JPH0613931B2 - 空気調和機の除霜運転制御装置 - Google Patents

空気調和機の除霜運転制御装置

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JPH0613931B2
JPH0613931B2 JP60259297A JP25929785A JPH0613931B2 JP H0613931 B2 JPH0613931 B2 JP H0613931B2 JP 60259297 A JP60259297 A JP 60259297A JP 25929785 A JP25929785 A JP 25929785A JP H0613931 B2 JPH0613931 B2 JP H0613931B2
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defrosting operation
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昭 堀川
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、空気調和機において、暖房運転時に室外熱交
換器に生長した霜を除霜するようにした除霜運転制御装
置の改良に関する。
(従来の技術) 従来より、この種の空気調和機の除霜運転制御装置で
は、暖房運転時での室外熱交換器の着霜時には、通常、
四路切換弁の切換により冷媒循環サイクルを暖房サイク
ルとは逆サイクル(つまり冷房サイクル)とするととも
に、室内熱交換器の室内送風ファンの運転を停止するこ
とにより、室内熱交換器での吸熱量を少なくして室内で
の暖房快適性を確保しつつ、室外熱交換器に熱量を与え
てその生長霜を除霜することが行われている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、空気調和機において、その暖房能力を補助す
べく、室内熱交換器の近傍に暖房用補助ヒータを設け、
冬期の低外気温時などの暖房能力の低下時には、該暖房
用補助ヒータを作動させ、これから発する熱量を室内熱
交換器の室内送風ファンにより室内に送風して暖房能力
を増大させることにより、室内快適性の向上を図る場合
がある。そして、この場合には、室外熱交換器の除霜運
転時には暖房用補助ヒータの作動を停止させるのが通常
である。
しかるに、上記の如き暖房用補助ヒータを備えた空気調
和機において、室外熱交換器の除霜運転の開始時に室内
送風ファンを上記従来の如く直ちに停止制御する場合に
は、暖房用補助ヒータは作動を停止するものの、その熱
量が室内送風ファンで放散されない関係上、該補助ヒー
タおよび室内熱交換器周りが過熱して、安全性が低下す
る欠点が生じることになる。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、除霜運転の指令により暖房用補助ヒータの作動が
停止した場合には、その後も室内送風ファンの運転を所
定時間続行することにより、停止した暖房用補助ヒータ
周りの熱を室内送風ファンで確実に放散させて過熱状態
を防止し、安全性の向上を図ることにある。
その場合、室内送風ファンの運転の続行中に除霜運転を
開始することとすると、この除霜運転による冷風が室内
送風ファンの回転によって室内に吹き出されてしまうこ
とがあるために、暖房空調を要求する在室者に不快感を
与える欠点を招くことになる。そこで、本発明では、室
内送風ファンの運転の続行が終了した後に除霜運転を開
始させることにより、室内の暖房空調性能を良好に確保
することも本発明の目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を達成するため、本発明の解決手段は、第1
図に示すように圧縮機(1)と、暖房運転と除霜運転とを
切り換える四路切換弁(2)と、暖房運転時に蒸発器とな
り除霜運転時に凝縮器となる室外熱交換器(3)と、暖房
運転時に凝縮器となり除霜運転時に蒸発器となる室内熱
交換器(10)と、該室内熱交換器(10)の近傍に配置される
暖房用補助ヒータ(34)と、暖房運転時に該暖房用補助ヒ
ータ(34)を上記室内熱交換器(10)の温度に応じて停止お
よび作動させるヒータ制御手段(41)と、上記室内熱交換
器(10)の室内送風フアン(10c)とを備えた空気調和機に
おいて、上記室外熱交換器(3)の生長霜を除霜する除霜
手段(17)と、上記室外熱交換器(3)の着霜時に除霜運転
指令信号を発する除霜運転指令手段(43)と、該除霜運転
指令手段(43)の出力を受けて上記暖房用補助ヒータ(34)
の作動を強制的に停止させるヒータ強制停止手段(42)
と、上記ヒータ制御手段(41)およびヒータ強制停止手段
(42)による暖房用補助ヒータ(34)の作動の停止時に上記
室内送風ファン(10c)の運転を所定時間続行させるファ
ン運転続行手段(44)と、上記ファン運転続行手段(44)の
非作動時および作動終了時に上記室内送風ファン(10c)
を停止するファン停止手段(46)と、上記ファン停止手段
(46)による上記室内送風ファン(10c)の停止時に上記除
霜手段(17)を作動させる除霜運転制御手段(45)とを備え
る構成としたものである。
(作 用) 以上の構成により、本発明では、室内熱交換器(10)の温
度が低い暖房能力の低下時には、ヒータ制御手段(41)に
より暖房用補助ヒータ(34)が作動し、その後暖房能力が
増大して暖房用補助ヒータ(34)の作動が停止すると、こ
の時にはファン運転続行手段(44)により室内送風ファン
(10c)が運転を続行して暖房用補助ヒータ(34)周りの過
熱状態が防止され、かつファン運転続行手段(44)の作動
中の除霜運転指令手段(43)から除霜運転指令信号が発し
た場合には、ファン運転続行手段(44)の作動終了時にフ
ァン停止手段(46)により室内送風ファン(10c)の運転を
停止し、室内送風ファン(10c)の運転が停止した時点
で、除霜運転制御手段(45)により除霜手段(17)が作動
し、除霜運転が所定時間のあいだ行われる。
また、暖房能力低下時での暖房用補助ヒータ(34)の作動
時に除霜運転指令手段(43)から除霜運転指令信号が発す
ると、暖房用補助ヒータ(34)の作動がヒータ強制停止手
段(42)により強制的に停止されるとともに、その後の所
定時間のあいだ室内送風ファン(10c)の運転がファン運
転続行手段(44)により続行し、このことにより暖房用補
助ヒータ(34)周りの熱量が放散されて過熱状態が防止さ
れ、ファン運転続行手段(44)の作動終了時にファン停止
手段(46)により室内送風ファン(10c)の運転を停止し、
室内送風ファン(10c)の運転が停止した時点で、除霜運
転制御手段(45)により除霜手段(17)が作動し、除霜運転
が所定時間のあいだ続行されることになる。
また、暖房用補助ヒータ(34)の作動が停止中で、かつフ
ァン運転続行手段(44)の非作動時に除霜運転指令手段(4
3)から除霜運転指令信号が発すると、ファン停止手段(4
6)により室内送風ファン(10c)の運転が停止され、室内
送風ファン(10c)の運転が停止した時点で、除霜運転制
御手段(45)により除霜手段(17)が作動し、除霜運転が所
定時間のあいだ行われる。
この場合、暖房用補助ヒータ(34)の作動の停止時には必
ず室内送風ファン(10c)の運転が所定時間続行して過熱
状態に至るのが防止されるので、安全性が向上する。
しかも、室内送風ファン(10c)の運転の続行が終了し、
室内送風ファン(10c)が停止した後に除霜運転が開始さ
れるので、除霜運転により冷風が室内に吹き出されるこ
とが確実に防止されるので、在室者に不快感を与えず、
室内の暖房室調性能が良好に確保される。
また、暖房用補助ヒータ(34)が停止状態で、かつファン
運転続行手段(44)の非作動時には直にに室内送風ファン
(10c)が停止し、除霜運転を行い得て、無駄な室内送風
ファン(10c)の運転続行による除霜運転の開始が遅れる
ことがない。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に基づいて説
明する。
第2図は高層ビル等に配置されるマルチ型式の空気調和
機の冷媒配管系統を示し、(X)は室外ユニット、(Y),
(Y′)は各々所定の一室に配置された室内ユニット、(Z)
は同様に他の一室に配置された室内ユニット、であっ
て、上記室外ユニット(X)の内部には、圧縮機(1)と、
冷房運転時および除霜運転時の図中実線の如く切り換わ
り暖房運転時に図中破線の如く切り換わる四路切換弁
(2)と、室外送風ファン(3a)を有し、暖房運転時に蒸発
器となり冷房運転時および除霜運転時に凝縮器となる室
外熱交換器(3)と、暖房運転時に室外熱交換器(3)の蒸
発温度を感温筒(4a)で感温して絞り程度を調整する暖房
用膨張弁(4)と、アキユムレータ(5)とが主要機器とし
て内蔵されていて、該各機器(1)〜(5)は各々冷媒配管
(8)…で冷媒の流通可能に接続されている。
一方、3台の室内ユニット(Y),(Y′),(Z)は同一構
成であり、その内部には第3図に示す如く、2台の熱交
換器(10a),(10b)が互いに並列に接続され且つ1台の室
内送風ファン(10c)を有し、暖房運転時に凝縮器となり
冷房運転時および除霜運転時に蒸発器となる室内熱交換
器(10)と、冷房および除霜用キャピラリチューブ(11)
と、冷房運転時および除霜運転時に該冷房および除霜用
キャピラリチューブ(11)の絞り開度を補正すると共に双
方弁として機能する電動弁(12)とが内蔵されていて、該
各機器(10)〜(12)は各々冷媒配管(15)…で冷媒の流通可
能に連結されている。そして、一室に配置される2台の
室内ユニット(Y),(Y′)は互いに容量が異なり、容量
の大きい「親」側の室内ユニット(Y)と容量の小さい
「子」側の室内ユニット(Y′)とが各々1セットして組
合せられて、各室内ユニット(Y),(Y′),(Z)がそれ
ぞれ冷媒配管(16)…により上記1台の室外ユニット(X)
に対して並列に接続されている。而して、暖房運転時に
は、圧縮機(1)からの冷媒を四路切換弁(2)の切換によ
り第2図および第3図破線矢印で示す如く循環させるこ
とにより、室外熱交換器(3)で外気から吸熱した熱量を
各室内ユニット(Y),(Y′),(Z)の室内熱交換器(10)
で室内空気に放熱することを繰返して、2室を同時に暖
房する一方、冷房運転時および除霜運転時には、圧縮機
(1)からの冷媒を第2図および第3図実線矢印で示す如
く循環させることにより、冷媒循環サイクルを上記とは
逆サイクルとして、2室を同時に冷媒したり、室外熱交
換器(3)に熱量を与えてその生長霜を除霜するようにし
た除霜手段(17)を構成している。
また、室外ユニット(X)において、(19)は圧縮機(1)内
部をその吐出側と吸入側とに選択的に連通切換する三方
電磁弁であって、該三方電磁弁(19)の図中破線で示す吐
出側切換時には、圧縮機(1)から吐出された冷媒の一部
を直ちに圧縮機(1)内部にアンロードして容量制御運転
を行う一方、その実線で示す吸入側切換時には上記アン
ロードを停止して、圧縮機(1)の全容量運転を行うよう
になされている。
さらに、(20)は受液器であって、該受液器(20)は暖房用
膨張弁(4)を介設した暖房時専用流通路(21)の該暖房用
膨張弁(4)上流側に配置され、該受液器(20)の直上流お
よび直下流にはそれぞれ暖房運転時にのみ上記暖房時専
用流通路(21)を開く電磁弁(22),(23)が配置されてい
て、暖房運転時には、室内ユニットの運転台数の変化等
によって生じる余剰冷媒を受液器(20)に溜込むととも
に、冷房運転時および除霜運転時には、該受液器(20)に
溜った液冷媒を逆止弁(24)およびキャピラリチューブ(2
5)を介して、四路切換弁(2)と各室内ユニット(Y),
(Y′),(Z)との間の低圧側に戻すようにしている。
尚、室外ユニット(X)において、(30)は圧縮機(1)から
の冷媒中より圧縮機の循環油を分離する油分離器であっ
て、分離された循環油はキャピラリチューブ(31)を介し
てアキュムレータ(5)上流側に戻すようになされてい
る。また、(HPS)は圧縮機(1)保護用の高圧圧力開
閉器、(PS1),(PS2)は圧縮機(1)から吐出さ
れた冷媒の圧力を検出する圧力スイッチであって、圧力
スイッチ(PS1)は圧力値が所定値(例えば19kg/cm
2)以上でOFF作動するものであり、圧力スイッチ
(PS2)は圧力値が他の所定値(例えば24kg/cm2
以上でOFF作動するものである。
一方、「子」側の室内ユニット(Y′)には、第3図に示
すように、室内熱交換器(10)の近傍にユーザーの選択装
置としての暖房用補助ヒータ(34)が配置されていて、該
暖房用補助ヒータ(34)の作動時には、該暖房用補助ヒー
タ(34)から発する熱量を、強風と弱風と微風との3速に
変速可能な室内送風ファン(10c)の送風作用により室内
に送風して、暖房能力を増大させるようになされてい
る。
さらに、上記「子」側の室内ユニット(Y′)内には、暖
房用補助ヒータ(34)を室内熱交換器(10)の温度に応じて
作動制御すべく、室内熱交換器(10)の温度Tcを検出す
る温度センサ(35)が設けられていて、該温度センサ(35)
の出力信号はCPU等を内蔵する制御回路(40)に入力さ
れている。そして、該制御回路(40)は、暖房運転時に温
度センサ(35)で検出した室内熱交換器温度Tcを設定値
To(例えば50℃でデファレンシャル値ΔTが6℃)と
大小比較し、Tc<47℃のときには暖房用補助ヒータ(3
4)を作動させ、Tc≧53℃のときにはその作動を停止さ
せるよう、暖房用補助ヒータ(34)を室内熱交換器(10)の
温度Tcに応じて停止および作動させるヒータ制御手段
(41)としての機能を有するとともに、室外ユニット(X)
側での除霜運転条件が成立した時には、室外ユニット
(X)から室外側の除霜運転指令手段(43)から除霜運転条
件成立信号を受信して暖房用補助ヒータ(34)の作動を強
制的に停止させるヒータ強制停止手段(42)としての機能
を併有するものである。
而して、上記制御回路(40)は、上記ヒータ制御手段(41)
および上記ヒータ強制停止手段(42)による暖房用補助ヒ
ータ(34)の作動状態から停止への切換時に、その発する
熱量を放散すべく、ファン運転続行手段(44)による室内
送風ファン(10c)の運転を第4図のファン残留運転フロ
ーに基づいて所定時間のあいだ続行させる機能を有して
いる。
すなわち、第4図のファン残留運転フローにおいて、ス
テップSでファン残留フラグFZF(後述)が「1」
か否か判別し、FZF=「0」のNOの場合にはステッ
プSで「子」側の室内ユニット(Y′)からの暖房用補
助ヒータ(34)の「有」信号の受信の有無を判別し、暖房
用補助ヒータ(34)を備えるYESの場合には、さらにス
テップSで暖房用補助ヒータ(34)の作動状態から停止
への切換時か否かを判別し、作動状態および停止状態の
継続中のNOの場合には、上記ステップSで暖房用補
助ヒータ(34)を備えないNOの場合と共にステップS
に戻る一方、補助ヒータ(34)の停止状態への切換時のY
ESの場合には室内送風ファン(10c)の残留運転を要す
ると判断して、ステップSでファン残留フラグFZF
を「1」に設定してリターンする。
そして、このようにファン残留フラグFZFが「1」に
なったステップSでのYESの場合には、室内送風フ
ァン(10c)の運転を続行すべくステップSで運転続行
時間TM1をカウントし始め、その後、ステップS
この運転続行時間TM1が所定時間(例えば1分)経過
したか否かを判別し、TM1≧1分のYESの場合には
ステップSでファン残留フラグFZFを「0」に設定
して、この時点でファン運転続行手段(44)の作動を停止
するとともに、ステップSで運転続行時間TM1をリ
セットしてリターンする。
一方、上記ステップSで運転続行時間TM1が1分に
満たない(TM1<1分)NOの場合には、室内送風フ
ァン(10c)の運転を原則として続行するものの、ステッ
プSでのファンモータへの過電流に起因する室内送風
ファン(10c)の異常、ステップ10での室内側の除霜運転
開始条件の成立、又はステップS11での暖房用補助ヒー
タ(34)の作動開始のYESの場合には、ステップS
に戻って直ちにファン運転続行手段(44)の作動を停
止する一方、上記ステップS〜S11での各判別が全て
NOの場合には室内送風ファン(10c)の運転を続行すべ
くステップSに戻る。
次に、「親」側の室内ユニット(Y)の制御回路(40)によ
る除霜運転の制御を第5図のフローチャートに基づいて
説明する。スタートして、ステップSで冷/暖房切換
スイッチの操作状況に基づいて暖房運転時か否かを判別
し、暖房運転時であるYESの場合にはステップS
降に進んで室外熱交換器(3)の着霜時を判断してその除
霜運転を開始する。今、ステップS以降での作動制御
を概述するに、室外ユニット(X)側での除霜運転条件が
成立すると、室内ユニット(Y),(Y′)又は(Z)での室
内送風ファン(10c)の運転を所定時間続行させて室内側
での除霜運転条件を成立させ、その後、室外ユニット
(X)側での各種機器を除霜運転を行うべく作動制御して
室外側での除霜運転開始条件が成立すると、各室内送風
ファン(10c)の運転の停止により室内側での除霜運転開
始条件を成立させて、除霜運転を開始するものである。
すなわち、ステップSで室内側での除霜運転開始条件
成立フラグDIFsが「1」か否かを判別し、DIFs
=「0」のNOの場合にはさらにステップSで室内側
の除霜運転条件成立フラグDIFpが「1」か否かを判
別して、DIFp=「0」のNOの場合には室外熱交換
器(10)の除霜運転の必要時か否かを判別すべく、ステッ
プSで室外ユニット(X)からの室外側除霜運転条件の
成立信号の受信の有無を判別する。そして、この除霜運
転条件成立信号を受信しないNOの場合にはステップS
26以降に進んで、暖房運転開始時での室内送風ファン(1
0c)の遅れ制御、つまり当初から温風吹出しを行うべく
室内送風ファン(10c)の作動の開始を空気吹出温度の上
昇する所定時間だけ遅らせるホットスタートフローに移
る。
一方、上記ステップSで室外側除霜運転条件の成立信
号を受信したYESの場合には、室内送風ファン(10c)
の運転を所定時間だけ継続すべく、先ずステップS
「子」側の室内ユニット(Y′)からの暖房用補助ヒータ
(34)の「有」信号の受信の有無を判別し、補助ヒータ(3
4)の「有」信号の受信中のYESの場合には暖房用補助
ヒータ(34)の停止側切換後か否かを判断すべく、ステッ
プSでヒータOFF切換フラグTM2Fが「1」か否
かを判別する。そして、TM2F=「0」のNOの場合
には、ヒータ強制停止手段(42)により暖房用補助ヒータ
(34)の作動を停止し、ステップSで暖房用補助ヒータ
(34)の停止側切換時か否かを判別し、停止側切換時のY
ESの場合にはステップSでヒータOFF切換フラグ
TM2Fを「1」に設定してステップSに戻る一方、
暖房用補助ヒータ(34)がすでに停止状態にあるNOの場
合には、ステップSで室内送風ファン(10c)の残留運
転中か否かを判別し、残留運転中のYESの場合にはこ
残留運転を続行すべくステップSに戻る一方、残留運
転を終了したNOの場合にはステップS10で室内側の除
霜運転条件成立フラグDIFpを「1」に設定してステ
ップSに戻る。
一方、上記ステップSで暖房用補助ヒータ(34)の停止
側切換後のTM2F=「1」のYESの場合には、ステ
ップS11で補助ヒータ(34)の強制停止後の経過時間TM
2を計測し、この経過時間TM2をステップS12で設定
時間(例えば30秒)と大小比較し、TM2≧30秒のYE
Sの場合にはステップS13で暖房用補助ヒータ(34)の強
制停止後の経過時間TM2をリセットするとともに、ス
テップS14で室内側の除霜運転条件成立フラグDIFp
を「1」に設定してステップSに戻る。一方、TM2
<30秒のNOの場合にはステップS15で室内送風ファン
(10c)の異常の有無をそのモータへの過電流により判別
し、異常のあるYESの場合には所定時間(30秒)の経
過を持たずにステップS13,S14に戻って除霜運転条件
成立フラグDIFpを「1」に設定してステップS
戻り、一方、異常のないNOの場合にはステップS16
圧縮機(1)の作動が停止したか否かを判別し、停止した
YESの場合には上記第4図のファン残留運転フローに
基づく室内送風ファン(10c)の残留運転後に除霜運転条
件を成立させるべく、ステップS17で補助ヒータ(34)の
強制停止後の経過時間TM2をリセットするとともに、
ステップS18でヒータOFF切換フラグTM2Fを
「0」に設定して、ステップSに戻る。また、ステッ
プS16の判断がNOの場合にはステップSに戻り、室
内送風ファン(10c)の残留運転が続く。
そして、このように室内側の除霜運転条件が成立して、
ステップSで室内側の除霜運転条件成立フラグDIF
p=「1」となったYESの場合には、ステップS19
室外ユニット(X)の内蔵機器が除霜運転を行うべく作動
制御されてその時に発する室外側の除霜運転開始条件成
立信号を受信したか否かを判別し、この成立信号を受信
したYESの場合にのみファン停止手段(46)により室内
送風ファン(10c)の運転を停止して、除霜運転制御手段
(45)によりステップS20で室内側の除霜運転開始条件成
立フラグDIFsを「1」に設定し、除霜手段(17)を作
動させて除霜運転を開始し、ステップSに戻る。
その後、除霜運転を終了させるべく、ステップSの室
内側の除霜運転開始条件成立フラグDIFs=「1」の
YESになった場合には、ステップS21で室外ユニット
(X)からの室外側の除霜運転開始条件の成立信号の受信
の有無を判別し、この成立信号受信中のYESの場合に
は除霜運転の続行中と判断して、そのままステップS
に戻る一方、除霜運転が終了して室外ユニット(X)の内
蔵機器が暖房運転を行うべく切り換えられて、その成立
信号を受信しなくなったNOの場合には除霜運転の終了
時と判断して、ステップS22で室内側の除霜運転条件成
立フラグDIFp「0」に設定したのち、ステップS23
で室外ユニット(X)からの圧力スイッチ(PS1)の状
態信号に基づき圧縮機(1)の吐出圧力を検出し、吐出圧
力が所定値(19kg/cm2)以上のYESの場合にのみ、
温風吹出し可能と判断して室内送風ファン(10c)の運転
を再開したのちステップSでホットスタートフラグH
SF(後述)を「0」に設定するともに、ステップS25
で室内側の除霜運転開始条件成立フラグDIFsを
「0」に設定して、ステップSに戻る。
次にステップS26以降のホットスタートフローについて
説明するに、ステップS26でホットスタートフラグHS
Fが「1」か否かを判別し、HSF=「0」のNOの場
合には暖房運転の停止時と判断して、さらにステップS
27で圧縮機(1)が停止から運転状態に切換った始動時か
否かを判別し、使用中のNOの場合にはそのままステッ
プSに戻る一方、始動時のYESの停止には温風吹出
しを行うべくステップS28でホットスタートフラグHS
Fを「1」に設定する。そして、上記ステップS26でH
SF=「1」のYESになると、今度はステップS29
圧縮機(1)は運転中か否かを判別し、運転中のYESの
場合には上記ステップS25以降に進んで温風吹出し可能
の状態になるのを持って室内送風ファン(10c)の回転駆
動を開始する一方、圧縮機(1)の停止したNOの場合に
はステップS30でホットスタートフラグHSFを「0」
に設定してステップSに戻る。
一方、上記ステップSで冷房運転時であるNOの場合
には、室外熱交換器(3)の着霜は起り得ないと判断し
て、ステップS31およびS32でそれぞれ室内側の除霜運
転開始条件成立フラグDIFsおよび除霜運転条件成立
フラグDIFpを「0」に設定するとともに、ステップ
33でTM2をリセットしてステップS1に戻る。
よって、上記第5図の除霜運転制御フローにおいて、ス
テップSにより、室外熱交換器(3)の着霜時に室外ユ
ニット(X)からの室外側除霜運転条件成立信号を受信し
て除霜運転指令信号を発するようにした除霜運転指令手
段(43)を構成している。
また、ステップS〜S10により、第6図(a)に示す如
く暖房用補助ヒータ(34)がヒータ制御手段(41)で停止側
に切り換えられた後、室外側での除霜運転条件が成立し
た場合には、室内送風ファン(10c)の微風運転を第4図
のファン残留運転フローに基づく運転続行時間TM1
(1分)だけ続行させる。また、ステップS11〜S18
より、同図(b)に示す如く室外側の除霜運転条件の成立
により暖房用補助ヒータ(34)がヒータ強制停止手段(42)
で停止側に切り換えられた場合には、室内送風ファン(1
0c)の運転を強風又は弱風の風量で所定時間TM2(30
秒)だけ続行し、この所定時間TM2の経過前に運転停
止信号が入ってきた場合には、同図(c)に示す如く室内
送風ファン(10c)の運転を第4図のファン残留運転フロ
ーのステップS〜S11に基づく運転続行時間(1分)
だけ続行させるようにしたファン運転続行手段(44)を構
成している。なお、同図(c)においては、TM2が30秒
未満の場合には、その後にTM1の微風運転(1分間)
のバックアップをとって安全性を確保している。
さらに、ステップS,S,S19〜S25により、室外
側の除霜運転条件成立状態で上記ファン運転続行手段(4
4)の作動が停止し、ファン停止手段(46)により室内送風
ファン(10c)の運転が停止すると、除霜手段(17)を作動
させ、この作動を圧縮機(1)の吐出圧力が所定値(19kg
/cm2)に上昇するまでの所定時間のあいだ続行して室
外熱交換器(3)の除霜を行うようにした除霜運転制御手
段(45)を構成している。
したがって、上記実施例においては、暖房運転時、室外
熱交換器(3)の除霜運転を行う場合、その前の段階で暖
房用補助ヒータ(34)の運転がヒータ制御手段(41)又はヒ
ータ強制停止手段(42)により停止側に切り換えられたと
きには、室内送風ファン(10c)の運転がファン運転続行
手段(44)により所定時間TM1又はTM2のあいだ続行
され、このことにより、停止した暖房用補助ヒータ(34)
周りの熱量が室内送風ファン(10c)の送風作用により放
散されて冷却されるので、安全性の向上を図ることがで
きる。
また、所定時間TM1又はTM2が経過して室内送風フ
ァン(10c)の運転が終了した後に、初めて除霜運転が開
始されるので、この除霜運転により冷風が室内送風ファ
ン(10c)によって室内に吹き出されることがなく、よっ
て在室者に冷風が当ることによる不快感を与えず、室内
の暖房空調性能を良好に確保することができる。
しかも、暖房用補助ヒータ(34)の停止側切換時において
のみファン運転続行手段(44)が作動して室内送風ファン
(10c)の運転が続行されるので、除霜運転の必要時にそ
の前の段階で暖房用補助ヒータ(34)が元々停止状態でフ
ァン運転続行手段(44)が作動していない状態にあるとき
には、直ちに除霜運転に移行することになり、無駄な室
内送風ファン(10c)の残留運転を行うことがない。
尚、上記実施例では、「親子」の室内ユニット(Y),
(Y′)を設けたが、これら室内ユニット相互の関係は
「親子」ではなく相互に独立していてもよく、また室内
ユニットの設備数についても4台に限らず2台や、5台
以上の多数個であってもよい。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、暖房用補助ヒー
タを備えた空気調和機の除霜運転制御装置において、暖
房用補助ヒータの停止側切換後の所定時間のあいだは室
内送風ファンの運転続行により暖房用補助ヒータ周りの
熱量を放散させて冷却し、その後に除霜運転を開始する
ようにしたので、暖房用補助ヒータ周りの過熱を防止し
て安全性の向上を図ることができるとともに、除霜運転
開始時の冷風の吹き出しを防止して室内の暖房室調性能
を良好に確保でき、しかも、暖房用補助ヒータが元々停
止状態でファン運転続行手段が作動していない状態では
直ちに除霜運転を行い得て、無駄な室内送風ファンの運
転続行による除霜運転開始の遅れも解消することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。第2図
ないし第6図は本発明の実施例を示し、第2図は冷媒配
管系統図、第3図は室内ユニットの内部構成を示す冷媒
配管系統図、第4図は制御回路によるファン残留制御を
示すフローチャート図、第5図は「親」側の制御回路に
よる除霜運転制御を示すフローチャート図、第6図(a)
〜(c)は作動説明図である。 (1)……圧縮機、(2)……四路切換弁、(3)……室外熱
交換器、(10)……室内熱交換器、(10c)……室内送風フ
ァン、(17)……除霜手段、(34)……暖房用補助ヒータ、
(35)……温度センサ、(40)……制御回路、(41)……ヒー
タ制御手段、(42)……ヒータ強制停止手段、(43)……除
霜運転指令手段、(44)……ファン運転続行手段、(45)…
…除霜運転制御手段、(46)……ファン停止手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審判の合議体 審判長 原 幸一 審判官 木村 勇夫 審判官 会田 博行 (56)参考文献 実開 昭52−9253(JP,U) 実開 昭50−34239(JP,U) 実開 昭52−88336(JP,U) 実開 昭53−83854(JP,U) 実開 昭52−68653(JP,U) 実開 昭55−65446(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機(1)と、暖房運転と除霜運転とを切
    り換える四路切換弁(2)と、暖房運転時に蒸発器となり
    除霜運転時に凝縮器となる室外熱交換器(3)と、暖房運
    転時に凝縮器となり除霜運転時に蒸発器となる室内熱交
    換器(10)と、該室内熱交換器(10)の近傍に配置される暖
    房用補助ヒータ(34)と、暖房運転時に該暖房用補助ヒー
    タ(34)を上記室内熱交換器(10)の温度に応じて停止およ
    び作動させるヒータ制御手段(41)と、上記室内熱交換器
    (10)の室内送風フアン(10c)とを備えた空気調和機にお
    いて、上記室外熱交換器(3)の生長霜を除霜する除霜手
    段(17)と、上記室外熱交換器(3)の着霜時に除霜運転指
    令信号を発する除霜運転指令手段(43)と、該除霜運転指
    令手段(43)の出力を受けて上記暖房用補助ヒータ(34)の
    作動を強制的に停止させるヒータ強制停止手段(42)と、
    上記ヒータ制御手段(41)およびヒータ強制停止手段(42)
    による暖房用補助ヒータ(34)の作動の停止時に上記室内
    送風ファン(10c)の運転を所定時間続行させるファン運
    転続行手段(44)と、上記除霜運転指令手段(43)の出力を
    受け、上記ファン運転続行手段(44)の非作動時および作
    動終了時に上記室内送風ファン(10c)を停止するファン
    停止手段(46)と、上記ファン停止手段(46)による上記室
    内送風ファン(10c)の停止時に上記除霜手段(17)を作動
    させる除霜運転制御手段(45)とを備えたことを特徴とす
    る空気調和機の除霜運転制御装置。
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