている。
【0005】カラム構成ユニット(CU)500cは、
メモリセルアレイ102と、プリチャージ部104と、
カラムセレクタ部105と、センスアンプ(SA)10
6と、ライトバッファ107とから構成されている。メ
モリセルアレイ102は、複数のメモリセルMSを(i
+1)行,(n+1)列に配列してなる。D[0],D
B[0]は第1列のビット線対を、D[n],DB
[n]は第(n+1)列のビット線対を示している。
【0006】メモリセルMSは、データを記憶するデー
タ記憶回路と、データ記憶回路の相補入出力点と相補の
ビット線対との間に介設された2つの伝達ゲート回路等
を備える。メモリセルMSは、ワード線WL[0:i]
が活性化(Hレベルに駆動)されると各伝達ゲート回路
等が導通状態となる。これにより、読み出し時には記憶
データに対応した電位をビット線対に供給する。また、
書き込み時にはビット線対に供給される相補書き込みデ
ータに基づいてそのデータをデータ記憶回路に記憶す
る。
【0007】プリチャージ部(PC)104は、クロッ
ク信号CLKの例えばLレベルの期間に、各ビット線対
D[0],DB[0]〜D[n],DB[n]を所定の
電位レベルに充電するとともに、各ビット線対D
[0],DB[0]〜D[n],DB[n]間の電位が
同一となるようイコライズ(電位の均等化)を行なう。
【0008】カラムセレクタ部(CS)105は、図示
を省略したカラムセレクタ信号に基づいて1つのビット
線対D[0],DB[0]〜D[n],DB[n]を選
択し、選択したビット線対D[0],DB[0]〜D
[n],DB[n]をセンスアンプ(SA)106なら
びにライトバッファ(WB)107に接続する。なお、
カラムセレクタ部(CS)105は、クロック信号CL
Kに同期して歩進するカウンタ回路等を備え、このカウ
ンタ回路等のカウント値に基づいて1つのビット線対D
[0],DB[0]〜D[n],DB[n]を選択指定
する構成としてもよい。この場合にはカラムセレクタ信
号を外部から供給する必要がない。
【0009】センスアンプ(SA)106は、図示しな
い読み出し/書き込みモード指定情報に基づいて読み出
し動作が要求されている際には、クロック信号CLKに
同期して読み出し動作を行なう。センスアンプ(SA)
106は、ビット線対の電位差を差動増幅し、増幅出力
に基づいてメモリセルMSの記憶データを判定し、判定
した論理レベルの信号(読み出しデータ出力)DOUT
[0]〜DOUT[z]を出力する。
【0010】ライトバッファ(WB)107は、図示し
ない読み出し/書き込みモード指定情報に基づいて読み
出し動作が要求されている際には、書き込みデータ入力
DIN[0]〜DIN[z]に基づいてビット線対を相
補的に駆動する。ビット線対の駆動は、クロック信号C
LKに同期してなされる。
【0011】ダミーブロック(ダミーセル列ブロック)
500bは、ダミーセルアレイ508と、ダミープリチ
ャージ部(ダミーPC)509と、ダミーコラムセレク
タ部(ダミーCS)510と、ダミーセンスアンプ(ダ
ミーSA)511とからなる。ダミーセルアレイ508
は、複数のダミーセルDSを(i+1)行,1列に配列
してなる。
【0012】ダミーセルDSの構成はメモリセルMSと
同じである。ダミープリチャージ部(ダミーPC)50
9は、クロック信号CLKの例えばLレベルの期間に、
ダミーセル列のビット線対をHレベルに充電するととも
に、ダミーセル列のビット線対間の電位が同一となるよ
うイコライズ(電位の均等化)を行なう。ダミーコラム
セレクタ部(ダミーCS)510は、図示しない読み出
し/書き込みモード指定情報に基づいて読み出し動作が
要求されている際に、ダミーセル列のビット線対をダミ
ーセンスアンプ(ダミーSA)511に接続する。
【0013】ダミーセンスアンプ(ダミーSA)511
は、図示しない読み出し/書き込みモード指定情報に基
づいて読み出し動作が要求されている際には、クロック
信号CLKに同期して(クロック信号CLKの立ち上が
りに同期して)読み出し動作を行なう。ダミーセンスア
ンプ(ダミーSA)511は、ダミーセル列のビット線
対の電位差を差動増幅し、増幅出力に基づいてダミーセ
ルDSの記憶データを判定する。ダミーセンスアンプ
(ダミーSA)511は、ダミーセルDSからのデータ
読み出しが確定した時点で、例えばHレベルのセンス終
了信号FPDを出力する。ダミーセンスアンプ(ダミー
SA)511は、クロック信号CLKがLレベルに立ち
下がった時点で、センス終了信号FPDの出力を停止す
る。センス終了信号FPDはワード線ドライバ501に
供給される。
【0014】ワード線ドライバ501は、アドレスデコ
ード出力信号A[0:i]に基づいて指定される1本の
ワード線WL[0:i]をクロック信号CLKの例えば
立ち上がりに同期して活性化し(Hレベルに駆動し)、
ダミーセンスアンプ(ダミーSA)511からセンス終
了信号FPDが供給されると活性化したワード線WL
[0:i]を非活性化する(プルダウンする)。
【0015】図8に示す同期式メモリは、ワード線ドラ
イバ501によって駆動されるワード線WL[0:i]
に、全てのメモリセルMSならびにダミーセルDSが直
接接続される構成である。そして、ワード線ドライバ5
01から最も離れた場所にダミーブロック(ダミーセル
列ブロック)500bが設けられている。ダミーセンス
アンプ(ダミーSA)511はセンス終了信号FPDを
出力するよう構成されている。センス終了信号FPDは
ワード線ドライバ501に供給される。そして、ワード
線ドライバ501は、センス終了信号FPDが供給され
ると活性化したワード線WL[0:i]を非活性化する
(プルダウンする)。
【0016】ダミーブロック(ダミーセル列ブロック)
500bは、ワード線ドライバ501から最も離れた場
所に設けられているので、メモリブロック500a内の
センスアンプ(SA)106によってメモリセルMSの
記憶データがセンスされた以降に、ダミーセンスアンプ
(ダミーSA)511からセンス終了信号FPDが出力
されることになる。このセンス終了信号FPDをワード
線ドライバ501へ供給することで、クロック信号CL
Kが立ち下がる前にワード線WL[0]〜WL[i]を
立ち下げることができる。すなわち、メモリブロック5
00a内のメモリセルMSに対するセンスが終了した直
後に、活性化したワード線WL[0]〜WL[i]を立
ち下げることができる。
【0017】ワード線が活性化されている状態では、メ
モリセルMSの記憶データに応じてビット線対の電荷が
放電される。ビット線対の電荷放電量はワード線が活性
化されている時間が長くなるにつれて大きくなる。放電
量が大きいほど、プリチャージによって充電する電荷量
が大きくなり、消費電力が増加する。図8に示した同期
式メモリは、メモリブロック500a内のメモリセルM
Sに対するセンスが終了した直後に、センス終了信号F
PDに基づいて活性化したワード線WL[0]〜WL
[i]を立ち下げる構成であるから、ワード線の活性化
時間を短縮し、これによって、プリチャージに要する消
費電力を低減できる。
【0018】しかしながら、図8に示す同期式メモリ
は、各ワード線WL[0:i]で(z+1)個のカラム
構成ユニット(CU)500cならびにダミーブロック
500bを駆動する構成であるため、ワード線ドライバ
501からダミーブロック500bまでの物理的な長さ
が大となり、センス終了信号FPDが得られるまでの遅
延時間が大となる。言い換えれば、ワード線ドライバ5
01に最も近いカラム構成ユニット(CU)からのデー
タ読み出しは高速に行なえるが、ワード線ドライバ50
1に最も遠いカラム構成ユニット(CU)からのデータ
読み出しは遅くなるため、動作速度がカラム構成ユニッ
ト(CU)500cの個数に比例して遅くなる。
【0019】図9は従来の他の同期式メモリの回路ブロ
ック構成図である。図9に示す同期式メモリは、図8に
示した同期式メモリと同じカラムおよびワード構成にお
いて、2つのメモリブロック600a,600bに分割
するとともに、2分割ワード線を適用することで、動作
速度の向上を図ったものである。図9に示す同期式メモ
リは、2つのメモリブロック600a,600bと、ダ
ミーブロック600cと、グローバルワード線ドライバ
(GWD)601と、2つのローカルワード線ドライバ
602a,602bとからなる。
【0020】グローバルワード線ドライバ(GWD)6
01の一方側に第1のローカルワード線ドライバ602
aと第1のメモリブロック600aが配置され、グロー
バルワード線ドライバ(GWD)601の他方側に第2
のローカルワード線ドライバ602bと第2のメモリブ
ロック600bが配置されている。分割されたメモリブ
ロック600a,600bは、ローカルワード線WLr
[0:i]をそれぞれ備えている。また、分割されたメ
モリブロック600a,600bの少なくともいずれか
一方の外側に、ダミーブロック600cが配置されてい
る。図9では、第2のメモリブロック600bの外側に
ダミーブロック600cを配置した例を示している。
【0021】グローバルワード線ドライバ(GWD)6
01は、アドレスデコード出力信号A[0:i]に基づ
いて指定される1本のグローバルワード線WLg[0:
i]をクロック信号CLKの例えばHレベルの期間に同
期して活性化する(Hレベルに駆動する)。
【0022】ローカルワード線ドライバ602a,60
2bは、複数(i+1個)の2入力ANDゲートG0〜
GiとインバータIとからなる。このローカルワード線
ドライバ602a,602bは、ダミーセンスアンプ
(ダミーSA)511から供給されるセンス終了信号F
PDがLレベルの場合には、活性化された(Hレベルに
駆動された)グローバルワード線WLg[0:i]に対
応するローカルワード線WLr[0:i]を活性化し
(Hレベルに駆動し)、センス終了信号FPDがHレベ
ルの場合には、ローカルワード線WLr[0:i]を非
活性化する(プルダウンする)。
【0023】各メモリブロック600a,600bは、
[(z+1)/2]個のカラム構成ユニット(CU)5
00cをそれぞれ備えている。カラム構成ユニット(C
U)500cの構成は図8に示したものと同じである。
ダミーブロック600cの構成は図8に示したダミーブ
ロック500bと同じである。
【0024】図10は図9に示した同期式メモリの読み
出し動作を示すタイミングチャートである。図10
(a)はクロック信号CLKの論理レベルを、図10
(b)はi番目のグローバルワード線WLg[i]の論
理レベルを、図10(c)はi番目のローカルワード線
WLr[i]の論理レベルを、図10(d)はセンス終
了信号FPDの論理レベルを示している。図10(e)
はビット線対D,DBの電位を示している。図10
(f)はローカルワード線ドライバ602aから最も近
いカラム構成ユニット(CU)500cの読み出しデー
タ出力DOUT[0]の論理レベルを、図10(g)は
他のカラム構成ユニット(CU)500cの読み出しデ
ータ出力DOUT[1]〜DOUT[z]の論理レベル
を示している。なお、図10では、読み出し時にi番目
のグローバルワード線WLg[i]、ならびに、ビット
線対D[0],DB[0]が選択された場合を示してい
る。
【0025】図10(a)に示すクロック信号CLKが
LレベルからHレベルに遷移した後、図10(b)に示
すように、アドレスデコード出力信号A[0:i]によ
り選択されたグローバルワード線WLg[i]がHレベ
ルになる。グローバルワード線WLg[i]がLレベル
からHレベルになると、ローカルワード線ドライバ60
2a,602b内の2入力ANDゲートGiの出力であ
るローカルワード線WLr[i]が、図10(c)に示
すように、LレベルからHレベルに変わる。その後、図
10(e)に示すように、選択されたメモリセルのデー
タに応じてビット線対D[0:n],DB[0:n]に
電位差が生じる。選択ビット線対D[0],DB[0]
が一定の電位差になると、図10(f),(g)に示す
ように、各センスアンプ(SA)106から読み出しデ
ータ出力DOUT[0:z]の信号が出力される。
【0026】このとき、第1のローカルワード線ドライ
バ602aから最も近いカラム構成ユニット(CU)5
00cの読み出しデータ出力DOUT[0]、ならび
に、第2のローカルワード線ドライバ602bから最も
近いカラム構成ユニット(CU)500cの読み出しデ
ータ出力DOUT[(z+1)/2]が得られるまでの
アクセス時間tacc[0],tacc[(z+1)/
2]は小さい。逆に、第1のローカルワード線ドライバ
602aから最も遠いカラム構成ユニット(CU)50
0cの読み出しデータ出力DOUT[((z+1)/
2)+1]の読み出しデータ出力DOUT[((z+
1)/2)+1]、ならびに、第2のローカルワード線
ドライバ602bから最も遠いカラム構成ユニット(C
U)500cの読み出しデータ出力DOUT[z]が得
られるまでのアクセス時間tacc[((z+1)/
2)+1],tacc[z]は大きくなる。なお、アク
セス時間taccは、図10(f),(g)に示すよう
に、クロック信号CLKの立ち上がり時点から読み出し
データ出力DOUTが得られるまでの時間である。
【0027】ダミーブロック600cは、メモリブロッ
ク600bの外側に配置されているので、ダミーブロッ
ク600c内のダミーセンスアンプ(SA)511から
Hレベルのセンス終了信号FPDが出力されるタイミン
グは、各ローカルワード線ドライバ602a,602b
から最も遠い各カラム構成ユニット(CU)500cの
読み出しデータ出力DOUT[((z+1)/2)+
1],DOUT[z]が出力された直後となる。
【0028】図10(d)に示すように、Hレベルのセ
ンス終了信号FPDが出力されると、図9に示した各ロ
ーカルワード線ドライバ602a,602bを構成する
各2入力ANDゲートG0〜Giの一方の入力端子に
は、Hレベルのセンス終了信号FPDをインバータIで
反転させたLレベルの反転センス終了信号が供給され
る。したがって、それまでローカルワード線WLr
[i]をHレベルに駆動していた第i番目の2入力AN
DゲートGiの出力は、図10(c)に示すように、L
レベルにプルダウンされる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】センス終了信号FPD
は全ビットのセンス終了を待ってHレベルとなるため、
各ローカルワード線ドライバ602a,602bに最も
近いカラム構成ユニット(CU)500cでは、ビット
線対D,DBの電荷がメモリセルMSの記憶データに基
づいて放電される期間が最も長くなり、図10(e)に
示すように、各ビット線対D,DBの電位差Vpcは増
大する。一方、各ローカルワード線ドライバ602a,
602bから最も遠いカラム構成ユニット(CU)50
0cでは、ビット線対D,DBの電荷がメモリセルMS
の記憶データに基づいて放電される期間が短くてすむの
で、各ビット線対D,DBの電位差Vpcはそれほど大
きくならなくてすむ。このため、各ローカルワード線ド
ライバ602a,602bに近い側のカラム構成ユニッ
ト(CU)ほど、ビット線対D,DBをプリチャージす
るための消費電力が大きくなる。
【0030】このように、従来の同期式メモリでは、メ
モリブロックの大きさ(メモリセル列の個数)に応じて
ワード線を活性化している期間が長くなる。このため、
アクセス時間の短いメモリセル列ではビット線対の電位
差が多くなり、ビット線対をプリチャージするための電
力が増加する。
【0031】
【発明の目的】この発明はこのような課題を解決するた
めなされたもので、ワード線の活性化時間を短縮するこ
とによってビット線対の電位差を低減し、ビット線プリ
チャージに要する消費電力を低減するようにした半導体
記憶装置を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る半導体記憶装置は、1または複数のメモ
リセル列単位で分割したカラム構成ユニット毎に、前記
カラム構成ユニット毎に分割されたローカルワード線を
駆動するローカルワード線ドライバと、センス終了機能
を備えたセンスアンプとをそれぞれ設けるとともに、前
記ローカルワード線ドライバは前記センスアンプから供
給されるセンス終了信号に基づいて前記ローカルワード
線を非活性化する構成としたことを特徴とする。
【0033】この発明に係る半導体記憶装置は、カラム
構成ユニット毎にローカルワード線ドライバとセンスア
ンプとを備えているので、カラム構成ユニット毎にセン
ス終了時点でローカルワード線を非活性化することがで
きる。
【0034】これにより、ローカルワード線の活性化期
間を各カラム構成ユニット毎に決定することができる。
したがって、ローカルワード線の活性化期間を短縮で
き、ビット線対の電位差が過大になることを防止でき
る。よって、ビット線対をプリチャージするための消費
電力を低減でき、低消費電力の半導体記憶装置を提供す
ることができる。
【0035】なお、ローカルワード線ドライバは、論理
積回路を介してローカルワード線を駆動するとともに、
論理積回路の入力をセンス終了信号に基づいて制御する
ことでローカルワード線を非活性化する構成としてもよ
い。論理積回路としては、例えば2入力ANDゲート等
を用いることができる。
【0036】2入力ANDゲート等の論理積回路を用い
ることで、ローカルワード線ドライバを簡易回路構成で
容易に実現できる。
【0037】また、ローカルワード線ドライバは、ロー
カルワード線を高レベルに駆動するトランジスタと、ロ
ーカルワード線を低レベルに駆動するトランジスタとで
構成してもよい。
【0038】このような構成とすることで、ローカルワ
ード線ドライバを構成するトランジスタ素子数が低減す
ることができ、半導体記憶装置のチップ面積を縮小でき
る。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。
【0040】図1はこの発明に係る半導体記憶装置の第
1実施形態に係る同期式メモリの回路ブロック構成図で
ある。図1は、(n+1)カラム[(i+1)*(n+
1)]ワード×(z+1)ビット構成の同期式メモリを
示している。なお、zは奇数である。図1に示す同期式
メモリは、メモリブロック100と、グローバルワード
線ドライバ101とからなる。メモリブロック100
は、(z+1)個のカラム構成ユニット(CU)100
−0〜100−zを備える。
【0041】カラム構成ユニット(CU)100−0〜
100−zは、メモリセルアレイ102と、ローカルワ
ード線ドライバ(LWD)103と、プリチャージ部
(PC)104と、カラムセレクタ部(CS)105
と、ライトバッファ(WB)107と、センスアンプ
(SA)108とからなる。
【0042】メモリセルアレイ102は、複数のメモリ
セルMSを(i+1)行,(n+1)列に配列してな
る。D[0],DB[0]は第1列のビット線対を、D
[n],DB[n]は第(n+1)列のビット線対を示
している。
【0043】メモリセルMSは、データを記憶するデー
タ記憶回路と、データ記憶回路の相補入出力点と相補の
ビット線対との間に介設された2つの伝達ゲート回路等
を備える。メモリセルMSは、ローカルワード線WLr
[0]〜WLr[i]が活性化(Hレベルに駆動)され
ると各伝達ゲート回路等が導通状態となる。これによ
り、読み出し時には記憶データに対応した電位をビット
線対に供給する。また、書き込み時にはビット線対に供
給される相補書き込みデータに基づいてそのデータをデ
ータ記憶回路に記憶する。
【0044】プリチャージ部(PC)104は、クロッ
ク信号CLKの例えばLレベルの期間に、各ビット線対
D[0],DB[0]〜D[n],DB[n]を所定の
電位レベルに充電するとともに、各ビット線対D
[0],DB[0]〜D[n],DB[n]間の電位が
同一となるようイコライズ(電位の均等化)を行なう。
【0045】カラムセレクタ部(CS)105は、図示
を省略したカラムセレクタ信号に基づいて1つのビット
線対D[0],DB[0]〜D[n],DB[n]を選
択し、選択したビット線対D[0],DB[0]〜D
[n],DB[n]をセンスアンプ(SA)108なら
びにライトバッファ(WB)107に接続する。なお、
カラムセレクタ部(CS)105は、クロック信号CL
Kに同期して歩進するカウンタ回路等を備え、このカウ
ンタ回路等のカウント値に基づいて1つのビット線対D
[0],DB[0]〜D[n],DB[n]を選択指定
する構成としてもよい。この場合にはカラムセレクタ信
号を外部から供給する必要がない。
【0046】センスアンプ(SA)108は、図示しな
い読み出し/書き込みモード指定情報に基づいて読み出
し動作が要求されている際には、クロック信号CLKに
同期して読み出し動作を行なう。センスアンプ(SA)
108は、ビット線対の電位差を差動増幅し、増幅出力
に基づいてメモリセルMSの記憶データを判定し、判定
した論理レベルの信号(読み出しデータ出力)DOUT
[0]〜DOUT[z]を出力する。
【0047】このセンスアンプ(SA)108は、差動
増幅出力に基づいてメモリセルMSの記憶データを判定
した時点(メモリセルのセンスが終了した時点)で、H
レベルのセンス終了信号FPD[0]〜FPD[z]を
生成し出力する。センス終了信号FPD[0]〜FPD
[z]は、同一のカラム構成ユニット(CU)100−
0〜100−z内のローカルワード線ドライバ103へ
供給される。センスアンプ(SA)108は、Hレベル
のセンス終了信号FPD[0]〜FPD[z]を出力し
た場合には、クロック信号CLKがHレベルからLレベ
ルへ立ち下った時点でHレベルのセンス終了信号FPD
[0]〜FPD[z]の出力を停止する(センス終了信
号はLレベルとなる)。
【0048】ライトバッファ(WB)107は、図示し
ない読み出し/書き込みモード指定情報に基づいて読み
出し動作が要求されている際には、書き込みデータ入力
DIN[0]〜DIN[z]に基づいてビット線対を相
補的に駆動する。ビット線対の駆動は、クロック信号C
LKに同期してなされる。
【0049】グローバルワード線ドライバ(GWD)6
01は、アドレスデコード出力信号A[0:i]に基づ
いて指定される1本のグローバルワード線WLg[0]
〜WLg[i]をクロック信号CLKの例えばHレベル
の期間に同期して活性化する(Hレベルに駆動する)。
各グローバルワード線WLg[0]〜WLg[i]は、
各カラム構成ユニット(CU)100−0〜100−z
内のローカルワード線ドライバ103へそれぞれ供給さ
れる。
【0050】ローカルワード線ドライバ103は、グロ
ーバルワード線WLg[0]〜WLg[i]の線数と同
数(i+1個)の2入力ANDゲートG0〜Giと、イ
ンバータIとを備える。各2入力ANDゲートG0〜G
iの一方の入力端子はグローバルワード線WLg[0]
〜WLg[i]に接続される。Hレベルのセンス終了信
号FPD[0]〜FPD[z]はインバータIによって
反転され、この反転センス終了信号が各2入力ANDゲ
ートG0〜Giの他方の入力端子へそれぞれ供給され
る。各入力ANDゲートG0〜Giの出力端子は、各ロ
ーカルワード線WLr[0]〜WLr[i]にそれぞれ
接続される。
【0051】このローカルワード線ドライバ103は、
グローバルワード線ドライバ101によっていずれか1
つのグローバルワード線WLg[0]〜WLg[i]が
活性化(Hレベルに駆動)されると、2入力アンドゲー
トG0〜Giを介して活性化されたグローバルワード線
WLg[0]〜WLg[i]に対応するローカルワード
線WLr[0]〜WLr[i]を活性化(Hレベルに駆
動)する。そして、ローカルワード線ドライバ103
は、Hレベルのセンス終了信号FPD[0]〜FPD
[z]が供給された時点で、ローカルワード線WLr
[0]〜WLr[i]を非活性化する(Lレベルに駆動
する)。
【0052】図2は図1に示した同期式メモリの読み出
し動作を示すタイミングチャートである。図2(a)は
クロック信号CLKの論理レベルを、図2(b)はi番
目のグローバルワード線WLg[i]の論理レベルを、
図2(c)はi番目のローカルワード線WLr[i]の
論理レベルを、図2(d)はグローバルワード線ドライ
バ101に最も近い位置に配置されたカラム構成ユニッ
ト(CU)100−0内のセンスアンプ108から出力
されるセンス終了信号FPD[0]の論理レベルを示し
ている。図2(e)はビット線対D,DBの電位を示し
ている。
【0053】図2(f)はグローバルワード線ドライバ
101に最も近い位置に配置されたカラム構成ユニット
(CU)100−0の読み出しデータ出力DOUT
[0]の論理レベルを、図2(g)は他のカラム構成ユ
ニット(CU)100−1〜100−zの読み出しデー
タ出力DOUT[1]〜DOUT[z]の論理レベルを
示している。なお、図2では、読み出し時にi番目のグ
ローバルワード線WLg[i]、ならびに、ビット線対
D[0],DB[0]が選択された場合を示している。
また、図2ではグローバルワード線ドライバ101に最
も近い位置に配置されたカラム構成ユニット(CU)1
00−0の読み出し動作に注目したタイミングチャート
を示しているが、他のカラム構成ユニット(CU)10
0−1〜100−zからの読み出し動作も同様である。
【0054】図2(a)に示すクロック信号CLKがL
レベルからHレベルに遷移した後、図2(b)に示すよ
うに、グローバルワード線ドライバ101によって、ア
ドレスデコード出力信号A[0:i]により選択された
グローバルワード線WLg[i]がHレベルに駆動され
る。グローバルワード線WLg[i]がLレベルからH
レベルになると、ローカルワード線ドライバ103内の
2入力ANDゲートGiの出力であるローカルワード線
WLr[i]が、図2(c)に示すように、Lレベルか
らHレベルに変わる。
【0055】ローカルワード線WLr[i]がHレベル
に活性化され、また、カラムセレクタ部105によって
ビット線対D[0],DB[0]が選択されると、ロー
カルワード線WLr[i]とビット線対D[0],DB
[0]とによって1つのメモリセルMSが選択される。
これにより、図2(e)に示すように、選択されたメモ
リセルMSの記憶データに応じてビット線対D[0],
DB[0]に電位差が生じる。選択ビット線対D
[0],DB[0]が一定の電位差になると、図2
(f)に示すように、センスアンプ(SA)108から
読み出しデータ出力DOUT[0]が出力されるととも
に、図2(d)に示すように、Hレベルのセンス終了信
号FPD[0]が出力される。
【0056】Hレベルのセンス終了信号FPD[0]
は、ローカルワード線ドライバ103内のインバータI
で反転され、反転されたセンス終了信号FPD[0]が
各2入力ANDゲートG0〜Giの他方の入力端子に供
給されるので、それまでHレベルの出力を発生していた
2入力ANDゲートGiの出力はLレベルとなる。これ
により、図2(c)に示すように、ローカルワード線W
Lr[i]は非活性化される(Lレベルにプルダウンさ
れる)。
【0057】ローカルワード線WLr[i]が非活性化
されると(Lレベルにプルダウンされると)、それまで
選択状態にあったメモリセルMSは非選択状態(メモリ
セル内のデータ記憶回路の相補出力端子とビット線対D
[0],DB[0]との接続が遮断された状態)とな
り、図2(e)に示すように、ビット線対D[0],D
B[0]の電荷の放電が停止する。
【0058】クロック信号CLKが立ち上がった時点か
ら各センスアンプ108によって記憶データの読み出し
信号D[0]〜D[z]が出力されるまでのアクセス時
間tacc[0]〜tacc[z]は、出力ビット毎
(カラム構成ユニット毎)に異なることが知られてい
る。一般に、グローバルワード線ドライバ101から遠
い位置にある出力ビット(カラム構成ユニット)ほど、
アクセス時間taccが大きくなる。また、同一のカラ
ム構成ユニット内であっても、ローカルワード線ドライ
バ103から遠い位置にあるメモリセル列が選択される
ほど、アクセス時間taccは大きくなる。
【0059】図2(b)〜(f)は、グローバルワード
線ドライバ101に最も近いカラム構成ユニット(C
U)100−0の動作波形、言い換えれば、0ビット目
のデータの読み出し動作波形を示している。このため、
図2(f)に示す0ビット目(カラム構成ユニット10
0−0)の読み出し信号D[0]は、図2(g)に示す
他のビット(他のカラム構成ユニット100−1〜10
0−z)の読み出し信号D[1]〜D[z]よりも早く
出力される。
【0060】図8ならびに図9に示した従来の同期式メ
モリでは、最も長いアクセス時間taccが経過した後
にワード線を非活性化する構成をとっている。このた
め、アクセス時間が短くてすむカラム構成ユニットで
は、ビット線対の電位差が記憶データのセンスに必要な
電位差を越えても、ビット線対の電荷が放電されること
になる。このため、必要以上に放電された電荷をプリチ
ャージするための消費電力が増加する。
【0061】図1に示した同期式メモリは、各カラム構
成ユニット(CU)100−0〜100z毎に、センス
終了検出機能を備えたセンスアンプ108を備え、読み
出し対象となるメモリセルMSの記憶データ(読み出し
データ)のセンスが終了した時点で各カラム構成ユニッ
ト(CU)100−0〜100z毎に分割されたローカ
ルワード線WLr[0]〜WLr[i]を非活性化する
ので、読み出しデータD[0]〜D[z]を出力した直
後にローカルワード線WLr[0]〜WLr[i]を非
活性化することができる。これによって、ローカルワー
ド線WLr[0]〜WLr[i]の活性化時間tonを
短くできる。すなわち、各カラム構成ユニット(CU)
100−0〜100z毎にローカルワード線WLr
[0]〜WLr[i]の活性化時間tonを短縮するこ
とができる。
【0062】図2(a)に示したクロック信号CLKが
Lレベルになると、グローバルワード線ドライバ101
は、図2(b)に示すように、グローバルワード線WL
g[i]を非活性化(Lレベルに駆動)する。図2
(e)に示すように、クロック信号CLKがLベルとな
るプリチャージ期間Tpcに、プリチャージ部(PC)
104によってビット線対D[0],DB[0]〜D
[n],DB[n]のプリチャージがなされ、ビット線
対電位差Vpcはイコライズ(均等化)されるととも
に、ビット線対は所定のプリチャージ電位Vbpcまで
充電される(プルアップされる)。
【0063】図1に示した同期式メモリは、各カラム構
成ユニット(CU)100−0〜100z毎にローカル
ワード線WLr[0]〜WLr[i]の活性化時間to
nを短縮しているので、図2(e)に示したように、ビ
ット線対電位差Vpcが必要以上に大きくなることがな
い(ビット線対の電荷が必要以上に放電されることがな
い)。したがって、プリチャージに要する電荷量は小さ
くなり、プリチャージに要する消費電力を低減できる。
【0064】図3はセンス終了機能を備えたセンスアン
プの一具体例を示す回路構成図である。このセンスアン
プ108は、ビット線対D,DBの電位差をそれぞれ差
動増幅する2組の前段差動増幅回路81,82と、各前
段差動増幅回路81,82の各増幅出力DD,DDBを
差動増幅する後段差動増幅回路83と、各前段差動増幅
回路81,82の電源スイッチとして動作するnチャネ
ル電界効果トランジスタ(以下、nチャネルトランジス
タと記す)84と、後段差動増幅回路83の電源スイッ
チとして動作するnチャネル電界効果トランジスタ(以
下、nチャネルトランジスタと記す)85と、NAND
機能回路部86とからなる。
【0065】第1の前段差動増幅回路81は、カレント
ミラー構成のアクティブ負荷を構成する1対のpチャネ
ルトランジスタP11,P12と、差動増幅動作を行な
う1対のnチャネルトランジスタN11,N12と、ク
ロック信号CLKがLレベルの時に各nチャネルトラン
ジスタN11,N12の各ドレイン間を短絡させるpチ
ャネルトランジスタP13とを備える。
【0066】一方のビット線Dの電位は一方のnチャネ
ルトランジスタN11のゲートに供給される。他方のビ
ット線DBの電位は他方のnチャネルトランジスタN1
2のゲートに供給される。一方のnチャネルトランジス
タN11のドレインは一方のpチャネルトランジスタP
11のドレインに接続されるとともに、一方のnチャネ
ルトランジスタN11のドレイン側から第1の差動増幅
出力DDが取り出される。他方のnチャネルトランジス
タN12のドレインは他方のpチャネルトランジスタP
12のドレインに接続される。各nチャネルトランジス
タN11,N12のソースは相互接続されるとともに、
電源スイッチとして動作するnチャネルトランジスタ8
4のドレインに接続される。各pチャネルトランジスタ
P11,P12のソースはそれぞれ正電源V+に接続さ
れる。各pチャネルトランジスタP11,P12のゲー
トは相互接続されるとともに、他方のpチャネルトラン
ジスタP12のドレインに接続される。
【0067】第2の前段差動増幅回路82は、カレント
ミラー構成のアクティブ負荷を構成する1対のpチャネ
ルトランジスタP21,P22と、差動増幅動作を行な
う1対のnチャネルトランジスタN21,N22と、ク
ロック信号CLKがLレベルの時に各nチャネルトラン
ジスタN21,N22の各ドレイン間を短絡させるpチ
ャネルトランジスタP23とを備える。
【0068】一方のビット線Dの電位は一方のnチャネ
ルトランジスタN21のゲートに供給される。他方のビ
ット線DBの電位は他方のnチャネルトランジスタN2
2のゲートに供給される。一方のnチャネルトランジス
タN21のドレインは一方のpチャネルトランジスタP
21のドレインに接続される。他方のnチャネルトラン
ジスタN22のドレインは他方のpチャネルトランジス
タP22のドレインに接続されるとともに、他方のnチ
ャネルトランジスタN22のドレイン側から第2の差動
増幅出力DDBが取り出される。各nチャネルトランジ
スタN21,N22のソースは相互接続されるととも
に、電源スイッチとして動作するnチャネルトランジス
タ84のドレインに接続される。各pチャネルトランジ
スタP21,P22のソースはそれぞれ正電源V+に接
続される。各pチャネルトランジスタP21,P22の
ゲートは相互接続されるとともに、一方のpチャネルト
ランジスタP21のドレインに接続される。
【0069】クロック信号CLKがLレベルの場合、電
源スイッチとして動作するnチャネルトランジスタ84
はオフ状態であり、各前段差動増幅回路81,82に対
する電源供給が遮断されるため各前段差動増幅回路8
1,82は動作停止状態となる。クロック信号CLKが
Hレベルの場合、nチャネルトランジスタ84はオン状
態となり、各前段差動増幅回路81,82に電源が供給
される。また、クロック信号CLKのHレベルによって
pチャネルトランジスタP13,P23がオフ状態とな
る。これにより、各前段差動増幅回路81,82は動作
状態となって、第1の前段増幅回路81から第1の差動
増幅出力DDが出力され、第2の前段増幅回路82から
第2の差動増幅出力DDBが出力される。ここで、各差
動増幅出力DD,DDBは相補の関係となっている。
【0070】後段差動増幅回路83は、カレントミラー
構成のアクティブ負荷を構成する1対のpチャネルトラ
ンジスタP31,P32と、差動増幅動作を行なう1対
のnチャネルトランジスタN31,N32とを備える。
【0071】第1の差動増幅出力は一方のnチャネルト
ランジスタN31のゲートに供給される。第2の差動増
幅出力は他方のnチャネルトランジスタN32のゲート
に供給される。一方のnチャネルトランジスタN31の
ドレインは一方のpチャネルトランジスタP31のドレ
インに接続される。他方のnチャネルトランジスタN3
2のドレインは他方のpチャネルトランジスタP32の
ドレインに接続されるとともに、他方のnチャネルトラ
ンジスタN32のドレイン側から読み出しデータ出力D
OUTが取り出される。各nチャネルトランジスタN3
1,N32のソースは相互接続されるとともに、電源ス
イッチとして動作するnチャネルトランジスタ85のド
レインに接続される。各pチャネルトランジスタP3
1,P32のソースはそれぞれ正電源V+に接続され
る。各pチャネルトランジスタP31,P32のゲート
は相互接続されるとともに、一方のpチャネルトランジ
スタP31のドレインに接続される。
【0072】クロック信号CLKがLレベルの場合、電
源スイッチとして動作するnチャネルトランジスタ85
はオフ状態であり、後段差動増幅回路83に対する電源
供給が遮断されるため後段差動増幅回路83は動作停止
状態となる。クロック信号CLKがHレベルの場合、n
チャネルトランジスタ85はオン状態となり、後段差動
増幅回路83に電源が供給され、後段差動増幅回路83
は動作状態となる。動作状態となった後段差動増幅回路
83は、各前段差動増幅回路81,82の各出力DD,
DDBを差動増幅して読み出しデータ出力DOUTを出
力する。
【0073】NAND機能回路部86は、クロック信号
CLKがLレベルの時に第1の差動増幅出力DDの出力
ラインをプルアップするpチャネルトランジスタP61
と、クロック信号CLKがLレベルの時に第2の差動増
幅出力DDBの出力ラインをプルアップするpチャネル
トランジスタP62と、第1の差動増幅出力DDの論理
レベルを反転する第1のインバータI61と、第2の差
動増幅出力DDBの論理レベルを反転する第2のインバ
ータI62と、第1および第2のインバータI62,I
62の出力を入力としそれらの入力のNOR論理出力を
発生するNORゲートG61と、NORゲートG61の
出力を反転してセンス終了信号FPDを出力する第3の
インバータI63とからなる。
【0074】クロック信号CLKがHレベルの場合、各
pチャネルトランジスタP61,P62はオフ状態であ
る。このため、第1のインバータI61の入力端子には
第1の差動増幅出力DDが供給され、第2のインバータ
I62の入力端子には第2の差動増幅出力DDBが供給
される。選択されたメモリセルMSに対するセンスが行
なわれ、メモリセルMSの記憶データが読み出される
と、記憶データの内容に応じていずれか一方の差動増幅
出力DD,DDBが電位が低下する。後段差動増幅回路
83は、各差動増幅出力DD,DDBの電位差が記憶デ
ータを確実に読み出すのに必要な所定電位差を越える
と、読み出しデータ出力DOUTを出力してセンス終了
となる。
【0075】第1および第2のインバータI61,I6
2の入力しきい値電圧は、センス終了となる条件を考慮
して設定されている。したがって、いずれか一方の差動
増幅出力DD,DDBが電位がセンス終了となる条件ま
で低下した時点で、対応するインバータI61,I62
の出力がHレベルとなる。第1および第2のインバータ
I61,I62のいずれかの出力がHレベルとなると、
NORゲートG61の出力はLレベルとなり、第3のイ
ンバータI63を介してHレベルのセンス終了信号FP
Dが出力される。
【0076】クロック信号CLKがLレベルになると、
各pチャネルトランジスタP61,P62は動作状態と
なって、第1の差動増幅出力DDの出力ラインならびに
第2の差動増幅出力DDBの出力ラインをそれぞれプル
アップする。このため、第1および第2のインバータI
61,I62の各入力端子は共にHレベルとなり、各イ
ンバータI61,I62の出力は共にLレベルとなる。
したがって、NORゲートG61の出力はHレベルとな
り、第3のインバータI63を介してセンス終了信号F
PDはLレベルに駆動される。
【0077】以上のように図3に示したセンスアンプ1
08は、クロック信号CLKがLレベルからHレベルに
立ち上がるとセンス動作を開始し、読み出しデータ出力
DOUTが確定した時点で、Hレベルのセンス終了信号
FPDを出力する。Hレベルのセンス終了信号FPDは
クロック信号CLKがLベルに立ち下がるまで出力され
る。
【0078】図4はこの発明に係る半導体記憶装置の第
2実施形態に係る同期式メモリの回路ブロック構成図で
ある。図4は、図1に示したものと同様に、(n+1)
カラム[(i+1)*(n+1)]ワード×(z+1)
ビット構成の同期式メモリを示している。なお、zは奇
数である。図4に示す同期式メモリは、メモリブロック
200と、グローバルワード線ドライバ101とからな
る。メモリブロック200は、(z+1)個のカラム構
成ユニット(CU)200−0〜200−zを備える。
【0079】カラム構成ユニット(CU)200−0〜
200−zは、メモリセルアレイ102と、ローカルワ
ード線ドライバ(LWD)203と、プリチャージ部
(PC)104と、カラムセレクタ部(CS)105
と、ライトバッファ(WB)107と、センスアンプ
(SA)108とからなる。カラム構成ユニット(C
U)200−0〜200−zは、ローカルワード線ドラ
イバ(LWD)203の構成が図1に示したものと異な
るだけで、他の構成は図1に示したものと同じである。
【0080】ローカルワード線ドライバ(LWD)20
3は、各ローカルワード線WLr[0]〜WLr[i]
に対して、pチャネル電界効果トランジスタ(以下、p
チャネルトランジスタと記す)P0〜Piとnチャネル
電界効果トランジスタ(以下、nチャネルトランジスタ
と記す)N0〜Niとをそれぞれ備える。
【0081】各pチャネルトランジスタP0〜Piのゲ
ートにはセンス終了信号FPDが供給される。各pチャ
ネルトランジスタP0〜Piのソースまたはドレインの
一方がグローバルワード線WLg[0]〜WLg[i]
に接続され、他方がローカルワード線WLr[0]〜W
Lr[i]に接続される。各nチャネルトランジスタN
0〜Niゲートにはセンス終了信号FPDが供給され
る。各nチャネルトランジスタN0〜Niのドレインは
ローカルワード線WLr[0]〜WLr[i]に接続さ
れる。各nチャネルトランジスタN0〜Niのソースは
グランド(GND)に接続される(接地される)。
【0082】このローカルワード線ドライバ(LWD)
203は、センス終了信号FPDがLレベルのときに
は、pチャネルトランジスタP0〜Piがオンし(導通
状態となり)、グローバルワード線WLg[0]〜WL
g[i]とローカルワード線WLr[0]〜WLr
[i]とを接続する。センス終了信号FPDがLレベル
の場合、nチャネルトランジスタN0〜Niはオフ(非
導通状態)であるため、ローカルワード線WLr[0]
〜WLr[i]の電位はグローバルワード線WLg
[0]〜WLg[i]の電位と等しくなる。すなわち、
センス終了信号FPDがLレベルのときには、グローバ
ルワード線ドライバ101によって活性化されたグロー
バルワード線WLg[0]〜WLg[i]に対応するロ
ーカルワード線WLr[0]〜WLr[i]が活性化さ
れる。
【0083】センス終了信号FPDがHレベルのときに
は、pチャネルトランジスタP0〜Piがオフ(非導通
状態)となってグローバルワード線WLg[0]〜WL
g[i]とローカルワード線WLr[0]〜WLr
[i]との接続を遮断するとともに、nチャネルトラン
ジスタN0〜Niがオン(導通状態)となってローカル
ワード線WLr[0]〜WLr[i]の電位をLレベル
にプルダウンする。すなわち、センス終了信号FPDが
Hレベルのときには、ローカルワード線WLr[0]〜
WLr[i]の駆動が停止される(非活性化される)。
【0084】次に、図4に示した同期式メモリの読み出
し動作について説明する。図4に示した同期式メモリの
動作は、図1に示した同期式メモリの動作と同様である
ため、図2に示したタイミングチャートを参照する。な
お、以下の動作説明は、グローバルワード線WLg
[i]とビット線対D[0],DB[0]が選択された
場合を想定したものである。
【0085】クロック信号CLKが立ち上がった後、ア
ドレスデコーダ出力信号A[0:i]に基づいてグロー
バルワード線WLg[i]が選択される。このとき、グ
ローバルワード線WLg[i]がHレベル、センス終了
信号FPDがLレベルであるため、ローカルワード線W
Lr[i]はHレベルとなる(活性化される)。その
後、センスアンプ(SA)108からHレベルのセンス
終了信号FPDが出力されるため、ローカルワード線W
Lr[i]は立ち下がりLレベルになる(非活性化され
る)。
【0086】この結果、図4に示す同期式メモリにおけ
るローカルワード線WLg[0]〜WLg[i]の活性
化時間tonは、読み出しデータ出力ビット毎(カラム
構成ユニット200−0〜200−z)に短縮される。
よって、ビット線プリチャージに要する消費電力は、図
1に示した同期式メモリと同様に低減できる。
【0087】図1に示したローカルワード線ドライバ1
03は2入力ANDゲートG0〜Giを用いている。2
入力ANDゲートG0〜Giを構成するには6個のトラ
ンジスタが必要である。これに対して、図4に示したロ
ーカルワード線ドライバ203は2個のトランジスタで
構成しているので、チップ面積を縮小できる。
【0088】図5はこの発明に係る半導体記憶装置の第
3実施形態に係る同期式メモリの回路ブロック構成図で
ある。図5に示す同期式メモリは、複数個のメモリブロ
ック300と、グローバルワード線ドライバ101とか
らなる。メモリブロック300は、8組のカラム構成ユ
ニット(CU)301−0〜301〜7と、1つのロー
カルワード線ドライバ(LWD)302とからなる。す
なわち、1つのローカルワード線ドライバ(LWD)3
02に対して、書き込みならびに読み出しのデータが8
ビット単位で構成されるメモリブロック300を((z
+1)/8)組配置してなる。ローカルワード線WLr
[0]〜WLr[i]は、8個(8ビット分)のメモリ
セルアレイ102に接続される。
【0089】カラム構成ユニット(CU)301−0〜
301〜7は、メモリセルアレイ102と、プリチャー
ジ部(PC)104と、カラムセレクタ部(CS)10
5と、センスアンプ106,108と、ライトバッファ
(WB)107とからなる。第1〜第7(0ビット目か
ら6ビット目)のカラム構成ユニット(CU)301−
0〜301−6は、センス終了検出機能を備えていない
センスアンプ106を備えており、第8(7ビット目)
のカラム構成ユニット(CU)301−7はセンス終了
検出機能を備えたセンスアンプ108を備えている。
【0090】センス終了検出機能を備えていないセンス
アンプ106は、図3に示したセンスアンプからNAN
D機能回路部86を除いた回路構成のものを用いること
ができる。センスアンプ108によって生成されたセン
ス終了信号FPDは、ローカルワード線ドライバ(LW
D)302へ供給される。ローカルワード線ドライバ
(LWD)302は、図1に示した2入力ANDゲート
を用いて構成したローカルワード線ドライバ(LWD)
103、または、図4に示した電界効果トランジスタを
用いて構成したローカルワード線ドライバ(LWD)2
03を用いることができる。
【0091】次に、図5に示した同期式メモリの読み出
し動作を説明する。なお、ここでは読み出しデータの0
から7ビット目までに着目し、グローバルワード線WL
g[i]が選択された場合を想定して、その読み出し動
作を説明する。
【0092】図6は図5に示した同期式メモリの読み出
し動作を示すタイミングチャートである。図6(a)は
クロック信号CLKの論理レベルを、図6(b)はi番
目のグローバルワード線WLg[i]の論理レベルを、
図6(c)はi番目のローカルワード線WLr[i]の
論理レベルを、図6(d)はセンス終了検出機能を備え
たセンスアンプ(読み出しデータ7ビット目のセンスア
ンプ)108から出力されるセンス終了信号FPDの論
理レベルを示している。図6(e)はビット線対D,D
Bの電位を示している。図6(f)は7ビット目の読み
出しデータ出力DOUT[0]の論理レベルを、図6
(g)は0〜6ビット目の読み出しデータ出力DOUT
[0]の論理レベルを示している。
【0093】図6(a)に示すクロック信号CLKが立
ち上がると、グローバルワード線ドライバ101は、図
6(b)に示すようにアドレスデコード出力信号A
[0:i]に基づいて選択指定されたグローバルワード
線WLg[i]をHレベルに駆動する(活性化する)。
ローカルワード線ドライバ302は、センス終了信号F
PDがLレベルであるので、グローバルワード線WLg
[i]のHレベルに基づいて図6(c)に示すようにロ
ーカルワード線WLr[i]をHレベルに駆動する(活
性化する)。
【0094】図6(g)に示すように、各センスアンプ
106から0ビット目から6ビット目までの読み出しデ
ータ出力D[0]〜D「6]が順次出力された後に、図
6(f)に示すようにセンス終了機能を備えたセンスア
ンプ108から7ビット目の読み出しデータ出力D
[7]が出力されるとともに、図6(d)に示すように
センスアンプ108からHレベルのセンス終了信号FP
Dが出力される。このHレベルのセンス終了信号FPD
はローカルワード線ドライバ302に供給される。ロー
カルワード線ドライバ302は、センス終了信号FPD
がHレベルになると、図6(c)に示すように、ローカ
ルワード線WLr[i]をLレベルに駆動する(非活性
化する)。
【0095】この結果、図5に示した同期式メモリにお
けるローカルワード線WLg[0]〜[i]の活性化時
間tonは、読み出しデータの8ビット毎(メモリブロ
ック300毎)に短縮される。よって、ビット線プリチ
ャージに要する消費電力を低減できる。
【0096】図5に示した同期式メモリは、図1に示し
た第1の実施形態ならびに図4に示した第2の実施形態
と比較して、ローカルワード線ドライバ302の個数を
少なくできるため、同期式メモリのチップ面積をより小
さくできる。
【0097】図7はこの発明に係る半導体記憶装置の第
4実施形態に係る同期式メモリの回路ブロック構成図で
ある。図7に示す同期式メモリは、複数個のメモリブロ
ック400と、グローバルワード線ドライバ101とか
らなる。メモリブロック400は、8組のカラム構成ユ
ニット(CU)401−0〜401〜7と、1つのロー
カルワード線ドライバ(LWD)302とからなる。す
なわち、1つのローカルワード線ドライバ(LWD)3
02に対して、書き込みならびに読み出しのデータが8
ビット単位で構成されるメモリブロック400を((z
+1)/8)組配置してなる。ローカルワード線WLr
[0]〜WLr[i]は、8個(8ビット分)のメモリ
セルアレイ102に接続される。
【0098】カラム構成ユニット(CU)401−0〜
401〜7は、メモリセルアレイ102と、プリチャー
ジ部(PC)104と、カラムセレクタ部(CS)10
5と、ライトバッファ(WB)107と、センス終了検
出機能を備えたセンスアンプ108とからなる。
【0099】図7に示した同期式メモリは、全てのセン
スアンプ108でセンス終了検出を行なう構成とした点
が、図5に示した同期式メモリと異なる。各センスアン
プ108から出力されたセンス終了信号FPD[0]〜
FPD[7]は、8入力ANDゲート303の各入力へ
それぞれ供給され、8入力ANDゲート303の出力が
ブロック内センス終了信号としてローカルワード線ドラ
イバ302へ供給される。すなわち、図7に示した同期
式メモリは、8組のカラム構成ユニット(CU)401
−0〜401〜7の全てが読み出し完了となった時点で
ブロック内センス終了信号をHレベルとし、活性状態に
あるローカルワード線WLr[0]〜WLr[i]を非
活性化する構成としたものである。
【0100】次に、図7に示した同期式メモリの読み出
し動作を、読み出しデータの0ビット目から7ビット目
までに着目し、グローバルワード線WLg[i]が選択
された場合を想定して説明する。図7に示した同期式メ
モリの基本的な動作は図5に示した同期式メモリの読み
出し動作と同じであるが、図7に示した同期式メモリの
読み出し動作の特徴は、選択されたローカルワード線W
Lr[i]の立ち下げ(非活性化)を、8個のセンス終
了信号FPD[0]〜FPD[7]が全てHレベルとな
った時点を行なう点にある。言い換えれば、8ビットの
読み出しデータのなかで最もセンス終了が遅いタイミン
グに合せて、ローカルワード線WLr[0]〜[i]の
活性化時間tonを決定するようにしたものである。
【0101】この結果、図7に示した同期式メモリは、
図5に示した同期式メモリと同様に、ローカルワード線
WLr[0]〜[i]の活性化時間tonを読み出しデ
ータの8ビット毎(メモリブロック400毎)に短縮す
ることができる。よって、よって、ビット線プリチャー
ジに要する消費電力を低減することができる。
【0102】また、図7に示した同期式メモリは、図5
に示した同期式メモリと同様に、図1に示した第1の実
施形態ならびに図4に示した第2の実施形態と比較し
て、ローカルワード線ドライバ302の個数を少なくで
きるため、同期式メモリのチップ面積をより小さくでき
る。
【0103】さらに、図7に示した同期式メモリは、メ
モリブロック400内のどのカラム構成ユニット401
−0〜401−7のセンス終了が遅くなっても、最も遅
いセンス終了タイミングに合せてローカルワード線WL
r[0]〜[i]を自動的に立ち下げることが可能であ
る。したがって、例えば7ビット目の読み出しデータ出
力タイミングよりも他のビットの読み出しデータ出力タ
イミングが遅くなるような場合でも、各ビットの読み出
しデータを確実に出力させることができる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る半導
体記憶装置は、1または複数のメモリセル列単位で分割
したカラム構成ユニット毎に、カラム構成ユニット毎に
分割されたローカルワード線を駆動するローカルワード
線ドライバと、センス終了機能を備えたセンスアンプと
を設けたので、カラム構成ユニット毎にセンス終了時点
でローカルワード線を非活性化できる。これにより、ロ
ーカルワード線の活性化期間を各カラム構成ユニット毎
に決定できる。したがって、ローカルワード線の活性化
期間を短縮でき、ビット線対の電位差が過大になること
を防止できる。よって、ビット線対をプリチャージする
ための消費電力を低減でき、低消費電力の半導体記憶装
置を提供することができる。
【0105】2入力ANDゲート等の論理積回路を用い
てローカルワード線ドライバを構成することで、ローカ
ルワード線ドライバの回路構成を簡易できる。また、ロ
ーカルワード線ドライバを、ローカルワード線を高レベ
ルに駆動するトランジスタとローカルワード線を低レベ
ルに駆動するトランジスタとで構成することで、ローカ
ルワード線ドライバを構成するトランジスタ素子数が低
減することができ、半導体記憶装置のチップ面積を縮小
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半導体記憶装置の第1実施形態
に係る同期式メモリの回路ブロック構成図である。
【図2】図1に示した同期式メモリの読み出し動作を示
すタイミングチャートである。
【図3】センス終了機能を備えたセンスアンプの一具体
例を示す回路構成図である。
【図4】この発明に係る半導体記憶装置の第2実施形態
に係る同期式メモリの回路ブロック構成図である。
【図5】この発明に係る半導体記憶装置の第3実施形態
に係る同期式メモリの回路ブロック構成図である。
【図6】図5に示した同期式メモリの読み出し動作を示
すタイミングチャートである。
【図7】この発明に係る半導体記憶装置の第4実施形態
に係る同期式メモリの回路ブロック構成図である。
【図8】従来の同期式メモリの回路ブロック構成図であ
る。
【図9】従来の他の同期式メモリの回路ブロック構成図
である。
【図10】図9に示した同期式メモリの読み出し動作を
示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
100,200,300,400 メモリブロック 100−0〜100−z,200−0〜200−z,3
01−0〜301−7,401−0〜401−7 カラ
ム構成ユニット 101 グローバルワード線ドライバ 102 メモリセルアレイ 103,203,302 ローカルワード線ドライバ 104 プリチャージ部 105 カラムセレクタ部 106 センスアンプ(センス終了検出機能なし) 107 ライトバッファ 108 センス終了検出機能を備えたセンスアンプ G0〜Gi 2入力ANDゲート N0〜Ni nチャネル電界効果トランジスタ P0〜Pi pチャネル電界効果トランジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1または複数のメモリセル列単位で分割
    したカラム構成ユニット毎に、前記カラム構成ユニット
    毎に分割されたローカルワード線を駆動するローカルワ
    ード線ドライバと、センス終了機能を備えたセンスアン
    プとをそれぞれ設けるとともに、前記ローカルワード線
    ドライバは前記センスアンプから供給されるセンス終了
    信号に基づいて前記ローカルワード線を非活性化する構
    成としたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記ローカルワード線ドライバは論理積
    回路を介して前記ローカルワード線を駆動するととも
    に、前記論理積回路の入力を前記センス終了信号に基づ
    いて制御することで前記ローカルワード線を非活性化す
    る構成としたことを特徴とする請求項1記載の半導体記
    憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ローカルワード線ドライバは、前記
    ローカルワード線を高レベルに駆動するトランジスタ
    と、前記ローカルワード線を低レベルに駆動するトラン
    ジスタとで構成したことを特徴とする請求項1記載の半
    導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体記憶装置が同期式メモリであ
    る、請求項1、2又は3記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記論理積回路が2入力ANDゲートで
    ある、請求項2記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記トランジスタがnチャネル電界効果
    トランジスタ又はpチャネル電界効果トランジスタであ
    る、請求項3記載の半導体記憶装置。
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