JPH06138517A - フォーカルプレーンシャッタの分割羽根およびスリット形成羽根 - Google Patents

フォーカルプレーンシャッタの分割羽根およびスリット形成羽根

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JPH06138517A
JPH06138517A JP5127068A JP12706893A JPH06138517A JP H06138517 A JPH06138517 A JP H06138517A JP 5127068 A JP5127068 A JP 5127068A JP 12706893 A JP12706893 A JP 12706893A JP H06138517 A JPH06138517 A JP H06138517A
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slit
blade
reflectance
divided
focal plane
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JP5127068A
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English (en)
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Takashi Matsubara
隆 松原
雅徳 ▲蓮▼田
Masanori Hasuda
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャッタ幕面の反射率をTTLマルチパター
ン調光が可能な反射率に調整し、かつ、スリット露光時
の露光ムラを防止することを可能にする。 【構成】 レンズとフィルムとの間に介装された先幕10
および後幕20をそれぞれ複数枚の分割羽根11〜14、21〜
24で構成し、先幕10および後幕20の相対向する端部の間
に所定幅のスリットを形成して露光動作を行うフォーカ
ルプレーンシャッタSの分割羽根11〜14、21〜24におい
て、スリット側の端面11bの拡散反射率を可視光領域内
において15%以下にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラの露光窓(アパ
ーチャ)近傍に配置され、レンズとフィルムとの間に介
装されたフォーカルプレーンシャッタの先幕および後幕
を構成する分割羽根およびスリット形成羽根に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のTTL測光は、フラッシュ撮影の
調光時において、受光素子がにらむフィルム面の所定の
領域内に到達する反射光を受光し、これが平均して一定
の露光量レベルになるようにフラッシュの発光量を制御
するものであったために、被写体の状況によって写真の
でき具合に大きなばらつきが生じていた。例えば、受光
素子のにらむ範囲がフィルム面の全面であるようにした
カメラでは、主要被写体が画面の中で占める領域が小さ
くて主要被写体の背景が広い画面についてフラッシュ撮
影した場合、フラッシュ光が反射してこない部分が広く
て受光素子で受光される反射光が少ないために、フラッ
シュの発光量が大きくされる結果、制御された発光量で
は主要被写体に対して露光オーバーになってしまう。一
方、主要被写体のすぐ後ろに金屏風のような高反射率の
ものが立っている場合、受光素子で受光される反射光が
多いためにフラッシュの発光量が小さくされる結果、制
御された発光量では逆に主要被写体に対して露光アンダ
ーになってしまう。
【0003】この問題を解決するため、フラッシュ撮影
時の被写体の位置や反射率などの状況の違いによる主要
被写体の露光のばらつきをなくす手段として、TTL自
動調光制御装置(特開平3−68928号)が提案されてい
る。この装置は、フィルム面をにらむ位置に、被写界を
中央部の1ヵ所と周辺部の複数領域とに分割して測光で
きる複数の光電変換手段を配置し、フォーカルプレーン
シャッタを開く直前にフラッシュを予備発光させて、そ
の光による被写体像がシャッタ幕表面で反射した光を複
数の光電変換手段でとらえ、その出力を個別に積分した
ものをフラッシュ発光による各領域の被写界反射率とし
て検出する。そして、検出した各領域の被写界反射率の
情報を総合的に演算処理することにより、主要被写体に
とって最適な露出となるような各分割領域に対する重み
付けの度合を決定する。引き続いて、シャッタを開いた
直後にフラッシュを本発光させて、フィルム面で反射し
た光を前述したのと同じ複数の光電変換手段でとらえ、
その出力に対して予め決定された重み付けを行ったうえ
で加算して積分し、それを所定値と比較することにより
決定されるタイミングでフラッシュの発光を停止させ、
本発光の調光を終了している。このような調光方法をT
TLマルチパターン調光という。
【0004】上述のTTL自動調光制御装置に用いられ
る従来のフォーカルプレーンシャッタにおいては、予備
発光時におけるシャッタ幕面からの反射光が上述の光電
変換手段に届く必要がある。このため、シャッタ幕面に
はその反射率を高くする白色(またはグレー)化塗装が
施され、その反射率がフィルム面とほぼ同等とされてい
る。なお、このシャッタ幕面の塗装の反射率には若干の
幅があり、比較的高反射率の塗装は肉眼では白色に見
え、比較的低反射率の塗装は肉眼ではグレーに見える。
本明細書では、これら白色およびグレーを含めて「白
色」と称する。
【0005】一方、近年、フィルム感度の向上や新しい
映像表現の欲求などの理由から、カメラのシャッタスピ
ードやフラッシュ同調速度の高速化の要望があり、実際
に1/8000秒までの高速シャッタスピードや1/250秒のフ
ラッシュ同調速度を実現したカメラが提供されている。
このような高速撮影を実現するフォーカルプレーンシャ
ッタは、シャッタ幕を構成する先幕および後幕が1枚の
スリット形成羽根と複数枚(通常は3枚程度)の分割被
い羽根とに分割されている。フラッシュ同調速度を超え
る高速シャッタスピードは、後幕を所定のタイミングだ
けずらして先幕より後に動かし、先幕のスリット形成羽
根と後幕のスリット形成羽根との間の隙間(スリット)
の量をある間隔に固定し、あるいは速度に合わせて変更
し、このスリットからの光線によりフィルムを露光する
ことにより実現される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のフォーカルプレーンシャッタでは、シャッタ幕
に反射率の高い白色化塗装が施されているため、端面も
反射率の高い白色化塗装で覆われており、したがってこ
の端面での反射によりスリット露光時に露光ムラを生じ
ていた。
【0007】本発明の目的は、シャッタ幕面の反射率を
TTLマルチパターン調光が可能な反射率に調整し、か
つ、スリット露光時の露光ムラを防止することの可能な
分割羽根およびスリット形成羽根を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1およ
び図4に対応付けて説明すると、請求項1の発明は、レ
ンズとフィルムとの間に介装された先幕10および後幕20
をそれぞれ複数枚の分割羽根11〜14、21〜24で構成し、
先幕10および後幕20の相対向する端部の間に所定幅のス
リットを形成してフィルムの露光動作を行うフォーカル
プレーンシャッタSの分割羽根11〜14、21〜24に適用さ
れる。そして上述の目的は、レンズ側の表面を、可視光
領域内においてその拡散反射率が7〜30%の範囲内にあ
る面に形成し、かつ、スリット側の端面を、可視光領域
内においてその拡散反射率が15%以下の低反射率面11b
〜14bに形成することにより達成される。低反射率面は
塗装面であってもよく、あるいは、可視光領域内におい
てその拡散反射率が15%以下の材質から分割羽根11〜1
4、21〜24を構成し、スリット側の端面11b〜14bを残
して分割羽根11〜14、21〜24の表面を塗装面としてもよ
い。また、スリット側の端面11b〜14bの拡散反射率を
可視光領域内において6%以下にすることが好ましい。
加えて、レンズ側の表面の拡散反射率を可視光領域内に
おいて7〜15%の範囲内にしてもよい。さらに、フィル
ム側の表面を、可視光領域内においてその拡散反射率が
15%以下の面に形成してもよく、加えて、フィルム側の
表面の拡散反射率を可視光領域内において6%以下にし
てもよい。また、フィルム側の表面の拡散反射率をスリ
ット側端面の拡散反射率と同等としてもよい。また、ス
リット側の端面の凹凸を30μm以下に形成してもよい。
請求項10の発明は、レンズとフィルムとの間に介装さ
れた先幕および後幕をそれぞれ1枚のスリット形成羽根
11、21と少なくとも1枚の分割被い羽根12〜14、22〜24
とで構成し、一対のスリット形成羽根11、21の相対向す
る端部の間に所定幅のスリットを形成してフィルムの露
光動作を行うフォーカルプレーンシャッタSのスリット
形成羽根に適用される。そして、上述の目的は、スリッ
ト側の端面11bを、可視光領域内においてその拡散反射
率が15%以下の低反射率面に形成することにより達成さ
れる。
【0009】上述した分割羽根11〜14の板材の素材とし
ては、FRPやチタン、アルミ合金等の軽量金属やプラ
スチック、軽量セラミック等が挙げられる。FRPは、
繊維強化樹脂の英文表現の略称であり、繊維とマトリッ
クス樹脂からなる。繊維には、炭素繊維の連続繊維の
外、芳香族ポリアミド繊維の連続繊維又は超高分子量ポ
リエチレン等の連続繊維を使用することができる。特
に、FRPを多層構造とした場合、その中間層には炭素
繊維以外を用いることができる。また、3層構造(表側
の表材層と中間層と裏側の表材層の3層)における中間
層には、連続繊維ではなく短繊維を用いることもでき
る。なお、繊維に炭素繊維を用いたFRPをCFRPと
称する。
【0010】マトリックス樹脂には、(1)セルロイ
ド、セルロースアセテート、セルロースプロピオネー
ト、セルロースブチレート、6−ナイロン、6,6−ナイ
ロン、ABS樹脂、AS樹脂、高密度ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリエーテ
ルイミド、ポリアリレート、ポリアミドエラストマー、
アイオノマー、液晶ポリマー、ポリイミド、ポリアミド
イミド、フッ素樹脂、PPS、変性ポリフェニレンオキ
サイド等の熱可塑性樹脂、或いは(2)エポキシ樹脂、
不飽和ポリエステル、ポリウレタン、ポリイミドなどの
熱硬化性樹脂が使用できる。
【0011】炭素繊維を用いた場合には、炭素繊維は黒
いので、(C)FRPは一応の遮光性がある。しかし、
シャッタそのものの性能である遮光性を高めるため、プ
リプレグ・シートを作製する際に、マトリックス樹脂の
前駆体となる樹脂液中にカーボンブラックを予め添加分
散させておいてもよい。あるいは、カーボンブラックを
高濃度に混合した樹脂液を別途用意し、これをロールコ
ーター等を使用して通常のプリプレグ・シートに圧入浸
透させてもよい。カーボンブラックは、羽根の滑りを良
くする効果がある。仮に羽根が擦れても、滑り易いと摩
耗が少ない。
【0012】カーボンブラックは、平均粒子径0.07μm
以下、特に0.01μm以下のものが好ましい。カーボンブ
ラックの配合量は樹脂液(固形分100重量部)に対し3
〜15重量%が好ましい。15重量%以上では繊維の配列が
悪くなりすぎ平面性に悪影響を及ぼす。また樹脂液の流
動性も悪くなりすぎるため内部に空孔が発生したり、層
間剥離が起きたりする。プリプレグ・シートの樹脂量は
30〜50重量%、特に38〜48%が適当である。樹脂量が少
ないと、外観上、空孔や微細クラックが見られ、塗装性
も悪化する。更に、素材表面に凹凸が生じるので、羽根
の耐摩耗性、潤滑性が劣り、さらには美観が悪化する。
そのほか、樹脂量が少ないと樹脂フローの際、縞模様と
なって現れる事があり、これも外観を悪化させる。
【0013】プリプレグ・シートの繊維目付(1m2
り何gの繊維が含まれるか)は、10g/m2〜60g/m2
である。プリプレグ・シート1層の厚さは、15〜70μm
である。プリプレグ・シートは全て同じ板厚である必要
はない。中立面に対して厚さ方向に面対称になるように
使用すれば、種々の板厚、種々の目付のものを組み合わ
せることも可能である。もし、板厚が規定値以内に入る
ものであれば、全体の曲げ剛性を上げるため中間層の板
厚や目付を表材層(この場合は、表面または裏面の1層
のみを指す)よりも厚くあるいは多くする方が有利とな
る。プリプレグ・シートは、表材層と中間層とが繊維の
方向が互いに直交またはほぼ直交するように、かつ、中
央面から厚さ方向に面対称となるように、少なくとも3
枚以上、例えば3枚、4枚、5枚重ね合わせ、その上で
加熱プレス成形して板材とする。これにより未硬化の熱
硬化性樹脂液は、架橋硬化して固まる。こうしてFRP
製の板状の素材(厚さ50〜120μm)が得られる。
【0014】分割羽根11〜14、21〜24を構成する各種素
材は、次いで所定の形状(図3参照)に打ち抜かれ、羽
根本体11a〜14aが形成される。1枚の素材から20〜40
枚程度の羽根本体11a〜14aが打ち抜かれる。打ち抜き
は、FRPの場合、表材層の連続繊維の方向が羽根の長
手方向と一致するように行われる。打ち抜き時には、カ
シメピン17、18を通すための穴を同時に開けることが一
般的である。切断された羽根本体11a〜14aには、一例
として上述のTTLマルチパターン調光用の高反射率塗
装が施されて高反射率面11c〜14cが形成され、その反
射率がフィルム面とほぼ同等とされる。また、羽根本体
11a〜14aのスリット側端面には低反射率塗装が施され
て低反射率面11b〜14bが形成される。低反射率塗装
は、スリット露光時の露光ムラを防ぐためである。な
お、分割羽根11〜14のレンズ側の側面のみ高反射率塗装
を施し、スリット側端面およびフィルム側の側面に低反
射率塗装を施してもよい。あるいは、分割羽根を構成す
る各種素材の拡散反射率が十分低ければ、低反射率塗装
を施さずにスリット側の端面において素材を露出させて
低反射率面を形成してもよい。
【0015】低反射率塗装を施す場合、羽根本体11a〜
14aをまとめて治具等にセットしてスリット側の端面だ
けに塗装すると効率がよい。なお、スリット形成羽根11
のスリット側の端面だけに低反射率塗装を施し、他の分
割被い羽根12〜14のスリット側端面には低反射率塗装を
施さなくてもよい。この際、低反射率塗装専用の治具を
用いてレンズ側の高反射率塗装面を覆うか、あるいは塗
装法を工夫することによりレンズ側の側面への低反射率
塗装の回り込みを防ぐことが望ましい。ただし、羽根の
端面の極近傍(1mm以下)が黒色化塗装されること
は、幕間漏光防止の点で好ましい。また、分割羽根を打
ち抜く前の板材の一面に高反射率塗装を施した後で分割
羽根を打ち抜き、フィルム側の側面に低反射率塗装を施
してこの塗装の回り込みを利用することによりスリット
側の端面にも低反射率塗装を施すと、工程が簡略化され
て好ましい。
【0016】高反射率塗装の拡散反射率は7〜30%、低
反射率面の拡散反射率は15%以下、好ましくは9%以
下、特に好ましくは6%以下とする。拡散反射率は、波
長400nm〜800nm、簡単には可視光領域において分光
光度計により簡単に測定することができる。我々の測定
では、高反射率塗装の拡散反射率は波長によって変化し
ており、低波長ほど反射率は高くなっている。しかしな
がら、9%以下、特に6%以下の低反射率面は、拡散反
射率が波長400nm〜800nm、簡単には可視光領域にお
いてほぼ一定であり、拡散反射率が15%以下であれば露
光ムラの問題がないことを突き止めた。したがって、分
割羽根11〜14のスリット側端面に低反射率塗装などの低
反射率面11b〜14bを設けることにより、可視光領域に
おけるスリット側端面の反射を一様とすることができ
る。
【0017】低反射率塗装や高反射率塗装には、表面潤
滑性や耐摩耗性を付与することがより好ましい。また、
低反射率塗装または高反射率塗装の膜厚(乾燥硬化後)
は、一般に0.1〜10μm、好ましくは3〜6μmとす
る。厚くすると、羽根が反ってしまう。なお、高反射率
塗装の拡散反射率を、7〜15%に抑えることは幕間漏光
を防止するうえで好都合である。
【0018】分割羽根11〜14、特にスリットを形成する
スリット形成羽根11のスリット側端面に塗装ブツやプレ
ス抜き時のバリが存在している場合、スリット露光時に
露光ムラを生じる危険がある。この対策として、分割羽
根11〜14、特にスリット形成羽根11のスリット側端面を
軽く研磨する。研磨には、研磨粗さで分けるとラッピン
グやポリッシング、スムージングがあり、研磨手段で分
けると固定砥粒によるもの(エメリー紙、耐水研磨紙な
ど)と遊離砥粒によるものがある。研磨により、スリッ
ト露光時の露光ムラの問題が解消される。例えば、羽根
の一枚ずつを#80以上(好ましくは#400以上)の細か
い耐水研磨紙(エメリー紙)によって研磨してもよい
し、羽根を数枚重ねて研磨用治具にセットし、研磨盤や
ラップ盤等によって研磨してもよい。
【0019】また、分割羽根11〜14のスリット側端面に
塗装を施す場合、塗装の前後いずれにおいて研磨を行っ
てもよいが、分割羽根11〜14のスリット側端面の最終的
な凹凸を平滑化するために塗装後に研磨を行うことが好
ましい。低反射率塗装を研磨するときは、粗い研磨剤や
研磨紙を使用すると品質の安定化が難しいため、より細
かい研磨剤や研磨紙の使用が好ましい。研磨量として
は、羽根寸法の変化を避けるため、塗膜部分の一部また
は全部を研磨することが好ましい。露光ムラは、スリッ
ト間隔によっても異なるが、例えば高速シャッタのよう
に露光開始時のスリット間隔が0.5〜1mmと小さい場合
には20μmφ〜40μmφ、または20μm角〜40μm角を
超える突起または凹部があると露光ムラが現れる可能性
があることを本発明者は突き止めた。したがって、研磨
は30μm以下、特に10〜20μm以下の凹凸に仕上げるこ
とが好ましい。
【0020】
【作用】低反射率面11b〜14bは、スリット露光時にお
ける露光ムラを防止する目的で設けられている。露光ム
ラが起こる原因は不明確であり、本発明者は様々な推量
を元に試行錯誤の実験を繰り返した結果、高反射率面11
c〜14c、あるいはアルミ合金やチタン等の高反射基材
が露出している部分の拡散反射率が波長により変化する
ためではないか、すなわち、波長によって様々な強度の
反射が起こるためにスリット露光の際に露光ムラが生じ
てしまうのではないかと考えた。そのため、波長によっ
て様々な強度の反射が起こらない表面を色々探し求めた
結果、9%以下、特に6%以下の低反射率面は、拡散反
射率が可視光領域においてほぼ一定であり、また拡散反
射率が15%以下であれば露光ムラの問題がないことを突
き止めた。したがって、分割羽根11〜14、21〜24のスリ
ット側端面を、簡単にはスリット形成羽根11、21のスリ
ット側端面を可視光領域内においてその拡散反射率が15
%以下の低反射率面に形成したので、フォーカルプレー
ンシャッタSのスリット露光における露光ムラを防止す
ることができる。
【0021】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0022】
【実施例】
−第1実施例− 図1〜図4は、本発明による分割羽根が適用されたフォ
ーカルプレーンシャッタの第1実施例を示す図であっ
て、図1は正面図、図2はスリット露光時の先幕、後幕
の移動状態を示す正面図、図3は分割羽根の分解図、図
4は分割羽根の概略断面図である。
【0023】本実施例のフォーカルプレーンシャッタS
は不図示のレンズとフィルムとの間に介装され、より詳
細にはカメラの露光窓(アパーチャ)近傍に配置されて
いる。このフォーカルプレーンシャッタSは、図1に示
すように先幕10、後幕20、およびシャッタ基板30などを
備えている。先幕10は、1枚のスリット形成羽根11と3
枚の分割被い羽根12〜14とから構成されている。以下、
スリット形成羽根および分割被い羽根を総称して分割羽
根という。アーム15、16は、それぞれのスリット形成羽
根11および分割被い羽根12〜14を支持し、これらアーム
15、16は、シャッタ基板30に植設された軸X1、X2に回
転可能に連結されている。そして、スリット形成羽根11
および分割被い羽根12〜14は、それぞれカシメピン171
〜174及びカシメピン181〜184によりアーム15、16に回
転可能に連結されている。また、アーム16の孔16aには
駆動軸31が取り付けられており、この駆動軸31は、シャ
ッタ駆動時に周知のシャッタ駆動装置からの駆動力を受
けて先幕10を開閉する。
【0024】後幕20も、同様に1枚のスリット形成羽根
21と3枚の分割被い羽根22〜24とから構成されている。
アーム25、26は、それぞれのスリット形成羽根21および
分割被い羽根22〜24を支持し、これらアーム25、26は、
シャッタ基板30に植設された軸X3、X4に回転可能に連
結されている。そして、スリット形成羽根21および分割
被い羽根22〜24は、それぞれカシメピン271〜274及び28
1〜284によりアーム25、26に回転可能に連結されてい
る。また、アーム26の孔26aには駆動軸32が取り付けら
れており、この駆動軸32は、シャッタ駆動時に周知のシ
ャッタ駆動装置からの駆動力を受けて後幕20を開閉す
る。
【0025】これらのアーム15、16、25、26、軸X1
4、カシメピン17、18、27、28、駆動軸31、32は、そ
れぞれ分割羽根11〜14、21〜24を移動させる駆動機構1
9、29を構成している。
【0026】フラッシュ同調速度を超える高速シャッタ
スピードが指示されると、不図示のシャッタ駆動装置か
らの駆動力により先に駆動軸31が降下し、図2に示すよ
うに一番上のスリット形成羽根11から先に順次分割羽根
11〜14が降下し、先幕10および後幕20の各スリット形成
羽根11、21間に所定幅Wのスリットが形成された時点で
駆動軸32が同様に降下し、スリット形成羽根11、21間に
幅Wのスリットを形成した状態で先幕10および後幕20が
タイミングをずらして降下する。このようにしてスリッ
ト露光が行われる。
【0027】つぎに、本実施例の先幕10について、さら
に詳しく説明する。先幕10を構成するスリット形成羽根
11および分割被い羽根12〜14は、図4に示すようにアル
ミニウム、チタン等の金属材料からなる羽根本体11a〜
14aのスリット側(すなわち図1、図2において上側)
の端面およびフィルム側の表面に黒色化塗装などを施し
た低反射率部11b〜14bが設けられ、レンズ側の表面に
は上述のTTL自動調光制御装置に対応するために白色
化塗装を施した高反射率部11c〜14cが形成されてい
る。なお、後幕20の構成も先幕10と同様であるのでその
説明を省略する。
【0028】本実施例のスリット形成羽根11および分割
被い羽根12〜14を製造するには、まずアルミニウム、チ
タン等の金属板を所定の形状(図3参照)に打ち抜いて
羽根本体11a〜14aを形成する。切断時には、カシメピ
ンを通すための穴を同時に開けることが好ましい。つい
で、羽根本体11a〜14aのレンズ側の表面に厚さ3〜6
μmの白色化塗装を施して高反射率部11c〜14cを形成
し、その後に、羽根11〜14のフィルム側の表面とスリッ
ト側の端面に厚さ3〜6μmの黒色化塗装を行って低反
射率部11b〜14bを形成する。なお、スリット形成羽根
11のスリット側の端面だけに黒色化塗装11bを施し、他
の分割被い羽根12〜14のスリット側端面には黒色化塗装
を施さなくてもよい。
【0029】白色化塗装の拡散反射率は7〜30%、黒色
化塗装の拡散反射率は、15%以下、好ましくは9%以
下、特に好ましくは6%以下とする。黒色化塗装や白色
化塗装には、表面潤滑性や耐摩耗性を付与することがよ
り好ましい。また、黒色化塗装または白色化塗装の膜厚
(乾燥硬化後)は、一般に0.1〜10μm、好ましくは3
〜6μmとする。厚くすると、羽根が反ってしまう。
【0030】最後に、低反射率部11b〜14bおよび高反
射率部11c〜14cが形成された分割羽根11〜14にアーム
15、16を連結してシャッタ基板30に組み上げて、図1に
示すフォーカルプレーンシャッタSが完成する。
【0031】以上のような構成を有するフォーカルプレ
ーンシャッタSと、低反射率部11b〜14bを有しない従
来のスリット形成羽根を備えたフォーカルプレーンシャ
ッタとをそれぞれ実際のカメラに組み込んで、スリット
露光による実写テストを行った結果、低反射率部11b〜
14bを有しない従来のフォーカルプレーンシャッタは露
光ムラを生じたが、黒色化塗装を施して低反射率部11b
〜14bを形成したものには露光ムラが確認されなかっ
た。したがって、本実施例によれば、スリット形成羽根
11および分割被い羽根12〜14のスリット側の端面に低反
射率部11b〜14bを形成したので、フォーカルプレーン
シャッタSのスリット露光における露光ムラを防止する
ことができる。
【0032】−第2実施例− 図5は、本発明によるスリット形成羽根が適用されたフ
ォーカルプレーンシャッタの第2実施例を示す図であっ
て、分割羽根のみを取り出して示した概略断面図であ
る。なお、フォーカルプレーンシャッタSの構成は、ス
リット形成羽根11および分割被い羽根12〜14の羽根本体
11a〜14aがCFRPで形成されていること、および低
反射率部11bの形成方法が上述の第1実施例と異なるの
みであるので、第1実施例と同様の構成要素については
同一の符号を付し、その説明を省略する。なお、本実施
例においても後幕20の構成は先幕10のそれと同様である
ため、説明を省略する。
【0033】羽根本体11a〜14aの全面に厚さ3〜6μ
mの白色化塗装を施して高反射率部11c〜14cを形成
し、その後に、スリット形成羽根11のスリット側の端面
を#150又は#400、#600、#1200のエメリー紙(耐水
研磨紙)により、それぞれ軽く研磨し端面の白色化塗装
を取り除いた。スリット形成羽根11〜14はCFRPによ
り作製されているため、スリット側の端面はCFRP材
の下地のままとなるが、拡散反射率は6%以下であるた
めスリット側の端面はそのまま低反射表面を有する低反
射率部11bとなるため、この後に黒色化塗装を施す必要
はないが、実施例1と同様に黒色化塗装を施しても構わ
ない。また、フィルム側に塗装を施さずにCFRP材の
下地のままとすると、拡散反射率は6%以下となるため
幕間漏光防止および工程簡略化の点で好ましい。もちろ
ん、第1実施例と同様にレンズ側に白色化塗装を施し、
フィルム側に黒色化塗装を施してスリット側端面を研磨
することにより仕上げてもかまわない。
【0034】最後に、低反射率部11bおよび高反射率部
11c〜14cが形成された分割羽根11〜14にアーム15、16
を連結してシャッタ基板30に組み上げて、図1に示すフ
ォーカルプレーンシャッタSが完成する。
【0035】以上のような構成を有するフォーカルプレ
ーンシャッタSと、低反射率部11bを有しない従来のス
リット形成羽根を備えたフォーカルプレーンシャッタと
をそれぞれ実際のカメラに組み込んで、スリット露光に
よる実写テストを行った結果、低反射率部11bを有しな
い従来のフォーカルプレーンシャッタは露光ムラを生じ
たが、低反射率部11bを有する本実施例のフォーカルプ
レーンシャッタSでは露光ムラは確認されなかった。し
たがって、本実施例においても、スリット形成羽根11の
端面に低反射率部11bを形成したので、このスリット側
の端面での反射を波長によらず一様とすることができ、
フォーカルプレーンシャッタSのスリット露光における
露光ムラを防止することができる。特に、本実施例では
スリット形成羽根11のスリット側端面にのみ低反射率部
11bを形成し、他の分割被い羽根12〜14のスリット側端
面には低反射率部を形成していないので、工程の簡略化
を図ることができる。
【0036】なお、本発明のフォーカルプレーンシャッ
タの分割羽根は、その細部が上述した各実施例に限定さ
れず、種々の変形や変更ができる。例えば、このフォー
カルプレーンシャッタは、TTL自動調光装置対応のシ
ャッタに限らず、シャッタ面反射測光を行うために白色
化するすべてのシャッタに適用することができる。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、分割羽根またはスリット形成羽根のスリット側の
端面に低反射率部を形成したので、フォーカルプレーン
シャッタのスリット露光における露光ムラを防止するこ
とができ、シャッタ幕面の反射率をTTLマルチパター
ン調光が可能な反射率に調整し、かつ、スリット露光時
の露光ムラを防止することの可能なフォーカルプレーン
シャッタを実現することができる。特に、請求項4の発
明によれば、分割羽根のスリット側端面の拡散反射率を
6%以下にしているので、可視光領域内においてその拡
散反射率をほぼ一定とすることができ、スリット露光時
の露光ムラをさらに防止することができる。また、請求
項5の発明によれば、分割羽根のレンズ側の表面の拡散
反射率を7〜15%の範囲内にしているので、露光ムラを
防止しつつさらに分割羽根の羽根相互の重なりが小さい
場合でも有効に幕間漏光を抑制することができる。一
方、請求項6の発明によれば、分割羽根のフィルム側の
表面の拡散反射率を15%以下にしているので、フィルム
側表面とフィルム面との間における光の多重反射を防い
でフレア、露光ムラをともに防止することができる。ま
た、請求項9の発明によれば、スリット側の端面の凹凸
を30μm以下に形成し、スリット側端面の凹凸を抑制
しているので、スリット露光時の露光ムラをさらに防止
することができる。そして、請求項10の発明によれ
ば、分割羽根のうちスリット形成羽根のスリット側端面
にのみ低反射率面を形成しているので、工程の簡略化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である分割羽根が適用され
たフォーカルプレーンシャッタを示す正面図である。
【図2】スリット露光時における第1実施例のフォーカ
ルプレーンシャッタを示す正面図である。
【図3】第1実施例の分割羽根を示す分解図である。
【図4】第1実施例の分割羽根を示す概略断面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例である分割羽根を示す概略
断面図である。
【符号の説明】
S フォーカルプレーンシャッタ 10 先幕 20 後幕 11〜14、21〜24 分割羽根 11a〜14a 羽根本体 11b〜14b 低反射率部 11c〜14c 高反射率部 11、21 スリット形成羽根 12〜14、22〜24 分割被い羽根 15、16、25、26 アーム 17、18、27、28 カシメピン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズとフィルムとの間に介装された先
    幕および後幕をそれぞれ複数枚の分割羽根で構成し、前
    記先幕および後幕の相対向する端部の間に所定幅のスリ
    ットを形成して前記フィルムの露光動作を行うフォーカ
    ルプレーンシャッタの分割羽根において、 前記分割羽根のレンズ側の表面の拡散反射率が可視光領
    域内において7〜30%の範囲内であり、かつ、前記ス
    リット側の端面が、可視光領域内においてその拡散反射
    率が15%以下の低反射率面に形成されていることを特
    徴とするフォーカルプレーンシャッタの分割羽根。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の分割羽根において、 前記低反射率面は塗装面であることを特徴とするフォー
    カルプレーンシャッタの分割羽根。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の分割羽根において、 前記分割羽根が、可視光領域内においてその拡散反射率
    が15%以下の材質からなり、 前記分割羽根の表面は前記スリット側の端面を残して塗
    装面とされていることを特徴とするフォーカルプレーン
    シャッタの分割羽根。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の分
    割羽根において、 前記スリット側の端面の拡散反射率が可視光領域内にお
    いて6%以下であることを特徴とするフォーカルプレー
    ンシャッタの分割羽根。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の分
    割羽根において、 前記レンズ側の表面が、可視光領域内においてその拡散
    反射率が7〜15%の範囲内の面に形成されていること
    を特徴とするフォーカルプレーンシャッタの分割羽根。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の分
    割羽根において、 前記フィルム側の表面が、可視光領域内においてその拡
    散反射率が15%以下の面に形成されていることを特徴
    とするフォーカルプレーンシャッタの分割羽根。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の分割羽根において、 前記フィルム側の表面の拡散反射率が可視光領域内にお
    いて6%以下であることを特徴とするフォーカルプレー
    ンシャッタの分割羽根。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の分
    割羽根において、 前記フィルム側の表面の拡散反射率が前記スリット側の
    端面の拡散反射率と同等であることを特徴とするフォー
    カルプレーンシャッタの分割羽根。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の分
    割羽根において、 前記スリット側の端面の凹凸が30μm以下に形成され
    ていることを特徴とするフォーカルプレーンシャッタの
    分割羽根。
  10. 【請求項10】 レンズとフィルムとの間に介装された
    先幕および後幕をそれぞれ1枚のスリット形成羽根と少
    なくとも1枚の分割被い羽根とで構成し、前記一対のス
    リット形成羽根の相対向する端部の間に所定幅のスリッ
    トを形成して前記フィルムの露光動作を行うフォーカル
    プレーンシャッタのスリット形成羽根において、 前記スリット側の端面が、可視光領域内においてその拡
    散反射率が15%以下の低反射率面に形成されているこ
    とを特徴とするフォーカルプレーンシャッタのスリット
    形成羽根。 【0001】
JP5127068A 1992-09-10 1993-05-28 フォーカルプレーンシャッタの分割羽根およびスリット形成羽根 Pending JPH06138517A (ja)

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