JPH0613922Y2

JPH0613922Y2 - 窓パネル

Info

Publication number: JPH0613922Y2
Application number: JP11549690U
Authority: JP
Inventors: 好信福田; 和利曽田
Original assignee: 昭和アルミニウム株式会社
Priority date: 1990-11-01
Filing date: 1990-11-01
Publication date: 1994-04-13
Anticipated expiration: 2004-04-13
Also published as: JPH0472103U

Description

【考案の詳細な説明】産業上の利用分野この考案は、サンルームのような組立建物の窓パネルに
関する。

従来の技術この種の窓パネルとしては、窓枠と、窓枠の両縦枠に渡
し止められている中桟と、窓枠内における中桟より上方
にはめられている引違い戸と、窓枠内における中桟より
下方にはめられている腰板とを備えており、両縦枠の対
向面に、これらの全長にわたってのびた水切り用凹凸が
それぞれ形成されているものが知られている。

上記窓パネルにおいて、窓枠に腰板をはめる際、凹凸が
あるため、そのままでは腰板の納まりが悪く、凹凸の一
部を切断除去していた。

考案が解決しようとする課題上記窓パネルでは、窓枠に腰板をはめる際、上記のよう
に、縦枠に特別の加工作業を施さなければならず、面倒
であった。

この考案の目的は、上記問題点を解決した窓パネルを提
供することにある。

課題を解決するための手段この考案による窓パネルは、上記従来の窓パネルを前提
として、縦枠に特別の加工作業を施す代わりに、中桟よ
り下方の両縦枠の凹凸が、一対の腰板取付部材でそれぞ
れ被覆され、これら両腰板取付部材に腰板の両縁部が取
付けられていることを特徴とするものである。

作用この考案による窓パネルでは、中桟より下方の両縦枠の
凹凸が、一対の腰板取付部材でそれぞれ被覆され、これ
ら両腰板取付部材に腰板の両縁部が取付けられているか
ら、窓枠に腰板をはめる際、凹凸に起因する腰板の納ま
りの悪さが解消される。

実施例この考案をサンルームに適用した場合の実施例を、図面
を参照してつぎに説明する。

サンルームは、第４図に示すように、屋根(11)、前面壁
(12)および左右側面壁(13)で構成されている。

第５図に示すように、前面壁(12)は、１つの前面中央窓
パネル(14)と、これの両側に配された２つの前面側方窓
パネル(15)とで構成され、前面中央窓パネルには引違い
戸(16)がはめられ、両前面側方パネル(15)にはガラス板
(17)および腰板(18)がそれぞれはめられている。一方、
右側面壁(13)（左側面壁は図示しないが右側面壁と同一
構造）は、１つの側面窓パネル(19)を有しており、これ
について、以下詳しく説明する。

側面窓パネル(19)は、窓枠(21)と、窓枠(21)の高さの中
程に渡し止められている中桟(22)と、窓枠(21)内におけ
る中桟(21)より上方にはめられている内外の引違い戸(2
3)(24)と、窓枠(21)内における中桟(22)より下方にはめ
られている腰板(25)とを備えている。

窓枠(21)は、前後の両縦枠(31)と、両縦枠(31)の上端に
それぞれ渡し止められている上横枠(32)と、両縦枠(31)
の下端にそれぞれ渡し止められている下横枠(33)とより
なる。

両縦枠(31)は、第２図に最もあきらかに示されているよ
うに、互いに向きは異にするが、同一構造のものであ
る。両縦枠(31)の対向面には、外から内にかけて並んだ
４つの第１〜第４突条(41)〜(44)を含む凹凸(45)がそれ
ぞれ形成されている。上横枠(32)は、第３図に示すよう
に、内外に所定間隔をおいて並んだ２つの垂下状引違い
戸案内レール(46)(47)を有している。同じく第３図に示
すように、下横枠(33)の頂部外縁には立上り状腰板受部
(48)が形成されるとともに、その中央に上向き内部拡大
溝(49)が形成されている。

さらに、第３図には、中桟(22)が詳しく示されており、
中桟(22)の頂部には内外高さの異なる２つの立上り状引
違い戸案内レール(51)(52)が形成され、底部外縁に垂下
状腰板受部(53)が形成されるとともに、その中央に下向
き内部拡大溝(54)が形成されている。

第２図を参照すると、内側の引違い戸(23)の前縁部に取
付けられたパッキン(55)が、窓枠(21)の外から３番目の
第３突条(43)に摺接させられ、外側の引違い戸(24)の後
縁部に取付けられたパッキン(56)が、窓枠(21)の外から
２番目の第２突条(42)に摺動させられ、これにより、水
切りが果たされている。

腰板(25)は、断熱パネルよりなる。断熱パネルは、詳し
く図示しないが、金属製内外表面板の間に、発泡スチロ
ールのような芯材が介在されているものである。

第３図に示すように、腰板(25)の上縁部は中桟(22)の腰
板受部(53)で受けられかつ中桟(22)の内部拡大溝(49)に
取付けられた上押え部材(57)で押えられ、腰板(25)の下
縁部は下横枠(33)の腰板受部(48)で受けられかつ下横枠
(33)の内部拡大溝(49)に取付けられた下押え部材(58)で
押えられている。上下の押え部材(57)(58)の横断面はと
もにＬ字状である。一方、第１図を参照すると、腰板(2
5)の前後両縁部は、前後一対の取付部材(61)を介して両
縦枠(31)に取付けられている。両取付部材(61)は、とも
に受部材(62)および押え部材(63)よりなる。前後の受部
材(62)は、対応する側の縦枠(31)の対向面の全体を被覆
している垂直板状のものである。受部材(62)の一面に
は、第３突条(43)を除いた３つの突条(41)(42)(44)にそ
れぞれ係止した３つの突条(71)〜(73)が形成され、その
他面の外縁部には腰板受部(74)が形成されるとともに、
その中央に内部拡大溝(75)が形成されている。前後の押
え部材(63)は、上下の押え部材(57)(58)と同様に、横断
面Ｌ字状のものである。そして、腰板(25)の前後両縁部
が前記の受部材(62)で受けられるとともに、前後の押え
部材(63)で押えられることにより、腰板(25)の前後両縁
部が両縦枠(31)に取付けられている。

第６図および第７図は、腰板の変形例を示す。上記腰板
(25)は、断熱パネル製であったが、この変形例による腰
板(81)はガラス製であって、断熱パネル製腰板(25)より
かなり肉薄のものである。したがって、この変形例によ
る腰板(81)の周縁部は上記実施例と同様のもので受けら
れているが、上下および前後の押え部材(82)(83)(84)
は、腰板(81)が肉薄となった分だけ上記押え部材(57)(5
8)(63)より内外方向の厚みを大きくしている横断面コの
字状のものである。

考案の効果この考案によれば、窓枠に腰板をはめる際、凹凸に起因
する腰板の納まりの悪さが解消されるから、縦枠に特別
の加工作業を施す必要がなく、窓枠への腰板はめ込み作
業を容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示し、第１図は窓パネルの水
平横断面、第２図は第１図とは別の部分の窓パネルの水
平横断面図、第３図は窓パネルの垂直縦断面図、第４図
はサンルームの外観斜視図、第５図はサンルームの分解
斜視図、第６図および第７図はそれぞれ腰板の変形例を
示す第１図および第３図相当の断面図である。 (21)……窓枠、(22)……中桟、(23)(24)……引違い戸、
(25)……腰板、(31)……縦枠、(45)……凹凸、(61)……
腰板取付部材。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】窓枠(21)と、窓枠(21)の両縦枠(31)に渡し止められている中桟(22)
と、窓枠(21)内における中桟(22)より上方にはめられている
引違い戸(23)(24)と、窓枠(21)内における中桟(22)より下方にはめられている
腰板(25)と、を備えており、両縦枠(31)の対向面に、これらの全長にわたってのびた
水切り用凹凸(45)がそれぞれ形成されている、窓パネルにおいて、中桟(22)より下方の両縦枠(31)の凹凸(45)が、一対の腰
板取付部材(61)でそれぞれ被覆され、これら両腰板取付
部材(61)に腰板(25)の両縁部が取付けられていることを
特徴とする、窓パネル。