JPH06138783A - 像形成装置 - Google Patents

像形成装置

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JPH06138783A
JPH06138783A JP4285799A JP28579992A JPH06138783A JP H06138783 A JPH06138783 A JP H06138783A JP 4285799 A JP4285799 A JP 4285799A JP 28579992 A JP28579992 A JP 28579992A JP H06138783 A JPH06138783 A JP H06138783A
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JP
Japan
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transfer
voltage
image
transfer roller
photosensitive drum
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Withdrawn
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JP4285799A
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English (en)
Inventor
Yoichiro Goto
後藤  陽一郎
Mitsuaki Kurokawa
光章 黒川
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 湿度センサ32によって湿度を検出する。感
光体ドラム12と転写ローラ16との間に記録紙30を
供給すると、湿度センサ32の湿度に応じて良好に転写
できる転写電圧を発生する。すなわち、転写電流を、
0.3μA〜1000μAの範囲で制御し、感光体ドラ
ム12上のトナー像を記録紙30に良好に転写する。 【効果】 環境条件が変化することによる記録品質の低
下を防止でき、良好な転写画像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は像形成装置に関し、特
にたとえば光プリンタ,複写機およびファクシミリなど
に用いられる、像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、主に回転円筒状をした像担持
体に転写ローラを圧接し、像担持体と転写ローラとの間
に記録紙を通過させて、像担持体表面に形成されたトナ
ー像を転写電圧の作用によって、記録紙に転写させる像
形成装置がよく知られている。また、良好に転写するに
は或る範囲の転写電流(特開平2−123385号によ
ると0.5μA〜4μA)を流さなければならないが、
たとえば温度や湿度などの環境条件によって、記録紙や
転写ローラ等の抵抗値が変化し、転写電流が変化すると
いうことが明らかとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】帯電された絶縁性トナ
ーと導電性トナーとが混在するトナーによって静電潜像
を現像化してトナー像を得る像形成装置において、その
像担持体の光導電層にアモルファスシリコンを用いるも
のがあるが、このような像担持体に転写ローラを圧接す
ることによってトナー像を記録紙に転写する場合には、
以下のような問題が生ずる。
【0004】すなわち、図9に示すように、像担持体の
光導電層としてアモルファスシリコンを用いた感光体ド
ラムのV−I(電圧−電流)特性は、印加されるバイア
ス電圧の極性により大きく異なる。(+)のバイアス電
圧を印加した場合には、感光体ドラムの抵抗が急激に低
下し、大きな電流が流れることがわかる。したがって、
反転現像で転写ローラに(+)のバイアス電圧を印加し
て転写する場合、環境条件によって記録紙や転写ローラ
等の抵抗値が変化すれば、流れる転写電流が大きく変化
してしまい、良好に転写できないという問題点があっ
た。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、環
境条件が変化しても記録品質が低下しない、像形成装置
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、静電潜像が
形成される像担持体、帯電された絶縁性トナーと導電性
トナーとが混在されたトナーによって静電潜像を顕像化
してトナー像を形成する現像手段、および像担持体に圧
接され記録紙にトナー像を転写する転写ローラを含む像
形成装置において、環境条件を検出する環境条件検出手
段をさらに備え、環境条件に応じて、像担持体と転写ロ
ーラとの間に供給される転写電流を0.3μA〜100
0μAの範囲で制御するようにしたことを特徴とする、
像形成装置である。
【0007】
【作用】環境条件検出手段となるたとえば湿度センサに
よって湿度を検出し、その結果に応じて転写電流を、良
好に転写できる範囲すなわち0.3μA〜1000μA
の範囲で制御する。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、環境条件を検出した
結果に基づいて、転写ローラと像担持体との間に供給さ
れる転写電流を0.3μA〜1000μAの範囲で制御
して、トナー像を記録紙に転写する。したがって、環境
条件が変化することによる記録品質の低下を防止でき、
良好な転写画像が得られる。
【0009】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】図1を参照して、この実施例の像形成装置1
0は感光体ドラム12を含む。感光体ドラム12は、図
2に示すように、たとえばガラスなどからなる円筒状透
明基体12aの外周面に透明導電層12bおよびたとえ
ばアモルファスシリコンなどからなる光導電体層12c
を順に積層して構成され、感光体ドラム12の端部に固
定された駆動ギア(図示せず)をモータなどの駆動源
(図示せず)で回転駆動することによって、感光体ドラ
ム12が矢印14の方向に回転する。転写ローラ16
は、感光体ドラム12に圧接するように配置され、転写
ローラ16は感光体ドラム12に従動回転する。その回
転方向は矢印18で示される。
【0011】また、感光体ドラム12内には、軸線方向
に長い露光装置としてのLEDヘッド20が配置され、
LEDヘッド20からの光は集束性光伝送体22によっ
て集束され、感光体ドラム12の透明基体12aおよび
透明導電層12bを通して、光導電体層12cに照射さ
れる。また、感光体ドラム12近傍には、LEDヘッド
20に対向する位置に現像装置24が配設され、現像装
置24内の現像スリーブ26と感光体ドラム12の透明
導電層12bとの間には、直流電圧が印加されている。
この直流電圧によって、現像装置24内のトナー28が
現像スリーブ26と同電位となり、それに伴って感光体
ドラム12が帯電され、光導電体層12cも同電位とな
る。なお、トナー28は、帯電された絶縁性トナーと導
電性トナーとが混在されたものである。
【0012】帯電された感光体ドラム12は、画像情報
に応じてLEDヘッド20によって露光され、この露光
とほぼ同時に現像装置24によって感光体ドラム22上
にトナー像が形成される。感光体ドラム12上に形成さ
れたトナー像は、転写ローラ16によって感光体ドラム
12と転写ローラ16との間を通過する記録紙30に転
写される。このとき、湿度センサ32によって、環境条
件のうちの湿度が検出され、その湿度に対応する出力が
転写電圧制御回路34に与えられる。転写電圧制御回路
34は、検出センサ32からの出力を増幅するととも
に、この出力に対応した転写電圧電圧を転写ローラ16
に与え、転写ローラ16と感光体ドラム12との間に供
給される転写電流を制御する。なお、転写電圧は、絶縁
性トナーの帯電極性と逆極性である。
【0013】ところで、感光体ドラム12の光導電体層
12cにアモルファスシリコンを用いてローラ転写を行
う場合、環境条件によって、記録紙や転写ローラなどの
抵抗値が変化するため、流れる転写電流が大きく変化し
てしまい、良好に転写できないという問題点があること
を既に述べた。これについて検討した結果、図5(A)
〜(C)に示すように良好に転写(転写効率85%以
上)するのに必要な転写電流の値が、環境条件(特に湿
度)によって大きく異なることが明らかとなった。その
結果をまとめると図6から明らかなように、湿度に応じ
て転写電流を0.3μA〜1000μAの範囲で変化さ
せれば良好に転写できる。なお、図6において、各湿度
に対して破線AおよびBで挟まれた範囲の転写電流であ
れば、良好に転写できる。
【0014】また、図6に示すような良好に転写するの
に必要な転写電流が流れるときの転写電圧を検討した結
果が図7に示される。図7の実線Cに示すように、湿度
に応じて転写電圧を500〜1600Vの範囲で変化さ
せれば、それに伴って転写電流も0.3〜1000μA
の範囲で流れることになり、良好に転写できる。ここ
で、注目すべきは転写電圧制御回路34である。転写電
圧制御回路34は、図3で示すように、電圧駆動回路3
6を含み、電圧駆動回路36には、像形成装置10に内
蔵される定電圧電源(図示せず)から+24Vの電源電
圧が供給され、転写電圧制御回路36の一端は接地され
る。電圧駆動回路36はトランス38の1次側にパルス
波を印加し、トランス38の2次側に電圧を誘導させ
る。そして、トランス38の2次電圧は、倍電圧回路4
0および整流器42を介して、直流電圧となり、たとえ
ば300V〜1.5kVの転写電圧TOUT が得られる。
なお、整流器42の一端は接地される。電源電圧(+2
4V)は、本体スイッチ(図示せず)のオン,オフによ
って制御され、ここでは常にオン状態にあるものとす
る。
【0015】ここで、転写電圧TOUT は、トランス38
の1次側に印加されるパルス波の周波数,振幅およびデ
ューティによって決定されるが、この実施例では、湿度
センサ32の出力に応じて、トランス38に供給するパ
ルス波のデューティを制御して、転写電圧TOUT を電圧
制御している。すなわち、転写電圧制御回路34は湿度
センサ32に接続される制御基板44を含み、制御基板
44はA/Dコンバータ46を含む。ここで、湿度セン
サ32が検出する湿度と抵抗との関係は、図8に示すよ
うに、湿度によって抵抗が変化する特性をもっており、
この抵抗に応じた出力をA/Dコンバータ46でディジ
タル化して、マイコン48に与える。マイコン48はメ
モリ(図示せず)を含む。そのメモリには、上述した図
7の湿度と転写電圧との関係を示すデータなどを基にし
て、A/Dコンバータ46からの入力データに対応する
出力データが格納されている。したがって、マイコン4
8に、A/Dコンバータ46から入力データが与えられ
ると、その入力データに対応した出力データが、D/A
コンバータ50に出力される。この出力データは、記録
紙1枚を転写する間あるいは複数枚連続転写する間は保
持されている。
【0016】そして、D/Aコンバータ50から基準電
圧発生器52へは、マイコンからの出力データに応じた
アナログ値が出力される。また、マイコン48から、基
準電圧発生値52およびパルス発生器54へは、転写電
圧のコントロール信号TCNTが与えられる。コントロー
ル信号TCNT は、記録紙30の先端が感光体ドラム12
と転写ローラ16との間に挿入されたときにオンし、記
録紙30の後端が感光体ドラム12と転写ローラ16と
の間から抜ける直前にオフする。すなわち、コントロー
ル信号TCNT は、記録紙30にトナー像を転写するとき
にオンしている。コントロール信号TCNT がオンする
と、パルス発生器54からは任意の周波数を有する図4
に実線Dで示すような三角波が発生し、基準電圧発生器
52からはD/Aコンバータ50からのアナログ値に応
じた、たとえば24V以下の基準電圧が比較器56のオ
ペアンプ58の反転入力端子に与えられる。また、オペ
アンプ58の非反転入力端子には、整流器42から出力
される転写電圧TOUT を分圧器62によって分圧して、
基準電圧発生器52からの基準電圧と比較できるレベル
にまで降下させた分圧電圧が与えられる。
【0017】そして、オペアンプ58からは、2つの入
力電圧の比較結果に応じて得られる図4に示す破線Eの
ようなアナログ的な出力が、オペアンプ60の1つの非
反転入力端子に与えられる。また、オペアンプ60の他
の非反転入力端子には最小デューティレベル発生回路6
4から、一点鎖線Fに示すような、一定の直流電圧で示
される最小デューティレベルの出力が与えられる。最小
デューティレベル発生回路64の出力は調整できる。し
たがって、オペアンプ60では、パルス発生器54から
与えられる三角波の出力(実線D)と、オペアンプ58
から与えられる出力(破線E)とを図4に示すように比
較して、実線Dと破線Eとの交点を検出する。そして、
1つの三角波と交わる2点(たとえばaとb)の間隔に
応じて、実線Gで示すように、オペアンプ60から出力
される制御信号の幅すなわちデューティが決定される。
【0018】すなわち、転写電圧TOUT の出力が小さい
ときには、オペアンプ58の出力レベル(破線E)は低
くなり、実線Dで示す三角波の底辺に近づき、オペアン
プ60からの制御信号のデューティ比は大きくなる。一
方、転写電圧TOUT の出力が大きいときには、オペアン
プ58の出力レベル(破線E)は高くなり、実線Dで示
す三角波の頂点に近づく。このとき、実線Gで示すオペ
アンプ60からの制御信号のデューティは小さくなる
が、オペアンプ58からの出力(破線E)が、最小デュ
ーティレベル発生回路24の出力レベル(一点鎖線F)
より大きければ、矢印66で示す部分のように、最小デ
ューティレベル発生回路24からの出力レベルによって
決定される最小デューティの制御信号が、オペアンプ6
0から出力される。そして、オペアンプ60からの制御
信号と同形状のパルス波が電圧駆動回路36からトラン
ス38の1次側へ供給される。
【0019】このように、転写電圧TOUT は、オペアン
プ58の出力と最小デューティレベル発生回路64の出
力とに依存されることになり、負荷の増減に対して電圧
変動を低く抑えて出力できる。さらに、突発的な負荷変
動によって転写電圧TOUT が増加しても、発振が停止す
ることなく、少なくとも最小デューティのパルス波を出
力して、転写電圧TOUT を緩やかに減少するように制御
する。また、基準電圧発生器52からの基準電圧と転写
電圧TOUT とは比例関係にある。すなわち、この基準電
圧が大きくなりオペアンプ58に入力される分圧電圧と
の差が小さくなれば、結果的に制御信号のデューティが
大きくなる。したがって、基準電圧の増加分に応じて転
写電圧TOUT が大きくなる。逆に、基準電圧が小さくな
れば、その減少分に応じて転写電圧TOUT が小さくな
る。
【0020】このように、環境条件に応じて転写電流を
0.3μA〜1000μAの範囲で制御して、トナー像
を記録紙30に転写する。なお、上述の実施例では、環
境条件として湿度を検出して転写電流を制御するように
したが、温度などの他の環境条件によって転写電流を制
御するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】感光体ドラムの一部拡大断面図である。
【図3】転写電圧制御回路を示すブロック図である。
【図4】比較器の入出力を示す波形図である。
【図5】異なる環境条件での転写電流と転写効率との関
係を示すグラフである。
【図6】湿度と良好な転写に必要な転写電流との関係を
示すグラフである。
【図7】湿度と良好な転写に必要な転写電圧との関係を
示すグラフである。
【図8】湿度センサの湿度と抵抗との関係を示すグラフ
である。
【図9】アモルファスシリコンを用いた感光体ドラムの
V−I特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10 …像形成装置 12 …感光体ドラム 16 …転写ローラ 24 …現像装置 28 …トナー 30 …記録紙 32 …湿度センサ 34 …転写電圧制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像が形成される像担持体、 帯電された絶縁性トナーと導電性トナーとが混在された
    トナーによって前記静電潜像を顕像化してトナー像を形
    成する現像手段、および前記像担持体に圧接され記録紙
    に前記トナー像を転写する転写ローラを含む像形成装置
    において、 環境条件を検出する環境条件検出手段をさらに備え、 前記環境条件に応じて、前記像担持体と前記転写ローラ
    との間に供給される転写電流を0.3μA〜1000μ
    Aの範囲で制御するようにしたことを特徴とする、像形
    成装置。
JP4285799A 1992-10-23 1992-10-23 像形成装置 Withdrawn JPH06138783A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0952497A1 (en) * 1998-04-20 1999-10-27 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Image forming device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0952497A1 (en) * 1998-04-20 1999-10-27 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Image forming device
US6047144A (en) * 1998-04-20 2000-04-04 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Image forming device

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