JP2001143473A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2001143473A
JP2001143473A JP31958699A JP31958699A JP2001143473A JP 2001143473 A JP2001143473 A JP 2001143473A JP 31958699 A JP31958699 A JP 31958699A JP 31958699 A JP31958699 A JP 31958699A JP 2001143473 A JP2001143473 A JP 2001143473A
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JP
Japan
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circuit
control signal
bit line
transistor
memory device
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JP31958699A
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Toru Ueda
亨 上田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチポートを有する半導体装置において、電
源電圧が高いと読み出しが遅く、電源電圧が低いと誤動
作しやすい。 【解決手段】読み出しポートRPTと書き込みポートW
PTの少なくとも一方を複数有する半導体記憶装置であ
って、ビット線BITに接続されたプリチャージ手段
(pMOSトランジスタP1)と、ビット線BITに接
続され、データ読み出し時に導通しプリチャージ手段か
ら付与されたプリチャージ電位をメモリセルMC側に伝
達する相補型トランジスタ構成のスイッチング素子(ト
ランスミッションゲートTG)と、電源電圧VDDに応じ
たパルス幅の制御信号CS’を生成し、スイッチング素
子のpMOSトランジスタP0に供給する制御信号発生
回路20とを有する。制御信号発生回路20は、遅延回
路(たとえば、バッファ回路BF)とNANDゲートN
D1,ND2からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書き込みポートと
読み出しポートの少なくとも一方を複数有する、いわゆ
るマルチポート半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のマルチポートを有するS
RAMの第1の構成例を示す回路図である。図5に示す
SRAMにおいて、メモリセルMCは、インバータIN
V1,INV2からなるラッチ回路、それぞれトランジ
スタTW1,TW2からなる書き込みポートWPT1,
WPT2、トランジスタTR1,TR2からなる読み出
しポートRPTを有する2書き込みポート・1読み出し
ポート型のマルチポートメモリセルである。
【0003】書き込みポートを構成するトランジスタT
W1とTW2は、ラッチ回路の第1記憶ノードN1と基
準電位VSSの供給線との間、または第2記憶ノードN2
と基準電位VSSの供給線との間に直列接続されている。
トランジスタTW1のゲートは書き込みワード線WWに
接続され、書き込みポートWPT1のトランジスタTW
2のゲートは書き込み線WBに接続され、書き込みポー
トWPT2のトランジスタTW2のゲートは書き込み補
線WBBに接続されている。
【0004】読み出しポートRPTにおいて、トランジ
スタTR1とTR2がビット線BITと基準電位VSS
供給線との間に直列接続されている。トランジスタTR
1のゲートが読み出しワード線RWに接続され、トラン
ジスタTR2のゲートがラッチ回路の第1記憶ノードN
1に接続されている。
【0005】このような構成のマルチポートを有するメ
モリセルMCは、図示しないメモリセルアレイ内に行列
状に多数配置されている。
【0006】メモリセルアレイの周辺回路において、ビ
ット線BITの途中に、CMOSトランスミッションゲ
ートTGが接続されている。CMOSトランスミッショ
ンゲートTGは、ソースとドレインが相互に接続された
pMOSトランジスタP0とnMOSトランジスタN0
とからなる。nMOSトランジスタN0のゲートは、カ
ラム選択信号CSの供給線に接続されている。また、n
MOSトランジスタN0のゲートとpMOSトランジス
タP0のゲートの間に、インバータINV3が接続され
ている。したがって、pMOSトランジスタP0はカラ
ム選択信号CSの反転信号CS_により制御される。
【0007】読出系回路の構成要素として、インバータ
INV4が設けられている。インバータINV4の入力
は、上記pMOSトランジスタP0のソースとnMOS
トランジスタN0のドレインの接続点に接続されてい
る。また、インバータINV4の入力と電源電圧VDD
供給線との間に、2つのpMOSトランジスタP1,P
2が並列に接続されている。pMOSトランジスタP1
のゲートは、読み出しイネーブル信号REの供給線に接
続され、pMOSトランジスタP2のゲートはインバー
タINV4の出力に接続されている。pMOSトランジ
スタP1はプリチャージ用トランジスタとして機能し、
pMOSトランジスタP2とインバータINV4とから
センスアンプSAが構成される。
【0008】図6は、このSRAMの読み出し動作を示
すフローチャートである。なお、この図6では、ハイレ
ベルのデータ読み出し(以下、“1”読み出し)と、ロ
ーレベルのデータ読み出し(以下、“0”読み出し)を
示している。
【0009】図6において、読み出し動作前の状態で
は、読み出しワード線RWがローレベルを維持し、読み
出しポートRPT内のトランジスタTR1がオフしてい
る。また、カラム選択信号CSがローレベルであり、ト
ランスミッションゲートTGがオフしているため、ビッ
ト線BITは読み出し系回路と切り離されている。この
とき、読み出しイネーブル信号REもローレベルである
ことから、プリチャージ用のpMOSトランジスタP1
がオンして、インバータINV4の入力ノードAは、ハ
イレベル(電源電圧VDD)にプリチャージされている。
なお、ノードAがハイレベルであることから、インバー
タINV4の出力OUTがローレベルであり、したがっ
て、このとき、もう一つのpMOSトランジスタP2も
オンしている。
【0010】この状態で、カラム選択信号CSがローレ
ベルからハイレベルに推移すると、トランスミッション
ゲートTGがオンし、ビット線BITがプリチャージさ
れる。このプリチャージでは、トランスミッションゲー
トTG内にpMOSトランジスタP0を有することか
ら、ビット線BITがほぼ電源電圧VDDと高い電位にま
で達する。また、トランスミッションゲートTG内にn
MOSトランジスタN0を有することから、プリチャー
ジがスムーズである。
【0011】つぎに、読み出しワード線RWの印加電圧
および読み出しイネーブル信号REが、ローレベルから
ハイレベルに推移する。これにより、メモリセル内の読
み出し用の選択トランジスタTR1がオンする一方で、
プリチャージ用トランジスタP1がオフする。このプリ
チャージ用トランジスタP1がオフした後も、ノードA
がハイレベルであるため、もう一つのpMOSトランジ
スタP2はオンし、ノードAは引く続きハイレベルを維
持しようとする。
【0012】メモリセルの記憶データが“1”、即ち第
1記憶ノードN1がハイレベルのときは、読み出しポー
トRPTのトランジスタTR1に加え、トランジスタT
R2もオンするため、ビット線BITから電荷が引き抜
かれる。読み出しポート内のトランジスタ駆動能力が大
きいため、この電荷引き抜きがpMOSトランジスタP
2による電荷供給に勝り、図6(D)の左半分に示すよ
うに、ビット線電位が低下する。ビット線電位があるし
きい値以下になると、ノードAの論理レベルが反転する
ためpMOSトランジスタP2がカットオフするととも
に、図6(F)の左半分に示すように、インバータIN
V4の出力OUTがローレベルからハイレベルに移行す
る。
【0013】所定の時間経過後に、読み出しワード線R
Wの印加電圧、カラム選択信号CSおよび読み出しイネ
ーブル信号REが、すべてハイレベルからローレベルに
戻される。これにより、トランジスタTR1およびトラ
ンスミッションゲートTGがオフして、メモリセルおよ
び読み出し系回路がビット線BITから切り離される一
方で、プリチャージ用トランジスタP1が再びオンして
ノードAがハイレベルに移行する。したがって、出力ノ
ードOUTがハイレベルからローレベルに移行する。
【0014】これに対し、メモリセルの記憶データが
“0”、即ち第1記憶ノードN1がローレベルのとき
は、読み出しポートRPT内のトランジスタTR2がオ
フのままであるため、ビット線電荷の引き抜きは行われ
ず、ノードAはハイレベルを維持するため、出力ノード
に正のパルスが現出しない。
【0015】このようにメモリセル内の記憶データの論
理に応じて、読み出し系回路の出力ノードOUTに現出
するパルスの有無が決まる。この出力ノード信号が記憶
データとして、データバスに送出され、読み出し動作が
終了する。
【0016】図7は、従来のマルチポートを有するSR
AMの第2の構成例を示す回路図である。図7に示すS
RAMが、図5と異なるのはカラム選択回路の構成であ
る。つまり、図5に示すカラム選択回路がトランスミッ
ションゲートとインバータから構成されていたのに対
し、図7では、ビット線途中に、カラム選択信号CSに
より制御される1つnMOSトランジスタN0のみが接
続されている。その他のメモリセルおよび読み出し系回
路の構成は、図5と同様である。
【0017】図8は、このSRAMの読み出し(“1”
および“0”読み出し)動作を示すフローチャートであ
る。基本的には、図6に示す場合と同じであるが、本例
では、カラム選択(ビット線接続)がnMOSトランジ
スタで行われるため、そのしきい値電圧をVthn 、プリ
チャージ電圧を電源電圧VDDとすると、プリチャージ後
のビット線電位は(VDD−Vthn )となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す構成のSR
AMでは、カラム選択用の素子としてCMOSトランス
ミッションゲートTGが用いられていることからビット
線BITのプリチャージ電圧が電源電圧VDDと高く、こ
のため電荷引き抜きの速度が遅く、読み出しに時間がか
かるという課題がある。
【0019】これに対し、図7に示す回路構成では、ビ
ット線BITのプリチャージ電圧が(VDD−Vthn )と
相対的に低く、この電位を電荷引き抜きにより基準電位
SSまで変化させるので、読み出し動作が速いといった
利点がある。ところが、この回路では、低電源電圧化に
ともなってノイズに対する動作マージンが減少し、誤動
作を招きやすいという欠点がある。
【0020】従来構成の2ポートSRAMでは、ビット
線のプリチャージ電圧に関し、高速読み出し動作と低電
源電圧化における動作信頼性確保との観点からそれぞれ
に最適値が存在し、高速読み出し仕様のSRAMと、低
電源電圧仕様のSRAMとでカラム選択回路を共用でき
なかった。また、近年、電源電圧が益々低くなる傾向に
あるが、他の回路などでは低電圧化の余裕がまだあるに
もかかわらず、従来の構成のカラム選択回路を用いるか
ぎり読み出し時の誤動作が制約となって、余り低電源電
圧化が進まないというのが現状であった。
【0021】本発明の目的は、低電源電圧用途にも高速
読み出し用途にも広く対応でき、また、低電源電圧化し
ても誤動作しにくい構成の、マルチポートを有する半導
体記憶装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係
る半導体装置は、読み出しポートと書き込みポートの少
なくとも一方をメモリセル内に複数有し、メモリセルに
ビット線または書き込み線からデータを書き込む、或い
はメモリセルからビット線にデータを読み出す際、ビッ
ト線に連なる複数のメモリセルのうち異なるメモリセル
に対し同時に、書き込みおよび/または読み出しが可能
な半導体記憶装置であって、上記ビット線に接続された
プリチャージ手段と、上記ビット線に接続され、データ
読み出し時に導通し上記プリチャージ手段から付与され
たプリチャージ電位を上記メモリセル側に伝達する相補
型トランジスタ構成のスイッチング素子と、電源電圧に
応じたパルス幅の制御信号を生成し、上記スイッチング
素子に供給する制御信号発生回路とを有する。
【0023】好適に、上記スイッチング素子は、上記ビ
ット線の途中に接続され、ソースとドレインが相互に接
続されたnチャネル型の絶縁ゲート電界効果トランジス
タおよびpチャネル型の絶縁ゲート電界効果トランジス
タからなる。
【0024】好適に、上記制御信号発生回路は、上記ス
イッチング素子の動作時に上記pチャネル型の絶縁ゲー
ト電界効果トランジスタに制御信号を印加することによ
り、当該トランジスタを電源電圧に応じた長さの時間だ
け導通させる。好適に、上記制御信号発生回路は、その
入力端子と上記pチャネル型の絶縁ゲート電界効果トラ
ンジスタのゲートに接続された出力端子との間に接続さ
れ、入力信号を遅延させる遅延回路を含む。この遅延回
路は、たとえば、直列接続された複数個のバッファ、あ
るいは直列接続された偶数個のインバータからなる。
【0025】たとえば、上記制御信号発生回路は、その
入力端子と上記pチャネル型の絶縁ゲート電界効果トラ
ンジスタのゲートに接続された出力端子との間に接続さ
れ、入力信号を遅延させる非反転型の遅延回路と、カス
コード接続された偶数個のNANDゲートとを有し、上
記偶数個のNANDゲートの一方入力のそれぞれが上記
入力端子に接続され、他方入力のそれぞれが前段のNA
NDゲートまたは上記遅延回路の出力に接続されてい
る。あるいは、上記制御信号発生回路は、その入力端子
と上記pチャネル型の絶縁ゲート電界効果トランジスタ
のゲートに接続された出力端子との間に接続され、入力
信号を遅延させる反転型の遅延回路と、カスコード接続
された奇数個のNANDゲートとを有し、上記奇数個の
NANDゲートの一方入力のそれぞれが上記入力端子に
接続され、他方入力のそれぞれが前段のNANDゲート
または上記遅延回路の出力に接続されている。
【0026】上記メモリセルは、たとえば、第1および
第2の記憶ノードを異なる電位で保持するラッチ回路
と、書き込み時に、共通の書き込みワード線の印加電圧
に基づいて、上記ラッチ回路の第1および第2の記憶ノ
ードに書き込み線または書き込み補線から上記電位を設
定する2つの書き込みポートと、上記ラッチ回路の第1
の記憶ノードと上記ビット線との間に接続され、読み出
し時に、読み出しワード線の印加電圧に基づき、かつ上
記第1の記憶ノードの設定電位に応じて、上記プリチャ
ージ手段により予め充電されているビット線の電位を変
化させるための読み出しポートとを有する。読み出しポ
ートは、ゲートが上記第1記憶ノードに接続され、ソー
スが基準電位の供給線に接続された電荷引き抜き用トラ
ンジスタと、上記ビット線と上記電荷引き抜き用トラン
ジスタのドレインとの間に接続され、上記読み出しワー
ド線にゲートが接続された選択トランジスタとを有す
る。
【0027】このように構成された半導体記憶装置で
は、読み出し時にスイッチング素子を動作させる際、制
御信号発生回路が、当該スイッチング素子を構成するp
チャネル型の絶縁ゲート電界効果トランジスタ(pチャ
ネルFET)に制御信号を印加して、電源電圧に応じた
時間だけオンさせる。具体的には、スイッチング素子を
構成するnチャネルFETがオンする時間の、たとえば
最初から一定時間だけpチャネルFETをオンさせる。
このpチャネルFETがオンする一定時間は、電源電圧
により変化する。たとえば、電源電圧が高いとpチャネ
ルFETの導通時間が短く、電源電圧が低くなるにした
がって、この導通時間が長くなる。
【0028】読み出し動作に先立って、このスイッチン
グ素子を介してプリチャージ電圧がビット線に供給され
るが、nチャネルFETのしきい値電圧をVthn 、電源
電圧をVDDとすると、電源電圧VDDが高い場合、制御信
号発生回路が制御信号のパルス幅を短くして、ビット線
が(VDD−Vthn )に到達するまえにpチャネルFET
の導通を終了させる。したがって、この場合、プリチャ
ージの最終段階ではnチャネルFETのみがオンしてい
ることになり、ビット線電位は(VDD−Vthn)までし
か上がらない。その一方、電源電圧VDDが高い場合、制
御信号発生回路が制御信号のパルス幅を長くなるように
変化させて、ビット線が(VDD−Vthn )に到達した後
も十分に長くpチャネルFETを導通させる。したがっ
て、この場合、プリチャージの最終段階ではnチャネル
FET、pチャネルFETともにオンしていることにな
り、ビット線電位は電源電圧VDDまで充電できる。この
ように、本発明に係る半導体記憶装置では、電源電圧が
高いときはビット線のプリチャージ電圧を電源電圧より
低くし、電源電圧が低いときはビット線のプリチャージ
電圧を電源電圧にすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態に係るマルチ
ポートを有するSRAMの要部構成をメモリセルアレイ
を中心に示すブロック図である。
【0030】図1に示すSRAM1は、メモリセルアレ
イ2、ロウデコーダ3,4、カラムデコーダ5、カラム
選択回路6、読み出し回路7、書き込み回路8、入出力
回路9、およびコントロール回路10を有する。
【0031】メモリセルアレイ2は、例えば、M×N個
のメモリセルMC11,…,MC1M,MC21,…,M
2M,MCN1,…,MCNMにより構成されており、これ
らのメモリセルは、図示のように行列状に配置されてい
る。この各メモリセルに対し、読み出しワード線R
j ,(j=1,2,…,N)、書き込みワード線WW
j 、ビット線対BITi (i=1,2,…,M)、書き
込み線WBi および書き込み補線WBBi がそれぞれ接
続されている。これらメモリセルの具体的な構成は、後
述する。
【0032】ロウデコーダ3は、リードアドレス信号R
ADRを受けて、それに応じて読み出しワード線RW
1,RW2,…,RWN を選択し、選択したワード線R
j を例えばハイレベルに変化させて活性化する。ロウ
デコーダ4は、ライトアドレス信号WADRを受けて、
それに応じて書き込みワード線WW1,WW2,…,W
N を選択し、選択したワード線WWj を例えばハイレ
ベルに変化させて活性化する。
【0033】カラムデコーダ5内には、具体的構成例は
後述するが、制御信号発生回路が設けられている。カラ
ムデコーダ5は、リードアドレス信号RADRを受け
て、それに応じてカラム選択回路6を制御し、ビット線
BIT1 ,BIT2 ,…,BITM の何れかを選択す
る。制御信号発生回路は、カラム選択回路内のトランス
ミッションゲートに、カラム選択信号CSと、カラム選
択信号CSから生成された制御信号CS’を供給する。
【0034】カラム選択回路6は、例えばCMOSトラ
ンスミッションゲートにより構成され、そのオン/オフ
により、読み出し回路7の、選択されたビット線BIT
i への接続を制御する。また、書き込み回路8の、選択
されたビット線BITi への接続を制御する。読み出し
時には、メモリセル内の記憶データが選択されたビット
線BITi からカラム選択回路6を経て、読み出し回路
7内のセンスアンプにより検出され、検出結果は入出力
回路9を介して、読み出しデータDout として外部のデ
ータバス等に出力される。
【0035】本例における書き込み回路8は、入力デー
タDinを、メモリセルアレイ2内の同一ワード線に連な
る全てのメモリセル、例えば256個のメモリセルに並
列に書き込む。すなわち、入出力回路9から書き込み回
路8に入力された書き込みデータDinが、書き込み回路
内でラッチされ、カラム選択とともに全ての書き込み線
WB1 〜WBM に一斉に移され、選択ワード線に連なる
全てのメモリセル内に一斉に書き込まれる。
【0036】コントロール回路10は、外部から入力さ
れた読み出しイネーブル信号REまたは書き込みイネー
ブル信号WEに基づいて、ロウデコーダ3,4に対しデ
コード許可を行う。また、コントロール回路20は、書
き込みイネーブル信号WEを読み出し回路7内に設けら
れたプリチャージ用トランジスタに出力する、あるい
は、書き込みイネーブル信号WEを書き込み回路8に出
力して、書き込み/読み出し制御を行う。
【0037】図1に示すSRAM1において、書き込み
時に、コントロール回路10から書き込みイネーブル信
号WEが書き込み回路8に出力されると、入出力回路9
を介して書き込み回路8内に予め設定されていた入力デ
ータDinが一斉に、書き込み線WB,書き込み補線WB
Bに送出され、これにより書き込み線対の電位が設定さ
れる。この状態で、所定の書き込みアドレス信号WAD
Rに応じて、ロウデコーダ4により書き込みワード線W
W1,WW2,…,WWN のうち所定のワード線が選択
され、活性化される。すると、設定された書き込み線対
の電位に応じて、選択された書き込みワード線に連なる
メモリセルに対し、一斉にデータが書き込まれる。
【0038】読み出し時には、コントロール回路10か
ら読み出しイネーブル信号REが読み出し回路7に出力
される。また、読み出しアドレス信号RADRに応じ
て、カラムデコーダ5からカラム選択信号CS,CS’
がカラム選択回路6に出力される。これにより、ビット
線BITが所定電位にプリチャージされる。この状態
で、読み出しアドレス信号RADRに応じて、ロウデコ
ーダ3により、読み出しワード線RW1,RW2,…,
RWN から所定のワード線が選択され、活性化される。
読み出しワード線RWj が選択された場合、選択した読
み出しワード線に接続されているメモリセルの記憶デー
タがビット線BITi に読み出され、読み出し回路7に
よりセンシングされた後、入出力回路9を介して読み出
しデータDoutとして外部に出力される。
【0039】図2は、図1のSRAMの要部構成を抜き
出して示す回路図である。図2において、メモリセルM
Cは、インバータINV1,INV2からなるラッチ回
路、それぞれトランジスタTW1,TW2からなる書き
込みポートWPT1,WPT2、トランジスタTR1,
TR2からなる読み出しポートRPTを有する2書き込
みポート・1読み出しポート型のマルチポートメモリセ
ルである。
【0040】書き込みポートを構成するトランジスタT
W1とTW2は、ラッチ回路の第1記憶ノードN1と基
準電位VSSの供給線との間、または第2記憶ノードN2
と基準電位VSSの供給線との間に直列接続されている。
トランジスタTW1のゲートは書き込みワード線WWに
接続され、書き込みポートWPT1のトランジスタTW
2のゲートは書き込み線WBに接続され、書き込みポー
トWPT2のトランジスタTW2のゲートは書き込み補
線WBBに接続されている。
【0041】読み出しポートRPTにおいて、トランジ
スタTR1とTR2がビット線BITと基準電位VSS
供給線との間に直列接続されている。トランジスタTR
1のゲートが読み出しワード線RWに接続され、トラン
ジスタTR2のゲートがラッチ回路の第1記憶ノードN
1に接続されている。
【0042】ビット線BITの途中に、CMOSトラン
スミッションゲートTGが接続されている。CMOSト
ランスミッションゲートTGは、図1のカラム選択回路
6内に設けられ、ソースとドレインが相互に接続された
pMOSトランジスタP0とnMOSトランジスタN0
とからなる。
【0043】図1の読み出し回路7の構成要素として、
トランスミッションゲートTGより外側のビット線BI
TにインバータINV4が設けられている。インバータ
INV4の入力は、上記pMOSトランジスタP0のソ
ースとnMOSトランジスタN0のドレインの接続点に
接続されている。また、インバータINV4の入力と電
源電圧VDDの供給線との間に、2つのpMOSトランジ
スタP1,P2が並列に接続されている。pMOSトラ
ンジスタP1のゲートは、読み出しイネーブル信号RE
の供給線に接続され、pMOSトランジスタP2のゲー
トはインバータINV4の出力に接続されている。pM
OSトランジスタP1はプリチャージ用トランジスタと
して機能し、pMOSトランジスタP2とインバータI
NV4とからセンスアンプSAが構成される。
【0044】図1において、たとえばカラムデコーダ5
内に、CMOSトランスミッションゲートTGを制御す
る制御信号発生回路20が設けられている。制御信号発
生回路20は、たとえば3段直列接続のバッファ回路B
Fと、カスケード接続された2つのNANDゲートND
1,ND2とからなる。バッファ回路BFの入力、およ
びNANDゲートND1,ND2の一方の入力に、カラ
ム選択信号CSの供給線が接続されている。このカラム
選択信号CSの供給線は、CMOSトランスミッション
ゲートTG内のnMOSトランジスタN0のゲートにも
接続されている。バッファ回路BFの出力は、NAND
ゲートND1の他の入力に接続されている。NANDゲ
ートND1の出力は、NANDゲートND2の他の入力
に接続されている。そして、NANDゲートND2の出
力が、CMOSトランスミッションゲートTG内のpM
OSトランジスタP0のゲートに接続されている。動作
時に、NANDゲートND2の出力から制御信号CS’
が出力され、これによりCMOSトランスミッションゲ
ートTGの導通制御がなされる。
【0045】ここで、バッファ回路BFは、本発明の
“遅延回路”に該当し、その段数に限定はなく、カスケ
ード接続されたNANDゲートの個数も、この場合、偶
数であればよい。また、バッファ回路BFに代えてイン
バータを複数接続してもよい。インバータが偶数個なら
カスケード接続されたNANDゲートも偶数個、インバ
ータが奇数個ならカスケード接続されたNANDゲート
も奇数個となる。さらに、バッファとインバータの組合
せも可能であり、その場合も、遅延回路の論理(反転/
非反転)に応じてカスケード接続されたNANDゲート
を偶数個にするか、奇数個にするかが決まる。
【0046】図3および図4は、このSRAMの読み出
し動作を示すフローチャートである。図3は電源電圧V
DDが比較的に高い場合、図4は電源電圧VDDが比較的に
低い場合について示す。また、これらの図では、ハイレ
ベルのデータ読み出し(以下、“1”読み出し)を図の
左側に、ローレベルのデータ読み出し(以下、“0”読
み出し)を図の右側に示している。
【0047】図3および図4において、読み出し動作前
の状態では、各図(A)に示すように読み出しワード線
RWがローレベルを維持し、読み出しポートRPT内の
トランジスタTR1がオフしている。また、各図(B)
に示すようにカラム選択信号CSがローレベルであり、
トランスミッションゲートTGがオフしているため、ビ
ット線BITは読み出し回路7と切り離されている。こ
のとき、各図(D)に示すように読み出しイネーブル信
号REもローレベルであることから、プリチャージ用の
pMOSトランジスタP1がオンして、インバータIN
V4の入力ノードAは、ハイレベル(電源電圧VDD)に
プリチャージされている。なお、ノードAがハイレベル
であることから、インバータINV4の出力OUTがロ
ーレベルであり、したがって、このとき、もう一つのp
MOSトランジスタP2もオンしている。
【0048】また、初期状態ではカラム選択信号CSが
ローレベルであることから、図2の制御信号発生回路2
0内において、バッファ回路BFの出力がローレベル、
NANDゲートND1の出力がハイレベル、NANDゲ
ートND2の出力もハイレベルを維持している。
【0049】この状態で、カラム選択信号CSがローレ
ベルからハイレベルに推移すると、トランスミッション
ゲートTGがオンし、ビット線BITがプリチャージさ
れる。このとき、トランスミッションゲートTG内のn
MOSトランジスタN0はカラム選択信号CSがハイレ
ベルであるかぎりオン状態を維持する。これに対し、p
MOSトランジスタP0は、制御信号発生回路20の働
きで一度オンしてから直ぐにオフ状態に移行する。つま
り、制御信号発生回路20内でバッファ回路BFとNA
NDゲートND1,ND2とのトータルで所定の遅延が
あるため、カラム選択信号CSが切り替わった初期段階
では最終段のNANDゲートND2の入力が共にハイレ
ベル、したがって出力信号である制御信号CS’はロー
レベルをとる。しかし、所定の遅延時間が経過した後
は、バッファ回路BFの出力がハイレベル、NANDゲ
ートND1の出力がローレベルとなるため、NANDゲ
ートND2から出力されている制御信号CS’がローレ
ベルからハイレベルに戻される。
【0050】この遅延回路を用いたパルス生成では、負
パルスの幅が電源電圧VDDに依存して自律的に変化す
る。したがって、電源電圧VDDが高い場合、図3(C)
に示すようにパルス幅は極めて短く、電源電圧VDDが低
くなると、図4(C)に示すようにパルス幅が長くな
る。このパルス終了のタイミング、すなわち制御信号C
S’がローレベルからハイレベルに推移するタイミング
は、トランスミッションゲートTGのnMOSトランジ
スタN0のしきい値電圧をVthn とすると、プリチャー
ジによりビット線BITが(VDD−Vthn )に達するま
での時間の前と後に設定するのが望ましい。つまり、電
源電圧VDDが高いときはビット線BITが(VDD−Vth
n )に達するまえにパルスが終了し、電源電圧VDDが低
いときはビット線BITが(VDD−Vthn )に達したあ
と十分な時間経過後にパルスが終了するように、この2
種類の電源電圧に応じて制御信号発生回路20の遅延時
間を設定するとよい。
【0051】これにより前者の電源電圧VDDが高い場合
は、プリチャージの最終段階ではnチャネルFETのみ
がオンしていることになり、ビット線電位は(VDD−V
thn)までしか上がらない。また、後者の電源電圧VDD
が低い場合は、プリチャージの最終段階ではnMOSト
ランジスタN0、pMOSトランジスタP0ともにオン
していることになり、ビット線電位は電源電圧VDDまで
充電できる。
【0052】つぎに、読み出しワード線RWの印加電圧
および読み出しイネーブル信号REが、ローレベルから
ハイレベルに推移する。これにより、メモリセル内の読
み出し用トランジスタTR1がオンする一方で、プリチ
ャージ用トランジスタP1はオフする。このプリチャー
ジ用トランジスタP1がオフした後もノードAがハイレ
ベルにある場合、もう一つのpMOSトランジスタP2
はオンし、ノードAは引く続きハイレベルを維持しよう
とする。
【0053】メモリセルの記憶データが“1”、即ち第
1記憶ノードN1がハイレベルのときは、読み出しポー
トRPTのトランジスタTR1に加え、トランジスタT
R2もオンするため、各図(E)の左半分に示すよう
に、ビット線BITから電荷が引き抜かれる。読み出し
ポート内のトランジスタ駆動能力が大きいため、この電
荷引き抜きがpMOSトランジスタP2による電荷供給
に勝り、ビット線電位が低下する。ビット線電位がある
しきい値以下になると、ノードAの論理レベルが反転す
るためpMOSトランジスタP2がカットオフするとと
もに、各図(G)の左半分に示すように、インバータI
NV4の出力OUTがローレベルからハイレベルに移行
する。
【0054】所定の時間経過後に、読み出しワード線R
Wの印加電圧、カラム選択信号CSおよび読み出しイネ
ーブル信号REが、すべてハイレベルからローレベルに
戻される。これにより、トランジスタTR1およびトラ
ンスミッションゲートTGがオフして、メモリセルMC
および読み出し回路7がビット線BITから切り離され
る一方で、プリチャージ用トランジスタP1が再びオン
してノードAがハイレベルに移行する。したがって、出
力ノードOUTがハイレベルからローレベルに移行す
る。
【0055】これに対し、メモリセルの記憶データが
“0”、即ち第1記憶ノードN1がローレベルのとき
は、読み出しポートRPT内のトランジスタTR2がオ
フのままであるため、ビット線電荷の引き抜きは行われ
ず、ノードAはハイレベルを維持するため、出力ノード
に正のパルスが現出しない。
【0056】このようにメモリセル内の記憶データの論
理に応じて、読み出し回路7の出力ノードOUTに現出
するパルスの有無が決まる。この出力ノード信号が記憶
データDout として、入出力回路9を介してデータバス
に送出され、読み出し動作が終了する。
【0057】本実施形態における回路構成では、制御信
号発生回路20により生成された負のパルス(制御信号
CS’)の幅が電源電圧VDDに応じて自律的に変化し、
たとえば、電源電圧VDDが高い場合のビット線充電電位
は(VDD−Vthn )、電源電圧VDDが低い場合のビット
線充電電位はVDDとなる。その結果、図3(E)および
図4(E)に示すように、電源電圧VDDが大きく異なる
場合でも、ビット線充電電位の大きさが余り差がない、
あるいは差があっても電源電圧差より小さくすることが
できる。
【0058】従来の回路構成では、電源電圧VDDが高い
場合にビット線充電電位も電源電圧VDD程度になる場合
があり、この場合の“1”記憶データの読み出しの際
に、電荷引き抜き時間が長くなって高速読み出しができ
ないことがあった。また、電源電圧VDDが低い場合にビ
ット線充電電位が(VDD−Vthn )と更に低くなって、
高速性は高いがノイズに弱く誤動作することがあった。
【0059】これは電源電圧VDDの高低に応じてビット
線充電電位も大きく変化するためであるが、本実施形態
では、電源電圧VDDの高低に余り関係なく、ビット線充
電電位を、ノイズにより誤動作を起こさない範囲の下限
付近に設定し、高速性と動作信頼性を両立させることが
できる。言い換えると、本実施形態に係る構成の回路を
用いることにより、高速読み出し用、低電源電圧用の何
れの用途にも広く対応した汎用性が高い半導体記憶装置
が実現できる。また、動作信頼性を従来より高めた低電
圧駆動の半導体記憶装置が実現できる。
【0060】
【発明の効果】本発明に係る半導体記憶装置によれば、
電源電圧が高いときは、ビット線のプリチャージ電圧を
電源電圧より低くして、メモリセルのデータ読み出し時
の電荷引き抜き速度を高くし、電源電圧が低いときは、
ビット線のプリチャージ電圧を電源電圧にして、ノイズ
に対する動作マージンを大きくできる。このため、低電
源電圧用途にも高速読み出し用途にも広く対応でき、ま
た、低電源電圧化しても誤動作しにくい半導体記憶装置
が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るマルチポートを有するSRA
Mの要部構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係るSRAMの要部構成を抜き出
して示す回路図である。
【図3】本実施形態に係るSRAMの、電源電圧が高い
場合での読み出し動作を示すフローチャートである。
【図4】本実施形態に係るSRAMの、電源電圧が低い
場合での読み出し動作を示すフローチャートである。
【図5】従来のマルチポートを有するSRAMの第1の
構成例を示す回路図である。
【図6】図5に示す従来のSRAMの読み出し動作を示
すフローチャートである。
【図7】従来のマルチポートを有するSRAMの第2の
構成例を示す回路図である。
【図8】図7に示す従来のSRAMの読み出し動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1…SRAM(半導体記憶装置)、2…メモリセルアレ
イ、3,4…ロウデコーダ、5…カラムデコーダ、6…
カラム選択回路、7…読み出し回路、8…書き込み回
路、9…入出力回路、10…コントロール回路、20…
制御信号発生回路、MC…メモリセル、BIT…ビット
線、WB…書き込み線、WBB…書き込み補線、WW…
書き込みワード線、RW…読み出しワード線、INV
1,INV2…ラッチ回路、WPT1,WPT2…書き
込みポート、RPT…読み出しポート、TR1…選択ト
ランジスタ、TR2…電荷引き抜き用トランジスタ、N
1…第1記憶ノード、N2…第2記憶ノード、TG…C
MOSトランスミッションゲート(スイッチング素
子)、INV4…センシング用のインバータ、P0,P
1,P2…pMOSトランジスタ、N0…nMOSトラ
ンジスタ、BF…バッファ回路(遅延回路)、ND1,
ND2…2入力NANDGゲート、CS…カラム選択信
号、CS’…制御信号、RE…読み出しイネーブル信号
RE、Din…書き込みデータ、Dout …読み出しデー
タ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読み出しポートと書き込みポートの少なく
    とも一方をメモリセル内に複数有し、メモリセルにビッ
    ト線または書き込み線からデータを書き込む、或いはメ
    モリセルからビット線にデータを読み出す際、ビット線
    に連なる複数のメモリセルのうち異なるメモリセルに対
    し同時に、書き込みおよび/または読み出しが可能な半
    導体記憶装置であって、 上記ビット線に接続されたプリチャージ手段と、 上記ビット線に接続され、データ読み出し時に導通し上
    記プリチャージ手段から付与されたプリチャージ電位を
    上記メモリセル側に伝達する相補型トランジスタ構成の
    スイッチング素子と、 電源電圧に応じたパルス幅の制御信号を生成し、上記ス
    イッチング素子に供給する制御信号発生回路とを有する
    半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】上記スイッチング素子は、上記ビット線の
    途中に接続され、ソースとドレインが相互に接続された
    nチャネル型の絶縁ゲート電界効果トランジスタおよび
    pチャネル型の絶縁ゲート電界効果トランジスタからな
    る請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】上記制御信号発生回路は、上記スイッチン
    グ素子の動作時に上記pチャネル型の絶縁ゲート電界効
    果トランジスタに制御信号を印加することにより、当該
    トランジスタを電源電圧に応じた長さの時間だけ導通さ
    せる請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】上記制御信号のパルス幅は、電源電圧が高
    いほど短い請求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】上記制御信号発生回路は、その入力端子と
    上記pチャネル型の絶縁ゲート電界効果トランジスタの
    ゲ−トに接続された出力端子との間に接続され、入力信
    号を遅延させる遅延回路を含む請求項3に記載の半導体
    記憶装置。
  6. 【請求項6】上記制御信号発生回路は、その入力端子と
    上記pチャネル型の絶縁ゲート電界効果トランジスタの
    ゲ−トに接続された出力端子との間に接続され、入力信
    号を遅延させる非反転型の遅延回路と、 カスコード接続された偶数個のNANDゲートとを有
    し、 上記偶数個のNANDゲートの一方入力のそれぞれが上
    記入力端子に接続され、他方入力のそれぞれが前段のN
    ANDゲートまたは上記遅延回路の出力に接続されてい
    る請求項5に記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】上記制御信号発生回路は、その入力端子と
    上記pチャネル型の絶縁ゲート電界効果トランジスタの
    ゲ−トに接続された出力端子との間に接続され、入力信
    号を遅延させる反転型の遅延回路と、 カスコード接続された奇数個のNANDゲートとを有
    し、 上記奇数個のNANDゲートの一方入力のそれぞれが上
    記入力端子に接続され、他方入力のそれぞれが前段のN
    ANDゲートまたは上記遅延回路の出力に接続されてい
    る請求項5に記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】上記遅延回路は、直列接続された複数個の
    バッファからなる請求項6に記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】上記遅延回路は、直列接続された偶数個の
    インバータからなる請求項6に記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】上記メモリセルは、第1および第2の記
    憶ノードを異なる電位で保持するラッチ回路と、 書き込み時に、共通の書き込みワード線の印加電圧に基
    づいて、上記ラッチ回路の第1および第2の記憶ノード
    に書き込み線または書き込み補線から上記電位を設定す
    る2つの書き込みポートと、 上記ラッチ回路の第1の記憶ノードと上記ビット線との
    間に接続され、読み出し時に、読み出しワード線の印加
    電圧に基づき、かつ上記第1の記憶ノードの設定電位に
    応じて、上記プリチャージ手段により予め充電されてい
    るビット線の電位を変化させるための読み出しポートと
    を有する請求項1に記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】上記読み出しポートは、ゲートが上記第
    1記憶ノードに接続され、ソースが基準電位の供給線に
    接続された電荷引き抜き用トランジスタと、 上記ビット線と上記電荷引き抜き用トランジスタのドレ
    インとの間に接続され、上記読み出しワード線にゲート
    が接続された選択トランジスタとを有する請求項10に
    記載の半導体記憶装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7130234B2 (en) 2003-12-12 2006-10-31 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
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