JPH06138626A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06138626A
JPH06138626A JP4293013A JP29301392A JPH06138626A JP H06138626 A JPH06138626 A JP H06138626A JP 4293013 A JP4293013 A JP 4293013A JP 29301392 A JP29301392 A JP 29301392A JP H06138626 A JPH06138626 A JP H06138626A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】感光材料を走査露光した後、露光済の感光材料
に画像形成溶媒を塗布した後に感光材料と受像材料とを
重ね合わせて転写を行う熱現像転写によって、受像材料
に画像を形成する画像形成装置において、複数種の感光
材料および受像材料を選択することができ、使用する感
光材料種や受像材料種を変更した場合でも、待ち時間な
く効率のよい画像形成を行うことができ、かつ安定して
高画質画像の形成ができる画像形成装置を提供する。 【構成】前記画像形成装置において、熱現像転写におけ
る温度条件をほぼ一定として、前記感光材料と受像材料
との組み合わせに応じてあらかじめ設定された熱現像転
写条件に従って画像形成を行うことにより、前記目的を
達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光材料に画像を形成
し、この画像を受像材料に転写する画像形成装置であっ
て、複数の感光材料および受像材料を選択することがで
き、感光材料と受像材料との組み合わせによらず、高画
質な画像を効率よく形成することができる画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー原稿の画像を感光材料に走査露光
して、この感光材料と受像材料とを張り合せて熱現像転
写することによって露光画像を受像材料に画像を転写し
た後、感光材料と受像材料とを剥すことによりハードコ
ピーを得る画像形成装置が知られている。
【0003】このような画像形成装置において、例えば
スリット走査露光によって印刷物、写真等の通常の反射
原稿の複写画像を形成する際には、まず、一次元方向に
延在する光を射出する走査子、複数のミラー、調光用の
色フィルタや絞り、結像レンズ等が組み合わされて構成
される露光装置によって、カラー原稿の画像が感光材料
に走査露光される。
【0004】具体的には、走査子を前記一次元方向と略
直交する方向に移動することによって、原稿台上に載置
された反射原稿をスリット状の光で2次元的に走査す
る。反射原稿からのスリット状の反射光は、複数のミラ
ーによって所定の光路を進行し、色フィルタや絞りによ
って色や光量、結像レンズによって結像位置や倍率等が
調整され、走査子の移動方向に対応する方向に所定速度
で移動する感光材料上の画像露光位置に入射・結像し
て、感光材料を露光する。
【0005】スリット露光された感光材料は、次いで、
水、アルコール等の画像形成溶媒を塗布された後、受像
材料と重ね合わされて、熱現像転写装置に搬送される。
熱現像転写装置は、加熱ドラムとこの加熱ドラムの外周
に押圧して巻き付けられる無端ベルトとより構成され、
重ね合わされた感光材料と受像材料は、加熱ドラムと無
端ベルトとの間で挟持搬送されつつ、また必要に応じて
搬送を停止して感光材料が熱現像され、感光材料の画像
が受像材料に転写される。熱現像および転写を終了した
感光材料および受像材料は、剥離され、感光材料は廃棄
トレイに排出され、一方、受像材料は取出トレイに搬送
され、ハードコピーとして使用される。
【0006】ところで、画像形成溶媒の塗布した後、次
いで感光材料と受像材料とを重ね合わせて加熱現像およ
び転写を行う熱現像転写による画像形成では、ハードコ
ピーの用途の多様化に応じて、原稿は印刷物や写真等の
通常の反射原稿以外に、ネガやリバーサルフィルムのよ
うな透過原稿等、各種のものが使用されるようになり、
これに対応して感光材料も、ポジ感光材料、ネガ感光材
料、γ(階調)値の高い高濃度感光材料等、多数種のも
のが用意されるようになってきている。また、受像材料
もハードコピーの用途に応じた各種の受像材料が使用さ
れるようになっており、例えば、厚手紙、薄手紙、さら
にはオーバーヘッドプロジェクタ(OHP)の原稿とし
て使用されるOHP紙等が使用され、また、厚手紙や薄
手紙等には光沢のあるものやないもの等の選択も可能と
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような複数種の感
光材料と受像材料とを用いた熱現像転写による画像形成
装置においては、感光材料と受像材料との組み合わせに
応じて画像形成溶媒の温度や熱現像温度を調整する必要
がある。感光材料の発色効率は感光材料の種類ごとに異
なるものであり、異なる感光材料で同じ原稿画像の画像
形成を同じ現像条件で行なうと、使用した感光材料ごと
に発色濃度が異なってしまい、色や濃度の異なる画像が
形成されてしまう。
【0008】また、熱現像転写を用いる画像形成装置で
は、感光材料と受像材料とが貼り合わされた状態で熱現
像および転写が行われる。ここで、受像材料は種類毎に
厚さ(熱伝導度)、表面性状等の特性等が異なるため、
異なる受像材料で同じ画像形成を同じ現像条件で行う
と、熱現像や画像転写の効率が異なってしまい、色や濃
度の異なる画像が形成されてしまう。
【0009】そのため、従来の装置では、感光材料と受
像材料との組み合わせに応じて、水等の画像形成溶媒の
温度や熱現像温度を調整して、両者の組み合わせに応じ
た熱現像転写条件で画像形成を行って、感光材料と受像
材料との組み合わせによらず安定して高画質な画像形成
が行えるように構成される。
【0010】従って、このような画像形成装置では、使
用する感光材料や受像材料の種類を変更する際には、画
像形成溶媒の温度や熱現像温度が使用する感光材料およ
び受像材料の種類や組み合わせに応じた温度となるまで
待つ必要があるが、このような温度調整は比較的時間が
かかり、画像形成を迅速かつ良好な効率で行うことがで
きないという問題点がある。
【0011】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、複数種の感光材料および受像材料
を選択することができ、感光材料に原稿画像を走査露光
して、露光済感光材料および/または受像材料に画像形
成溶媒を塗布して感光材料と受像材料とを重ねて熱現像
転写によって受像材料に原稿画像を形成する画像形成装
置であって、使用する感光材料種や受像材料種を変更し
た場合でも、待ち時間なく効率のよい画像形成を行うこ
とができる画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、感光材料を走査露光した後、露光済の感
光材料および/または画像が転写される受像材料に画像
形成溶媒を塗布した後に、感光材料と受像材料とを重ね
合わせて熱現像転写によって受像材料に画像を形成する
画像形成装置であって、複数種の感光材料および複数種
の受像材料が用意され、前記感光材料と受像材料との組
み合わせに応じて、温度条件をほぼ一定として予め設定
された熱現像転写条件に従って画像形成を行うことを特
徴とする画像形成装置を提供する。
【0013】また、前記熱現像転写条件が、前記感光材
料と受像材料との組み合わせに応じて、主に熱現像転写
時間を調整するものであるのが好ましい。
【0014】
【発明の作用】本発明の画像形成装置は、感光材料に反
射原稿あるいは透過原稿の原稿画像をを走査露光した
後、露光済の感光材料および/または受像材料に水等の
画像形成溶媒を塗布して感光材料と受像材料とを重ね合
わせ、熱現像転写によって受像材料に画像を転写した後
に両者を剥離する画像形成装置であって、原稿種および
形成画像の用途に応じて、ポジ感光材料、ネガ感光材
料、高濃度感光材料等の副数種の感光材料、および厚手
紙、薄手紙、OHP用紙等の複数の受像材料が選択可能
であり、画像形成溶媒の塗布から感光材料と受像材料と
の剥離にいたる熱現像転写において、感光材料と受像材
料との組み合わせに応じて、温度条件はほぼ一定とし
て、他の条件、例えば熱現像時間等を調整して画像形成
を行う。
【0015】感光材料と受像材料とを用いて熱現像転写
によってハードコピーを作製する画像形成装置では、同
じ原稿画像の形成でも、使用する感光材料および受像材
料の種類によって、形成画像の色や濃度が異なってしま
う。そのため、従来の装置では感光材料と受像材料との
組み合わせに応じて、画像形成溶媒の温度および熱現像
温度を調整して画像形成を行い、感光材料種や受像材料
種によらず均質な画像形成ができるように構成される。
従って、従来の装置では、使用する感光材料や受像材料
の種類を変更する際には、画像形成溶媒および熱現像の
加熱源の温度が両者の組み合わせに応じた所定温度にな
るまで画像形成を行うことができず、迅速な画像形成が
できず効率が悪いという問題点がある。
【0016】これに対し、本発明の画像形成装置では、
熱現像転写における温度条件、つまり画像形成溶媒の温
度および熱現像温度は一定として、感光材料と受像材料
との組み合わせに応じて、熱現像の時間、感光材料の搬
送速度、画像形成溶媒の塗布量等を調整して、両者の組
み合わせによらない均質な画像形成を実現する。従っ
て、本発明の画像形成装置によれば、複数種の感光材料
および受像材料を選択できる画像形成装置において、感
光材料種や受像材料種の変更時に温度調整のための待ち
時間が不要となり、高い効率で迅速に高画質画像の形成
を実現することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の画像形成装置について、添付
の図面に示される好適実施例を元に詳細に説明する。
【0018】図1に、本発明の画像形成装置を複写装置
に用いた際の一例を示す。複写装置10は、ポジ感光材
料A1 およびネガ感光材料A2 の2種の感光材料、およ
び厚手の受像材料C1 および薄手の受像材料C2 の2種
の受像材料を選択して、原稿OPあるいはネガやスライ
ド等の透過原稿OT(図3参照)の画像を複写する装置
で、基本的にハウジング12の上部に配置される露光装
置14と、ハウジング12の側部に配置される感光材料
・受像材料供給部16(以下、供給部16とする)と、
供給部16の逆側の側部に配置される熱現像転写部18
と、供給部16と熱現像転写部18との間に配置される
水塗布部20と、受像材料の取出トレイ26と、熱現像
転写部18の感光材料搬送下流側に配置される廃棄トレ
イ28と、感光材料および受像材料の選択、画像形成倍
率、色/濃度調整の操作を行うハウジング12上面に配
置される操作パネル22とから構成される。また、複写
装置10の図中右方向上部には、透過原稿OTの画像を
複写するためのフィルム走査ユニット300が着脱自在
に配置される。
【0019】なお、以下の例は本発明の画像形成装置を
スリット走査露光を利用する複写装置に利用した際を示
すが、本発明の画像形成装置はこれに限定はされず、画
像読取装置、コンピュータ等の画像情報源より転送され
た画像情報に応じて光ビームを変調し、この光ビームを
主走査方向に偏向すると共に、感光材料を主走査方向と
略直交する副走査方向に副走査搬送して、光ビームによ
って感光材料を2次元的に走査露光する、いわゆる光ビ
ーム走査(ラスタースキャン)による画像記録装置にも
好適に利用可能である。
【0020】複写装置10は、原稿OP(あるいは透過
原稿OT)の画像をポジ感光材料A 1 あるいはネガ感光
材料A2 (以下、両者をまとめて感光材料Aとする)に
スリット走査露光した後、水塗布部20において感光材
料Aに画像形成溶媒である水を所定温度(約40℃)で
塗布した後、熱現像転写部18において感光材料Aと、
厚手の受像材料C1 あるいは薄手の受像材料C2 (以
下、両者をまとめて受像材料Cとする)とを重ね合わせ
て、感光材料Aと受像材料Cとの組み合わせに応じた所
定時間熱現像、および転写を行い、感光材料Aと受像材
料Cとを剥離して、受像材料Cに原稿OPの複写画像を
得る。
【0021】供給部16は、ポジ感光材料A1 を巻回し
て収納する感光材料マガジン32と、ネガ感光材料A2
を巻回して収納する感光材料マガジン33と、厚さ24
0μmの厚手の受像材料C1 を巻回して収納する受像材
料マガジン34、および厚さ140μmの薄手の受像材
料C2 を巻回して収納する受像材料マガジン35とが配
置・装填されるもので、感光材料マガジン32および3
3、受像材料マガジン34および35共にハウジング1
2の前側面(感光材料A搬送方向に対し垂直方向図中手
前側)に引出し可能に構成される。感光材料Aは通常は
複写対象となる原稿がポジ画像かあるいはネガ画像かに
応じて選択され、他方、受像材料Cは形成された画像
(ハードコピー)の用途に応じて選択されるものであ
り、両者の選択は操作パネル22によって行われる。
【0022】感光材料マガジン32および33は、ハウ
ジング12内に収納された状態においては、完全に遮光
された状態となるように構成されており、感光材料Aが
不要に露光されることがないようになっている。また、
供給部16には、感光材料マガジン32あるいは33に
変えてγ値の高い高濃度感光材料を巻回して収納する感
光材料マガジンも装填可能であり、また、受像材料マガ
ジン34あるいは35に変えて、オーバーヘッドプロジ
ェクタ用のOHP紙(厚さ110μm)を巻回して収納
する受像材料マガジンも装填可能である。
【0023】図示例において、感光材料Aは前述のよう
に熱現像工程を必要とし、水等の画像形成溶媒の存在下
で、受像層を有する受像材料Cに画像を転写形成するも
ので、支持体上に感光性ハロゲン化銀、バインダー、色
素供与性物質、還元剤等を有するものである。なお、図
示例の複写装置10においては、感光材料Aはその感光
面が下面になるように巻回され、各感光材料マガジンに
収納される。受像材料Cは、支持体上に媒染剤を有する
色素固定材料が塗布されてなるものである。受像材料C
は、その巾が感光材料Aよりも狭いもので、また、画像
形成面が上側になるように巻回され、各受像材料マガジ
ンに収納されている。
【0024】感光材料マガジン32および33の前方に
は、それぞれの出口に対応して引出しローラ対36およ
び37が、受像材料マガジン34および35の前方には
それぞれその出口に対応して引出しローラ対38および
39が配置され、また、その前方にはそれぞれ感光材料
Aおよび受像材料Cを所定の長さに切断するカッタ4
0、41、42および43が配置される。ここで、後の
熱現像転写後の剥離を容易にするために、受像材料Cは
感光材料Aよりも多少短く切断される。
【0025】感光材料Aに対応する引出しローラ対36
および37は、それぞれに対応するカッタ40作動後に
感光材料Aの先端部を僅かに挟持する位置まで逆転し、
感光材料Aの先端部が不要に露光され、かつ劣化するこ
とを防止する。また、受像材料C1 およびC2 対応する
引出しローラ対38および39は、それぞれに対応する
カッタ42および43の作動後に受像材料Cの挟持を開
放し、受像材料C先端部の損傷を防止する。
【0026】カッタ40の後方(以下、後方とは感光材
料Aおよび受像材料Cの搬送方向の下流側とする)に
は、露光部44が、その後方には反転部46が配置され
る。引出しローラ対36に引出され、カッタ40によっ
て所定の長さに切断された感光材料Aは、一旦露光部4
4を通過して反転部46で上下反転された後、再び露光
部44に搬送されて後述の露光装置14よってスリット
走査露光される。
【0027】露光部44は、搬送ローラ対48および4
9と、この搬送ローラ対48および49間に配置される
感光材料Aの搬送経路および露光位置を規定する露光面
ガラス50と、この露光面ガラス50に感光材料Aを押
圧する押圧板51とから構成される。つまり、感光材料
Aは搬送ローラ対48および49によって搬送されて一
旦露光部44を通過して反転部46に搬送され、また、
反転部46で感光面が上方になるように反転されて再び
露光部44に搬送され、露光面ガラス50および押圧板
51によって挟持されて所定の露光位置に規定されつつ
搬送され、露光装置14によってスリット走査露光され
る。
【0028】反転部46は、感光材料Aの搬送経路を上
下に分岐する分岐ガイド52と、分岐ガイド52におけ
る感光材料Aの搬送経路を規定するフラッパー54と、
搬送ローラ対55および56と、感光材料Aの反転搬送
経路を構成する案内ガイド58とから構成される。感光
材料Aが露光部44を通過して搬送されると、最初フラ
ッパー54は分岐ガイド52の下方の経路に作用して、
感光材料Aを分岐ガイド52の上方の経路に案内する。
【0029】分岐ガイド52の上方に搬送された感光材
料Aは、案内ガイド58に案内され、搬送ローラ55お
よび56によって上下反転されつつ搬送され、感光面を
上方に向けて再び露光部44に搬送される。この際には
フラッパー54は分岐ガイド52の上方の経路に作用
し、分岐ガイド52の下方の経路を開放している。
【0030】このような露光部44の上方、すなわちハ
ウジング12の上部には、原稿画像を50〜200%の
変倍率で感光材料Aにスリット走査露光する露光装置1
4が配置される。複写装置10のハウジング12の上面
には、原稿OPを載置するための透明なガラス等の原稿
台60および原稿OPを原稿台60に固定するための着
脱自在な原稿圧板62が配置される。また、4×5サイ
ズのスライドやネガ、スリーブ等の比較的大型の透過原
稿の画像を複写するために、原稿圧板62が取り外さ
れ、原稿台60に載置された透過原稿を照射するための
透過原稿光源ユニットを所定位置に載置してもよい。
【0031】原稿台60の下方には、原稿OPの画像を
複写する際の露光用の光源64と、リフレクタ64a
と、ミラー65と、光源64によって射出された原稿O
Pからの反射光の走査方向の幅を規制するスリット63
とが一体的に構成された光源ユニットが配置される。こ
の光源ユニットは、原稿台60の下面を矢印aで示され
る走査方向に移動して、光源64によって原稿OPを照
射する。
【0032】光源64より照射され、原稿OP(原稿圧
板)に反射された反射光は、次いで2枚のミラー66a
および66bが一体的に構成されてなるミラーユニット
に入射し、光路Lを所定の方向に反射される。このミラ
ーユニットは前述の光源ユニットと同方向に、1/2の
速度で移動するように構成される。
【0033】光路Lのミラーユニット後方には、露光
量、光質および焦点調整用の可変絞り67およびレンズ
ユニット68が配置される。図2に可変絞り67および
レンズユニット68の一例を示す。可変絞り67は、基
本的に、開口部200を有する板カム194と、一対の
絞り板196,198とから構成され、板カム194に
よって絞り板196と198とを接離して開口部200
の開口量を調整することにより、光路Lを進行してきた
反射光の通過光量を調整する。
【0034】板カム194にはラック206が形成さ
れ、このラック206にはギヤ208,210を介して
ステッピングモータ212が噛合される。そのため、板
カム194はステッピングモータ212が時計方向に回
転することにより図中右方向に移動し、ステッピングモ
ータ212が反時計方向に回転することにより図中左方
向に移動するように構成される。また、板カム194に
は、傾斜溝202a,202bおよび204a,204
bが形成され、この各傾斜溝には、それぞれ、絞り板1
96のピン196a,196bおよび絞り板198のピ
ン198aおよび198bが挿入される。
【0035】絞り板196および198は、図示しない
手段で左右方向には固定され、ステッピングモータ21
2の回転により、板カム194が図中左右方向に移動す
ることにより、絞り板196および198は傾斜溝20
2a,202b,204aおよび204bに沿って上下
方向に移動し、光路Lへの挿入量が変化して絞り量が決
まる。
【0036】可変絞り67によって通過光量が調整さ
れ、光路Lを進行する反射光は、次いでレンズユニット
68に入射する。レンズユニット68は、原稿OPの反
射光を感光材料A上に結像するための結像レンズと、調
光用の色フィルタとを組合せたもので、光路L前方より
結像レンズとしてのレンズ前群220、第1色フィルタ
板222、固定絞り224、第2色フィルタ226、レ
ンズ後群228が配置されて構成される。
【0037】第1および第2色フィルタ板222,22
6は、例えば透明なガラス板からなり、中央部は透明で
両側にそれぞれ異なる色の色フィルタ膜を蒸着させたも
のであり、図2に示される例においては第1色フィルタ
板222はC(シアン)とY(イエロー)、第2色フィ
ルタ板226はC(シアン)とM(マゼンタ)の色フィ
ルタをそれぞれ有している。このような第1および第2
色フィルタ板222および226は、光路Lへの各色フ
ィルタ挿入量を調整することにより光路Lを進行してき
た反射光を調光するものである。
【0038】第1および第2色フィルタ板222および
226における各色フィルタの光路Lへの挿入量の調整
は、それぞれ、駆動源となるステッピングモータ222
aおよび226aの軸端に設けられた歯車222bおよ
び226bと、この歯車222bおよび226bに噛合
する減速歯車222cおよび226cと、この減速歯車
222cおよび226cとに噛合する、第1および第2
色フィルタ板222および226に設けられたラック2
22dおよび226dにより行なわれる。
【0039】このような可変絞り67およびレンズユニ
ット68には、画像形成条件設定時や色/濃度調整(マ
ニュアルでの色および/または濃度調整)、後述するイ
メージセンサ72の測定結果に基づいて、可変絞り67
による通過光量の調整および各色フィルタ板Y,M,C
による光質(各色フィルタの通過光量)の調整を行うた
め絞りD、色フィルタY,M,Cの挿入量(Y,M,
C)の調整を行う調整装置76が接続される。この調整
装置76は操作パネル22に接続され、可変絞り67や
レンズユニット68を用いた画像形成条件設定や色/濃
度調整は、この操作パネル22によって行われる。
【0040】光路Lのレンズユニット68の後方には、
反射光を所定の方向に反射するミラー70a,70bお
よび70cが配置される。光路Lを進行してきた反射光
は、これらの各ミラーに所定の方向に反射されて光路L
を進行し、露光部44の所定位置において走査搬送され
る感光材料A上に結像し、感光材料Aを露光する。な
お、フィルム走査ユニット300による透過原稿OTの
複写の際には、ミラー70aは図1に点線で示す位置に
移動している。
【0041】ここで、135サイズのネガやスライド等
の透過原稿OTの複写は、フィルム走査ユニット300
を用いて行われ、図示例の複写装置10においては、ハ
ウジング12図中右上方には、透過原稿OTを構成する
フィルム走査ユニット300が着脱自在に装填される。
図3に、フィルム走査ユニット300が概念的に示され
る。
【0042】フィルム走査ユニット300は、透過原稿
OTを走査して感光材料Aに拡大投影することにより、
透過原稿OTの画像を200〜850%に拡大して感光
材料Aに複写するものであって、基本的に、ハウジング
302内に、投影光の光路Ltに添って、光源304、
リフレクタ306、防熱フィルタ308とが一体的に構
成されてなる光源部と、フィルタ部310と、拡散ガラ
ス312と、透過原稿OTを所定位置に保持して走査す
る走査手段316と、ズームレンズ318とが配備され
て構成される。
【0043】光源304は、ハロゲンランプ、フラッシ
ュランプなどのカラー用光源であれば何でもよい。リフ
レクタ306は光源304からの光を透過原稿OT側に
反射するもので、凹面反射鏡などから構成される。ま
た、防熱フィルタ308は、光源304から放射される
光の中に含まれる熱線等を吸収し、露光に必要な可視光
だけを透過するものである。
【0044】フィルタ部310は、Y(イエロー)フィ
ルタ310Y、M(マゼンタ)フィルタ310M、C
(シアン)フィルタ310Cの3枚の色フィルタ板およ
び光量調整用のNDフィルタ310Dと、各フィルタを
投影光の光路Ltに所定量挿入する調整装置320とか
ら構成される。図示例のフィルタ部310は、各色フィ
ルタおよびNDフィルタ310Dの挿入量によって光源
304からの投影光の色味および光量を調整し、画像形
成にかかる色および濃度調整を行う。
【0045】調整装置320は、フィルム走査ユニット
300を用いた画像形成(複写)における画像形成条件
の設定時、透過原稿OTの画像複写時におけるユーザに
よる色/濃度調整、イメージセンサ72からの露光修正
条件等に応じて、各フィルタをパルスモータを駆動源と
するラックアンドピニオン等の公知の移動手段によって
移動して、各フィルタの光路への挿入量を調整すると共
に、設定された画像形成条件(つまり透過原稿OT複写
の初期設定条件)を記憶し、操作パネル22によって透
過原稿OTが選択された際に設定された画像形成条件に
応じて各フィルタを光路Ltに所定量挿入する。
【0046】拡散ガラス312は、フィルタ部310で
色補正および光量調整された光束を拡散・混合し、色ム
ラや照明ムラのない一様な光とする。
【0047】走査手段316は、透過原稿OTを所定の
位置に保持して、露光部44における感光材料Aの搬送
に同期して移動することにより、透過原稿OTを走査す
るものであり、透過原稿OTを位置決めして装着するた
めのスキャンテーブル314と、スキャンテーブル31
4の下部に取り付けられた送りナット324と、送りナ
ット324と螺合する送りねじ326と、送りねじ32
6を回転駆動するモータ(駆動源)328とから構成さ
れる。
【0048】ここで、モータ328により送りねじ32
6が回転されると送りナット324とともにスキャンテ
ーブル314が移動し、スキャンテーブル314に装着
された透過原稿OTが移動する。その移動速度は、感光
材料Aの搬送速度を1とし、フィルム走査ユニット30
0による複写倍率をnとすると1/nとなる。スキャン
テーブル314には透過原稿OTの位置決め装着手段
(図示せず)が設けられるが、少なくとも透過原稿OT
の画像部分は透明部材で構成されているか、あるいは開
口されている。
【0049】透過原稿OTの近傍には、透過原稿OTの
移動方向とほぼ90°で交差するスリット330が設け
られる。このため、前述の露光装置14における原稿O
Pの走査と同様に、フィルム走査ユニット300でも露
光部44で感光材料Aにスリット走査露光を行うことが
できる。
【0050】ズームレンズ318は、スリット330を
通過した透過原稿OTの透過光を200%〜850%に
拡大して露光部44の露光位置に結像する。
【0051】ズーンムレンズ318を通過した透過原稿
OTの透過光は、フィルム走査ユニット300に形成さ
れる開口332を通過して、ミラー70bによって光路
を約90°偏向されて、原稿OPからの反射光の光路L
と光路とを一致されてミラー70cに入射する。なお、
フィルム走査ユニット300を用いて透過原稿OTの画
像を複写する際には、ミラー70aは図示される位置
(図1においては点線で示される位置)に移動している
のは前述のとおりである。
【0052】ミラー70cに入射して下方に反射された
透過原稿OTの透過光は、原稿OPからの反射光と同様
に、搬送ローラ対48,49によって走査搬送される感
光材料A上の所定の露光位置に結像し、これをスリット
走査露光する。ここで、透過原稿OTは走査手段316
により、感光材料Aの走査搬送速度と同期して、すなわ
ち、投影光学系の拡大倍率をnとすると、感材搬送速度
の1/nの速度で移動するので、透過原稿OTが全画像
領域に亘って移動することにより、透過原稿OTの全画
像が感光材料Aに走査露光される。
【0053】ミラー70cの後方には、反射光の光路
を、露光部44側とイメージセンサ72側とに切り替え
る移動ミラー74が配置される。移動ミラー74は、通
常の露光時には公知の手段にて移動され、光路Lから退
避した状態となっているが、ホワイトバランスの調整
や、プレスキャンの際には、図示位置に移動して光路L
に挿入され、反射光をイメージセンサ72に反射する。
イメージセンサ72は、ホワイトバランスの調整、プレ
スキャン時に反射光の光量および光質を測定するもの
で、赤色(R)センサ、緑色(G)センサ、青色(B)
センサを内蔵している。ここで、センサは各色1個でも
よいが、各色につきそれぞれ2種の波長の光強度を測定
する計6個の光センサを用いてもよい。
【0054】露光部44において露光装置14による露
光を終了した感光材料Aは、反転部80によって感光面
を下方に向けるように反転され、搬送ローラ対82およ
び案内ローラ84によって水塗布部20に搬送され、画
像形成溶媒としての水を塗布された後、受像材料Cと重
ね合わされて熱現像され、感光材料Aに形成された画像
が受像材料Cに転写され、剥離される。
【0055】ここで、本発明の画像形成装置にかかる複
写装置10は、水塗布から剥離に至るまでの熱現像転写
の工程において、水塗布部20における水温、熱現像部
18における熱現像温度等の温度条件はほぼ一定とし
て、例えば感光材料Aや受像材料Cの搬送速度を調整す
ることにより熱現像時間や画像形成溶媒の塗布量を調整
する、熱現像部18における停止時間を調整することに
より熱現像時間を調整する等の、感光材料Aと受像材料
Cとの組合わせに応じてあらかじめ設定された所定の熱
現像(転写)条件で画像形成が行われる。図示例の複写
装置10においては、熱現像部18に搬入された感光材
料Aおよび受像材料Cの停止時間を、感光材料Aと受像
材料Cとの組合わせに応じて設定された所定時間とする
ことにより、熱現像条件を調整して画像形成を行う。
【0056】水塗布部20は、露光を終了した感光材料
Aに画像形成溶媒として水を塗布するものであり、図示
例においては約40℃の水を約14cc/m2 塗布す
る。なお、水塗布部20における水温は、前述のよう
に、感光材料Aおよび受像材料Cの種類によらずほぼ一
定にされる。
【0057】図4に水塗布部20の一例を示す。図4に
示す水塗布部20は塗布タンク86と、塗布タンク86
の前に配置される搬送ローラ対88と、後に配置される
スクイズローラ対90と、水の補充タンク92とを有す
るものである。
【0058】また、図示例においては塗布タンク86に
対向して感光材料Aの搬送ガイド94が配置される。反
転部80から搬送された感光材料Aは、搬送ローラ対8
8にて塗布タンク86に搬入され、塗布タンク86と搬
送ガイド94との間を搬送されつつ画像形成溶媒である
水を塗布され、スクイズローラ対90によって余分な水
を除去されつつ次工程に搬送される。
【0059】塗布タンク86には、ポンプ96およびフ
ィルタ98を有する供給ライン100が接続され、補充
タンク92から水が供給される。また、塗布タンク86
の底部には電磁弁102を有する排出ライン104が接
続され、通常は閉じている電磁弁102を開放すること
により、塗布タンク86に充填された水を補充タンク9
2に排出する。さらに塗布タンク86にはオーバーフロ
ーライン106が接続され、塗布タンク86内の余分な
水を補充タンク92に排出する。なお、排出ライン10
4、オーバーフローライン106共に、補充タンク92
側の端部は水槽部108に連通され、フィルタ110を
介して補充タンク92に水を排出するように構成され
る。
【0060】なお、本発明における画像形成溶媒は水に
限定されるものではなく、水と、メタノール、DMF、
アセトン、イソブチルケトン等の低沸点溶媒との混合物
であってもよい。また、補充タンク92には、画像形成
溶媒のみならず、消泡剤が配されるのが好ましい。さら
に、図示例では画像形成溶媒を感光材料Aに塗布した
が、画像形成溶媒は受像材料Cに塗布してもよく、ある
いは両者に塗布してもよい。
【0061】また、熱現像転写条件の調整として、感光
材料Aと受像材料Cとの組み合わせに応じて、水等の画
像形成溶媒の塗布量や、感光材料Aの搬送速度を変更し
てもよい。ここで、水塗布部20および感光材料Aの搬
送は、それぞれ別のパルスモータで駆動しているので、
画像形成溶媒の塗布量および感光材料Aの搬送速度の調
整は、対応するパルスモータのパルス数の変更によって
行えばよい。
【0062】水塗布部20の後方には、熱現像転写部1
8が配置される。供給部の受像材料マガジン34あるい
は35から引出され、対応するカッタによって所定長に
切断された受像材料Cは、搬送ローラ対112によって
搬送されて、熱現像転写部18に搬送される。
【0063】熱現像転写部18の入口には、貼り合せロ
ーラ114が配置され、水塗布された感光材料Aと搬送
されてきた受像材料Cとを貼り合せる。ここで、感光材
料Aと受像材料Cとは感光材料Aが5mm程度前方にな
るように貼り合せられる。なお、受像材料Cの搬送経路
の貼り合せローラ114の前方にはレジストローラ対1
16が配置され、図示しないセンサにて受像材料Cの位
置を検出し、感光材料Aと受像材料Cとを所定の位置に
貼り合せるように構成される。
【0064】熱現像転写部18は、加熱源であるハロゲ
ンランプ118aおよび118bを内包する加熱ドラム
118と、この加熱ドラム118の外周面に巻き付けら
れ、4つのベルト支持ローラ120a,120b,12
0cおよび120dに張架される無端ベルト122とで
構成され、加熱ドラム118と無端ベルト122との間
に感光材料Aと受像材料Cとを貼り合せた状態で搬入
し、所定時間停止した後排出することにより加熱する。
この加熱により、前述の露光部44で露光されて形成さ
れた感光材料Aの潜像が現像されると共に、受像材料C
に転写され、発色する。
【0065】なお、加熱用のハロゲンランプ118aお
よび118bは、一方は400W程度の出力、もう一方
は800W程度の出力とされ、加熱ドラム118を所定
の温度(80℃)に昇温する際には両方のランプによっ
て加熱ドラム118を加熱し、通常の運転時には800
Wのハロゲンランプ1個で加熱ドラム118を加熱する
ように構成される。
【0066】このような熱現像転写部18は、熱現像温
度は80℃一定で、搬入された感光材料Aと受像材料C
の停止時間を調整することにより、感光材料Aと受像材
料Cとの組み合わせに応じて、あらかじめ設定された異
なる時間の熱現像を行い、また、感光材料Aに形成され
た画像を受像材料Cに転写するものである。
【0067】前述のように、感光材料と受像材料とを用
いて熱現像転写によってハードコピーを作製する画像形
成装置では、同じ原稿の画像でも使用する感光材料およ
び受像材料の種類、によって、形成画像の色や濃度が異
なってしまう。そのため、従来の装置では感光材料と受
像材料との組み合わせに応じて熱現像転写の温度条件、
つまり画像形成溶媒の温度および熱現像温度を調整して
画像形成を行い、感光材料種や受像材料種によらず均質
な画像形成ができるように構成される。ところが、この
ような温度条件を調整する従来の画像記録装置では、使
用する感光材料や受像材料の種類を変更する際には画像
形成溶媒および熱現像の加熱源の温度が、両者の組み合
わせに応じた所定温度になるまで画像形成を行うことが
できず、また、この温度調整は比較的時間がかかるた
め、効率が悪く迅速な画像形成ができないという問題点
がある。
【0068】これに対し、本発明の画像形成装置では、
熱現像転写における温度条件、つまり画像形成溶媒の温
度および熱現像温度は一定として、熱現像の時間、感光
材料の搬送速度、画像形成溶媒の塗布量等を調整して、
感光材料と受像材料との組み合わせに応じて設定された
所定の熱現像転写条件での画像形成を行うことにより、
迅速な画像形成を実現したものであり、図示例において
は、熱現像部18における停止時間を調整することによ
り、熱現像転写条件と感光材料Aと受像材料Cの組み合
わせに応じて調整する。
【0069】下記表1に、感光材料Aとしてポジ感光材
料A1 、ネガ感光材料A2 および高濃度感光材料を用
い、受像材料Cとして厚手の受像材料C1 、薄手の受像
材料C 2 およびOHP紙を用いた際の、各組み合わせに
おける停止時間および現像時間の一例を示す。なお、下
記の例においては、前述のように水塗布温度が40℃、
熱現像温度が80℃一定で、また水塗布および熱現像速
度は40mm/secで一定である。
【0070】
【0071】本発明の画像形成装置において、熱現像条
件の調整は、このような熱現像部18における停止時間
の調整には限定はされず、感光材料Aや受像材料Cの搬
送速度あるいは画像形成溶媒の塗布量を調整する方法等
を利用してもよい。これらは、前述のようにそれぞれの
駆動に対応するパルスモータの駆動パルスを調整するこ
とによって実現される。また、これらの各方法を併用し
てもよい。さらに、必要に応じて、感光材料Aと受像材
料Cとの組み合わせに応じたレンズユニット68による
色/濃度調整量を予め設定しておき、熱現像(転写)条
件の調整に、さらに感光材料Aの走査露光時の色/濃度
調整を併用してもよい。
【0072】このような熱現像転写部18には、感光材
料Aを受像材料Cより剥離して、廃棄トレイ28に搬送
する第1剥離爪124および案内ローラ126と、加熱
ドラム118から受像材料Cを剥離し、取出トレイ26
に搬送する第2剥離爪128および案内ローラ130が
配置される。
【0073】加熱ドラム118と無端ベルト122とに
よって加熱転写された感光材料Aと受像材料Cは、最初
に第1剥離爪124によって感光材料Aが剥離され、こ
の感光材料Aは案内ローラ126によって廃棄トレイ2
8方向に搬送され、搬送ローラ対132によって廃棄ト
レイ28に搬送される。一方、加熱ドラム118に残っ
た受像材料Cは、加熱ドラム118がさらに回転するこ
とにより第2剥離爪128によって加熱ドラム118か
ら剥離され、案内ローラ130によって取出トレイ26
方面に搬送され、搬送ガイド151および152とによ
って案内されつつ、搬送ローラ対134、135および
136によって取出トレイ26に搬送される。
【0074】本発明の画像形成装置は複写装置ではなく
カラープリンタであってもよい。露光方式も、図示例の
光源移動型走査露光に限定されるものではなく、原稿台
移動型走査露光にも適用可能である。
【0075】また、本発明の画像形成装置は以上の例に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲において、各種の変更および改良を行なってもよいの
は勿論のことである。
【0076】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の画
像形成装置によれば、複数種の感光材料および受像材料
を選択することができる熱現像転写によって受像材料に
原稿画像を形成する画像形成装置において、感光材料お
よび受像材料の組合わせによらず安定して高画質な画像
形成を行うことができ、さらに、使用する感光材料種や
受像材料種を変更した場合でも、待ち時間なく効率のよ
い画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置にかかる複写装置の一実
施例を示す模式断面図である。
【図2】図1に示される複写装置の可変絞りおよびレン
ズユニットの一例の斜視図である。
【図3】図1に示される複写装置に装填されるフィルム
走査ユニットを概念的に示す図である。
【図4】図1に示される複写装置の水塗布部の一例の概
略図である。
【符号の説明】 10 複写装置 12 ハウジング 14 露光装置 16 感光材料・受像材料供給部 18 熱現像転写部 20 水塗布部 22 操作パネル 24 搬送経路切換部 26 取出トレイ 28 廃棄トレイ 32,33 感光材料マガジン 34,35 受像材料マガジン 44 露光部 63 スリット 64 光源 67 可変絞り 68 レンズユニット 76 調整装置 118 加熱ドラム 122 無端ベルト 124 第1剥離爪 128 第2剥離爪 152 分岐ガイド 154 フラッパ 156,158 搬送ローラ対 A1 ポジ感光材料 A2 ネガ感光材料 C1 (薄手)受像材料 C2 (厚手)受像材料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料を走査露光した後、露光済の感光
    材料および/または画像が転写される受像材料に画像形
    成溶媒を塗布した後に、感光材料と受像材料とを重ね合
    わせて熱現像転写によって受像材料に画像を形成する画
    像形成装置であって、 複数種の感光材料および複数種の受像材料が用意され、
    前記感光材料と受像材料との組み合わせに応じて、温度
    条件をほぼ一定として予め設定された熱現像転写条件に
    従って画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記熱現像転写条件が、前記感光材料と受
    像材料との組み合わせに応じて、主に熱現像転写時間を
    調整するものである請求項1に記載の画像記録装置。
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