JPH061390Y2 - ストックガイド装置 - Google Patents
ストックガイド装置Info
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- JPH061390Y2 JPH061390Y2 JP9784289U JP9784289U JPH061390Y2 JP H061390 Y2 JPH061390 Y2 JP H061390Y2 JP 9784289 U JP9784289 U JP 9784289U JP 9784289 U JP9784289 U JP 9784289U JP H061390 Y2 JPH061390 Y2 JP H061390Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- cross
- roll
- cross roll
- guide plate
- side guide
- Prior art date
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、カレンダロール装置によって圧延されるゴ
ム、プラスチック等の樹脂材料がロール上で指定された
幅以外に拡がることを防止するためのストックガイド装
置に関するものである。
ム、プラスチック等の樹脂材料がロール上で指定された
幅以外に拡がることを防止するためのストックガイド装
置に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のストックガイド装置としては、例えば、
特開昭49-34955号公報に記載されたようなものが存在
し、これは、第8、9図に示されるように、水平方向に
移動可能なロールaと垂直方向に移動可能なロールbと
を略平行に配置し、該ロールa,b間上側に、該ロールa,b
外周面に沿う円弧面c,d,e,fが形成された一対のガイド
板g,hをロールa,b軸線方向に互いに近接、離反可能に配
設すると共に、各ガイド板g,hを夫々シリンダi,jの伸縮
によって昇降可能に構成し、前記ロールbを垂直方向に
移動させたような場合、ロールa,b外周面と各ガイド板
g,hの円弧面c,d,e,fとの接触を避けつつその隙間を最小
とするよう各シリンダi,jを伸縮せしめ、圧延される樹
脂材料の前記隙間からの漏れを極力抑えるようにしてい
る。
特開昭49-34955号公報に記載されたようなものが存在
し、これは、第8、9図に示されるように、水平方向に
移動可能なロールaと垂直方向に移動可能なロールbと
を略平行に配置し、該ロールa,b間上側に、該ロールa,b
外周面に沿う円弧面c,d,e,fが形成された一対のガイド
板g,hをロールa,b軸線方向に互いに近接、離反可能に配
設すると共に、各ガイド板g,hを夫々シリンダi,jの伸縮
によって昇降可能に構成し、前記ロールbを垂直方向に
移動させたような場合、ロールa,b外周面と各ガイド板
g,hの円弧面c,d,e,fとの接触を避けつつその隙間を最小
とするよう各シリンダi,jを伸縮せしめ、圧延される樹
脂材料の前記隙間からの漏れを極力抑えるようにしてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前述の如きストックガイド装置において
は、ロールbの垂直方向移動により例えば該ロールbの
方がロールaより所要量高く位置した状態で樹脂材料の
圧延が行われるような場合には、ロールb外周面と円弧
面e,fとの隙間が所要寸法となるようにガイド板g,hの高
さ位置を調整するため、ロールa外周面と円弧面c,dと
の隙間は前記隙間より大きくなってしまい、樹脂材料の
漏れが生じやすくなっていた。
は、ロールbの垂直方向移動により例えば該ロールbの
方がロールaより所要量高く位置した状態で樹脂材料の
圧延が行われるような場合には、ロールb外周面と円弧
面e,fとの隙間が所要寸法となるようにガイド板g,hの高
さ位置を調整するため、ロールa外周面と円弧面c,dと
の隙間は前記隙間より大きくなってしまい、樹脂材料の
漏れが生じやすくなっていた。
又、第10図に示されるようにロールa,bが熱応力等の影
響でたわんでしまうと、圧延される樹脂材料の厚さが幅
方向で不均一となり製品の精度が低下するため、第11図
の如くいずれか一方のロール(図ではロールb)を所要
量傾斜させる、いわゆるロールクロスを行い、ロールa,
b間隙を軸線方向中央部と両幅端部とで均一化する場合
があるが、こうした場合にも従来のストックガイド装置
では、各ガイド板g,hが配置されているロール軸線方向
位置において高く位置している側のロール(第11図中左
側ではロールb、右側ではロールa)外周面と円弧面
(第11図中左側では円弧面e,f、右側では円弧面c,d,)
との隙間を所要寸法とするため、他方の側の隙間が夫々
大きくなってしまい、樹脂材料の漏れを防ぐことはでき
なかつた。
響でたわんでしまうと、圧延される樹脂材料の厚さが幅
方向で不均一となり製品の精度が低下するため、第11図
の如くいずれか一方のロール(図ではロールb)を所要
量傾斜させる、いわゆるロールクロスを行い、ロールa,
b間隙を軸線方向中央部と両幅端部とで均一化する場合
があるが、こうした場合にも従来のストックガイド装置
では、各ガイド板g,hが配置されているロール軸線方向
位置において高く位置している側のロール(第11図中左
側ではロールb、右側ではロールa)外周面と円弧面
(第11図中左側では円弧面e,f、右側では円弧面c,d,)
との隙間を所要寸法とするため、他方の側の隙間が夫々
大きくなってしまい、樹脂材料の漏れを防ぐことはでき
なかつた。
本考案は、斯かる実情に鑑み、ロールクロス等を行って
も、ロールとガイド板との隙間を自動的に常時一定に保
持し得、樹脂材料の漏れ防止を図り得るストックガイド
装置を提供しようとするものである。
も、ロールとガイド板との隙間を自動的に常時一定に保
持し得、樹脂材料の漏れ防止を図り得るストックガイド
装置を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、略平行配置されるクロスロールと非クロスロ
ール間上側、被圧延樹脂材料の幅に合わせてロール軸線
方向に互いに近接、離反可能となるよう一対のガイド板
を配設してなるストックガイド装置において、前記各ガ
イド板を夫々、前記クロスロール外周面に沿う円弧面を
有するクロスロール側ガイド板と前記非クロスロール外
周面に沿う円弧面を有する非クロスロール側ガイド板と
に2分割し、前記各クロスロール側ガイド板に夫々該各
クロスロール側ガイド板を昇降せしめるスライド機構を
接続すると共に、前記クロスロールを支承する左右の軸
箱の高さ位置を検出する位置検出器と、前記各ガイド板
のロール軸線方向位置を検出する位置検出器と、前記各
クロスロール側ガイド板の高さ位置を検出する位置検出
器とを備え、又、前記各位置検出器からの検出信号が入
力され、前記各軸箱の高さ位置と前記各ガイド板のロー
ル軸線方向位置と前記各ガイド板のロール軸線方向位置
とから各ガイド板のロール軸線方向位置における各クロ
ス量を演算すると共に、該各クロス量と前記各クロスロ
ール側ガイド板の高さ位置とから該各クロスロール側ガ
イド板の円弧面と前記クロスロール外周面間の実際の隙
間を演算し、該実際の隙間と設定隙間との差から各クロ
スロール側ガイド板の昇降量を求めて前記各スライド機
構に対し制御信号を出力する演算装置とを具備せしめた
ことを特徴とするものである。
ール間上側、被圧延樹脂材料の幅に合わせてロール軸線
方向に互いに近接、離反可能となるよう一対のガイド板
を配設してなるストックガイド装置において、前記各ガ
イド板を夫々、前記クロスロール外周面に沿う円弧面を
有するクロスロール側ガイド板と前記非クロスロール外
周面に沿う円弧面を有する非クロスロール側ガイド板と
に2分割し、前記各クロスロール側ガイド板に夫々該各
クロスロール側ガイド板を昇降せしめるスライド機構を
接続すると共に、前記クロスロールを支承する左右の軸
箱の高さ位置を検出する位置検出器と、前記各ガイド板
のロール軸線方向位置を検出する位置検出器と、前記各
クロスロール側ガイド板の高さ位置を検出する位置検出
器とを備え、又、前記各位置検出器からの検出信号が入
力され、前記各軸箱の高さ位置と前記各ガイド板のロー
ル軸線方向位置と前記各ガイド板のロール軸線方向位置
とから各ガイド板のロール軸線方向位置における各クロ
ス量を演算すると共に、該各クロス量と前記各クロスロ
ール側ガイド板の高さ位置とから該各クロスロール側ガ
イド板の円弧面と前記クロスロール外周面間の実際の隙
間を演算し、該実際の隙間と設定隙間との差から各クロ
スロール側ガイド板の昇降量を求めて前記各スライド機
構に対し制御信号を出力する演算装置とを具備せしめた
ことを特徴とするものである。
[作用] 従って、樹脂材料の圧延時、ロールクロスを行うような
場合には、クロスロールの左右の軸箱を夫々所要量昇降
せしめると共に、左右のガイド板を夫々ロール軸線方向
所要位置に移動せしめ幅調整を行うと、位置検出器によ
る各軸箱の高さ位置を示す検出信号と、位置検出器によ
る各ガイド板のロール軸線方向位置を示す検出信号とが
演算装置へ入力され、該演算装置において、各ガイド板
のロール軸線方向位置におけるクロス量が演算されると
共に、位置検出器から演算装置へ入力されるクロスロー
ル側ガイド板の現在の高さ位置を示す検出信号と前記各
クロス量とから各クロスロール側ガイド板の円弧面とク
ロスロール外周面間の実際の隙間が演算され、該実際の
隙間と設定隙間との差から各クロスロール側ガイド板の
昇降量が演算され、各スライド機構に対し制御信号が出
力され、該制御信号によって各スライド機構が夫々駆動
され、各クロスロール側ガイド板が夫々所要量昇降し、
該各クロスロール側ガイド板の円弧面とクロスロール外
周面との隙間が設定値に保持される。
場合には、クロスロールの左右の軸箱を夫々所要量昇降
せしめると共に、左右のガイド板を夫々ロール軸線方向
所要位置に移動せしめ幅調整を行うと、位置検出器によ
る各軸箱の高さ位置を示す検出信号と、位置検出器によ
る各ガイド板のロール軸線方向位置を示す検出信号とが
演算装置へ入力され、該演算装置において、各ガイド板
のロール軸線方向位置におけるクロス量が演算されると
共に、位置検出器から演算装置へ入力されるクロスロー
ル側ガイド板の現在の高さ位置を示す検出信号と前記各
クロス量とから各クロスロール側ガイド板の円弧面とク
ロスロール外周面間の実際の隙間が演算され、該実際の
隙間と設定隙間との差から各クロスロール側ガイド板の
昇降量が演算され、各スライド機構に対し制御信号が出
力され、該制御信号によって各スライド機構が夫々駆動
され、各クロスロール側ガイド板が夫々所要量昇降し、
該各クロスロール側ガイド板の円弧面とクロスロール外
周面との隙間が設定値に保持される。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図乃至第7図は本考案の一実施例であり、第4、5
図に示すように、本実施例におけるカレンダロール装置
1は、左右フレーム2,3間にクロスロール4、非クロス
ロール5、及びロール6,7を夫々回転自在に配設し、ク
ロスロール4と非クロスロール5との間に上方より供給
される被圧延樹脂材料85を、順次非クロスロール5とロ
ール6間からロール6,7間へと通過せしめシート状に圧
延するようにしてある。
図に示すように、本実施例におけるカレンダロール装置
1は、左右フレーム2,3間にクロスロール4、非クロス
ロール5、及びロール6,7を夫々回転自在に配設し、ク
ロスロール4と非クロスロール5との間に上方より供給
される被圧延樹脂材料85を、順次非クロスロール5とロ
ール6間からロール6,7間へと通過せしめシート状に圧
延するようにしてある。
前記クロスロール4を回転自在に支承する左右の軸箱8,
9には夫々、昇降機構10,11を連結してあり、該昇降機構
10,11の作動によりクロスロール4を所要量傾動せし
め、非クロスロール5に対しロールクロスを行い得るよ
うにしてある。
9には夫々、昇降機構10,11を連結してあり、該昇降機構
10,11の作動によりクロスロール4を所要量傾動せし
め、非クロスロール5に対しロールクロスを行い得るよ
うにしてある。
前記昇降機構10,11は夫々、軸箱8,9下面に、左右フレー
ム2,3内を鉛直下方に延びるロッド12,13上端を連結し、
該ロッド12,13下端に、左右フレーム2,3下面に設けられ
たウォームジャッキ14,15を接続すると共に、軸箱8,9上
面に、左右フレーム2,3内を鉛直上方に延びるロッド16,
17下端を連結し、該ロッド16,17上端に、左右フレーム
2,3内上部に設置され前記ウォームジャッキ14,15の動作
と連動して伸縮自在なシリンダ18,19を接続して構成し
てあり、軸箱8,9の基準位置に対する高さ位置について
は、ウォームジャッキ14,15のモータ20,21に接続されて
いるパルスジェネレータ(PG)等の位置検出器22,23
によつて検出し得るようにしてある。
ム2,3内を鉛直下方に延びるロッド12,13上端を連結し、
該ロッド12,13下端に、左右フレーム2,3下面に設けられ
たウォームジャッキ14,15を接続すると共に、軸箱8,9上
面に、左右フレーム2,3内を鉛直上方に延びるロッド16,
17下端を連結し、該ロッド16,17上端に、左右フレーム
2,3内上部に設置され前記ウォームジャッキ14,15の動作
と連動して伸縮自在なシリンダ18,19を接続して構成し
てあり、軸箱8,9の基準位置に対する高さ位置について
は、ウォームジャッキ14,15のモータ20,21に接続されて
いるパルスジェネレータ(PG)等の位置検出器22,23
によつて検出し得るようにしてある。
一方、前記クロスロール4と非クロスロール5間上側
に、一対のガイド板24,25を幅調整機構26,27により圧延
する樹脂材料の幅に合わせてロール軸線O方向に互いに
近接、離反可能となるように配設する。
に、一対のガイド板24,25を幅調整機構26,27により圧延
する樹脂材料の幅に合わせてロール軸線O方向に互いに
近接、離反可能となるように配設する。
前記幅調整機構26,27は夫々、第2、3図に示す如く、
左右フレーム2,3に、ガイドロッド28,29をロール軸線O
方向に摺動自在に貫通せしめると共に駆動軸30,31をロ
ール軸線O方向に移動自在に貫通せしめ、ガイドロッド
28,29及び駆動軸30,31の左右フレーム2,3対向面側へ突
出する先端面にベースプレート32,33を固着し、前記駆
動軸30,31に、該駆動軸30,31を夫々軸線方向へ移動せし
めるウォームジャッキ34,35を接続して構成してあり、
ガイド板24,25のロール軸線O方向位置については、ウ
ォームジャッキ34,35のモータ36,37に接続されているパ
ルスジェネレータ等の位置検出器38,39によつて検出し
得るようにしてある。
左右フレーム2,3に、ガイドロッド28,29をロール軸線O
方向に摺動自在に貫通せしめると共に駆動軸30,31をロ
ール軸線O方向に移動自在に貫通せしめ、ガイドロッド
28,29及び駆動軸30,31の左右フレーム2,3対向面側へ突
出する先端面にベースプレート32,33を固着し、前記駆
動軸30,31に、該駆動軸30,31を夫々軸線方向へ移動せし
めるウォームジャッキ34,35を接続して構成してあり、
ガイド板24,25のロール軸線O方向位置については、ウ
ォームジャッキ34,35のモータ36,37に接続されているパ
ルスジェネレータ等の位置検出器38,39によつて検出し
得るようにしてある。
更に、第1図に示す如く、前記ガイド板24,25を夫々円
弧面40,41を有するクロスロール側ガイド板42,43と円弧
面44,45を有する非クロスロール側ガイド板46,47とに2
分割し、クロスロール側ガイド板42,43を夫々スライド
機構48,49により非クロスロール側ガイド板46,47に対し
個別に昇降し得るようにし、又、非クロスロール側ガイ
ド板46,47を夫々、ベースプレート32,33より水平に張り
出すブラケツト50,51を貫通しナット52,53によつて固定
されるボルト54,55先端部に螺着し、ボルト54,55に対す
るナット52,53の螺合位置の変更により非クロスロール
側ガイド板46,47の高さ位置調整を行い得るようにして
ある。
弧面40,41を有するクロスロール側ガイド板42,43と円弧
面44,45を有する非クロスロール側ガイド板46,47とに2
分割し、クロスロール側ガイド板42,43を夫々スライド
機構48,49により非クロスロール側ガイド板46,47に対し
個別に昇降し得るようにし、又、非クロスロール側ガイ
ド板46,47を夫々、ベースプレート32,33より水平に張り
出すブラケツト50,51を貫通しナット52,53によつて固定
されるボルト54,55先端部に螺着し、ボルト54,55に対す
るナット52,53の螺合位置の変更により非クロスロール
側ガイド板46,47の高さ位置調整を行い得るようにして
ある。
前記スライド機構48,49は夫々、左右フレーム2,3の各対
向面側に固着した支持台56,57上に、モータ58,59により
減速機60,61を介してインナシャフト62,63が回転駆動さ
れるフレキシブルシャフト64,65のアウタケーブル66,67
基端部を支承せしめ、該フレキシブルシャフト64,65の
アウタケーブル66,67先端部を前記ブラケツト50,51を貫
通させ固定すると共に、インナシャフト62,63の先端部
に螺刻した雄ねじ部68,69をクロスロール側ガイド板42,
43上面に埋め込んだナット70,71に螺嵌せしめ、モータ5
8,59の駆動によりフレキシブルシャフト64,65を介して
クロスロール側ガイド板42,43を昇降せしめ得るよう構
成してあり、クロスロール側ガイド板42,43の基準位置
に対する高さ位置については、前記フレキシブルシャフ
ト64,65のインナシャフト62,63と一緒に回転する軸72,7
3に接続されているパルスジェネレータ等の位置検出器7
4,75によつて検出し得るようにしてある。
向面側に固着した支持台56,57上に、モータ58,59により
減速機60,61を介してインナシャフト62,63が回転駆動さ
れるフレキシブルシャフト64,65のアウタケーブル66,67
基端部を支承せしめ、該フレキシブルシャフト64,65の
アウタケーブル66,67先端部を前記ブラケツト50,51を貫
通させ固定すると共に、インナシャフト62,63の先端部
に螺刻した雄ねじ部68,69をクロスロール側ガイド板42,
43上面に埋め込んだナット70,71に螺嵌せしめ、モータ5
8,59の駆動によりフレキシブルシャフト64,65を介して
クロスロール側ガイド板42,43を昇降せしめ得るよう構
成してあり、クロスロール側ガイド板42,43の基準位置
に対する高さ位置については、前記フレキシブルシャフ
ト64,65のインナシャフト62,63と一緒に回転する軸72,7
3に接続されているパルスジェネレータ等の位置検出器7
4,75によつて検出し得るようにしてある。
尚、第1図乃至第3図には左側のストックガイド装置86
について図示しているが、右側のストックガイド装置87
については勝手反対となっている。
について図示しているが、右側のストックガイド装置87
については勝手反対となっている。
一方、第6図に示す如く、前記位置検出器22,23による
左右の軸箱8,9の基準位置に対する高さ位置を示す検出
信号76,77と、位置検出器38,39による左右のガイド板2
4,25のロール軸線O方向位置を示す検出信号78,79と、
位置検出器74,75による左右のクロスロール側ガイド板4
2,43の基準位置に対する高さ位置を示す検出信号80,81
とを演算装置82へ入力するようにし、該演算装置82にお
いて、前記軸箱8,9の高さ位置とガイド板24,25のロール
軸線O方向位置とからガイド板24,25のロール軸線方向
位置におけるクロス量CL,CR(第7図参照)を演算す
ると共に、該クロス量CL,CRと前記クロスロール側ガ
イド板42,43の高さ位置とから該クロスロール側ガイド
板42,43の円弧面40,41と前記クロスロール4外周面間の
実際の隙間D1,D2(第1図参照)を演算し、該実際の
隙間D1,D2と設定隙間との差からクロスロール側ガイ
ド板42,43の昇降量X(第1図参照)を演算して前記ス
ライド機構48,49のモータ58,59に対し制御信号83,84を
出力し得るよう構成する。
左右の軸箱8,9の基準位置に対する高さ位置を示す検出
信号76,77と、位置検出器38,39による左右のガイド板2
4,25のロール軸線O方向位置を示す検出信号78,79と、
位置検出器74,75による左右のクロスロール側ガイド板4
2,43の基準位置に対する高さ位置を示す検出信号80,81
とを演算装置82へ入力するようにし、該演算装置82にお
いて、前記軸箱8,9の高さ位置とガイド板24,25のロール
軸線O方向位置とからガイド板24,25のロール軸線方向
位置におけるクロス量CL,CR(第7図参照)を演算す
ると共に、該クロス量CL,CRと前記クロスロール側ガ
イド板42,43の高さ位置とから該クロスロール側ガイド
板42,43の円弧面40,41と前記クロスロール4外周面間の
実際の隙間D1,D2(第1図参照)を演算し、該実際の
隙間D1,D2と設定隙間との差からクロスロール側ガイ
ド板42,43の昇降量X(第1図参照)を演算して前記ス
ライド機構48,49のモータ58,59に対し制御信号83,84を
出力し得るよう構成する。
次に、上記実施例の作動を説明する。
樹脂材料の圧延時、例えば、第7図に示す如くクロスロ
ールを行うような場合には、第4図のウォームジャッキ
14,15を駆動しロッド12,13を介して左右の軸箱8,9を夫
々所要量昇降せしめると共に、第3図のウォームジャッ
キ34,35を駆動軸30,31を介して左右のガイド板24,25を
夫々ロール軸線O方向所要量位置に移動せしめ幅調整を
行うと、前記ウォームジャッキ14,15の位置検出器22,23
による軸箱8,9の高さ位置を示す検出信号76,77と、前記
ウォームジャッキ34,35の位置検出器38,39によるガイド
板24,25のロール軸線O方向位置を示す検出信号78,79と
が第6図に示す如く演算装置82へ入力される。
ールを行うような場合には、第4図のウォームジャッキ
14,15を駆動しロッド12,13を介して左右の軸箱8,9を夫
々所要量昇降せしめると共に、第3図のウォームジャッ
キ34,35を駆動軸30,31を介して左右のガイド板24,25を
夫々ロール軸線O方向所要量位置に移動せしめ幅調整を
行うと、前記ウォームジャッキ14,15の位置検出器22,23
による軸箱8,9の高さ位置を示す検出信号76,77と、前記
ウォームジャッキ34,35の位置検出器38,39によるガイド
板24,25のロール軸線O方向位置を示す検出信号78,79と
が第6図に示す如く演算装置82へ入力される。
演算装置82へ前記検出信号76,77と78,79とが入力される
と、該演算装置82において、ガイド板24,25のロール軸
線O方向位置におけるクロス量CL,CR(第7図参照)
が演算されると共に、位置検出器74,75から演算装置82
へ入力されるクロスロール側ガイド板42,43の現在の高
さ位置を示す検出信号80,81と前記クロス量CL,CRと
からクロスロール側ガイド板42,43の円弧面40,41とクロ
スロール4外周面間の実際の隙間D1,D2が演算され、
該実際の隙間D1,D2と設定隙間との差からクロスロー
ル側ガイド板42,43の昇降量Xが演算され、スライド機
構48,49のモータ58,59に対し制御信号83,84が出力され
る。
と、該演算装置82において、ガイド板24,25のロール軸
線O方向位置におけるクロス量CL,CR(第7図参照)
が演算されると共に、位置検出器74,75から演算装置82
へ入力されるクロスロール側ガイド板42,43の現在の高
さ位置を示す検出信号80,81と前記クロス量CL,CRと
からクロスロール側ガイド板42,43の円弧面40,41とクロ
スロール4外周面間の実際の隙間D1,D2が演算され、
該実際の隙間D1,D2と設定隙間との差からクロスロー
ル側ガイド板42,43の昇降量Xが演算され、スライド機
構48,49のモータ58,59に対し制御信号83,84が出力され
る。
モータ58,59に対し制御信号83,84が出力されると、該制
御信号83,84によつてモータ58,59が夫々駆動され、フレ
キシブルシャフト64,65のインナシャフト62,63が夫々所
要量回転することにより、該インナシャフト62,63先端
部の雄ねじ部68,69に螺合したナット70,71と一体のクロ
スロール側ガイド板42,43が夫々所要量昇降し、該クロ
スロール側ガイド板42,43の円弧面40,41とクロスロール
4外周面との隙間D1,D2が設定値に保持される。
御信号83,84によつてモータ58,59が夫々駆動され、フレ
キシブルシャフト64,65のインナシャフト62,63が夫々所
要量回転することにより、該インナシャフト62,63先端
部の雄ねじ部68,69に螺合したナット70,71と一体のクロ
スロール側ガイド板42,43が夫々所要量昇降し、該クロ
スロール側ガイド板42,43の円弧面40,41とクロスロール
4外周面との隙間D1,D2が設定値に保持される。
こうして、クロスロール4が上下方向にどのうように動
いてもクロスロール側ガイド板42,43を追従させて移動
させることができるので、クロスロール4及び非クロス
ロール5外周面とガイド板24,25との隙間を自動的に常
時一定に保持でき、被圧延樹脂材料85の漏れを防止する
ことが可能となる。
いてもクロスロール側ガイド板42,43を追従させて移動
させることができるので、クロスロール4及び非クロス
ロール5外周面とガイド板24,25との隙間を自動的に常
時一定に保持でき、被圧延樹脂材料85の漏れを防止する
ことが可能となる。
尚、本考案のストックガイド装置は、上述の実施例にの
み限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない
範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
み限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない
範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案のストックガイド装置によ
れば、ロールクロス等を行った場合でも、ロールとガイ
ド板との隙間を自動的に常時一定に保持することが可能
となり、被圧延樹脂材料の漏れ防止を図ることができる
という優れた効果を奏し得る。
れば、ロールクロス等を行った場合でも、ロールとガイ
ド板との隙間を自動的に常時一定に保持することが可能
となり、被圧延樹脂材料の漏れ防止を図ることができる
という優れた効果を奏し得る。
第1図は本考案の一実施例の正面図(第2図のI−I矢
視相当図)、第2図は本考案の一実施例の側断面図(第
3図のII−II断面相当図)、第3図は本考案の一実施例
の背面図(第5図のIII部詳細図)、第4図は本考案の
一実施例の全体側面図、第5図は第4図のV−V矢視
図、第6図は本考案の一実施例のブロツク図、第7図は
ロールクロス時のクロス量を示す側面図、第8図は従来
例の斜視図、第9図は従来例の要部正面図(第8図のIX
−IX矢視相当図)、第10図ロールのたわみ状態を示す平
面図、第11図はロールクロス状態を示す側面図であ
る。 1はカレンダロール装置、4はクロスロール、5は非ク
ロスロール、8,9は軸箱、10,11は昇降機構、14,15,34,3
5はウォームジャッキ、22,23は位置検出器(軸箱8,9高
さ位置検出用)、24,25はガイド板、26,27は幅調整機
構、38,39は位置検出器(ガイド板24,25ロール軸線方向
位置検出用)、40,41,44,45は円弧面、42,43はクロスロ
ール側ガイド板、46,47は非クロスロール側ガイド板、4
8,49はスライド機構、64,65フレキシブルシャフト、74,
75は位置検出器(クロスロール側ガイド板42,43高さ位
置検出用)、76〜81は検出信号、82は演算装置、83,84
は制御信号、85は被圧延樹脂材料、86,87はストックガ
イド装置、Oはロール軸線、CL,CRはクロス量、
D1,D2は隙間、Xは昇降量を示す。
視相当図)、第2図は本考案の一実施例の側断面図(第
3図のII−II断面相当図)、第3図は本考案の一実施例
の背面図(第5図のIII部詳細図)、第4図は本考案の
一実施例の全体側面図、第5図は第4図のV−V矢視
図、第6図は本考案の一実施例のブロツク図、第7図は
ロールクロス時のクロス量を示す側面図、第8図は従来
例の斜視図、第9図は従来例の要部正面図(第8図のIX
−IX矢視相当図)、第10図ロールのたわみ状態を示す平
面図、第11図はロールクロス状態を示す側面図であ
る。 1はカレンダロール装置、4はクロスロール、5は非ク
ロスロール、8,9は軸箱、10,11は昇降機構、14,15,34,3
5はウォームジャッキ、22,23は位置検出器(軸箱8,9高
さ位置検出用)、24,25はガイド板、26,27は幅調整機
構、38,39は位置検出器(ガイド板24,25ロール軸線方向
位置検出用)、40,41,44,45は円弧面、42,43はクロスロ
ール側ガイド板、46,47は非クロスロール側ガイド板、4
8,49はスライド機構、64,65フレキシブルシャフト、74,
75は位置検出器(クロスロール側ガイド板42,43高さ位
置検出用)、76〜81は検出信号、82は演算装置、83,84
は制御信号、85は被圧延樹脂材料、86,87はストックガ
イド装置、Oはロール軸線、CL,CRはクロス量、
D1,D2は隙間、Xは昇降量を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】略平行配置されるクロスロールと非クロス
ロール間上側、被圧延樹脂材料の幅に合わせてロール軸
線方向に互いに近接、離反可能となるよう一対のガイド
板を配設してなるストックガイド装置において、前記各
ガイド板を夫々、前記クロスロール外周面に沿う円弧面
を有するクロスロール側ガイド板と前記非クロスロール
外周面に沿う円弧面を有する非クロスロール側ガイド板
とに2分割し、前記各クロスロール側ガイド板に夫々該
各クロスロール側ガイド板を昇降せしめるスライド機構
を接続すると共に、前記クロスロールを支承する左右の
軸箱の高さ位置を検出する位置検出器と、前記各ガイド
板のロール軸線方向位置を検出する位置検出器と、前記
各クロスロール側ガイド板の高さ位置を検出する位置検
出器とを備え、又、前記各位置検出器からの検出信号が
入力され、前記各軸箱の高さ位置と前記各ガイド板のロ
ール軸線方向位置とから各ガイド板のロール軸線方向位
置における各クロス量を演算すると共に、該各クロス量
と前記各クロスロール側ガイド板の高さ位置とから該各
クロスロール側ガイド板の円弧面と前記クロスロール外
周面間の実際の隙間を演算し、該実際の隙間と設定隙間
との差から各クロスロール側ガイド板の昇降量を求めて
前記各スライド機構に対し制御信号を出力する演算装置
とを具備せしめたことを特徴とするストックガイド装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9784289U JPH061390Y2 (ja) | 1989-08-22 | 1989-08-22 | ストックガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9784289U JPH061390Y2 (ja) | 1989-08-22 | 1989-08-22 | ストックガイド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0336817U JPH0336817U (ja) | 1991-04-10 |
JPH061390Y2 true JPH061390Y2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=31646968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9784289U Expired - Lifetime JPH061390Y2 (ja) | 1989-08-22 | 1989-08-22 | ストックガイド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061390Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102000655A (zh) * | 2009-08-12 | 2011-04-06 | 株式会社增田制作所 | 具有网格状气液导通路构造的功能性辊 |
-
1989
- 1989-08-22 JP JP9784289U patent/JPH061390Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102000655A (zh) * | 2009-08-12 | 2011-04-06 | 株式会社增田制作所 | 具有网格状气液导通路构造的功能性辊 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0336817U (ja) | 1991-04-10 |
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